JPS6336823A

JPS6336823A - モルタルミキサ等の混練装置

Info

Publication number: JPS6336823A
Application number: JP18043786A
Authority: JP
Inventors: Tadahiko Noguchi; 忠彦野口
Original assignee: TOKAI KIKAI SEISAKUSHO KK
Current assignee: TOKAI KIKAI SEISAKUSHO KK
Priority date: 1986-07-31
Filing date: 1986-07-31
Publication date: 1988-02-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の目的（産業上の利用分野）この発明は、土木、建築工事において使用されるモルタ
ル、あるいは食品産業において練り〜製品の材料の混練
を行う混練装置に関するものである。

（従来の技術）従来、土木、建築工事現場において使用されているモル
タルミキサは、固定の攪拌槽内中心の攪拌羽根をモータ
により回転させて攪拌混練を行うようにしていた。

（発明が解決しようとする問題点）このため、前記従来のモルタルミキサにおいては以下の
ような欠陥がある。

（１）攪拌羽根を回転可能に支持する軸受は部分にモル
タル漏洩防止用のシール等が必要になり、構造が複雑化
する。

（２）攪拌羽根は粘性が高（かつ重いモルタル内を移動
するためにその攪拌羽根に大きな抵抗が加えられ、攪拌
羽根の回転を駆動するためのモータとしてトルクの大き
な大型のものを必要とする。

（３）攪拌羽根が水平面内で回転するため、上下方向の
攪拌効率が恋い。

（４）混練物を上面開口から取り出すことができず、攪
拌槽の下面に取り出し口を設けているが、取り出し口を
開放しただけではその取り出し口近傍のものしか取り出
せず、このため、攪拌羽根を回転させながら取り出すこ
とも考えられるが、このようにすれば、適量取り出しが
難しい。

（５）粘性が極めて高いモルタルを攪拌する場合モータ
に過大な負荷がかかり、攪拌が不可能になったり、モー
タが焼損したりする。

発明の構成（問題点を解決するための手段）前記問題点を解決するために、この発明においては、地
面等に設置される第一のフレームと、その第一のフレー
ム上にほぼ垂直面内において傾動可能に支持された第二
のフレームと、その第二のフレーム上に固定され、回転
軸を上向きにしたモータと、その前記回転軸の先端に底
部にて取り付けられ、回転軸とともに回転される攪拌槽
と、前記第二のフレーム上に固定されるとともに、前記
攪拌槽内に位置し、攪拌槽の回転にともない攪拌槽内の
モルタル等の混練物に対して攪拌混練作用を付与する攪
拌羽根と、前記攪拌槽の上面開口が上向きになる攪拌位
置と、その上面開口が横向きになる混練物取り出し位置
との間を攪拌槽が傾動出来るように攪拌槽の傾動範囲を
設定する設定部材と、攪拌槽を垂直面内の任意の傾動角
度で固定するための固定部材とを備えるという構成を採
用した。

（作用）従って、この発明の混線装置は、混練する際に、攪拌槽
を１頃動させることにより、攪拌槽とともに回転移動す
る混練物が槽内において自重により落下するとともに攪
拌羽根により攪拌され、ムラなく、より確実に攪拌され
る。又、混練物を取り出す際には、攪拌槽を１頃勤させ
ることにより、容易に取り出すことが出来る。

