JPH0621547Y2 - 混練装置の原料排出機構 - Google Patents
混練装置の原料排出機構Info
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- JPH0621547Y2 JPH0621547Y2 JP1987143243U JP14324387U JPH0621547Y2 JP H0621547 Y2 JPH0621547 Y2 JP H0621547Y2 JP 1987143243 U JP1987143243 U JP 1987143243U JP 14324387 U JP14324387 U JP 14324387U JP H0621547 Y2 JPH0621547 Y2 JP H0621547Y2
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- Japan
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- raw material
- kneading
- opening
- sliding surface
- material discharge
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は原料排出口の形成された孔空き板を摺動させる
ことによって、混練物である原料を混練容器から排出す
る混練装置の原料排出機構に関する。
ことによって、混練物である原料を混練容器から排出す
る混練装置の原料排出機構に関する。
原料を混合あるいは混練する装置としては、例えば、実
開昭54−96473号公報に示すように、底板に回転
孔を有する回転板と、排出孔を備えた搬出板とによって
構成し、前記回転板を回すことによって回転孔と搬出孔
を符合させて内部の原料を排出する粉体の混合装置、あ
るいは実開昭51−151283号公報に示すように、
内側に回転羽根(ローター)を備えた混練槽の底部に円
弧状の切欠きを設け、該円弧状の切欠き部分に定量筒を
備えた扇形ゲート板を回動自在に取付けた強制練りコン
クリートミキサー等が提案されていた。
開昭54−96473号公報に示すように、底板に回転
孔を有する回転板と、排出孔を備えた搬出板とによって
構成し、前記回転板を回すことによって回転孔と搬出孔
を符合させて内部の原料を排出する粉体の混合装置、あ
るいは実開昭51−151283号公報に示すように、
内側に回転羽根(ローター)を備えた混練槽の底部に円
弧状の切欠きを設け、該円弧状の切欠き部分に定量筒を
備えた扇形ゲート板を回動自在に取付けた強制練りコン
クリートミキサー等が提案されていた。
しかしながら、実開昭54−96473号公報記載の粉
体の混合装置においては、円形の底板を二重に構成する
必要があり、更に回転可能とする必要があるので、大型
の混練装置の場合には極めて大変であり、重量も大きく
なって材料の無駄が多いという問題点がある。
体の混合装置においては、円形の底板を二重に構成する
必要があり、更に回転可能とする必要があるので、大型
の混練装置の場合には極めて大変であり、重量も大きく
なって材料の無駄が多いという問題点がある。
また、実開昭51−151283号公報記載の強制練り
コンクリートミキサーにおいては、扇形ゲート板が定量
筒が設けられているので、定量排出は可能であるが、混
練槽内の原料全部を同時に排出することはできないとい
う問題点がある。そこで、前記定量筒を除去し、扇形ゲ
ート板のみを開閉して、混練槽内の原料を連続的に排出
する機構が考えられるが、この場合、円弧状の切欠き部
分と、扇形ゲート板の接合面が垂直となっているので、
当接して摩耗した場合にはその部分に隙間が生じて原料
漏れを生じ、更には扇形ゲート板の支持が片持ちである
ので扇形ゲート板の軸受部分が摩耗した場合には扇形ゲ
ート板が傾き易いという問題点がある。
コンクリートミキサーにおいては、扇形ゲート板が定量
筒が設けられているので、定量排出は可能であるが、混
練槽内の原料全部を同時に排出することはできないとい
う問題点がある。そこで、前記定量筒を除去し、扇形ゲ
ート板のみを開閉して、混練槽内の原料を連続的に排出
する機構が考えられるが、この場合、円弧状の切欠き部
分と、扇形ゲート板の接合面が垂直となっているので、
当接して摩耗した場合にはその部分に隙間が生じて原料
漏れを生じ、更には扇形ゲート板の支持が片持ちである
ので扇形ゲート板の軸受部分が摩耗した場合には扇形ゲ
