JPH06214602A - 信号状態保護方式 - Google Patents
信号状態保護方式Info
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- JPH06214602A JPH06214602A JP659193A JP659193A JPH06214602A JP H06214602 A JPH06214602 A JP H06214602A JP 659193 A JP659193 A JP 659193A JP 659193 A JP659193 A JP 659193A JP H06214602 A JPH06214602 A JP H06214602A
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- control signal
- board
- mounting
- substrate
- control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御対象基板の稼働を停止させずとも、制御
信号発生基板の保守・点検や交換を容易に実施すること
のできる信号状態保護方式を提供すること。 【構成】 制御対象基板5とこの制御対象基板5の動作
を制御するための制御信号を出力する制御信号発生基板
6とが個別に基板実装装置7に実装される信号処理系に
おいて、実装状態時に制御信号発生基板6の出力する制
御信号の状態を記憶するメモリ搭載基板8を装備し、制
御信号発生基板6を抜き出した場合には、代りにメモリ
搭載基板8の記憶している制御信号を制御対象基板5に
供給し、さらに、制御信号発生基板6の再実装時には、
メモリ搭載基板8の記憶している制御信号を制御信号発
生基板6に保持させる。
信号発生基板の保守・点検や交換を容易に実施すること
のできる信号状態保護方式を提供すること。 【構成】 制御対象基板5とこの制御対象基板5の動作
を制御するための制御信号を出力する制御信号発生基板
6とが個別に基板実装装置7に実装される信号処理系に
おいて、実装状態時に制御信号発生基板6の出力する制
御信号の状態を記憶するメモリ搭載基板8を装備し、制
御信号発生基板6を抜き出した場合には、代りにメモリ
搭載基板8の記憶している制御信号を制御対象基板5に
供給し、さらに、制御信号発生基板6の再実装時には、
メモリ搭載基板8の記憶している制御信号を制御信号発
生基板6に保持させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御対象基板とこの制
御対象基板の動作を制御するための制御信号を出力する
制御信号発生基板とが個別に基板実装装置に実装される
信号処理系において、前記制御対象基板の受ける制御信
号の状態を保持しておく信号状態保護方式に関するもの
である。
御対象基板の動作を制御するための制御信号を出力する
制御信号発生基板とが個別に基板実装装置に実装される
信号処理系において、前記制御対象基板の受ける制御信
号の状態を保持しておく信号状態保護方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は、制御対象基板とこの制御対象基
板の動作を制御するための制御信号を出力する制御信号
発生基板とが個別に基板実装装置に実装される信号処理
系において、前記制御対象基板の受ける制御信号の状態
を保持しておく信号状態保護方式の従来例を示したもの
である。
板の動作を制御するための制御信号を出力する制御信号
発生基板とが個別に基板実装装置に実装される信号処理
系において、前記制御対象基板の受ける制御信号の状態
を保持しておく信号状態保護方式の従来例を示したもの
である。
【0003】図2において、符号1は制御対象基板、2
は制御信号発生基板、3は基板実装装置である。前記制
御対象基板1は、制御信号の入力する制御信号入力端子
1aが装備されており、この制御信号入力端子1aに入
力する制御信号によって動作が制御される。なお、前記
制御信号入力端子1aは、プルアップ抵抗1bによって
‘High’に吊り上げられている。
は制御信号発生基板、3は基板実装装置である。前記制
御対象基板1は、制御信号の入力する制御信号入力端子
1aが装備されており、この制御信号入力端子1aに入
力する制御信号によって動作が制御される。なお、前記
制御信号入力端子1aは、プルアップ抵抗1bによって
‘High’に吊り上げられている。
【0004】以上のような制御対象基板1に対して、従
来の信号状態保護方式では、前記制御信号発生基板2
は、制御信号を設定するための押しボタン式のスイッチ
部2aと、該スイッチ部2aによって設定された制御信
号を保持する揮発性の制御信号記憶回路2bと、この制
御信号記憶回路2bに保持された制御信号を出力する制
御信号出力端子2cとを備えた構成とされている。前記
制御信号記憶回路2bは、通常、フリップ・フロップ回
路を利用したもので、前記スイッチ部2aの押下がトリ
ガとなり、トリガが繰り返される度に、保持する信号状
態が‘High’から‘Low’へ、あるいは‘Lo
w’から‘High’へと反転する。
来の信号状態保護方式では、前記制御信号発生基板2
は、制御信号を設定するための押しボタン式のスイッチ
部2aと、該スイッチ部2aによって設定された制御信
号を保持する揮発性の制御信号記憶回路2bと、この制
御信号記憶回路2bに保持された制御信号を出力する制
御信号出力端子2cとを備えた構成とされている。前記
制御信号記憶回路2bは、通常、フリップ・フロップ回
路を利用したもので、前記スイッチ部2aの押下がトリ
ガとなり、トリガが繰り返される度に、保持する信号状
態が‘High’から‘Low’へ、あるいは‘Lo
w’から‘High’へと反転する。
【0005】また、前記基板実装装置3は、詳細は図示
しないが、前記制御対象基板1を実装するための制御対
象基板用実装部と、制御信号発生基板2を実装するため
の制御信号発生基板用実装部とを備えている。これらの
各実装部は、基板を所定の位置に抜き挿し可能にするた
めのガイド部材と、所定の位置に挿し込まれた基板の各
信号用の端子が嵌合するコネクタ部とを備えており、実
