JPH06213680A - 回転磁界検出装置 - Google Patents

回転磁界検出装置

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JPH06213680A
JPH06213680A JP5039219A JP3921993A JPH06213680A JP H06213680 A JPH06213680 A JP H06213680A JP 5039219 A JP5039219 A JP 5039219A JP 3921993 A JP3921993 A JP 3921993A JP H06213680 A JPH06213680 A JP H06213680A
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magnetic pole
magnetic field
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rotating
magnet ring
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Yonehiro Tsunoda
米弘 角田
Kunio Yahagi
邦夫 矢萩
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 円周上にN極,S極が交互に着磁された回転
側に設けられたマグネットリングと、そのマグネットリ
ングにギャップを介して対向するように、互いに所定の
電気角をもって固定側に設けられた複数の磁極センサと
からなる回転磁界検出装置にあって、回転磁界の検出タ
イミングの調整を容易に行わせて、回転磁界の検出を精
度良く行わせるようにする。 [構成] 各磁極センサに、その磁極感知部にマグネッ
トリングの磁束を引き込んで回転磁界の検出タイミング
を調整する部材を設けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータなどの回転電機
の回転に同期した回転磁界を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の回転磁界検出装置は、
例えば、図8に示すように、円周上等分になるようにN
極,S極が交互に8極分着磁された回転側に設けられた
マグネットリング1と、そのマグネットリング1にギャ
ップを介して対向するように、互いに30°の電気角を
もって固定側の取付板5上に設けられた3つのホール素
子による磁極センサ2(21,22,23)とからなっ
ており、図4に示すように、磁極センサ2の各出力V
1,V2,V3にもとづいて回転磁界を検出できるよう
になっている。
【0003】ここで、図4に示すように、磁極センサ2
の各出力V1,V2,V3間の位相差は30゜となっ
て、その各出力V1,V2,V3を重ね合せることによ
って15°の間隔tをもって回転磁界を検出できること
になる。図中、Tはマグネットリング1の1回転分の周
期である。
【0004】このような回転磁界検出装置にあっては、
マグネットリング1の着磁位置のずれ、各磁極センサ2
の特性のばらつき、各磁極センサ2の取付位置のずれな
どの要因によって、磁極センサ2の各出力V1,V2,
V3間の位相差がずれてしまい、回転磁界の検出精度が
悪くなっている。
【0005】そのため、従来では、各部品の加工精度を
上げたり、特性の揃った磁極センサを選別するようにし
ているが、製品の歩溜りが悪くなって、量産性が悪いも
のとなっている。
【0006】また、従来、各磁極センサの取付位置をそ
れぞれ円周方向に適宜ずらすことにより回転磁界の検出
タイミングを調整して、回転磁界の検出精度を上げるよ
うにしている(特開昭61−18340公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、装置組付後に回転磁界の検出タイミングを調整す
るべく、磁極センサ自体の取付位置を円周方向にずらす
ようにするのでは、その取付位置を変えるための作業が
煩雑で、また、その取付位置の微調整が困難であるとい
うことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、円周上にN
極,S極が交互に着磁された回転側に設けられたマグネ
ットリングと、そのマグネットリングにギャップを介し
て対向するように、互いに所定の電気角をもって固定側
に設けられた複数の磁極センサとからなる回転磁界検出
装置において、装置組付後に回転磁界の検出タイミング
の微調整を容易に可能にするべく、各磁極センサに、そ
の磁極感知部にマグネットリングの磁束を引き込んで回
転磁界の検出タイミングを調整する部材を設けるように
している。
【0009】
【実施例】本発明による回転磁界検出装置は、図1に示
すように、円周上等分になるようにN極,S極が交互に
8極分着磁された回転側に設けられたマグネットリング
1と、そのマグネットリング1にギャップを介して対向
するように、互いに30°の電気角をもって固定側の取
付板5上に設けられた3つのIC化されたホール素子に
よる磁極センサ2(21,22,23)と、その各磁極
センサ2の前面にそれぞれ設けられた回転磁界検出タイ
ミングの調整部材3(31,32,33)と、その各磁
極センサ2の背面にそれぞれ設けられたヨーク部材4
(41,42,43)とによって構成されている。
【0010】各磁極センサ2の前面に設けられた回転磁
界検出タイミングの調整部材3は、それらの各磁極感知
部に前記マグネットリング1の磁束を引き込むようにそ
れぞれ設けられており、図2および図3に示すように、
それぞれ磁極センサ側の後端を支点Pとしてその先端を
左,右に振ってずらすことができるように取付板5に取
り付けられており、所定の位置でねじ締めや接着するこ
となどによって位置決めできるようになっている。
【0011】また、各磁極センサ2の背面にそれぞれ設
けられたヨーク部材4は、それを設けることによって各
磁極センサ2を通過する磁束数を増加させることがで
き、それにより回転磁界の検出を安定かつ確実に行わせ
ることができるようになる。
【0012】このように構成されたものでは、図4に示
すように、各磁極センサ2の出力V1,V2,V3にも
とづいて回転磁界を検出することができる。
