JPS5924773B2 - 冷凍機の抽気装置 - Google Patents

冷凍機の抽気装置

Info

Publication number
JPS5924773B2
JPS5924773B2 JP11911076A JP11911076A JPS5924773B2 JP S5924773 B2 JPS5924773 B2 JP S5924773B2 JP 11911076 A JP11911076 A JP 11911076A JP 11911076 A JP11911076 A JP 11911076A JP S5924773 B2 JPS5924773 B2 JP S5924773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
permeable membrane
condensable
refrigerator
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11911076A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5344953A (en
Inventor
昭三 斉藤
修行 井上
健作 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP11911076A priority Critical patent/JPS5924773B2/ja
Publication of JPS5344953A publication Critical patent/JPS5344953A/ja
Publication of JPS5924773B2 publication Critical patent/JPS5924773B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冷凍機において存在すると好ましくない不凝
縮ガスを機外に抽出除去するための抽気装置に関するも
のである。
一般に冷凍機特に吸収冷凍機では機内に不凝縮ガスが存
在すると各部伝熱を阻害して著しく冷凍能力を低下させ
るばかりでなく機内の腐蝕発生原因となり故障を起す悪
影響があるため、従来では真空ポンプ又は放出弁等を用
いて機外に不凝縮ガスを排出する抽気装置が用いられて
いる。
これまでの抽気装置では運転中に真空ポンプに溶液や冷
媒の液滴を吸込むことがあって真空ポンプをいためたり
、停止中に機外と機内を結ぶ弁の操作の間違いや弁口体
の故障により機内に外気が漏入して冷凍機を運転不能に
至らしめたりする欠点があった。
本発明は、これら従来での抽気装置の欠点を適確に取り
除き、安全かつ信頼性の高い抽気装置を提供することを
目的としたものである。
また本発明での他の目的は抽気操作が容易で不凝縮ガス
を高い除去率で抜き取り、分離効率をも著しく向上させ
て処理でき管理面も簡素化できる抽気装置とすることに
ある。
さらに本発明の目的では運転制御が容易で安定性が高く
しかも製造が簡易であって且つ安価な形式の抽気装置を
提供するにある。
本発明は、冷凍機内の不凝縮ガスを不凝縮ガスで有害な
作用を受けない機部分へ送り気体透過膜に導き、この気
体透過膜を通して機外に排出することを特徴とするもの
で、前記気体透過膜はシリコーンゴム、セルロース、ポ
リエチレン等の気体のみを透過し、液体、固体を通さな
い性質を有した気体透過膜が用いられる抽気装置としで
ある。
本発明を吸収冷凍機に採用した一実施例につき図面を参
照して説明すると、第1図において吸収器1、蒸発器2
、発生器3、凝縮器4及び熱交換器5から構成され発生
器、凝縮器、蒸発器、吸収器及び発生器から成る冷媒循
環系路と発生器、吸収器及び発生器から成る吸収剤循環
系路とを備えた吸収冷凍機で、前記吸収器1に連らなる
溶液循環路26.26’に設けた溶液ポンプ6の吐出側
配管からバイパスした連絡配管12.15が抽気エジェ
クタ8,9を介して配管14.17で気液分離器10に
連絡されて配備され該気液分離器10は配管18をもっ
て前記溶液ポンプ6の吸込側に連絡した循環系路を持ち
、且つ器内に機内外を隔離する気体透過膜11が密閉状
態下に配備され、この気体透過膜11の機外側が液体1
