JPH06211784A - 1−未置換3−アミノピロールの製造方法 - Google Patents
1−未置換3−アミノピロールの製造方法Info
- Publication number
- JPH06211784A JPH06211784A JP5185132A JP18513293A JPH06211784A JP H06211784 A JPH06211784 A JP H06211784A JP 5185132 A JP5185132 A JP 5185132A JP 18513293 A JP18513293 A JP 18513293A JP H06211784 A JPH06211784 A JP H06211784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- alkyl
- aryl
- hydrogen
- unsubstituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D275/00—Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
- C07D275/02—Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings not condensed with other rings
- C07D275/03—Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings not condensed with other rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D207/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D207/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D207/30—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D207/34—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/04—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、一般式I
【化1】
の1−未置換3−アミノピロールの製造方法であって、
一般式II 【化2】 の1,2−チアゾリウム塩を、好ましくは塩基の存在下
で環変換することを特徴とする方法に関する。この様な
化合物は、ZNS効果、特に鎮痙性を有する医薬物質ま
たは医薬品として使用することができる。
一般式II 【化2】 の1,2−チアゾリウム塩を、好ましくは塩基の存在下
で環変換することを特徴とする方法に関する。この様な
化合物は、ZNS効果、特に鎮痙性を有する医薬物質ま
たは医薬品として使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1−未置換3−アミノ
ピロールの製造方法に関する。この様な化合物は、ZN
S効果を有する、好ましくは鎮痙性を有する医薬物質ま
たは医薬品として使用することができる。本発明は、化
学および製薬工業に適用され得る。
ピロールの製造方法に関する。この様な化合物は、ZN
S効果を有する、好ましくは鎮痙性を有する医薬物質ま
たは医薬品として使用することができる。本発明は、化
学および製薬工業に適用され得る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】3−
モルホリノ−ピロール−2−カルボン酸エステルを3−
アミノチオアクリル酸アミドおよびグリシンエステルか
ら製造できることは公知である(A.クノール、J.リ
ープシャー、Khim. Geterotsikl. Soedin 1985、6
28)。医薬効果、特にZNS活性を有する3−アミノ
ピロールを様々な方法により、開鎖前駆物質から製造で
きることが特許請求されている(EP−OS−0431
371)。さらに、4−位置にアミノカルボニル基(D
E2605419)またはカルボニル基(US4198
502)を有する3−アミノピロールが、ZNS効果を
有する物質として区分されている。これらの公知の方法
には、多段階製法が必要であるか、あるいは健康に有害
な副生成物、例えばアルキルメルカプタンが形成される
という欠点がある。N−置換した1,2−チアゾリウム
塩の環変換反応によりチオフェンが形成されることが分
かっている(C.W.バード、G.W.H.チーズマ
ン、Comprehensive Heterocyclic Chemistry、ペルガモ
ン プレス、オックスフォード、ニューヨーク、トロン
ト、パリ、フランクフルト、1984、第4巻、144
頁)。最後にイソチアゾリウム塩は、塩基の存在下で、
2−位置の置換基を容易に切り離すことも知られている
(S.ラジャッパ、G.B.アドバニ、R.スリーニバ
サン、Indian J. Chem. B、15(1977)84
8)。
モルホリノ−ピロール−2−カルボン酸エステルを3−
