JPH0621912U - 発泡成形品のインサート部品 - Google Patents

発泡成形品のインサート部品

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JPH0621912U
JPH0621912U JP5975592U JP5975592U JPH0621912U JP H0621912 U JPH0621912 U JP H0621912U JP 5975592 U JP5975592 U JP 5975592U JP 5975592 U JP5975592 U JP 5975592U JP H0621912 U JPH0621912 U JP H0621912U
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JP
Japan
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wall surface
foam
insert
clip
mounting seat
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Withdrawn
Application number
JP5975592U
Other languages
English (en)
Inventor
睦雄 藤井
Original Assignee
西川化成株式会社
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Publication date
Application filed by 西川化成株式会社 filed Critical 西川化成株式会社
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Publication of JPH0621912U publication Critical patent/JPH0621912U/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外側方に張り出すフランジをなくし、発泡成
形品の形状如何にかかわらずあらゆる発泡成形品への適
用を可能にして部品の共用化を図る。 【構成】 発泡成形品Bに一部分が露出するようにイン
サートされ、露出部に取り付けるクリップ取付部5を有
するクリップ取付座Aにおいて、インサート部を外壁面
がフラット面に形成された板状壁面部19で発泡成形品
B側に開口する空間を有するように構成する。壁面部1
9に複数の貫通孔25をインサート方向と交差する方向
に貫通するように形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発泡成形品のインサート部品の改良に関し、詳しくは例えば自動車 のドアトリムをドアインナーパネルにクリップによって組み付ける際、該クリッ プをドアトリムに取り付けるために該ドアトリムにインサートされるクリップ取 付座の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のドアトリム等の内装品裏面には、例えば特開平3―1933 14号公報に開示されているように、クリップ取付座がクリップ取付部を露出し た状態でインサートされている。そして、上記クリップ取付座に取り付けられた クリップをドアインナーパネル等の被取付体の係合部に係合させることにより、 内装品を被取付体にクリップによって組み付けるようになされている。
【0003】 このようなクリップ取付座を内装品に一部露出してインサートする場合、一般 には、図4に示すように、クリップ取付座aのインサート側端部にフランジbを 外側方に張り出すように形成し、このフランジbを内装品cを構成する表皮材d の裏面に一体に成形された樹脂発泡層eに埋設することにより、クリップ取付座 aが樹脂発泡層eから抜けないようにしている。図4中、fはクリップ取付座a に取り付けられるファスナー、gは該ファスナーfによって内装品cが組み付け られる被取付体である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のクリップ取付座aでは、抜止め用のフランジbが外側方に張 出し形成されていることから、図4仮想線にて示すように、内装品cが大きく湾 曲している場合には、フランジbが表皮材dに干渉したり間近に迫るため適用す ることが困難になり、部品の共用化を図ることができない。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ク リップ取付座(インサート部品)のインサート側の構造を改良することにより、 内装品(発泡成形品)が大きく湾曲している場合において表皮材に干渉したり間 近に迫るフランジをなくし、内装品(発泡成形品)の形状如何にかかわらずあら ゆる内装品(発泡成形品)への適用を可能にして部品の共用化を図らんとするこ とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、発泡成形品に一部分が露出するように インサートされ、該露出部にクリップ取付部を有するインサート部品を対象とし 、次のような解決手段を講じた。
【0007】 すなわち、本考案の解決手段は、上記インサート部を外壁面がフラット面に形 成された板状壁面部で発泡成形品側に開口する空間を有するように構成する。さ らに、該壁面部に複数の貫通孔をインサート方向と交差する方向に貫通するよう に形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記の構成により、本考案では、発泡成形品にインサートされるインサート部 の外壁面は、フラット面に形成された板状壁面部で発泡成形品側に開口する空間 を有するように構成されていることから、インサート部の外壁面には外側方に張 り出すフランジがなくなり、発泡成形品が大きく湾曲している場合であっても、 インサート端部が表皮材に干渉したり間近に迫ることがなく、発泡成形品の形状 如何にかかわらずあらゆる発泡成形品に適用できて部品の共用化が図られる。
【0009】 また、インサート状態で、上記壁面部に形成された複数の貫通孔に発泡成形原 料が侵入し、この各貫通孔に侵入した発泡成形原料によってインサート部品の抜 けが防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1ないし図3は本考案の実施例に係るインサート部品としての樹脂製クリッ プ取付座Aを示す。該クリップ取付座Aは半楕円形をした筒状の取付座本体1を 備えてなり、該取付座本体1の先端面には略瓢箪形の取付孔3を有するクリップ 取付部5が一体に成形され、該クリップ取付部5の取付孔3にクリップ7の基端 を挿入して係合させることにより、該クリップ7をクリップ取付部5に取り付け るようになされている。
【0012】 また、上記取付座本体1の一側端には蓋部材11が帯状の可撓性ヒンジ13に よって一体に取り付けられているとともに、取付座本体1の他側端には基端側が 開放した切欠部12が設けられ、上記ヒンジ13を撓ませて蓋部材11に設けた L字状突片14を上記切欠部12に下方から嵌合させることにより、取付座本体 1内の中間部を閉塞してインサート時に発泡成形原料がクリップ取付部5側に侵 入しないようにしている。そして、自動車用ドアトリム等の内装品としての発泡 成形品Bを構成する表皮材15の裏面に一体に成形されたウレタン等の樹脂発泡 層17にクリップ取付座Aをインサートした状態で、上記取付座本体1の蓋部材 11を境に先端側が樹脂発泡層17から裏面側に露出して露出部を構成するとと もに、基端側が樹脂発泡層17にインサートされてインサート部を構成するよう になされている。
