JPH06212613A - 液体回収装置 - Google Patents

液体回収装置

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JPH06212613A
JPH06212613A JP5005121A JP512193A JPH06212613A JP H06212613 A JPH06212613 A JP H06212613A JP 5005121 A JP5005121 A JP 5005121A JP 512193 A JP512193 A JP 512193A JP H06212613 A JPH06212613 A JP H06212613A
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洋二 森
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元徳 鈴木
Kenro Motoda
謙郎 元田
Hiroshi Kikuchi
洋 菊池
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World Chemical KK
Motoda Electronics Co Ltd
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IZUMI SOKEN ENG KK
World Chemical KK
Motoda Electronics Co Ltd
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    • E02B15/04Devices for cleaning or keeping clear the surface of open water from oil or like floating materials by separating or removing these materials
    • E02B15/10Devices for removing the material from the surface
    • E02B15/106Overflow skimmers with suction heads; suction heads
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A20/204Keeping clear the surface of open water from oil spills
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘度の高い回収油等や大きく成長したスカム
でも回収できるようにする。 【構成】 本体フロート2にて液体に浮かぶ本体槽3
と、本体槽3の外周に遊嵌しガイドフロート4にて液体
に浮かび勾配面21を有して本体槽3内に液体を導入する
流入堰5と、本体槽3内の液体を排出する排出部7とか
らなり、流入堰5の勾配面21上に掻寄機6を設けかつ本
体槽3内に押込スクリュー50を設けることで、勾配面21
上の浮遊物を掻寄せ本体槽3内に押し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原油などの流出油、下
水処理場、食品工場などにおけるスカム、マシニングセ
ンターのクーラント油、メッキの脱脂工程における浮上
油などの液体回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶、特にタンカー等の座礁事故や沈没
事故などにより原油や燃料油などが流出する海上汚染事
故が多発しており、これら流出油を極力回収し、環境保
全を図ることが強く望まれている。
【0003】上記要望に対して、流出油の回収装置は、
種々開発されており、例えば、本願出願人による特公
昭53−26422 号公報などが知られている。また、本願
出願人による特願平3−123712号、特願平4−16771
号がある。
【0004】の本願出願人による公知例では、本体槽
の分離部の上部に液面より高く設置してある油だめ室か
ら真空ポンプにより油を回収し、水は内筒内にあるオー
バーフロー管内に溢流し、これを排水ポンプにより排水