装された各基板に必要な給電を行うとともに、基板相互
間に必要な電気的な接続等を実現し、前記制御信号発生
基板2が制御信号出力端子2cに出力した制御信号によ
る制御対象基板1の動作制御を可能ならしめる。図2に
おいて一点鎖線で示したそれぞれの基板1,2の端子間
の接続は、基板実装装置3への実装によって実現されて
いる。
しないが、前記制御対象基板1を実装するための制御対
象基板用実装部と、制御信号発生基板2を実装するため
の制御信号発生基板用実装部とを備えている。これらの
各実装部は、基板を所定の位置に抜き挿し可能にするた
めのガイド部材と、所定の位置に挿し込まれた基板の各
信号用の端子が嵌合するコネクタ部とを備えており、実
装された各基板に必要な給電を行うとともに、基板相互
間に必要な電気的な接続等を実現し、前記制御信号発生
基板2が制御信号出力端子2cに出力した制御信号によ
る制御対象基板1の動作制御を可能ならしめる。図2に
おいて一点鎖線で示したそれぞれの基板1,2の端子間
の接続は、基板実装装置3への実装によって実現されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来例の
場合には、それぞれの基板1,2が実装状態にある状態
から制御対象基板1を基板実装装置3から抜き出して
も、制御対象基板1を抜き出す前の制御信号の状態は制
御信号発生基板2の制御信号記憶回路2bに保持されて
いる。従って、再び制御対象基板1を挿し戻せば、抜き
出す前の制御信号の状態がそのまま制御対象基板1に供
給されることになる。
場合には、それぞれの基板1,2が実装状態にある状態
から制御対象基板1を基板実装装置3から抜き出して
も、制御対象基板1を抜き出す前の制御信号の状態は制
御信号発生基板2の制御信号記憶回路2bに保持されて
いる。従って、再び制御対象基板1を挿し戻せば、抜き
出す前の制御信号の状態がそのまま制御対象基板1に供
給されることになる。
【0007】しかし、前述の従来例では、制御信号の保
持が制御信号発生基板2上の制御信号記憶回路2bで行
われているため、制御信号発生基板2を基板実装装置3
から抜き出した場合には、制御信号の保持ができなくな
ってしまい、制御対象基板1の動作制御に不都合が生じ
る。
持が制御信号発生基板2上の制御信号記憶回路2bで行
われているため、制御信号発生基板2を基板実装装置3
から抜き出した場合には、制御信号の保持ができなくな
ってしまい、制御対象基板1の動作制御に不都合が生じ
る。
【0008】例えば、基板実装装置3にそれぞれの基板
1,2が実装されている状態で、制御信号記憶回路2b
の保持している制御信号の状態が‘Low’の時、制御
信号発生基板2を抜き出すと、制御対象基板1側での制
御信号の状態は、前述のプルアップ抵抗1bのために
‘High’に切り替わってしまうという不都合が生じ
る。
1,2が実装されている状態で、制御信号記憶回路2b
の保持している制御信号の状態が‘Low’の時、制御
信号発生基板2を抜き出すと、制御対象基板1側での制
御信号の状態は、前述のプルアップ抵抗1bのために
‘High’に切り替わってしまうという不都合が生じ
る。
【0009】また、前述の制御信号発生基板2における
制御信号記憶回路2bは、フリップ・フロップ回路であ
り、基板実装装置3に実装状態にあって所定の給電がな
されている場合にしか信号の状態保持ができず、基板実
装装置3から抜き出した場合には、初期設定値に復帰し
てしまう。
制御信号記憶回路2bは、フリップ・フロップ回路であ
り、基板実装装置3に実装状態にあって所定の給電がな
されている場合にしか信号の状態保持ができず、基板実
装装置3から抜き出した場合には、初期設定値に復帰し
てしまう。
【0010】従って、前述の従来例では、基板実装装置
3にそれぞれの基板1,2が実装されている状態で、制
御信号記憶回路2bの保持している制御信号の状態が
‘High’の場合では、制御信号発生基板2を抜き出
しても、制御対象基板1側における制御信号の状態に変
化は生じない。しかし、再び制御信号発生基板2を挿し
戻した時には、制御対象基板1に供給される制御信号の
状態が、制御信号発生基板2の制御信号記憶回路2bの
初期設定値(例えば、‘Low’)に変更されてしまう
という不都合が生じる。
3にそれぞれの基板1,2が実装されている状態で、制
御信号記憶回路2bの保持している制御信号の状態が
‘High’の場合では、制御信号発生基板2を抜き出
しても、制御対象基板1側における制御信号の状態に変
化は生じない。しかし、再び制御信号発生基板2を挿し
戻した時には、制御対象基板1に供給される制御信号の
状態が、制御信号発生基板2の制御信号記憶回路2bの
初期設定値(例えば、‘Low’)に変更されてしまう
という不都合が生じる。
【0011】以上の理由から、従来の信号状態保護方式
では、制御対象基板1の稼働を停止させずに、制御信号
発生基板2の保守・点検や交換を実施することが非常に
困難になるという問題があった。
では、制御対象基板1の稼働を停止させずに、制御信号
発生基板2の保守・点検や交換を実施することが非常に
困難になるという問題があった。
【0012】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、制御対象基板とこの制御対象基板の動作を制御する
ための制御信号を出力する制御信号発生基板とが個別に
基板実装装置に実装される信号処理系において、制御信
号発生基板を基板実装装置から着脱する場合でも、該制
御信号発生基板の着脱操作によって制御対象基板に供給
される制御信号の状態が変化することを防止ことがで
き、制御対象基板の稼働を停止させずとも、制御信号発
生基板の保守・点検や交換を容易に実施することのでき
る信号状態保護方式を提供することを目的とする。
で、制御対象基板とこの制御対象基板の動作を制御する
ための制御信号を出力する制御信号発生基板とが個別に
基板実装装置に実装される信号処理系において、制御信
号発生基板を基板実装装置から着脱する場合でも、該制
御信号発生基板の着脱操作によって制御対象基板に供給
される制御信号の状態が変化することを防止ことがで
き、制御対象基板の稼働を停止させずとも、制御信号発
生基板の保守・点検や交換を容易に実施することのでき
