JPH0621913U - インサート部品 - Google Patents

インサート部品

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Publication number
JPH0621913U
JPH0621913U JP5975792U JP5975792U JPH0621913U JP H0621913 U JPH0621913 U JP H0621913U JP 5975792 U JP5975792 U JP 5975792U JP 5975792 U JP5975792 U JP 5975792U JP H0621913 U JPH0621913 U JP H0621913U
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JP
Japan
Prior art keywords
clip
clip mounting
raw material
mounting portion
mounting seat
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5975792U
Other languages
English (en)
Inventor
睦雄 藤井
Original Assignee
西川化成株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 西川化成株式会社 filed Critical 西川化成株式会社
Priority to JP5975792U priority Critical patent/JPH0621913U/ja
Publication of JPH0621913U publication Critical patent/JPH0621913U/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡成形原料のクリップ取付部への侵入を確
実に阻止して発泡成形原料がクリップ取付部に付着しな
いようにする。 【構成】 発泡成形品Bに一部分が露出するようにイン
サートされ、露出部にクリップ取付部5を有するクリッ
プ取付座Aにおいて、クリップ取付部5の全周に切取り
可能な薄肉状のリップ13を延設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インサート部品の改良に関し、詳しくは例えば自動車のドアトリム をドアインナーパネルにクリップによって組み付ける際、該クリップをドアトリ ムに取り付けるために該ドアトリムにインサートされるクリップ取付座の改良に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のドアトリム等の内装品裏面には、例えば特開平4―4901 4号公報に開示されているように、クリップが取付部を露出した状態でインサー トされている。そして、このクリップをドアインナーパネル等の被取付体の係合 部に係合させることにより、内装品を被取付体にクリップによって組み付けるよ うになされている。このようなクリップを内装品に一部露出してインサートする 場合、クリップの露出部となる取付部を成形型の凹部に挿入し、内装品を構成す る発泡成形原料が上記取付部に付着しないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の如くクリップの取付部を成形型の凹部に挿入して成形しても 、実際には発泡成形原料が発泡圧によって成形型の凹部に侵入し、クリップの取 付部に発泡成形原料が付着して係合機能を阻害するという問題がある。
【0004】 この発泡成形原料の型凹部への侵入を阻止するには、型凹部周りをテープ等に よってシールする必要があるが、テープの貼付け作業が煩わしく、作業性の低下 を招くので採用し難い。
【0005】 ところで、内装品を被組付体に組み付けるためのクリップは、上述の如く直接 に内装品にインサートされて取り付けられる場合のほかに、クリップ取付座を介 して内装品に取り付けられる場合がある。そして、この場合には、クリップをク リップ取付座のクリップ取付部に取り付けた状態で、クリップ取付部を成形型の 凹部に挿入して成形するので、上記の場合と同様に、発泡成形原料が発泡圧によ って型凹部に侵入し、クリップ取付部に発泡成形原料が付着するという不具合が ある。
【0006】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上 記の後者の如くクリップ取付部を有するインサート部品においてそのクリップ取 付部周りの構造を改良することにより、煩わしいテープ貼付け作業をすることな く発泡成形原料のクリップ取付部への侵入を確実に阻止し、発泡成形原料がクリ ップ取付部に付着しないようにせんとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、発泡成形品に一部分が露出するように インサートされ、該露出部にクリップ取付部を有するインサート部品を対象とし 、次のような解決手段を講じた。
【0008】 すなわち、本考案の解決手段は、上記クリップ取付部の全周に切取り可能な薄 肉状のリップを延設したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記の構成により、本考案では、成形時、インサート部品のクリップ取付部が 成形型の凹部に挿入され、かつクリップ取付部の全周に延設された切取り可能な 薄肉状のリップが上記成形型の凹部内に位置せしめられることから、成形型内に 注入された発泡成形原料が成形型の凹部に侵入しても、この侵入した発泡成形原 料は上記リップによって遮られてクリップ取付部に至らず、発泡成形原料がクリ ップに付着しない。
【0010】 また、上述の如くして発泡成形原料のクリップへの付着が防止されることから 、侵入阻止用のテープがいらず、煩わしいテープ貼付け作業をしなくて済む。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1ないし図3は本考案の実施例に係るインサート部品としての樹脂製クリッ プ取付座Aを示す。該クリップ取付座Aは円筒形の取付座本体1を備えてなり、 該取付座本体1の基端外側には外側方に張り出すフランジ部3が一体に成形され ているとともに、先端側内部にはクリップ取付部5が一体に成形され、該クリッ プ取付部5によって取付座本体1の先端側が閉塞されている。
【0013】 また、上記クリップ取付部5には2つのスリット状の取付孔7,7が形成され 、該取付孔7,7にクリップ9の取付片11,11を外側から挿入して内側で折 り曲げることにより、上記クリップ9をクリップ取付部5に取り付けるようにな されている。
【0014】 さらに、本考案の特徴として、上記クリップ取付部5の全周には切取り可能な 薄肉状の円筒形のリップ13が延設され、該リップ13の外周面と取付座本体1 の外周面との境目には段部15が形成されている。
【0015】 このように構成されたクリップ取付座Aは、図4に示すように、成形型17の 上型19に形成された凹部21に先端側つまりクリップ取付部5およびリップ1 3を挿入し、この際、段部15を凹部21の段部23に係合させるようにして上 型19にセットされる。この状態で、取付座本体1のフランジ部3側ほぼ半分が 上型19の成形面から露出している。そして、下型25に表皮材27およびガラ ス繊維マット29をセットした後、成形型17を型締めして上型19と下型25 とで構成されるキャビティ31にウレタン等の発泡成形原料を注入することによ り、取付座本体1のフランジ部3側ほぼ半分が樹脂発泡層33にインサートされ るとともに、クリップ取付部5およびリップ13が樹脂発泡層33から露出した 例えば自動車用内装品としてのドアトリム等の発泡成形品Bが得られる。
【0016】 このようにして発泡成形品Bの樹脂発泡層33にインサートされたクリップ取 付座Aは、図5に示すように、リップ13が段部15から切り取られ、クリップ 9がクリップ取付座Aから突出する。そして、クリップ9をドアインナーパネル 等の被取付体の係合部に係合させることにより、発泡成形品Bを被取付体にクリ ップ9によって組み付けるようにしている。
【0017】 このように、本実施例では、クリップ取付座Aを上型19にセットする際、ク リップ取付部5およびリップ13を上型19の凹部21に挿入することから、キ ャビティ31に注入された発泡成形原料が上型19の凹部21に侵入しても、こ の侵入した発泡成形原料を上記リップ13によって遮ってクリップ取付部5に回 り込まないようにでき、発泡成形原料がクリップ9に付着するのを防止すること ができる。
【0018】 また、上記実施例では、発泡成形原料のクリップ9への付着を防止することが できることから、侵入阻止用のテープを用いなくてよく、煩わしいテープ貼付け 作業を省略することができて作業性を向上させることができる。
【0019】 さらに、上記実施例では、リップ13と取付座本体1との境目の段部15を外 側に形成しているので、クリップ取付座Aのインサート後にリップ13を切り取 る際、上記段部15を目印として簡単に切り取ることができて至便である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、クリップ取付部の全周に切取り可能な 薄肉状のリップを延設したので、成形時に、発泡成形原料のクリップ取付部への 回り込みを上記リップで確実に阻止でき、発泡成形原料のクリップへの付着を付 着することができるとともに、煩わしいテープ貼付け作業をなくして作業性を向 上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップ取付座の縦断側面図である。
【図2】クリップ取付座の縦断正面図である。
【図3】クリップおよびクリップ取付座の分解斜視図で
ある。
【図4】クリップ取付座の発泡成形品へのインサート状
態を示す縦断面図である。
【図5】インサート後にクリップ取付座のリップを切り
取った状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5 クリップ取付部 9 クリップ 13 リップ A クリップ取付座(インサート部品) B 発泡成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:20 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡成形品に一部分が露出するようにイ
    ンサートされ、該露出部にクリップ取付部を有するイン
    サート部品であって、上記クリップ取付部の全周には、
    切取り可能な薄肉状のリップが延設されていることを特
    徴とするインサート部品。
JP5975792U 1992-08-25 1992-08-25 インサート部品 Withdrawn JPH0621913U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5975792U JPH0621913U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 インサート部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5975792U JPH0621913U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 インサート部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0621913U true JPH0621913U (ja) 1994-03-22

Family

ID=13122459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5975792U Withdrawn JPH0621913U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 インサート部品

Country Status (1)

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JP (1) JPH0621913U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020142457A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 株式会社栗本鐵工所 繊維強化樹脂成形体の製造方法及びその製造方法に用いる成形用金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020142457A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 株式会社栗本鐵工所 繊維強化樹脂成形体の製造方法及びその製造方法に用いる成形用金型

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961107