JPH0621020A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0621020A
JPH0621020A JP4177899A JP17789992A JPH0621020A JP H0621020 A JPH0621020 A JP H0621020A JP 4177899 A JP4177899 A JP 4177899A JP 17789992 A JP17789992 A JP 17789992A JP H0621020 A JPH0621020 A JP H0621020A
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JP
Japan
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photoresist
trench
etching
round
corner
Prior art date
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Pending
Application number
JP4177899A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Seki
哲也 関
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH0621020A publication Critical patent/JPH0621020A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】シリコン・トレンチのコーナーのラウンド処理
をトレンチ形成後、フォトレジスト塗布、レジストリフ
ロー、レジストエッチング、Siエッチングの工程によ
り行う。レジストリフローにより凸部のレジスト厚が薄
くなることを利用し凸部を優先的にエッチングする事に
よりトレンチ凸部のコーナーがラウンド化される。 【効果】耐圧劣化防止のために必要なラウンド処理量
(CDロス)が従来のラウンド酸化法比べ少ないため、
寸法誤差の低下により素子性能の均一化、また微細素子
の作製が可能になる、またプロセスの低温化によりデバ
イスへの熱影響が少なくなるといった効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に凹凸を有するシリコン基板の凸部のコーナー
を丸める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン基板に溝を形成しこの部分にキ
ャパシタを形成するトレンチ・キャパシタあるいは素子
分領域を形成するトレンチ・アイソレーションはサブミ
クロン以下の微細素子の作製において有効な手段であ
る。
【0003】トレンチ・キャパシタ、トレンチ・アイソ
レーションの問題点の一つとして、溝のコーナーが角張
っているとその部分に形成されるゲート膜厚が薄くなる
ため、耐圧劣化の原因となることが挙げられる。
【0004】このため溝のコーナーに丸みをつけるラウ
ンド処理が必要となる。従来のラウンド処理技術は熱酸
化工程での粘性流動を利用し、熱酸化工程後、この酸化
膜を除去することでコーナーに丸みをつけるラウンド酸
化法によるものであった。
【0005】この方法の一例を図3(a)〜図3(d)
に示す。
【0006】まず図3(a)に示すようにシリコン基板
1上にフォトリソグラフィによりフォトレジスト2のパ
ターンを形成する。つぎに異方性エッチングによりトレ
ンチの形成を行い、フォトレジスト2を除去する(図3
(b))。この状態で1100℃の温度で表面酸化を行
なう。この温度域の酸化ではSiO2が軟化して流動す
るため応力が緩和され形状がスムーズになる。(図3
(c)) この後、酸化膜3を除去すればトレンチのコーナーがラ
ウンド化される。(図3(d))
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ラウンド酸化技術の問
題点は以下にある。ゲート耐圧劣化を起こさせないよう
な丸みをつけるには、ゲート膜厚の10倍以上の酸化が
必要である。4MDRAMなどの0.8μmプロセスで
はゲート膜厚は180Å程度である。従ってラウンド酸
化膜厚は1800Å以上必要となる。この酸化膜厚はC
Dロスとなるが、0.8μmプロセスでは、このCDロ
スは許容誤差内に収まる。しかし、16MDRAM以上
のハーフミクロン以下のデバイスにとっては、このロス
は大きなものとなり許容できるものではなくなる。従っ
て、ハーフミクロン以下のデバイスの作製技術におい
て、CDロスの小さいラウンド処理技術が不可欠とな
る。
【0008】本発明は以上の問題点を解決するものでそ
の課題は、トレンチのコーナーのラウンド処理におい
て、ハーフミクロン以下のデバイスにも有効なCDロス
の小さな処理を採用することにより、高信頼で、歩留ま
りの向上を図り得る半導体装置の製造方法を提供すると
ころにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような問題点を解
決するため、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板にトレンチを形成する工程と、該トレンチ形成後の
該半導体基板全面にフォトレジストを塗布し、該フォト
レジストをリフローする工程と、該フォトレジストを該
トレンチの上部の角が露出するまでエッチングする工程
と、該トレンチの上部の角をエッチングする工程と、該
フォトレジストを除去する工程を含むことを特徴とし、
該フォトレジストのリフロー温度は90℃以上300℃
以下であることを特徴とする。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0011】図1は本発明の方法によるシリコン・トレ
ンチのコーナーのラウンド処理方法を示した断面図であ
る。まず図1(a)に示すようにシリコン基板1上にフ
ォトリソグラフィによりフォトレジスト2のパターンを
形成する。つぎに図1(b)に示すように異方性エッチ
ングによりトレンチの形成を行い、フォトレジスト2を
除去する。
【0012】この状態で基板全面にフォトレジスト3を
塗布する。スピンコートにより平坦部で約2μmの厚さ
となるように塗布した。さらに150℃の温度で60秒
ベーキングを行なうと、図1(c)のように凸部付近の
フォトレジストはリフローされて平坦部に比べ薄くな
る。
【0013】次に酸素プラズマによりフォトレジスト3
のエッチングを行う。エッチングは図1(c)に示すよ
うに凸部付近のフォトレジストが除去されシリコンが露
出する程度まで行う。この時凸部付近のフォトレジスト
厚はコーナー部で最も薄く、コーナー部から離れるに従
い厚くなる。フォトレジストの塗布条件、ベーキング条
