JPH06209868A - 洗面化粧装置 - Google Patents

洗面化粧装置

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JPH06209868A
JPH06209868A JP2192893A JP2192893A JPH06209868A JP H06209868 A JPH06209868 A JP H06209868A JP 2192893 A JP2192893 A JP 2192893A JP 2192893 A JP2192893 A JP 2192893A JP H06209868 A JPH06209868 A JP H06209868A
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JP2192893A
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Yoko Fujiki
庸子 藤記
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National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】洗面台の設置スペースを小さくでき、居住空間
を有効に活用しうるとともに、洗面台上面を側鏡により
目隠しでき、見映えを高めうる。 【構成】入隅コーナ部Aに配される三角状の洗面台2、
および入隅コーナ部Aの奥方で立上がる固定された中央
鏡5と、各2つの壁面W、Wで一端縁が枢支される2つ
の側鏡6、6とからなる三面鏡部3を具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入隅コーナ部を活用し
て小スペースで洗面台を配設しうるとともに、開閉自在
な2つの側鏡を有する三面鏡部を具えることにより、使
い勝手を向上しうる洗面化粧装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
寝室に洗面台を設けると、洗面ボウル、カランなどが露
出することになり、見映え上、好ましくないばかりか、
場所をとるため、家具のレイアウトに支障をきたすなど
の問題点がある。
【0003】又寝室に三面鏡を設置する場合がしばしば
あり、本発明者は、この三面鏡と洗面台とを組合せ、し
かも2つの壁面が交わる入隅コーナ部に配することによ
り、前記問題点を解決しうる洗面化粧装置を案出した。
【0004】即ち、本発明は、入隅コーナ部に配される
三角状の洗面台と、開閉自在な2つの側鏡を有する三面
鏡部とを具えることを基本として、設置スペースを小と
でき、かつ見映えを高めうるとともに使い勝手を向上し
うる洗面化粧装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つの壁面が
直角に交わる入隅コーナ部に配される洗面化粧装置であ
って、前記入隅コーナ部に配され前記2つの壁面に沿う
側板部を有する三角状の洗面台、およびその上方に夫々
配されかつ前記2つの壁面に両側縁が位置しかつ壁面と
斜めに交わりしかも入隅コーナ部の奥方で立上がる固定
された中央鏡と、前記各2つの壁面で一端縁が枢支され
開放により他端縁が中央鏡の前記側縁近傍に位置すると
ともに閉止によって一直線となって他端縁が向き合う2
つの側鏡とからなる三面鏡部を具える。
【0006】
【作用】入隅コーナ部に、2つの壁面に沿う側板部を有
する三角状の洗面台を配する。従って、洗面台の設置ス
ペースを小さくでき、居住空間を有効に活用しうる。
【0007】又洗面化粧装置は、固定された中央鏡と、
開放により該中央鏡の側縁に他端縁が位置しかつ閉止に
より他端縁が向き合う2つの側鏡とからなる三面鏡部を
具える。従って、洗面台に設けた洗面ボウル、カランな
どは、使用しない時には2つの側鏡の閉止により目隠し
され、例えば寝室に洗面台を設けた場合であっても見映
えの低下を防止しうるとともに、2つの側鏡を開放する
ことにより三面鏡部を三面鏡として使用でき、洗面台を
具えた使い勝手のよい洗面化粧装置を提供できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明の洗面化粧装置1は、2つの壁面
