JPH06218952A - ワイヤドット印字ヘッド - Google Patents
ワイヤドット印字ヘッドInfo
- Publication number
- JPH06218952A JPH06218952A JP1214393A JP1214393A JPH06218952A JP H06218952 A JPH06218952 A JP H06218952A JP 1214393 A JP1214393 A JP 1214393A JP 1214393 A JP1214393 A JP 1214393A JP H06218952 A JPH06218952 A JP H06218952A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- wire dot
- print head
- printing head
- armature
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリンタ装置のワイヤドット印字ヘッドに関
し、ワイヤとビームのろう付けに十分な接合強度が得ら
れるワイヤドット印字ヘッドを提供する。 【構成】 アーマチュア5に連結され、先端にワイヤ1
1が連結されたビーム7を有するワイヤドット印字ヘッ
ドにおいて、ワイヤ11のろう付け部の表面に粗面12
を形成して接合面積を増やしている。また、粗面12の
代わりに該表面に溝を形成しても良い。
し、ワイヤとビームのろう付けに十分な接合強度が得ら
れるワイヤドット印字ヘッドを提供する。 【構成】 アーマチュア5に連結され、先端にワイヤ1
1が連結されたビーム7を有するワイヤドット印字ヘッ
ドにおいて、ワイヤ11のろう付け部の表面に粗面12
を形成して接合面積を増やしている。また、粗面12の
代わりに該表面に溝を形成しても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置のワイヤ
ドット印字ヘッドに関するものである。
ドット印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はワイヤドット印字ヘッドの側断面
図で、該印字ヘッド1は、磁路形成用のコア2と、該磁
路の途中に配置された永久磁石3と、コア2に巻回され
たコイル4と、コア2に対向するアーマチュア5と該ア
ーマチュア5に連結され先端にワイヤ6が固定されたビ
ーム7とより成る可動体8と、該可動体8を印字方向に
付勢する板ばね9と、より成る複数の印字エレメントを
円周方向に所定の配置で備えている。この印字ヘッド1
は、プラテンに沿って移動可能なキャリアに搭載され、
所定時機に作動して印字を行う。
図で、該印字ヘッド1は、磁路形成用のコア2と、該磁
路の途中に配置された永久磁石3と、コア2に巻回され
たコイル4と、コア2に対向するアーマチュア5と該ア
ーマチュア5に連結され先端にワイヤ6が固定されたビ
ーム7とより成る可動体8と、該可動体8を印字方向に
付勢する板ばね9と、より成る複数の印字エレメントを
円周方向に所定の配置で備えている。この印字ヘッド1
は、プラテンに沿って移動可能なキャリアに搭載され、
所定時機に作動して印字を行う。
【0003】非印字時にはコイル4には通電されず、ア
ーマチュア5は、永久磁石によりコア2,アーマチュア
5を通り形成される磁束による吸引力によってコア2に
吸着されている。この状態では、ノーズ部1aに案内さ
れるワイヤ6はプラテンから所定量退避している。
ーマチュア5は、永久磁石によりコア2,アーマチュア
5を通り形成される磁束による吸引力によってコア2に
吸着されている。この状態では、ノーズ部1aに案内さ
れるワイヤ6はプラテンから所定量退避している。
【0004】印字時には、所定時機に所定の印字エレメ
ントのコイル4に所定時間通電する。これにより、永久
磁石3による磁束の一部が打ち消されて吸引力が減少
し、可動体8は板ばね9の付勢力により印字方向に回動
し、ワイヤ6はインクリボン,記録紙を介しプラテンを
撃打して印字が行われる。印字完了時点では、コイル4
に対する通電は停止されており、アーマチュア5は再び
コア2に吸着される。
ントのコイル4に所定時間通電する。これにより、永久
磁石3による磁束の一部が打ち消されて吸引力が減少
し、可動体8は板ばね9の付勢力により印字方向に回動
し、ワイヤ6はインクリボン,記録紙を介しプラテンを
撃打して印字が行われる。印字完了時点では、コイル4
に対する通電は停止されており、アーマチュア5は再び
コア2に吸着される。
【0005】このような構成,作用を有する印字ヘッド
における従来のワイヤ固定方式を図5に示す。図5
(A)は固定構造を示し、図5(B)は問題点を示して
いる。従来、ワイヤ6は、ビーム7の先端に、ろう10
によるろう付けによって固定されていた。
における従来のワイヤ固定方式を図5に示す。図5
(A)は固定構造を示し、図5(B)は問題点を示して
いる。従来、ワイヤ6は、ビーム7の先端に、ろう10
によるろう付けによって固定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、従来は、ワ
イヤ6の表面はノーズ部1aに設けられたガイド部材と
の摺動性を要求されるため平滑さを必要としていた。ま
