JPH06115114A - ワイヤドットプリンタの印字ヘッド - Google Patents

ワイヤドットプリンタの印字ヘッド

Info

Publication number
JPH06115114A
JPH06115114A JP26479092A JP26479092A JPH06115114A JP H06115114 A JPH06115114 A JP H06115114A JP 26479092 A JP26479092 A JP 26479092A JP 26479092 A JP26479092 A JP 26479092A JP H06115114 A JPH06115114 A JP H06115114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
wire
printing
free end
dot printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26479092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ogawa
寿男 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP26479092A priority Critical patent/JPH06115114A/ja
Publication of JPH06115114A publication Critical patent/JPH06115114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作を妨げることなく、隣接するアーマ
チュア2とのスペースを保ったまま十分なアーマチュア
2と印字ワイヤ3のロー付け接合強度を得るこことを実
現する。 【構成】 アーマチュア2の自由端先端において高さ方
向の途中から印字ワイヤ3の打点側に向かって徐々に厚
みを増した形状にしロー付けにより印字ワイヤ3と固着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドットプリンタ
の印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤドットプリンタの印字ヘッ
ドにおいてアーマチュア2とワイヤ3をロー付けにより
固着する場合、高い打撃力で何億回という打点に耐え得
る十分な接合強度を得るために図5のようにアーマチュ
アの自由端側の厚みtをワイヤ径以上としていた。
【0003】また、図6のようにアーマチュア2の自由
端側にスリット2aを入れ、このスリット2aにワイヤ
3を挿入しロー付けにより固着する例もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アーマ
チュアの自由端側の厚みをワイヤ径以上に厚くするとア
ーマチュアの重量が大幅に増すので高速動作に適さない
難点がある。
【0005】また、アーマチュア自由端側にスリットを
入れた場合アーマチュアは自由端側に長さを増さなけれ
ばならず、複数個のアーマチュアが放射状に配設され隣
接するアーマチュアとのスペースが相当に狭い印字ヘッ
ドではアーマチュアの自由端部の先端が干渉してしまう
という問題点がある。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、アーマチュアの重量を大幅に増
すことなく且つ、隣接するアーマチュアとのスペースを
保ったまま十分なアーマチュアとワイヤの接合強度を得
ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のワイヤドットプリンタの印字ヘッドは、個々
に揺動制御される複数のアーマチュアの自由端先端部に
それぞれロー付けにより固着されたワイヤで打点印字す
るワイヤドットプリンタの印字ヘッドにおいて、該アー
マチュアの厚みを該ワイヤの直径程度もしくはそれ以下
とし自由端先端近傍でアーマチュアの高さの途中から徐
々にワイヤ打点側に向かってアーマチュアの厚みを増し
た形状にしたものである。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明のワイヤドットプリ
ンタの印字ヘッドにおいて、アーマチュアとワイヤの接
合部において最も応力の集中により亀裂の発生しやすい
ワイヤ打点側にてアーマチュアの板厚を最大にすること
により、応力を低減し亀裂の発生を防ぐ。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。印字ヘッドにおけるアルミ等の金属
製のヘッド本体1の後側には、強磁性体からなるアーマ
チュア2が平面視で放射状に配設してある。アーマチュ
ア2の先端には印字ワイヤ3の基端をロー付けにより接
合固着する。
【0010】印字ワイヤ3を、ヘッド本体1前端に突出
させた筒状のノーズ1a内にてその長手方向にそって配
設し、印字ワイヤ3の中途部をガイド体4に摺動自在に
支持させ、ノーズ部1a先端から印字ワイヤ3の先端が
突出動するとき、その前方のプラテン5の表面に位置す
る用紙にインクリボン(共に図示せず)を介して打点す
る事で印字できる構成である。
【0011】各アーマチュアを駆動するための駆動手段
である電磁石6は、各アーマチュア2の後面に対向する
ように強磁性体からなる柱状のコア7と、該各コア7の
外周部に被嵌したボビン8、絶縁巻線を巻装したコイル
部9とからなる。各コア7は強磁性体からなるリング状
のヨーク10の内側に平面視(図4参照)で放射状に位
置し、かつそのヨーク10と一体に形成してある。ヨー
ク10の前面にはリング板状の永久磁石11が接合固定
され、また、永久磁石11の前面には強磁性体からなる
リング板状のスペーサ12を接合固定してある。
【0012】スペーサ12の前面には強磁性体からなる
リング状のフロントヨーク14が接合固定してある。該
フロントヨーク14に切り欠き形成した放射状のスリッ
ト15には、前記アーマチュア2が移動自在に嵌挿でき
る。フロントヨーク14の前面側には、弾性を有する板
材にて形成された板ばね16が、さらに板ばね16の前
面には薄板状のスペーサ17が接合固定してある。板ば
ね16の多数の支持片18はアーマチュア2の基部前面
を接合固定し、各支持片18の撓み弾性にてアーマチュ
ア2が揺動可能となるように構成されている。
【0013】このような構成により、印字ヘッドの非作
動状態では、永久磁石11の磁力線にて図3の2点鎖線
で示すように永久磁石11からスペーサ12、フロント
ヨーク14、アーマチュア2、コア7、ヨーク10を経
て永久磁石11に戻る磁路が形成される。これにより、
各アーマチュア2はコア7の前面に吸着され、各印字ワ
イヤ3が後方の休止位置に保持される。これに伴い、板
ばね16には歪みエネルギーが蓄積される。印字動作時
には、選択されたアーマチュア2に対応する電磁石6の
コイル部9にパルス的に通電し、前記永久磁石11によ
る磁路を打ち消すようにコア7を一時的に励磁すると、