W、Wが直角に交わる入隅コーナ部Aに配されるととも
に、平面三角状の洗面台2と、その上方に配される三面
鏡部3とを具える。
【0009】前記洗面台2は、入隅コーナ部Aに配設さ
れる基台10を有する。基台10は、前記2つの壁面
W、Wに沿って立上がりかつ奥端が直角に接合される一
対かつ矩形の側板部4、4と、該側板部4、4上部に水
平に取付けられる三角状の中板部11と、側板部4、4
の前端間を継ぐとともに中板部11前端下面から垂下す
る前板部12とからなる。なお前板部12は、壁面W、
Wと45°の角度で交わるとともに、その中央部には、
矩形の開口部13を設けている。
【0010】又前記開口部13両側の前板部12には、
扉14、14が配設され、基台10内部への物品の収納
を可能とするとともに、基台10の前記中板部11前端
と、基台10上に載置される三角状の洗面台上板15前
端とを継ぐ小高さの前板16に、例えば3つの引出し1
7…を設けている。
【0011】このように前記入隅コーナ部Aに配され2
つの壁面W、Wに沿う側板部4、4を有する平面三角状
の洗面台2の前記洗面台上板15には、その略中央に洗
面ボウル19、カラン20が取付けられるとともに、洗
面ボウル19の排水口19Aには、図3に示すように側
板部4、4の奥端近傍で上下にのびる排水管21の上端
が接続される。
【0012】前記三面鏡部3は、洗面台2上方に夫々配
される中央鏡5と、2つの側鏡6、6とからなる。
【0013】中央鏡5は、図2に示すように、前記入隅
コーナ部Aの奥方、即ち前記カラン20の奥方かつ洗面
台上板15から天井Hまで立上がる矩形板状をなし、そ
の両側縁5A、5Aは、前記2つの壁面W、Wに位置し
かつ壁面Wと斜めに、本実施例では45°の角度で交わ
る。なお中央鏡5は、適宜の取付金具(図示せず)を用
いて固定されている。
【0014】又前記側鏡6は、前記側板部4の前端上方
かつ壁面Wで垂直な一側縁6Aがヒンジ付けされること
により該一端縁6Aを枢支した矩形板状をなし、図1、
図2に一点鎖線で示す側鏡6、6の開放状態Xにおいて
垂直な他端縁6B、6Bが中央鏡5の前記側縁5A、5
A近傍に位置する。なお開放状態Xにおいて側鏡6、6
裏面に取付けられた磁石M、Mが壁面W、Wに添着した
鉄片に取付き、該開放状態Xを保持し、中央鏡5と共に
三面鏡を形成する。
【0015】さらに側鏡6、6は、図2に2点鎖線の矢
印で示すごとく、把手23、23を手掛かりとして閉止
され、図2に実線で示すように、この閉止状態Yにおい
て2つの側鏡6、6が一直線となって垂直な他端縁6
B、6Bが向き合うことにより、前記洗面ボウル19、
カラン20などを目隠ししうるとともに、比較的大きな
鏡として利用できる。なお側鏡6、6の閉止に際して、
その他端縁6B、6Bが通る位置よりもさらに奥方にカ
ラン20、天井Hの照明具24を設けることにより、側
鏡6、6とカラン20、照明具24との干渉を防止する
ことができる。
【0016】このように入隅コーナ部Aに洗面化粧装置
1を配したため、その設置スペースを小とでき、居住空
間を有効に活用しうるとともに、洗面ボウル19などを
側鏡6、6の閉止により目隠しでき見映えを高めうる。
又側鏡6、6を開放することによって中央鏡5と共に三
面鏡を形成でき、使い勝手に優れた洗面化粧装置1を提
供できる。
【0017】さらに本実施例では、前記洗面台2の前板
部12に設けた前記開口部13から椅子30を洗面台2
内部に収納している。椅子30は、図3に示すように、
開口部13に遊嵌される背凭れ板31と、該背凭れ板3
1の垂直方向略中央から突出する水平な着座板32と、
この着座板32の突出端から垂下する垂下板33とを具
えるとともに、背凭れ板31と垂下板33とをその下端
上部で水平な下板34により継いでいる。
【0018】又前記下板34下面には、その四隅近傍に
キャスター35…が取付けられる。キャスター35は、
図4、図5に示すように、下板34下面に固着するフラ
ンジ部36Aを上端に張出した胴部36B下端に、段差
37を介して円筒状の案内部36Cを突出した保持体6
5と、該保持体65に伸縮自在に保持される走行体39
とを具える。
【0019】走行体39は、案内部36Cに遊嵌される