（実施例１）以下、この発明をモルタル用ミキサに具体化した第一の
実施例を第１〜５図に従って説明する。

地面等に設置される第一のフレーム１の下部４箇所には
車輪２がそれぞれ取着されている。

前記第一のフレーム１の上面には、一対の軸受３ａ、３
ｂが固着され、円環状の第二のフレーム４が、その両端
に固着された軸５ａ、５ｂにより垂直面内にて傾動可能
に支持されている。第１゜２図に示されるように、前記
第二のフレーム４の軸５ａ近傍には、出角はぼ９０°の
弧状の設定溝６を透設した設定部材としてのガイド板７
が固着されている。一方前記第一のフレーム１の上部裏
面には内面に雌ねじ８ａが螺刻されたナツト８が固着さ
れている。前記ナツト８には、周面の一部に雄ねじ９ａ
が螺刻された固定部材としてのＬ字状のハンドル９が螺
入され、その先端部は前記ガイド板７の設定？Ｒ６を挿
通し、その先端に挟着片１０が固着されている。前記設
定溝６とナツト８との間においてハンドル９にはカラー
１１が挿嵌されている。そして、前記ハンドル９を一方
向に回動することにより、ねじの作用により挟着片１０
とカラー１１によりガイド板７が挟着固定され、前記第
二のフレーム４を所望の垂直方向傾動位置で固定するこ
とが可能であり、ハンドル９を他方向へ回動することに
より、挟着片１０とカラー１１によるガイド板７に対す
る挟着が緩められ、前記第二のフレーム４を自在に傾動
することが出来る。（第３図２点鎖線参照）前記第二のフレーム４のほぼ後部には軸１２により支持
枠１３が第二のフレーム４の傾動方向と直交する方向へ
回動可能に支持され、その先端のハンドル１４が第二の
フレーム４の外周面に透設された溝１５を通して外方へ
突出している。ハンドル１４外周にはローラ１６が回転
可能に取着され、／ｌ１１５の内縁を転勤する。

前記支持枠１３の中央部には支持板１７が固着され、そ
の下面にはモータ１８が固定されており、そのモータの
出力軸１９が上方へ突出している。

前記出力軸１９には、その出力軸１９の先端に固定され
た底板２０と、その底板２０に固定された３枚のアング
ル２１と、各アングル２１の上端間に架設された環状ワ
イヤ２２とよりなる槽受は籠２３が取付けられ、その内
部に上面を開放した短円筒状の攪拌槽２４が抜出し可能
に収容載置されている。各アングル２１内側には、それ
ぞれ攪拌槽２４の外周面に接触する滑り止めのゴム２１
ａが貼着されている。前記環状ワイヤ２２の一部にはこ
のワイヤ２２及び前記ゴム２１ａを前記攪拌槽２４の外
周に圧接させるための締結具２５が取着されている。前
記締結具２５は、第４図に示されるように、レバー２５
ａとスプリング２５ｂとから構成されている。

前記第二のフレーム４外縁には、一対の一字状のアング
ル２６が固着され、そこには逆Ｕ字状の羽根支持フレー
ム２７が着脱可能に支持されている。その羽根支持フレ
ーム２７には下方に向かう逆り字状のアーム２８が固着
され、その下端には攪拌槽２４内底部に位置する攪拌羽
根２９が固着されている。

次に以上のように構成したミキサの作用について説明す
る。

まず、第二のフレーム４を水平に保持した状態で、攪拌
槽２４を槽受は籠２３内の底板２０上に載置した後、前
記締結具２５によりワイヤ２２を締め付けてその攪拌槽
２４を固定し、アングル２６に羽根支持フレーム２７を
上方より挿入して攪拌羽根２９を攪拌槽２４内に配置す
る。そして、モルタル（図示しない）を投入した後、ギ
ャードモータ１８を駆動して攪拌槽２４を回転すること
により、混練が開始される。

そして、混練作業中において、第３図に示すようにハン
ドル９を操作して、第二のフレーム４を傾動配置すると
、槽２４内のモルタルは、攪拌羽根２９によって攪拌混
練されるばかりでなく、攪拌槽２４の回転に伴って上方
へと運ばれ、自重によって落下して再度混練されるので
、モルタルは上下ムラなく混練される。

又、混練作業中に、ハンドル１４を操作することにより
、第５図に示すようにモータ支持板１７が軸１２を中心
に回動し、それに伴って攪拌槽２４は、攪拌羽根２９に
対し相対移動して、攪拌羽根２９を槽２４内の中心部と
外側との間の任意の場所に位置させることが出来、モル
タル等の抵抗を受けることが少なく、攪拌羽根２９を最
適な位置に配置して攪拌槽２４内のモルタルを中心から
外周にかけて余す所なく混練することが出来る。

混練し終わったモルタルは、攪拌槽２４の上面開口から
直接取り出してもよいし、或いはハンドル９を操作して
、攪拌槽２４の上面開口が横向きになるまで傾動するこ
とにより、容易に取り出すことができる。

尚、この実施例においては、攪拌槽２４及び攪拌羽根２
９を着脱可能に構成したことにより、取り外して清掃す
ることが可能であり、保守、管理が行い易いという利点
がある。

