JPH06213293A - トレッドミル用の歯付きベルト／ｖベルト手段 - Google Patents
トレッドミル用の歯付きベルト／ｖベルト手段Info
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- JPH06213293A JPH06213293A JP5283354A JP28335493A JPH06213293A JP H06213293 A JPH06213293 A JP H06213293A JP 5283354 A JP5283354 A JP 5283354A JP 28335493 A JP28335493 A JP 28335493A JP H06213293 A JPH06213293 A JP H06213293A
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- toothed
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G23/00—Driving gear for endless conveyors; Belt- or chain-tensioning arrangements
- B65G23/02—Belt- or chain-engaging elements
- B65G23/04—Drums, rollers, or wheels
- B65G23/06—Drums, rollers, or wheels with projections engaging abutments on belts or chains, e.g. sprocket wheels
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- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B22/00—Exercising apparatus specially adapted for conditioning the cardio-vascular system, for training agility or co-ordination of movements
- A63B22/02—Exercising apparatus specially adapted for conditioning the cardio-vascular system, for training agility or co-ordination of movements with movable endless bands, e.g. treadmills
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- A63B2225/00—Miscellaneous features of sport apparatus, devices or equipment
- A63B2225/30—Maintenance
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/17—Toothed wheels
- F16H55/171—Toothed belt pulleys
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- Pulleys (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、できる限り静粛に走行する
ように、従来の歯付きベルト／Ｖベルト手段を改良する
ことにある。 【構成】 本発明の歯付きベルト／Ｖベルト手段は、少
なくとも１つの無端ベルトを有しており、該無端ベルト
には複数の踏板が設けられており、無端ベルトが、互い
に前後に配置された２つの偏向プーリの回りで案内され
る歯付きベルト／Ｖベルト手段において、少なくとも１
つの偏向プーリが互いに並設されたスライディングディ
スク部材及び歯付きディスク部材を備えており、ベルト
が、互いに並設された、偏向プーリの歯付きディスク部
材と関連する歯付きベルト領域と、偏向プーリのスライ
ディングディスク部材上に当接するＶベルト領域とを備
えており、ベルトを駆動する主な力がスライディングデ
ィスク部材及びＶベルト領域を介して伝達されることを
特徴とする。
ように、従来の歯付きベルト／Ｖベルト手段を改良する
ことにある。 【構成】 本発明の歯付きベルト／Ｖベルト手段は、少
なくとも１つの無端ベルトを有しており、該無端ベルト
には複数の踏板が設けられており、無端ベルトが、互い
に前後に配置された２つの偏向プーリの回りで案内され
る歯付きベルト／Ｖベルト手段において、少なくとも１
つの偏向プーリが互いに並設されたスライディングディ
スク部材及び歯付きディスク部材を備えており、ベルト
が、互いに並設された、偏向プーリの歯付きディスク部
材と関連する歯付きベルト領域と、偏向プーリのスライ
ディングディスク部材上に当接するＶベルト領域とを備
えており、ベルトを駆動する主な力がスライディングデ
ィスク部材及びＶベルト領域を介して伝達されることを
特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はトレッドミル用の歯付き
ベルト／Ｖベルト手段であって、少なくとも１つの無端
ベルトを有しており、該無端ベルトには複数の踏板が設
けられており、無端ベルトが、互いに前後に配置された
２つの偏向プーリの回りで案内される歯付きベルト／Ｖ
ベルト手段に関する。
ベルト／Ｖベルト手段であって、少なくとも１つの無端
ベルトを有しており、該無端ベルトには複数の踏板が設
けられており、無端ベルトが、互いに前後に配置された
２つの偏向プーリの回りで案内される歯付きベルト／Ｖ
ベルト手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ国特許第25 03 118 号には歯付き
ベルト／Ｖベルト手段が開示されており、該歯付きベル
ト／Ｖベルト手段では、踏板が設けられた歯付きベルト
が２つの偏向プーリの回りで案内され、且つ複数の支持
プーリの回りで２つのＶベルトが走行するように構成さ
れている。このような既知の手段が図４に示されてい
る。一方の偏向プーリに連結されたモータの駆動力は、
歯付きベルト２１を介して一方の偏向プーリから他方の
偏向プーリへと伝達される。Ｖベルト２２は、単に受動
的に（すなわち、いかなる力も伝達しないように）偏向
手段の回りに掛けられており、踏板２３の付加的支持体
としてのみ機能する。従って、歯付きベルト及びＶベル
トは、異なる機能をもつ別々に配置された手段である。
特に、２つの別々のベルト手段であるため、この既知の
装置は複雑であり、高コストを要し、且つ時間のかかる
メインテナンスを必要とする。また、歯付きベルトと偏
向プーリ手段とによる力伝達は不快な大騒音を発生し、
これが非常に悩ましい問題となっている。
ベルト／Ｖベルト手段が開示されており、該歯付きベル
ト／Ｖベルト手段では、踏板が設けられた歯付きベルト
が２つの偏向プーリの回りで案内され、且つ複数の支持
プーリの回りで２つのＶベルトが走行するように構成さ
れている。このような既知の手段が図４に示されてい
る。一方の偏向プーリに連結されたモータの駆動力は、
歯付きベルト２１を介して一方の偏向プーリから他方の
偏向プーリへと伝達される。Ｖベルト２２は、単に受動
的に（すなわち、いかなる力も伝達しないように）偏向
手段の回りに掛けられており、踏板２３の付加的支持体
としてのみ機能する。従って、歯付きベルト及びＶベル
トは、異なる機能をもつ別々に配置された手段である。
特に、２つの別々のベルト手段であるため、この既知の
装置は複雑であり、高コストを要し、且つ時間のかかる
メインテナンスを必要とする。また、歯付きベルトと偏
向プーリ手段とによる力伝達は不快な大騒音を発生し、
これが非常に悩ましい問題となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の歯付きベルト／Ｖベルト手段に付随する欠点を解消す
ること、より詳しくは、できる限り静粛に走行するよう
に前記既知のベルト手段を改良することにある。
の歯付きベルト／Ｖベルト手段に付随する欠点を解消す
ること、より詳しくは、できる限り静粛に走行するよう
に前記既知のベルト手段を改良することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記問
題は、少なくとも１つの偏向プーリが互いに並設された
スライディングディスク部材及び歯付きディスク部材を
備えており、ベルトが、互いに並設された、偏向プーリ
の歯付きディスク部材と関連する歯付きベルト領域と、
偏向プーリのスライディングディスク部材上に当接する
Ｖベルト領域とを備えており、ベルトを駆動する主な力
がスライディングディスク部材及びＶベルト領域を介し
て伝達されることを特徴とする歯付きベルト／Ｖベルト
手段により解決される。本発明は、ベルト及び偏向プー
リを駆動する主な力を、従来行われていたように歯付き
ベルトを介して伝達するのではなく、静粛なＶベルトを
介して伝達することを意図している。歯付きベルトは、
移動する無端ベルトが傾斜せず従って側方に逃げないよ
うに保証する機能を満たすものである。本発明による歯
付きベルト／Ｖベルト手段では、歯付きベルト領域とＶ
ベルト領域とが組み合わされた単一ベルトのみが使用さ
れる。騒音の発生は、個々の領域の寸法決めにより直接
影響を受ける。すなわち、歯付きベルト領域が小さいほ
ど、発生する騒音は小さくなる。
題は、少なくとも１つの偏向プーリが互いに並設された
スライディングディスク部材及び歯付きディスク部材を
備えており、ベルトが、互いに並設された、偏向プーリ
の歯付きディスク部材と関連する歯付きベルト領域と、
偏向プーリのスライディングディスク部材上に当接する
Ｖベルト領域とを備えており、ベルトを駆動する主な力
がスライディングディスク部材及びＶベルト領域を介し
て伝達されることを特徴とする歯付きベルト／Ｖベルト
手段により解決される。本発明は、ベルト及び偏向プー
リを駆動する主な力を、従来行われていたように歯付き
ベルトを介して伝達するのではなく、静粛なＶベルトを
介して伝達することを意図している。歯付きベルトは、
移動する無端ベルトが傾斜せず従って側方に逃げないよ
うに保証する機能を満たすものである。本発明による歯
付きベルト／Ｖベルト手段では、歯付きベルト領域とＶ
ベルト領域とが組み合わされた単一ベルトのみが使用さ
れる。騒音の発生は、個々の領域の寸法決めにより直接
影響を受ける。すなわち、歯付きベルト領域が小さいほ
ど、発生する騒音は小さくなる。
【０００５】本発明の歯付きベルト／Ｖベルト手段の製
造は、必要な材料及び労働量を大幅に低減できるので、
経済的な価格及び省時間が可能である。また、本発明に
よる歯付きベルト／Ｖベルト手段の個々の構成部品は、
容易に交換及び保守点検が行えるので、メインテナンス
作業を行う場合に、トレッドミルの休止時間を最短にで
きる。ベルトが傾斜して側方に逃げることを防止するに
は、歯付きディスク部材及びスライディングディスク部
材を備えた１つのみの偏向プーリを設けると同時に、他
の偏向プーリをスライディングディスクで形成し、前記
歯付きディスク部材及びスライディングディスク部材を
備えた偏向プーリをモータにより駆動するように構成す
ればよい。この実施例は特に静粛であり、材料及び製造
コストを著しく低減できる。本発明の別の好ましい実施
例によれば、次の特徴すなわち、偏向プーリの歯付きデ
ィスク部材が有歯領域（歯が設けられた領域）及び無歯
領域（歯が設けられていない領域）を有しており、これ
らの両領域が歯付きディスク部材の外周面の全体に亘っ
て交互に且つ等間隔に配置されており、且つ有歯領域が
複数の歯で形成されているという特徴が得られる。
造は、必要な材料及び労働量を大幅に低減できるので、
経済的な価格及び省時間が可能である。また、本発明に
よる歯付きベルト／Ｖベルト手段の個々の構成部品は、
容易に交換及び保守点検が行えるので、メインテナンス
作業を行う場合に、トレッドミルの休止時間を最短にで
きる。ベルトが傾斜して側方に逃げることを防止するに
は、歯付きディスク部材及びスライディングディスク部
材を備えた１つのみの偏向プーリを設けると同時に、他
の偏向プーリをスライディングディスクで形成し、前記
歯付きディスク部材及びスライディングディスク部材を
備えた偏向プーリをモータにより駆動するように構成す
ればよい。この実施例は特に静粛であり、材料及び製造
コストを著しく低減できる。本発明の別の好ましい実施
例によれば、次の特徴すなわち、偏向プーリの歯付きデ
ィスク部材が有歯領域（歯が設けられた領域）及び無歯
領域（歯が設けられていない領域）を有しており、これ
らの両領域が歯付きディスク部材の外周面の全体に亘っ
て交互に且つ等間隔に配置されており、且つ有歯領域が
複数の歯で形成されているという特徴が得られる。
【０００６】この実施例は、もはや、歯付きベルトの個
々の歯が、歯付きディスク部材の補完する対の歯と係合
している状態ではないので、発生騒音の一層の低減が保
証される。 本発明の別の好ましい実施例は、偏向プー
リの周方向の、歯付きディスク部材の無歯領域の長さ
が、偏向プーリの周方向の、有歯領域の長さの１／２に
等しいという特徴を有する。この点については、１つの
有歯領域が周方向に並設された４つの歯を備えている場
合、及び無歯領域が、並設された２つの歯の長さに等し
い場合に有効である。有歯領域及び無歯領域をこのよう
に寸法決めすることにより、発生する騒音を約１／２に
低減できる。なぜならば、歯付きベルトに設けられた個
々の歯の１／２のみが、歯付きディスク部材の補完する
対の歯と係合するからである。それにもかかわらず、歯
付きディスク部材に設けられた有歯領域は、ベルトが傾
斜して側方に逃げないようにすることを保証する。更に
別の実施例は、歯付きベルト領域と歯付きディスク部材
との関連する歯の寸法は、装置が作動しているときに、
各歯の一方の歯面のみが関連する歯の一方の歯面と係合
するように定められるという特徴を有している。
々の歯が、歯付きディスク部材の補完する対の歯と係合
している状態ではないので、発生騒音の一層の低減が保
証される。 本発明の別の好ましい実施例は、偏向プー
リの周方向の、歯付きディスク部材の無歯領域の長さ
が、偏向プーリの周方向の、有歯領域の長さの１／２に
等しいという特徴を有する。この点については、１つの
有歯領域が周方向に並設された４つの歯を備えている場
合、及び無歯領域が、並設された２つの歯の長さに等し
い場合に有効である。有歯領域及び無歯領域をこのよう
に寸法決めすることにより、発生する騒音を約１／２に
低減できる。なぜならば、歯付きベルトに設けられた個
々の歯の１／２のみが、歯付きディスク部材の補完する
対の歯と係合するからである。それにもかかわらず、歯
付きディスク部材に設けられた有歯領域は、ベルトが傾
斜して側方に逃げないようにすることを保証する。更に
別の実施例は、歯付きベルト領域と歯付きディスク部材
との関連する歯の寸法は、装置が作動しているときに、
各歯の一方の歯面のみが関連する歯の一方の歯面と係合
するように定められるという特徴を有している。
【０００７】本発明の歯付きベルト／Ｖベルト手段の主
な力はＶベルト領域を介して伝達されるという事実か
ら、移動する無端ベルトが傾斜することも、側方に逃げ
ることもないように保証するには、関連する歯の歯面
（flank)のみが互いに接触するようにする。騒音は歯の
接触部分により特に引き起こされるため、この実施例
は、特に、発生する騒音を低減する。最後に、歯付きデ
ィスク部材の歯が、周方向溝内の歯付きベルト領域と接
触しないことから、歯付きディスク部材の表面に周方向
溝を設けるのが良いことが判明している。この実施例も
また、歯が設けられた歯付きディスク部材の低減によ
り、騒音の発生を一層低減する機能がある。互いに平行
に並設され且つ周方向溝により分離された２つの歯付き
ディスク部材の形成によっても、ベルトが偏向プーリ上
を規則正しく走行することが保証される。以下、実施例
に基づいて、及び添付図面に関連して、本発明を詳細に
説明する。
な力はＶベルト領域を介して伝達されるという事実か
ら、移動する無端ベルトが傾斜することも、側方に逃げ
ることもないように保証するには、関連する歯の歯面
（flank)のみが互いに接触するようにする。騒音は歯の
接触部分により特に引き起こされるため、この実施例
は、特に、発生する騒音を低減する。最後に、歯付きデ
ィスク部材の歯が、周方向溝内の歯付きベルト領域と接
触しないことから、歯付きディスク部材の表面に周方向
溝を設けるのが良いことが判明している。この実施例も
また、歯が設けられた歯付きディスク部材の低減によ
り、騒音の発生を一層低減する機能がある。互いに平行
に並設され且つ周方向溝により分離された２つの歯付き
ディスク部材の形成によっても、ベルトが偏向プーリ上
を規則正しく走行することが保証される。以下、実施例
に基づいて、及び添付図面に関連して、本発明を詳細に
説明する。
【０００８】
【実施例】図１に示された偏向プーリ軸１０の両端部の
各々には、１つの偏向プーリ１が設けられている。各偏
向プーリ１は歯付きディスク部材３及びスライディング
ディスク部材２により形成されている。スライディング
ディスク部材２は、歯付きディスク部材３に当接するよ
うにして歯付きディスク部材３の側部に配置されてお
り、且つ各偏向プーリ１の歯付きディスク部材３が軸１
０の外端部に隣接するようにして軸１０に取り付けられ
ている。当然のことながら、軸１０により相互連結され
た偏向プーリ１のスライディングディスク部材２の円形
領域は、互いに平行な対向関係をなして配置されてい
る。歯付きディスク部材３の外周面には並設歯が設けら
れており、これらの個々の歯は前記外周面の全幅に亘っ
て延びている。歯は、インボリュート歯として構成する
のが好ましい。スライディングディスク部材２の外周面
は円滑であり、スライディングディスク部材２の直径
は、歯付きディスク部材３の歯元円直径（すなわち、歯
の基部間の領域により形成される直径）より僅かに小さ
いことが好ましい。
各々には、１つの偏向プーリ１が設けられている。各偏
向プーリ１は歯付きディスク部材３及びスライディング
ディスク部材２により形成されている。スライディング
ディスク部材２は、歯付きディスク部材３に当接するよ
うにして歯付きディスク部材３の側部に配置されてお
り、且つ各偏向プーリ１の歯付きディスク部材３が軸１
０の外端部に隣接するようにして軸１０に取り付けられ
ている。当然のことながら、軸１０により相互連結され
た偏向プーリ１のスライディングディスク部材２の円形
領域は、互いに平行な対向関係をなして配置されてい
る。歯付きディスク部材３の外周面には並設歯が設けら
れており、これらの個々の歯は前記外周面の全幅に亘っ
て延びている。歯は、インボリュート歯として構成する
のが好ましい。スライディングディスク部材２の外周面
は円滑であり、スライディングディスク部材２の直径
は、歯付きディスク部材３の歯元円直径（すなわち、歯
の基部間の領域により形成される直径）より僅かに小さ
いことが好ましい。
【０００９】偏向プーリ１の各外周面の回りには無端ベ
ルトが掛けられており、該ベルトの内側面には、歯が設
けられた歯付きベルト領域５と、Ｖベルト領域４とが並
設されている。歯付きベルト／Ｖベルト部材の寸法及び
構造は、歯付きディスク／スライディングディスク部材
の寸法及び構造に従って選択される。すなわち、歯付き
ディスク部材３と関連する歯付きベルト領域５は、偏向
プーリ１の外端部上に当接し且つ歯付きディスク部材３
と同じ幅を有している。従って、Ｖベルト領域４はスラ
イディングディスク部材２上に配置され、Ｖベルト領域
４のサイズはスライディングディスク部材２のサイズに
ほぼ等しい。歯付きディスク部材３は、図３に示す構造
的設計が好ましい。すなわち、歯付きディスク部材３の
全外周面に歯を設けるのではなく、有歯領域６と、無歯
領域７とが設けられており、これらの有歯領域６及び無
歯領域７は、外周面の全体に亘って等間隔且つ交互に配
置されているのが好ましい。無歯領域７は歯元円直径よ
り深くし、従って、歯付きベルト領域５の個々の歯との
接触及びその結果生じる磨耗等を防止することが好まし
い。これらの偏向プーリ１が作動しているときに発生す
る騒音は、主として、歯付きベルトの歯と歯付きディス
ク部材３の歯とが互いに係合するという事実によること
が判明している。無歯領域７を設けることにより、連続
噛合いを行う歯付きベルトの係合領域を大幅に低減でき
る。
ルトが掛けられており、該ベルトの内側面には、歯が設
けられた歯付きベルト領域５と、Ｖベルト領域４とが並
設されている。歯付きベルト／Ｖベルト部材の寸法及び
構造は、歯付きディスク／スライディングディスク部材
の寸法及び構造に従って選択される。すなわち、歯付き
ディスク部材３と関連する歯付きベルト領域５は、偏向
プーリ１の外端部上に当接し且つ歯付きディスク部材３
と同じ幅を有している。従って、Ｖベルト領域４はスラ
イディングディスク部材２上に配置され、Ｖベルト領域
４のサイズはスライディングディスク部材２のサイズに
ほぼ等しい。歯付きディスク部材３は、図３に示す構造
的設計が好ましい。すなわち、歯付きディスク部材３の
全外周面に歯を設けるのではなく、有歯領域６と、無歯
領域７とが設けられており、これらの有歯領域６及び無
歯領域７は、外周面の全体に亘って等間隔且つ交互に配
置されているのが好ましい。無歯領域７は歯元円直径よ
り深くし、従って、歯付きベルト領域５の個々の歯との
接触及びその結果生じる磨耗等を防止することが好まし
い。これらの偏向プーリ１が作動しているときに発生す
る騒音は、主として、歯付きベルトの歯と歯付きディス
ク部材３の歯とが互いに係合するという事実によること
が判明している。無歯領域７を設けることにより、連続
噛合いを行う歯付きベルトの係合領域を大幅に低減でき
る。
【００１０】装置の作動時には、偏向プーリが設けられ
た２本の軸が互いに平行に配置される。好ましくは、例
えば軸１０には、本発明による構造的設計がなされた偏
向プーリ１を１つのみ使用し、一方、他方の軸には偏向
プーリとしてスライディングディスクのみを設け、該ス
ライディングディスクを軸の外端部に取り付ける。この
場合、各ベルトは、本発明に従って構成された少なくと
も１つの偏向プーリ（例えば、一方の偏向プーリは前方
に配置し、他方の偏向プーリは後方に配置する）の回り
を走行する。無端歯付きＶベルトが、前記偏向プーリ対
の各々の回りで案内される。本発明に従って構成された
偏向プーリ１が設けられた軸１０は、モータ又は他の何
らかの駆動手段（図示せず）により駆動される。偏向プ
ーリ軸１０に伝達された駆動力は、スライディングディ
スク部材２と、引っ張られた状態で該スライディングデ
ィスク部材２と接触しているＶベルト領域４とを介して
第２偏向プーリに伝達される。歯付きベルト領域５は、
ベルトが傾斜すること、または側方に逃げることを防止
する機能を有している。同時に、好ましくは、歯付きデ
ィスク部材３の領域において偏向プーリ１に固定されて
いる踏板９が、ベルトと一緒に移動するように取り付け
られている。このため、該踏板９上に立つ人は、現在立
っている位置を維持するためには、歩くか走らなければ
ならず、さもなくば或る位置から別の位置へと運ばれて
しまうであろう。踏板９の上面には、例えばゴム層８の
ショック軽減被覆を設けるのが好ましい。これにより、
ステップの衝撃を緩和し、心地よいステップ接触が得ら
れる。
た２本の軸が互いに平行に配置される。好ましくは、例
えば軸１０には、本発明による構造的設計がなされた偏
向プーリ１を１つのみ使用し、一方、他方の軸には偏向
プーリとしてスライディングディスクのみを設け、該ス
ライディングディスクを軸の外端部に取り付ける。この
場合、各ベルトは、本発明に従って構成された少なくと
も１つの偏向プーリ（例えば、一方の偏向プーリは前方
に配置し、他方の偏向プーリは後方に配置する）の回り
を走行する。無端歯付きＶベルトが、前記偏向プーリ対
の各々の回りで案内される。本発明に従って構成された
偏向プーリ１が設けられた軸１０は、モータ又は他の何
らかの駆動手段（図示せず）により駆動される。偏向プ
ーリ軸１０に伝達された駆動力は、スライディングディ
スク部材２と、引っ張られた状態で該スライディングデ
ィスク部材２と接触しているＶベルト領域４とを介して
第２偏向プーリに伝達される。歯付きベルト領域５は、
ベルトが傾斜すること、または側方に逃げることを防止
する機能を有している。同時に、好ましくは、歯付きデ
ィスク部材３の領域において偏向プーリ１に固定されて
いる踏板９が、ベルトと一緒に移動するように取り付け
られている。このため、該踏板９上に立つ人は、現在立
っている位置を維持するためには、歩くか走らなければ
ならず、さもなくば或る位置から別の位置へと運ばれて
しまうであろう。踏板９の上面には、例えばゴム層８の
ショック軽減被覆を設けるのが好ましい。これにより、
ステップの衝撃を緩和し、心地よいステップ接触が得ら
れる。
【００１１】本発明によるＶベルト／歯付きベルト手段
は、特に騒音の少ない作動モード並びに特に静粛で規則
正しく走行する走行ベルトである点に特徴を有してい
る。図示しない別の実施例によれば、歯が設けられた歯
付きディスク部材３の中央に周方向溝を設けることによ
り、歯付きディスク部材３の領域を更に小さくできる。
この場合、歯付きディスク部材３は、歯、もっと正確に
は、有歯領域及び無歯領域が設けられた２つの平行な外
周領域により形成される。これらの外周領域は無歯周方
向溝により分離されており、一方の外周領域は歯付きデ
ィスク部材の外側リムに隣接して配置され、他方の外周
領域はスライディングディスク部材に隣接している。周
方向溝は、無歯領域と同じレベルに設けるか、これより
低いレベルに設けることもできる。この周方向溝は、例
えば、該溝内に、歯付きベルト領域に取り付けられた踏
板の固定手段を収容するのに使用できる。図２に示す別
の好ましい実施例では、歯付きベルト領域５及び歯付き
ディスク部材３の歯は、装置が作動しているとき、これ
らの互いに関連する歯の一方の歯面の領域においてのみ
互いに係合するように寸法が定められる。互いに関連す
る歯の残余の領域の間には、0.5 mmのエアギャップを設
けるのが好ましい。このような寸法決めは、主な力はＶ
ベルト領域４とスライディングディスク部材２とを介し
て伝達され、一方、歯付きベルト領域５及び歯付きディ
スク部材３は、移動する無端ベルトが傾斜することも、
側方に逃げることもないように保証するに過ぎないとい
う事実から可能になる。かくして、互いに係合する歯に
より引き起こされる騒音が著しく低減される。
は、特に騒音の少ない作動モード並びに特に静粛で規則
正しく走行する走行ベルトである点に特徴を有してい
る。図示しない別の実施例によれば、歯が設けられた歯
付きディスク部材３の中央に周方向溝を設けることによ
り、歯付きディスク部材３の領域を更に小さくできる。
この場合、歯付きディスク部材３は、歯、もっと正確に
は、有歯領域及び無歯領域が設けられた２つの平行な外
周領域により形成される。これらの外周領域は無歯周方
向溝により分離されており、一方の外周領域は歯付きデ
ィスク部材の外側リムに隣接して配置され、他方の外周
領域はスライディングディスク部材に隣接している。周
方向溝は、無歯領域と同じレベルに設けるか、これより
低いレベルに設けることもできる。この周方向溝は、例
えば、該溝内に、歯付きベルト領域に取り付けられた踏
板の固定手段を収容するのに使用できる。図２に示す別
の好ましい実施例では、歯付きベルト領域５及び歯付き
ディスク部材３の歯は、装置が作動しているとき、これ
らの互いに関連する歯の一方の歯面の領域においてのみ
互いに係合するように寸法が定められる。互いに関連す
る歯の残余の領域の間には、0.5 mmのエアギャップを設
けるのが好ましい。このような寸法決めは、主な力はＶ
ベルト領域４とスライディングディスク部材２とを介し
て伝達され、一方、歯付きベルト領域５及び歯付きディ
スク部材３は、移動する無端ベルトが傾斜することも、
側方に逃げることもないように保証するに過ぎないとい
う事実から可能になる。かくして、互いに係合する歯に
より引き起こされる騒音が著しく低減される。
【００１２】本発明のベルトは、好ましくはスチールワ
イヤが周方向に埋入された慣用的な材料で製造される。
また、ベルトは、一体部分又は２部分のいずれとしても
製造できるが、後者の場合には、両部分を後で一体連結
する必要がある。歯付きディスク部材及びスライディン
グディスク部材も、一体部分又は２部分のいずれとして
も製造できる。後者の場合には、別々に製造して、後の
作業工程において相互連結される。歯付きディスク部材
とスライディングディスク部材とを２つの別体部分とし
て製造するならば、後でこれらが磨耗したときに、いず
れか一方のみを交換できるし、或いは後に個々の部材の
寸法を変えることもできる。
イヤが周方向に埋入された慣用的な材料で製造される。
また、ベルトは、一体部分又は２部分のいずれとしても
製造できるが、後者の場合には、両部分を後で一体連結
する必要がある。歯付きディスク部材及びスライディン
グディスク部材も、一体部分又は２部分のいずれとして
も製造できる。後者の場合には、別々に製造して、後の
作業工程において相互連結される。歯付きディスク部材
とスライディングディスク部材とを２つの別体部分とし
て製造するならば、後でこれらが磨耗したときに、いず
れか一方のみを交換できるし、或いは後に個々の部材の
寸法を変えることもできる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、静粛に走行する歯付き
ベルト／Ｖベルト手段を提供することができる。
ベルト／Ｖベルト手段を提供することができる。
【図１】２つの偏向プーリが固定された軸を示す平面図
である。
である。
【図２】図１の一方の偏向プーリを示す詳細図である。
【図３】本発明の一実施例による歯付きベルト／Ｖベル
トが掛けられた偏向プーリを示す側面図である。
トが掛けられた偏向プーリを示す側面図である。
【図４】従来技術によるベルトが掛けられた偏向プーリ
及び支持プーリを示す側面図である。
及び支持プーリを示す側面図である。
１ 偏向プーリ ２ スライディングディスク部材 ３ 歯付きディスク部材 ４ Ｖベルト領域 ５ 歯付きベルト領域 ６ 有歯領域 ７ 無歯領域 ８ ゴム層 ９ 踏板 １０ 偏向プーリ軸 ２０ 偏向プーリ ２１ 歯付きベルト ２２ Ｖベルト ２３ 踏板
Claims (7)
- 【請求項１】 少なくとも１つの無端ベルトを有してお
り、該無端ベルトには複数の踏板（９）が設けられてお
り、無端ベルトが、互いに前後に配置された２つの偏向
プーリ（１）の回りで案内される歯付きベルト／Ｖベル
ト手段において、前記少なくとも１つの偏向プーリ
（１）が互いに並設されたスライディングディスク部材
（２）及び歯付きディスク部材（３）を備えており、前
記ベルトが、互いに並設された、前記偏向プーリの歯付
きディスク部材（３）と関連する歯付きベルト領域
（５）と、前記偏向プーリのスライディングディスク部
材（２）上に当接するＶベルト領域（４）とを備えてお
り、前記ベルトを駆動する主な力が前記スライディング
ディスク部材（２）及び前記Ｖベルト領域（４）を介し
て伝達されることを特徴とする歯付きベルト／Ｖベルト
手段。 - 【請求項２】 一方の前記偏向プーリがスライディング
ディスク部材（２）及び歯付きディスク部材（３）を備
えており、他方の前記偏向プーリがスライディングディ
スクにより形成されており、前記スライディングディス
ク部材及び前記歯付きディスク部材を備えた偏向プーリ
が、駆動装置により駆動されることを特徴とする請求項
１に記載の歯付きベルト／Ｖベルト手段。 - 【請求項３】 前記偏向プーリの歯付きディスク部材
（３）が有歯領域（６）及び無歯領域（７）を備えてお
り、これらの両領域は歯付きディスク部材（３）の外周
面の全体に亘って交互に且つ等間隔に配置されており、
前記有歯領域（６）が複数の歯により形成されているこ
とを特徴とする請求項１に記載の歯付きベルト／Ｖベル
ト手段。 - 【請求項４】 前記偏向プーリの周方向の、前記歯付き
ディスク部材（３）の無歯領域（７）の長さが、前記偏
向プーリの周方向の、前記有歯領域（６）の長さの１／
２に等しいことを特徴とする請求項２に記載の歯付きベ
ルト／Ｖベルト手段。 - 【請求項５】 前記１つの有歯領域（６）が周方向に並
設された４つの歯を備えており、前記無歯領域（７）
が、前記偏向プーリの周方向に並設された２つの歯の長
さに等しいことを特徴とする請求項２又は３に記載の歯
付きベルト／Ｖベルト手段。 - 【請求項６】 前記歯付きベルト領域（５）と前記歯付
きディスク部材（３）との関連する歯の寸法は、装置が
作動しているときに、各歯の一方の歯面のみが関連する
歯の一方の歯面と係合するように定められることを特徴
とする請求項１又は２に記載の歯付きベルト／Ｖベルト
手段。 - 【請求項７】 前記歯付きディスク部材（３）の表面に
は周方向溝が形成されており、該周方向溝内では、歯付
きディスク部材（３）の歯が歯付きベルト領域（５）と
接触しないことを特徴とする請求項１又は２に記載の歯
付きベルト／Ｖベルト手段。
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|---|---|---|---|
| DE4238252:1 | 1992-11-12 | ||
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| US (1) | US5470293A (ja) |
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| JP (1) | JP3093914B2 (ja) |
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| DE (2) | DE4238252C2 (ja) |
| TW (1) | TW227034B (ja) |
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