するものである。
【0005】また、の本願出願人によるものでは、流
入ガイド部の流入口から入った比重の軽い油等を含んだ
液体は、本体槽の流入口から中に入り分離部の邪魔板に
より流通を疎外して、比重差により油等を分離して分離
槽内に油等を貯め、所定量になると引抜管から油等を回
収し、水は分離部から内筒に入り、オーバーフロー管内
に溢流して一旦縁切りになり、オーバーフロー管内に水
のみを外部に排水するものである。
【0006】更にの本願出願人によるものは、流入ガ
イド部のガイドフロートの取付位置を調整してガイド流
入堰の高さを自在に設定し、更に本体槽の本体フロート
の取付位置を調整して本体流入堰の高さを自在に設定で
きるから、塊状の油やスカム等が多い場合には双方の流
入堰の高さを低く調整すれば、比較的容易に回収できる
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
、の従来例では、いずれも油のみを効率良く回収す
るためのものであって、オイルフェンスなどで、水面が
囲われ油膜が拡散して行く虞が比較的少ない場合には都
合が良いものの、構造が複雑であり、処理能力も限ら
れ、大型化し持ち運びも不便であるから、緊急の際に対
応が遅れがちとなり易く、水域上を拡散しようとする油
膜をすばやく回収して、油膜の拡散を防止するには不充
分である。
【0008】更に、これら従来例では、粘度が高く塊状
になった油やスカムなどは流入口に引っ掛かって回収す
ることができなかったり、これらが流入口に詰まって油
等を含んだ液体を回収することができないことがある。
【0009】の従来例は、塊状の油やスカムなどをガ
イド流入堰高さを調整することで、油等を含んだ液体を
回収できるものであるが、ある粘度以上の塊状の油や大
きく成長したスカムなどは、流入口に引っ掛かって回収
することができない。更に、ガイドフロートの取付位置
を調整してガイド流入堰の高さを調整することは、ガイ
ドフロートの数だけ調整個所があることになるから、頻
繁にガイド流入堰の高さ調整を必要とするメッキの脱脂
工程における浮上油などの場合には、手間がかかりすぎ
る。
【0010】そこで、本発明は、上記事情に鑑みて本願
出願人によるものを更に緊急の際の対応や流入高さの調
整を容易にし、しかも粘度が高く流入口に付着した油や
大きく成長したスカムであっても、流入口につまること
なく容易に回収できる液体回収装置を提供することを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の液体回収装置は、本体フロートにて液体に
浮かび流入口を有する本体槽と、該本体槽の外周に遊嵌
しガイドフロートにて液体に浮かび前記本体槽に近づく
に従って上がる勾配面を有し前記流入口を介して前記本
体槽内に液体を導入する流入堰と、前記本体槽下部に設
け前記本体槽内の液体を排出する排出部と、からなるも
のであり、また、前記流入堰の勾配面上に掻寄機を設
け、前記勾配面上の浮遊物を本体槽内に前記掻寄機にて
掻き集めるのが良く、また、前記掻寄機は、本体フロー
トにて支持した回転駆動部と、前記流入堰の勾配面上の
浮遊物を中心部に掻き集める掻寄羽根と、該掻寄羽根の
回転軸と前記回転駆動部の軸とを軸線方向に所定距離進
退移動自在かつこの軸線に対して所定角度移動自在に接
続して前記掻寄羽根に回転を伝達する連結部と、からな
るものであり、また、前記掻寄機により掻き集めた浮遊
物を本体槽内に押し込み排出部方向に送る押込みスクリ
ューを前記本体槽内に設けたるのが良く、また、前記押
込みスクリューは、本体フロートに支持した回転駆動部
に連結し、該回転駆動部、掻寄機の回転軸のいずれか一
方と前記押込みスクリューとを、軸線方向に所定距離進
退移動自在かつこの軸線に対して所定角度移動自在に接
続して、前記押込みスクリューに回転を伝達するのが良
く、また、前記回転駆動部は変速可能であるのが良く、
また、前記ガイドフロートに流入堰をネジ接合し、流入
堰の高さを調整可能とするのが良く、また、前記本体フ
ロートに凹部を設け、該凹部にガイドフロートの一部を
挿入させてなるのが良く、更に、前記排出部にユニバー
サルジョイントを設けたのが良い。
【0012】
【作用】上記構成になる液体回収装置によれば、流入堰