る信号状態保護方式を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号状態保
護方式は、制御対象基板とこの制御対象基板の動作を制
御するための制御信号を出力する制御信号発生基板とが
個別に基板実装装置に実装される信号処理系において、
基板実装装置に対する制御信号発生基板の着脱操作によ
って、前記制御対象基板の受ける制御信号の状態が変化
することを防止するものである。
護方式は、制御対象基板とこの制御対象基板の動作を制
御するための制御信号を出力する制御信号発生基板とが
個別に基板実装装置に実装される信号処理系において、
基板実装装置に対する制御信号発生基板の着脱操作によ
って、前記制御対象基板の受ける制御信号の状態が変化
することを防止するものである。
【0014】ただし、前記制御対象基板は制御信号入力
端子を備えて該制御信号入力端子に入力される制御信号
によって動作が制御される構成とされ、また、前記制御
信号発生基板は、制御信号を設定するスイッチ部と、該
スイッチ部によって設定された制御信号を保持する揮発
性の制御信号記憶回路と、この制御信号記憶回路に保持
された制御信号を出力する制御信号出力端子とを備えた
構成であるとする。
端子を備えて該制御信号入力端子に入力される制御信号
によって動作が制御される構成とされ、また、前記制御
信号発生基板は、制御信号を設定するスイッチ部と、該
スイッチ部によって設定された制御信号を保持する揮発
性の制御信号記憶回路と、この制御信号記憶回路に保持
された制御信号を出力する制御信号出力端子とを備えた
構成であるとする。
【0015】また、前記基板実装装置は、制御対象基板
用実装部と制御信号発生基板用実装部とを備え、これら
の各実装部に実装対象であるそれぞれの基板が実装され
た状態では、制御対象基板の制御信号入力端子と制御信
号発生基板の制御信号出力端子との電気的接続を実現す
るとともに、実装されているそれぞれの基板に対して必
要な給電を実現して、前記制御信号発生基板が制御信号
出力端子に出力した制御信号による制御対象基板の動作
制御を実現する基板実装装置とを備えた構成であるとす
る。
用実装部と制御信号発生基板用実装部とを備え、これら
の各実装部に実装対象であるそれぞれの基板が実装され
た状態では、制御対象基板の制御信号入力端子と制御信
号発生基板の制御信号出力端子との電気的接続を実現す
るとともに、実装されているそれぞれの基板に対して必
要な給電を実現して、前記制御信号発生基板が制御信号
出力端子に出力した制御信号による制御対象基板の動作
制御を実現する基板実装装置とを備えた構成であるとす
る。
【0016】このような信号処理系において、本発明で
は、課題を解決する手段として、前記基板実装装置には
メモリ搭載基板用実装部を装備し、さらに、前記メモリ
搭載基板用実装部に実装されるメモリ搭載基板には、前
記制御信号発生基板用実装部に実装状態にある制御信号
発生基板が制御信号出力端子に出力する制御信号を記憶
する記憶装置と、前記制御信号発生基板の着脱を検出す
る基板挿抜検知手段と、この基板挿抜検知手段の検出結
果を監視していて制御信号発生基板の実装状況に応じて
前記記憶装置の動作を制御する記憶装置制御装置とを装
備した構成としている。
は、課題を解決する手段として、前記基板実装装置には
メモリ搭載基板用実装部を装備し、さらに、前記メモリ
搭載基板用実装部に実装されるメモリ搭載基板には、前
記制御信号発生基板用実装部に実装状態にある制御信号
発生基板が制御信号出力端子に出力する制御信号を記憶
する記憶装置と、前記制御信号発生基板の着脱を検出す
る基板挿抜検知手段と、この基板挿抜検知手段の検出結
果を監視していて制御信号発生基板の実装状況に応じて
前記記憶装置の動作を制御する記憶装置制御装置とを装
備した構成としている。
【0017】そして、前記制御信号発生基板が制御信号
発生基板用実装部から抜き外される場合には前記記憶装
置が記憶している制御信号を前記制御対象基板の制御信
号入力端子に出力させ、また、再び前記制御信号発生基
板が制御信号発生基板用実装部に実装される場合には、
前記記憶装置に記憶している制御信号を前記制御対象基
板の制御信号記憶回路に保持させる。
発生基板用実装部から抜き外される場合には前記記憶装
置が記憶している制御信号を前記制御対象基板の制御信
号入力端子に出力させ、また、再び前記制御信号発生基
板が制御信号発生基板用実装部に実装される場合には、
前記記憶装置に記憶している制御信号を前記制御対象基
板の制御信号記憶回路に保持させる。
【0018】
【作用】本発明に係る信号状態保護方式は、制御対象基
板とこの制御対象基板の動作を制御するための制御信号
を出力する制御信号発生基板とが個別に基板実装装置に
実装される信号処理系において、実装時に制御信号発生
基板が発生していた制御信号の状態を記憶しておくこと
ができるメモリ搭載基板を装備したもので、制御信号発
生基板を基板実装装置から抜き出した状態のときには前
記メモリ搭載基板の記憶している制御信号が制御対象基
板に送出されるため、制御信号発生基板の抜き出しによ
る制御信号の状態変化を防止することができる。
板とこの制御対象基板の動作を制御するための制御信号
を出力する制御信号発生基板とが個別に基板実装装置に
実装される信号処理系において、実装時に制御信号発生
基板が発生していた制御信号の状態を記憶しておくこと
ができるメモリ搭載基板を装備したもので、制御信号発
生基板を基板実装装置から抜き出した状態のときには前
記メモリ搭載基板の記憶している制御信号が制御対象基
板に送出されるため、制御信号発生基板の抜き出しによ
る制御信号の状態変化を防止することができる。
【0019】また、制御信号発生基板の制御信号記憶回
路の保持している制御信号の状態が基板の抜き出し操作
によって初期化されたとしても、基板実装装置から抜き
出した制御信号発生基板を再び実装する場合には、当該
制御信号発生基板の実装が完了する前に予めメモリ搭載
基板が記憶している制御信号の状態が前記制御信号記憶
回路に戻されるため、制御信号発生基板の再実装操作時
においても、制御信号の変化を防止することができる。
路の保持している制御信号の状態が基板の抜き出し操作
