JPH06210587A - ロボット動作を行うリニアモーターシステム - Google Patents

ロボット動作を行うリニアモーターシステム

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JPH06210587A
JPH06210587A JP4171619A JP17161992A JPH06210587A JP H06210587 A JPH06210587 A JP H06210587A JP 4171619 A JP4171619 A JP 4171619A JP 17161992 A JP17161992 A JP 17161992A JP H06210587 A JPH06210587 A JP H06210587A
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JP
Japan
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linear motor
strain relief
relief device
cord
work surface
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JP4171619A
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Thomas D Schmidt
ディー・シュミット トーマス
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Megamation Inc
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/06Safety devices
    • B25J19/063Safety devices working only upon contact with an outside object
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0025Means for supplying energy to the end effector
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J5/00Manipulators mounted on wheels or on carriages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/12Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements electric
    • B25J9/123Linear actuators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リニアモーターにコードが随伴することによ
る問題点を解決し、コードの接続が負担にならないリニ
アモーターアッセンブリーを提供する。 【構成】 リニアモーター30へ直にコード34を接続
せず、コード34の大半部分を一旦ストレインリリーフ
装置36で支持し、このストレインリリーフ装置36を
経由させてコード34の先端部分をリニアモーター30
に接続させたものであるからコード接続によるリニアモ
ーター30の負担は、無視できるほどに大幅に軽減さ
れ、リニアモター30移動の動作のとき、コード34を
随伴しての動きの動作においては、コード34の存在に
よる作用がリニアモーター30に全く影響を与えず、リ
ニアモーター30の正確で軽快な移動、位置決め動作を
行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リニアモーターシス
テム、特に、ロボット操作を行うリニアモーターシステ
ムにおいて、該リニアモーターシステムのリニアモータ
ーへ駆動力や操作指令などを伝達するコードをリニアモ
ーターへ接続したリニアモーターシステムの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】リニアモーターは、各種の産業上の利用
があり、例えば、ロボット操作を行うために、リニアモ
ーターにロボットハンドなどの操作アームや各種の器
具、治具類を搭載させ、該リニアモーターを所望の位置
へ移動させて、部品類のピックアップ操作や取付操作、
ネジ締めつけ操作、穿孔作業、ハンダ付け作業などのロ
ボット操作を行わせることが実用化されている。
【0003】このようなリニアモーターシステムは、米
国特許第4,867,595 号の特許明細書ならびに図面に開示
されていて、この技術においては、ロボットシステムに
より、リニアモーターがX,Yの二方向へ移動し、パー
ツフィーダーから部品類をピックアップしたり、パーツ
フィーダーから部品類を所定の位置へ移動させたりす
る。このようなロボットシステムにおいては、リニアモ
ーターが正確に移動して、所定の位置への移動を高精度
に行えることが必要になっており、リニアモーターの位
置決め精度が低下すれば、要求されるロボットシステム
の操作に粗誤を来す。
【0004】前記した米国特許の技術によれば、リニア
モーターは、プラテンとして知られているステータに磁
力作用で吊り下げられながら、該ステータの面を駆動指
令によって平面移動し、前記のステータ(プラテン)の
下方に位置する作業面に位置するパーツ類などの直上に
位置決めされ、停止状態を保ちながら、操作指令に基づ
く操作、作業を行うもので、リニアモーター(またはモ
ーター)は、前記ステータの面に対向位置し、前記のよ
うに磁力作用で平面移動自由に吊り下げられる。このよ
うな可動のリニアモーターに組み込まれたフォーサー
(磁力駆動体)により作られる変化する電磁場(磁界)
が前記したステータの強磁性ワーク面(固定)に形成さ
れた格子状パターンの溝に作用して前記リニアモーター
をX,Y方向の二方向のいずれかへ平面移動させ、指令
による指示位置へ移動し、該位置で停止し、指令された
動作作業を行う。前記リニアモーターによるロボット作
業が行われる対象物は、プリント配線回路板、電子部
品、パーツ容器、ネジ、組み立てパーツその他のワーク
ピースまたは半完成品などであり、これらは、パーツフ
ィーダーやベルトコンベヤなどで前記ステータの下位位
置にある作業面へ移送され、そのような移送位置の直上