の高さを流入させようとする液体厚みに合せて予め設定
し、更に、本体槽の流入口の高さを流入堰の高さより常
に低くなるように予め設定しておき、流入堰は本体槽に
関係なく液面及び液体密度の変動に常に追従して一定高
さを保ち、比重の軽い油や大きく成長したスカム等を含
んだ液体が本体槽に近づくに従って上がる勾配面により
スムーズに、流入堰を越え更に流入口を越えて本体槽内
に入り、本体槽下部の排出部から油、スカム等を含んだ
液体を回収する。
【0013】また、流入堰の勾配面上に掻寄機がある
と、勾配面上にせり上がったままの浮遊物を本体槽内に
掻き集め、勾配面上を常に滑らかな状態にする。また、
液面の変動により流入堰が動くと、掻寄羽根は追従し、
本体フロートにて支持された回転駆動部は流入堰に追従
しないが、連結部により掻寄羽根に回転を伝達するか
ら、勾配面上の浮遊物を掻き寄せる。
【0014】また、本体槽内に押込みスクリューがある
から、掻寄機により掻き集めた浮遊物を押し込み圧力を
加えながら、排出部方向に送る。また、回転駆動部によ
り押込みスクリューを回転させ、更に液面の変動があり
掻寄羽根の追従があっても、掻寄羽根に回転駆動部の回
転を伝達するから、勾配面上の浮遊物を本体槽内に掻き
寄せ、押込みスクリューにより排出部方向に送る。
【0015】また、回転駆動部は、流入堰上にせり上が
った浮遊物の種類により回転数を変えて、浮遊物回収の
流れをスムーズにする。また、流入堰をまわせば、流入
堰の高さ位置を調整できる。
【0016】また、本体フロートの凹部にガイドフロー
トの一部を挿入すると、ガイドフロートの存在によって
流入堰に液体が流入する面を塞ぐことが減少する。そし
て、排出部にユニバーサルジョイントを設けてあると、
これにホースを接続して液体を回収する際、ホースの形
状のくせが本体フロート、ガイドフロートに影響せず、
流入堰の高さに変動をきたさない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例につき添付図面に基づ
いて詳述する。図1は本発明の液体回収装置の側面図、
図2は液体回収装置の一部の断面した平面図である。図
において、1は液体回収装置を示し、該液体回収装置1
は、本体フロート2にて液体に浮かぶ本体槽3と、該本
体槽3の外周に遊嵌しガイドフロート4にて液体に浮か
ぶ流入堰5と、該流入堰5上に設けた掻寄機6と、本体
槽3内に設けた排出管(排出部)7と、を主要構成要素
としてなる。
【0018】前記本体槽3は、円筒体10内に円錐状槽11
を設けた2重構造になっており、その上端側壁はその全
周が流入口12となっており、この流入口12から液体が本
体槽3内に流入するようになっている。この流入口12
は、水域の油を含んだ液体が越えて流入して来る構造で
あれば、いかなる形状であっても良い。円筒体10の下端
面には4本のブラケット13が設けられて、それらのブラ
ケット13の先端には本体フロート2の下端が2個の蝶ね
じ14、14により取付位置自在に取り付けられており、そ
れにより本体槽3の喫水位置を自在に変化できるように
なっている。なお、本体フロート2の数量は液体回収装
置1の重量、サイズにより、3個であったり、5個…と
増加する。また、これらブラケット13には陸上に置くた
めの架台15が設けられ、排出管7及びこれに接続するホ
ース、パイプ類を保護する。
【0019】前記流入堰5は、図3、4に示すように、
本体槽3の上端外周面に設けた断面が半円形状の突起3
aよりわずかに大径の円筒体20の上端に円錐状つばをな
した勾配面21を設けてなり、この円筒体20の上端全周か
ら液体が内側に流入するようになっている。この流入堰
5の下端面には4本のブラケット22が前述の本体フロー
ト2の4本のブラケット13上方に位置してそれぞれ設け
られている。そして、ブラケット22の先端には前記ガイ
ドフロート4が下端側が2個の蝶ねじ23、23により取付
位置自在に取り付けられており、それにより流入堰5の
喫水位置を自在に変化できるようになっている。従っ
て、この流入堰5は、本体槽3とは関係なく独自に液体
に浮かび、本体槽3内の液体量の変化による浮き沈みに
影響されず、ガイドフロート4のブラケット22に対する
取付位置を蝶ねじ23により変えることで、流入堰5を越