【0013】 さらに、本考案の特徴として、上記取付座本体1の基端つまりインサート部に は、外壁面がフラット面に形成された板状壁面部19が一体に成形され、該壁面 部19によって上記蓋部材11が取り囲まれて樹脂発泡層17側に開口する空間 21を構成しているとともに、壁面部19開口端は先端が尖った先細部23に形 成されている。
【0014】 また、上記壁面部19には、複数の貫通孔25,25,…がインサート方向と 交差する方向に貫通するように形成され、インサート時、該各貫通孔25に樹脂 発泡層17を構成する発泡成形原料が侵入するようになされている。
【0015】 このように構成されたクリップ取付座Aは、表皮材15と共に成形型にセット され、該成形型のキャビティに注入された発泡成形原料の発泡硬化によって壁面 部19が樹脂発泡層17にインサートされるとともに、取付座本体1の壁面部1 9より先端側が樹脂発泡層17から露出せしめられ、クリップ取付部5に取り付 けられたクリップ7をドアインナーパネル等の被取付体Cの係合部c1 に係合さ せることにより、発泡成形品Bを被取付体Cにクリップ7によって組み付けるよ うにしている。
【0016】 このように、本実施例では、取付座本体1のフラット面に形成された壁面部1 9を発泡成形品Bの樹脂発泡層17にインサートすることから、インサート部の 外壁面に外側方に張り出すフランジをなくし得、これにより、図1仮想線にて示 すように、発泡成形品Bが大きく湾曲している場合であっても、インサート端部 (先細部23)が表皮材15に干渉したり間近に迫ることをなくすことができ、 発泡成形品Bの形状如何にかかわらずあらゆる発泡成形品Bに適用できて部品の 共用化を図ることができる。
【0017】 また、上記実施例では、壁面部19に複数の貫通孔25,25,…を形成して いることから、インサート状態で、上記各貫通孔25に発泡成形原料を侵入させ てこの侵入した発泡成形原料によってクリップ取付座Aの抜けを防止することが できる。また、壁面部19によって蓋部材11が取り囲まれて樹脂発泡層17側 に開口する空間21を構成したことから、被取付体Cへクリップ7を組み付ける ための押圧方向の力を、樹脂発泡層17が蓋部材11に当接することで発泡成形 品Bの表面側からクリップ取付座Aに確実に伝えることができる。
【0018】 さらに、上記実施例では、壁面部19の開口端に先細部23を形成したので、 成形時における発泡圧の影響が発泡成形品B表面に及び難く、発泡成形品B表面 にヒケを生じ難くすることができる。
【0019】 加えて、上記実施例では、従来例のフランジbの替りに先細部23を設けた形 状であり、したがって、従来例では抜止め機能を果たすためにはフランジbの厚 みt1 をそれ相応に確保する必要があるが、本実施例では抜止め機能は貫通孔2 5に侵入した発泡成形原料で行っており、先細部23の長さt2 は先端を尖らせ るのに必要な長さだけあればよく、例えばフランジbの厚みt1 が5mm必要であ れば、先細部23の長さt2 は1mmであればよい。すなわち、本実施例では、ク リップ取付座Aのインサート部の長さが従来例に比べて短くてよいので、発泡成 形品B表面からクリップ取付座Aまでの距離が従来例に比べて遠くなり、ヒケを 出難くすることができる。また、本実施例では、クリップ取付座Aの全長が比較 例よりも短くてよいので、その分だけ発泡成形品Bと被取付体Cとの距離が接近 している場合にも適用することができるという利点を有する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、インサート部の外壁面をフラット面に 形成された板状壁面部で発泡成形品側に開口する空間を有するように構成し、か つ該壁面部に複数の貫通孔をインサート方向と交差する方向に貫通するように形 成したので、発泡成形品が大きく湾曲している場合であっても邪魔するものがな く、適用に際して発泡成形品の形状に左右されず部品の共用化を図ることができ るとともに、インサート時に上記各貫通孔に侵入した発泡成形原料によってイン サート部品の抜けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡成形品を被取付体に組み付けた状態を示す
縦断面図である。
【図2】クリップ取付座の斜視図である。
【図3】クリップ取付座のインサート部を破断して示す
斜視図である。
【図4】従来例の図1相当図である。
【符号の説明】
5 クリップ取付部 7 クリップ 19 壁面部 21 空間 25 貫通孔 A クリップ取付座(インサート部品) B 発泡成形品
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:20 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡成形品に一部分が露出するようにイ
    ンサートされ、該露出部にクリップ取付部を有するイン
    サート部品であって、上記インサート部は、外壁面がフ
    ラット面に形成された板状壁面部で発泡成形品側に開口
    する空間を有するように構成され、かつ該壁面部には、
    複数の貫通孔がインサート方向と交差する方向に貫通す
    るように形成されていることを特徴とする発泡成形品の
    インサート部品。
JP5975592U 1992-08-25 1992-08-25 発泡成形品のインサート部品 Withdrawn JPH0621912U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5975592U JPH0621912U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 発泡成形品のインサート部品

Applications Claiming Priority (1)

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JP5975592U JPH0621912U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 発泡成形品のインサート部品

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Publication Number Publication Date
JPH0621912U true JPH0621912U (ja) 1994-03-22

Family

ID=13122393

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JP5975592U Withdrawn JPH0621912U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 発泡成形品のインサート部品

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JP (1) JPH0621912U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012206403A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Bridgestone Corp 発泡合成樹脂成形体及びその製造方法

Cited By (1)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961107