に位置する前記リニアモーターによって、所要の作業が
行われる。このような作業を前記リニアモーターアッセ
ンブリーが行うためには、電気信号、電子信号、機械的
信号、空気圧作用のための信号、通電、加圧空気などを
伝達、移送する導管、ケーブルなどを一括したコードを
前記リニアモーターに接続し、前記リニアモーターを平
面移動させたり、前記リニアモーター組み込みのアーム
を動かしたり、ロボットハンドを動かしたり、または、
加圧空気を前記リニアモーター前記ステータのワーク面
との間に吹き込んで、両者の間に空気ベアリング層を形
成して、前記したようなワークピース処理作業やワーク
ピースのテストを行ったりする。
【0005】前記したようなコードは、例えば、電気ケ
ーブル、スリーブ、導管などを束状に束ねたものであっ
て、電気エネルギー、機械エネルギー、空気圧力エネル
ギーなどの前記リニアモーターアッセンブリーならびに
リニアモーター自身を駆動したり、制御したり、操作し
たりするエネルギーとコマンドとを伝達、移送するもの
であり、場合により、前記のように束ねられたコード
は、適当なスリーブや保護鞘体に包まれる。そして、前
記コードは、先端部が前記リニアモーターに、そして、
基端部が前記エネルギーの源(駆動源)やコマンド発信
源(CPU)などに接続され、前記リニアモーターは、
前記駆動源やコマンド発信源からのエネルギーとコマン
ドとを受て、前記ステータのワーク面にそって平面移動
し、所定の位置に停止し、前記のような種々の作業を行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したリニアモータ
ーアッセブリーにおけるリニアモータへのコード接続
は、該リニアモーターが比較的重量があり、長さも長
く、太さもあって、全体としてはフレキシビリティに欠
けるコードがリニアモーターの移動の際にリニアモータ
ーに常に随伴しするため、前記コードが前記リニアモー
ターを引っ張ったりしたり、または、押したりする現象
が発生し、前記リニアモーターの正確な移動や位置決め
に悪影響を及ぼすおそれがある。このような前記コード
による前記リニアモーターへの引張力や押圧力は、さほ
ど強いものではないにせよ、前記リニアモーターの移動
並びに停止位置の位置決めは、極めて高精度が要求され
るものであり、前記コードによって前記リニアモーター
が軽く引っ張られても、前記リニアモーターの移動並び
に停止位置の位置決めに狂いが発生するおそれがあり、
このような狂いが発生すると、前記リニアモーターによ
る作業性に信頼度が欠けてしまう。このような点が、こ
の発明の解決課題である。
【0007】
【課題を解決するための具体的手段】前記のような課題
を解決するために、この発明は、前記リニアモーターに
コードが随伴することによる問題点を解決し、前記コー
ドの接続が負担にならない前記リニアモーターアッセン
ブリーを提供することを主たる目的とする。
【0008】さらに、この発明は、ストレインリリーフ
装置をリニアモーターと前記コードとの間に介在させ、
該ストレインリリーフ装置に前記コードの先端部寄りの
中間部分を掛け止めし、前記コードによる前記リニアモ
ーターへの負担を無くして前記問題点を解決することを
目的とする。
【0009】さらにまた、この発明は、ストレインリリ
ーフ装置をリニアモーターと前記コードとの間に介在さ
せ、該ストレインリリーフ装置に前記コードの先端部寄
りの中間部分を掛け止めし、前記ストレインリリーフ装
置を前記リニアモーターに合体連結させたり、または、
合体連結を解除したりできるように前記リニアモーター
に連結し、前記ストレインリリーフ装置と前記リニアモ
ーターとの合体連結を解除した際には、前記ストレイン
リリーフ装置を前記ステータに着脱自由に連結させ、前
記コードによる前記リニアモーターへの負担を無くして
前記問題点を解決することを目的とする。
【0010】この発明は、前記したストレインリリーフ
装置の活用で、前記リニアモータへの前記コード接続の
負担をなくしたものである。
【0011】前記ストレインリリーフ装置に前記コード
の一部を掛け止めする手段としては、適当なクランプ手
段が採用され、このクランプ手段で前記リニアモータの
プラグインターフェースに接続する前記コードの先端部
を接続し、この先端部から中間部へ至る適当な長さの部
分を見計らって、この部分を前記クランプ手段に掛け止
めし、このクランプ手段に掛け止めされた前記コードの
部分と前記リニアモーターに接続された前記コードの先
端部との間に、前記リニアモーターの動きに全く支障が
ないような遊びをもたせ、前記コードの接続による負担
を前記リニアモータに掛けないようになっている。
【0012】実際の操作においては、前記リニアモータ
ーは、前記ステータのワーク面にそって平面移動する。
前記したストレインリリーフ装置は、通常の場合、前記
リニアモーターに接続されていて、前記リニアモーター
に随伴して移動する。そして、前記リニアモーターが所
望の位置に正確に位置決めされて位置したとき、それま
で前記リニアモーターに合体連結されていた前記ストレ
インリリーフ装置は、前記リニアモーターとの合体連結
が解除され、前記ストレインリリーフ装置は、前記リニ
アモーターから完全に離れることがない態様で前記リニ
アモーターの規制を受けない自由な動きを行える態勢と
なり、磁力作用、減圧吸引作用で前記ステータに吸着
し、前記コードの全重量のほぼすべてが前記ストレイン
リイーフ装置に作用し、これによって、前記リニアモー
ターは、軽快に、かつ、正確に移動し、位置決めされ
る。
【0013】一例ではあるが、前記リニアモーターは、
前記ステーターに対し、約50ポンドのオーダーの力を
加える。そして、前記したコードによる前記リニアモー
ターへの負担は、数ポンドのものである。このような僅
か数ポンドにしかすぎない負担であっても、ロボットシ
ステムにおけるリニアモーターにおける位置決め精度に
1インチの千分の一または、それ以下の誤差しか認めら
れないので、前記コードによる負担が常識的に見れば、
僅かなものであっても、前記リニアモーターへ要求され
る精度からみれば、無視できないものである。
【0014】この発明の一実施例においては、前記スト
レインリリーフ装置は、前記リニアモーターに設けられ
た空間部にスライド自由に設置されたブロック体を有
し、このブロック体に永久磁石、電磁石または減圧吸引
装置を設け、こような手段で前記ステータに前記ブロッ
ク体を着脱自由に固定させるようにして、前記リニアモ
