JPH062124Y2 - 温度センサの取付構造 - Google Patents
温度センサの取付構造Info
- Publication number
- JPH062124Y2 JPH062124Y2 JP1986152063U JP15206386U JPH062124Y2 JP H062124 Y2 JPH062124 Y2 JP H062124Y2 JP 1986152063 U JP1986152063 U JP 1986152063U JP 15206386 U JP15206386 U JP 15206386U JP H062124 Y2 JPH062124 Y2 JP H062124Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature sensor
- lead wire
- bracket
- groove
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用空調装置等に適用しうる温度セン
サの取付構造に関する。
サの取付構造に関する。
(従来の技術) 従来の温度センサの取付構造として、例えば実開昭52
−18083号公報に示されるように、ケースに装着さ
れたグロメットを介して温度センサのリード線をケース
内に引き入れ、前記グロメットに取付けられたステーの
先端に温度センサのセンサ本体をチューブをもって保持
するようにしたもの等が知られている。
−18083号公報に示されるように、ケースに装着さ
れたグロメットを介して温度センサのリード線をケース
内に引き入れ、前記グロメットに取付けられたステーの
先端に温度センサのセンサ本体をチューブをもって保持
するようにしたもの等が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の取付構造においては、リード線が
ケース内を流れる冷風又は温風に直接さらされて老化し
やすい状態にあり、温度センサの耐久性が低下するとい
う欠点がある。また、温度センサはチューブをもってス
テーに固定されているので、何らかの原因で温度センサ
に故障が生じた場合には、温度センサのみならずステー
等を含む一式を取換えなければならないものであった。
ケース内を流れる冷風又は温風に直接さらされて老化し
やすい状態にあり、温度センサの耐久性が低下するとい
う欠点がある。また、温度センサはチューブをもってス
テーに固定されているので、何らかの原因で温度センサ
に故障が生じた場合には、温度センサのみならずステー
等を含む一式を取換えなければならないものであった。
そこで、この考案においては、リード線の老化を抑えて
温度センサの耐久性を向上させると共に、温度センサの
不具合時に温度センサのみの取換えを可能にしてメンテ
ナンスを容易且つ経済的に行なえるようにした取付構造
を提供することを目的としている。
温度センサの耐久性を向上させると共に、温度センサの
不具合時に温度センサのみの取換えを可能にしてメンテ
ナンスを容易且つ経済的に行なえるようにした取付構造
を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、空調ケース
に取付られるブラケットを介して温度センサを該空調ケ
ースの適所に配するようにした温度センサの取付構造に
おいて、 前記ブラケットには、温度センサのロード線が配される
溝と、該リード線が脱落するのを防ぐ保持部を設けると
共に、該ブラケットを風上側に開口しないように空調ケ
ースに固定したことにある。
に取付られるブラケットを介して温度センサを該空調ケ
ースの適所に配するようにした温度センサの取付構造に
おいて、 前記ブラケットには、温度センサのロード線が配される
溝と、該リード線が脱落するのを防ぐ保持部を設けると
共に、該ブラケットを風上側に開口しないように空調ケ
ースに固定したことにある。
(作用) したがって、溝内に保持された温度センサのリード線に
はケース内の風が直接当ることがないので、風によるリ
ード線への影響を抑えることができ、また、温度センサ
が故障した場合においても、リード線をブラケットの溝
からはずして新たな温度センサを従前のブラケットに取
付ければよく、そのため、上記目的を達成することがで
きるものである。
はケース内の風が直接当ることがないので、風によるリ
ード線への影響を抑えることができ、また、温度センサ
が故障した場合においても、リード線をブラケットの溝
からはずして新たな温度センサを従前のブラケットに取
付ければよく、そのため、上記目的を達成することがで
きるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第4図において、例えば自動車用空調装置に用いられる
エバポレータユニット1が示されている。
エバポレータユニット1が示されている。
このエバポレータユニット1は、冷却用の熱交換器2を
ケース3に収納して構成されているもので、このケース
3の熱交換器2が対面する部分に風入口4及び風出口5
がそれぞれ形成され、図示しない送風機ユニットから送
られる空気を風入口4から導入し、熱交換器2で冷却し
た後に風出口5から後接の他のユニットへ送出してい
る。また、風出口5に近いケース3の側壁には、取付孔
7及びねじ穴6が形成され、第1図に示されるようにこ
の取付孔7を介して温度センサ8がケース3内に取付ら
れている。
ケース3に収納して構成されているもので、このケース
