JPH0621977U - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
- Publication number
- JPH0621977U JPH0621977U JP6354292U JP6354292U JPH0621977U JP H0621977 U JPH0621977 U JP H0621977U JP 6354292 U JP6354292 U JP 6354292U JP 6354292 U JP6354292 U JP 6354292U JP H0621977 U JPH0621977 U JP H0621977U
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- JP
- Japan
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- tip
- applicator
- spherical
- seat member
- chip
- Prior art date
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- Pending
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- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】チップに座部を形成する必要がなくて製造が簡
単であり、塗布液の吐出が正確な塗布具を提供する。 【構成】金属パイプからなるチップ2に球状塗布体1を
回転自由に抱持し、チップ内に、尾端側に段部 52 を有
する座部材5を球状塗布体との間にボールストロークだ
け隙間をあけた状態で固着し、もしくはチップの尾端に
固着された係止駒と球状塗布体1の間に円筒状の座部材
5をボールストロークだけ前後動可能に配置し、球状塗
布体1は、一端が段部 52 もしくは係止駒に係止したス
プリング6で弾発されてチップの内向きの先端縁 21 に
接触し、塗布時には、座部材5に接触して回転するよう
にする。
単であり、塗布液の吐出が正確な塗布具を提供する。 【構成】金属パイプからなるチップ2に球状塗布体1を
回転自由に抱持し、チップ内に、尾端側に段部 52 を有
する座部材5を球状塗布体との間にボールストロークだ
け隙間をあけた状態で固着し、もしくはチップの尾端に
固着された係止駒と球状塗布体1の間に円筒状の座部材
5をボールストロークだけ前後動可能に配置し、球状塗
布体1は、一端が段部 52 もしくは係止駒に係止したス
プリング6で弾発されてチップの内向きの先端縁 21 に
接触し、塗布時には、座部材5に接触して回転するよう
にする。
Description
【0001】
本考案は、修正液や化粧液などの粘度の高い塗布液が充填された塗布具に関す るものである。
【0002】
塗布体が球状の塗布具は、可撓性材により成形されて塗布液が充填された塗布 液タンクの先端に例えば金属パイプからなるチップが取り付けられており、ボー ルペンと同様に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状態で球状塗布 体が回転自由に抱持されている。そして、塗布液タンク内の塗布液が球状塗布体 の表面に供給され、塗布面上を球状塗布体が回転することによって塗布面に塗布 されるが、球状塗布体をスプリングで弾発された可動子の先端面で前方に付勢し ているものが多い。つまり、不使用時に、球状塗布体をチップの内向きの先端縁 に密着させ、球状塗布体とチップの先端縁で弁機構を構成して修正液が吐出しな いようにしている。そして、金属パイプからなるチップの先端近傍を軸線方向に 向けて3ヵ所程度凹陥させて座部を形成し、塗布時には、球状塗布体がスプリン グの弾発力に抗して後退して弁機構が開き、座部に接触した状態で回転するよう になっている。
【0003】
かかる塗布具において、塗布液の吐出量を一定にするために、塗布時に球状塗 布体が後退する距離(ボールストローク)を一定にする必要がある。つまり、座 部の位置を正確に定める必要がある。しかし、金属パイプからなるチップの先端 近傍を軸線方向に向けて押圧変形させて座部を形成するとき、座部の位置を正確 に定めるのが困難であり、しかも座部の形成に手間を要する不具合がある。
【0004】 そこで本考案は、チップに座部を形成する必要がなくて製造が簡単であり、塗 布液の吐出が正確な塗布具を提供することを目的とする。
【0005】
かかる目的を達成するために、本考案の塗布具は、金属パイプからなるチップ に球状塗布体がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転自由に抱持され 、このチップが粘度の高い造膜性塗布液が充填された塗布液タンクに接続された 塗布具において、チップ内に、尾端側に段部を有する円筒状の座部材を球状塗布 体との間にボールストロークだけ隙間をあけた状態で固着し、球状塗布体は、一 端が段部に係止したスプリングで弾発されてチップの内向きの先端縁に接触し、 塗布時には、座部材に接触して回転するようにする。
【0006】 また、チップの尾端に係止駒を固着するとともに、係止駒と球状塗布体の間に 円筒状の座部材をボールストロークだけ前後動可能に配置し、球状塗布体が、一 端が係止駒に係止したスプリングで弾発されてチップの内向きの先端縁に接触し 、塗布時には、尾端が係止駒に当接した座部材に接触して回転するようにしても 同じ目的を達成することができる。
【0007】
従来例の金属パイプからなるチップを凹陥させて形成した座部に代えて座部材 を使用するので、手間を要する座部を形成する必要がなくて製造が簡単である。 そして、この座部材を球状塗布体との間にボールストロークだけ隙間をあけた状 態で固着するか、もしくはチップの尾端に固着された係止駒と球状塗布体の間に 座部材をボールストロークだけ前後動可能に配置するので、ボールストロークを 一定にし易く、塗布液の吐出が正確になる。
【0008】
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明する。図1において、 先端部分の内径が1.05mmφのステンレスパイプよりなるチップ2の先端に、 直径が1.0mmφの超硬ボールからなる球状塗布体1がチップ2の内向きに変形 された先端縁 21 からその一部が臨出した状態で回転自由に抱持されている。こ のチップ2がホルダー3で保持され、ホルダー3に可撓性材により成形された塗 布液タンク4が接続されている。また、チップ2内にスプリング6と座部材5が 配置されており、座部材5先端の座面 51 とチップ2の先端縁 21 の間がボール ハウス 22 である。そして、塗布液タンク4の内部からチップ2にかけて、例え ば粘度が30〜40cpsであって造膜性の高い修正液である塗布液が充填され ている。