によって初期化されたとしても、基板実装装置から抜き
出した制御信号発生基板を再び実装する場合には、当該
制御信号発生基板の実装が完了する前に予めメモリ搭載
基板が記憶している制御信号の状態が前記制御信号記憶
回路に戻されるため、制御信号発生基板の再実装操作時
においても、制御信号の変化を防止することができる。
【0020】したがって、制御対象基板の稼働を停止さ
せずとも、制御信号発生基板の保守・点検や交換を容易
に実施することが可能になる。
せずとも、制御信号発生基板の保守・点検や交換を容易
に実施することが可能になる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明に係る信号状態保護方式の一
実施例を示したものである。一実施例の信号状態保護方
式は、制御対象基板とこの制御対象基板の動作を制御す
るための制御信号を出力する制御信号発生基板とが個別
に基板実装装置に実装される信号処理系において、前記
制御対象基板の受ける制御信号の状態を保持しておい
て、基板実装装置に対する基板の着脱操作によって制御
対象基板に供給される制御信号の状態が変化することを
防止するものである。
実施例を示したものである。一実施例の信号状態保護方
式は、制御対象基板とこの制御対象基板の動作を制御す
るための制御信号を出力する制御信号発生基板とが個別
に基板実装装置に実装される信号処理系において、前記
制御対象基板の受ける制御信号の状態を保持しておい
て、基板実装装置に対する基板の着脱操作によって制御
対象基板に供給される制御信号の状態が変化することを
防止するものである。
【0022】図1において、符号5は制御対象基板、6
は制御信号発生基板、7は基板実装装置であり、8はメ
モリ搭載基板である。前記メモリ搭載基板8は、この一
実施例によって新規に装備したものであり、このメモリ
搭載基板8の実装のために、前記基板実装装置7にも改
良が施されている。
は制御信号発生基板、7は基板実装装置であり、8はメ
モリ搭載基板である。前記メモリ搭載基板8は、この一
実施例によって新規に装備したものであり、このメモリ
搭載基板8の実装のために、前記基板実装装置7にも改
良が施されている。
【0023】以下、一実施例に係る信号処理系における
各部の構成を詳述する。
各部の構成を詳述する。
【0024】前記制御対象基板5は、制御信号の入力す
る制御信号入力端子5aが装備されており、この制御信
号入力端子5aに入力する制御信号によって動作が制御
される。なお、前記制御信号入力端子5aは、プルアッ
プ抵抗5bによって‘High’に吊り上げられてい
る。
る制御信号入力端子5aが装備されており、この制御信
号入力端子5aに入力する制御信号によって動作が制御
される。なお、前記制御信号入力端子5aは、プルアッ
プ抵抗5bによって‘High’に吊り上げられてい
る。
【0025】また、前記制御信号発生基板6は、制御信
号を設定するための押しボタン式のスイッチ部6aと、
該スイッチ部6aによって設定された制御信号を保持す
る揮発性の制御信号記憶回路6bと、この制御信号記憶
回路6bに保持された制御信号をメモリ搭載基板8に出
力するための制御信号出力端子6cと、前記制御信号記
憶回路6bに保持された制御信号を制御対象基板5に出
力するための制御信号出力端子6dとを備えた構成とさ
れている。
号を設定するための押しボタン式のスイッチ部6aと、
該スイッチ部6aによって設定された制御信号を保持す
る揮発性の制御信号記憶回路6bと、この制御信号記憶
回路6bに保持された制御信号をメモリ搭載基板8に出
力するための制御信号出力端子6cと、前記制御信号記
憶回路6bに保持された制御信号を制御対象基板5に出
力するための制御信号出力端子6dとを備えた構成とさ
れている。
【0026】前記制御信号記憶回路6bは、フリップ・
フロップ回路を利用したもので、前記スイッチ部6aの
押下がトリガとなり、トリガが繰り返される度に、保持
する信号状態が‘High’から‘Low’へ、あるい
は‘Low’から‘High’へと反転するもので、図
2に示した制御信号記憶回路2bと同様のものである
が、外部から通知される状態信号を保持するための信号
入力端子6eを有している。また、制御信号発生基板6
には、アース接続された端子6fが装備されている。こ
の端子6fは、前記メモリ搭載基板8が制御信号発生基
板6の基板実装装置7からの着脱を検出するために利用
されるものである。
フロップ回路を利用したもので、前記スイッチ部6aの
押下がトリガとなり、トリガが繰り返される度に、保持
する信号状態が‘High’から‘Low’へ、あるい
は‘Low’から‘High’へと反転するもので、図
2に示した制御信号記憶回路2bと同様のものである
が、外部から通知される状態信号を保持するための信号
入力端子6eを有している。また、制御信号発生基板6
には、アース接続された端子6fが装備されている。こ
の端子6fは、前記メモリ搭載基板8が制御信号発生基
板6の基板実装装置7からの着脱を検出するために利用
されるものである。
【0027】また、前記基板実装装置7は、詳細は図示
しないが、前記制御対象基板5を実装するための制御対
象基板用実装部と、前記制御信号発生基板6を実装する
ための制御信号発生基板用実装部とを備えるだけでな
く、前記メモリ搭載基板8を実装するためのメモリ搭載
基板用実装部を備えている。
しないが、前記制御対象基板5を実装するための制御対
象基板用実装部と、前記制御信号発生基板6を実装する
ための制御信号発生基板用実装部とを備えるだけでな
く、前記メモリ搭載基板8を実装するためのメモリ搭載
基板用実装部を備えている。
【0028】この基板実装装置7の各実装部は、基板を
所定の位置に抜き挿し可能にするためのガイド部材と、
所定の位置に挿し込まれた基板の各信号用の端子が嵌合
するコネクタ部とを備えており、それぞれの基板5,
6,8を所定の実装部に実装状態(即ち、図1に示して
いる状態)とすることによって、基板5,6,8相互間
に必要な電気的な接続等を実現し、また、各基板5,
6,8に対して必要な給電を実現し、前記制御信号発生
基板6が制御信号出力端子6cに出力した制御信号によ
る制御対象基板5の動作制御を可能ならしめる。