え本体槽3内に流入する液体量を調節することができ
る。なお、4個のガイドフロート4の上端側は、バー24
により連結されてガイドフロート4の振れ止めとなって
いる。
【0020】前記掻寄機6は、本体フロート2にて支持
した回転駆動部30と、流入堰5の勾配面21上の浮遊物を
中心部に掻き集める掻寄羽根31と、この掻寄羽根31の回
転軸32と回転駆動部30の軸とを軸線方向に所定距離進退
移動自在かつこの軸線に対して所定角度移動自在に接続
して掻寄羽根31に回転を伝達する連結部33と、からなっ
ている。回転駆動部30は、可変速となっており、浮遊物
の性質により掻寄羽根31の回転数を変えるもので、支持
ベース34上に設置されている。この支持ベース34に4本
のブラケット35がそれぞれ設けられている。そして、ブ
ラケット35の先端には本体フロート2の上端側が2個の
取付ねじ36、36により取付位置自在に取り付けられてお
り、回転駆動部30の取り付け高さを調整できるようにな
っている。
【0021】掻寄羽根31は、勾配面21上に載置されてお
り、通常は3枚羽根であるが、2枚以上あれば良い。こ
の掻寄羽根31はスプライン継手である連結部33により回
転駆動部30に接続している。この連結部33は、図3、4
に示すように、回転駆動部30の軸30aに固定した軸37に
半球状の突起38を設け、かつ掻寄羽根31の回転軸32の内
周面にスプライン溝39を設け、このスプライン溝39に突
起38を嵌めることで、掻寄羽根31が軸線方向の所定距離
進退移動したり、この軸線に対して所定角度移動して
も、回転駆動部30は掻寄羽根31に回転を伝達することが
できるものであり、更に流入堰5の円筒体20と本体槽3
の突起3aとにより、連結部33の場合と同じような動き
が可能となる。
【0022】前記排出管7は、本体槽3の円錐状槽11の
底部に設けられ、通常液体を外部に排出すべくポンプの
サクション側に直接あるいはサクション管を介して間接
に接続される。
【0023】なお、図1、2中、40は吊り金具であり、
41はストップバーであり、ガイドフロート4を常に本体
フロート2のブラケット13のほぼ真上に位置させて、浮
遊物が流入堰5方向に流れるのを防ぐためである。
【0024】このように構成した本発明の液体回収装置
1の設置及びその運転方法について説明する。まず、油
等が流出している水域近在の陸上域に液体回収装置1及
びその付帯設備を運搬する。この付帯設備は、回収ポン
プ、液体分離装置、回収油貯留タンク等からなる、ま
ず、陸上域に液体分離装置を設置し、更に回収ポンプ及
び回収油貯留タンクを設置し、液体回収装置1及び回収
ポンプ等に電源を接続する。次に本体槽3に流入堰5を
遊嵌させる等の必要なセットを行ない、更に、排出管7
と回収ポンプとを接続するなどの付帯設備との間に必要
なセットを行なう。水域に浮遊している油の略中心部に
液体回収装置1を浮かべる。そして、本体フロート2の
取付位置及びガイドフロート4の取付位置を調整して、
水域における本体槽3の流入口12及び流入堰5の設置高
さを調節すれば、液体回収装置1及びその付帯設備の設
置及び運転準備が完了するから、電源を入れる。油を含
んだ水は、流入堰5、流入口12を介して本体槽3内の円
錐状槽11に流入し、排出管7を介して回収ポンプにより
液体分離装置内に入り、油と水とに分離されて、水は水
域に戻され、油は回収油貯留タンクに貯留される。とこ
ろが、高粘度の油塊や大きく成長したスカムなどの浮遊
物があると、勾配面21によりガイドされても流入堰5を
越えて本体槽3内に入ることができず、勾配面21上に貯
り以後油を回収できなくなる。そこで、掻寄機6の掻寄
羽根31を浮遊物の状態に応じて回転数を設定して回転駆
動部30により回転させて、強制的に中心部に掻き集め本
体槽3に入れ、勾配面21上を常に滑らかな状態にしてお
き、油を含んだ水を常に回収する。また、波などにより
流入堰5が上下左右に揺れても掻寄羽根31は流入堰5上
に載っているから、それに追従し、スプライン継手であ
る連結部33により回転駆動部30の回転力は追従している
掻寄羽根31に伝達され、勾配面21上の浮遊物を掻き取り
常に滑らかな状態にすることができる。
【0025】図5は本発明の他の実施例を示すもので、
この液体回収装置1aと図1〜4に示す実施例との相違