9に浸されていて機外のガスが気体透過膜11に接触し
ないようになっている。
一方吸収溶液により駆動される前記抽気エジェクタ8は
配管13を介して吸収器1に連絡され吸収器1内の不凝
縮ガスを吸引して昇圧して配管14を経て気液分離器1
0に送られるように構成され、また吸収溶液により駆動
される前記抽気エジェクタ9は配管16を介して凝縮器
4に連絡され凝縮器4内の不凝縮ガスを吸引して昇圧し
て配管17を経て気液分離器10に送られるように構成
されている。
図中20は蒸発器2と凝縮器4との連絡配管、21は吸
収器チューブ、22は蒸発器チューブ、23は発生器チ
ューブ、24は凝縮器チューブ、25は発生器3と吸収
器との連絡配管、27は冷媒液配管である13 なお前記気体透過膜はその膜材料としてシリコーンゴム
、セルロース、セルローズアセテート、ニトロセルロー
ズ、エチルセルローズなどのセルローズの誘導体やポリ
エチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリルニ
トリル系の材料を使用した有機質膜、あるいは金属水酸
化物、酸化物、グラファイトオキサイドなどの無機質膜
も利用でき、いずれにしても気体のみを透過し液体や固
体は不透過となる気体透過膜又はろ過膜の膜材が選んで
用いられ得るが膜材は偏平に張装してもよいが図示例の
如(中央部又は他部に突出した空室が形成されるように
形状に賦形したり山形、その地気液分離した気体が一カ
所又は数カ所に集められ機外に気体透過膜11を通して
放出されるようにするのが効果的であり、必要に応じて
は立上り管を設けた仕切壁で気液分離器内が区劃され立
土管の開口部に気体透過膜11を張装する構成とするこ
ともできる。
また該気体透過膜11を通して機内側の不凝縮ガスを機
外に放出する分離の駆動力とする操作圧は約0.1〜5
0 k’;t −f/CrA好ましくは1.0〜6.0
kg−f/crilでその昇圧手段としてエジェクタが
不凝縮ガスを集合させるのに好適であるため活用されて
いるがポンプその他の加圧機構も用いられうる。
さらに前記気体透過膜11は気液分離器10内に設けら
れているが、不凝縮ガスで有害な作用を受けない機部分
に設は鎖部に不凝縮ガスを集合させる構成とすることも
選んでできる。
しかして冷凍機の運転中吸収器1内の不凝縮ガスは配管
12内を流れる吸収溶液により駆動される抽気エジェク
タ8により配管13を通して吸引され昇圧されて配管1
4を通って気液分離器10に送られる。
また凝縮器4内の不凝縮ガスは配管15を流れる吸収溶
液により駆動される抽気エジェクタ9により配管16を
通して吸引され昇圧されて配管17を通って気液分離器
10に送られる。
気液分離器10に集められた不凝縮ガスは気体透過膜1
1を透過し、液体19の中を浮上して機外に排出される
が、吸収溶液は気体透過膜11を透過できないので機内
側にとどまり、機外に排出されることはなく配管18を
通して冷凍サイクル側に戻されこのようにして不凝縮ガ
スのみを機外に排出することができる。
一方運転を停止した場合、ポンプ6による昇圧作用がな
くなって気体透過膜11の機内側圧力が機外側よりも低
(なるが、気体透過膜110機外側が液体19に浸され
ていて、機外のガスが気体透過膜11に接触しないので
機外のガスが機内に入り込むことがない。
従って第1図のように構成すれば従来の抽気装置で必要
とされた機内と機外とを結ぶ通路の弁を省略することが
できるので抽気のための繁雑な操作が不要になり、しか
も、ガス漏入事故の心配がない安全な抽気装置を提供す
ることができる。
なお、機外側の液体19は吸収溶液、冷媒液、能力増進
剤等気体透過膜と反応しない液体ならば何でもよく、あ
るいはパラフィンのように固体と液体の両面性を備えた
物質でもよい。
また気体透過膜11には強度を保つため適当な補強材を
取付けてもよく、また気液分離器10と気体透過膜11
は別個の容器にしてもさしつかえない。
第2図例は第1図の実施例のうち気体透過膜110機外
側に機内を加圧テストする場合等に機内のガスが不要に
放出されない様補助弁19′を取付けた例であり、この
補助弁19′は第2図Aのように気体透過膜の機内側に
取付けてもさしつかえない。
第3図例は第1図の実施例のうち気体透過膜の機外側に
気体透過膜の内外の圧力差を大きくしてガスの透過をよ
くするため真空ポンプ28を取付けて内部のガスを吸引
した例であるが、真空ポンプ28のほか、エジェクタを
取付けてもさしつかえない。
第4図例は第1図の実施例のうち、抽気エジェクタ8,
9の駆動用に別の溶液ポンプ29を取付けた例で、抽気
エジェクタ駆動用に高揚程のポンプが必要な場合に有利
である。
なお溶液ポンプ29の吸込口は溶液ポンプ6の吐出側に
接続しても差支えなくこのようにサブ溶液ポンプ29を
使用する場合ポンプのヘッドをかせぐためにメインの溶
液ポンプとシリーズに接続するとメリットがある。
第5図例は第1図の実施例のうち、気体透過膜11の目
づまりを検出するため、気液分離器10にレベルスイッ
チ30を設けたもので、気体透過膜11が目づまりを起
こしてガスの透過量が減少し気液分離器10内にガスが
停滞して液面が低下した状態をレベルスイッチ30で検
出して異常を感知することができ、気体透過膜の機能維
持に役立つ、レベルスイッチのほか、サイドグラスを気
液分離器10に取り付けて運転者がそれを見て目づまり
を判断してもさしつかえない。
この場合気体透過膜を更新したり又は洗浄できる形態と
するのも有効である。
第6図の具体例は第1図の実施例のうち、気液分離器の
液戻り配管18中に絞り機構31を設けたもので、気液
分離器10の内部圧力を上げて気体透過膜11のガス通
過量を増加させることができる。
絞り機構31はオリフィス又は弁いずれでもさしつかえ
ない。
この場合弁を用いたときは手動弁とし手動操作をしても
よくサイドグラスによる液面検出に基づいて操作させる
のが合理的である。
第7図例では第1図の実施例のうち、気液分離器10の
液面にて制御するフロート弁32を、気液分離器10か
らの液戻り配管18中に設けたもので、気液分離器10
内にガスが溜って液面が低下するとフロート弁32を閉
じるため液の戻りが制限されて気液分離器の内部圧力が
高くなり、気体透過膜を通してのガスの抜けを良くする
効果や、ガスが冷凍サイクル側に逆流することを防止す
る効果がある。
第8図例は第1図の実施例のうち、気液分離器10の液
面を検出するレベルスイッチ30を設けて気液分離器1
0からの液戻り配管18中に設けられた弁33を開閉す
るようにしたもので、気液分離器内にガスが溜って液面
が低下するとレベルスイッチ30にてそれを検出し、自
動的に弁33を閉じるため、液の戻りが制限されて気液
分離器10の内部圧力が高くなり、気体透過膜を通して
のガスの抜けを良くする効果や、ガスが冷凍サイクル側
に逆流することを防止する効果がある。
第9図の実施例では前記実施例の溶液によって駆動され
るエジェクタに代えて冷媒液によって駆動されるエジェ
クタの不凝縮ガス集合機構としたもので、冷媒ポンプ7
を含む冷媒循環系路にエジェクタ8,9と気液分離器1
0とを連絡配備した構成としである。
この場合冷凍機の運転中、吸収器1内の不凝縮ガスは配
管12内を流れる冷媒液により駆動される抽気エジェク
タ8により配管13を通して吸引され昇圧されて配管1
4を通って気液分離器10に送られる。
また、凝縮器4内の不凝縮ガスは配管15を流れる冷媒
液にて駆動される抽気エジェクタ9により配管16を通
して吸引され昇圧されて配管17を通って気液分離器1
0に送られる。
そしてこの気液分離器10には気体透過膜11が設けら
れて、おり、不凝縮ガスは気体透過膜11を透過し、液
体19中を浮上して機外に排出されるが、冷媒液は気体
透過膜11を透過できないので機内にとどまり配管18
を通って冷凍サイクル側に戻される。
機の運転を停止した場合冷媒ポンプ7による昇圧作用が
なくなっても前記実施例C第1図乃至第8図例)と同様
に機能し、抽気のための繁雑な操作が不要でガス漏入事
故の心配がない安全な抽気装置として用いられるもので
ある。
また第10図例では本発明の他の実施例で不凝縮ガスを
溶液ポンプ6の吸込側にエジェクタ8゜9を用いて流入
させて圧縮する構成で、溶液ポンプ6の吐出側を気液分
離10に連結し、配管18で熱交換器5を介して発生器
3に連結すると共に、気液分離器10に連通した配管1
2をもって前記エジェクタ8と、配管12からバイパス
