JPH07256898A - ワイヤドットプリンタ印字ヘッド - Google Patents

ワイヤドットプリンタ印字ヘッド

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JPH07256898A
JPH07256898A JP4888394A JP4888394A JPH07256898A JP H07256898 A JPH07256898 A JP H07256898A JP 4888394 A JP4888394 A JP 4888394A JP 4888394 A JP4888394 A JP 4888394A JP H07256898 A JPH07256898 A JP H07256898A
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JP
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armature
end portion
arm
tip
fixed
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JP4888394A
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Kiyoshi Ito
清志 伊藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】先端に印字ワイヤピンを固定したアームの基端
部が、アーマチュアの先端部に形成した凹溝に完全にろ
う付け固定されるようにすること、および前記アームの
軽量化をはかることを目的とする。 【構成】先端に印字ワイヤピン8を固定したアーム9の
基端部9aをアーマチュア7の先端部7aにろう付けで
固定する構造を有するワイヤドットプリンタ印字ヘッド
において、前記アーマチュア7の先端部7aに、貫通孔
7cを穿設し、前記アーマチュア7の先端部7aの凹溝
7bに嵌合した前記アーム9の基端部9aとアーマチュ
ア7の先端部7aの凹溝7bとのろう付け強度を大きく
することができるように構成したワイヤドットプリンタ
印字ヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報をハードコピ
ー、すなわち、用紙に表示する一つの手段であるワイヤ
ドットプリンタ印字ヘッドの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の釈放型のワイヤドットプリ
ンタ印字ヘッドを用いたワイヤドットプリンタの要部を
示す側面図で、図7はワイヤドットプリンタ印字ヘッド
エレメント(印字エレメント)を構成する、先端に印字
ワイヤピンを固定したアームの基端部をアーマチュアの
先端部にろう付けで固定した構造の斜視図である。
【0003】以下、これらの図に従って説明すると、永
久磁石1をヨーク2a,2bで挟んでコ字状の磁気回路
3を形成し、このコ字状の磁気回路3の上片3aに印字
時に前記永久磁石1の吸引を打ち消す磁化が生じるよう
なコイル電流を流すコイル4が巻かれている。
【0004】前記コ字状の磁気回路3の下片3bは、ば
ね板5の基端部5aを挟んでフレーム6にねじ等で固定
され、前記ばね板5の先端部5bに、前記コ字状の磁気
回路3の上片3aに磁気吸着可能にアーマチュア7がレ
ーザー溶接等で固定され、このアーマチュア7の先端部
7aに、先端に印字ワイヤピン8をろう付け固定したア
ーム9の基端部9aがろう付け固定されている。
【0005】前記アーマチュア7の先端部7aに、アー
ム9の基端部9aをろう付け固定するには、図7に示す
ように、アーマチュア7の先端部7aに形成した凹溝7
bにアーム9の基端部9aを嵌合し、このアーム9の基
端部9aとアーマチュア7の先端部7aとで形成される
アングルにペースト状の銀ろう10を塗布した後に約8
50℃に加熱すると、この銀ろう10がアーム9の基端
部9aとアーマチュア7の先端部7aの凹溝7bとの間
に毛細管現象で溶け込んで固定される。
【0006】9b,9bは前記アーム9の先端部と基端
部9aの間に穿設した軽量化のための貫通孔、11は前
記印字ワイヤピン8の移動をガイドするピンガイド、1
2はインクリボン、13は用紙、14はプラテンであ
る。
【0007】このワイヤドットプリンタの動作は、周知
のように、非印字時には、アーマチュア7が前記コ字状
の磁気回路3の上片3aに永久磁石1により磁気吸着さ
れ、ばね板5に歪エネルギーが蓄えられており、印字時
には、図示しない印字制御回路からの印字指令によっ
て、前記永久磁石1の吸引力を打ち消すように、磁気回
路3の上片3aに巻かれたコイル4に、図8の(D)に
示すようなパルス幅TpのパルスPの印加により、図8