ことにより可回転かつ上下に摺動自在に支持される支軸
40を有し、該支軸40下端にはローラ受け41を介し
て車輪42が枢着する。
【0020】なお走行体39は、前記支軸40上端に取
付く止め輪43が前記段差37と係合することにより抜
け止めされるとともに、該キャスター35は、該係合状
態において車輪42下端が背凭れ板31、垂下板33の
各下端Eを下方にこえる長さを有する。
【0021】又前記ローラ受け41上面には、ワッシャ
44が配されるとともに、該ワッシャ44と前記胴部3
6B下面との間には、前記走行体39を下方に向かって
付勢するバネ片45が介在する。なおバネ片45は椅子
30の全自重を支承でき前記下端Eと車輪42下端との
間に小間隙Hを形成しうる。
【0022】従って椅子30は、無負荷状態Q1におい
て車輪42が前記下端Eを下方にこえ、しかも走行体3
9が可回転に保持されているため、前記開口部13から
洗面台2内部に便宜かつ自在に出し入れしうる。なお前
記排水管21を側板部4、4の奥端近傍のデッドスペー
スに配設したため、椅子30をその背凭れ板31が前記
前板部12と略面一となるまで収納でき、見映えを高め
うるとともに、スペースの有効活用を図りうる。
【0023】又椅子30は、背凭れ板31に設けた把手
46を手掛かりとして開口部13から引出されるととも
に、着座板32に人が着座した負荷状態Q2において、
キャスター35がその高さを減少でき、前記下端Eが床
面Qに当接する。これにより椅子30は移動することな
く人を安定して支承でき、安全性を高めうるとともに、
排水管21を洗面台2の奥端近傍に位置させたため、該
排水管21が化粧などの作業の邪魔になることもない。
【0024】なお本実施例では安全性をより向上するた
めに、前記下端Eにゴム性材からなる滑り止め片47を
固着している。
【0025】
【発明の効果】叙上の如く本発明の洗面化粧装置は、入
隅コーナ部に三角状の洗面台を配するため、この洗面台
の占有面積を小さくでき、居住空間を有効に活用しうる
とともに、中央鏡と2つの開閉自在な側鏡とからなる三
面鏡部を洗面台上方に配設するため、この2つの側鏡の
閉止により洗面台上面に設けた例えば洗面ボウル、カラ
ンなどを目隠しでき、見映えを高めうる。又側鏡は、開
放により中央鏡と共に三面鏡を形成しうるため、洗面台
と組合わせた使い勝手に優れた洗面化粧装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その断面図である。
【図4】椅子の下部を示す断面図である。
【図5】椅子の下部を示す断面図である。
【符号の説明】
2 洗面台 3 三面鏡部 4 側板部 5 中央鏡 5A 側縁 6 側鏡 6A 一端縁 6B 他端縁 A 入隅コーナ部 W 壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの壁面が直角に交わる入隅コーナ部に
    配される洗面化粧装置であって、前記入隅コーナ部に配
    され前記2つの壁面に沿う側板部を有する三角状の洗面
    台、およびその上方に夫々配されかつ前記2つの壁面に
    両側縁が位置しかつ壁面と斜めに交わりしかも入隅コー
    ナ部の奥方で立上がる固定された中央鏡と、前記各2つ
    の壁面で一端縁が枢支され開放により他端縁が中央鏡の
    前記側縁近傍に位置するとともに閉止によって一直線と
    なって他端縁が向き合う2つの側鏡とからなる三面鏡部
    を具えたことを特徴とする洗面化粧装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016063935A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 Toto株式会社 コーナー型洗面台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016063935A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 Toto株式会社 コーナー型洗面台

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