JPH0621859Y2 - シーリング材の収納容器 - Google Patents

シーリング材の収納容器

Info

Publication number
JPH0621859Y2
JPH0621859Y2 JP1987140884U JP14088487U JPH0621859Y2 JP H0621859 Y2 JPH0621859 Y2 JP H0621859Y2 JP 1987140884 U JP1987140884 U JP 1987140884U JP 14088487 U JP14088487 U JP 14088487U JP H0621859 Y2 JPH0621859 Y2 JP H0621859Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
storage container
container
fixed bottom
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987140884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6447622U (ja
Inventor
英一 奥野
勝俊 千葉
清信 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cemedine Co Ltd filed Critical Cemedine Co Ltd
Priority to JP1987140884U priority Critical patent/JPH0621859Y2/ja
Publication of JPS6447622U publication Critical patent/JPS6447622U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621859Y2 publication Critical patent/JPH0621859Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、シーリング材の収納容器、特にその封止構造
に関する。
<従来の技術> 建築用の目地材のようなシーラント、又はシーリング材
は、ペール缶と呼ばれる特に金属製の容器に収納され、
必要な時にコーキングガンにより吸引され、壁板と基板
との隙間などに付与される。収納容器としてのペール缶
は、多くは、金属製であり、缶本体10と、その缶本体
10の上部に嵌合部12を設けて抑えこみによるスナッ
プ式に嵌合する蓋11とから成っている。缶本体10と
蓋11との係合部には、一般的には密閉性を確保する目
的で塩化ビニルの発泡体や合成ゴムのパッキング等を介
在させる場合が多いが、これらはいずれも長期間保存す
ることにより多少の隙間を生じ、ここから外気が侵入す
る。ところで、シーリング材には湿気硬化型のシリコー
ン系シーリング材、変成シリコーン系シーリング材及び
ポリウレタン系シーリング材と、酸素硬化型の変形ポリ
サルファイド形シーリング材と、湿気−酸素硬化型のポ
リサルファイド系シーリング材とがあり、これらは、全
て空気中の酸素又は湿気又はその両方によって硬化し、
シーリング材の表面に硬化物膜を形成する。そこでこの
膜が形成されると、コーキングガンによるシーリング材
の吸引が困難になり、また吸収されたシーリング材がコ
ーキングガンを閉塞するため、コーキングガンが使用で
きなくなる。そのため通常は、第6図に示すように、シ
ーリング材14の表面を薄いプラスチックフイルム15
で覆い、その上に乾燥剤13を載置するようにしてい
る。乾燥剤13によって空気中の水分を吸収するので、
その下方でのシーリング材14の硬化は或る程度防止さ
れるかフイルム15の周辺の、本体10の側面と接触し
た個所には、第5図に示すようにゲル状の酸化物16が
徐々に形成される。シーリング材を使用する場合には、
蓋11を取外し、乾燥剤13と、フイルム15とを除去
し、硬化していないシーリング材14の表面を経て、コ
ーキングガンによってシーリング材を吸収する。ペール
缶のような収納容器は、使い捨てであり、その内部に収
納されたシーリング材14は、数回の吸引によってコー
キングガンに移される。
この場合、従来のシーリング材の収納容器においては、
封止が十分でない個所から空気が侵入するため、ゲル状
酸化物がシーリング材の表面に形成され、その分のシー
リング材が無駄になるだけでなく、コーキングガンによ
るシーリング材の吸引の邪魔になることが多かった。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案者は、空気中の湿気又は酸素又はその両方によっ
てシーリング材が硬化する性質を逆に利用し、この硬化
によるゲル酸化物を逆にカートリッジ容器の封止に利用
しうることを見出し、この知見に基づいて本考案を完成
するに至った。
本考案の目的は、空気の浸入によってシーリング材の硬
化を受けないような封止構造にした、シーリング材の収
納容器を提供することにある。
本考案の別の目的は、構造が簡単な封止構造で、しか
も、使用し易いシーリング材の収納容器を提供すること
にある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記目的のためになされたもので、その要旨
は、水分と酸素とのどちらか一方又は両方によって硬化
するシーリング材を収納した収納容器本体の封止構造に
おいて、該収納容器本体の底部には破断可能な固定底を
設けると共に、収納容器本体の開放した上部には前記収
納したシーリング材の硬化物であるゲル状酸化物が収納
容器本体の側壁部との間に生成されるように蓋板を被着
することにより、シーリング材の使用時に前記収納容器
本体の前記固定底を破断してシーリング材を取出しうる
ようにしたことにある。
<実施例> 次に本考案の一実施例を図面に基づいて一層詳細に説明
する。
第1図は、本考案のシーリング材の収納容器本体20で
あって破断可能な固定底にシーリング材を入れて蓋体を
被着する前の状態を、第2図は第1図の蓋体を被着した
後にゲル状酸化物が生成した状態を、さらに第3図は、
第2図のものを逆さにして固定底を破折してシーリング
材を取出する直前の状態を現わすそれぞれの縦断面図で
ある。
第1図乃至第3図において20は、収納容器本体であ
り、シーリング材14を収容している。21は、例えば
適宜の図示しない弱め部分を介して手で破ることのでき
る、厚みが例えば10〜40μmのアルミ箔、又は、缶
切り用の工具を用いて切除することの可能な、薄板その
他からできている固定底である。固定底21は、後に接
着、溶接又はカシメなどにより容器本体20に一体的に
固着する。なお、容器本体20は、通常は金属から作ら
れるが、封止効果をもった紙又はプラスチックフイルム
をラミネート加工した材料から作られていてもよい。2
2は、図示のように縁面23を上向きに折曲したプラン
ジャー形式の仮止め用の蓋体であり、単にシーリング材
14の上に落とし込むことによってその上に落として容
器本体20と嵌合する。蓋体22は、容器本体20と同
