JPH0615218A - 塗布具の製造方法 - Google Patents

塗布具の製造方法

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JPH0615218A
JPH0615218A JP4198940A JP19894092A JPH0615218A JP H0615218 A JPH0615218 A JP H0615218A JP 4198940 A JP4198940 A JP 4198940A JP 19894092 A JP19894092 A JP 19894092A JP H0615218 A JPH0615218 A JP H0615218A
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JP
Japan
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chip
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spherical
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coater
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JP4198940A
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Eiji Okamoto
英士 岡本
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Sailor Pen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な方法でチップの先端縁と球状塗布体との
なじみが良くなり、非使用時に塗布液が吐出することの
ない塗布具の製造方法を提供する。 【構成】塗布液タンクにチップが接続され、チップ先端
のボールハウスに球状塗布体がその一部が先端から臨出
した状態で回転自由に抱持されるとともに、球状塗布体
が前方に付勢されてチップの内向きの先端縁に接触した
塗布具の製造方法であって、球状塗布体1をチップ2の
ボールハウス 22 に入れてチップ2の先端縁 26 をかし
めた後に、チップ2にその後端から棒状の座打ち治具9
を挿入し、球状塗布体1を座打ちしてチップ2の先端縁
26 を球状塗布体1の球面形状に変形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、修正液や化粧液などの
粘度の高い塗布液が充填された塗布具の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】塗布体が球状の塗布具は、可撓性材によ
り成形されて塗布液が充填された塗布液タンクの先端に
チップが取り付けられており、ボールペンと同様に、チ
ップ先端のボールハウスに球状塗布体がその一部が先端
から臨出した状態で回転自由に抱持されている。そし
て、塗布液タンク内の塗布液が球状塗布体の表面に供給
され、塗布面上を球状塗布体が回転することによって塗
布面に塗布されるが、不使用時には、スプリングで弾発
された球状塗布体をチップの内向きの先端縁に密着さ
せ、球状塗布体とチップの先端縁で弁構造を構成して塗
布液が吐出しないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる塗布具におい
て、チップのボールハウスに球状塗布体を入れてからチ
ップの先端縁をかしめにより内向きに変形させるが、か
しめにより内向きに変形させるのみでは、チップの先端
縁の形状がいびつになって球状塗布体とのなじみが悪
く、両者で構成する弁構造が十分に機能しないことがあ
る。従って、塗布液タンク内の温度が高くなった場合な
どにおいて、塗布液がチップから吐出することがある。
【0004】そこで本発明は、簡単な方法でチップの先
端縁と球状塗布体とのなじみが良くなり、非使用時に塗
布液が吐出することのない塗布具の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、粘度の高い造膜性塗布液が充填された
塗布液タンクにチップが接続され、チップ先端のボール
ハウスに球状塗布体がその一部が先端から臨出した状態
で回転自由に抱持されるとともに、球状塗布体が前方に
付勢されてチップの内向きの先端縁に接触した塗布具の
製造方法であって、球状塗布体をチップのボールハウス
に入れてチップの先端縁をかしめた後に、チップにその
後端から棒状の座打ち治具を挿入し、球状塗布体を座打
ちしてチップの先端縁を球状塗布体の球面形状に変形さ
せる。
【0006】
【作用】球状塗布体をチップのボールハウスに入れてチ
ップの先端縁をかしめた後に、チップの中心孔にその後
端から棒状の座打ち治具を挿入して球状塗布体を座打ち
し、チップの先端縁を球状塗布体の球面形状に変形させ
るので、チップの先端縁と球状塗布体のなじみが良くな
り、非使用時において、前方に付勢された球状塗布体が