（実施例２）以下、この発明を具体化した第二の実施例を第６図に従
って説明する。

この実施例においては、支持枠１３を第二のフレーム４
に固定した点、攪拌羽根２９ａ、２９ｂを一対にして、
それらが攪拌槽２４内の中心部及び外周部に位置するよ
うにした点が前記実施例と異なっている。

従って、この実施例の混練装置は、一対の攪拌羽根２９
ａ、２９ｂにより、攪拌槽２４内のモルタル全体が中心
部から外側までムラなく混練され、攪拌槽２４と攪拌羽
根２９ａ、２９ｂを互いに相対移動したりする必要が無
い。

又、前記両実施例においては、攪拌羽根２９が固定され
攪拌槽２４が回転しているため混練されるモルタル等の
断続的な偏りによる装置の撮動が少ないという利点があ
る。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、設定部材としてのガイド板の設定溝の出角を
変更したり、攪拌槽及び攪拌羽根をそれぞれ底板、フレ
ームに固定したり、攪拌羽根の数を増減したりする等、
この発明の趣旨を通説しない範囲で各部の形状、構成等
を任意に変更することも可能である。

発明の効果以上実施例の説明から明らかなように、この発明の混練
装置は、以下のような効果を発揮する。

（１）攪拌羽根が固定なので軸受けやその軸受は部分に
設けられるモルタル漏洩防止用のシール等が不要になり
、構造が簡単になる。

（２）ドラムが回転して攪拌が行われるために、その攪
拌のための駆動力が小さくてよく、攪拌駆動のためのモ
ータとしてトルクの小さな小型のものでよい。

（３）攪拌ドラムを傾動させれば上下方向の攪拌効率が
良くなる。

（４）混練物を上面開口から取り出すことができ、攪拌
槽の下面の取り出し口が不要になり、しかも攪拌ドラム
の傾動角度に応じて適量取り出しが容易である。

（５）粘性が極めて高いモルタルを攪拌する場合でもモ
ータに加えられる負荷はそれほど増大せず、攪拌が不可
能になったり、モータが焼ｔＨシたりすることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した第一の実施例を示す斜視
図、第２図は同じく縦断面図、第３図は作用を説明する
ための概略側面図、第４図は締結具の部分拡大図、第５
図は作用を説明するための概略平面図、第６図はこの発
明の第二の実施例を示す斜視図である。

Claims

【特許請求の範囲】１、地面等に設置される第一のフレーム（１）と、その第一のフレーム（１）上にほぼ垂直面内において傾
動可能に支持された第二のフレーム（４）と、その第二のフレーム（４）上に固定され、回転軸（１９
）を上向きにしたモータ（１８）と、その前記回転軸（
１９）の先端に底部にて取り付けられ、回転軸（１９）
とともに回転される攪拌槽（２４）と、前記第二のフレーム（４）上に固定されるとともに、前
記攪拌槽（２４）内に位置し、攪拌槽（２４）の回転に
ともない攪拌槽（２４）内のモルタル等の混練物に対し
て攪拌混練作用を付与する攪拌羽根（２９）と、前記攪拌槽（２４）の上面開口が上向きになる攪拌位置
と、その上面開口が横向きになる混練物取り出し位置と
の間を攪拌槽（２４）が傾動出来るように攪拌槽（２４
）の傾動範囲を設定する設定部材（７）と、攪拌槽（２４）を垂直面内の任意の傾動角度で固定する
ための固定部材（９）とを備えたことを特徴とするモルタルミキサ等の混練装置
。２、前記攪拌槽（２４）は、前記第二のフレーム（４）
に対しその傾動方向と直交する方向に移動可能に支持さ
れて、前記攪拌羽根（２９）が攪拌槽（２４）のほぼ中
心部と外周部との間を相対移動可能である特許請求の範
囲第１項に記載のモルタルミキサ等の混練装置。３、前記攪拌槽（２４）は、前記第二のフレーム（４）
に着脱可能に支持されている特許請求の範囲第１項又は
第２項に記載のモルタルミキサ等の混練装置。４、前記攪拌羽根（２９）は、前記第二のフレーム（４
）に着脱可能に取着されている特許請求の範囲第１項〜
３項のいずれか一項に記載のモルタルミキサ等の混練装
置。