JPH10192068A - ハンガー取り付け家具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自分の後ろ姿などをその場で確認することが
できるハンガー取り付け家具を提供する。 【解決手段】 ハンガーミラーの少なくとも一方のサイ
ドパネル２３に、三面鏡２６を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はハンガー取り付け家
具に関する。

【０００２】

【従来の技術】ハンガーに引っ掛けられた衣服を収納す
るための家具に、ハンガーミラーと称される家具があ
る。

【０００３】このハンガーミラーは、例えば図６に示し
たように、一対のサイドパネル１、１が両側に配置され
るとともに、このサイドパネル１，１間に、一本のポー
ル２が差し渡され、このポール２にハンガー３が横移動
可能に収納される。また、一方のサイドパネル１には、
縦長の鏡４が具備される場合もある。

【０００４】このようなハンガーミラー１０では、サイ
ドパネル１，１間に形成される衣服収納部５が両側に開
口しているため、室内でどのような場所に配置したとし
ても衣服６を簡単に出し入れすることができ、使用勝手
が良く、市場において好評を博している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ハンガーミラー１０では、鏡４が具備されている場合
に、その前で化粧をしたり、身だしなみを整えることは
できるが、後ろ姿、あるいは後方のヘヤースタイルなど
は確認することができない。

【０００６】したがって、このような部分を特に確認し
たい場合は、手鏡をもってくるか、あるいは三面鏡の置
いてある場所にまで動かなければならず、使用者の期待
に添えない場合があった。

【０００７】本発明は、このような実情に鑑み、自分の
後ろ姿などをその場で確認することができるハンガー取
り付け家具を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、ハンガー取り
付け家具の少なくとも一方のサイドパネルに、三面鏡を
取り付けたことを特徴としている。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明のハンガー取り付け家具で
は、サイドパネルの少なくとも一方に観音開きの三面鏡
を取り付けている。これにより、使用者は、ハンガーミ
ラーの前で、後ろ姿などを確認することができる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１ないし図３は本発明に係るハンガーミラー２０を示し
たもので、このハンガーミラー２０では、四隅のキャス
ター２１によって移動可能にされた底板２２から一対の
サイドパネル２３，２３ａが立設されるとともに、天井
部に一本の支持ポール２４が差し渡されている。

【００１１】この支持ポール２４は、サイドパネル２
３，２３ａにより両端部が支持されているが、外側から
見えないように、長方形状の化粧板２５，２５ａ間に配
置されている。 ２つのサイドパネル２３，２３ａのう
ち、一方のサイドパネル２３の外方には、図２および図
３に示したように、三面鏡２６が取り付けられている。
この三面鏡２６は、フロントミラー２７と、半分程の大
きさである２つのサイドミラー２８，２８ａとからなる
もので、いわゆる観音開きになっている。

【００１２】フロントミラー２７，サイドミラー２８，
２８ａは、各々図４および図５に示したように、基にな
る板材２９，３０，３０ａに一体化されているととも
に、蝶番３２、３２によって上下２か所で回動自在に取
り付けられている。

【００１３】この取り付けに使用される蝶番３２は、図
５に拡大して示したように略Ｗ字状を呈するもので、回
動軸３３と、Ｌ字状折片３４，３４とから構成されてい
る。このような蝶番３２を、板材２９，３０等の背面側
に取り付けることにより、これら板材２９，３０の小口
端面２９ｂ，３０ｂを、蝶番３２のＬ字状折片３４によ
り覆うことができる。加えて、ネジ３５を各板材２９，
３０に対して厚さ方向に螺進させることができる。

【００１４】したがって、このような蝶番３２を使用す
ることにより、各板材２９，３０の主面から厚さ方向に
ネジ３５を挿通することができ、これにより互いの連結
が強固になるとともに、各板材２９，３０が割れたりす
ることはない。

【００１５】このように形成されたハンガー取り付け家
具では、着替えなどを行なった後に、その場で後ろ姿な
どを確認することができ、使用勝手が極めて良い。例え
ば、和服などを着た場合に、移動しなくても、その場で
後方を確認することができ、便利である。また、家具と
しても場所を取らないので、設置スペースは小さくて良
い。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るハン
ガー取り付け家具では、三面鏡が具備されているので、
着替えをした後に、その場で後姿を確認したり、後方の
ヘヤースタイルなどを確認することができる。

【００１７】また、取り付けに際しては、Ｗ字状の蝶番
が使用されるので、三面鏡をサイドパネルに強固に固定
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の一実施例に係るハンガー取り付
け家具の正面図である。

【図２】図２は図１の側面図である。

【図３】図３は三面鏡を開いたときの側面図である。

【図４】図４は同実施例の背面側拡大斜視図である。

【図５】図５は図４のさらに一部を拡大して示す斜視図
である。

【図６】図６は従来のハンガー取り付け家具の斜視図で
ある。

【符号の説明】

２０ ハンガーミラー（ハンガー取り
付け家具） ２３，２３ａ サイドパネル ２４ 支持ポール ２６ 三面鏡 ３２ 蝶番

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンガー等の引掛け部を構成して水平方
   向に差し渡される支持ポールの両端部を支持するととも
   に、床面に対して略垂直に立ち上がる一対のサイドプレ
   ートの少なくとも一方に、三面鏡を取り付けたことを特
   徴とするハンガー取り付け家具。
2. 【請求項２】 前記三面鏡は、前記サイドプレートに略
   Ｗ字状の蝶番を介して開閉自在に取り付けられているこ
   とを特徴とする請求項１に記載のハンガー取り付け家
   具。