JPH06213177A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH06213177A
JPH06213177A JP386893A JP386893A JPH06213177A JP H06213177 A JPH06213177 A JP H06213177A JP 386893 A JP386893 A JP 386893A JP 386893 A JP386893 A JP 386893A JP H06213177 A JPH06213177 A JP H06213177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
tooth
pressure side
tip seal
scroll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP386893A
Other languages
English (en)
Inventor
浩 ▲吉▼川
Hiroshi Yoshikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP386893A priority Critical patent/JPH06213177A/ja
Publication of JPH06213177A publication Critical patent/JPH06213177A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロールの歯溝底面に対するチップシール
の当たりを平均化し、これによりチップシールのシール
性能の低下、寿命の低下の防止を可能としたスクロール
圧縮機を提供する。 【構成】 固定スクロール1、或は旋回スクロール2の
歯5の端面14を、歯側面、および歯溝15の底面16
に垂直な方向の面内で、低圧側Lから高圧側Hにかけて
底面16から離れる方向に傾斜させるとともに、チップ
シール18の、端面14に対向する側に、凹所17内に
嵌入する凸部19と、端面14と同じ方向に傾斜し、端
面14に対向する傾斜面20とが形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方が他方に対して相
対的に旋回運動する互いに噛合う二つの渦巻形状の歯を
備えたスクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、渦巻形状の歯を備えた固定スクロ
ールと、上記渦巻形状の歯に対して偏心した位置にあ
り、この歯に噛合いつつ同一平面上で旋回運動をする渦
巻形状の歯を備えた旋回スクロールとを設けたスクロー
ル圧縮機は公知である。そして、この圧縮機は、固定ス
クロールに対して旋回スクロールを旋回運動させること
によって、両スクロールの歯の外周部から吸込まれたガ
スを、両スクロールの歯によって形成された圧縮空間内
に閉込め、渦巻中心へ移動させるとともに圧縮し、渦巻
中心部より吐出するようにしたものである。
【0003】また、この圧縮機では、図6に示すよう
に、固定スクロール、或は旋回スクロールの歯31とこ
れに対向するスクロールの歯溝の底面32との間でガス
漏れが生じないように、歯31の端面に形成した渦巻形
状の端面溝33内にシール用のチップシール34を、こ
れと端面溝33の底面との間に例えばゴム製の帯状弾性
チューブ35を介在させて嵌挿し、弾性チューブ35の
弾性を利用してチップシール34を底面32に摺接させ
るようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
図7に示すように、チップシール34は、その両側の、
即ち高圧側Hと低圧側Lとの圧力差により変形し、チッ
プシール34が底面32に片当たりして、チップシール
34と底面32との接触面積が減少して、シール性能が
低下するという問題が生じる。また、チップシール34
のシール面が、高圧側Hでのみ摩耗して、即ち片側だけ
摩耗して、チップシール34の寿命が低下するという問
題が生じる。本発明は、斯る従来の問題点を課題として
なされたもので、歯溝底面に対するチップシールの当た
りを平均化し、チップシールのシール性能の低下、寿命
の低下防止を可能としたスクロール圧縮機を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、渦巻形状の歯を備えた第一スクロール
と、上記渦巻形状の歯に対して偏心した位置にあり、こ
の歯に噛合いつつ同一平面上にて、この歯に対して相対
的に旋回運動をする渦巻形状の歯を備えた第二スクロー
ルとを設けるとともに、上記各歯の端面に、その長手方
向に沿って形成した凹所に、対向する歯溝の底面に摺接
させるシール用のチップシールを係止させたスクロール
圧縮機において、上記各歯の端面を、歯側面、および上
記底面に垂直な方向の面内で、低圧側から高圧側にかけ
て上記底面から離れる方向に傾斜させるとともに、上記
チップシールの、上記端面に対向する側に、上記凹所内
に嵌入する凸部と、上記端面と同じ方向に傾斜し、上記
端面に対向する傾斜面とを形成した。
【0006】
【作用】上記発明のように構成することにより、チップ
シールは、各歯の端面と歯溝の底面との間で、楔と同様
の振舞を呈し、上記底面に一様に押圧されるようにな
る。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1〜4は、本発明に係るスクロール圧縮機
を示し、固定スクロール1,旋回スクロール2,主クラ
ンク軸3、および補助クランク軸4が設けてある。固定
スクロール1、および旋回スクロール2には渦巻形状の
歯5が形成してあ。補助クランク軸4は、主クランク軸
3の周囲に均等な角度間隔で複数本配設してある。主ク
ランク軸3は、固定側部分であるケーシング8に軸受
9,10を介して回転可能に支持され、図示しない駆動
部により回転駆動されるようになっている。また、主ク
ランク軸3の図1中、上方の端部は旋回スクロール2の
下面に形成した軸受孔に嵌入し、軸受11を介して旋回
スクロール2を、主クランク軸3に対して相対回転可能
に支持している。
【0008】一方、補助クランク軸4は、固定側部分で
あるケーシング8に軸受12を介して回転可能に支持さ
れている。また、補助クランク軸4の上方の端部は、旋
回スクロール2の下面に形成した軸受孔内に嵌入させて
あり、軸受13を介して、旋回スクロール2を、補助ク
ランク軸4に対して相対回転可能に支持している。さら
に、図3,4に示すように、本実施例では、歯5の端面
14を、歯側面、および上記底面に垂直な方向の面内
で、低圧側Lから高圧側Hにかけて歯溝15の底面16
から離れる方向に傾斜させるとともに、この端面14の