アミノチオアクリル酸アミドおよびグリシンエステルか
ら製造できることは公知である(A.クノール、J.リ
ープシャー、Khim. Geterotsikl. Soedin 1985、6
28)。医薬効果、特にZNS活性を有する3−アミノ
ピロールを様々な方法により、開鎖前駆物質から製造で
きることが特許請求されている(EP−OS−0431
371)。さらに、4−位置にアミノカルボニル基(D
E2605419)またはカルボニル基(US4198
502)を有する3−アミノピロールが、ZNS効果を
有する物質として区分されている。これらの公知の方法
には、多段階製法が必要であるか、あるいは健康に有害
な副生成物、例えばアルキルメルカプタンが形成される
という欠点がある。N−置換した1,2−チアゾリウム
塩の環変換反応によりチオフェンが形成されることが分
かっている(C.W.バード、G.W.H.チーズマ
ン、Comprehensive Heterocyclic Chemistry、ペルガモ
ン プレス、オックスフォード、ニューヨーク、トロン
ト、パリ、フランクフルト、1984、第4巻、144
頁)。最後にイソチアゾリウム塩は、塩基の存在下で、
2−位置の置換基を容易に切り離すことも知られている
(S.ラジャッパ、G.B.アドバニ、R.スリーニバ
サン、Indian J. Chem. B、15(1977)84
8)。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、医薬効
果を有する1−未置換3−アミノピロールを、健康に有
害な副生成物を生じさせることなく、1工程で製造する
ための新規な方法を提供することである。
果を有する1−未置換3−アミノピロールを、健康に有
害な副生成物を生じさせることなく、1工程で製造する
ための新規な方法を提供することである。
【0004】本発明によりこの方法は、一般式I
【0005】
【化3】 (式中、R1 は水素、アルキル、アルケニル、アリー
ル、ヘタリール、ニトロ、シアノ、アシル、アルコキシ
カルボニル、アミノカルボニル、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニルまたはスルホニル基を、
R2 およびR3 は、同一であるか、または異なるもので
あって、水素、異原子により置換されていてもよいアリ
ール基またはアルキル基を、あるいはR2 およびR3 が
一緒に、窒素、酸素または硫黄の様な異原子を含む、な
いし置換していてもよい、アルキルブリッジを、R4 お
よびR5 は、同一であるか、または異なるものであっ
て、水素、アルコキシカルボニル、アミノカルボニルま
たはアミノチオカルボニル基、置換されていない、また
は置換されたアルキルまたはアリールないしヘタリール
(Hetaryl) 基を表す。)の1−未置換3−アミノピロー
ルの製造方法であって、一般式II
ル、ヘタリール、ニトロ、シアノ、アシル、アルコキシ
カルボニル、アミノカルボニル、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニルまたはスルホニル基を、
R2 およびR3 は、同一であるか、または異なるもので
あって、水素、異原子により置換されていてもよいアリ
ール基またはアルキル基を、あるいはR2 およびR3 が
一緒に、窒素、酸素または硫黄の様な異原子を含む、な
いし置換していてもよい、アルキルブリッジを、R4 お
よびR5 は、同一であるか、または異なるものであっ
て、水素、アルコキシカルボニル、アミノカルボニルま
たはアミノチオカルボニル基、置換されていない、また
は置換されたアルキルまたはアリールないしヘタリール
(Hetaryl) 基を表す。)の1−未置換3−アミノピロー
ルの製造方法であって、一般式II
【0006】
【化4】 (式中、R1 、R2 、R3 ないしR2 /R3 、R4 およ
びR5 は上記の意味を有し、X- は酸基陰イオン、例え
ばハロゲニド、過塩素酸塩、テトラフルオロホウ素酸
塩、硫酸水素塩、硫酸塩、水酸化物またはトリフラート
(triflat) を表す。)の1,2−チアゾリウム塩を、好
ましくは塩基の存在下で環変換することを特徴とする方
法により、達成される。
びR5 は上記の意味を有し、X- は酸基陰イオン、例え
ばハロゲニド、過塩素酸塩、テトラフルオロホウ素酸
塩、硫酸水素塩、硫酸塩、水酸化物またはトリフラート
(triflat) を表す。)の1,2−チアゾリウム塩を、好
ましくは塩基の存在下で環変換することを特徴とする方
法により、達成される。
【0007】塩基としては、例えば第三アミン、塩基性
N−複素環式芳香族化合物、アルカリ水素化物、アルカ
リアミド、アルカリ炭酸塩、アルカリ水酸化物またはイ
オン交換体を使用することができる。本発明の方法によ
り、1−未置換3−アミノピロールを、硫化水素やメル
カプタンの様な健康に有害な副生成物を生じることな
く、1反応工程だけで形成することができる。製造され
た化合物は、高い鎮痙活性を有する。
N−複素環式芳香族化合物、アルカリ水素化物、アルカ
リアミド、アルカリ炭酸塩、アルカリ水酸化物またはイ
オン交換体を使用することができる。本発明の方法によ