所定の位置に抜き挿し可能にするためのガイド部材と、
所定の位置に挿し込まれた基板の各信号用の端子が嵌合
するコネクタ部とを備えており、それぞれの基板5,
6,8を所定の実装部に実装状態(即ち、図1に示して
いる状態)とすることによって、基板5,6,8相互間
に必要な電気的な接続等を実現し、また、各基板5,
6,8に対して必要な給電を実現し、前記制御信号発生
基板6が制御信号出力端子6cに出力した制御信号によ
る制御対象基板5の動作制御を可能ならしめる。
【0029】図1において一点鎖線で示した信号路2
0,21,22,23,24は、それぞれの基板5,
6,8の端子間を接続したもので、基板実装装置7への
実装によって実現されている。
0,21,22,23,24は、それぞれの基板5,
6,8の端子間を接続したもので、基板実装装置7への
実装によって実現されている。
【0030】前記メモリ搭載基板8は、前記制御信号発
生基板用実装部に実装状態にある制御信号発生基板6が
制御信号出力端子6cに出力する制御信号を記憶する記
憶装置9と、前記制御信号発生基板6の着脱を検出する
基板挿抜検知手段10と、この基板挿抜検知手段10の
検出結果に基づいて前記記憶装置9の動作を制御する記
憶装置制御装置11と、前記制御信号出力端子6cの出
力を受けて記憶装置9に渡すための入力端子12と、前
記記憶装置9の保持されている信号状態を出力するため
の出力端子13と、前記端子6fに基板挿抜検知手段1
0を接続するための入力端子14と、前記基板挿抜検知
手段10の出力側に接続されたプルアップ抵抗15とを
備えた構成とされている。
生基板用実装部に実装状態にある制御信号発生基板6が
制御信号出力端子6cに出力する制御信号を記憶する記
憶装置9と、前記制御信号発生基板6の着脱を検出する
基板挿抜検知手段10と、この基板挿抜検知手段10の
検出結果に基づいて前記記憶装置9の動作を制御する記
憶装置制御装置11と、前記制御信号出力端子6cの出
力を受けて記憶装置9に渡すための入力端子12と、前
記記憶装置9の保持されている信号状態を出力するため
の出力端子13と、前記端子6fに基板挿抜検知手段1
0を接続するための入力端子14と、前記基板挿抜検知
手段10の出力側に接続されたプルアップ抵抗15とを
備えた構成とされている。
【0031】以上の各基板5,6,8が基板実装装置7
に実装されたとき、前記制御対象基板5の制御信号入力
端子5aは、基板実装装置7の提供する信号路20,2
1によって、前記記憶装置9の出力端子13と制御信号
発生基板6の制御信号出力端子6cとにワイヤードOR
接続された状態となる。
に実装されたとき、前記制御対象基板5の制御信号入力
端子5aは、基板実装装置7の提供する信号路20,2
1によって、前記記憶装置9の出力端子13と制御信号
発生基板6の制御信号出力端子6cとにワイヤードOR
接続された状態となる。
【0032】また、制御信号発生基板6とメモリ搭載基
板8との間では、基板実装装置7に実装状態としたとき
には、基板実装装置7の提供する信号路22によって制
御信号記憶回路6bの信号入力端子6eと記憶装置9の
出力端子13とが接続され、信号路23によって端子6
fと入力端子14とが接続され、信号路24によって制
御信号出力端子6cと入力端子12とが接続される。
板8との間では、基板実装装置7に実装状態としたとき
には、基板実装装置7の提供する信号路22によって制
御信号記憶回路6bの信号入力端子6eと記憶装置9の
出力端子13とが接続され、信号路23によって端子6
fと入力端子14とが接続され、信号路24によって制
御信号出力端子6cと入力端子12とが接続される。
【0033】なお、この一実施例では、前記制御信号発
生基板6を基板実装装置7に実装する場合には、まず、
信号入力端子6eと出力端子13との接続が実現され、
次いで、制御信号出力端子6dが制御信号入力端子5a
に接続されると同時に端子6fが入力端子14に接続さ
れ、その後に制御信号出力端子6cが入力端子12に接
続される。そして、制御信号発生基板6を基板実装装置
7から抜き出す場合には、まず、信号入力端子6eと出
力端子13との接続が解除され、次いで、制御信号出力
端子6dと制御信号入力端子5aとの接続が解除される
とともに端子6fと入力端子14との接続が解除され、
最後に、制御信号出力端子6cと入力端子12との接続
が解除される。
生基板6を基板実装装置7に実装する場合には、まず、
信号入力端子6eと出力端子13との接続が実現され、
次いで、制御信号出力端子6dが制御信号入力端子5a
に接続されると同時に端子6fが入力端子14に接続さ
れ、その後に制御信号出力端子6cが入力端子12に接
続される。そして、制御信号発生基板6を基板実装装置
7から抜き出す場合には、まず、信号入力端子6eと出
力端子13との接続が解除され、次いで、制御信号出力
端子6dと制御信号入力端子5aとの接続が解除される
とともに端子6fと入力端子14との接続が解除され、
最後に、制御信号出力端子6cと入力端子12との接続
が解除される。
【0034】このような制御信号発生基板6上の各端子
6c,6d,6e,6fの接続順序の設定は、基板実装
装置7の基板実装部に装備される接続コネクタの配置や
前記接続コネクタに嵌合する基板側の接続端子部の長さ
を工夫することによって実現される。
6c,6d,6e,6fの接続順序の設定は、基板実装
装置7の基板実装部に装備される接続コネクタの配置や
前記接続コネクタに嵌合する基板側の接続端子部の長さ
を工夫することによって実現される。
【0035】このような制御信号発生基板6上の各端子
6c,6d,6e,6fの接続順序の設定は、前記メモ
リ搭載基板8の動作制御に活用される。以下、メモリ搭
載基板8上の各構成および動作について詳述する。
6c,6d,6e,6fの接続順序の設定は、前記メモ
リ搭載基板8の動作制御に活用される。以下、メモリ搭
載基板8上の各構成および動作について詳述する。
【0036】前記記憶装置9は、入力端子12に入力し
た信号を記憶せずにそのまま出力端子13に送る機能
と、入力端子12に入力した信号を記憶してから出力端
子13に送る機能とを有している。
た信号を記憶せずにそのまま出力端子13に送る機能