【0009】 ここで、座部材5は円筒状であり、その先端が前記のとおり座面 51 である。 また、座部材5の尾端がやや大径の圧入部 53 であり、その内面に段部 52 が形 成されている。そして、圧入部 53 がチップ2内に圧入されて固着されるが、チ ップ2の尾端縁と座部材5の尾端縁が一致するまで圧入すると球状塗布体1と座 面 51 の間隔が所定のボールストロークになるように設計されている。なお、圧 入に代えて、かしめなどで座部材5をチップ2内に固着してもよいが、このとき もチップ2の尾端縁と座部材5の尾端縁が一致した状態で固着する。また座部材 5の内孔に挿通され、一端が段部 52 に係止したスプリング6が球状塗布体1を 前方に弾発しており、非使用時は球状塗布体1は内向きに変形されたチップ2の 先端縁 21 に接触している。なお、図2に示すように、座部材5の外周に段部 5 2 を設け、スプリング5を座部材6の外側に配置しても良い。
【0010】 次に、図3や図4に示すように、塗布液通過部 71 を有する係止駒7をチップ 2の尾端に圧入して固着し、係止駒7と球状塗布体1の間に座部材5とスプリン グ6を配置し、一端が係止駒7に係止したスプリング6が球状塗布体1を前方に 弾発して球状塗布体1をチップ2の先端縁 21 に接触するようにしてもよい。こ の場合は、座部材5は自由状態で配置されており、前後方向にボールストローク だけ移動可能である。この係止駒7を使用する例では、部品数は多くなるが、不 使用時には、座部材5が自由に移動できるので、座部材5で塗布液を撹拌できる 利点がある。
【0011】 しかして使用に際しては、塗布液タンク4を指先で押圧して内容積を減少させ ると、塗布液が球状塗布体1の外周に付着する。そして、塗布面に沿って押圧し ながら移動させると、球状塗布体1がスプリング6の弾発力に抗して後退して球 状塗布体1と先端縁 21 からなる弁機構が開き、かつ球状塗布体1が座部材5の 座面 51 に接触した状態で回転するので、一定のボールストロークが得られ、塗 布液の適正な吐出量で塗布することができる。
【0012】
以上説明したように、本考案の塗布具は、座部材を球状塗布体との間にボール ストロークだけ隙間をあけた状態でチップ内に固着するか、もしくはチップの尾 端に固着された係止駒と球状塗布体の間に座部材をボールストロークだけ前後動 可能に配置するので、手間を要する座部を形成する必要がなくて製造が簡単であ り、かつボールストロークを一定にし易く、塗布液の適正な吐出量で塗布するこ とが可能な塗布具とするこができる。
【図1】本考案実施例の断面図である。
【図2】チップ内の第2実施例の断面図である。
【図3】チップ内の第3実施例の断面図である。
【図4】チップ内の第4実施例の断面図である。
1 球状塗布体 2 チップ 21 チップの先端縁 22 ボールハウス 3 ホルダー 4 塗布液タンク 5 座部材 51 座面 52 座部材の段部 53 座部材の圧入部 6 スプリング 7 係止駒 71 塗布液通過部
Claims (2)
- 【請求項1】 金属パイプからなるチップに球状塗布体
がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転自由
に抱持され、該チップに粘度の高い造膜性塗布液が充填
された塗布液タンクが接続された塗布具において、 前記チップ内に、尾端側に段部を有する円筒状の座部材
が該球状塗布体との間にボールストロークだけ隙間をあ
けた状態で固着され、該球状塗布体は、一端が該段部に
係止したスプリングで弾発されてチップの内向きの先端
縁に接触し、塗布時には、該座部材に接触して回転する
ことを特徴とする塗布具。 - 【請求項2】 金属パイプからなるチップに球状塗布体
がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転自由
に抱持され、該チップに粘度の高い造膜性塗布液が充填
された塗布液タンクが接続された塗布具において、 前記チップの尾端に係止駒が固着されるとともに、該係
止駒と該球状塗布体の間に座部材がボールストロークだ
け前後動可能に配置され、該球状塗布体は、一端が該係
止駒に係止したスプリングで弾発されてチップの内向き
の先端縁に接触し、塗布時には、尾端が該係止駒に当接
した該座部材に接触して回転することを特徴とする塗布
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6354292U JPH0621977U (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6354292U JPH0621977U (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 塗布具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621977U true JPH0621977U (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=13232217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6354292U Pending JPH0621977U (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621977U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010125787A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Zebra Pen Corp | ボールペンチップ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024236B1 (ja) * | 1970-12-31 | 1975-08-14 | ||
JPH0241986B2 (ja) * | 1983-11-25 | 1990-09-20 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP6354292U patent/JPH0621977U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024236B1 (ja) * | 1970-12-31 | 1975-08-14 | ||
JPH0241986B2 (ja) * | 1983-11-25 | 1990-09-20 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010125787A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Zebra Pen Corp | ボールペンチップ |
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