する配管15を介してエジェクタ9の駆動側に連結し、
各エジェクタ8,9の吸込側はそれぞれ配管13゜16
で吸収器1と凝縮器4とに連結しである。
この具体例では吸収器1内の不凝縮ガスは配管12内を
流れる吸収溶液により駆動される抽気エジェクタ8によ
り配管13を通して吸引され昇圧されて配管14を通し
て、溶液ポンプ6の吸込配管26中に送り込まれる。
また凝縮器4内の不凝縮ガスは配管15内を流れる吸収
溶液により駆動される抽気エジェクタ9により配管16
を通して吸引昇圧されて配管17を通して溶液ポンプ6
の吸込配管26中に送り込まれる。
この吸込配管26に混入された不凝縮ガスは溶液ポンプ
6により溶液と共に昇圧されて、気液分離器10に送り
込まれる。
そして不凝縮ガスは気体透過膜11を透過し、液体19
中を浮上して機外に排出されるが、吸収溶液は気体透過
膜11を透過できないので機内側にとどまり、機外に排
出されることなく、一部は配管18を通して発生器3に
、また残部は抽気エジェクタ8,9の駆動用として配管
12を通して送られ、エジェクタ、ポンプ、気液分離器
の間を循環する。
このようにして不凝縮ガスのみを適確に機外に排出する
ことができるものであり、機停止の場合は前記例と同様
に機能する。
なお、配管12,15,18に、溶液の流れを制限する
ための絞り又は弁を入れてもさしつかえないし、またエ
ジェクタ8,9を駆動するため別個のポンプを取付けて
もさしつかえない。
第11図は本発明のさらに他の実施例を示し、不凝縮ガ
スを溶液ポンプの吸込側の配管26に設けたエジェクタ
8にて配管13を経て吸引し圧縮して配管26′を経て
気液分離器10の気体透過膜11に集合して導くように
したもので、気液分離器10に導かれた吸収溶液の全量
が配管18で発生器3に送り込まれるようにしである。
この場合吸収器内の不凝縮ガスは溶液ポンプ6の吸込配
管26中に取付けられたエジェクタ8により配管13を
通して吸引され、ポンプ6によって昇圧されて配管26
′を通って気液分離器10に送られる。
この気液分離器10には気体透過膜11が設けられてお
り、不凝縮ガスは気体透過膜11を透過し液体19の中
を浮上して機外に排出されるが、吸収溶液は気体透過膜
11を透過できないので機内側にとどまり、機外に排出
されることはなく、配管18を通して発生器に送られ冷
凍サイクルに関与する。
このようにして不凝縮ガスのみを機外に排出することが
できる。
また運転を停止した場合、前例と同様であるが前記配管
26゜26’、18中に溶液の流れを制限するための絞
り又は弁を入れてもさしつかえないし、冷凍サイクル用
に別個の溶液ポンプを取付けて抽気系統と切り離した構
成としてもさしつかえない。
第12図はさらに他の実施例を示したもので液体ジェッ
トを用いてポンプの吸込側に不凝縮ガスを流入させて圧
縮する構成とした一例である。
即ち液体ジェットが生ずる不凝縮ガス回収器38を吸収
器1に配管34,35で連絡配備し、該不凝縮ガス回収
器38に配管36を介して抽気溶液ポンプ39を設け、
且つ吐出配管36′で気体透過膜11のある気液分離器
10に連絡すると共に配管37をもって前記不凝縮ガス
回収器38にノズルを介して連通装備しである。
この例では抽気運転中、吸収器1内の不凝縮ガスは、配
管37内を通る溶液のジェット噴流にて駆動される不凝
縮ガス回収器38によって、配管34を通して吸引され
、配管36を通ってポンプ39に送られ昇圧されて気液
分離器10に送られる。
気液分離器10に導かれた不凝縮ガスは気体透過膜11
を透過し、液体19の中を浮上して機外に排出されるが
、吸収溶液は気体透過膜11を透過できないので機内側
にとどまり、機外に排出されることはなく、配管37を
通って不凝縮ガス回収器8に戻り前述の経路を循環する
一方抽気装置の運転を停止した場合、ポンプ39による
昇圧作用がなくなって気体透過膜11の機内側圧力が機
外側圧力よりも低くなるが、気体透過膜の機外側が液体
19に浸されていて、機外のガスが気体透過膜11に接
触しないので機外のガスが機内に入り込むことがないし
冷凍サイクルとは切り離しても抽気作業が行い得られる
なお前記配管37中に、溶液の流れを制限するための絞
り又は弁を入れてもさしつかえないし、また配管37.
