JPH06213295A - アイドルプーリ - Google Patents

アイドルプーリ

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Publication number
JPH06213295A
JPH06213295A JP583193A JP583193A JPH06213295A JP H06213295 A JPH06213295 A JP H06213295A JP 583193 A JP583193 A JP 583193A JP 583193 A JP583193 A JP 583193A JP H06213295 A JPH06213295 A JP H06213295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
idle pulley
case
belt
pulleys
Prior art date
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Pending
Application number
JP583193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Azuma
雅史 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP583193A priority Critical patent/JPH06213295A/ja
Publication of JPH06213295A publication Critical patent/JPH06213295A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付けスペースの低減を図ったアイドルプー
リの提供。 【構成】 アイドルプーリ1は、同一平面上で円弧状に
隣設して配置された複数個のプーリ3と、各プーリ3を
それぞれ回転自在に支持するケース4を備える。プーリ
3は、その内周部にベアリング6が組付けられ、そのベ
アリング6を介して、ケース4に固定されるシャフト7
に回転自在に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト伝動に利用され
るアイドルプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、動力の伝達方法として、駆動
側のプーリ(ベルト車)と従動側のプーリとをベルトで
連結し、各プーリとベルトとの間の摩擦によって駆動側
の動力を従動側に伝達するベルト伝動が知られている。
このベルト伝動では、ベルト張力の調整、ベルトと他部
品との干渉回避、ベルトの振れ止め等の目的で、アイド
ルプーリを使用する場合がある。このアイドルプーリ
は、図9に示すように、ベルト100を支持するプーリ
101aと、このプーリ101aをシャフト(図示しな
い)に対して回転自在に保持するベアリング(図示しな
い)より成り、ナット102とボルト103によってブ
ラケット104へ固定されている。また、ベルト張力の
調整を必要とする場合には、図10に示すように、アジ
ャストボルト105を設けて、ブラケット104に対す
るアイドルプーリ101の位置を調節することにより、
ベルト張力の調整を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のアイ
ドルプーリ101は、実際にアイドルプーリ101とし
ての働きを成すのはベルト100と接触する部位(ab
間)のみであり、アイドルプーリ101の一部分であ
る。すなわち、ベルト100と接触していない多くの部
位は、アイドルプーリ101としての働きをしておら
ず、無駄にスペースを取っていることになる。本発明
は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、
取付けスペースの低減を図ったアイドルプーリの提供に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のアイドルプーリ
は、同一平面上で円弧状に隣接して配置された複数個の
プーリと、前記各プーリをそれぞれ回転自在に支持する
支持部材とを備えたことを技術的手段とする。
【0005】
【作用】上記構成より成る本発明のアイドルプーリは、
以下の作用を奏する。各プーリに外接する外接円の半径
がベルトの曲げ半径となる。そして、円弧状に隣接して
配置された複数個のプーリによって形成される平面形状
が、各プーリに外接する外接円を平面形状とする従来の
アイドルプーリの一部となる。従って、本発明のアイド
ルプーリは、ベルトの曲げ半径を同一とした場合、従来
のアイドルプーリより小型化することが可能となる。
【0006】
【実施例】次に、本発明のアイドルプーリの一実施例を
図1ないし図8を基に説明する。図1はアイドルプーリ
の取付け状態を示す平面図、図2はアイドルプーリの側
面図である。本実施例のアイドルプーリ1は、車両用冷
凍サイクルのコンプレッサ用電磁クラッチ(図示しな
い)へエンジンの回転動力を伝達するベルト伝達機構に
用いられるもので、ベルト2の背面側を支持する背面用
アイドルプーリ1である。このアイドルプーリ1は、同
一平面上で円弧状に隣接して配置された複数個(本実施
例では4個)のプーリ3と、各プーリ3を一体に支持す
るケース4とを備え、ブラケット5に固定されている。
ベルト2は、各プーリ3に外接する外接円の半径をベル
ト2の曲げ半径として各プーリ3により支持されてい
る。
【0007】プーリ3は、その内周部にベアリング6が
組付けられ、そのベアリング6を介して、ケース4に固
定されるシャフト7に回転自在に支持されている。ベア
リング6は、シャフト7に嵌め合わされる内輪6a、プ
ーリ3と一体に回転する外輪6b、および内輪6aと外
輪6bとの間で周方向に配された複数個の玉6cより成
る(図3ないし図5参照)。プーリ3とベアリング6と
の組付け方法は、図3に示すように圧入による方法、図
4に示すように圧入とかしめ(図中Aで示す部分)によ
る方法、図5に示すように圧入とリングスナップ8によ
る方法等がある。また、ベアリング6の外輪6bをプー
リ3と一体に設けることも可能である。なお、ベアリン
グ6の種類および個数は、使用条件(ベルト張力や回転
数等)に応じて選定することができる。図3ないし図5
では、深溝玉軸受を2個使用した場合を示す。
【0008】ケース4は、それぞれ平面形状が扇状(図
1参照)を呈する上ケース4aと下ケース4bより成
り、その上ケース4aと下ケース4bとの間で、円弧状
に隣接して配置された各プーリ3を回転自在に支持す
る。ケース4に対するプーリ3の組付け方法は、図6に
示すように、シャフト7の先端部(図6左端部)に形成
された螺子部7aにナット9を締め付けて固定する方
法、図7に示すように、シャフト7を成すリベットの先
端を押し潰してかしめ固定する方法、図8に示すよう
に、シャフト7を成すピンの両端部をケース4に圧入固