の(C)に示すようなコイル電流Iを流すと、このコイ
ル電流Iで生じる磁化によって、ばね板5の上端部に固
定したアーマチュア7の磁気吸着力が打ち消され、ばね
板5に蓄えられた歪エネルギーの復元力によって、アー
マチュア7にアーム9を介して固定した印字ワイヤピン
8の先端が、図8の(A)に示すように変位し、図8の
(B)に示すような印字力Fp で、印字ワイヤピン8の
先端がピンガイド11にガイドされて、インクリボン1
2を介して用紙13をプラテン14に当てて打撃し、用
紙13に印字が行われる。
【0008】その後、打撃反力と前記永久磁石1の吸引
力によって、アーマチュア7は磁気回路3の上片3aに
磁気吸着される。前記印字力Fp は前記プラテン14の
位置に衝撃力測定器を置いて測定した場合の値である。
図9は前記印字の際のエネルギー関係を示し、前記ばね
板5に蓄えられた歪エネルギーAが運動エネルギーB,
B′に変換され、その運動エネルギーの一部が印字エネ
ルギーCとなって消費され、残りの運動エネルギーB′
でばね板5が前記磁気回路3の上片3aに戻り磁気吸着
される。
【0009】図10は前記のような印字エレメントによ
って構成された印字ヘッドの斜視図で、この印字ヘッド
Hは、フレーム15の上部に12個、下部に12個の印
字エレメント16がネジ止め等で固定され、この印字エ
レメント16を形成する前記印字ワイヤピン8がピンガ
イド11に導かれている。
【0010】図11に示す印字ヘッドH′は、前記のよ
うな複数の印字ヘッドHをフレーム17に上下二列に搭
載して構成し、図示しないシャトル機構によって、矢印
X方向に僅かに往復運動が与えられ、用紙は矢印Y方向
に移動して文字や図形を印字する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなワイヤド
ットプリンタにおいて、前記印字ワイヤピン8とプラテ
ン14との設定距離が大きい場合、印字ワイヤピン8が
プラテン14を打撃しない印字動作すなわち空打ち印字
が発生する。このような状況では、図9に示すような印
字エネルギーの消費Cがないため、前記アーマチュア7
が前記磁気回路3の上片3aに再吸着された時の衝撃力
は通常より大きくなる。
【0012】この時、先端に印字ワイヤピン8が固定さ
れたアーム9に加わる応力も大きくなり、アーム9の折
損が発生する場合がある。また、このアーム9の基端部
9aをアーマチュア7の先端部7aの凹溝7bに嵌合し
てろう付けで固定している場合、このろう付け部に加わ
る応力も大きくなり、ろう付けが外れる場合がある。こ
のろう付け部に加わる応力を小さくするには、印字ワイ
ヤピン8が固定されたアーム9を軽量化するとよい。
【0013】前記ろう付け不良があると、前記印字ワイ
ヤピン8が固定されたアーム9の基端部9aがアーマチ
ュア7の先端部7aから取り外れる。このろう付け不良
の確認、すなわち、銀ろうが溶けてアーマチュア7の先
端部7aの凹溝7bの全体にまわり、ろう付け固定が完
全であるかどうかの確認は困難である、という問題もあ
った。
【0014】この発明は、前記のような問題に鑑み、ア
ーマチュア7の先端部7aの凹溝7bに、先端に印字ワ
イヤピン8が固定されたアーム9の基端部9aを嵌合
し、その嵌合部をろう付け固定する際に、そのろう付け
固定強度を大きくするとともに、前記印字ワイヤピン8
が固定されたアーム9をできるだけ軽量化することを目
的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、先端に印字ワイヤピン8を固定したア
ーム9の基端部9aをアーマチュア7の先端部7aにろ
う付けで固定する構造を有するワイヤドットプリンタ印
字ヘッドにおいて、前記アーマチュア7の先端部7aに
貫通孔7cを設け、この貫通孔7cの内周にもろう付け
を行うことができるようにしたものである。
【0016】また、先端に印字ワイヤピン8を固定した
アーム9の基端部9aをアーマチュア7の先端部7aに
ろう付けで固定する構造を有するワイヤドットプリンタ
印字ヘッドにおいて、前記アーマチュア7の先端部7a
に貫通孔7cを設けるとともに、前記アーム9の基端部
9aに前記貫通孔7cと重なるように、前記貫通孔7c
と同等か或いは小さい貫通孔9cを設けて構成したワイ
ヤドットプリンタ印字ヘッドとしたものである。なお、
前記貫通孔7c,9cは円形に限られるものではなく、
例えば三角形、四角形等の各種の円形以外の形状のもの
であってもよい。
【0017】
【作用】前記のように、アーマチュア7の先端部7a
に、貫通孔7cを穿設することにより、アーマチュア7
の先端部7aに形成した凹溝7bにアーム9の基端部9
aを嵌合し、このアーム9の基端部9aとアーマチュア
7の先端部7aとで形成されるアングルおよび前記貫通
孔7cの内周等に、ペースト状の銀ろう10を塗布した
