JPH0621825B2 - 歪ゲージ式ロードセルの防湿構造 - Google Patents

歪ゲージ式ロードセルの防湿構造

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JPH0621825B2
JPH0621825B2 JP62334930A JP33493087A JPH0621825B2 JP H0621825 B2 JPH0621825 B2 JP H0621825B2 JP 62334930 A JP62334930 A JP 62334930A JP 33493087 A JP33493087 A JP 33493087A JP H0621825 B2 JPH0621825 B2 JP H0621825B2
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JP
Japan
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moisture
strain gauge
load cell
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strain
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哲男 森
博 田中
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歪ゲージ式ロードセルのストレンゲージを水
分等の湿気から保護するための歪ゲージ式ロードセルの
防湿構造に関するものである。
〔従来技術〕
従来この種の分野の技術としては、実願昭53−125
357号(実開昭55−42156号)の願書に添付し
た明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフィルムに
開示されたストレンゲージがあった。
上記ストレンゲージは、起歪体の起歪部の接合するフィ
ルム層とカバーになるフィルム層の間にストレンゲージ
を設け、カバーになるフィルム層の外面に金属箔からな
る防湿膜を設けてストレンゲージの防湿構造としてい
る。更に、前記防湿膜にアルマイト等の酸化処理を施す
ことにより絶縁性を持たせ、リード線と接触しても安全
なようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記構成のストレンゲージの防湿構造において、ロード
セルの性能は向上させるためには、防湿膜は薄ければ薄
いほどよいが、金属箔からなる防湿膜に酸化処理を施す
と金属箔自体にピンホールが発生して湿気が侵入した
り、又酸化処理自体が不十分で絶縁不良になるという問
題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、上記問題点
を除去し、ロードセルの性能を低下させないで絶縁性・
防湿性のよい防湿膜でストレンゲージを覆ったロードセ
ルの防湿構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明は、起歪体の起歪部に
ストレンゲージを貼り付けた構造の歪ゲージ式ロードセ
ルにおいて、起歪体の少なくともストレンゲージを含む
表面を、少なくとも下面に樹脂コーティングのラミネー
ト加工を施し且つ予め全面に多数の皺を施した金属箔の
防湿膜を粘着性高分子材料を介して貼着して覆ったこと
を特徴とする。
〔作用〕
ロードセルの防湿構造を上記の如く構造することによ
り、防湿膜が金属箔に樹脂コーティングのラミネート加
工が施されているので柔軟性が損なわれることなく、ピ
ンホールのない防湿膜として使用できる。また、ストレ
ンゲージの防湿膜として有効だけでなく、絶縁膜として
ストレンゲージのリード線やその他の配線箇所に絶縁の
ためのフィルムを装着する必要がなくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図は本発明に係る防湿構造を施した歪ゲ
ージ式ロードセルの構造を示す図で、第1図は外観図、
第2図は第1図のA−A線上断面矢視図、第3図は第2
図のBを部分の拡大断面図である。本ロードセルは、上
下にビームを有する公知の所謂ダブルビーム型のロード
セルである。起歪体2は高力アルミニュウム材でできて
おり、上下ビームの所定位置には薄肉のたわみ部5が形
成され、該たわみ部5の近傍にはストレンゲージ1が貼
付けられている。起歪体2には接続コード11を導き入
れる縦孔12が設けられ、接続コード11の芯線端部は
ストレンゲージ1に接続されている。
起歪体2の前面と後面との各上下縁部及び上面と下面に
はシール材3をストレンゲージ1の上を覆う状態で貼着
している。
シール材3としては本実施例ではブチルゴムを用いる
が、天然ゴムや合成ゴム等粘性を有する高分子化合物で
もよい。
上記シール材3の上に防水シート4を貼着する。該防水
シート4は第3図に示すようにアルミ箔4−2の上下面
に樹脂コーティングのラミネート層4−1,4−3を形
成したものであり、その全面に多数の無方向性の皺6を
形成している。
防水シート4を上記の如くアルミ箔4−2の上下面にラ
ミネート層4−1,4−3を形成してラミネート加工す
ることにより、防水シート4は下記のような作用を有す
る。
上記アルミ箔4−2としては膜厚25μ〜50μのもの
が適しているが、例えば膜厚25μのアルミ箔では面積
1m2の中に数個のピンホールが確率的に存在する。該
ピンホールが存在すると防水シート4の防水性が低下す
るが、上記のように上下面にラミネート層4−1,4−
3を形成することにより、このピンホールを塞ぐことが
できるから防湿性が向上する。また、アルミ箔4−2の
上面にもラミネート層4−1を形成することにより、該
ラミネート層4−1はアルミ箔4−2の防錆作用を奏す
ることになり、アルミ箔4−2が長期に渡り防湿作用を
奏することになる。また、ラミネート層4−1はアルミ
箔4−2を機械的にも保護することになり、例えばアル
ミ箔4−2にひっかき優等も付きにくくなる。
また、上記実施例はアルミ箔4−2の上下面にラミネー