チップの内向きの先端縁に一様に密着する。従って、弁
機能が向上し、塗布液が吐出することがない。
【0007】
【実施例】以下に図面に基づいて本発明の実施例を具体
的に説明する。図1において、ステンレス製のチップ2
は、砲弾型をしており、先端に形成されたボールハウス
22 は、内径が1.05mmφであり、中心孔 23 および
放射状に形成された複数個の縦溝 24 を介して塗布液通
過孔 21 と連通している。そして、図1の中心線の左側
に示すように、直径が1.0mmφの超硬ボールからなり
る球状塗布体1をボールハウス 22 に入れ、ボールハウ
ス 22 の底面である座部 25 で受ける。このとき、球状
塗布体1は、チップ2のボールハウス 22 から0.23
mmだけ突出している。
【0008】続いて、図1の中心線の右側に示すよう
に、チップ2の先端縁 26 をかしめて内向きに変形させ
る。これによって、チップ2の先端縁 26 からその一部
が臨出した状態で球状塗布体1が抱持される。
【0009】次に、図2に示すように、球状塗布体1を
保持したチップ2を受け具8の保持孔 81 に挿入して保
持する。このとき、保持孔 81 の底面 82 と球状塗布体
1は、80〜100μm 程度離間している。そして、チ
ップ2の後端から塗布液通過孔 21 に棒状の座打ち治具
9を挿入し、矢印で示すように、例えば150gの荷重
で座打ちを行う。
【0010】この座打ち操作によって、図3に示すよう
に、球状塗布体1が前進して底面 82 に衝合する。そし
て、この過程で先端縁 26 が塑性変形するが、このと
き、先端縁 26 の内面は、球状塗布体1で押圧されるの
で、球状塗布体1の曲率と同じ曲率の球面形状に変形す
る。従って、チップ2を受け具8から取り出し、座打ち
治具9を抜くと、球状塗布体1は、ボールハウス 22 内
で、前後方向に80〜100μm 程度の範囲で移動可能
で、かつ回転自由に抱持される。
【0011】かかるチップ2の塗布液通過孔 21 内に、
図4に示すように、質量の小さなスプリング5を配置す
る。つまり、ホルダー3内に筒状の入子6を圧入し、入
子6と球状塗布体1の間にはスプリング5を介装させ、
球状塗布体1を前方に弾発する。そして、このチップ2
をホルダー3に圧入して保持し、更にホルダー3を可撓
性材により成形された塗布液タンク4に接続する。塗布
液タンク4の内部から塗布液通過孔 21 にかけて、例え
ば粘度が30〜40cpsであって造膜性の高い修正液
である塗布液(図示略)が充填されている。
【0012】しかして使用に際しては、塗布液タンク4
を指先で押圧して内容積を減少させると、塗布液が球状
塗布体1の外周に付着する。そして、塗布面に沿って押
圧しながら移動させると、球状塗布体1がスプリング5
の弾発力に抗して後退し、座部 25 に接触した状態で回
転するので、塗布することができる。
【0013】そして、非使用時は、球状塗布体1はスプ
リング5で弾発されているので、チップ2の先端縁 26
に接触するが、先端縁 26 が球状塗布体1の球面形状に
変形しているので、球状塗布体1はその全周にわたって
先端縁 26 に密着する。つまり、球状塗布体1とチップ
2の先端縁 26 からなる弁機構が完全に機能し、塗布液
が不意に吐出することかない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、球状塗
布体をチップのボールハウスに入れてチップの先端縁を
かしめた後に、チップにその後端から棒状の座打ち治具
を挿入して球状塗布体を座打ちし、チップの先端縁を球
状塗布体の球面形状に変形させるので、チップの先端縁
とスプリングで弾発された球状塗布体のなじみが良くな
り、非使用時において、塗布液が不意に吐出することが
ない塗布具を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程説明図である。
【図2】本発明の工程説明図である。
【図3】本発明の工程説明図である。
【図4】塗布具の断面図である。
【符号の説明】
1 球状塗布体 2 チップ 21 塗布液通過孔 22 ボールハウス 26 チップの先端縁 3 ホルダー 4 塗布液タンク 5 スプリング 8 受け具 9 座打ち治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘度の高い造膜性塗布液が充填された塗
    布液タンクにチップが接続され、該チップ先端のボール
    ハウスに球状塗布体がその一部が先端から臨出した状態
    で回転自由に抱持されるとともに、該球状塗布体が前方
    に付勢されてチップの内向きの先端縁に接触した塗布具
    の製造方法であって、 前記球状塗布体をチップのボールハウスに入れてチップ
    の先端縁をかしめた後に、チップにその後端から棒状の
    座打ち治具を挿入し、球状塗布体を座打ちしてチップの
    先端縁を球状塗布体の球面形状に変形させることを特徴
    とする塗布具の製造方法。
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