ーターを自由に動けるようにした構成が含まれている。
【0015】また、この発明の他の実施例によれば、前
記ストレインリリーフ装置の位置決め手段として、ピン
と孔部との作用によって、前記ストレインリリーフ装置
を正確に移動させる構成が採用されている。この構成に
おいては、可動のプレートにピンが植設され、前記スト
レインリリーフ装置に形成された孔部に前記ピンが挿入
され、前記ピンが挿入されたときは、前記ストレインリ
リーフ装置は、前記リニアモーターとの合体連結が解除
され、前記ピンが前記孔部から離脱したときは、前記ス
トレインリリーフ装置は、前記リニアモーターと合体連
結する。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の実施に適したロボットシ
ステムの構成を示すもので、前記ロボットシステムは、
適当な支持フレーム(図面を分かりやすくするために図
示省略)により作業面14の上方に支持されたハウジン
グ12を備えている。このハウジング12には、エレク
トロニクス機能を果たす電子部品類が内蔵され、作業面
14の上に架設され、オーバーヘッド取付タイプとして
床スペースの節減を図ることができるようになってい
る。ハウジング12は、操作制御パネル18を有し、タ
ッチスクリーンディスプレイ18aその他のコントロー
ル部材類18bが前記パネルに設けられていて、ロボッ
トシステムの操作、制御が行えるようになっている。
【0017】ロボットシステムは、例えば、図示のよう
に、第1ロボット24aと第2ロボット24bとを有
し、これらロボットは、それぞれの操作アーム26a,
26bを有している。各ロボットは、X−Y方向の二方
向へ移動するリニアモーターを備え、これによって各ロ
ボットは、極めて高速度で、精度よくX−Y方向の二方
向へ平面移動して所定の位置に達し、所望のロボット操
作を行う。また、各ロボットには、操作アーム26a,
26bをZ方向(垂直方向)に昇降させ、停止させる駆
動制御機構と、処理する部品を掴んだり、釈放したりす
る操作機構を駆動制御する駆動制御機構とが設けられて
いる。システム10と支持フレームは、ワークピースや
製品搬送のコンベヤを通すことができるようになってお
り、これによりコンベヤの一部が占有する床面積の節減
とコンベヤに載せられてくるワークピースや製品にアク
セスしやすくなっている。
【0018】ロボット24a,24bは、それぞれに搭
載のリニアモーターによりプラテンPの下面にそって該
プラテンの下面一杯を相互の衝突を防ぎながら、また
は、障害物を避けながらX,Yの方向へステップ移動ま
たは連続移動して、所望の位置まで移動するものであ
る。
【0019】製品やパーツ類を前記ロボットの下方へ搬
送し、そこで前記ロボットの操作で掴みあげられたり、
加熱されたり、ネジを締め上げられたり、加圧空気の吹
き出しによるネジの締めやエアーブローによる清掃のた
めに、パーツフィーダーFにより矢印A方向へ製品やパ
ーツ類が搬送される。
【0020】前記のロボットを駆動、操作するパワーの
すべては、好ましくは、ハウジング12に内蔵された駆
動源から図示のようなコードC1,C2により各ロボッ
トへ供給される。これらのコードは、複数本のケーブ
ル、絶縁された電線を内蔵する導管またはスリーブ、圧
縮空気送気または吸引空気導管、プランジャーなどの機
械的駆動を行うケーブルなどを一括して有する索体であ
る。各ロボットは、例えば、図1に示す静止位置R1か
らパーツフィーダーFで送られてくるパーツを掴み上げ
るためのピックアップ位置R1’(図示点線の位置)へ
と移動し、そこでアームまたはピックアップツール(掴
み上げ、または、吸着取り上げ治具)26aによりパー
ツをパーツフィーダーFから掴み上げる。このような動
作は、まず最初に、ロボットがXまたはY方向へ動いて
ピックアップ位置へ移動し、そこで引き上げられている
前記アームまたはピックアップツールがパーツフィーダ
ー上の掴むべきパーツに向けて垂直方向へ下降され(−
Z方向)、前記アームまたはピックアップツールに設け
られている掴みハンドなどの治具またはヴァキュウム吸
着治具などによって前記パーツを掴んだり、吸引したり
して前記パーツをパーツフィーダーから取り上げ、つい
で、該パーツを保持した状態で前記アームまたはピック
アップツールを前記パーツフィーダーから離陸させるた
めに、垂直方向(+Z方向)へ上昇させて前記ロボット
の本体に引き寄せ、ついで、前記ロボットをXまたはY
方向へ動かして組み立てラインにおける組み立て作業位
置へ移動させ、前記パーツを保持した前記アームまたは
ピックアップツールを前記組み立て作業位置に位置する
組み立て未完成の製品または部品方向へ垂直に下降(−
Z方向)させ、保持したパーツを組み立て未完成の製品
または部品に取り付けるシーケンシャルなロボット動作
が行われる。
【0021】前記したようなロボットの移動は、搭載し
たリニアモーターの駆動力と好ましくは強磁性素材で形
成されたプラテンPとの共同作用で達成されるもので、
前記プラテンPのロボットと対面する面には、実質的に
方形桝形のティース(駒)を形成するグリッドが設けら
れていて、該グリッドは、互いに直交する線または溝に
より作られ、前記ロボット24aにおけるリニアモータ
ーにより発生される電磁場によって、前記ロボットは、
前記プラテンの面にそい移動し、CPUからの制御コマ
ンドを受けて、前記プラテンの面の所望のティース位置
に移動し、停止する。
【0022】前記したプラテンとリニアモーターの構成
は、1989年4月18日に特許された米国特許第4,82
3,062 号特許明細書ならびに図面に開示されており、詳
しくは、前記特許明細書と図面とを参照されたい。した
がって、本明細書においては、プラテンとリニアモータ
ーの詳細な説明は、これを割愛する。
【0023】前記したように種々の機能をもつ電線ケー
ブル、圧縮空気送気または吸引空気導管、索条などを一
括したコードCは、前記ロボットに接続されて、前記ロ
ボット本体のX,Y方向への駆動、前記ロボットのアー
ムなどの±Z方向への駆動、さらには、パーツ類などの
取り上げ動作を行う空気送気または減圧吸引などを行う
ものであるが、前記コードが前記ロボット本体に直接に
接続されているために、接続された前記コードの抵抗力
や重量などによる力が前記ロボットに作用し、この作用
によって前記ロボットの動きに悪影響を及ぼし、前記ロ
ボットに高精度の動作を期待できなくなるおそれが多分
にある。
【0024】このような前記ロボットの正確な動作、動