り、1−未置換3−アミノピロールを、硫化水素やメル
カプタンの様な健康に有害な副生成物を生じることな
く、1反応工程だけで形成することができる。製造され
た化合物は、高い鎮痙活性を有する。
【0008】驚くべきことに、この変換の際に、式IIの
1,2−チアゾリウム塩の、2−位置にある置換基の分
離は観察されない。本発明は、1,2−チアゾールの環
変換により複素環式化合物が組み立てられる、ピロール
骨格の原理的に新規な合成方法を開示する。この環変換
により、これまで公知の方法により製造できなかったピ
ロールを得ることもできる。収率は高く、生成物はほと
んどの場合簡単な再結晶化により精製することができ
る。以下に、実施例により本発明を詳細に説明する。
1,2−チアゾリウム塩の、2−位置にある置換基の分
離は観察されない。本発明は、1,2−チアゾールの環
変換により複素環式化合物が組み立てられる、ピロール
骨格の原理的に新規な合成方法を開示する。この環変換
により、これまで公知の方法により製造できなかったピ
ロールを得ることもできる。収率は高く、生成物はほと
んどの場合簡単な再結晶化により精製することができ
る。以下に、実施例により本発明を詳細に説明する。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】 一般式Iの1−未置換3−アミノピロールの一般的な製
造方法 一般式IIの1,2−チアゾリウム塩0.01 molをエタ
ノール、メタノール、アセトニトリルまたはクロロホル
ム40〜50ミリリットルに溶解させ、やや過剰の第三
アミン、N−複素環式芳香族化合物、アルカリ水酸化物
またはアルカリ炭酸塩を加え、5分間まで還流加熱す
る。加熱中に遊離した硫黄の大部分が沈殿するので、こ
れを濾別する。母液を0℃に冷却する。約2〜3時間
後、沈殿した一般式Iの3−アミノピロールの結晶を吸
引分離し、対応する溶剤から再結晶化する。収率は、母
液の濃縮、水で後沈殿、または母液のカラムクロマトグ
ラフィー精製により、表1に記載の値以上に増加するこ
とができる。
造方法 一般式IIの1,2−チアゾリウム塩0.01 molをエタ
ノール、メタノール、アセトニトリルまたはクロロホル
ム40〜50ミリリットルに溶解させ、やや過剰の第三
アミン、N−複素環式芳香族化合物、アルカリ水酸化物
またはアルカリ炭酸塩を加え、5分間まで還流加熱す
る。加熱中に遊離した硫黄の大部分が沈殿するので、こ
れを濾別する。母液を0℃に冷却する。約2〜3時間
後、沈殿した一般式Iの3−アミノピロールの結晶を吸
引分離し、対応する溶剤から再結晶化する。収率は、母
液の濃縮、水で後沈殿、または母液のカラムクロマトグ
ラフィー精製により、表1に記載の値以上に増加するこ
とができる。
【0011】1,2−チアゾリウム塩をアルカリ水素化
物で変換する場合、溶剤としてはDMF、ジオキサンま
たはテトラヒドロフランを使用する。その場合の処理
は、反応混合物を氷水上で振とうし、濾過し、続いて再
結晶することにより行なう。
物で変換する場合、溶剤としてはDMF、ジオキサンま
たはテトラヒドロフランを使用する。その場合の処理
は、反応混合物を氷水上で振とうし、濾過し、続いて再
結晶することにより行なう。
【0012】1−未置換3−アミノピロールの製造方法
【0013】
実施例1 4−(4−クロロフェニル)−3−(モルホリン−1−
イル)ピロール−2−カルボン酸−n−ブチルエステ
ル: 4−(4−クロロフェニル)−5−(モルホリン−4−
イル)−N−ブチルオキシカルボニル−メチル−1,2
−チアゾリウムブロミド0.01 molをエタノール50
mlに溶解させ、トリエチルアミン0.012 molをエタ
ノール5mlに溶解させた溶液を滴下して加える。この溶
液を攪拌しながら沸騰するまで加熱する。沈殿した硫黄
を高温で濾別し、母液に熱水10mlを加える。この溶液
を0℃に冷却し、沈殿した結晶を吸引分離する。塩化メ
チレンに溶解させ、なお付着している硫黄を除去する。
塩化メチレン溶液を濃縮し、メタノールを加え、沈殿し
た結晶を吸引分離し、乾燥させる。 収量: 2.28g(理論値の63%) 元素分析(計算値/実測値): C:62.89/6
2.62、H:6.39/6.44、N:7.72/
7.80、Cl:9.77/9.78 実施例2 4−(4−クロロフェニル)−3−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)ピロール−2−カルボン酸メチルエス
テル: 4−(4−クロロフェニル)−5−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)−N−メチルオキシカルボニルメチル
−1,2−チアゾリウムヒドロキシド0.01molをメ
タノール50ml中で5分間還流加熱する。この溶液を0
℃に冷却し、2時間後に沈殿した結晶を吸引分離し、メ
タノールから再結晶させる。 収量: 2.27g(理論値の68%) 元素分析(計算値/実測値): C:61.16/6
1.39、H:6.04/5.90、N:12.59/
12.49、Cl:10.62/10.61 実施例3 3−(モルホリン−4−イル)−4−(ピリジン−4−