件は上記条件で、フォトレジスト3のエッチングはプラ
ズマエッチング法で酸素ガスを用い、流量100cc/
min.、圧力0.3Torr、プラズマ発生手段とし
て高周波(13.56MHz)を用い高周波出力250
Wで行なった。この時のフォトレジストのエッチング速
度は約10000Å/min.で、約5000Åのエッ
チングを行った。
【0014】次に露出したシリコンのエッチングを行
う。エッチング方式、方法については特に制限はない。
等方性エッチング、異方性エッチングは問わないが、ダ
メージを考慮に入れればダメージフリーのプラズマエッ
チング方式、ダウンフローエッチング方式などが望まし
い。本実施例ではCF4と酸素の混合ガスのプラズマエ
ッチングにより行った。酸素分圧比20%、全流量10
0cc/min.、圧力0.2Torr、プラズマ発生
手段として高周波(13.56MHz)を用い高周波出
力200Wで行った。このときSiのエッチング速度は
約2000Å/min.であり、約500Åのエッチン
グを行った。
【0015】上記条件でのSiとフォトレジストのエッ
チング速度比は5程度で、Siのエッチングの際にフォ
トレジストもエッチングされる。図1(c)に示す如く
フォトレジスト形状はコーナーに向かうに従い徐々に薄
くなる形状を呈するため、エッチングによりSiトレン
チの凸部のコーナーは図1(d)のように丸められた形
状となる。
【0016】この後フォトレジストをアッシング等によ
り除去すれば凸部コーナーのラウンド処理が完成する
(図1(e))。
【0017】図1(c)のフォトレジストのリフロー温
度は90℃〜300℃が適当である。
【0018】90℃以下ではフォトレジストが充分リフ
ローせず、適当な断面形状が得られない。300℃以上
ではフォトレジストが変質してしまい、後の除去工程で
除去不可能となる。
【0019】本発明者は従来のラウンド酸化法と本発明
の方法とによるラウンド処理量に対するゲート耐圧につ
いて検証した。本発明による方法は図1で示した方法に
加えコーナー凹部のラウンド処理として、図1(b)の
トレンチエッチング工程においてSiCl4とSF6の混
合ガスでエッチングを行った。このガス系でエッチング
を行うとトレンチの底を丸めることが可能である。この
後図1(c)〜図1(e)の工程を行う。
【0020】図2は結果を示したものである。縦軸rは
r=Vc/Vpで、Vpは平面にゲート膜を形成したと
きのゲート耐圧、Vcは凹凸を有する基板にラウンド処
理を行い、ゲート膜を形成したときのゲート耐圧であ
る。横軸はラウンド処理に要した処理量trである。ま
た図中AとBはラウンド処理の違いを示したもので、A
は本発明による方法で、Bは従来のラウンド酸化による
物である。
【0021】実用上問題ない範囲であるr>0.9とな
るラウンド処理量は従来方法が1800Å以上であった
のに対し本発明の方法では700Å程度で十分である。
すなわち、小さいCDロスでのラウンド処理が可能とな
り、このロス量はハーフミクロン以下のデバイスにも十
分対応できるものである。
【0022】本実施例の具体的な適用としてはトレンチ
・アイソレーション、トレンチ・キャパシタなどのラウ
ンド処理が考えられる。
【0023】なお本発明においては、プラズマ生成の方
法として13.56MHzの高周波放電によるものにつ
いて示したがこの限りではなく、マイクロ波放電、マグ
ネトロンなどについても同様の効果がある。
【0024】エッチングガスについてもCF4と酸素の
混合ガスについて示したが、Cn2n+2(CF4、C
26、C38など)、Cxyz(CHF3、CH22
ど)、Cl2、HCl、HBr、SF6など、あるいはこ
れらと酸素ガス、水素ガスなどとの混合ガスでも有効で
ある。
【0025】またコーナー凹部のラウンド処理として、
ラウンド酸化工程を加えることも可能である。但しここ
でのラウンド酸化工程は従来工程の処理量1800Åに
対し500Åで充分でこの処理量で凹部のラウンド化は
達成される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トレンチ
のコーナーのラウンド処理において以下の効果を有す
る。
【0027】1.従来の高温の熱酸化の粘性流動を利用
したラウンド酸化法に比べCDロスの小さなラウンド処
理が可能となる。そのため凹凸部のコーナーにおける酸
化膜の薄膜化による耐圧劣化防止のために必要なラウン
ド処理量(CDロス)が従来のラウンド酸化法比べ少な
いため、従って寸法誤差が小さくなり素子性能の均一化
が達成される。
【0028】2.さらに従来のラウンド酸化法では不可
能であったハーフミクロン以下のデバイスのトレンチ・
アイソレーション、トレンチ・キャパシタなどのラウン
ド処理が可能となる。
【0029】3.低温プロセスであるため、デバイスへ
の熱影響を考慮する必要はない。このためプロセスの自
由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によるトレンチの凸部のコーナー
のラウンド処理方法を示した工程断面図。
【図2】従来のラウンド酸化法(図中B)と本発明の方
法(図中A)とによるラウンド処理量(酸化膜厚)に対
するゲート耐圧を比べた図。
【図3】従来のラウンド酸化法によるトレンチのコーナ
ーのラウンド処理方法を示した工程断面図。
【符号の説明】
1・・・シリコン基板 2・・・フォトレジスト 3・・・フォトレジスト 4・・・酸化膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にトレンチを形成する工程
    と、該トレンチ形成後の該半導体基板全面にフォトレジ
    ストを塗布し、該フォトレジストをリフローする工程
    と、該フォトレジストを該トレンチの上部の角が露出す
    るまでエッチングする工程と、該トレンチの上部の角を
    エッチングする工程と、該フォトレジストを除去する工
    程とを少なくとも含むことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 該フォトレジストのリフロー温度は90
    ℃以上300℃以下であることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
JP4177899A 1992-07-06 1992-07-06 半導体装置の製造方法 Pending JPH0621020A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104576346A (zh) * 2013-10-29 2015-04-29 上海华虹宏力半导体制造有限公司 沟槽型mos器件中沟槽栅的制备方法

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