JPS6144709Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鏡及びキヤビネツトを有する洗面台に
関し、更に詳細には、キヤビネツトを構成する扉
と、洗面ボウルとの関連構成について開発された
洗面台に関するものである。

周知の如く、キヤビネツトを構成する従来の扉
は、扉としての機能に止どまり（注、ハンガー及
び鏡付き等は別として。）このこと自体は何等の
不都合も存しないか、何によらずプラスアルフア
を望むのは一般に通性である。又観点を変えて洗
面台の使用頻度と、洗面台が洗面室に占める平面
積を検討するに、その使用数は通常１人〜２回程
度であるにも拘わらず、狭小なる洗面室において
（一般庶民家庭の）アンバランスとも云い得る広
面積を占めており、且つ近年来より逆年大型化し
つつある傾向と相俟ち、（注、洗面の容易と、洗
面以外の他の用途、例えば洗髪等をなし得るよう
に洗面ボウル自体が大型化されつつあること相俟
つて、鏡も大型となりつつある。）この大型化を
許容しながら、何等かのプラスアルフア機能を得
られれば、との願望が一部に見られるものであ
る。

本考案は叙上の点に着目して成されたもので、
即ち本考案の目的はキヤビネツトの扉を諸々の用
途、例えばアイロン台、キヤビネツト内の物品整
理台、メモ紙記載台等として使用し得る洗面台を
提供するにある。

次に、上記の目的を達成し得る本考案の実施例
を、添付図面について詳細に説明する。

ａはキヤビネツト１の扉、２は洗面ボウル、３
は鏡を示し、キヤビネツト１は洗面台本体ｂの一
端なる略上半部に設けられ、洗面ボウル２は洗面
台本体ｂの他端に設けられている。又洗面ボウル
２の上部に鏡３が設けられている。

そして第一実施例のものにおける扉ａは第１〜
４図の如く構成されている。

同図において、４は把手４ａを有する扉本体、
５は扉本体４の裏面における下部に蝶番６で取付
けられた把手５ａを有する起倒板を示し、扉体４
の一端は洗面台本体ｂに蝶番７で取付けられてい
る。そして扉本体４が第２図の如く開らかれ、次
いで起倒板５が倒された場合に、該起倒板５が第
３図の如く洗面台２で支承されるように構成され
ている。又起倒板５が起立かつ扉本体４に添着さ
れた場合に、この添着状態の保持手段が構じられ
ている。第４図はその一例で扉本体４の裏面に永
久磁石８（例えば鉄粉混入のゴムに着磁した）が
固着され、起倒板５の表面に鉄板９が固着されて
いる。

第５〜８図は、扉ａの第二実施例で、同図にお
いて１０は枠状をなす扉本体、即ち切抜口１０ａ
を有する扉本体、１１は切抜口１０ａ内に嵌合さ
れ、下部が扉本体１０に蝶番１２で取付けられた
起倒板、１１ａは起倒板１１の裏面に設けられた
把手、１３は切抜口１０ａの表面を覆う化粧板、
１３ａは化粧板１３に設けられた把手を示し、そ
して前記の如く枠状をなす扉本体ａの一側が第一
実施例のものと同様に洗面台本体ｂに蝶番１４で
取付けられると共に起倒板１１が倒された場合
に、洗面台２で支承されるように構成されてい
る。又第一実施例のものと同様に起倒板１１に永
久磁石１５が固着され、化粧板１３に鉄板１６が
固着されている。

なお１７は鏡３上に設けられた照明灯、１８は
鏡３とキヤビネツト１の間に設けられたサイドボ
ツクス、１９及び２０は補助キヤビネツトが示さ
れている。

叙上の構成において、必要に応じキヤビネツト
１の扉ａを第１図において左方に開らき、次いで
起倒板）（又は１１）を右方に倒すと共にこれを
洗面ボウル２で支承して前記の如き諸々の作業台
とするものである。

本考案は上記したように成るから、キヤビネツ
トの扉をアイロン台、キヤビネツト内の物品整理
台、メモ紙記載台その他諸々の用途に作用し得る
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る洗面台の一実施例の正面
図、第２図は同上において扉を90゜開いた場合の
側面図、第３図は同上において扉を構成する起倒
板を倒した場合の平面図、第４図は同上の扉の拡
大縦断面図、第５〜８図は扉の他の実施例を示
し、第５図は正面図、第６図は裏面図、第７図は
同上−線の断面図、第８図は同上の拡大縦断
側面図である。 ａ……扉、１……キヤビネツト、２……洗面ボ
ウル、４……扉本体、５……起倒板、１０……枠
状をなす扉本体、１０ａ……切抜口、１１……起
倒板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 洗面台のキヤビネツトを構成する扉を左右何
   れかの方向に開閉可能に設けると共に該扉を90
   ゜開いた状態において、洗面ボウル上に横倒可
   能に設けて成ることを特徴とする洗面台。 (2) 扉を、扉本体と該扉本体の裏面における下部
   にヒンジした起倒板とで構成して成る実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の洗面台。 (3) 扉を、切抜口によつて枠状に形成した扉本体
   と、前記切抜口内に嵌合し、且つ切抜口の下部
   にヒンジした起倒板及び扉本体の表面に固着し
   た化粧板とで構成して成る実用新案登録請求の
   範囲第１項記載の洗面台。