36又は気液分離器10の中に溶液温度を制御するため
熱交換器を取り付けてもさしつかえないし、液体19の
温度を制御するため熱交換器を取りつけてもさしつかえ
ない。
第13図の実施例では低圧部を設けこの低圧部に不凝縮
ガスを吸引し、そこから気体透過膜を通して真空ポンプ
で吸引除去する構成としたものである。
例えば吸収器1に配管34.35で連絡した不凝縮ガス
回収器38を設け、この不凝縮ガス回収器38内に気体
透過膜11が備えられて、機内外に区劃され機外側を液
体19に浸し且つ配管40で真空ポンプ28に連絡する
と共に機内側に熱交換器41即ち冷水流通管を設け、必
要に応じ配管42.43で蒸発器チューブ22の系路中
に組み込みさらに配管44で不凝縮ガス回収器38の機
内側が凝縮器4に連結され、且つ前記熱交換器41に吸
収溶液が散布されるようにスプレー配管45が溶液ポン
プ6の吐出側配管26′にバイパスされて配備して低圧
部となるようにしである。
しかして冷凍機の運転中、冷水にて冷却される熱交換器
41に溶液を散布して得られる低圧部を利用して、吸収
器1内の不凝縮ガスを不凝縮ガス回収器38に集められ
る。
不凝縮ガス回収器38には気体透過膜11が設けられて
おり、膜の外側から真空ポンプ28により回収器内圧よ
り低い圧力で吸引されるため不凝縮ガスは気体透過膜1
1を透過して、液体19中を浮上し真空ポンプ28によ
って外気に排出される。
一方抽気装置の運転を停止した場合、真空ポンプ28に
よる吸引作用がなくなって、気体透過膜11の機外側圧
力が機内側圧力よりも高くなるが、気体透過膜11の機
外側が液体19に浸されていて、機外のガスが気体透過
膜11に接触しないので機外のガスが機内に入り込むこ
とがない。
なお機内の加圧テスト時に不要のガス放出を防ぐため、
配管40中に弁を入れてもさしつかえないし、溶液の流
れを制限するためスプレー配管45中に絞り又は弁を入
れてもさしつかえないし、配管42又は43中に冷水の
流れを制限するため絞り又は弁を入れてもさしつかえな
い。
第14図の具体例ではエジェクタを数段設けて段階的に
圧縮して放出する一例を示すもので複数の気液分離器i
o、io’を備え、その一方に気体透過膜11を設は液
体19を介して大気に連通し、しかも溶液ポンプ6の吐
出側の配管26′からバイパスした配管12.15にそ
れぞれ抽気エジェクタ8,9を設け、前記気液分離器1
0゜10′に配管14.17でそれぞれ連結し、エジェ
クタ8の吸込配管13を気液分離器10′に開口連通し
、またエジェクタ9の吸込配管16は凝縮器4に開口す
ると共に、前記バイパス配管12゜15又は溶液ポンプ
6の吐出側配管26′に連らなる吸収溶液配管46に抽
気エジェクタ48を設は配管47で発生器3に連結し、
さらに抽気エジェクタ48の吸込配管49を吸収器1に
開口連通し吸収器1内の不凝縮ガスを吸引集合されるよ
うにしである。
しかしてこの場合抽気装置の運転中、吸収器1内の不凝
縮ガスは配管49を経て配管46内を流れる吸収溶液に
より駆動される抽気エジェクタ48により吸引され昇圧
されて発生器3に送られ、気液分離されて発生器凝縮器
篩用の空間に溜められる。
そして凝縮器4内に溜まった不凝縮ガスとともに配管1
5内を流れる吸収溶液により駆動される抽気エジェクタ
9により配管16を通して吸引され昇圧されて気液分離
器10′に送られ気液分離されてガスは気液分離器10
′の上部空間に溜められ溶液は配管18′は通して吸収
器1に戻される。
一方気液分離器10′に溜められた不凝縮ガスは配管1
2を流れる吸収溶液により駆動される抽気エジェクタ8
により配管13を通して吸引され昇圧されて気液分離器
10に送られる。
この気液分離器10には気体透過膜11が設けられてお
り、不凝縮ガスは気体透過膜11を透過し液体19の中
を浮上して機外に排出されるが、吸収溶液は気体透過膜
11を透過できないので機内側にとどまり、機外に排出
されることはなく、配管18を通して吸収器1に戻され
る。
このようにして不凝縮ガスを3段階にエジェクタを使用
して昇圧し、気体透過膜を通して不凝縮ガスのみを機外
に排出することができる。
一方抽気装置の運転を停止した場合、即ち配管12.1
5,46中の弁閉又はポンプ6の停止によってポンプ6
による昇圧作用がなくなって気体透過膜11の機内側圧
力が機外側よりも低くなるが、気体透過膜11の機外側
が液体19に浸されていて、機外のガスが気体透過膜1
1に接触しないので機外のガスが機内に入り込むことが
ないことは前例と同様であり、有用な機能も同様に生じ
得る。
なおエジェクタと気液分離器の個数を増して、不凝縮ガ
スを4段階以上にわたって昇圧して気体透過膜11に導
いてもさしつかえなく、また配管18 、18’に溶液
の流れを制限するための絞り、弁等を設けてもさしつか
えない。
第15図は本発明の他の実施例を示し、第13図例をベ
ースとし機内からのミストを真空ポンプ28に吸込まな
いように気体透過膜11を用いたもので気体透過膜11
の気体出口側を液体19に浸すことなく弁50のある配
管40で真空ポンプ28に連絡しである。
そして吸収器1、凝縮器4内の不凝縮ガスは、冷水にて
冷却される熱交換器41上に溶液を散布して得られる低