ート板が傾き易いという問題点がある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、混練容器
の原料の排出口の開閉が容易にでき、しかも長期の寿命
を有する混練装置の原料排出機構を提供することを目的
とする。
の原料の排出口の開閉が容易にでき、しかも長期の寿命
を有する混練装置の原料排出機構を提供することを目的
とする。
前記目的に沿う本考案に係る混練装置の原料排出機構
は、円形の混練容器の内部にモータによって回転駆動さ
れる回転羽根を備えた混練装置の原料排出機構であっ
て、前記混練容器の底部に、その半径中心が該混練容器
の外周部にあって、内周縁が上方に拡径するテーパ状の
上向き摺動面となった円弧状の開口部を設け、前記開口
部に上面を合わせてその一部が嵌まり込み、内側一方に
は原料排出口が形成され、外周には前記上向き摺動面に
摺接するテーパ状の下向き摺動面を有する前記開口部よ
り開き角度が十分大きい扇状の孔空き板を、駆動手段に
よって回動可能に取付けて構成されている。
は、円形の混練容器の内部にモータによって回転駆動さ
れる回転羽根を備えた混練装置の原料排出機構であっ
て、前記混練容器の底部に、その半径中心が該混練容器
の外周部にあって、内周縁が上方に拡径するテーパ状の
上向き摺動面となった円弧状の開口部を設け、前記開口
部に上面を合わせてその一部が嵌まり込み、内側一方に
は原料排出口が形成され、外周には前記上向き摺動面に
摺接するテーパ状の下向き摺動面を有する前記開口部よ
り開き角度が十分大きい扇状の孔空き板を、駆動手段に
よって回動可能に取付けて構成されている。
ここで、開口部には混練容器の底部に1箇所のみ設けら
れたものの他、開口部が複数個所設けられているもので
あっても本考案は適用される。
れたものの他、開口部が複数個所設けられているもので
あっても本考案は適用される。
本考案に係る混練装置の原料排出機構は、混練容器の底
部に内周が上方に拡径するテーパ状の上向き摺動面を有
する円弧状の開口部を設け、該開口部にその一部が嵌ま
り込み、内側一方には原料排出口が形成され、外周には
前記上向き摺動面に摺接するテーパ状の下向き摺動面を
有する前記開口部より開き角度が十分大きい扇状の孔空
き板を配置し、該孔空き板を駆動手段によって回動して
いるので、前記開口部の上向き摺動面が露出せず、排出
される原料が前記上向き摺動面と下向き摺動面との間に
侵入、付着することがない。従って、原料の排出口が設
けられた孔空き板が円滑に作動する。
部に内周が上方に拡径するテーパ状の上向き摺動面を有
する円弧状の開口部を設け、該開口部にその一部が嵌ま
り込み、内側一方には原料排出口が形成され、外周には
前記上向き摺動面に摺接するテーパ状の下向き摺動面を
有する前記開口部より開き角度が十分大きい扇状の孔空
き板を配置し、該孔空き板を駆動手段によって回動して
いるので、前記開口部の上向き摺動面が露出せず、排出
される原料が前記上向き摺動面と下向き摺動面との間に
侵入、付着することがない。従って、原料の排出口が設
けられた孔空き板が円滑に作動する。
そして、前記開口部の上向き摺動面に、前記孔空き板の
下向き摺動面が乗った状態で回動し、回動する孔空き板
の円弧状の周縁が開口部の円弧状の周縁に支持されなが
ら回動することになって、孔空き板の支持が片持でなく
なり、結果として孔空き板の軸受の偏摩耗が減少し、孔
空き板の回転駆動も安定する。
下向き摺動面が乗った状態で回動し、回動する孔空き板
の円弧状の周縁が開口部の円弧状の周縁に支持されなが
ら回動することになって、孔空き板の支持が片持でなく
なり、結果として孔空き板の軸受の偏摩耗が減少し、孔
空き板の回転駆動も安定する。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化し
た実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
た実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
第1図及び第2図に示すように、本考案の一実施例に係
る混練装置の原料排出機構を適用した混練装置20は、
図示しない架台に取付けられ、底部に開口部21、2
2、23が形成されている混練容器24と、該混練容器
24の内部に回転自由に配設された攪拌羽根25、26
と、該攪拌羽根25、26を駆動するモータ27と、前
記混練容器24の開口部をそれぞれ覆う孔空き板28、
29、30と、これらの駆動手段の一例である電動シリ