きを阻害する前記コードの接続関係の問題点を解消する
ため、この発明では、図2,図3に示すようなストレイ
ンリリーフ装置(前記コードによる引張応力緩衝装置)
を提案し、これによって前記問題点を解消しようとする
ものであり、図2,図3に示すように、ロボットのリニ
アモータ30のハウジング30aの上面を図1に示すよ
うにプラテンPの下面に近接させ、例えば、前記ロボッ
トのリニアモーターへ空気流または加圧空気流を供給
し、前記上面に設けた複数の微細な噴出口から空気また
は加圧空気流を噴出させるなどの適当な手段により、前
記リニアモーターの上面30aと、この面と対面するプ
ラテンPの面との間に空気膜または空気層を介在させ
て、エアーベアリングを構成させている。リニアモータ
ーと、前記プラテンPのワーク面の格子状または碁盤目
状に区画されたティースとが共同して作る電磁場は、X
またはY方向に移動し、前記米国特許第4,823,062 号に
開示されているように、リニアモーターを前記プラテン
のワーク面にそってXまたはY方向へ移動させる。
【0025】前記リニアモーターには、図1に示すよう
なパーツフィーダーFで送られてくるパーツなどをピッ
クアップしたり、エアーブローしたり、ネジ締めした
り、穿孔したりする所定のロボット作業を行う適当な操
作子、操作腕などのアーム32が設けられている。そし
て、前記ロボットならびにアームを駆動する駆動力は、
前記のようにコード34で供給されるもので、該コード
34の基端34aが前記駆動力の供給源(図示省略)に
接続し、自由端がリニアモーターのハウジングに接続
し、該ハウジングに内蔵されているリニアモーターや前
記アームへ適当な駆動力を伝える。
【0026】ストレインリリーフ装置36は、カップリ
ング手段38を介してリニアモーター30に連結されて
いるもので、図2は、連結状態を示し、図3は、連結が
解除された状態を示す。
【0027】ストレインリリーフ装置36は、クランプ
手段40を備え、このクランプ手段により前記したコー
ド34が前記ストレインリリーフ装置36にクランプさ
れる。クランプ手段40とコード34のロボットに接続
の自由端34bとの間におけるコード34の部分は、十
分なたるみを持つ長さになっており、したがって、スト
レインリリーフ装置36とリニアモーター30との間に
は、ゆとりが残されていて、コード34の前記部分でリ
ニアモーター30が引っ張られるおそれがなく、リニア
モーター30の自由な動きが確保される。
【0028】図4は、カップリング手段40の一例を示
す。このカップリング手段は、一対のシリンダー42,
44を備え、これらシリンダーは、リニアモーター30
内に設けられていて、ピストンロッド42a,44aを
それぞれ有し、これらピストンロッドは、リニアモータ
ーハウジング30aの開口から突き出て、カップリング
手段のハウジング38aの開口部38b,38cに挿通
され、前記ロッドの端部に形成された拡大頭部42b,
44bが前記ハウジング38aのチャンバ38d,38
eに位置している。前記頭部は、独楽状の形状を持ち、
前記チャンバも同じ形状の室内形状であって、図示のよ
うに前記頭部を余裕をもって内蔵できるような形状、容
積になっている。
【0029】図2cに示すように、カップリング手段に
より連結された状態にあるとき、シリンダー42,44
が前記頭部42b,44bを図示矢印A1,A2方向へ
引き寄せる。前記頭部42b,44bは、前記チャンバ
38d,38eのテーパーのついた壁38d−1,38
e−1に当接し、ストレインリリーフ装置36をリニア
モーター30側へ引き寄せ、図2cに示すように、側壁
30bと側壁30fとが緊密に合体し、リニアモーター
とストレインリリーフ装置が連結する。
【0030】前記連結を解除するには、シリンダー4
2,44を作動して前記動作の逆を行えばよく、シリン
ダー42,44により前記頭部42b,44bを図5で
図示された矢印B1,B2方向へ押しやれば、前記頭部
42b,44bは、前記チャンバの反対側の壁38d−
2,38e−2に当接し、これによって、それまで合体
していた側壁30bと側壁30fとが離れ、ハウジング
部分30a,38aが分離される。ハウジング部分38
aとストレインリリーフ装置36とは、リニアモーター
30から離れると共に図5に示すような位置へ上昇し、
ストレインリリーフ装置36は、永久磁石46a,46
b,46c(図2,図3,図4参照)の磁力作用により
プラテンPに吸引され、吸着される。図から明らかなよ
うに、ピストンロッド42a,44aは、該ピストンロ
ッドが挿通されている開口部(挿通孔)38b,38c
の下位内側面に接近し、同様に、頭部42b,44bも
チャンバ38d,38eの下位内側面に接近する。前記
した連結解除の状態においては、前記コード34の引張
力または押す力は、ストレインリリーフ装置36とリニ
アモーター36との間に遊びが残されるので、専らスト
レインリリーフ装置36のみに作用する。また、チャン
バ38d,38eとピストンロッドの頭部42b,44
b両者の間にも遊びがあるので、リニアモーター30と
ストレインリリーフ装置36との連結解除に役立つ。こ
のようにして、ストレインリリーフ装置36がプラテン
Pに吸着固定されている間は、コード34の重力作用や
引張力作用は、すべて前記ストレインリリーフ装置に作
用し、前記リニアモーターは、前記プラテンのワーク面
にそって軽快に移動し、極めて正確に所望の位置への移
動ならびに該位置における停止動作を行うことになる。
【0031】所望の位置へ前記リニアモーターが移動し
終えれば、ピストン42,44が図2cに示すように、
矢印A1,A2方向へ動き、頭部42b,44bが図に
おいて左方向へ動き、前記チャンバ38d,38eのテ
ーパーがついた傾斜した図示左側の壁面38d−1,3
8e−1に当接し、前記頭部の左方向への移動作用によ
り、それまでプラテンPに磁力作用で吸着していたスト
レインリリーフ装置36を、磁力作用に抗しながらプラ
テンPの下方へ引き下げ、これによってプラテンPから
引き離し、リニアモーターのハウジングの対向壁面30
bとカップリング手段のハウジングの対向壁面38fそ
れぞれの対角線状の斜めに傾斜している係合壁面30b
−1,38f−1同士の係合で、ストレインリリーフ装
置236は、プラテンPから引き離された状態で保持さ
れ、リニアモーター側と合体し、次の位置へのリニアモ
ーターの移動に備える。
【0032】リニアモーターの位置決めの精度は、0.