【0013】ここで、磁極センサ2の各出力V1,V
2,V3間の位相差は30°となって、その各出力V
1,V2,V3を重ね合せることによって15°の間隔
tをもって回転磁界を検出できることになる。図中、T
はマグネットリング1の1回転分の周期である。
【0014】このような回転磁界検出装置にあっては、
前述したように、マグネットリング1の着磁位置のず
れ、各磁極センサ2の特性のばらつき、各磁極センサ2
の取付位置のずれなどの要因によって、磁極センサ2の
各出力V1,V2,V3間の位相差がずれてしまい、回
転磁界の検出精度が悪くなっている。
【0015】しかして、本発明では、各磁極センサ2の
磁極感知部にマグネットリング1の磁束を引き込むよう
にそれぞれ設けられた回転磁界検出タイミングの調整部
材3の先端を、図2または図3に示すように、左または
右方に適宜振ってずらすことによって回転磁界の検出タ
イミングを調整して、磁極センサ2の各出力V1,V
2,V3間の位相差が所定になるようにしている。
【0016】図2に示すように、調整部材3の先端を図
中矢印で示すマグネットリング1の回転方向とは逆の方
向に振ることによって回転磁界の検出タイミング、すな
わち磁極センサ2の出力信号の位相を所定に遅らせるこ
とができ、また、図3に示すように、調整部材3の先端
をマグネットリング1の回転方向に振ることによって回
転磁界の検出タイミングを所定に進ませることができ
る。
【0017】そして、調整後は、所定の位置でその調整
部材3をねじ締めや接着することなどによって位置決め
する。
【0018】このように、本発明によれば、各磁極セン
サ2の位置を何ら動かすことなく、回転磁界検出タイミ
ングの調整部材3の先端をマグネットリング1の回転方
向またはその逆方向に適宜振ってずらすだけで、回転磁
界の検出タイミングを微細に調整することができる。
【0019】したがって、特に、各部品の加工精度を上
げたり、特性の揃った磁極センサを選別するようなこと
なく、マグネットリング1の着磁位置のずれ、各磁極セ
ンサ2の特性のばらつき、各磁極センサ2の取付位置の
ずれなどの誤差要因を容易に吸収することができ、回転
磁界の検出を精度良く行わせることができるようにな
る。
【0020】また、各磁極センサ2に何ら機械的なスト
レスを加えることなく、回転磁界の検出角度の調整を行
わせることができるようになる。
【0021】図5は、本発明の他の実施例を示すもの
で、この場合は、磁極センサ2の磁極感知面に沿って回
転磁界検出タイミングの調整部材6を左または右方向に
スライドさせて適宜位置決めすることができるようにし
ている。
【0022】図6は、本発明のさらに他の実施例を示す
もので、この場合は、磁極センサ2を、その磁極感知面
が上方に向くようにヨーク部材4を介して取付板上に取
り付け、さらにその磁極感知面の上に板状の回転磁界検
出タイミングの調整部材8を設けて、そのマグネットリ
ング側の先端を左,右に振って位置決めできるようにし
ている。
【0023】図7は、本発明のさらに他の実施例を示す
もので、この場合も同様に、磁極センサ2を、その磁極
感知面が上方に向くようにヨーク部材4を介して取付板
上に取り付け、さらにその磁極感知面の上に棒状の回転
磁界検出タイミングの調整部材9を設けて、そのマグネ
ットリング側の先端を左,右に振って位置決めできるよ
うにしている。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明による回転磁界検出装置に
あっては、円周上にN極,S極が交互に着磁された回転
側に設けられたマグネットリングと、そのマグネットリ
ングにギャップを介して対向するように、互いに所定の
電気角をもって固定側に設けられた複数の磁極センサと
からなる回転磁界検出装置にあって、簡単な手段によ
り、回転磁界の検出タイミングを微細にかつ容易に調整
することができ、マグネットリングの着磁位置のずれ、
各磁極センサの特性のばらつき、各磁極センサの取付位
置のずれなどの誤差要因を吸収して回転磁界の検出を精
度良く行わせることができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転磁界検出装置の一実施例を示
す正面図である。
【図2】同実施例において磁極センサ側の先端を左方に
振ってずらした状態を示す部分的な正面図である。
【図3】同実施例において磁極センサ側の先端を右方に
振ってずらした状態を示す部分的な正面図である。
【図4】各磁極センサの出力信号のタイムチャートであ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す磁極センサ部分の斜
視図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例を示す磁極センサ部
分の斜視図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す磁極センサ部
分の斜視図である。
【図8】従来の回転磁界検出装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 マグネットリング 2(21,22,23) 磁極センサ 3(31,32,33) 回転磁界検出タイミングの調
整部材 4(41,42,43) ヨーク部材 5 取付板 6 回転磁界検出タイミングの調整部材 8 回転磁界検出タイミングの調整部材 9 回転磁界検出タイミングの調整部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上にN極,S極が交互に着磁された
    回転側に設けられたマグネットリングと、そのマグネッ
    トリングにギャップを介して対向するように、互いに所
    定の電気角をもって固定側に設けられた複数の磁極セン
    サとからなる回転磁界検出装置において、各磁極センサ
    に、その磁極感知部に前記マグネットリングの磁束を引
    き込んで回転磁界の検出タイミングを調整する部材を設
    けたことを特徴とする回転磁界検出装置。
  2. 【請求項2】 各磁極センサにおける磁極感知部の背面
    に、それぞれヨーク部材を設けたことを特徴とする前記
    第1項の記載による回転磁界検出装置。
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