ンダー31、32、33とを有して構成されている。以
下、これらについて詳しく説明する。
る混練装置の原料排出機構を適用した混練装置20は、
図示しない架台に取付けられ、底部に開口部21、2
2、23が形成されている混練容器24と、該混練容器
24の内部に回転自由に配設された攪拌羽根25、26
と、該攪拌羽根25、26を駆動するモータ27と、前
記混練容器24の開口部をそれぞれ覆う孔空き板28、
29、30と、これらの駆動手段の一例である電動シリ
ンダー31、32、33とを有して構成されている。以
下、これらについて詳しく説明する。
前記混練容器24は鉄製の容器からなって内部には攪拌
羽根25、26が中央のシャフト34に固着され、該シ
ャフト34の下端部にはスプロケット35が取付けら
れ、該スプロケット35はチェン36によってモータ2
7の下端に取付けられているスプロケット37に連結さ
れ、モータ27を回転駆動することによって、前記回転
羽根25、26が回転し、内部の原料を混練するように
なっている。
羽根25、26が中央のシャフト34に固着され、該シ
ャフト34の下端部にはスプロケット35が取付けら
れ、該スプロケット35はチェン36によってモータ2
7の下端に取付けられているスプロケット37に連結さ
れ、モータ27を回転駆動することによって、前記回転
羽根25、26が回転し、内部の原料を混練するように
なっている。
前記混練装置24の底部38には円周方向隅部に円弧状
の開口部21、22、23が所定間隔で3箇所設けら
れ、それぞれの円弧状部の周縁は第4図に示すように円
弧の中心に向かって斜めになって、上部に拡径するテー
パ状の上向き摺動面39が形成されている。この開口部
21、22、23には円弧状の孔空き板28、29、3
0がそれぞれ取付けられているが、該孔空き板28、2
9、30はその回転中心部が混練容器24の外側に軸受
を介して回動自在に取付けられている開閉軸40、4
1、42に固着され、該開閉軸40、41、42にはア
ーム43、44、45を介して電動シリンダー31、3
2、33が取付けられて、該電動シリンダー31、3
2、33を駆動することによって前記孔空き板28、2
9、30の摺動回転が行われるようになている。
の開口部21、22、23が所定間隔で3箇所設けら
れ、それぞれの円弧状部の周縁は第4図に示すように円
弧の中心に向かって斜めになって、上部に拡径するテー
パ状の上向き摺動面39が形成されている。この開口部
21、22、23には円弧状の孔空き板28、29、3
0がそれぞれ取付けられているが、該孔空き板28、2
9、30はその回転中心部が混練容器24の外側に軸受
を介して回動自在に取付けられている開閉軸40、4
1、42に固着され、該開閉軸40、41、42にはア
ーム43、44、45を介して電動シリンダー31、3
2、33が取付けられて、該電動シリンダー31、3
2、33を駆動することによって前記孔空き板28、2
9、30の摺動回転が行われるようになている。
前記孔空き板28、29、30は第1図に示すように、
一方の内側に略扇状の原料排出口46、47、48が形
成されているが、他の部分は盲状となって、電動シリン
ダー31、32、33が縮んだ状態で、前記開口部2
1、22、23が閉塞され、原料排出口46、47、4
8は槽外、即ち混練容器20の底部38より外側にある
ようになっている。
一方の内側に略扇状の原料排出口46、47、48が形
成されているが、他の部分は盲状となって、電動シリン
ダー31、32、33が縮んだ状態で、前記開口部2
1、22、23が閉塞され、原料排出口46、47、4
8は槽外、即ち混練容器20の底部38より外側にある
ようになっている。
そして、前記電動シリンダー31、32、33を伸ばす
と、前記孔空き板28、29、30が開閉軸40、4
1、42を中心として回転し、前記原料排出口46、4
7、48が混練容器24の内部に位置し、前記電動シリ
ンダーの伸縮駆動によって原料排出口46、47、48
の開閉が行われるようになっている。
と、前記孔空き板28、29、30が開閉軸40、4
1、42を中心として回転し、前記原料排出口46、4
7、48が混練容器24の内部に位置し、前記電動シリ
ンダーの伸縮駆動によって原料排出口46、47、48
の開閉が行われるようになっている。
第3図には前記電動シリンダー31と該電動シリンダー
31に連結される「く」の字状のアーム43と、該アー
ム43が固着された開閉軸40と、開閉軸40に連絡さ
れている孔空き板28とを示す。また、第4図に示すよ
