JP3037270B2 - 印字ヘッド - Google Patents
印字ヘッドInfo
- Publication number
- JP3037270B2 JP3037270B2 JP17314998A JP17314998A JP3037270B2 JP 3037270 B2 JP3037270 B2 JP 3037270B2 JP 17314998 A JP17314998 A JP 17314998A JP 17314998 A JP17314998 A JP 17314998A JP 3037270 B2 JP3037270 B2 JP 3037270B2
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- Japan
- Prior art keywords
- arm
- print head
- cross
- armature
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- Prior art date
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドおよび
それを使用したドットインパクトプリンタに関する。
それを使用したドットインパクトプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】ドットインパクトの市場要求は、現在、
高速及び多複写能力が求められている。この市場の要求
に対し、印字ヘッドは印字エネルギーを向上させている
が、駆動する印字ワイヤを固定するアームの強度が課題
となり、低コストで長寿命、満足できる印字品質の印字
ヘッドを提供できない状況である。
高速及び多複写能力が求められている。この市場の要求
に対し、印字ヘッドは印字エネルギーを向上させている
が、駆動する印字ワイヤを固定するアームの強度が課題
となり、低コストで長寿命、満足できる印字品質の印字
ヘッドを提供できない状況である。
【0003】印字ヘッドは、図1のようにアーマチュア
4の動作をアーム7を介して印字ワイヤ8に伝達して印
字動作を行う。そのため、アーム7には印字動作の方向
に負荷が掛かる。特に、アーム7とアーマチュア4の接
合部分に応力が集中し、折損しやすいことが判明してい
る。しかし、アーム7の実装スペースは限られており、
0.2mm程度の薄板を限られた板幅で使用しているた
め、アーム7の折損事故の回避が困難となっている。
4の動作をアーム7を介して印字ワイヤ8に伝達して印
字動作を行う。そのため、アーム7には印字動作の方向
に負荷が掛かる。特に、アーム7とアーマチュア4の接
合部分に応力が集中し、折損しやすいことが判明してい
る。しかし、アーム7の実装スペースは限られており、
0.2mm程度の薄板を限られた板幅で使用しているた
め、アーム7の折損事故の回避が困難となっている。
【0004】特開平7−32617号公報には、図4の
ように衝突部材12を印字ワイヤ8の後端に設け、印字
ワイヤ8の後退量が所定量を越えないようにして、アー
ム7に掛かる過大応力を防止する技術が記載されてい
る。
ように衝突部材12を印字ワイヤ8の後端に設け、印字
ワイヤ8の後退量が所定量を越えないようにして、アー
ム7に掛かる過大応力を防止する技術が記載されてい
る。
【0005】実開平2−130337号公報には、図
5、図6のようにアーム13に補強リブがついており、
アーム13の強度を向上している技術の記載がある。
5、図6のようにアーム13に補強リブがついており、
アーム13の強度を向上している技術の記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におけ
る第1の問題点は、部品点数が多くなる点と、後退量を
規制するのに衝突部材の寸法精度を要するため高価にな
る、ということである。
る第1の問題点は、部品点数が多くなる点と、後退量を
規制するのに衝突部材の寸法精度を要するため高価にな
る、ということである。
【0007】また、第2の問題点は、アームとアーマチ
ュアの接合部分の応力集中を改善できないため効果の程
度が薄い、ということである。
ュアの接合部分の応力集中を改善できないため効果の程
度が薄い、ということである。
【0008】本発明の目的は、以上の問題点を解決する
低コストで高い信頼性の印字ヘッドを提供することにあ
る。
低コストで高い信頼性の印字ヘッドを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の印字ヘッドは、
印字ワイヤが固定されたアームに連結するアーマチュア
を駆動して印字を行うドットインパクトプリンタの印字
ヘッドにおいて、略矩形状短辺の断面において両端面が
中央部より厚い断面を有する前記アームを備える。
印字ワイヤが固定されたアームに連結するアーマチュア
を駆動して印字を行うドットインパクトプリンタの印字
ヘッドにおいて、略矩形状短辺の断面において両端面が
中央部より厚い断面を有する前記アームを備える。
【0010】また、本発明のドットインパクトプリンタ
は、両端面が中央部より厚い断面を有する印字ワイヤが
固定されたアームに連結するアーマチュアを駆動して印
字を行う印字ヘッドを備える。
は、両端面が中央部より厚い断面を有する印字ワイヤが
固定されたアームに連結するアーマチュアを駆動して印
字を行う印字ヘッドを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】本発明の一実施の形態の印字ヘッドの断面
図である図1とアーマチュア部分の拡大図である図2を
参照すると、この実施の形態の印字ヘッドは、永久磁石
1、ヨーク2、リングヨーク3、アーマチュア4、ヨー
クコア5および消磁コイル6により磁気回路を形成して
いる。ヨークコア5に対抗するようにアーマチュア4は
設けられている。アーマチュア4にはアーム7が取り付
けられており、アーム7の先端に印字ワイヤ8が接合さ
れている。アーマチュア4の一端は板ばね9に接合され
ており、板ばね9の他端はトッププレート10とベース
プレート11に挟まれて固定されている。図2のように
アーム7の側面は曲率を描いており両端面が厚くなって
いる。
図である図1とアーマチュア部分の拡大図である図2を
参照すると、この実施の形態の印字ヘッドは、永久磁石
1、ヨーク2、リングヨーク3、アーマチュア4、ヨー
クコア5および消磁コイル6により磁気回路を形成して
いる。ヨークコア5に対抗するようにアーマチュア4は
設けられている。アーマチュア4にはアーム7が取り付
けられており、アーム7の先端に印字ワイヤ8が接合さ
れている。アーマチュア4の一端は板ばね9に接合され
ており、板ばね9の他端はトッププレート10とベース
