JPH0621748B2 - 吸収冷凍機の不凝縮ガス排出装置 - Google Patents

吸収冷凍機の不凝縮ガス排出装置

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JPH0621748B2
JPH0621748B2 JP9604984A JP9604984A JPH0621748B2 JP H0621748 B2 JPH0621748 B2 JP H0621748B2 JP 9604984 A JP9604984 A JP 9604984A JP 9604984 A JP9604984 A JP 9604984A JP H0621748 B2 JPH0621748 B2 JP H0621748B2
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豪夫 石河
龍雄 宮城
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、吸収液を用いて機内の不凝縮ガスを抽気しつ
つ特定の箇所に貯えるようにした吸収冷凍機(以下、こ
の種の吸収冷凍機という)の貯えられた不凝縮ガスを真
空ポンプにより排気する装置に関する。
(ロ) 従来技術 この種の吸収冷凍機においては、運転を長時間続けてい
ると機器内に不凝縮ガスが滞留し、この不凝縮ガスがこ
の種の吸収冷凍機の能力を低下させる原因となることは
一般に知られている。
それ故、この種の吸収冷凍機においては、例えば実公昭
56−35735号公報に説明されているように、この
種の吸収冷凍機用の吸収胴内における不凝縮ガスを冷媒
蒸気と共に抽気管経由で抽気セパレーター内に抽気し、
抽気された冷媒蒸気を吸収液に吸収させつつ不凝縮ガス
と分離して不凝縮ガスを貯室に集め、貯室内の不凝縮ガ
スを排出路経由で真空ポンプにより機外へ排出する手段
が、従来、採用されている。
しかし、このような従来の手段においては、例えば、冷
房運転時に冷却水用のポンプが故障して冷却水の供給が
断たれることにより、吸収胴内の圧力が異常に上昇した
場合、抽気セパレーター内の吸収液の液位が過度に上昇
して吸収液が不凝縮ガスの排出路に侵入することもあ
り、真空ポンプの機能が阻害されて不凝縮ガスを良好に
排出できなくなるおそれがあった。
(ハ) 発明の目的 本発明は、真空ポンプへの吸収液の侵入を防ぐことので
きるこの種の吸収冷凍機の不凝縮ガス排出装置の提供を
目的としたものである。
(ニ) 発明の構成 本発明は、この種の吸収冷凍機の不凝縮ガス排出装置に
おいて、排出路に設けられた弁と、器胴の吸収液溜めに
設けられて吸収液溜めの吸収液の温度を検知する検出器
あるいは器胴に設けられて器胴内の気相部の圧力を検知
する検出器と、この検出器が検知した温度あるいは圧力
に応じて排出路の弁の開閉を制御する制御器とを備え、
この制御器は検出器が検出する温度あるいは圧力が設定
値以上であると弁を閉じる構成としたものである。
本発明によれば、上記器胴内の圧力が所定値以上となっ
て不凝縮ガスの排出路へ吸収液の侵入するおそれが大き
くなった場合に不凝縮ガスの排出路の弁が閉じられるの
で、真空ポンプへの吸収液の侵入を防止することができ
る。
(ホ) 実施例 図面は本発明によるこの種の吸収冷凍機の不凝縮ガス排
出装置の一実施例を示した要部概略構成説明図であり、
(1)は吸収冷凍機用の器胴、(2)は器胴(1)の吸収液溜
め、(3)は吸収液用のポンプ、(4)、(5)は吸収冷凍機内
を循環する吸収液の流通用の管、(6)は不凝縮ガスの抽
気用の容器、(7)は容器(6)上部に形成した不凝縮ガスの
抽気室、(8)は容器(6)下部に形成した気液分離室、(9)
は容器(6)中間部に形成した不凝縮ガスの捕集室、(10)
は一端を抽気室(7)に開口させて接続し他端を気液分離
室(8)の吸収液中に開口させた筒状の管、(11)は器胴(1)
の気相部と抽気室(7)とを接続した抽気管、(12)は一端
を管(5)に接続し他端を管(10)の気相部に開口した吸収
液の送られる管、(13)は一端を気液分離室(8)底部と接
続し他端を吸収液溜め(2)上部に開口させて器胴(1)と接