うに孔空き板28(29、30も同じ)と混練容器の底
部38との各々の上面は同一平面上に取付けられ、その
周縁には第4図に示すように前記上向き摺動面39と同
一角度のテーパとなった下向き摺動面39aが形成さ
れ、前記開口部21の上向き摺動面39に孔空き板28
の下向き摺動面39aが乗って、該孔空き板28を支持
して安定に作動できるようにしている。
31に連結される「く」の字状のアーム43と、該アー
ム43が固着された開閉軸40と、開閉軸40に連絡さ
れている孔空き板28とを示す。また、第4図に示すよ
うに孔空き板28(29、30も同じ)と混練容器の底
部38との各々の上面は同一平面上に取付けられ、その
周縁には第4図に示すように前記上向き摺動面39と同
一角度のテーパとなった下向き摺動面39aが形成さ
れ、前記開口部21の上向き摺動面39に孔空き板28
の下向き摺動面39aが乗って、該孔空き板28を支持
して安定に作動できるようにしている。
前記孔空き板28(29、30においても同じ)につい
て、第5図を参照しながら更に詳しく説明すると、開口
部21を閉塞するに必要な面域(角度αで示す面域)
と、原料排出口46の面域(角度βで示す)が必要であ
り、孔空き板28の全角度をγで示すと、γ>α+βで
なければ、摺動面上を原料が通過する構造となる。更
に、孔空き板28の摺動範囲をβ+θとすると、γ>α
+β+θとして孔空き板28を設計することが理想であ
る。
て、第5図を参照しながら更に詳しく説明すると、開口
部21を閉塞するに必要な面域(角度αで示す面域)
と、原料排出口46の面域(角度βで示す)が必要であ
り、孔空き板28の全角度をγで示すと、γ>α+βで
なければ、摺動面上を原料が通過する構造となる。更
に、孔空き板28の摺動範囲をβ+θとすると、γ>α
+β+θとして孔空き板28を設計することが理想であ
る。
続いて、本実施例に係る混練装置の原料排出機構の作用
について説明すると、電動シリンダー31、32、33
を縮めて原料排出口46、47、48の位置を槽外に移
動させて開口部21、22、23を閉塞した状態で、混
練容器24の内部に原料を投入し、モータ27を回転し
て攪拌羽根25、26を回転して原料を混練する。
について説明すると、電動シリンダー31、32、33
を縮めて原料排出口46、47、48の位置を槽外に移
動させて開口部21、22、23を閉塞した状態で、混
練容器24の内部に原料を投入し、モータ27を回転し
て攪拌羽根25、26を回転して原料を混練する。
この後、前記原料排出口を内部に移動させて混練された
原料を排出するのであるが、該混練装置20には開口部
及び該開口部を覆う孔空き板3箇所設けられているの
で、必要な場所の原料排出口を選択してその部分の電動
シリンダーを駆動することになる。なお、必要に応じて
3箇所全部の原料排出口を開くことも可能であり、これ
によって短時間に混練容器24内の原料を排出すること
が可能となり、更には3個所設けることによって原料の
分配が容易となると共に、仮に1箇所の排出口が故障し
ても他の部分で補うことが可能となる。第1図において
は孔空き板28、30は開口部を閉塞している状態を示
し、孔空き板29は原料排出可能状態を示している。
原料を排出するのであるが、該混練装置20には開口部
及び該開口部を覆う孔空き板3箇所設けられているの
で、必要な場所の原料排出口を選択してその部分の電動
シリンダーを駆動することになる。なお、必要に応じて
3箇所全部の原料排出口を開くことも可能であり、これ
によって短時間に混練容器24内の原料を排出すること
が可能となり、更には3個所設けることによって原料の
分配が容易となると共に、仮に1箇所の排出口が故障し
ても他の部分で補うことが可能となる。第1図において
は孔空き板28、30は開口部を閉塞している状態を示
し、孔空き板29は原料排出可能状態を示している。
前記電動シリンダー31、32、33を伸ばすと、アー
ム43、44、45が回転して開閉軸40、41、42
が回転し、該回転軸40、41、42に取付けられてい
る孔空き板28、29、30が時計方向に回って原料排
出口46、47、48が槽内に移動し、原料排出口4
6、47、48に混練容器24内の原料が通過して排出
されることになる。この場合、開口部21、22、23
の上向き摺動面39の全面には常に孔空き板28、2
9、30の円弧状先端部に形成された下向き摺動面39
aが一部当接しているので、これらの摺動部分に原料が
付着して噛み込むことがなく、円滑に前記原料排出口4