プレート11に挟まれて固定されている。図2のように
アーム7の側面は曲率を描いており両端面が厚くなって
いる。
【0013】この実施の形態の印字ヘッドの動作につい
て、図1および図2を参照して説明する。アーマチュア
4は、永久磁石1の磁力によりヨークコア5に吸引さ
れ、板ばね9が撓められている。消磁コイル6に通電す
ると、消磁コイル6により発生する磁束によって永久磁
石1の磁力が打ち消され、アーマチュア4は板ばね9の
撓みエネルギーでヨークコア5を離れ、アーマチュア4
に接合されたアーム7を介して印字ワイヤ8を駆動させ
印字動作を行う。印字動作後は、消磁コイル6への通電
を切断し、再び永久磁石1の磁力によってアーマチュア
4をヨークコア5に吸引する。
て、図1および図2を参照して説明する。アーマチュア
4は、永久磁石1の磁力によりヨークコア5に吸引さ
れ、板ばね9が撓められている。消磁コイル6に通電す
ると、消磁コイル6により発生する磁束によって永久磁
石1の磁力が打ち消され、アーマチュア4は板ばね9の
撓みエネルギーでヨークコア5を離れ、アーマチュア4
に接合されたアーム7を介して印字ワイヤ8を駆動させ
印字動作を行う。印字動作後は、消磁コイル6への通電
を切断し、再び永久磁石1の磁力によってアーマチュア
4をヨークコア5に吸引する。
【0014】この一連の動作において、アーム7側面は
曲率を描いており両端面が厚くなっていることから、ア
ーマチュア4の接合部に掛かる印字方向の過大な応力を
軽減し、アーム7の折損事故を防止する。図3は、アー
ム7の各種断面を示している。図3(a)は、略矩形状
短辺の断面において両側面が円状であって両端面が中央
部より厚い断面を有する。図3(b)は、略矩形状短辺
の断面において一側面が平面で他側面が円状であって両
端面が中央部より厚い断面を有する。図3(c)は、略
矩形状短辺の断面において平板の両端を曲げてU字状の
断面を有する。図3(d)は、略矩形状短辺の断面にお
いてH字状の断面を有する。
曲率を描いており両端面が厚くなっていることから、ア
ーマチュア4の接合部に掛かる印字方向の過大な応力を
軽減し、アーム7の折損事故を防止する。図3は、アー
ム7の各種断面を示している。図3(a)は、略矩形状
短辺の断面において両側面が円状であって両端面が中央
部より厚い断面を有する。図3(b)は、略矩形状短辺
の断面において一側面が平面で他側面が円状であって両
端面が中央部より厚い断面を有する。図3(c)は、略
矩形状短辺の断面において平板の両端を曲げてU字状の
断面を有する。図3(d)は、略矩形状短辺の断面にお
いてH字状の断面を有する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の効
果は、アームに掛かる過大な応力を軽減することであ
る。
果は、アームに掛かる過大な応力を軽減することであ
る。
【0016】第2の効果は、部品点数を増やすことなく
安価な方法で、アームに掛かる過大な応力を軽減するこ
とあることである。
安価な方法で、アームに掛かる過大な応力を軽減するこ
とあることである。
【0017】第3の効果は、アームの部分的ではなくア
ーム全体において応力集中を軽減し、高い信頼性を提供
できるところである。
ーム全体において応力集中を軽減し、高い信頼性を提供
できるところである。
【図1】本発明の一実施の形態の印字ヘッドの断面図で
ある。
ある。
【図2】この実施の形態のアーマチュア部分の拡大図で
ある。
ある。
【図3】この実施の形態のアームの各種断面を示す断面
図である。
図である。
【図4】従来の印字ヘッドの断面図である。
【図5】従来の印字ヘッドのアーマチュア部分の拡大図
である。
である。
【図6】図5のB−B断面図である。
1 永久磁石 2 ヨーク 3 リングヨーク 4 アーマチュア 5 ヨークコア 6 消磁コイル 7 アーム 8 印字ワイヤ 9 板ばね 10 トッププレート 11 ベースプレート 12 衝突部材 13 リブ付きアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/235 B41J 2/275 - 2/28 B41J 2/295
Claims (2)
- 【請求項1】 印字ワイヤが固定されたアームに連結す
るアーマチュアを駆動して印字を行うドットインパクト
プリンタの印字ヘッドにおいて、略矩形状短辺の断面に
おいて両側面が円状であって両端面が中央部より厚い断
面を有する前記アームを備えることを特徴とする印字ヘ
ッド。 - 【請求項2】 印字ワイヤが固定されたアームに連結す
るアーマチュアを駆動して印字を行うドットインパクト
プリンタの印字ヘッドにおいて、略矩形状短辺の断面に
おいて一側面が平面で他側面が円状であって両端面が中
央部より厚い断面を有する前記アームを備えることを特
徴とする印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17314998A JP3037270B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17314998A JP3037270B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 印字ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000006446A JP2000006446A (ja) | 2000-01-11 |
JP3037270B2 true JP3037270B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=15955022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17314998A Expired - Fee Related JP3037270B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037270B2 (ja) |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP17314998A patent/JP3037270B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000006446A (ja) | 2000-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000125 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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