続した吸収液の戻し管である。
(14)は真空ポンプ、(15)はオイルトラップ、(16)は捕集
室(9)とトラップ(15)とを接続した不凝縮ガスの排出管
で、この排出管には、弁(V1)、(V2)が備えてある。
そして、(S1)は器胴(1)内の吸収液の温度を感知する
検出器で、この検出器の信号により制御器(C1)を介し
て、吸収液の温度が設定値(例えば70℃)未満である
ときには弁(V1)が開かれ、吸収液の温度が設定値以上
であるときには弁(V1)が閉じられるようになってい
る。
なお、(S2)は捕集室(9)の圧力検出器で、捕集室(9)内
が所定圧力以上になると圧力検出器(S2)の信号により
別の制御器(C2)を介して真空ポンプ(14)が起動される
ようになっている。なおまた、(S3)は真空ポンプ(14)
に用いる油の温度を感知する温度検出器で、真空ポンプ
(14)の起動後、油温が所定値に達すると温度検知器
(S3)の信号により弁(V2)が開かれるようになってい
る。
このように構成された吸収冷凍機(以下、本機という)
においては、管(12)の開口端から噴射される吸収液のエ
ゼクタ作用により器胴(1)内の冷媒蒸気および不凝縮ガ
スが抽気管(11)、抽気室(7)経由で筒状の管(10)内に吸
引される。吸引された冷媒蒸気は噴射された吸収液に吸
収され、冷媒蒸気を吸収した吸収液は管(10)を流下して
気液分離室(8)、戻し管(13)経由で器胴(1)へ戻る。一
方、不凝縮ガスは気泡状態で吸収液と共に管(10)を流下
して気液分離室(8)に至り、この気液分室に至った不凝
縮ガスは浮上して捕集室(9)に貯留される。
そして、この種の吸収冷凍機に備えた従来の不凝縮ガス
排出装置と同様に、捕集室(9)内の圧力が所定値〔例え
ば蒸発器(図示せず)に内蔵した熱交換器(図示せず)
より冷水を取出す冷房運転時には90mmHg程度、この
熱交換器より温水を取出す暖房運転時には154mmHg
程度〕になると、圧力検出器(S2)の信号によって真空
ポンプ(14)が起動する。真空ポンプ(14)の起動後、5〜
10分経過するとこのポンプと弁(V2)間の排出管(16)
内はおよそ4mmHgの低圧となり、更に一定時間経過す
ると真空ポンプ(14)用の油が所定温度まで上昇する。
真空ポンプ(14)用の油が所定温度に達すると温度検出器
(S3)の信号によって弁(V2)が開かれる。一方、本機
においては、器胴(1)内の吸収液の温度が設定値未満に
あるときは、検出器(S1)の信号によって弁(V1)が開
かれている。それ故、本機においては、器胴(1)内の吸
収液の温度が設定値未満にあるとき、捕集室(9)内の不
凝縮ガスが真空ポンプ(14)によって排出管(16)経由で機
外へ排気される。
ところで、本機を含めてこの種の吸収冷凍機において
は、捕集室(9)の容量が、一定期間(例えば一週間)に
機内で発生したあるいは機内に流入した不凝縮ガスを貯
留できる程度に設計されており、また、通常の運転時、
捕集室(9)内の不凝縮ガスが真空ポンプ(14)により排気
されて捕集室(9)内圧が4mmHg程度まで低下しても吸
収液が捕集室(9)と排出管(16)との接続部まで上昇する
ことのないようにこの接続部と戻し管(13)の吸収液溜め
(2)側開口端との間の高さH〔図中のHを参照〕が
所定値(例えば561mm程度)に設計されている。
このように設計されている吸収冷凍機(例えば高さH
が561mmに設計されている吸収冷凍機)においては、
器胴(1)内の吸収液が通常の温度領域〔30〜40℃〕
にある時、捕集室(9)内の吸収液の液面が捕集室(9)と排
出管(16)との接続部より低いレベルにあるものの、器胴
(1)内の吸収液が何らかの原因で80℃以上になった時
には、吸収液面が前記接続部より高いレベルに達する。
吸収液面の前記接続部より高いレベルに達する理由は次
のように説明できる。ここにおいて、吸収液溜め(2)内
の吸収液(臭化リチウム水溶液)の温度、濃度は80
℃、58%、気液分離室(8)内の吸収液の比重がおよそ
1.6であり、捕集室(9)内のガスを真空ポンプ(14)に
より十分に排気した際の捕集室(9)内の到達真空度が約
4mmHgであるとする。この場合、器胴(1)における吸