と、入力端子12に入力した信号を記憶してから出力端
子13に送る機能とを有している。
【0037】前記基板挿抜検知手段10は、前記端子6
fと入力端子14とが接続状態にあるときには信号‘L
ow’を記憶装置制御装置11に出力し、端子6fと入
力端子14とが非接続状態にあるときには前記プルアッ
プ抵抗15のプルアップによって信号‘High’を記
憶装置制御装置11に出力する。即ち、基板挿抜検知手
段10は、前記入力端子14が端子6fに接続されてい
るか否かによって基板の着脱を検出して、記憶装置制御
装置11に通知する。
fと入力端子14とが接続状態にあるときには信号‘L
ow’を記憶装置制御装置11に出力し、端子6fと入
力端子14とが非接続状態にあるときには前記プルアッ
プ抵抗15のプルアップによって信号‘High’を記
憶装置制御装置11に出力する。即ち、基板挿抜検知手
段10は、前記入力端子14が端子6fに接続されてい
るか否かによって基板の着脱を検出して、記憶装置制御
装置11に通知する。
【0038】前記記憶装置制御装置11は、前述の基板
挿抜検知手段10の検出結果を監視していて、前記制御
信号発生基板6が基板実装装置7の制御信号発生基板用
実装部に実装されている状態のときには前記入力端子1
2に入力してくる信号が記憶装置9に記憶されずにその
まま出力端子13に送出されるように、記憶装置9の動
作を制御する。また、記憶装置制御装置11は、前記制
御信号発生基板6が基板実装装置7の制御信号発生基板
用実装部から抜き外されるときには、前記入力端子12
に入力してくる信号を記憶装置9に記憶・保持させ、そ
の保持させた信号が出力端子13に送出されるように、
記憶装置9の動作を制御する。
挿抜検知手段10の検出結果を監視していて、前記制御
信号発生基板6が基板実装装置7の制御信号発生基板用
実装部に実装されている状態のときには前記入力端子1
2に入力してくる信号が記憶装置9に記憶されずにその
まま出力端子13に送出されるように、記憶装置9の動
作を制御する。また、記憶装置制御装置11は、前記制
御信号発生基板6が基板実装装置7の制御信号発生基板
用実装部から抜き外されるときには、前記入力端子12
に入力してくる信号を記憶装置9に記憶・保持させ、そ
の保持させた信号が出力端子13に送出されるように、
記憶装置9の動作を制御する。
【0039】このような記憶装置制御装置11の制御動
作と、前記基板実装装置7における接続コネクタの配置
等の工夫によって設定された制御信号発生基板6の各端
子の接続順序とによって、制御信号発生基板6が基板実
装装置7から着脱される場合の制御信号の状態の保持が
実現される。
作と、前記基板実装装置7における接続コネクタの配置
等の工夫によって設定された制御信号発生基板6の各端
子の接続順序とによって、制御信号発生基板6が基板実
装装置7から着脱される場合の制御信号の状態の保持が
実現される。
【0040】図3は、制御信号発生基板6が基板実装装
置7から抜き出される場合の、一実施例における制御信
号の状態保持の手順を示している。
置7から抜き出される場合の、一実施例における制御信
号の状態保持の手順を示している。
【0041】まず、実装状態から制御信号発生基板6が
所定量だけ抜き出されて、信号路23による端子6fと
入力端子14との接続が解除されると、基板挿抜検知手
段10によって制御信号発生基板6の抜き出しが検出さ
れ(ステップ101)、その旨が記憶装置制御装置11
に通知される(ステップ102)。
所定量だけ抜き出されて、信号路23による端子6fと
入力端子14との接続が解除されると、基板挿抜検知手
段10によって制御信号発生基板6の抜き出しが検出さ
れ(ステップ101)、その旨が記憶装置制御装置11
に通知される(ステップ102)。
【0042】抜き出し操作によって信号路23による端
子6fと入力端子14との接続が解除されるとき、ほぼ
同時に信号路21による制御信号出力端子6dと制御信
号入力端子5aとの接続も解除されており、さらに、そ
れ以前に、信号路22による信号入力端子6eと出力端
子13との接続が解除されているが、信号路24による
制御信号出力端子6cと入力端子12との接続状態は維
持されており、この経路によって制御信号入力端子5a
への制御信号の送出を維持しておくことができる。
子6fと入力端子14との接続が解除されるとき、ほぼ
同時に信号路21による制御信号出力端子6dと制御信
号入力端子5aとの接続も解除されており、さらに、そ
れ以前に、信号路22による信号入力端子6eと出力端
子13との接続が解除されているが、信号路24による
制御信号出力端子6cと入力端子12との接続状態は維
持されており、この経路によって制御信号入力端子5a
への制御信号の送出を維持しておくことができる。
【0043】制御信号発生基板6の抜き出しが通知され
た記憶装置制御装置11は、記憶装置9に指示を出し
て、入力端子12に入力してくる制御信号を記憶装置9
に記憶させ、記憶装置9に記憶された信号が出力端子1
3に出力されるようにする(ステップ103)。
た記憶装置制御装置11は、記憶装置9に指示を出し
て、入力端子12に入力してくる制御信号を記憶装置9
に記憶させ、記憶装置9に記憶された信号が出力端子1
3に出力されるようにする(ステップ103)。
【0044】次いで、信号路24による制御信号出力端
子6cと入力端子12との接続も解除され、制御信号発
生基板6が基板実装装置7から完全に抜き出された状態
となるが(ステップ104)、この時には、抜き出す前
に制御信号記憶回路6bが制御信号出力端子6cに出力
していた制御信号の状態は既に記憶装置9に保持され
て、記憶装置9から制御信号入力端子5aに送出される
ため、制御信号発生基板6の抜き出しによって、制御対
象基板5の受ける制御信号の状態が変化することはな
い。
子6cと入力端子12との接続も解除され、制御信号発
生基板6が基板実装装置7から完全に抜き出された状態
となるが(ステップ104)、この時には、抜き出す前
に制御信号記憶回路6bが制御信号出力端子6cに出力
していた制御信号の状態は既に記憶装置9に保持され
て、記憶装置9から制御信号入力端子5aに送出される
ため、制御信号発生基板6の抜き出しによって、制御対