イル)ピロール−2−カルボン酸メチルエステル: 5−(モルホリン−4−イル)−4−(ピリジン−4−
イル)−N−メチルオキシカルボニルメチル−1,2−
チアゾリウムヨージド0.01 molを1n−エタノール
性水酸化ナトリウム溶液40ml中で2分間沸騰するまで
加熱する。この溶液を冷却し、沈殿した結晶を吸引分離
し、続いてカラムクロマトグラフィーにより付着した硫
黄から精製する。 収量: 2g(理論値の69.5%) 元素分析(計算値/実測値): C:62.70/6
2.89、H:5.96/6.00、N:14.63/
14.67 実施例4 3−ベンジルアミノ−4−(4−クロロフェニル)ピロ
ール−2−カルボン酸エチルエステル: 5−ベンジルアミノ−4−(4−クロロフェニル)−N
−エチルオキシカルボニルメチル−1,2−チアゾリウ
ムブロミド0.01 molを水エタノール性0.01n−
炭酸カリウム溶液40ml中で5分間還流加熱する。0℃
に冷却した後、結晶を吸引分離し、エタノールから再結
晶させる。 収量: 2.97g(理論値の83.6%) 元素分析(計算値/実測値): C:67.69/6
7.54、H:5.40/5.38、N:7.90/
8.00、Cl:9.99/10.13 一般式Iの1−未置換3−アミノピロールの鎮痙効果: 最大電気痙攣(マウス) 3−(モルホリン−4−イル)−4−フェニル−ピロー
ル−2−カルボン酸メチルエステル: 投与量:1.10〜3 mol/kg i.p.=100%痙攣抑制 4−(4−クロロフェニル)−3−(チオモルホリン−
4−イル)ピロール−2−カルボン酸メチルエステル 投与量:5.10〜4 mol/kg i.p.=80%痙攣抑制
イル)ピロール−2−カルボン酸−n−ブチルエステ
ル: 4−(4−クロロフェニル)−5−(モルホリン−4−
イル)−N−ブチルオキシカルボニル−メチル−1,2
−チアゾリウムブロミド0.01 molをエタノール50
mlに溶解させ、トリエチルアミン0.012 molをエタ
ノール5mlに溶解させた溶液を滴下して加える。この溶
液を攪拌しながら沸騰するまで加熱する。沈殿した硫黄
を高温で濾別し、母液に熱水10mlを加える。この溶液
を0℃に冷却し、沈殿した結晶を吸引分離する。塩化メ
チレンに溶解させ、なお付着している硫黄を除去する。
塩化メチレン溶液を濃縮し、メタノールを加え、沈殿し
た結晶を吸引分離し、乾燥させる。 収量: 2.28g(理論値の63%) 元素分析(計算値/実測値): C:62.89/6
2.62、H:6.39/6.44、N:7.72/
7.80、Cl:9.77/9.78 実施例2 4−(4−クロロフェニル)−3−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)ピロール−2−カルボン酸メチルエス
テル: 4−(4−クロロフェニル)−5−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)−N−メチルオキシカルボニルメチル
−1,2−チアゾリウムヒドロキシド0.01molをメ
タノール50ml中で5分間還流加熱する。この溶液を0
℃に冷却し、2時間後に沈殿した結晶を吸引分離し、メ
タノールから再結晶させる。 収量: 2.27g(理論値の68%) 元素分析(計算値/実測値): C:61.16/6
1.39、H:6.04/5.90、N:12.59/
12.49、Cl:10.62/10.61 実施例3 3−(モルホリン−4−イル)−4−(ピリジン−4−
イル)ピロール−2−カルボン酸メチルエステル: 5−(モルホリン−4−イル)−4−(ピリジン−4−
イル)−N−メチルオキシカルボニルメチル−1,2−
チアゾリウムヨージド0.01 molを1n−エタノール
性水酸化ナトリウム溶液40ml中で2分間沸騰するまで
加熱する。この溶液を冷却し、沈殿した結晶を吸引分離
し、続いてカラムクロマトグラフィーにより付着した硫
黄から精製する。 収量: 2g(理論値の69.5%) 元素分析(計算値/実測値): C:62.70/6
2.89、H:5.96/6.00、N:14.63/
14.67 実施例4 3−ベンジルアミノ−4−(4−クロロフェニル)ピロ
ール−2−カルボン酸エチルエステル: 5−ベンジルアミノ−4−(4−クロロフェニル)−N
−エチルオキシカルボニルメチル−1,2−チアゾリウ
ムブロミド0.01 molを水エタノール性0.01n−
炭酸カリウム溶液40ml中で5分間還流加熱する。0℃
に冷却した後、結晶を吸引分離し、エタノールから再結
晶させる。 収量: 2.97g(理論値の83.6%) 元素分析(計算値/実測値): C:67.69/6
7.54、H:5.40/5.38、N:7.90/
8.00、Cl:9.99/10.13 一般式Iの1−未置換3−アミノピロールの鎮痙効果: 最大電気痙攣(マウス) 3−(モルホリン−4−イル)−4−フェニル−ピロー
ル−2−カルボン酸メチルエステル: 投与量:1.10〜3 mol/kg i.p.=100%痙攣抑制 4−(4−クロロフェニル)−3−(チオモルホリン−
4−イル)ピロール−2−カルボン酸メチルエステル 投与量:5.10〜4 mol/kg i.p.=80%痙攣抑制
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス、ロルフス ドイツ連邦共和国ベルリン、ウエルゼシュ トラーセ、93 (72)発明者 ユルゲン、リープシャー ドイツ連邦共和国ノイエンハーゲン、シュ トラーセ、1、ヌンマー、7 (72)発明者 クラウス、ウンフェルフェルト ドイツ連邦共和国ドレスデン、ゲロークシ ュトラーセ、30 (72)発明者 ゴットフリート、ファウスト ドイツ連邦共和国ラーデボイル、
Claims (2)
- 【請求項1】一般式I 【化1】 (式中、R1 は水素、アルキル、アルケニル、アリー
ル、ヘタリール、ニトロ、シアノ、アシル、アルコキシ
カルボニル、アミノカルボニル、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニルまたはスルホニル基を、
R2 およびR3 は、同一であるか、または異なるもので
あって、水素、異原子により置換されていてもよいアリ
ール基またはアルキル基を、あるいはR2 およびR3 が
一緒に、窒素、酸素または硫黄の様な異原子を含む、な
いし置換していてもよい、アルキルブリッジを、R4 お
よびR5 は、同一であるか、または異なるものであっ
て、水素、アルコキシカルボニル、アミノカルボニルま
たはアミノチオカルボニル基、置換されていない、また
は置換されたアルキルまたはアリールないしヘタリール
(Hetaryl) 基を表す。)の1−未置換3−アミノピロー
ルの製造方法であって、一般式II 【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 ないしR2 /R3 、R4 およ
びR5 は上記の意味を有し、X- は酸基陰イオン、例え
ばハロゲニド、過塩素酸塩、テトラフルオロホウ素酸
塩、硫酸水素塩、硫酸塩、水酸化物またはトリフラート
(triflat) を表す。)の1,2−チアゾリウム塩を、好
ましくは塩基の存在下で環変換することを特徴とする方
法。 - 【請求項2】塩基として、例えば第三アミン、塩基性N
−複素環式芳香族化合物、アルカリ水素化物、アルカリ
アミド、アルカリ炭酸塩、アルカリ水酸化物またはイオ
ン交換体を使用することを特徴とする、請求項1に記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4227479.6 | 1992-08-20 | ||
DE4227479A DE4227479A1 (de) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | Verfahren zur Herstellung von 1-unsubstituierten 3-Aminopyrrolen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211784A true JPH06211784A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=6465898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5185132A Pending JPH06211784A (ja) | 1992-08-20 | 1993-07-27 | 1−未置換3−アミノピロールの製造方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5414082A (ja) |
EP (1) | EP0583561B1 (ja) |
JP (1) | JPH06211784A (ja) |
CN (1) | CN1087628A (ja) |
AT (1) | ATE164573T1 (ja) |
BG (1) | BG98030A (ja) |
CA (1) | CA2104085A1 (ja) |
CZ (1) | CZ168793A3 (ja) |
DE (2) | DE4227479A1 (ja) |
FI (1) | FI933652A (ja) |
PL (1) | PL300155A1 (ja) |
SK (1) | SK88293A3 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4198502A (en) * | 1973-08-22 | 1980-04-15 | Gruppo Lepetit S.P.A. | Aminopyrrole derivatives |
GB1492663A (en) * | 1975-02-20 | 1977-11-23 | Lepetit Spa | 4-amino-3-pyrrole carboxamides |
DD298916A5 (de) * | 1989-11-17 | 1992-03-19 | Arzneimittelwerk Dresden Gmbh,De | Verfahren zur herstellung von 3-aminopyrrolcarbonsaeurederivaten |
DD298917A5 (de) * | 1989-11-17 | 1992-03-19 | Arzneimittelwerk Dresden Gmbh,De | Verfahren zur herstellung von 2-substituierten 3-aminopyrrolen |
DD298913A5 (de) * | 1989-11-17 | 1992-03-19 | Arzneimittelwerk Dresden Gmbh,De | Verfahren zur herstellung von n-substituierten 3-aminopyrrolen |
DD298918A5 (de) * | 1989-11-17 | 1992-03-19 | Arzneimittelwerk Dresden Gmbh,De | Verfahren zur herstellung von 3-aminopyrrolderivaten |
DD298914A5 (de) * | 1989-11-17 | 1992-03-19 | Arzneimittelwerk Dresden Gmbh,De | Verfahren zur herstellung von substituierten 3-aminopyrrolen |
DD298912A5 (de) * | 1989-11-17 | 1992-03-19 | �������@������������@��k�� | Verfahren zur herstellung von 3-aminopyrrolen |
DD298915A5 (de) * | 1989-11-17 | 1992-03-19 | Arzneimittelwerk Dresden Gmbh,De | Verfahren zur herstellung von pharmakologisch wirksamen 3-aminopyrrolen |
-
1992
- 1992-08-20 DE DE4227479A patent/DE4227479A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-06-02 EP EP93108826A patent/EP0583561B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-02 DE DE59308331T patent/DE59308331D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-06-02 AT AT93108826T patent/ATE164573T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-07-27 JP JP5185132A patent/JPH06211784A/ja active Pending
- 1993-08-09 BG BG98030A patent/BG98030A/bg unknown
- 1993-08-11 US US08/104,795 patent/US5414082A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-08-13 CA CA002104085A patent/CA2104085A1/en not_active Abandoned
- 1993-08-16 SK SK882-93A patent/SK88293A3/sk unknown
- 1993-08-17 CZ CZ931687A patent/CZ168793A3/cs unknown
- 1993-08-19 FI FI933652A patent/FI933652A/fi not_active Application Discontinuation
- 1993-08-19 PL PL93300155A patent/PL300155A1/xx unknown
- 1993-08-20 CN CN93116710A patent/CN1087628A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SK88293A3 (en) | 1994-09-07 |
EP0583561A3 (en) | 1994-07-06 |
US5414082A (en) | 1995-05-09 |
EP0583561A2 (de) | 1994-02-23 |
EP0583561B1 (de) | 1998-04-01 |
CZ168793A3 (en) | 1994-03-16 |
PL300155A1 (en) | 1994-04-05 |
DE4227479A1 (de) | 1994-02-24 |
CA2104085A1 (en) | 1994-02-21 |
FI933652A (fi) | 1994-02-21 |
FI933652A0 (fi) | 1993-08-19 |
DE59308331D1 (de) | 1998-05-07 |
BG98030A (bg) | 1994-04-29 |
CN1087628A (zh) | 1994-06-08 |
ATE164573T1 (de) | 1998-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2549087T3 (es) | Derivados de aminodihidrotiazina como inhibidores de BACE para el tratamiento de la enfermedad de Alzheimer | |
JPS626703B2 (ja) | ||
HUP0402107A2 (hu) | N-helyettesített pirrolidinszármazékok, mint dipeptidil-peptidáz IV inhibítorok, eljárás az előállításukra és ezeket tartalmazó gyógyszerkészítmények | |
US4267174A (en) | Immune-stimulating and cancerostatic 1-acyl-2-cyanoaziridines | |
JPH05148228A (ja) | 新規1,4−二置換ピペリジン、その製法と治療用途 | |
NL193583C (nl) | Ethyleendiaminemonoamidederivaten, werkwijzen ter bereiding daarvan, alsmede farmaceutische preparaten en de toepassing daarvan. | |
FI97224B (fi) | Menetelmä terapeuttisesti käyttökelpoisten N-sulfonyyli-indoliinijohdannaisten valmistamiseksi | |
HU191220B (en) | Process for producing dihydropyridine derivatives and pharmaceutical compositions of antiischemic and vasodilatant activity containing them | |
JP3101677B2 (ja) | ジフェニルピペラジン誘導体及びこれを含有する循環器用薬 | |
KR900006742B1 (ko) | N-[(2-옥소피롤리딘-1-일)아세틸]피페라진 유도체 및 노인성 치매용 약제 | |
JPH05194359A (ja) | 新規尿素誘導体、その製法と治療用途 | |
JPS6310767A (ja) | イミダゾ−ルカルボキサミド誘導体 | |
JPH04230358A (ja) | α−メルカプトアルキルアミンの新規なN−置換誘導体、それらの製造法及び中間体、それらの薬剤としての使用並びにそれらを含有する組成物 | |
WO2002098839A1 (fr) | Biphenylcarboxamides et procede de preparation de ceux-ci | |
SU1402251A3 (ru) | Способ получени производных 3-фенил-2-пропенамина в виде геометрических изомеров или их смесей, а также фармакологически приемлемых солей | |
JPH06211784A (ja) | 1−未置換3−アミノピロールの製造方法 | |
JPS58216170A (ja) | 1−(2,3,4−トリメトキシシンナモイル)−4−アミノカルボニルアルキル置換ピペラジン及びホモピペラジン誘導体、及びその製造方法 | |
JPH04210957A (ja) | シクロペンテン化合物の製法 | |
JPH04244083A (ja) | 三環状ピリドン誘導体 | |
EP0095278B1 (en) | 5-oxo-2-pyrrolidinepropanoic acid derivatives and their production | |
EP0095345A2 (en) | Tetrahydro-3,5-dioxo-1H-pyrrolizine-7a(5H)-carboxylic acids and derivatives as cognition activators | |
AU684812B2 (en) | A useful hemi-hydrate form of a cerebral function enhancing agent | |
HU193556B (en) | Process for preparing benzamide derivatives | |
NL7908030A (nl) | Nieuwe chinolinederivaten en farmaceutische preparaten die een dergelijke verbinding bevatten, alsmede werk- wijze voor het bereiden van deze verbindingen. | |
JPH01104041A (ja) | N−[(2−オキソ−1−ピロリジニル)アセチル]ピペラジン誘導体、その製造方法および老人性痴呆症薬 |