3の熱交換器2が対面する部分に風入口4及び風出口5
がそれぞれ形成され、図示しない送風機ユニットから送
られる空気を風入口4から導入し、熱交換器2で冷却し
た後に風出口5から後接の他のユニットへ送出してい
る。また、風出口5に近いケース3の側壁には、取付孔
7及びねじ穴6が形成され、第1図に示されるようにこ
の取付孔7を介して温度センサ8がケース3内に取付ら
れている。
第1図において、温度センサ8は、ケース3の外側から
取付孔7を介して挿入のブラケット9により該ケース3
内の所定の位置に配されている。このブラケット9は、
取付孔7に係止される固定部9aと、この固定部9aに
続いてケース3内に延びるステー部9bとから成り、固
定部9aの端に形成されたねじ挿通孔10を介して前記
ねじ穴6にねじを螺合させることにより固定されてい
る。ステー部9bには、その全長にわたって断面矩形状
の配線用の溝11が風下側に開口するよう形成されてお
り、先端近くには更にリード線8bを保持する保持部1
2が形成されている。
取付孔7を介して挿入のブラケット9により該ケース3
内の所定の位置に配されている。このブラケット9は、
取付孔7に係止される固定部9aと、この固定部9aに
続いてケース3内に延びるステー部9bとから成り、固
定部9aの端に形成されたねじ挿通孔10を介して前記
ねじ穴6にねじを螺合させることにより固定されてい
る。ステー部9bには、その全長にわたって断面矩形状
の配線用の溝11が風下側に開口するよう形成されてお
り、先端近くには更にリード線8bを保持する保持部1
2が形成されている。
この保持部12は、第2図、第3図にも示されるよう
に、ステー部9bの先端近くを窪ませて溝11の巾を挾
くした挾持部12aと、この挾持部12aの一端に一体
に突出形成された爪部12bと、挾持部12aの他端に
ヒンジを介して回動自在に取付られ、前記爪部12bに
脱落可能なクリップ部12cとから構成されている。
に、ステー部9bの先端近くを窪ませて溝11の巾を挾
くした挾持部12aと、この挾持部12aの一端に一体
に突出形成された爪部12bと、挾持部12aの他端に
ヒンジを介して回動自在に取付られ、前記爪部12bに
脱落可能なクリップ部12cとから構成されている。
そして、固定部9aに形成されたセンサ挿通孔13を介
して温度センサ8のリード線8bを溝11内に引き込
み、このリード線8bを保持部12をもって溝11に着
脱自在に保持することにより、温度センサ8のセンサ本
体8aをブラケット9の先端に配置させている。
して温度センサ8のリード線8bを溝11内に引き込
み、このリード線8bを保持部12をもって溝11に着
脱自在に保持することにより、温度センサ8のセンサ本
体8aをブラケット9の先端に配置させている。
上述の構成において、温度センサ8をブラケット9に取
付ける場合には、温度センサ8をセンサ挿通孔13を介
して溝11内に引き込み、温度センサ8のリード線8b
を挾持部12aまで導いた後にクリップ部12cを爪部
12bに係止させて溝11に保持させればよい。
付ける場合には、温度センサ8をセンサ挿通孔13を介
して溝11内に引き込み、温度センサ8のリード線8b
を挾持部12aまで導いた後にクリップ部12cを爪部
12bに係止させて溝11に保持させればよい。
そして、ケース3の取付孔7からブラケット9を挿入
し、固定部9aを該ケース3にねじ止めすると、温度セ
ンサ8はケース3内の所定の位置に入り、温度の検出が
行なわれる。その際に、熱交換器2を通過した空気は、
ブラケット9に遮られてリード線8bに直接当ることは
ない。逆に、温度センサ8をブラケット9から取り外す
場合には、クリップ部12cを爪部12bから外してリ
ード線8bを挾持部12aから外し、更に、リード線8
bを引張ってセンサ挿通孔13から温度センサ8を引き
抜けばよいものである。
し、固定部9aを該ケース3にねじ止めすると、温度セ
ンサ8はケース3内の所定の位置に入り、温度の検出が
行なわれる。その際に、熱交換器2を通過した空気は、
ブラケット9に遮られてリード線8bに直接当ることは
ない。逆に、温度センサ8をブラケット9から取り外す
場合には、クリップ部12cを爪部12bから外してリ
ード線8bを挾持部12aから外し、更に、リード線8
bを引張ってセンサ挿通孔13から温度センサ8を引き
抜けばよいものである。
第5図、第6図において、この考案に用いられるブラケ
ット9の他の実施例が示されている。この実施例におい
てステー部9bは、全体を傾斜させてその先端を取付部
9aとの接合位置よりも下方に位置させており、表面に
配線用の溝11が上方に開口するように形成されてい
る。この溝11には、センサ挿通孔13の後方にリード
線押え14が形成されると共に、ステー部9bの中程及
び先端近傍に溝巾を挾めてなる保持部15a,15bが
形成され、リード線をリード線押え14により確実に溝
11内に導びき、保持部15a,15bにより着脱自在
に保持できるようになっている。
ット9の他の実施例が示されている。この実施例におい
てステー部9bは、全体を傾斜させてその先端を取付部
9aとの接合位置よりも下方に位置させており、表面に
配線用の溝11が上方に開口するように形成されてい
る。この溝11には、センサ挿通孔13の後方にリード
線押え14が形成されると共に、ステー部9bの中程及
び先端近傍に溝巾を挾めてなる保持部15a,15bが
形成され、リード線をリード線押え14により確実に溝
11内に導びき、保持部15a,15bにより着脱自在