001インチのオーダーであるから、リニアモーターへ
の極く僅かな外力作用も微妙に影響し、所望の位置決め
精度が得られないものであるが、この発明によるストレ
インリリーフ装置によれば、コード34によるリニアモ
ーターの位置決めへの悪影響を防ぐことができ、前記し
た0.001インチのオーダーでリニアモーターを位置
決めすることができる。
【0033】図6,図7,図8は、この発明の他の実施
例を示すもので、リニアモーター50は、シングルのプ
ラグインターフェース52を備えている。このプラグイ
ンターフェース52にコード54の自由端部54aが接
続し、コード54の基端側54bは、リニアモーターと
前記ストレインリリーフ装置を駆動、操作する各種の駆
動源と接続する。前記プラグインターフェース52は、
前記駆動源からのパワーによって駆動、操作されるリニ
アモーターの装置すべてへ駆動力、操作指令などを伝達
する。リニアモーターは、プラテンPのワーク面(プラ
テンPの下面)から磁力作用による懸架状態で垂下し、
リニアモーターと前記ワーク面との間に加圧空気層が介
在し、前記リニアモーターは、前記ワーク面に対し無接
触の状態で前記ワーク面にそってX−Y方向へ移動す
る。前記加圧空気層は、前記リニアモーター側からの加
圧空気流の噴出によって形成される。
【0034】ストレインリリーフ装置は、複数の永久磁
石を内蔵するブロック56を有していて、これら永久磁
石は、ストレインリリーフ装置56の頂部面56aに近
接して配置されている。
【0035】ブロック56に固定されたワイヤクランプ
60でコード54の一部を保持する。クランプ60とコ
ード54の自由端部54aとのコード部分の長さは、充
分にゆとりのある長さになっていて、該コード部分は、
充分な弛みをもって垂れ下がり、該コード部分が接続す
るリニアモーター50とストレインリリーフ装置56と
の間に遊びが残され、このような遊びによってリニアモ
ーター50には、前記コードによる引張力が作用せず、
リニアモーターの動きに影響を与えない。
【0036】リニアモーターも保持ブロック62を有
し、この保持ブロックに設けられた凹陥部62aにスト
レインリリーフ装置56が摺動自由に配置されている。
さらに、保持ブロック62には、腕部62b,62cが
設けてあり、これら腕部の下面62d,62eに一対の
エアーシリンダー64,66が設けられている。これら
のエアーシリンダー64,66は、前記腕部62b,6
2cに固定され、該シリンダーのピストンロッド64
a,66aが支持板68に連結されている。支持板68
は、その下面にエアーシリンダー70を備えている。こ
のエアーシリンダー70のピストンロッド70aと該ピ
ストンロッドのT字状の頭部70bは、ストレインリリ
ーフ装置のT字状のチャンバ56b(前記頭部よりも一
回り大きなサイズのもの)内に入り込み、ブロック56
をリニアモーター50から釈放させるのに十分なゆとり
をもつことができるようになっている。保持プレート6
8の上面には、垂直の複数の位置決めピン72が立設さ
れている。これらのピンの自由先端部には、テーパーが
ついており、ストレインリリーフ装置56の本体内の前
記ピンの自由先端部に見合った内面形状の孔部56cに
挿入される。
【0037】図3a,3b,3cに示されたリニアモー
ターとストレインリリーフ装置の動作態様は、以下の通
りである。
【0038】図3a,3b,3cは、ストレインリリー
フ装置をリニアモーターに合体させた状態を示す。
【0039】リニアモーターがある特定の動作を行う場
合、信号がリニアモーターへ送られて、リニアモーター
は、プラテンPにそって所望の位置へ移動する。リニア
モーターが所望の位置へ到着すると直ちにエアーシリン
ダー70が動作して、そのピストン70aを上方へ押し
上げ、ストレインリリーフ装置56を上方へ押し上げ
る。ストレインリリーフ装置56がある程度押し上げら
れると、永久磁石58が強磁性素材のプラテンPへ磁力
作用で吸引され、プラテンPに吸着される。その後、シ
リンダー64,66が同時に動作して保持プレート68
を押し下げ、ピン72をストレインリリーフ装置56の
孔部56cから引き抜き、ストレインリリーフ装置56
をリニアモーター50から引き離す。この時点では、コ
ード54による引張力または押す力は、リニアモーター
50から遮断されるもので、コードによる引張力は、ス
トレインリリーフ装置のみに作用し、リニアモーター5
0は、前記コードの引張力の作用を受けない。この理由
は、前記したように、リニアモーターとストレインリリ
ーフ装置との間のコードの部分は、前記クランプ60と
プラグインターフェース52との間で充分なゆとりをも
って垂れ下がり、しかも、その垂れ下がる部分の長さ
は、リニアモーターにテンションを与えるほどの重量も
なく、さらにまた、ストレインリリーフ装置のブロック
とピストンロッド70aとの遊びを残した連結関係とに
よるものである。前記したコード部分の垂れ下がり長さ
は、さほど厳格にする必要はないが、垂れ下がり長さが
長過ぎてクランプ60とプラグインターフェース52に
負担をかけないように、ひいてはリニアモーターへ負担
をかけないようにすることが肝要である。
【0040】所望のワーク位置でのリニアモーターによ
る操作が完了すれば、直ちにシリンダ64,66が動作
して支持プレート68を上昇させ、ピン2が孔部56c
へ再度挿通される。その後、シリンダ70が動作してス
トレインリリーフ装置56を強磁性プラテンPから引き
離すべく、前記永久磁石の吸着力に抗しながら前記装置
を下方へ引き下げ、支持プレート68に落ち着かせる。
このようにして、前記ストレインリリーフ装置は、前記
プラテンから離れ、リニアモーターと連結状態となっ