6、47、48の開閉が行われることになる。
ム43、44、45が回転して開閉軸40、41、42
が回転し、該回転軸40、41、42に取付けられてい
る孔空き板28、29、30が時計方向に回って原料排
出口46、47、48が槽内に移動し、原料排出口4
6、47、48に混練容器24内の原料が通過して排出
されることになる。この場合、開口部21、22、23
の上向き摺動面39の全面には常に孔空き板28、2
9、30の円弧状先端部に形成された下向き摺動面39
aが一部当接しているので、これらの摺動部分に原料が
付着して噛み込むことがなく、円滑に前記原料排出口4
6、47、48の開閉が行われることになる。
次に、前記実施例においては孔空き板の駆動は電動シリ
ンダーによって行っているが、その他の流体シリンダ
ー、速度あるいはトルク調整手段を伴った電動または流
体式モータ、手動ハンドルを介して前記孔空き板を開閉
する場合も本考案は適用されるものである。
ンダーによって行っているが、その他の流体シリンダ
ー、速度あるいはトルク調整手段を伴った電動または流
体式モータ、手動ハンドルを介して前記孔空き板を開閉
する場合も本考案は適用されるものである。
続いて、第6図に示す本考案の他の実施例に係る混練装
置の原料排出機構に使用する孔空き板50を示す。図に
示すように孔空き板50は全体が円弧状になって、開閉
軸51を中心として回動し、内部に形成されている原料
排出口52は溝状に形成されて一方が開口となってい
る。
置の原料排出機構に使用する孔空き板50を示す。図に
示すように孔空き板50は全体が円弧状になって、開閉
軸51を中心として回動し、内部に形成されている原料
排出口52は溝状に形成されて一方が開口となってい
る。
そして、第6図に示す状態では混練容器24の底部38
を閉塞しているが、該孔空き板50を開閉軸51を中心
にして摺動移動させた場合、前記原料排出口52が底部
に位置して、混練容器の底部が開口するようになってい
る。前記の場合においても、斜めになった開口部と、孔
空き板50との摺動部分に原料が付着して噛み込むこと
が発生しない。
を閉塞しているが、該孔空き板50を開閉軸51を中心
にして摺動移動させた場合、前記原料排出口52が底部
に位置して、混練容器の底部が開口するようになってい
る。前記の場合においても、斜めになった開口部と、孔
空き板50との摺動部分に原料が付着して噛み込むこと
が発生しない。
本考案に係る混練装置の原料排出機構は以上の説明から
も明らかなように、混練容器の底部の開口部の上向き摺
動面全部に、原料排出口が設けられた孔空き板の下向き
摺動面を摺動させることによって、原料排出口の開閉を
行っているので、原料が前記上向き摺動面の上を通過す
ることがなく、それによって上下の摺動面に付着した原
料によって損耗が生じたり、あるいはこれが原因となっ
て摺動抵抗が増加することがなく、摺動駆動源の容量が
小型で良い。また、原料噛み込みによる損耗が生じない
ので、摺動部材の交換頻度が少なくて済み、併せて摺動
面の保守点検も容易となる。
も明らかなように、混練容器の底部の開口部の上向き摺
動面全部に、原料排出口が設けられた孔空き板の下向き
摺動面を摺動させることによって、原料排出口の開閉を
行っているので、原料が前記上向き摺動面の上を通過す
ることがなく、それによって上下の摺動面に付着した原
料によって損耗が生じたり、あるいはこれが原因となっ
て摺動抵抗が増加することがなく、摺動駆動源の容量が
小型で良い。また、原料噛み込みによる損耗が生じない
ので、摺動部材の交換頻度が少なくて済み、併せて摺動
面の保守点検も容易となる。
そして、前記開口部の上向き摺動面の上に孔空き板の下
向き摺動面が乗っているので、円弧状の該孔空き板の周
縁を支持された状態で回動するので、孔空き板の動作が
安定し、軸受の偏摩耗等が生じることがなく長期の寿命
を得ることができる。
向き摺動面が乗っているので、円弧状の該孔空き板の周
縁を支持された状態で回動するので、孔空き板の動作が
安定し、軸受の偏摩耗等が生じることがなく長期の寿命
を得ることができる。
第1図は本考案の一実施例に係る混練装置の原料排出機
構を適用した混練装置の一部略平面図、第2図は前記混
練装置の一部省略側面図、第3図は前記混練装置の原料
排出機構の斜視図、第4図は前記混練装置の原料排出機
構を構成する孔空き板の斜視図、第5図は前記孔空き板
の取付け状態を示す平面図、第6図は他の実施例に係る
孔空き板の平面図である。 〔符号の説明〕 20……混練装置、21、22、23……開口部、24