後に、約850℃に加熱すると、この銀ろう10がアー
ム9の基端部9aとアーマチュア7の先端部7aの凹溝
7bとの間に毛細管現象によって溶け込んで、アーム9
の基端部9aがアーマチュア7の先端部7aに完全に固
定される。また、前記貫通孔7cの内周にろう付けを行
わない場合でも、前記貫通孔7cにより前記アーマチュ
ア7の先端部7aの凹溝7bに嵌合した前記アーム9の
基端部9aとアーマチュア7の先端部7aの凹溝7bと
のろう付け状態を目視することができる。
【0018】また、前記アーム9の基端部9aに貫通孔
9cを穿設したので、アーマチュア7の先端部7aに固
定した、先端に印字ワイヤピン8を固定したアーム9を
軽量化して、印字ワイヤピン8がプラテン14を打撃し
た時、および前記アーマチュア7が前記磁気回路3の上
片3aに再吸着する時に、前記アーム9の基端部9aの
アーマチュア7の先端部7aへの固定部に加わる応力を
小さくし、前記アーム9の基端部9aがアーマチュア7
の先端部7aから取り外れ難くすることができる。
【0019】また、前記アーム9の基端部9aに穿設し
た貫通孔9cを、前記アーマチュア7の先端部7aに穿
設した貫通孔7cと同等にすることにより、前記のよう
にアーム9の基端部9aとアーマチュア7の先端部7a
の凹溝7bとの間に溶け込んだ銀ろう10が、前記貫通
孔7cと貫通孔9cの内周にも広がって付着し、ろう付
けが完全で強固に行われる。
【0020】また、前記アーム9の基端部9aに穿設し
た軽量化のための貫通孔9cを、前記アーマチュア7の
先端部7aに穿設した貫通孔7cより小さくしたので、
前記貫通孔7cの内周にろう付けを行わない場合でも、
前記のようにアーム9の基端部9aとアーマチュア7の
先端部7aの凹溝7bとの間に溶け込んだ銀ろう10
が、前記貫通孔9cの周りに付くので、ろう付けが完全
で強固に行われると共に、前記アーマチュア7の先端部
7aに穿設した貫通孔7cからろう付け状態を目視する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明のワイヤドットプリンタ印字
ヘッドの実施例を前記従来例と同一部には同一符号を付
けて詳細に説明する。図1および図2は第一の発明の実
施例を示す図である。
【0022】図1はこの発明のワイヤドットプリンタ印
字ヘッドを構成するアーマチュアの先端部に、先端に印
字ワイヤピンを固定したアームの基端部をろう付け固定
する説明図で、図2はそのろう付け固定部の拡大図であ
り、先端に印字ワイヤピン8をろう付け固定したアーム
9の基端部9aをアーマチュア7の先端部7aにろう付
けで固定する構造を有するワイヤドットプリンタ印字ヘ
ッドにおいて、前記アーマチュア7の先端部7aに、図
1の(A)に示すように、この先端部7aに形成した凹
溝7bに嵌合した前記アーム9の基端部9aを覗くこと
ができる貫通孔7cを穿設する。
【0023】そして、図1の(B)に示すように、前記
アーマチュア7の先端部7aに形成した凹溝7bにアー
ム9の基端部9aを嵌合し、このアーム9の基端部9a
とアーマチュア7の先端部7aとで形成されるアングル
および貫通孔7cの内周に、ペースト状の銀ろう10を
塗布した後に、約850℃に加熱すると、この銀ろう1
0がアーム9の基端部9aとアーマチュア7の先端部7
aの凹溝7bとの間、さらに前記貫通孔7cの周りに毛
細管現象によって溶け込む。そして、この銀ろう10が
アーマチュア7の先端部7aの凹溝7bの全体にまわ
り、さらに前記貫通孔7cの周り付着して、ろう付け固
定を強固にすることができ、また、そのろう付け固定状
態を前記貫通孔7cから覗いて確認することができる。
【0024】図3および図4は第二の発明の実施例を示
すもので、図3の(A)は先端に印字ワイヤピン8をろ
う付け固定したアーム9の基端部9aを、アーマチュア
7の先端部7aの凹溝7bに嵌合する前の斜視図で、図
3の(B)はアーム9の基端部9aを、アーマチュア7
の先端部7aの凹溝7bに嵌合するとともに、このアー
ム9の基端部9aとアーマチュア7の先端部7aとのア
ングルにペースト状の銀ろう10を塗布した状態の斜視
図である。
【0025】この第二の発明が、前記第一の発明と相違
する点は、前記アーマチュア7の先端部7aに、この先
端部7aに形成した凹溝7bに嵌合した前記アーム9の
基端部9aを覗くことができる貫通孔7cを穿設すると
ともに、前記アーム9の基端部9aに前記貫通孔7cと
同等かそれより小さい軽量化のための貫通孔9cを穿設
して構成した点である。
【0026】このように構成することにより、アーマチ
ュア7の先端部7aに固定した、先端に印字ワイヤピン
8を固定したアーム9を軽量化して、印字ワイヤピン8
がプラテン14を打撃した時、および前記アーマチュア
7が前記磁気回路3の上片3aに再吸着する時に、前記