に保持できるようになっている。
このような構成のブラケット9においては、前記実施例
と同様な作用効果を有する他、ステー部9bが先端を下
げるよう傾斜されているので、ステー部9bに付着した
水滴が溝11やステー部9bの表面を伝って取付孔7か
ら車室内に流れ出るのを抑えることができる利点をも併
せて有している。
と同様な作用効果を有する他、ステー部9bが先端を下
げるよう傾斜されているので、ステー部9bに付着した
水滴が溝11やステー部9bの表面を伝って取付孔7か
ら車室内に流れ出るのを抑えることができる利点をも併
せて有している。
尚、ステー部9bに形成される溝11を下方に開口する
ようにしてもよいが、ブラケット9からリード線が垂れ
下がらないようにリード線を溝11内にしっかり保持す
る必要がある。
ようにしてもよいが、ブラケット9からリード線が垂れ
下がらないようにリード線を溝11内にしっかり保持す
る必要がある。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、温度センサのセ
ンサ本体に通じるリード線をブラケットの溝内に保持さ
せ、このリード線に直接風が当らないようにしたので、
リード線の老化を抑えて温度センサの耐久性を持たせる
ことができるものである。
ンサ本体に通じるリード線をブラケットの溝内に保持さ
せ、このリード線に直接風が当らないようにしたので、
リード線の老化を抑えて温度センサの耐久性を持たせる
ことができるものである。
また、リード線は溝に脱着自在に保持されているので、
温度センサの不具合時に温度センサのみ取替えが可能と
なり、メンテナンスが容易に且つ経済的に行なえるもの
である。
温度センサの不具合時に温度センサのみ取替えが可能と
なり、メンテナンスが容易に且つ経済的に行なえるもの
である。
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図は同上
における要部を示す斜視図、第3図は第2図におけるA
−A線断面図、第4図はエバポレータユニットを示す斜
視図、第5図はこの考案の他の実施例を示す断面図、第
6図は同上における斜視図である。 3…ケース、8…温度センサ、8a…センサ本体、8b
…リード線、9…ブラケット、11…溝。
における要部を示す斜視図、第3図は第2図におけるA
−A線断面図、第4図はエバポレータユニットを示す斜
視図、第5図はこの考案の他の実施例を示す断面図、第
6図は同上における斜視図である。 3…ケース、8…温度センサ、8a…センサ本体、8b
…リード線、9…ブラケット、11…溝。
Claims (1)
- 【請求項1】空調ケースに取付られるブラケットを介し
て温度センサを該空調ケース内の適所に配するようにし
た温度センサの取付構造において、 前記ブラケットには、温度センサのリード線が配される
溝と、該リード線が脱落するのを防ぐ保持部を設けると
共に、該ブラケットを風上側に開口しないように空調ケ
ースに固定したことを特徴とする温度センサの取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986152063U JPH062124Y2 (ja) | 1986-10-02 | 1986-10-02 | 温度センサの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986152063U JPH062124Y2 (ja) | 1986-10-02 | 1986-10-02 | 温度センサの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6357533U JPS6357533U (ja) | 1988-04-16 |
JPH062124Y2 true JPH062124Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31069701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986152063U Expired - Lifetime JPH062124Y2 (ja) | 1986-10-02 | 1986-10-02 | 温度センサの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062124Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3705125B2 (ja) * | 2000-12-15 | 2005-10-12 | 株式会社デンソー | センサ取付け構造 |
JP5394008B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2014-01-22 | 株式会社ケーヒン | 温度検出器 |
WO2016185658A1 (ja) * | 2015-05-18 | 2016-11-24 | 株式会社デンソー | 熱交換器ユニット |
-
1986
- 1986-10-02 JP JP1986152063U patent/JPH062124Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6357533U (ja) | 1988-04-16 |
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