て、リニアモーターの次の移動、停止位置へ随行し、リ
ニアモーターが所定の位置に正確に位置決めされるや、
リニアモーターが有する諸機能によるロボット動作、ロ
ボット作業が行われる。前記ピン72と孔部56cと
は、ストレインリリーフ装置56の上昇、下降動作の案
内と位置決めの作用を行うものである。
【0041】前記したように、この発明は、ロボット操
作を行うリニアモーターの正確な位置決めと軽快で確実
な動きを可能にする方法と装置とを提供するものであ
る。
【0042】前記した実施例は、この発明を限定するも
のではなく、例えば、図2乃至図8で示したストレイン
リリーフ装置における永久磁石は、ストレインリリーフ
装置がプラテンに吸着される場合に動作する電磁石やヴ
ァキュウム吸引手段で代替できるものであり、また、図
9に示すように、ストレインリリーフ装置のブロック体
56’に上下方向に貫通する貫通孔56d,56eを設
け、これらの下端に導管80,82を接続し、前記貫通
孔の上方部56f,56gをラッパ状に拡開し、これら
上方部のブロック体56’の上面56hで開口する口部
まわりに0リングのような環状のクッション性をもった
シール材を配置し、ヴァキュム作用による減圧吸引力を
コード54、プラグインターフェース52、導管80,
82、貫通孔56d,56eを介してプラテンPに作用
させ、ストレインリリーフ装置のブロック体56’をプ
ラテンPに吸着させる手段も採用できる。
【0043】
【発明の効果】前記したように、従来の技術によれば、
ロボット作業を行うために、リニアモーター作用でプラ
テンの面にそって移動し、所望、所定の作業位置に位置
決めされて、ロボット作業を行うリニアモーターは、該
リニアモーターへの駆動力、動作指令その他のパワー、
コマンドを前記リニアモーターへ伝達するコードを随伴
して移動、停止する態様になっていて、前記随伴のコー
ドによる引張力、押圧力が前記リニアモーターへ作用し
て、前記リニアモーターの移動、位置決めに悪影響を与
え、正確な移動、位置決めが行えない欠点を改めるため
に、この発明によれば、前記リニアモーターへ直に前記
コードを接続せず、前記コードの大半部分を一旦ストレ
インリリーフ装置で支持し、このストレインリリーフ装
置を経由させて前記コードの先端部分を前記リニアモー
ターに接続させたものであるから前記コード接続による
前記リニアモーターの負担は、無視できるほどに大幅に
軽減され、前記リニアモター移動の動作のとき、前記コ
ードを随伴しての動きの動作においては、前記コードの
存在による作用が前記リニアモーターに全く影響を与え
ず、前記リニアモーターの正確で軽快な移動、位置決め
動作が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を実施するに適したロボットシステ
ムの一例を示す説明図である。
【図2】 ストレインリリーフ装置がリニアモーター側
に連結している状態を示す斜視図である。
【図3】 ストレインリリーフ装置がリニアモーター側
から離脱している状態を示す斜視図である。
【図4】前記実施例における側面方向から見た説明図
で、ストレインリリーフ置がリニアモーター側に連結し
ている状態を示す。
【図5】 ストレインリリーフ装置がリニアモーター側
から離脱している状態を示す。
【図6】この発明の他の実施例を示す平面図である。
【図7】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図8】この発明の他の実施例を示す正面図である。
【図9】 この発明の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ロボットシステム 12 ハウジング 14 作業面 18 操作制御パネル 18a タッチスクリーンディスプレイ18a 18b コントロール部材類 24a 第1ロボット 24b 第2ロボット 26a,26b 操作アーム P プラテン F パーツフィーダー C 電線ケーブル、圧縮空気送気または吸引空気導
管、索条などを一括したコード C1,C2 コード R1 ロボットの静止位置 R1’ ロボットによるピックアップ位置 30 ロボットのリニアモータ 30a リニアモーターのハウジング 30b,30f 側壁 30b−1,38f−1 係合壁面 32 アーム 34 コード 34a コード34の基端 34b コードのロボットに接続の自由端 36 ストレインリリーフ装置 38 カップリング手段 38a ハウジング 38b,38c ハウジングの開口部 38d,38e ハウジングのチャンバ 38d−1,38e−1 壁 38d−2,38e−2 壁 40 クランプ手段 42,44 シリンダ 42a,44a ピストンロッド 42a,42b,44b ピストンロッドの拡大頭部 46a,46b,46c 永久磁石 50 リニアモーター 52 シングルのプラグインターフェース 54 コード 54a コードの自由端部 54b コードの基端側 56 ストレインリリーフ装置 56’ ブロック 56a ストレインリリーフ装置の頂部面 56b ストレインリリーフ装置のT字状のチャンバ5
6b 56c 孔部 56d,56e 貫通孔 56f,56g 拡開部分 60 ワイヤクランプ 62 保持ブロック 62a 凹陥部 62b,62c 腕部 62d,62e 腕部の下面 64,66 エアーシリンダー 64a,66a シリンダーのピストンロッド 68 支持板 70 エアーシリンダー 70a エアーシリンダーのピストンロッド 70b ピストンロッドのT字状の頭部 72 位置決めピン 80,82 導管

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構成を備えるロボット動作を行う