アーム9の基端部9aのアーマチュア7の先端部7aへ
の固定部に加わる応力を小さくし、前記アーム9の基端
部9aがアーマチュア7の先端部7aから取り外れ難く
することができる。
【0027】また、前記アーム9の基端部9aに穿設し
た貫通孔9cを前記アーマチュア7の先端部7aに穿設
した貫通孔7cと同等にした場合には、銀ろう10がア
ーム9の基端部9aとアーマチュア7の先端部7aの凹
溝7bとの間に毛細管現象によって溶け込み、さらに前
記貫通孔7cおよび前記貫通孔9cの周りに付着してろ
う付け固定を強固にすることができる。
【0028】また、前記アーム9の基端部9aに穿設し
た軽量化のための貫通孔9cを、前記アーマチュア7の
先端部7aに穿設した貫通孔7cより小さくすることに
より、前記のようにアーム9の基端部9aとアーマチュ
ア7の先端部7aの凹溝7bとの間に溶け込んだ銀ろう
10が、前記貫通孔9cの周りに付くので、アーム9の
基端部9aとアーマチュア7の先端部7aとが完全に固
定しているかどうかを前記貫通孔7cから目視すること
ができる。
【0029】前記第一および第二の発明は、釈放型のワ
イヤドットプリンタ印字ヘッドに適応した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、図5に示
すように、先端に印字ワイヤピン8を固定したアーム9
の基端部9aを、前記のようにアーマチュア7の先端部
7aの凹溝7bに嵌合して、その嵌合部をろう付けで固
定し、このアーマチュア7の基端7dをばね板5の先端
部5bに固定し、ばね板5の基端部5aを保持部材18
の一端18aに固定し、前記アーマチュア7の基端7d
から所定距離の位置に牽引杆19の一端を固定し、この
牽引杆19の他端を、保持部材18の他端18bに一端
20aを固定した圧電素子20の他端20bに固定した
ワイヤドットプリンタ印字ヘッドに適応することもでき
る。なお21は圧電素子20に電圧を印加するためのリ
ード線である。なお、前記貫通孔7c,9cは円形に限
られるものではなく、例えば三角形、四角形等の各種の
形状のものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】この発明は、先端に印字ワイヤピンを固
定したアームの基端部をアーマチュアの先端部にろう付
けで固定する構造を有するワイヤドットプリンタ印字ヘ
ッドにおいて、前記アーマチュアの先端部に貫通孔を設
けたワイヤドットプリンタ印字ヘッドとしたことによ
り、アーマチュアの先端部の凹溝にアームの基端部を嵌
合し、このアームの基端部とアーマチュアの先端部とで
形成されるアングルおよび前記貫通孔の内周等に、ペー
スト状のろうを塗布した後に、約850℃に加熱する
と、このろうがアームの基端部とアーマチュアの先端部
の凹溝との間に毛細管現象によって溶け込み、さらに、
ろうが前記貫通孔の内周に付着して、前記アームの基端
部がアーマチュアの先端部に完全に強固に固定される。
また、前記貫通孔の内周にろう付けを行わない場合で
も、前記貫通孔より前記アーマチュアの先端部の凹溝に
嵌合した前記アームの基端部とアーマチュアの先端部の
凹溝とのろう付け状態が完全に行われているかどうかを
目視することができる。
【0031】また、他の発明は、先端に印字ワイヤピン
を固定したアームの基端部をアーマチュアの先端部にろ
う付けで固定する構造を有するワイヤドットプリンタ印
字ヘッドにおいて、前記アームの基端部に、前記アーマ
チュアの先端部に設けた貫通孔と重なるように貫通孔を
設けたワイヤドットプリンタ印字ヘッドとしたことによ
り、先端に印字ワイヤピンを固定したアームを軽量化し
て、印字ワイヤピンがプラテンを打撃した時、および前
記アーマチュアが前記磁気回路の上片に再吸着する時
に、前記アームの基端部の、アーマチュアの先端部への
固定部に加わる応力を小さくし、前記アームの基端部が
アーマチュアの先端部から取り外れ難くすることができ
る。また、ろうがアームの基端部とアーマチュアの先端
部の凹溝との間に毛細管現象によって溶け込み、さらに
前記アームの基端部の貫通孔とアーマチュアの先端部の
貫通孔の内周に広がって付着し、アームの基端部とアー
マチュアの先端部とのろう付けが完全で強固に行われ
る。
【0032】また、さらに他の発明は、先端に印字ワイ
ヤピンを固定したアームの基端部をアーマチュアの先端
部にろう付けで固定する構造を有するワイヤドットプリ
ンタ印字ヘッドにおいて、前記アームの基端部に、前記
アーマチュアの先端部に設けた貫通孔より小さい貫通孔
を設けたワイヤドットプリンタ印字ヘッドとしたことに
より、前記のようにアームの基端部とアーマチュアの先
端部の凹溝との間に溶け込んだろうが、前記アームの基
端部に穿設した貫通孔の内周に付着して完全に強固にろ