板ばね16の歪エネルギーが解放され、それに対応した
アーマチュア2が前方向に揺動し、印字ワイヤ3が前進
し、用紙に打点して印字する。前記励磁が終了すると、
再度アーマチュア2が休止位置まで後退して位置保持さ
れる。
【0014】図1、図2は本実施例のワイヤドットプリ
ンタの印字ヘッドのアーマチュア先端部分の詳細図であ
る。印字ワイヤ3が用紙に打点する際アーマチュア2の
揺動運動に対し印字ワイヤ3が前後運動するから、アー
マチュア2に対する印字ワイヤ3の角度を変える方向、
すなわちB方向に繰り返し力が加わる。この結果応力が
一番高く、亀裂の発生しやすい箇所はアーマチュア2の
先端で、ワイヤ打点側の端部Aのロー材の20の部分で
ある。従ってアーマチュア先端部の厚みを端部Aで部分
的に増してやればロー付け面積が増大し、ロー材20に
かかる応力は低減され亀裂の発生を防ぐことができアー
マチュア2と印字ワイヤ3の接合強度は十分なものとな
る。
【0015】本実施例の場合、アーマチュア2は、コア
7と対向する部分よりも先端側部分においてその厚みt
を印字ワイヤ3の直径と同程度もしくはそれ以下とす
る。そして先端部において、側面視印字ワイヤ打点側へ
向かって狭くなる台形状の突起21を設け、その突起2
1の厚みdをアーマチュア2の高さの途中から徐々にワ
イヤ打点側へ向かって大きくしている。従って厚みを増
すのは一部分だけであるので、大幅にアーマチュアの重
量が増すことがなく高速動作を妨げることはない。また
多数のアーマチュアの先端どうしが干渉することもな
い。このようなアーマチュア先端形状は、プレス加工に
より容易に製作可能である。そして最大の応力が発生す
る箇所Aで、ロー付け面積が増しているので、亀裂の発
生を防止できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のワイヤドットプリンタの印字ヘッドは高速動作を
妨げることなく隣接するアーマチュアとのスペースを保
ったまま十分なアーマチュアと印字ワイヤの接合強度を
得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したアーマチュア先端形状をあら
わす斜視図である。
【図2】アーマチュアと印字ワイヤとの固着部の側面か
ら見た拡大図である。
【図3】印字ヘッドの実施例の一部を破断して示す側面
図である。
【図4】図3のX−X線矢視断面図である。
【図5】従来例を示すアーマチュアと印字ワイヤ固着部
斜視図である。
【図6】従来例を示すアーマチュアと印字ワイヤ固着部
斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッド本体 2 アーマチュア 3 印字ワイヤ 20 ロー材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に揺動制御される複数のアーマチュ
    アの自由端先端部にそれぞれロー付けにより固着された
    ワイヤで打点印字するワイヤドットプリンタの印字ヘッ
    ドにおいて、 該アーマチュアの厚みを該ワイヤの直径程度もしくはそ
    れ以下とし自由端先端近傍でアーマチュアの高さの途中
    から徐々にワイヤ打点側に向かってアーマチュアの厚み
    を増したことを特徴とするワイヤドットプリンタの印字
    ヘッド。
JP26479092A 1992-10-02 1992-10-02 ワイヤドットプリンタの印字ヘッド Pending JPH06115114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26479092A JPH06115114A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ワイヤドットプリンタの印字ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26479092A JPH06115114A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ワイヤドットプリンタの印字ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115114A true JPH06115114A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17408242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26479092A Pending JPH06115114A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ワイヤドットプリンタの印字ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06115114A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2944562B2 (ja) ドットインパクトプリンタ印字ヘッド
JPS63176157A (ja) ドツト・マトリツクス・プリンタ用印刷ヘッド
US4502799A (en) Dot matrix print head
US4548521A (en) Dot matrix print head
JPH06115114A (ja) ワイヤドットプリンタの印字ヘッド
US4974975A (en) Armature of printing head for use in wire printer
JPH06115113A (ja) ワイヤドットプリンタの印字ヘッド
JPS647872B2 (ja)
JP2881156B2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JP2926948B2 (ja) 印字ヘッド
JP3067009B2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド及びその駆動方法
JPS623238Y2 (ja)
JPS6010861Y2 (ja) ワイヤドツトヘツド
JPS6320712B2 (ja)
JPH0647728Y2 (ja) ワイヤドットプリンタ用印字ヘッド
JPS6325162Y2 (ja)
JPS62122775A (ja) ドツトプリンタ
JPS6343088Y2 (ja)
JPH0616755Y2 (ja) ワイヤドシトプリンタ用印字ヘッド
JP2798657B2 (ja) ドットインパクト式印字ヘッド
JP2700300B2 (ja) 印字ヘッド
JPH07256898A (ja) ワイヤドットプリンタ印字ヘッド
JP2608182B2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPH06104363B2 (ja) 印字ヘッドのアーマチュア
JPH0636922Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッドのアーマチュア