JP2000018332A - 伝動ベルト及び該伝動ベルトを用いた伝動装置 - Google Patents

伝動ベルト及び該伝動ベルトを用いた伝動装置

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JP2000018332A JP10191118A JP19111898A JP2000018332A JP 2000018332 A JP2000018332 A JP 2000018332A JP 10191118 A JP10191118 A JP 10191118A JP 19111898 A JP19111898 A JP 19111898A JP 2000018332 A JP2000018332 A JP 2000018332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの伝動ベルトBで摩擦伝動と噛合伝動と
を可能にすると共に、伝動装置の構成を簡単にして確実
にそのコストを低減させる。 【解決手段】 伝動ベルトBのベルト本体1の内面に、
ベルト幅方向に延びる多数の歯部5,5,…をベルト長
さ方向に所定のピッチで設け、この各歯部5の先端面
に、ベルト長さ方向に延びる断面略三角形状の複数の溝
部6,6,…をベルト幅方向に所定の間隔をあけて形成
し、この各溝部6のベルト幅方向両側面により摩擦伝動
を行う一方、上記各歯部5により噛合伝動を行うことが
可能なように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動ベルト及び該
伝動ベルトを用いた伝動装置に関し、特に1つのベルト
で摩擦伝動と噛合伝動とを可能にするものの技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、伝動ベルトは、摩擦伝動を行う
摩擦伝動ベルトと噛合伝動を行う噛合伝動ベルトとに大
別される。この摩擦伝動ベルトとしてはVベルトやVリ
ブドベルト等が、また噛合伝動ベルトとしては歯付ベル
トがそれぞれよく知られ、用途に応じて使い分けられて
いる。
【0003】一方、例えば実開平2−6840号公報に
示されているように、ベルト本体の背面及び内面の一方
に歯付ベルトのように歯部を設けると共に、他方にVリ
ブドベルトのようにリブを設けるようにして、1つのベ
ルトで摩擦伝動と噛合伝動とを可能にしたリブ付き歯付
きベルトが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つの駆動
軸から2つの第1及び第2の従動軸に動力をベルト伝動
させる際、第1の従動軸へは摩擦伝動により行い、第2
の従動軸へは噛合伝動により行うようにしようとした場
合、例えば図8に示すように、駆動軸aにはVリブドプ
ーリd及び歯付プーリeを軸方向に2段に取り付けると
共に、第1の従動軸bにはVリブドプーリdを、第2の
従動軸cには歯付プーリeをそれぞれ取り付け、駆動軸
a及び第1の従動軸bの各VリブドプーリdにはVリブ
ドベルトgを巻き掛ける一方、駆動軸a及び第2の従動
軸cの各歯付プーリeには歯付ベルトhを巻き掛ける。
【0005】しかし、上記の構成では、2種類のベルト
が必要になると共に、駆動軸等に2つのプーリを使用し
なければならず、伝動装置のコストアップを招いてしま
う。一方、上記リブ付き歯付きベルトを使用すれば、1
つのベルトで摩擦伝動と噛合伝動とを行える可能性はあ
るが、ベルトの歯部を内面側にして歯付プーリをその内
面側に設けると、Vリブドプーリを必ずベルトの背面側
に設ける必要があるため、駆動軸及び従動軸の配置の制
約等が生じ、却って伝動装置の構成が複雑となってコス
トアップを招く虞がある。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、伝動ベルトの構成に工
夫を凝らすことによって、1つのベルトで摩擦伝動と噛
合伝動とを可能にすると共に、伝動装置の構成を簡単に
して確実にそのコストを低減させようとすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、伝動ベルトとして、ベルト