定する方法等がある。なお、図6および図7に示す方法
では、ナット9の締め付け時、およびリベットのかしめ
時に生じるケース4の変形(ケース4の変形によってプ
ーリ3とケース4が干渉する)を防止するために、ベア
リング6の両側にそれぞれカラー10が設けられてい
る。また、この場合、カラー10によってシャフト7の
軸方向におけるベアリング6の位置決めが成されるた
め、シャフト7に対してベアリング6の内輪6aを回転
可能な状態で嵌め合わすことができる。なお、図8に示
す方法では、カラー10を設けることなく、シャフト7
に対してベアリング6の内輪6aが圧入されることで軸
方向の位置決めが行われている。
【0009】各プーリ3を一体に支持するケース4は、
ブラケット5に対してボルト11とナット12の締結に
よって固定されている。また、ボルト11の下端には、
螺子孔(図示しない)を有する取付部13が一体に設け
られている。この取付部13には、ブラケット5に形成
された長円形状の案内孔5aに嵌まり込む凸形状のガイ
ド部13aが形成され、このガイド部13aが案内孔5
aに嵌まり込んだ状態で、前記螺子孔にアジャストボル
ト14が螺着されている(図2参照)。アジャストボル
ト14は、ナット12を緩めた状態(ブラケット5に対
してケース4が移動可能な状態)で、ブラケット5の外
部に露出するボルト頭部14aを回すことにより、ブラ
ケット5に対するアイドルプーリ1の位置を変化(図中
左右方向に移動する)させて、ベルト張力を調整する。
任意のベルト張力が得られた後は、ナット12を締め付
けることにより、ブラケット5に対するアイドルプーリ
1の位置を固定する。
【0010】上記構成を成す本実施例のアイドルプーリ
1は、その平面形状(図1に示す形状)が、各プーリ3
に外接する外接円を平面形状とする従来のアイドルプー
リの一部となる。つまり、このアイドルプーリ1は、従
来のアイドルプーリにおいてベルト2と接触する部位
(図9のab間)のみを各プーリ3で構成するものであ
る。従って、ベルト2の曲げ半径を同一とした場合、各
プーリ3に外接する外接円が平面形状を成す従来のアイ
ドルプーリに対して、本実施例のアイドルプーリ1を小
型化することができる。このため、従来のアイドルプー
リであれば、取付けスペースの関係上、小径のアイドル
プーリを使用してベルト2の曲げ半径を小さくしなけれ
ばならない様な場合でも、小型化された本実施例のアイ
ドルプーリ1を使用することにより、ベルト2の曲げ半
径を小さくする必要がない。また、ベルト2の曲げ半径
が大きくなることで、ベルト2の寿命向上にもつなが
る。なお、本実施例では、背面用アイドルプーリ1を示
したが、例えば、Vプーリ、Vリブドプーリ等にも同様
に適用することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明のアイドルプーリは、ベルトの曲
げ半径を同一とする従来のアイドルプーリより小型化す
ることができ、取付けスペースの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るアイドルプーリの平面図であ
る。
【図2】図1のブラケットの断面を含むアイドルプーリ
の側面図である。
【図3】プーリとベアリングとの組付方法を示す説明図
である。
【図4】プーリとベアリングとの他の組付方法を示す説
明図である。
【図5】プーリとベアリングとの他の組付方法を示す説
明図である。
【図6】アイドルプーリの組付け構造を示す断面図であ
る。
【図7】アイドルプーリの他の組付け構造を示す断面図
である。
【図8】アイドルプーリの他の組付け構造を示す断面図
である。
【図9】従来技術に係るアイドルプーリの平面図であ
る。
【図10】図9のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 アイドルプーリ 3 プーリ 4 ケース(支持部材) 6 ベアリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)同一平面上で円弧状に隣接して配置さ
    れた複数個のプーリと、 b)前記各プーリをそれぞれ回転自在に支持する支持部
    材とを備えたアイドルプーリ。
JP583193A 1993-01-18 1993-01-18 アイドルプーリ Pending JPH06213295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP583193A JPH06213295A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 アイドルプーリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP583193A JPH06213295A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 アイドルプーリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213295A true JPH06213295A (ja) 1994-08-02

Family

ID=11621991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP583193A Pending JPH06213295A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 アイドルプーリ

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JP (1) JPH06213295A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19738988B4 (de) * 1996-09-06 2008-05-29 Bosch Rexroth Mechatronics Gmbh Linearführungseinheit
CN104191098A (zh) * 2014-08-26 2014-12-10 无锡柯马机械有限公司 一种双向电焊条

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19738988B4 (de) * 1996-09-06 2008-05-29 Bosch Rexroth Mechatronics Gmbh Linearführungseinheit
DE19758916B4 (de) * 1996-09-06 2011-12-08 Bosch Rexroth Mechatronics Gmbh Linearführungseinheit
CN104191098A (zh) * 2014-08-26 2014-12-10 无锡柯马机械有限公司 一种双向电焊条

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