う付けされた状態を、アーマチュアの先端部に穿設した
貫通孔から目視して確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この第一の発明を構成するアーマチュアの先端
部に、先端に印字ワイヤピンを固定したアームの基端部
をろう付け固定する説明図である。
【図2】アーマチュアの先端部とアームの基端部とのろ
う付け固定部の拡大図である。
【図3】この第二の発明を構成するアーマチュアの先端
部に、先端に印字ワイヤピンを固定したアームの基端部
をろう付け固定する説明図である。
【図4】アーマチュアの先端部とアームの基端部とのろ
う付け固定部の拡大図である。
【図5】印字ワイヤピンを固定したアームの基端部をろ
う付け固定したアーマチュアを圧電素子で駆動するよう
にこの発明を適用した実施例である。
【図6】従来の釈放型のワイヤドットプリンタ印字ヘッ
ドを用いたワイヤドットプリンタの要部を示す側面図で
ある。
【図7】先端に印字ワイヤピンを固定したアームの基端
部をアーマチュアの先端部にろう付け固定した斜視図で
ある。
【図8】印字動作のタイミングチャートである。
【図9】印字の際のエネルギー関係を示す図である。
【図10】ワイヤドットプリンタ印字ヘッドエレメント
によって構成した印字ヘッドの斜視図である。
【図11】印字ヘッドをフレームに多数取り付けて構成
した印字ヘッドの斜視図である。
【符号の説明】
1 永久磁石 2a ヨーク 2b ヨーク 3 磁気回路 3a 上片 3b 下片 4 コイル 5 ばね板 5a 基端部 5b 先端部 6 フレーム 7 アーマチュア 7a 先端部 7b 凹溝 7c 貫通孔 7d 基端 8 印字ワイヤピン 9 アーム 9a 基端部 9b 貫通孔 9c 貫通孔 10 銀ろう 11 ピンガイド 12 インクリボン 13 用紙 14 プラテン 15 フレーム 16 印字エレメント 17 フレーム 18 保持部材 18a 一端 18b 他端 19 牽引杆 20 圧電素子 20a 一端 20b 他端 21 リード線 H 印字ヘッド H′ 印字ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に印字ワイヤピン(8)を固定したア
    ーム(9)の基端部(9a)をアーマチュア(7)の先
    端部(7a)にろう付けで固定する構造を有するワイヤ
    ドットプリンタ印字ヘッドにおいて、 前記アーマチュア(7)の先端部(7a)に貫通孔(7
    c)を設けたことを特徴とするワイヤドットプリンタ印
    字ヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のワイヤドットプリンタ印
    字ヘッドにおいて、 前記アーム(9)の基端部(9a)に、前記アーマチュ
    ア(7)の先端部(7a)に設けた貫通孔(7c)と重
    なるように貫通孔(9c)を設けたことを特徴とするワ
    イヤドットプリンタ印字ヘッド。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のワイヤドットプリンタ印
    字ヘッドにおいて、 前記アーム(9)の基端部(9a)に、前記アーマチュ
    ア(7)の先端部(7a)に設けた貫通孔(7c)より
    小さい貫通孔(9c)を設けたことを特徴とするワイヤ
    ドットプリンタ印字ヘッド。
JP4888394A 1994-03-18 1994-03-18 ワイヤドットプリンタ印字ヘッド Withdrawn JPH07256898A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7413358B2 (en) 2005-09-22 2008-08-19 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Armature damper, method of manufacturing armature damper, and dot head
US7585124B2 (en) 2005-10-06 2009-09-08 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Armature structure and dot head
US7645082B2 (en) 2005-09-22 2010-01-12 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Dot head and method of manufacturing armature structure for dot head

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