た、ワイヤ6とビーム7のそれぞれのろう付部の組織を
比較した場合、ビーム側は組織内部にろうが浸透してい
るが、ワイヤ側は平滑面のため組織内部にろうが浸透し
ない。そして、このことにより、ろう付部において、図
5(B)に示すように、ワイヤ周面からの剥離が起こっ
てしまう。すなわち、十分な接合強度が得られない。
イヤ6の表面はノーズ部1aに設けられたガイド部材と
の摺動性を要求されるため平滑さを必要としていた。ま
た、ワイヤ6とビーム7のそれぞれのろう付部の組織を
比較した場合、ビーム側は組織内部にろうが浸透してい
るが、ワイヤ側は平滑面のため組織内部にろうが浸透し
ない。そして、このことにより、ろう付部において、図
5(B)に示すように、ワイヤ周面からの剥離が起こっ
てしまう。すなわち、十分な接合強度が得られない。
【0007】本発明は、ワイヤとビームのろう付けに十
分な接合強度が得られるワイヤドット印字ヘッドを提供
することを目的としている。
分な接合強度が得られるワイヤドット印字ヘッドを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、アーマチュアに連結され、先端にワイ
ヤがろう付けされたビームを有するワイヤドット印字ヘ
ッドにおいて、前記ワイヤのろう付け部の表面に粗面を
形成したことを特徴とする構成(第1の構成)とする。
め、本発明では、アーマチュアに連結され、先端にワイ
ヤがろう付けされたビームを有するワイヤドット印字ヘ
ッドにおいて、前記ワイヤのろう付け部の表面に粗面を
形成したことを特徴とする構成(第1の構成)とする。
【0009】また、アーマチュアに連結され、先端にワ
イヤがろう付けされたビームを有するワイヤドット印字
ヘッドにおいて、前記ワイヤのろう付け部の表面に溝を
形成したことを特徴とする構成(第2の構成)とする。
イヤがろう付けされたビームを有するワイヤドット印字
ヘッドにおいて、前記ワイヤのろう付け部の表面に溝を
形成したことを特徴とする構成(第2の構成)とする。
【0010】
【作用】いずれの構成の場合も、ワイヤのろう付け部の
接合面積が増えるため、十分な接合強度が得られる。従
って、従来問題となっていた剥離をなくすことができ
る。
接合面積が増えるため、十分な接合強度が得られる。従
って、従来問題となっていた剥離をなくすことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図1乃至図3に関連して本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0012】図1に第1の実施例を示す。図1は本例の
ワイヤドット印字ヘッドの要部構造説明図である。
ワイヤドット印字ヘッドの要部構造説明図である。
【0013】本例の場合は、図1(A)の要部側面図及
びそのA部拡大図である図1(B)に示すように、ワイ
ヤ11のろう付け部の表面に粗面12を形成して表面を
粗くしている。これにより、ワイヤ11のろう付け部の
接合面積が増えるため、ろう10によるビーム7とワイ
ヤ11の接合強度が向上し、従来問題となっていた剥離
をなくすことができる。粗面12の加工は、例えばブラ
スト加工により実現することができる。
びそのA部拡大図である図1(B)に示すように、ワイ
ヤ11のろう付け部の表面に粗面12を形成して表面を
粗くしている。これにより、ワイヤ11のろう付け部の
接合面積が増えるため、ろう10によるビーム7とワイ
ヤ11の接合強度が向上し、従来問題となっていた剥離
をなくすことができる。粗面12の加工は、例えばブラ
スト加工により実現することができる。
【0014】図2に第2の実施例を示す。図2は本例の
ワイヤドット印字ヘッドの要部構造説明図である。
ワイヤドット印字ヘッドの要部構造説明図である。
【0015】本例の場合は、図2(A)の要部側面図及
びそのB部拡大図である図2(B)に示すように、ワイ
ヤ21のろう付け部の表面にねじ状の溝22を形成して
いる。この溝22の形成は、例えば旋盤加工等により行
うことができる。この場合も、ワイヤ21のろう付け部
の接合面積が増えるため、前例と同様の効果が得られ
る。なお、溝は、ねじ状ではなくリング状に形成しても
良い。
びそのB部拡大図である図2(B)に示すように、ワイ
ヤ21のろう付け部の表面にねじ状の溝22を形成して
いる。この溝22の形成は、例えば旋盤加工等により行
うことができる。この場合も、ワイヤ21のろう付け部
の接合面積が増えるため、前例と同様の効果が得られ
る。なお、溝は、ねじ状ではなくリング状に形成しても
良い。
【0016】図3に第3の実施例を示す。図3は本例の
ワイヤドット印字ヘッドの要部構造説明図である。
ワイヤドット印字ヘッドの要部構造説明図である。
【0017】本例の場合は、図3(A)の要部側面図,
そのC部拡大図である図3(B),及び図3(A)のD
矢視図である図3(C)に示すように、ワイヤ31ろう
付け部の表面にスプライン状の溝32を形成している。
この場合も、ワイヤ31のろう付け部の接合面積が増え
るため、前例と同様の効果が得られる。
そのC部拡大図である図3(B),及び図3(A)のD
矢視図である図3(C)に示すように、ワイヤ31ろう
付け部の表面にスプライン状の溝32を形成している。
この場合も、ワイヤ31のろう付け部の接合面積が増え