……混練容器、25、26……攪拌羽根、27……モー
タ、28、29、30……孔空き板、31、32、33
……電動シリンダー、34……シャフト、35……スプ
ロケット、36……チェン、37……スプロケット、3
8……底部、39……上向き摺動面、39a……下向き
摺動面、40、41、42……開閉軸、43、44、4
5……アーム、46、47、48……原料排出口、50
……孔空き板、51……開閉軸、52……原料排出口
構を適用した混練装置の一部略平面図、第2図は前記混
練装置の一部省略側面図、第3図は前記混練装置の原料
排出機構の斜視図、第4図は前記混練装置の原料排出機
構を構成する孔空き板の斜視図、第5図は前記孔空き板
の取付け状態を示す平面図、第6図は他の実施例に係る
孔空き板の平面図である。 〔符号の説明〕 20……混練装置、21、22、23……開口部、24
……混練容器、25、26……攪拌羽根、27……モー
タ、28、29、30……孔空き板、31、32、33
……電動シリンダー、34……シャフト、35……スプ
ロケット、36……チェン、37……スプロケット、3
8……底部、39……上向き摺動面、39a……下向き
摺動面、40、41、42……開閉軸、43、44、4
5……アーム、46、47、48……原料排出口、50
……孔空き板、51……開閉軸、52……原料排出口
Claims (2)
- 【請求項1】円形の混練容器の内部にモータによって回
転駆動される回転羽根を備えた混練装置の原料排出機構
であって、 前記混練容器の底部に、その半径中心が該混練容器の外
周部にあって、内周縁が上方に拡径するテーパ状の上向
き摺動面となった円弧状の開口部を設け、 前記開口部に上面を合わせてその一部が嵌まり込み、内
側一方には原料排出口が形成され、外周には前記上向き
摺動面に摺接するテーパ状の下向き摺動面を有し、前記
開口部より開き角度が十分大きい扇状の孔空き板を、駆
動手段によって回動可能に取付けたことを特徴とする混
練装置の原料排出機構。 - 【請求項2】回動する孔空き板を備えた開口部は、混練
容器の底部に複数設けられている請求項1記載の混練装
置の原料排出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987143243U JPH0621547Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | 混練装置の原料排出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987143243U JPH0621547Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | 混練装置の原料排出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6448134U JPS6448134U (ja) | 1989-03-24 |
JPH0621547Y2 true JPH0621547Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31409887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987143243U Expired - Lifetime JPH0621547Y2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | 混練装置の原料排出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621547Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5410578Y2 (ja) * | 1975-05-29 | 1979-05-16 | ||
JPS5646827Y2 (ja) * | 1977-12-21 | 1981-11-02 |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP1987143243U patent/JPH0621547Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6448134U (ja) | 1989-03-24 |
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