長手方向に沿って、適当な間隔で凹所17が形成してあ
る。
【0009】この端面14と底面16との間には、チッ
プシール18が介在させてあり、図3,4においてチッ
プシール18の上側、即ち端面14に対向する側に、凹
所17内に嵌入する凸部19と、端面14と同じ方向に
傾斜し、端面14に対向する傾斜面20とが形成してあ
る。そして、このように形成することにより、図5に模
式的に示すように、チップシール18の摩耗量が進行し
ても、楔と同様の振舞を呈し、高圧側Hと低圧側Lとの
差圧が大きい程、チップシール18を端面14と底面1
6とに密着させる力は強くなるとともに、チップシール
18の図3,4において下面は一様に底面16に密着す
るようになる。そして、この結果、チップシール18の
シール性能の低下、寿命の低下が防止される。なお、上
記凹所17、および凸部19は、端面14の長手方向に
沿って、連続的に、溝状に設けてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、渦巻形状の歯を備えた第一スクロールと、上
記渦巻形状の歯に対して偏心した位置にあり、この歯に
噛合いつつ同一平面上にて、この歯に対して相対的に旋
回運動をする渦巻形状の歯を備えた第二スクロールとを
設けるとともに、上記各歯の端面に、その長手方向に沿
って形成した凹所に、対向する歯溝の底面に摺接させる
シール用のチップシールを係止させたスクロール圧縮機
において、上記各歯の端面を、歯側面、および上記底面
に垂直な方向の面内で、低圧側から高圧側にかけて上記
底面から離れる方向に傾斜させるとともに、上記チップ
シールの、上記端面に対向する側に、上記凹所内に嵌入
する凸部と、上記端面と同じ方向に傾斜し、上記端面に
対向する傾斜面とを形成してある。
【0011】このため、チップシールは、各歯の端面と
歯溝の底面との間で、楔と同様の振舞を呈し、上記底面
に一様に押圧されるようになり、歯溝底面に対するチッ
プシールの当たりが平均化し、これによりチップシール
のシール性能の低下、寿命の低下の防止が可能になると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクロール圧縮機の断面図であ
る。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1に示す圧縮機におけるチップシール、お
よびその周辺部の拡大断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 図4に示す部分において作用する力の状態を
模式的に示す断面図である。
【図6】 従来のスクロール圧縮機におけるチップシー
ル、およびその周辺部の拡大断面図である。
【図7】 従来のスクロール圧縮機におけるチップシー
ル、およびその周辺部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2 旋回スクロール 5 歯 14 端面 15 歯溝 16 底面 17 凹所 18 チップシール 19 凸部 20 傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻形状の歯を備えた第一スクロール
    と、上記渦巻形状の歯に対して偏心した位置にあり、こ
    の歯に噛合いつつ同一平面上にて、この歯に対して相対
    的に旋回運動をする渦巻形状の歯を備えた第二スクロー
    ルとを設けるとともに、上記各歯の端面に、その長手方
    向に沿って形成した凹所に、対向する歯溝の底面に摺接
    させるシール用のチップシールを係止させたスクロール
    圧縮機において、上記各歯の端面を、歯側面、および上
    記底面に垂直な方向の面内で、低圧側から高圧側にかけ
    て上記底面から離れる方向に傾斜させるとともに、上記
    チップシールの、上記端面に対向する側に、上記凹所内
    に嵌入する凸部と、上記端面と同じ方向に傾斜し、上記
    端面に対向する傾斜面とを形成したことを特徴とするス
    クロール圧縮機。
JP386893A 1993-01-13 1993-01-13 スクロール圧縮機 Pending JPH06213177A (ja)

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JP386893A JPH06213177A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 スクロール圧縮機

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JP386893A JPH06213177A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 スクロール圧縮機

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JPH06213177A true JPH06213177A (ja) 1994-08-02

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ID=11569174

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JP386893A Pending JPH06213177A (ja) 1993-01-13 1993-01-13 スクロール圧縮機

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JP (1) JPH06213177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990004901A1 (en) * 1988-10-24 1990-05-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Voice signal demodulation circuit
US7195469B2 (en) * 2004-05-07 2007-03-27 Anest Iwata Corporation Dust seal in a scroll fluid machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990004901A1 (en) * 1988-10-24 1990-05-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Voice signal demodulation circuit
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