象基板5の受ける制御信号の状態が変化することはな
い。
【0045】図4は、制御信号発生基板6を基板実装装
置7に挿入して実装状態とする場合の、一実施例におけ
る制御信号の状態保持の手順を示している。
置7に挿入して実装状態とする場合の、一実施例におけ
る制御信号の状態保持の手順を示している。
【0046】まず、制御信号発生基板6を基板実装装置
7に挿入していくと、最初に、制御信号発生基板6上の
制御信号記憶回路6bの信号入力端子6eと制御対象基
板5上の記憶装置9の出力端子13との接続が、信号路
22によって実現される(ステップ201)。
7に挿入していくと、最初に、制御信号発生基板6上の
制御信号記憶回路6bの信号入力端子6eと制御対象基
板5上の記憶装置9の出力端子13との接続が、信号路
22によって実現される(ステップ201)。
【0047】これによって、記憶装置9の保持していた
制御信号の状態を制御信号記憶回路6bが保持すること
になる(ステップ202)。このときには、また信号路
21,23,24による接続は実現されておらず、制御
対象基板5の制御信号入力端子5aへの信号送出は記憶
装置9によってなされている。
制御信号の状態を制御信号記憶回路6bが保持すること
になる(ステップ202)。このときには、また信号路
21,23,24による接続は実現されておらず、制御
対象基板5の制御信号入力端子5aへの信号送出は記憶
装置9によってなされている。
【0048】そして、さらに制御信号発生基板6が挿入
されると、前記信号路21,23による接続および信号
路24による接続が実現され、制御信号入力端子5aに
対する信号路20,21によるワイヤードOR接続が達
成されることによって実装状態の完了となる(ステップ
203)。
されると、前記信号路21,23による接続および信号
路24による接続が実現され、制御信号入力端子5aに
対する信号路20,21によるワイヤードOR接続が達
成されることによって実装状態の完了となる(ステップ
203)。
【0049】前記信号路23が実現した時点では、基板
挿抜検知手段10が制御信号発生基板6の実装を検出
し、その旨を記憶装置制御装置11に通知する。する
と、記憶装置制御装置11は、前記記憶装置9に対して
記憶保持処理の停止を指示し、入力端子12に入力され
る信号がそのまま出力端子13に出力されるようにす
る。
挿抜検知手段10が制御信号発生基板6の実装を検出
し、その旨を記憶装置制御装置11に通知する。する
と、記憶装置制御装置11は、前記記憶装置9に対して
記憶保持処理の停止を指示し、入力端子12に入力され
る信号がそのまま出力端子13に出力されるようにす
る。
【0050】このように、制御信号発生基板6が再び基
板実装装置7に挿入される場合には、挿入時の最初に、
記憶装置9に保持していた制御信号の状態を制御信号発
生基板6の制御信号記憶回路6bに保持させる。従っ
て、抜き出し操作によって制御信号発生基板6の制御信
号記憶回路6bが初期状態に戻ることがあっても、その
ことが、再実装時に制御信号の状態変化の原因となるこ
とがない。
板実装装置7に挿入される場合には、挿入時の最初に、
記憶装置9に保持していた制御信号の状態を制御信号発
生基板6の制御信号記憶回路6bに保持させる。従っ
て、抜き出し操作によって制御信号発生基板6の制御信
号記憶回路6bが初期状態に戻ることがあっても、その
ことが、再実装時に制御信号の状態変化の原因となるこ
とがない。
【0051】以上、制御信号発生基板6を基板実装装置
7に対して着脱する場合について説明したが、制御信号
発生基板6は実装したままで、制御対象基板5を着脱す
る場合は、従来と同様に、制御信号の状態保持が良好に
達成できることは云うまでもない。
7に対して着脱する場合について説明したが、制御信号
発生基板6は実装したままで、制御対象基板5を着脱す
る場合は、従来と同様に、制御信号の状態保持が良好に
達成できることは云うまでもない。
【0052】また、信号路21によって制御信号記憶回
路6bの出力がダイレクトに制御対象基板5の制御信号
入力端子5aに入力する信号経路も装備しているため、
制御対象基板5および制御信号発生基板6を実装状態に
しておいて、メモリ搭載基板8が着脱されるような場合
にも、基板の着脱の影響が及ぶことがなく、制御信号の
保持が良好に保たれる。
路6bの出力がダイレクトに制御対象基板5の制御信号
入力端子5aに入力する信号経路も装備しているため、
制御対象基板5および制御信号発生基板6を実装状態に
しておいて、メモリ搭載基板8が着脱されるような場合
にも、基板の着脱の影響が及ぶことがなく、制御信号の
保持が良好に保たれる。
【0053】従って、一実施例の信号状態保護方式によ
れば、制御対象基板の稼働を停止させずとも、制御信号
発生基板の保守・点検や交換を容易に実施することが可
能になる。
れば、制御対象基板の稼働を停止させずとも、制御信号
発生基板の保守・点検や交換を容易に実施することが可
能になる。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る信号状態保護方式は、制御
対象基板とこの制御対象基板の動作を制御するための制
御信号を出力する制御信号発生基板とが個別に基板実装
装置に実装される信号処理系において、実装時に制御信
号発生基板が発生していた制御信号の状態を記憶してお
くことができるメモリ搭載基板を装備したもので、制御
信号発生基板を基板実装装置から抜き出した状態のとき
には前記メモリ搭載基板の記憶している制御信号が制御
対象基板に送出されるため、制御信号発生基板の抜き出
しによる制御信号の状態変化を防止することができる。
対象基板とこの制御対象基板の動作を制御するための制
御信号を出力する制御信号発生基板とが個別に基板実装
装置に実装される信号処理系において、実装時に制御信
号発生基板が発生していた制御信号の状態を記憶してお
くことができるメモリ搭載基板を装備したもので、制御
信号発生基板を基板実装装置から抜き出した状態のとき
には前記メモリ搭載基板の記憶している制御信号が制御
対象基板に送出されるため、制御信号発生基板の抜き出
しによる制御信号の状態変化を防止することができる。
【0055】また、制御信号発生基板の制御信号記憶回