ト層4−1,4−3を形成した例を示したが、ラミネー
ト層4−1を形成することによる上記作用を無視すると
下面のみにラミネート層4−3を形成したものでもよ
い。また、防水シート4の金属箔もアルミ箔4−2に限
定されものではなく、他の防湿作用を有する金属箔でも
よいことは当然である。
また、上記実施例では起歪体2の前面と後面の各上下縁
部及び上面と下面とを防水シート4で覆う例を示した
が、ストレンゲージ1を防水シート4で覆うことによ
り、ストレンゲージ1の防湿性は保てるから、最小限ス
トレンゲージ1の上の面を含むストレンゲージ1が貼着
された周辺部の起歪体2を防水シート4で覆えばよい。
また、それとは反対に起歪体2の全体を防水シート4で
覆うようにしてもよい。
また、上記実施例ではストレンゲージ1の上面にもシー
ル材3を配設する構成としたが、ストレンゲージ1の部
分及び周辺をシール材3を配設することなくこの部分を
空隙として、その上を防水シート4で覆ようにすればシ
ール材の影響を受けにくくなるので、ロードセルの性能
は更に向上する。
上記の如くアルミ箔4−2等の金属箔の表面に樹脂材か
らなるラミネート層4−1,4−3を形成するので、金
属箔はその柔軟性を失うことなく、ピンホールのない防
水シート4となる。
また、ストレンゲージ1の防湿膜として有効なだけでな
く、絶縁材料としてストレンゲージ1のリード線やその
他の配線個所に絶縁のためのフィルムを装着する必要が
ないので、歪ゲージ式ロードセルの製造が容易になる。
また、防水シート4の全面に方向性のない皺6を形成す
るため、皺6の位置が起歪体2のたわみ部5に限定され
ていないので、防水シート4の加工が単純化され、その
加工時間が短縮される。
また、予め防水シート4の全面に方向性のある皺を形成
しても良く、その作用効果は同様である また、従来歪ゲージ式ロードセルの製造の一例として起
歪体2のたわみい部5のたわみ特性を維持させるため、
起歪体2にゲージ・シーリング材金属箔を貼着させてか
ら、所定部分を押し型で蛇腹状に形成する方法がある。
しかしながらこの方法はストレンゲージ1の切断、リー
ド線や配線の切断、配線の絶縁被覆の損傷による絶縁不
良、防湿膜の酸化処理による酸化被膜の剥離による絶縁
不良が発生する恐れがあったが、上記の如く予め防水シ
ート4の全面に方向性のない多数の皺6を形成すること
により、起歪体2に防水シート4を貼着する際、従来の
ようにたわみ部5に対応する部分の防水シート4に蛇腹
状の皺を設ける加工をすることがないので、上記のよう
な問題がなくなる。
なお、上記実施例では、ロードセルのタイプをダブルビ
ーム型ロードセルを例に説明したが、その他剪断型ロー
ドセル、円環型ロードセル、コラム型ロードセル等いず
れのタイプのロードセルについても上記コーティング剤
による被覆層を形成すれば同様の効果が得られる。
また、上記実施例では、起歪体の材質として高力アルミ
ニュウムを用いたが、起歪体を構成する材料としてはこ
れに限定されるものではなく、それ以外の材料で製作さ
れた起歪体でも同様な効果を有する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、下記のような優れ
た効果が得られる。
防湿膜が金属箔に樹脂コーティングのラミネート加工
が施されて成り、しかも防湿膜の金属膜の金属面に無方
向性の多数の皺が形成されていることで、柔軟性が増す
のでロードセルのクリープ特性を低下させることなく、
ピンホールのない絶縁膜となるから、ストレンゲージの
防湿膜として有効なだけでなく、絶縁膜としてのストレ
ンゲージのリード膜やその他の配線箇所に絶縁のための
フィルムを装着する必要がなくなる。
また、予め防湿膜に無方向性の多数の皺を形成するた
め、防湿膜の加工が単純化され加工時間が短縮されると
共に、防湿膜を貼着した後、起歪体のたわみ部のたわみ
特性を維持させるため、たわみ部に対応する部分の防湿
膜に柔軟性を持たせるための皺を設けるための加工をす
ることがないので、歪ゲージ式ロードセルの製造が容易
になると同時にその加工に伴う不具合も生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係る防湿構造を施した歪ゲ
ージ式ロードセルの構造を示す図で、第1図は外観図、
第2図は第1図のA−A線上断面矢視図、第3図は第2
図のB部分の拡大断面図である。 図中、1……ストレンゲージ、2……起歪体、3……シ
ール材、4……防水シート、5……たわみ部、6……
皺、11……接続コード、12……縦孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】起歪体の起歪部にストレンゲージを貼り付
    けた構造の歪ゲージ式ロードセルにおいて、 前記起歪体の少なくともストレンゲージを含む表面を、
    少なくとも下面に樹脂コーティングのラミネート加工を
    施し且つ予め全面に無方向性の多数の皺を施した金属箔
    の防湿膜を粘着性高分子材料を介して貼着して覆ったこ
    とを特徴とする歪ゲージ式ロードセルの防湿構造。
JP62334930A 1987-12-28 1987-12-28 歪ゲージ式ロードセルの防湿構造 Expired - Lifetime JPH0621825B2 (ja)

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JPS6449925A JPS6449925A (en) 1989-02-27
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JP6657603B2 (ja) * 2015-06-09 2020-03-04 オムロン株式会社 ひずみセンサ、および監視システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5977325A (ja) * 1982-10-26 1984-05-02 Ishida Scales Mfg Co Ltd ロ−ドセル

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