    リニアモーターシステム 磁性素材で形成された実質的に平らなワーク面を有する
    ステータ;前記ワーク面にそって移動できるもので、少
    なくとも一つのリニアモーターを備え、このリニアモー
    ターが前記ステータと共同して電磁場を発生させ、前記
    ステータのワーク面にそって所定の位置へ移動するリニ
    アモーターアッセンブリー;駆動源と前記リニアモータ
    ーとを結び、前記駆動源からのパワーを前記リニアモー
    ターへ伝達するための長いコード;ストレインリリーフ
    装置;前記ストレインリリーフ装置に前記コードの少な
    くとも中間部分をクランプするクランプ手段;前記スト
    レインリリーフ装置を前記リニアモーターに着脱自由に
    合体連結させるカップリング手段;前記リニアーモータ
    ーとの合体連結が解除されたときに、前記ステータに保
    持されて、前記リニアモーターアッセンブリーへ前記コ
    ードの引張力作用が作用しないようにする前記ストレイ
    ンリリーフ装置。
  2. 【請求項2】 前記クランプ手段と前記リニアモーター
    との間に位置するコードの部分が長さに余裕があって、
    前記リニアモーターアッセンブリーと前記ストレインリ
    リーフ装置の間に遊びが存在し、前記ストレインリリー
    フ装置が前記リニアモーターから釈放されたとき、前記
    コードの部分がぴんと張らないようになっている請求項
    1のリニアモーターシステム。
  3. 【請求項3】 前記コードが電気ケーブルを内蔵してい
    る請求項1のリニアモーターシステム。
  4. 【請求項4】 前記コードが前記リニアモーターへ通電
    する電気ケーブルと前記リニアモーターへ加圧空気を送
    気する導管を内蔵している請求項1のリニアモーターシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記コードが前記リニアモーターへ通電
    する電気ケーブルと、前記リニアモーターへ加圧空気を
    送気する導管と、前記リニアモーターへ機械的駆動力を
    伝達する機械的伝達手段と、コンピューター等のコマン
    ド指令機能部からの指令を伝達する手段とを内蔵してい
    る請求項1のリニアモーターシステム。
  6. 【請求項6】 前記ステータのワーク面が下向きになっ
    ており、このワーク面の下方に所定の間隔をおいてワー
    クピースを受ける作業面が位置し、前記ワーク面に前記
    リニアモーターアッセンブリーが磁力で吸引されながら
    前記ワーク面に懸架されている請求項1によるリニアモ
    ーターシステム。
  7. 【請求項7】 前記リニアモーターアッセンブリーにワ
    ークピースを前記作業面に極めて正確に置いたり、拾い
    上げたりするロボットハンド手段が設けられている請求
    項6のリニアモーターシステム。
  8. 【請求項8】 前記リニアモーターを支持するプラット
    フォームを備え、前記プラットフォームには、前記スト
    レインリリーフ装置をスライド自由に納める空間部が設
    けられ、このストレインリリーフ装置は、前記空間部内
    で前記ステータから離れる第1の位置と、前記ステータ
    に接近する第2の位置とに選択的に移動し、前記第2の
    位置にあるときは、磁力作用により前記ステータに吸着
    される動きのもので、さらに、前記ストレインリリーフ
    装置を前記第1の位置に保持する手段が前記プラットフ
    ォームに設けられている請求項1のリニアモーターシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記ストレインリリーフ装置には、位置
    決めのための孔部が設けられていて、該孔部に挿入され
    るピンが前記プラットフォームに形成され、前記ピン
    は、前記孔部に挿入される第1の位置と、該孔部から抜
    け出る第2の位置に移動するように構成され、さらに、
    前記ピンを前記第1の位置に位置させる手段が設けられ
    ている請求項8のリニアモーターシステム。
  10. 【請求項10】 複数の前記ピンが保持プレートに立設
    され、前記プラットフォームと前記保持プレートとの間
    にシリンダ手段が設けられ、このシリンダ手段により前
    記保持プレートを前記プラットフォームに対して接近さ
    せたり、離間させるように上下方向へ動かし、これによ
    って前記ピンを第1の位置と第2の位置のいずれかに位
    置するように移動させる請求項9のリニアモーターシス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記ストレインリリーフ装置を納める
    前記空間部が前記ストレインリリーフ装置よりも広いサ
    イズであって、前記ストレインリリーフ装置と前記リニ
    アモーターアッセンブリーとの間に余裕が残され、前記
    ストレインリリーフ装置によって前記リニアモーターへ
    作用するコードの引張力を遮断する請求項8のリニアモ
    ーターシステム。
  12. 【請求項12】 前記ピンは、前記プレートに植設され
    た基部とテーパーがついた先端部とを有し、前記孔部
    は、前記テーパーつきの前記ピンが挿入できる内面形状
    をもつ請求項10のリニアモーターシステム。
  13. 【請求項13】 前記ストレインリリーフ装置を動かす
    手段がシリンダ手段を備えている請求項8のリニアモー
    ターシステム。
  14. 【請求項14】 前記ピンを動かす手段が一対のシリン
    ダ手段を備えている請求項9のリニアモーターシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記シリンダ手段がT字状の頭部をも
    つピストンロッドを備え、前記T字状の頭部を納める空
    間部が該頭部を余裕をもって内蔵できるもので、前記ピ
    ストンロッドの動きに余裕を持たせて前記コードによる
    引張力作用を前記リニアモーターへ作用させない構成で
    ある請求項13のリニアモーターシステム。
  16. 【請求項16】 前記T字状のピストンロッド頭部がテ
    ーパーのついたコニカル形状の面を有し、前記空間部が
    前記頭部の前記テーパー面に合ったテーパーつき面を有
    している請求項15のリニアモーターシステム。
  17. 【請求項17】 前記吸引を行う手段が磁石手段である
    請求項1のリニアモーターシステム。
  18. 【請求項18】 前記磁石手段が少なくとも一つの永久
    磁石である請求項17のリニアモーターシステム。
  19. 【請求項19】 前記磁石手段が少なくとも一つの電磁
    石である請求項17のリニアモーターシステム。
  20. 【請求項20】 前記吸引を行う手段が前記ストレイン
    リリーフ装置を前記ワーク面に保持するヴァキュム吸引
    手段である請求項1のリニアモーターシステム。
  21. 【請求項21】 前記ヴァキュム吸引手段がヴァキュム
    吸引源を含み、この吸引源が前記ストレインリリーフ装
    置の貫通孔に導管を介して接続し、該導管が前記コード
    の一部を形成している請求項20のリニアモーターシス
    テム。
  22. 【請求項22】 前記貫通孔の下流開口部周りに弾性の
    ある気密性クッション材からなるシール材が位置し、前
    記ストレインリリーフ装置を前記ワーク面に吸着させる
    ための前記吸引減圧作用を効果的にするように構成して
    ある請求項21のリニアモーターシステム。
  23. 【請求項23】 前記シール材がOリングからなる請求
    項22のリニアモーターシステム。
  24. 【請求項24】 ワーク面を有するステータ;コードに
    よって少なくとも一つの駆動源に接続し、前記ワーク面
    にそって移動するリニアモーター;前記ステータに着脱
    自由に吸着されるストレインリリーフ装置と、第1の状
    態においては、前記リニアモーターに前記ストレインリ
    リーフ装置を合体連結し、第2の状態においては、前記
    リニアモーターから前記ストレインリリーフ装置を離脱
    させるカップリング手段;前記コードの中間部分を前記
    ストレインリリーフ装置に連結させ、前記リニアモータ
    ーに前記コードの中間部分から先端の先端部を接続させ
    て、前記リニアモーターに前記コードの接続による負担
    を軽減させるクランプ手段;を備えた下記の構成からな
    るリニアモーター操作装置を以下の工程で操作する方
    法:前記カップリング手段によって前記リニアモーター
    に前記ストレインリリーフ装置を合体連結させる工程;
    前記リニアモーターへシグナルを与えて、前記リニアモ
    ーターを前記ステータのワーク面にそって、前記ストレ
    インリリーフ装置を随伴させながら所定の位置まで移動
    させる工程;前記リニアモーターが前記所定の位置に達
    したとき、前記カップリング手段により前記ストレイン
    リリーフ装置を前記リニアモーターから離脱させて前記
    ステータに吸着させ、前記リニアモーターに前記コード
    の負担がかからないようにする工程。
  25. 【請求項25】 前記ストレインリリーフ装置に設けた
    貫通孔を介して吸引減圧作用を前記ワーク面に作用さ
    せ、これによって前記ストレインリリーフ装置を前記ワ
    ーク面に吸着させる工程を含む請求項24の方法。
  26. 【請求項26】 前記ストレインリリーフ装置に設けた
    磁石手段により磁力吸引作用を前記ワーク面に作用さ
    せ、これによって前記ストレインリリーフ装置を前記ワ
    ーク面に吸着させる工程を含む請求項24の方法。
  27. 【請求項27】 前記磁石手段が電磁石であって、前記
    ストレインリリーフ装置が前記リニアモーターから離脱
    するときに前記電磁石を励起させて吸着作用を行わせる
    請求項26の方法。
  28. 【請求項28】 前記ステータから離れた作業面にワー
    クピースを支持させ、前記リニアモーターを前記ワーク
    ピースを支持する作業面の上を走行させ、前記ワークピ
    ースに対する所要の動作を行わせるための動作信号など
    を前記コードを介して前記リニアモーターへ伝達し、前
    記ストレインリリーフ装置を前記ステーターから離し、
    前記ストレインリリーフ装置を再び前記リニアモーター
    へカップリングして、前記リニアモーターの次なる移動
    に備える請求項24の方法。
  29. 【請求項29】 前記ストレインリリーフ装置を前記ス
    テータ側へ接近させ、前記ストレインリリーフ装置を前
    記ステータへ吸引させる工程を含む請求項24の方法。
  30. 【請求項30】 前記ストレインリリーフ装置に設けた
    案内作用の孔部に可動のプラットフォームのピンを挿入
    し、前記ストレインリリーフ装置の動きの案内と位置決
    めとを前記孔部と前記ピンとによって行う請求項24の
    方法。
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