本体の背面及び内面の少なくとも一方に、ベルト幅方向
に延びる多数の歯部がベルト長さ方向に所定のピッチで
設けられ、上記歯部の先端面に、ベルト長さ方向に延び
る断面略三角形状の複数の溝部がベルト幅方向に所定間
隔をあけて形成され、上記溝部のベルト幅方向両側面に
より摩擦伝動を行う一方、上記歯部により噛合伝動を行
うことが可能なように構成されているものとした。
【0008】上記の構成により、側周面に、このベルト
本体の歯部と係合して噛合伝動を可能にする係合凹部を
有する噛合伝動用プーリ(歯付プーリと同様)を、噛合
伝動を行わせる従動軸と駆動軸とにそれぞれ1つずつ取
り付け、側周面に、このベルト本体の歯部における溝部
のベルト幅方向両側面と接触して摩擦伝動を可能にする
突起部を有する摩擦伝動用プーリ(Vリブドプーリと同
様)を、摩擦伝動を行わせる従動軸に1つ取り付け、こ
の1つの伝動ベルトを、その歯部を内面側にしてそれら
全てのプーリに巻き掛ければ、1つの伝動ベルトで摩擦
伝動と噛合伝動とを行うことができる。すなわち、駆動
軸の動力を、摩擦伝動用プーリを取り付けた従動軸へは
摩擦伝動により伝達することができる一方、噛合伝動用
プーリを取り付けた従動軸へは噛合伝動より伝達して駆
動軸と回転を同期させることができる。また、駆動軸等
に2種類のプーリを取り付ける必要はなく、プーリの使
用個数を減らすことができる。しかも、伝動ベルトの歯
部を内面側に位置させて各プーリに伝動ベルトを巻き掛
けるだけの簡単な構成にすることができる。この結果、
伝動装置のコストを確実に低減することができる。さら
に、ベルトの背面及び内面の両方に歯部を設ければ、ベ
ルト背面側にも噛合伝動用プーリや摩擦伝動用プーリを
設けて摩擦伝動や歯合伝動を適宜行うことができ、駆動
軸及び従動軸の配置等の自由度を向上させることがで
き、伝動装置をより一層簡略化することができる。さら
に、ベルトの背面のみに歯部を設けても、ベルト背面側
に配置したプーリ間で摩擦伝動や歯合伝動により動力伝
達を行うようにすることができる。
【0009】請求項2の発明では、伝動ベルトとして、
ベルト本体の互いに所定の角度をなすベルト幅方向両側
面の少なくとも一方に、該側面に沿ってベルト厚み方向
に延びる多数の係合凹溝部がベルト長さ方向に所定のピ
ッチで形成され、上記係合凹溝部により噛合伝動を行う
一方、上記ベルト本体のベルト幅方向両側面により楔力
による摩擦伝動を行うことが可能なように構成されてい
るものとする。
【0010】この発明により、側周面にV形凹溝部が形
成されかつ該V形凹溝部の側面に、このベルト本体の係
合凹溝部と係合して噛合伝動を可能にする係合突部を有
する少なくとも2つの噛合伝動用Vプーリと、側周面
に、このベルト本体のベルト幅方向両側面と接触して楔
力による摩擦伝動を可能にするV形溝部を有する少なく
とも1つの摩擦伝動用Vプーリ(通常のVプーリと同
じ)とに伝動ベルトを巻き掛ければ、請求項1の発明と
同様に、伝動装置のコストを低減しつつ、1つの伝動ベ
ルトで摩擦伝動と噛合伝動とを行うことができる。
【0011】請求項3の発明は、伝動装置の発明であっ
て、この発明では、請求項1記載の伝動ベルトと、側周
面に、上記伝動ベルトのベルト本体の歯部と係合して噛
合伝動を可能にする係合凹部を有する少なくとも2つの
噛合伝動用プーリと、側周面に、上記伝動ベルトのベル
ト本体の歯部における溝部のベルト幅方向両側面と接触
して摩擦伝動を可能にする突起部を有する少なくとも1
つの摩擦伝動用プーリとを備えているものとする。この
ことで、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0012】請求項4の発明では、伝動装置として、請
求項2記載の伝動ベルトと、側周面にV形凹溝部が形成
されかつ該V形凹溝部の側面に、上記伝動ベルトのベル
ト本体の係合凹溝部と係合して噛合伝動を可能にする係
合突部を有する少なくとも2つの噛合伝動用Vプーリ
と、側周面に、上記伝動ベルトのベルト本体のベルト幅
方向両側面と接触して楔力による摩擦伝動を可能にする
V形溝部を有する少なくとも1つの摩擦伝動用Vプーリ
とを備えているものとする。こうすることで、請求項2
の発明と同様の作用効果が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
実施形態1に係る伝動ベルトBを示し、この伝動ベルト
Bは、ゴム材料からなるエンドレスのベルト本体1を備
え、このベルト本体1内には、ベルト長さ方向に延びる
心体2がベルト幅方向に所定のピッチで埋設されてい
る。上記ベルト本体1の内面には、ベルト幅方向に延び
る多数の歯部5,5,…がベルト長さ方向に所定のピッ
チで一体に設けられ、この各歯部5はベルト本体1と同
じゴム材料からなっている。この各歯部5は、ベルト幅
方向から見て通常の歯付ベルトの歯部と略同じ形状をな
している。
【0014】上記各歯部5の先端面には、通常のVリブ
ドベルトと同様に、ベルト長さ方向に延びる断面略三角
形状の複数(図1では3つ)の溝部6,6,…がベルト
幅方向に所定の間隔をあけて形成されている。この溝部
6,6,…は全ての歯部5,5,…においてそれぞれベ
ルト幅方向に略同じ位置に形成されている。そして、こ
の伝動ベルトBは、各溝部6のベルト幅方向両側面によ
り摩擦伝動を行う一方、上記各歯部5により噛合伝動を
行うことが可能なように構成されている。尚、上記ベル
ト本体1のベルト内面側表面は上記各溝部6を除いて帆
布7により被覆されている。
【0015】図2は、上記伝動ベルトBを用いた伝動装
置を示し、この伝動装置は、1つの駆動軸11と2つの
第1及び第2の従動軸12,13とを有している。この
駆動軸11及び第2の従動軸13には噛合伝動用プーリ
15,15がそれぞれ取り付けられ、この各噛合伝動用
プーリ15の側周面には、図3に示すように、上記伝動
ベルトBのベルト本体1の各歯部5と係合して噛合伝動
を可能にする複数の係合凹部16,16,…が円周方向
に略等間隔に形成されている。つまり、この噛合伝動用
プーリ15は、通常の歯付プーリと略同じものである。
【0016】上記第1の従動軸12には摩擦伝動用プー
リ19が取り付けられ、この摩擦伝動用プーリ19の側
周面には、図4に示すように、上記伝動ベルトBのベル
ト本体1の各歯部5における各溝部6と係合して摩擦伝
動を可能にする突起部20,20,…が形成されてい
る。つまり、この摩擦伝動用プーリ19は、通常のVリ
ブドプーリと略同じものである。そして、上記各噛合伝
動用プーリ15及び摩擦伝動用プーリ19に1つの上記
伝動ベルトBが巻き掛けられている。
【0017】したがって、上記実施形態では、伝動装置
の駆動軸11を駆動すると、第1の従動軸12には摩擦
伝動用プーリ19が取り付けられているので、駆動軸1
1の動力は摩擦伝動により第1の従動軸12に伝達され
る。一方、駆動軸11及び第2の従動軸13には噛合伝
動用プーリ15,15がそれぞれ取り付けられているの
で、駆動軸11の動力は噛合伝動により第2の従動軸1
3に伝達される。このことで、第1の従動軸12の負荷
が大きくなったとき等には伝動ベルトBと摩擦伝動用プ
ーリ19との間で滑らせることができる一方、駆動軸1
1と第2の従動軸13とはその回転を同期させることが
できる。したがって、1つの伝動ベルトBを用いて摩擦
伝動と噛合伝動とを行うことができる。また、駆動軸1
1等に噛合伝動用プーリ15及び摩擦伝動用プーリ19
の2種類を取り付ける必要はなく、その使用個数を減ら
すことができる。しかも、各プーリ15,19を伝動ベ
ルトBの内面側に配置して各プーリ15,19に1つの
伝動ベルトBを巻き掛けるだけの簡単な構成にすること
ができる。よって、伝動装置のコストを確実に低減する
ことができる。
【0018】尚、上記実施形態1では、伝動装置に2つ
の第1及び第2の従動軸12,13を設けたが、3つ以
上の従動軸を設けてもよく、また、駆動軸11に摩擦伝
動用プーリ19を取り付け、第1及び第2の従動軸1
2,13に噛合伝動用プーリ15をそれぞれ取り付け
て、第1及び第2の従動軸12,13の回転を同期させ
るようにすることもできる。つまり、噛合伝動用プーリ
15は、駆動軸11及び第1及び第2の従動軸12,1
3(従動軸が3つ以上の場合も含む)のうちの少なくと
も2つに取り付けるようにすればよい。
【0019】また、上記実施形態1では、ベルト本体1
の内面のみに歯部5,5,…を設けたが、背面にも同様
の歯部5,5,…を設けてその各歯部5の先端面に各溝
部6を形成するようにしてもよい。こうすれば、伝動ベ
ルトBの背面側にも噛合伝動用プーリ15や摩擦伝動用
プーリ19を設けて摩擦伝動や歯合伝動を適宜行うこと
ができ、各軸の配置等の自由度を向上させることができ
る。そして、ベルト本体1の背面のみに歯部5,5,…
を設けてもよく、ベルト背面側に配置した各プーリ1
5,19間で摩擦伝動や歯合伝動により動力伝達を行う
ようにすることができる。
【0020】さらに、ベルト本体1の各歯部5及び噛合
伝動用プーリ15の各係合凹部16は、互いに係合して
噛合伝動を行うことが可能であればどのような形状であ
ってもよく、各歯部5の形状が例えば台形歯であっても
円形歯であってもよく、コグドVベルトに形成されてい
るコグのような形状であってもよい。
【0021】(実施形態2)図5は本発明の実施形態2
を示し、ベルト本体1のベルト幅方向両側面を、通常の
Vベルトと同様に、互いに所定の角度をなすように形成
したものである。そして、そのベルト本体1のベルト幅
方向両側面には、該側面に沿ってベルト厚み方向に延び
る多数の係合凹溝部31,31,…がベルト長さ方向に
所定のピッチで形成されている。そして、この伝動ベル
トBは、各係合凹溝部31により噛合伝動を行う一方、
上記ベルト本体1のベルト幅方向両側面により楔力によ
る摩擦伝動を行うことが可能なように構成されている。
尚、ベルト本体1の背面及び内面は上帆布25及び下帆
布26によりそれぞれ被覆されている。
【0022】この実施形態2の伝動ベルトBを伝動装置
に使用する場合には、上記実施形態1と同様に、伝動ベ
ルトBを、少なくとも2つの噛合伝動用Vプーリ33
(図6参照)と、少なくとも1つの摩擦伝動用Vプーリ
37(図7参照)とに巻き掛ける。この噛合伝動用Vプ
ーリ33の側周面にはV形凹溝部34が形成され、この
V形凹溝部34の両側面には、伝動ベルトBのベルト本
体1の各係合凹溝部31と係合して噛合伝動を可能にす
る複数の係合突部35,35,…が円周方向に略等間隔
に形成されている。一方、上記摩擦伝動用Vプーリ37
の側周面には、伝動ベルトBのベルト本体1のベルト幅
方向両側面と接触して楔力による摩擦伝動を可能にする
V形溝部38が形成されている。つまり、この摩擦伝動
用Vプーリ37は通常のVプーリと略同じものである。
【0023】したがって、上記実施形態2では、上記実
施形態1と同様に、伝動装置のコストを低減しつつ、1
つの伝動ベルトBで摩擦伝動と噛合伝動とを行うことが
できる。
【0024】尚、上記実施形態2では、ベルト本体1の
ベルト幅方向両側面に各係合凹溝部31を形成し、噛合
伝動用Vプーリ33のV形凹溝部34の両側面に各係合
突部35を形成するようにしたが、いずれか一方のみに
形成してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、伝動ベルトとして、ベルト本体の背面及び内面の少
なくとも一方に形成した歯部の先端面に、ベルト長さ方
向に延びる断面略三角形状の複数の溝部を形成し、この
溝部のベルト幅方向両側面により摩擦伝動を行う一方、
上記歯部により噛合伝動を行うことが可能なように構成
した。また、請求項3の発明では、伝動装置として、請
求項1の伝動ベルトと、側周面に、この伝動ベルトのベ
ルト本体の歯部と係合して噛合伝動を可能にする係合凹
部を有する少なくとも2つの噛合伝動用プーリと、側周
面に、上記伝動ベルトのベルト本体の歯部における溝部
のベルト幅方向両側面と接触して摩擦伝動を可能にする
突起部を有する少なくとも1つの摩擦伝動用プーリとを
備えるようにした。したがって、これらの発明による
と、伝動装置の構成を簡略化してそのコスト低減化を図
りつつ、1つの伝動ベルトで摩擦伝動と噛合伝動とを行
うことができる。
【0026】請求項2の発明では、伝動ベルトとして、
ベルト本体の互いに所定の角度をなすベルト幅方向両側