るため、前例と同様の効果が得られる。
【0018】なお、第2,第3の実施例の場合も、第1
の実施例と同様の粗面加工を行えば、接合強度はさらに
向上し、より効果的である。
の実施例と同様の粗面加工を行えば、接合強度はさらに
向上し、より効果的である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ろ
う付け部の接合面積を増やすことで十分に接合強度を得
ることができるため、従来問題となっていたろう付け部
におけるワイヤ側での剥離をなくすことができ、高信頼
度化が図れる。
う付け部の接合面積を増やすことで十分に接合強度を得
ることができるため、従来問題となっていたろう付け部
におけるワイヤ側での剥離をなくすことができ、高信頼
度化が図れる。
【図1】本発明の第1の実施例のワイヤドット印字ヘッ
ドの要部構造説明図で、図1(A)は要部側面図、図1
(B)は図1(A)のA部拡大図である。
ドの要部構造説明図で、図1(A)は要部側面図、図1
(B)は図1(A)のA部拡大図である。
【図2】本発明の第2の実施例のワイヤドット印字ヘッ
ドの要部構造説明図で、図2(A)は要部側面図、図2
(B)は図2(A)のB部拡大図である。
ドの要部構造説明図で、図2(A)は要部側面図、図2
(B)は図2(A)のB部拡大図である。
【図3】本発明の第3の実施例のワイヤドット印字ヘッ
ドの要部構造説明図で、図3(A)は要部側面図、図3
(B)は図3(A)のC部拡大図、図3(C)は図3
(A)のD矢視図である。
ドの要部構造説明図で、図3(A)は要部側面図、図3
(B)は図3(A)のC部拡大図、図3(C)は図3
(A)のD矢視図である。
【図4】ワイヤドット印字ヘッドの側断面図である。
【図5】従来のワイヤ固定方式を示し、図5(A)は固
定構造を、図5(B)は問題点を、それぞれ示してい
る。
定構造を、図5(B)は問題点を、それぞれ示してい
る。
5 アーマチュア 7 ビーム 11,21,31 ワイヤ 12 粗面 22,32 溝
フロントページの続き (72)発明者 橘内 寿明 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通ア イソテック株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 アーマチュアに連結され、先端にワイヤ
(11)がろう付けされたビーム(7)を有するワイヤ
ドット印字ヘッドにおいて、前記ワイヤ(11)のろう
付け部の表面に粗面(12)を形成したことを特徴とす
るワイヤドット印字ヘッド。 - 【請求項2】 アーマチュアに連結され、先端にワイヤ
(21)がろう付けされたビーム(7)を有するワイヤ
ドット印字ヘッドにおいて、前記ワイヤ(21)のろう
付け部の表面に溝(22)を形成したことを特徴とする
ワイヤドット印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214393A JPH06218952A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ワイヤドット印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214393A JPH06218952A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ワイヤドット印字ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06218952A true JPH06218952A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11797283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1214393A Withdrawn JPH06218952A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ワイヤドット印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06218952A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016519733A (ja) * | 2013-03-13 | 2016-07-07 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 超合金部品の修復 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP1214393A patent/JPH06218952A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016519733A (ja) * | 2013-03-13 | 2016-07-07 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 超合金部品の修復 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |