JPH06213265A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH06213265A
JPH06213265A JP25860992A JP25860992A JPH06213265A JP H06213265 A JPH06213265 A JP H06213265A JP 25860992 A JP25860992 A JP 25860992A JP 25860992 A JP25860992 A JP 25860992A JP H06213265 A JPH06213265 A JP H06213265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
vibration
bracket
circular
circular portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP25860992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Ushijima
孝夫 牛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を軽減すると共に溶接時の作業を軽
減することができるブラケットを備えた防振装置を提供
すること。 【構成】 円形部24と取付部26とを有する底部20
及びこの底部20の周囲から垂直に立ち上がる側壁22
を備えた深絞り成型品を鋼板で成型する。底部20の円
形部24の一部を除去して略矩形状の残り部分24Aを
残す。残り部分24Aを側壁22と同じ側へ直角に折り
曲げて、残り部分24Aの幅方向端部と円形部24から
立ち上がる側壁22の端部とを溶接30(2点鎖線部
分)してブラケット12を形成する。円筒部14には防
振装置本体32を圧入する。ブラケット12が一枚の鋼
板で成型されているため、組立て時の部品点数は少な
く、ブラケット12に溶接を行う際にも煩雑な位置決め
作業を必要とせず、組立て作業の軽労化がはかれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車及び一般産業用
機械等に用いられ、振動発生部からの振動を吸収減衰す
る防振装置に係り、取付用のブラケットを備えた防振装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車では、エンジンと車体との間にエ
ンジンの振動を吸収減衰する防振装置が配置されてい
る。この防振装置の中でもブッシュ型の防振装置は、一
例として車体へ取り付けるためのブラケットを備えてお
り、この種のブラケットとして金属の板材で形成された
ブラケットが提案されている(実開昭59−19094
0号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このブラケットは、防
振装置本体が圧入されて保持される円筒部と、車体へ取
り付けるための取付アームとの2部品から構成されて互
いに溶接によって連結されている。
【0004】ところで、取付アームと円筒部とは別体と
なっているため、溶接時に正確な位置決めが必要であ
り、取付アームと円筒部とを治具等で位置決めをし、さ
らに両者が動かないようにクランプ等で固定して溶接を
行わなければならず、溶接時の作業が煩雑となってい
る。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、部品点数を軽
減すると共に溶接時の作業を軽減することができるブラ
ケットを備えた防振装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の防振装置は、振
動発生部及び振動受部の何れか一方に連結される内筒
と、円形部とこの円形部に連結され振動発生部及び振動
受部の何れか一方に連結される取付部とを有した底部、
及び前記底部の周囲から垂直に立ち上げられる側壁を備
えた一次品を一枚の金属板で深絞り成型し、前記取付部
の延長上に略矩形状の残り部分を残して前記円形部の外
輪郭から内側の所定範囲を切り欠き、前記円形部の外輪
郭の延長線を折り曲げ線として前記残り部分を側壁側へ
垂直に折り曲げて前記円形部の周囲から立ち上がる側壁
の延長上に前記円形部の曲率と同曲率に湾曲した湾曲壁
を形成し、前記湾曲壁の両端部を前記円形部の周囲から
立ち上がる側壁の端部へ溶接して前記円形部の周囲から
立ち上がる側壁と前記湾曲壁とによって形成した円筒部
を有するブラケットと、前記内筒と前記円筒部との間に
設けられ振動発生時に変形する振動吸収用弾性体と、を
備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の防振装置は、取付部が振動発生部と振
動受部とのいずれか一方へ連結され、内筒が振動発生部
と振動受部とのいずれか他方へ連結されて使用され、振
動発生部の振動は振動吸収用弾性体に吸収され振動受部
への伝達が阻止される。
【0008】本発明の防振装置は、ブラケットが一枚の
金属板で成型されているため、組立て時の部品点数が少
なく、しかも煩雑な位置決め作業をすることなく溶接作
業を行うことができるため組立て作業の軽労化をはかる
ことができる。
【0009】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明の第1実施例を図1乃至図3にし
たがって説明する。
【0010】図1に示すように、本実施例の防振装置1
0にはブラケット12が備えられている。ブラケット1
2は、所定厚さの鋼板で形成されており、円筒部14と
取付部としての取付アーム16とを有している。
【0011】このブラケット12の製造順序としては、
先ず、所定厚さの鋼板を図示しないプレス成型機によっ
て深絞り成型し、図2に示すような一次品としての深絞
り成型品18を形成する。この深絞り成型品18は、底
部20と底部20の周囲から垂直に立ち上がる側壁22
とを有している。底部20は後述する防振装置本体32
の外径と略同一径とされた円形部24と、この円形部2
4の半径方向外方へ延びる取付部26とを有している。
取付部26は円形部24の半径方向が長手方向とされ、
その幅寸法Wは円形部24の外径寸法Dよりも小さくさ
れている。また、取付部26の先端には矩形の段差を有
している。
【0012】この側壁22は、円形部24の外周から立
ち上がる側壁22が円筒部14の一部となる。一方、取
付部26の外周から立ち上がる側壁22は取付部26の
補強となり、取付部26と補強とで取付アーム16が形
成される。
【0013】図2に示すように、この深絞り成型品18
はその後、図示されないプレス成型機によって底部20
の円形部24の一部(図2斜線部分)が除去されると共
に取付部26に取付用のボルト孔28が穿設される。な
お、円形部24の一部が除去され残り部分24Aは、取
付部26の幅寸法Wと略同一幅の略矩形状とされる。
【0014】次に、残り部分24Aは、円形部24の外
輪郭の延長線(図2鎖線)を折り目として、図示されな
いプレス成型機によって側壁22と同じ側へ直角に折り
曲げる。これによって、残り部分24Aは、図3に示す
ように円形部24の曲率半径と同一の曲率半径に湾曲形
成される。なお、残り部分24Aの幅方向と直角方向の
長さ寸法、すなわち、折り曲げ後の高さは、予め側壁2
2の高さと同一高さとなるように決められている。
【0015】その後、図1に示すように、残り部分24
Aの幅方向端部と円形部24から立ち上がる側壁22の
端部とを溶接30(2点鎖線部分)してブラケット12
が完成する。なお、円筒部14には後述する防振装置本
体32を圧入するため、溶接30は取付部26側から行
うことが好ましい。
【0016】このようにして形成されたブラケット12
の円筒部14内に、防振装置本体32を圧入する。防振
装置本体32は、外筒34の内方に、外筒34と平行と
された内筒36を有し、内筒36と外筒34との間に弾
性体38が掛け渡されている。この内筒36は、軸やボ
ルト等が挿入されて、振動発生部と振動受部とのいずれ
か他方(一例として自動車のエンジン)へ連結される。
【0017】次に、本実施例の作用について説明する。
一例として、取付アーム16が自動車の車体へボルトに
よって取り付けられ、内筒36が自動車のエンジンに軸
やボルト等を介して取り付けられると、エンジンの振動
は、内筒36、弾性体38及びブラケット12を介して
車体へと支持される。この際、弾性体38の内部摩擦に
基づく抵抗によって振動は吸収されるので、エンジン振
動の車体への伝達が阻止される。
【0018】本実施例の防振装置10では、ブラケット
12が一枚の鋼板で成型されているため、従来の複数個
の部品を溶接して構成されるブラケットを備えた防振装
置に比較して組立て時の部品点数が少なくなり、また、
ブラケット12に溶接を行う際にも煩雑な位置決め作業
を必要とせず、組立て作業の軽労化をはかることができ
る。
【0019】〔第2実施例〕本発明の第2実施例を図4
及び図5にしたがって説明する。なお、第1実施例と同
一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0020】図4に示すように、本実施例では、円形部
24の外周から立ち上がる側壁22の取付部26側の端
部が、板厚寸法の分だけ半径方向外方に拡径されて段差
部22Aが形成されており、段差部22Aの内側に残り
部分24Aの端部が重ねられて密着している。したがっ
て、本実施例の残り部分24Aの形状は、図5に示すよ
うに、折り曲げ部分近傍を除いて第1実施例の残り部分
24Aよりも幅広とされている。
【0021】本実施例のブラケット12では、残り部分
24Aの端部が段差部22Aの内側から重ねられて溶接
30されているため、防振装置本体32の圧入の際に作
用する内側からの力、荷重作用時の力に対する強度が向
上する。
【0022】なお、前記各実施例では、ブラケット12
の円筒部14内に、外筒34、内筒36及び弾性体38
からなる防振装置本体32を取り付けたが、本発明はこ
れに限らず、この防振装置本体32に代えて、他の構成
のブッシュ型防振装置本体、例えば内部に液体を封入し
た周知の液体封入式ブッシュ型防振装置本体を取り付け
てもよいのは勿論であり、外筒34を省いて円筒部14
の内周に弾性体を直接加硫接着してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防振装置
は、上記構成としたので、部品点数が軽減されると共に
ブラケットの溶接時の作業を軽減できるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る防振装置を示す分解
斜視図である。
【図2】ブラケットの製造に使用される深絞り成型品を
示す斜視図である。
【図3】図2に示す深絞り成型品の加工部分を示す平面
図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る防振装置のブラケッ
トの斜視図である。
【図5】図4に示すブラケットの製造に使用される深絞
り成型品の加工部分を示す平面図である。
【符号の説明】
10 防振装置 12 ブラケット 14 円筒部 18 深絞り成型品(一次品) 20 底部 22 側壁 24 円形部 24A 残り部分 26 取付部 36 内筒 38 振動吸収用弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受部の何れか一方に
    連結される内筒と、 円形部とこの円形部に連結され振動発生部及び振動受部
    の何れか一方に連結される取付部とを有した底部、及び
    前記底部の周囲から垂直に立ち上げられる側壁を備えた
    一次品を一枚の金属板で深絞り成型し、前記取付部の延
    長上に略矩形状の残り部分を残して前記円形部の外輪郭
    から内側の所定範囲を切り欠き、前記円形部の外輪郭の
    延長線を折り曲げ線として前記残り部分を側壁側へ垂直
    に折り曲げて前記円形部の周囲から立ち上がる側壁の延
    長上に前記円形部の曲率と同曲率に湾曲した湾曲壁を形
    成し、前記湾曲壁の両端部を前記円形部の周囲から立ち
    上がる側壁の端部へ溶接して前記円形部の周囲から立ち
    上がる側壁と前記湾曲壁とによって形成した円筒部を有
    するブラケットと、 前記内筒と前記円筒部との間に設けられ振動発生時に変
    形する振動吸収用弾性体と、 を備えたことを特徴とする防振装置。
JP25860992A 1992-09-28 1992-09-28 防振装置 Pending JPH06213265A (ja)

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JP25860992A JPH06213265A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 防振装置

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JPH06213265A true JPH06213265A (ja) 1994-08-02

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