面の少なくとも一方に係合凹溝部を形成し、この係合凹
溝部により噛合伝動を行う一方、上記ベルト本体のベル
ト幅方向両側面により楔力による摩擦伝動を行うことが
可能なように構成した。また、請求項4の発明では、伝
動装置として、請求項2の伝動ベルトと、側周面にV形
凹溝部が形成されかつ該V形凹溝部の側面に、この伝動
ベルトのベルト本体の係合凹溝部と係合して噛合伝動を
可能にする係合突部を有する少なくとも2つの噛合伝動
用Vプーリと、側周面に、上記伝動ベルトのベルト本体
のベルト幅方向両側面と接触して楔力による摩擦伝動を
可能にするV形溝部を有する少なくとも1つの摩擦伝動
用Vプーリとを備えるようにした。したがって、これら
の発明によると、請求項1又は3と同様の作用効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る伝動ベルトを示す断
面斜視図である。
【図2】図1の伝動ベルトを使用した伝動装置を示す概
略側面図である。
【図3】噛合伝動用駆動プーリを示す側面図である。
【図4】摩擦伝動用従動プーリの要部を示す断面図であ
る。
【図5】実施形態2を示す図1相当図である。
【図6】噛合伝動用Vプーリの要部を示す断面図であ
る。
【図7】摩擦伝動用Vプーリの要部を示す断面図であ
る。
【図8】伝動装置の従来例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
B 伝動ベルト 1 ベルト本体 5 歯部 6 溝部 15 噛合伝動用プーリ 16 係合凹部 19 摩擦伝動用プーリ 20 突起部 31 係合凹溝部 33 噛合伝動用Vプーリ 34 V形凹溝部 35 係合突部 37 摩擦伝動用Vプーリ 38 V形溝部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト本体の背面及び内面の少なくとも
    一方に、ベルト幅方向に延びる多数の歯部がベルト長さ
    方向に所定のピッチで設けられ、 上記歯部の先端面に、ベルト長さ方向に延びる断面略三
    角形状の複数の溝部がベルト幅方向に所定の間隔をあけ
    て形成され、 上記溝部のベルト幅方向両側面により摩擦伝動を行う一
    方、上記歯部により噛合伝動を行うことが可能なように
    構成されていることを特徴とする伝動ベルト。
  2. 【請求項2】 ベルト本体の互いに所定の角度をなすベ
    ルト幅方向両側面の少なくとも一方に、該側面に沿って
    ベルト厚み方向に延びる多数の係合凹溝部がベルト長さ
    方向に所定のピッチで形成され、 上記係合凹溝部により噛合伝動を行う一方、上記ベルト
    本体のベルト幅方向両側面により楔力による摩擦伝動を
    行うことが可能なように構成されていることを特徴とす
    る伝動ベルト。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の伝動ベルトと、 側周面に、上記伝動ベルトのベルト本体の歯部と係合し
    て噛合伝動を可能にする係合凹部を有する少なくとも2
    つの噛合伝動用プーリと、 側周面に、上記伝動ベルトのベルト本体の歯部における
    溝部のベルト幅方向両側面と接触して摩擦伝動を可能に
    する突起部を有する少なくとも1つの摩擦伝動用プーリ
    とを備えていることを特徴とする伝動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の伝動ベルトと、 側周面にV形凹溝部が形成されかつ該V形凹溝部の側面
    に、上記伝動ベルトのベルト本体の係合凹溝部と係合し
    て噛合伝動を可能にする係合突部を有する少なくとも2
    つの噛合伝動用Vプーリと、 側周面に、上記伝動ベルトのベルト本体のベルト幅方向
    両側面と接触して楔力による摩擦伝動を可能にするV形
    溝部を有する少なくとも1つの摩擦伝動用Vプーリとを
    備えていることを特徴とする伝動装置。
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