路の保持している制御信号の状態が基板の抜き出し操作
によって初期化されたとしても、基板実装装置から抜き
出した制御信号発生基板を再び実装する場合には、当該
制御信号発生基板の実装が完了する前に予めメモリ搭載
基板が記憶している制御信号の状態が前記制御信号記憶
回路に戻されるため、制御信号発生基板の再実装操作時
においても、制御信号の変化を防止することができる。
路の保持している制御信号の状態が基板の抜き出し操作
によって初期化されたとしても、基板実装装置から抜き
出した制御信号発生基板を再び実装する場合には、当該
制御信号発生基板の実装が完了する前に予めメモリ搭載
基板が記憶している制御信号の状態が前記制御信号記憶
回路に戻されるため、制御信号発生基板の再実装操作時
においても、制御信号の変化を防止することができる。
【0056】したがって、制御対象基板の稼働を停止さ
せずとも、制御信号発生基板の保守・点検や交換を容易
に実施することが可能になる。
せずとも、制御信号発生基板の保守・点検や交換を容易
に実施することが可能になる。
【図1】本発明の一実施例の構成説明図である。
【図2】従来の信号状態保護方式の説明図である。
【図3】本発明の一実施例における制御信号発生基板の
抜き出し時の処理手順の説明図である。
抜き出し時の処理手順の説明図である。
【図4】本発明の一実施例における制御信号発生基板の
再実装時の処理手順の説明図である。
再実装時の処理手順の説明図である。
5 制御対象基板 5a 制御信号入力端子 6 制御信号発生基板 6a スイッチ部 6b 制御信号記憶回路 7 基板実装装置 8 メモリ搭載基板 9 記憶装置 10 基板挿抜検知手段 11 記憶装置制御装置 20,21,22,23,24 信号路
Claims (1)
- 【請求項1】 制御信号入力端子を備えて、該制御信号
入力端子に入力される制御信号によって動作が制御され
る制御対象基板と、制御信号を設定するスイッチ部と、
該スイッチ部によって設定された制御信号を保持する揮
発性の制御信号記憶回路と、この制御信号記憶回路に保
持された制御信号を出力する制御信号出力端子とを備え
た制御信号発生基板と、 制御対象基板用実装部と制御信号発生基板用実装部とを
備え、これらの各実装部に実装対象であるそれぞれの基
板が実装された状態では、制御対象基板の制御信号入力
端子と制御信号発生基板の制御信号出力端子との電気的
接続を実現するとともに、実装されているそれぞれの基
板に対して必要な給電を実現して、前記制御信号発生基
板が制御信号出力端子に出力した制御信号による制御対
象基板の動作制御を実現する基板実装装置とを備えた信
号処理系において、 前記制御対象基板の受ける制御信号の状態を保持してお
いて、基板実装装置に対する基板の着脱操作によって制
御信号の状態が変化することを防止する信号状態保護方
式であって、 前記基板実装装置には、メモリ搭載基板用実装部を装備
し、 前記メモリ搭載基板用実装部に実装されるメモリ搭載基
板には、前記制御信号発生基板用実装部に実装状態にあ
る制御信号発生基板が制御信号出力端子に出力する制御
信号を記憶する記憶装置と、前記制御信号発生基板の着
脱を検出する基板挿抜検知手段と、この基板挿抜検知手
段の検出結果を監視していて制御信号発生基板の実装状
況に応じて前記記憶装置の動作を制御する記憶装置制御
装置とを装備し、 前記制御信号発生基板が制御信号発生基板用実装部から
抜き外される場合には前記記憶装置が記憶している制御
信号を前記制御対象基板の制御信号入力端子に出力さ
せ、また、再び前記制御信号発生基板が制御信号発生基
板用実装部に実装される場合には、前記記憶装置に記憶
している制御信号を前記制御対象基板の制御信号記憶回
路に保持させることを特徴とする信号状態保護方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP659193A JPH06214602A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 信号状態保護方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP659193A JPH06214602A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 信号状態保護方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06214602A true JPH06214602A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11642580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP659193A Pending JPH06214602A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 信号状態保護方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06214602A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002335216A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-22 | Nec Corp | 光信号シャットダウンシステムおよびそれを用いた光信号処理装置 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP659193A patent/JPH06214602A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002335216A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-22 | Nec Corp | 光信号シャットダウンシステムおよびそれを用いた光信号処理装置 |
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