一の材料からできていてもよいが金属の薄板製が望まし
い。仮止め用蓋体22を第1図に示すように載置した
後、仮止め用蓋体22の縁面23の直下の、容器本体2
0の周囲壁に接する個所には、封止効果をもったゲル状
酸化物16が時間の経過と共に収納容器の側壁部と蓋体
との間の全周に亘って形成される。使用時には、第3図
に示すように、容器全体を、固定底21が上に、仮止め
用の蓋体22が底になるように、上下逆にし、固定底2
1を手又は缶切り用工具で破り去り、コーキングガンに
よって、シーリング材を切除された固定底21のところ
から吸引する。固定底21は、容器本体20と一体にな
っているので、空気又は水分が透過されず、従って、ゲ
ル状酸化物は、全く形成されない。
なお、コーキングガン30は、既知のものであり、第4
図に示したように、ピストンロット34を引いてシーリ
ング材14を吸引し、吸引後は、ハンドル33を指で操
作することによって、ノズル32を経て、シーリング材
を吐出するようになっている。
<考案の効果> 以上に説明したように、本考案によれば、シーリング材
が空気中の水分又は酸素又はその両方によって蓋体硬化
する性質を逆に利用し、この硬化によって仮止用の周囲
部に形成されたゲル状酸化物を封止材とし、固定底によ
って覆われた個所、即ち、酸化物の形成されていない表
面側からシーリング材の吸引を行なうようにしたので、
コーキングガンによるシーリング材14の吸引が容易に
なると共に、シーリング材14の無駄がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は、本考案による封止構造を具体化し
たシーリング材の収納容器の縦断面図であり、そのうち
第1図は、固定底21を設けた容器本体にシーリング材
を収納して蓋体を被着しようとするもので、第2図は、
被着後にゲル状酸化物が生成された状態を、また第3図
は第2図のものを逆さにして使用する直前の状態をそれ
ぞれ現わす。第4図は、コーキングガンの一部破断側面
図、第5図と、第6図は従来のシーリング材の収納容器
の縦断面である。 10……シーリング材の収納容器本体、14……シーリ
ング材、16……ゲル酸化物、20……収納容器本体、
21……固定底、22……蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分と酸素とのどちらか一方又は両方によ
    って硬化するシーリング材を収納した収納容器本体の封
    止構造において、該収納容器本体の底部には破断可能な
    固定底を設けると共に、収納容器本体の開放した上部に
    は前記収納したシーリング材の硬化物であるゲル状酸化
    物が収納容器本体の側壁部との間に生成されるように蓋
    板を被着することにより、シーリング材の使用時に前記
    収納容器本体の前記固定底を破断してシーリング材を取
    出しうるようにしたことを特徴とするシーリング材の収
    納容器。
JP1987140884U 1987-09-17 1987-09-17 シーリング材の収納容器 Expired - Lifetime JPH0621859Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987140884U JPH0621859Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 シーリング材の収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987140884U JPH0621859Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 シーリング材の収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6447622U JPS6447622U (ja) 1989-03-23
JPH0621859Y2 true JPH0621859Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31405459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987140884U Expired - Lifetime JPH0621859Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 シーリング材の収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621859Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541515Y2 (ja) * 1975-07-15 1980-09-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6447622U (ja) 1989-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3860348A (en) Applicator package for fluid products
GB1124636A (en) Improvements in containers coated with heat sealable material
EP0444126A1 (en) Packaging for medicaments
PL350614A1 (en) Sealing disc and film composite for a closure of a container
US4280634A (en) Device for the repeated opening and closing of an aperture in a cover of a container
JPH0621859Y2 (ja) シーリング材の収納容器
JP2003312757A (ja) 携帯用シート材包装具
GB2109332A (en) Containers for tablets
JPS6122859Y2 (ja)
JPH053149Y2 (ja)
JP3000811U (ja) ボルトキャップ
JP2545889Y2 (ja) 容器並びにその容器に用いる成形板
JPS5917817Y2 (ja) 容器の蓋
JP2502416Y2 (ja) 二重エアゾ―ル容器
JPH0748493Y2 (ja) 湿気硬化性ポリウレタン系接着剤用容器
JPH09150866A (ja) 湿気硬化型樹脂組成物の密封体及びそれに用いる容器
JPS5843545Y2 (ja) 容器
JPH0130387Y2 (ja)
JPH0411711Y2 (ja)
JPS5933497Y2 (ja) 押出容器
JP2002004639A (ja) 墓石の水平出し兼接着装置および方法
JP2521671Y2 (ja) 容器蓋体
JPH0730520Y2 (ja) 密栓容器
JPS6137663Y2 (ja)
JPH07956B2 (ja) 墓石組立用接着手段およびそれを用いた墓石組立方法