圧部を利用して不凝縮ガス回収器38に集められ、この
不凝縮ガス回収器38には気体透過膜11が設けられて
おり、膜の外側から真空ポンプ28により回収器内圧よ
り低い圧力で吸引されるため、不凝縮ガスは気体透過膜
11を透過して真空ポンプ28によって外気に排出され
るが、内部の散布中の液滴は気体透過膜11を透過でき
ないし気体出口側でガスが液体中を通らないので液分を
真空ポンプ28に吸われることはない。
以上のように本実施例では、従来の抽気装置のように、
微小な液滴を真空ポンプに吸込むことがないので真空ポ
ンプをいためることがなく抽気装置の安全性、信頼性を
向上させることができる。
本発明は、冷凍サイクルに悪影響を及ぼす不凝縮ガスを
系統中か系外に適確に導出除去することができ、しかも
冷凍機内に存在する圧力或いは利用し得る圧力により不
凝縮ガスをすみやかに不凝縮ガスで有害な作用を受けな
い機部分・\集合させて気体透過膜を通して不凝縮ガス
のみを機外に放出できるので、従来の抽気装置で必要と
された機内と機外を結ぶ通路の弁を省略することができ
抽気のための繁雑な操作が不要になりしかもガス漏入事
故の心配がない安全性と信頼性の高い抽気装置を構成簡
単で安価に提供できるものであり、取扱いも簡易で管理
上にも問題がなく冷凍機を常時良好で安定した状態で運
転できることを保証し、冷凍能力をも著しく高く維持で
きる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は系統説明図、第
2図乃至第15図はそれぞれ他の実施例の系統説明図で
ある。 1・・・・・・吸収器、2・・・・・・蒸発器、3・・
・・・・発生器、4・・・・・・凝縮器、5・・−・・
・熱交換器、6・・・・・・溶液ポンプ、7・・・・・
・冷媒ポンプ、8,9・・・・・・抽気エジェクタ、1
0 、10’・・・・・・気液分離器、11・・・・・
・気体透過膜、12,13,14,15,16,17゜
18 、18’・・・・・・配管、19・・・・・・液
体、19′・・・・・・補助弁、20・・・・・・配管
、21・・・・・・吸収器チューブ、22・・・・・・
蒸発器チューブ、23・・・・・・蒸生器チューブ、2
4・・・・・・凝縮器チューブ、25・・・・・・配管
、26.26’・・・・・・溶液循環路、27・・・・
・・冷媒液配管、28・・・・・・真空ポンプ、29・
・・・・・溶液ポンプ、30・・−・・・レベルスイッ
チ、31・・・・・・絞り機構、32・・・・・・フロ
ート弁、33・・・・・・弁、34 、35 。 36.36’ 、37・・・・・・配管、38・・・
・・・不凝縮ガス回収器、39・・・・・・抽気溶液ポ
ンプ、40・・・・・・配管、41・・・・・・熱交換
器、42.43.44・・・・・・配管、45・・・・
・・スプレー配管、46・・・・・・吸収溶液配管、4
7・・・・・・配管、48・・・・・・抽気エジェクタ
、49・・・・・・配管、50・・・・・・弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 冷凍機における機内外の圧力差のある位置に冷凍機
    内に含まれる不凝縮ガスを集合させる機構を設け、該機
    構で集められた不凝縮ガスが液体は不透過で気体のみを
    透過する気体透過膜を通して気体透過膜の内外圧力差で
    機外に排出するように気体透過膜を前記不凝縮ガス集合
    機構に配備し、気体透−過膜の気体放出側が液体に浸さ
    れた構成としたことを特徴とする冷凍機の抽気装置。 2 前記気体透過膜がシリコーンゴム、セルロース、ポ
    リエチレン等の気体のみを透過し、液体又は固体を通さ
    ない性質を有している気体透過膜であって不凝縮ガスが
    集められる気液分離器内に設けられている特許請求の範
    囲第1項記載の冷凍機の抽気装置。 3 前記不凝縮ガスが気体透過膜を通過させるために該
    気体透過膜の機内側の不凝縮ガスを昇圧する手段を備え
    た特許請求の範囲第1項又は第2項記載の冷凍機の抽気
    装置。 4 前記不凝縮ガスの集合機構が冷凍機の主機器から不
    凝縮ガスを吸収するものである特許請求の範囲第1項、
    第2項又は第3項記載の冷凍機の抽気装置。 5 前記気体透過膜が圧力を気液分離の駆動力ととする
    ろ過膜であって、冷凍機内の溶液又は冷媒に対する操作
    圧力と膜ろ過圧との圧力差を推進力として不凝縮ガスを
    前記ろ過膜により分離放出するものである特許請求の範
    囲第3項又は第4項記載の冷凍機の抽気装置。 6 不凝縮ガスを吸引昇圧して気体透過膜に導く手段が
    溶液又は冷媒の循環作用によって駆動されるエジェクタ
    である特許請求の範囲第3項、第4項又は第5項記載の
    冷凍機の抽気装置。