点は、回転駆動部30に本体槽3内に設けた押込みスクリ
ュー50を直結し、この押込みスクリュー50の軸50aと掻
寄機6の回転軸32との間に連結部33と同様なスプライン
継手である連結部51を介在させ、掻寄機6で掻き集めた
だけでは本体槽3内に入りにくい浮遊物を強制的に押込
み、排出管7から外部に出す点にある。その他の構成・
作用については、図1〜3の実施例と同様なので図面に
符号を付してその説明を省略する。
【0026】図6、7は本発明の他の実施例を示すもの
で、この液体回収装置1bと図1〜3に示す実施例との
相違点は、掻寄機6がなく、また、ガイドフロート4に
流入堰52の取付位置を調整する蝶ナット23(但し、この
蝶ナット23が設けてあると、最初に液面に液体回収装置
1bを浮べる際の粗調整が容易になるから都合が良いの
で設けてあっても良い。)がなく、その代りにブラケッ
ト22に流入堰52をねじ接合し、ブラケット22と流入堰52
の勾配面53との間にばね54を設け、更に本体フロート55
に凹部55aを設け、その凹部55aにガイドフロート4の
一部を挿入させている点にある。そして、流入堰52を回
わすことにより堰高さを微調整できるから、流入させよ
うとする液体厚みを自在にかつ簡単に調整でき、調整後
ばね54のばね力により流入堰52が自然に回転して堰高さ
が変わらないようにし、更に、流入堰52に油等が流入す
るのをガイドフロート4が邪魔しないようにしている。
なお図6中、56はユニバーサルジョイントであり、形状
にくせのあるホースを接続しても流入堰の高さに変動を
起さないようにしている。その他の構成・作用は、図1
〜3の実施例と同様なので、図面に符号を付してその説
明を省略する。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の液体回収
装置によれば、流入堰の高さを流入させようとする液体
厚みに合せて予め設定し、更に、本体槽の流入口の高さ
を流入堰の高さより常に低くなるように予め設定してお
き、流入堰は本体槽に関係なく液面及び液体密度の変動
に常に追従して一定高さを保ち、比重の軽い油や大きく
成長したスカム等を含んだ液体が本体槽に近づくに従っ
て上がる勾配面によりせり上がり、流入堰を越え更に流
入口を越えて本体槽内に入り、本体槽下部の排出部から
油、スカム等を含んだ液体を回収することができる。従
って、粘性が高い油塊や大きく成長したスカム等の浮遊
物であっても勾配面によりスムーズに、流入堰を越え本
体槽内に入り回収することができる。
【0028】また、流入堰の勾配面上に掻寄機がある
と、勾配面上にせり上がりのったままの浮遊物を本体槽
内に掻き集め、勾配面上を常に滑らかな状態にする。従
って、固い浮遊物を含んだ液体であっても常時回収する
ことができる。
【0029】また、液面の変動により流入堰が動くと、
掻寄羽根は追従し、本体フロートにて支持された回転駆
動部は流入堰に追従しないが、連結部により掻寄羽根に
回転を伝達するから、勾配面上の浮遊物を掻き寄せる。
従って、流入堰が動いても何ら支障なく、勾配面上の浮
遊物を掻き寄せることができる。
【0030】また、本体槽内に押込みスクリューがある
から、掻寄機により掻き集めた浮遊物を押し込み圧力を
加えながら、排出部方向に送る。従って、より固い浮遊
物であっても本体槽から外部に出すことができる。
【0031】また、回転駆動部により押込みスクリュー
を回転させ、更に液面の変動があり掻寄羽根の追従があ
っても、掻寄羽根に回転駆動部の回転を伝達するから、
勾配面上の浮遊物を本体槽内に掻き寄せ、押込みスクリ
ューにより排出部方向に送る。従って、流入堰が動いて
も勾配面上の浮遊物を本体槽に掻き寄せ押し込み排出部
方向に送ることができる。
【0032】また、回転駆動部は、流入堰上にせり上が
った浮遊物の種類により回転数を変えて、浮遊物回収の
流れをスムーズにする。従って、浮遊物を無理なく回収
できる。
【0033】また、流入堰をまわせば、流入堰の高さ位
置を調整できる。従って、高さ調整が容易となる。ま
た、本体フロートの凹部にガイドフロートの一部を挿入
してあると、ガイドフロートの存在によって流入堰に液
体が流入する面を塞ぐことが減少する。従って、より一
層浮遊物等を回収しやすい。
【0034】そして、排出部にユニバーサルジョイント