収液(臭化リチウム水溶液)の飽和蒸気圧は約70mmH
gとなり、器胴(1)と捕集室(9)との圧力差は約66mmH
gとなる。そして、この圧力差と釣合う吸収液柱H〔図
中のH参照〕=(66×13.6)÷1.6=561mm
となる。
上記説明から明らかなように、器胴(1)内の吸収液の温
度が80℃以上になると、弁(V1)を閉じる手段を備え
ていないこの種の吸収冷凍機においては、吸収液が真空
ポンプ(14)内に侵入してしまうことが分かる。
これに対し、本機においては、器胴(1)内の吸収液の温
度が設定値(例えば70℃)以上になると、弁(V1)を
閉じるようにしているので、真空ポンプ(14)への吸収液
の侵入を未然に防止でき、このポンプの機能を良好に保
つことができる。
なお、吸収液温度を感知する検出機(S1)の代りに器胴
(1)内の圧力を検知する検出器を備え、この検出器の信
号により、器胴(1)内が設定圧力以上になると制御器(C
1)を介して弁(V1)が閉じられるようにしても良い。
(ヘ) 発明の効果 以上のように、本発明によるこの種の吸収冷凍機の不凝
縮ガス排出装置は、不凝縮ガスの排出路に設けられた弁
と、器胴の吸収液溜めに設けられて吸収液溜めの吸収液
の温度を検知する検出器あるいは器胴に設けられて器胴
内の気相部の圧力を検知する検出器と、この検出器が検
知した温度あるいは圧力に応じて上記弁の開閉を制御す
る制御器とを備え、この制御器は検出器が検出する温度
あるいは圧力が設定値以上であると弁を閉じるようにし
たものであるから、器胴内圧力の過度の上昇によって吸
収液が気液分離室、捕集室及び不凝縮ガスの排出路を経
由して真空ポンプ内に侵入することを、未然に、防止で
きる。
それ故、本発明装置を備えたこの種の吸収冷凍機におい
ては、器胴内圧力を冷房運転時より高くして運転する暖
房運転期間中や冷房運転時に冷却水用ポンプの故障によ
って冷却水の供給が断たれた際など何らかの原因で器胴
内圧力が過度に上昇した場合にも真空ポンプへの吸収液
の侵入が防止され、真空ポンプの機能を正常に保って良
好に不凝縮ガスを機外へ排出することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によるこの種の吸収冷凍機の不凝縮ガス排
出装置の一実施例を示した要部構成概略説明図である。 (1)……器胴、(2)……吸収液溜め、(3)……ポンプ、 (4)、(5)……管、(7)……抽気室、(8)……気液分離室、 (9)……捕集室、(10)……管、(11)……抽気管、(12)…
…管、 (13)……戻し管、(14)……真空ポンプ、(16)……排出
管、 (C1)……制御器、(S1)……検出器、 (V1)、(V2)……弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収冷凍機の器胴に接続されて器胴内の気
    相部と連通した抽気路と、この抽気路経由で器胴内の冷
    媒蒸気と共に不凝縮ガスを抽気する抽気室と、抽気され
    た冷媒蒸気を器胴からの吸収液に吸収させ不凝縮ガスと
    分離する気液分離室と、この気液分離室で分離した不凝
    縮ガスを貯える補集室と、この補集室内の不凝縮ガスを
    機外へ排出する真空ポンプと、補集室と真空ポンプとを
    結ぶ排出路とを備えた吸収冷凍機の不凝縮ガス排出装置
    において、排出路に設けられた弁と、器胴の吸収液溜め
    に設けられて吸収液溜めの吸収液の温度を検知する検出
    器あるいは器胴に設けられて器胴内の気相部の圧力を検
    知する検出器と、この検出器が検知した温度あるいは圧
    力に応じて上記弁の開閉を制御する制御器とを備え、こ
    の制御器は検出器が検出する温度あるいは圧力が設定値
    以上であると弁を閉じることを特徴とする吸収冷凍機の
    不凝縮ガス排出装置。
JP9604984A 1984-05-14 1984-05-14 吸収冷凍機の不凝縮ガス排出装置 Expired - Lifetime JPH0621748B2 (ja)

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