JP11911076A 1976-10-04 1976-10-04 冷凍機の抽気装置 Expired JPS5924773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11911076A JPS5924773B2 (ja) 1976-10-04 1976-10-04 冷凍機の抽気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11911076A JPS5924773B2 (ja) 1976-10-04 1976-10-04 冷凍機の抽気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5344953A JPS5344953A (en) 1978-04-22
JPS5924773B2 true JPS5924773B2 (ja) 1984-06-12

Family

ID=14753152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11911076A Expired JPS5924773B2 (ja) 1976-10-04 1976-10-04 冷凍機の抽気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5924773B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116972A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンシージャパン合同会社 吸収式冷凍機

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60127460A (ja) * 1983-12-14 1985-07-08 Nishihara Environ Sanit Res Corp 連続分析型全有機炭素計
JP2573428B2 (ja) * 1991-04-23 1997-01-22 矢崎総業株式会社 不凝縮ガス抽気装置
US6843948B2 (en) 1996-01-31 2005-01-18 Kureha Chemical Industry Co., Ltd. Vinylidene fluoride resin compositions and articles molded therefrom
US6512032B1 (en) 1997-07-28 2003-01-28 Kureha Chemical Industry Co., Ltd. Vinylidene fluoride resin compositions and articles molded therefrom

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116972A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンシージャパン合同会社 吸収式冷凍機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5344953A (en) 1978-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5024061A (en) Recovery processing and storage unit
US6016661A (en) Refrigerant recovery system
CA2042531A1 (en) High efficiency purge system
US5517825A (en) Refrigerant handling system and method with air purge and system clearing capabilities
WO2017063549A1 (zh) 自动抽气系统、具有该系统的制冷机组及自动抽气方法
US5067327A (en) Refrigerant recovery and recharging device
JPS5924773B2 (ja) 冷凍機の抽気装置
US5379605A (en) Method for cleaning air conditioning system
US3131546A (en) Purge arrangements
JP2008096027A (ja) 圧縮式冷凍機の抽気装置
JPS6225946B2 (ja)
JP2757589B2 (ja) 冷凍機の油吸収式抽気装置
JP2757610B2 (ja) 冷凍機用抽気装置
JP2558853Y2 (ja) 吸収式冷凍機の抽気装置
JPH07280396A (ja) 抽気装置
JP2573428B2 (ja) 不凝縮ガス抽気装置
JP6971340B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2524820Y2 (ja) 冷媒回収装置
JPH05340651A (ja) 冷凍系の抽気装置、および、同抽気方法
JP2862614B2 (ja) 空冷吸収冷暖房機の抽気排気装置
JP3854084B2 (ja) 真空蒸発式淡水化装置
JPH10180024A (ja) ドレン除去装置
JP4205896B2 (ja) 吸収冷凍機
JPH0648290Y2 (ja) フロンガス回収装置
JPH02247465A (ja) 不凝縮ガス抽気装置