を設けてあると、これにホースを接続して液体を回収す
る際、ホースの形状のくせが本体フロート、ガイドフロ
ートに影響せず、流入堰の高さに変動をきたさない。従
って、小型の液体回収装置でもくせのあるホースを支障
なく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体回収装置を示す側面図。
【図2】液体回収装置の一部を断面した平面図。
【図3】掻寄機の連結部を示す一部を断面した側面図。
【図4】掻寄機の連結部を示す一部を断面した側面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す図1と同状の側面
図。
【図6】本発明の他の実施例を示す図1と同状の側面
図。
【図7】本発明の他の実施例を示す図2と同状の平面
図。
【符号の説明】
1、1a、1b 液体回収装置 2、55 本体フ
ロート 3 本体槽 4 ガイドフロ
ート 5、52 流入堰 6 掻寄機 7 排出管(排出部) 21、53 勾配面 30 回転駆動部 31 掻寄羽根 32 回転軸 33 連結部 50 押込みスクリュー 55a 凹部 56 ユニバーサルジョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 洋二 埼玉県三郷市高州2−285−3 株式会社 ワールドケミカル内 (72)発明者 鈴木 元徳 埼玉県三郷市高州2−285−3 株式会社 ワールドケミカル内 (72)発明者 元田 謙郎 東京都杉並区上高井戸1−17−11 元田電 子工業株式会社内 (72)発明者 菊池 洋 東京都中央区銀座1−24−2 銀一泉ビル 株式会社泉創建エンジニアリング内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フロートにて液体に浮かび流入口を
    有する本体槽と、該本体槽の外周に遊嵌しガイドフロー
    トにて液体に浮かび前記本体槽に近づくに従って上がる
    勾配面を有し前記流入口を介して前記本体槽内に液体を
    導入する流入堰と、前記本体槽下部に設け前記本体槽内
    の液体を排出する排出部と、からなることを特徴とする
    液体回収装置。
  2. 【請求項2】 前記流入堰の勾配面上に掻寄機を設け、
    前記勾配面上の浮遊物を本体槽内に前記掻寄機にて掻き
    集める請求項1記載の液体回収装置。
  3. 【請求項3】 前記掻寄機は、本体フロートにて支持し
    た回転駆動部と、前記流入堰の勾配面上の浮遊物を中心
    部に掻き集める掻寄羽根と、該掻寄羽根の回転軸と前記
    回転駆動部の軸とを軸線方向に所定距離進退移動自在か
    つこの軸線に対して所定角度移動自在に接続して前記掻
    寄羽根に回転を伝達する連結部と、からなる請求項2記
    載の液体回収装置。
  4. 【請求項4】 前記掻寄機により掻き集めた浮遊物を本
    体槽内に押し込み排出部方向に送る押込みスクリューを
    前記本体槽内に設けた請求項2記載の液体回収装置。
  5. 【請求項5】 前記押込みスクリューは、本体フロート
    に支持した回転駆動部に連結し、該回転駆動部、掻寄機
    の回転軸のいずれか一方と前記押込みスクリューとを、
    軸線方向に所定距離進退移動自在かつこの軸線に対して
    所定角度移動自在に接続して、前記押込みスクリューに
    回転を伝達する請求項4記載の液体回収装置。
  6. 【請求項6】 前記回転駆動部は変速可能である請求項
    3又は5記載の液体回収装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイドフロートに流入堰をネジ接合
    し、流入堰の高さを調整可能とした請求項1記載の液体
    回収装置。
  8. 【請求項8】 前記本体フロートに凹部を設け、該凹部
    にガイドフロートの一部を挿入させてなる請求項1、
    2、4又は7記載の液体回収装置。
  9. 【請求項9】 前記排出部にユニバーサルジョイントを
    設けた請求項1、2、4又は7記載の液体回収装置。
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