JPH06209759A - ジアルデヒド澱粉の表面付着方法及びその生成物 - Google Patents
ジアルデヒド澱粉の表面付着方法及びその生成物Info
- Publication number
- JPH06209759A JPH06209759A JP5276686A JP27668693A JPH06209759A JP H06209759 A JPH06209759 A JP H06209759A JP 5276686 A JP5276686 A JP 5276686A JP 27668693 A JP27668693 A JP 27668693A JP H06209759 A JPH06209759 A JP H06209759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dialdehyde starch
- das
- gly
- solution
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D7/00—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
- B05D7/02—Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to macromolecular substances, e.g. rubber
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/34—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
- C03C17/3405—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of organic materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J7/00—Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
- C08J7/04—Coating
- C08J7/0427—Coating with only one layer of a composition containing a polymer binder
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D103/00—Coating compositions based on starch, amylose or amylopectin or on their derivatives or degradation products
- C09D103/04—Starch derivatives
- C09D103/10—Oxidised starch
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2403/00—Characterised by the use of starch, amylose or amylopectin or of their derivatives or degradation products
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 化学的結合を起こさずに表面にジアルデヒド
澱粉を固着させる方法及びその生成物を提供する。 【構成】 ジアルデヒド澱粉の少なくとも一部が表面に
吸着されるよう当該表面上にジアルデヒド澱粉の水溶液
を十分な時間載置し、該水溶液を除去し、約50℃から
約150℃の温度で前記表面を乾燥させて表面へジアル
デヒド澱粉を付着させる。
澱粉を固着させる方法及びその生成物を提供する。 【構成】 ジアルデヒド澱粉の少なくとも一部が表面に
吸着されるよう当該表面上にジアルデヒド澱粉の水溶液
を十分な時間載置し、該水溶液を除去し、約50℃から
約150℃の温度で前記表面を乾燥させて表面へジアル
デヒド澱粉を付着させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジアルデヒド澱粉の表
面付着方法及びその生成物に関するものである。
面付着方法及びその生成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医学的検査や研究を目的とする所望の細
胞を多数成長させるため細胞培養生成物が使用されてい
る。細胞培養生成物中の支持体に適した材料は幾つかあ
るが、一般的にポリマーが最適とされ、広く利用されて
いる。例えば、ポリスチレンは安価であり、光学的にも
透明で低い温度で処理を行うことができる。分子量が大
きな細胞付着タンパク質(CAP's)は支持体の表面に結合
する。そして、CAPがコートされた表面で細胞が成長
する。CAP’sに細胞が接合しており、細胞の成長は
CAP’sが促進する。CAP’sはポリスチレンなど
の支持体材に簡単に結合する。しかしながら、CAP’
sは大変高価であり、準凍結温度であっても貯蔵寿命が
短いといった問題がある。
胞を多数成長させるため細胞培養生成物が使用されてい
る。細胞培養生成物中の支持体に適した材料は幾つかあ
るが、一般的にポリマーが最適とされ、広く利用されて
いる。例えば、ポリスチレンは安価であり、光学的にも
透明で低い温度で処理を行うことができる。分子量が大
きな細胞付着タンパク質(CAP's)は支持体の表面に結合
する。そして、CAPがコートされた表面で細胞が成長
する。CAP’sに細胞が接合しており、細胞の成長は
CAP’sが促進する。CAP’sはポリスチレンなど
の支持体材に簡単に結合する。しかしながら、CAP’
sは大変高価であり、準凍結温度であっても貯蔵寿命が
短いといった問題がある。
【0003】近年、これらCAP’sの一部、すなわ
ち、小形ペプチドがCAP’sの細胞付着および成長促
進作用を模倣することが明らかになった。これらのペプ
チドの安定性は極めて優れており、室温でも長期間保存
できるといった利点がある。しかし、CAP’sとは異
なり、未変性のペプチドではポリスチレンなどの支持体
材に付着し難い。支持体材表面の細胞付着ペプチド(ca
p's)の表面濃度を十分にするには、材料の表面を化学的
に変性する必要がある。細胞培養生成物用支持体として
利用されている材料の大半は比較的安定しており、化学
的に変性し難いものである。化学的変性を行う方法とし
ては、強酸や有毒溶剤、プラズマまたはコロナ放電処理
を用いるのが一般的である。cap’sを受け入れるよ
ういったん材料を変性すれば、この材料は活性化された
言える。
ち、小形ペプチドがCAP’sの細胞付着および成長促
進作用を模倣することが明らかになった。これらのペプ
チドの安定性は極めて優れており、室温でも長期間保存
できるといった利点がある。しかし、CAP’sとは異
なり、未変性のペプチドではポリスチレンなどの支持体
材に付着し難い。支持体材表面の細胞付着ペプチド(ca
p's)の表面濃度を十分にするには、材料の表面を化学的
に変性する必要がある。細胞培養生成物用支持体として
利用されている材料の大半は比較的安定しており、化学
的に変性し難いものである。化学的変性を行う方法とし
ては、強酸や有毒溶剤、プラズマまたはコロナ放電処理
を用いるのが一般的である。cap’sを受け入れるよ
ういったん材料を変性すれば、この材料は活性化された
言える。
【0004】ジアルデヒド澱粉(DAS)は市販の化合物で
あり、澱粉を過ヨウ素酸で酸化させたものである。DA
Sは、医薬及び生物活性組成物に利用されている。米国
特許3、495、000には、ジアルデヒド澱粉とポリ
ビニルピロリドン、ポリビニルクロライドまたはエチル
セルロースの混合物からなるマトリックスを用いて経口
投与可能な持続放出医薬組成物が開示されている。薬
剤、ジアルデヒド澱粉、ポリマーは混合され、細粒状に
なっている。
あり、澱粉を過ヨウ素酸で酸化させたものである。DA
Sは、医薬及び生物活性組成物に利用されている。米国
特許3、495、000には、ジアルデヒド澱粉とポリ
ビニルピロリドン、ポリビニルクロライドまたはエチル
セルロースの混合物からなるマトリックスを用いて経口
投与可能な持続放出医薬組成物が開示されている。薬
剤、ジアルデヒド澱粉、ポリマーは混合され、細粒状に
なっている。
【0005】酸化度100%の時には、各基本グルコー
スユニットに対して2個のジアルデヒドグループがDA
Sに含まれている。これらジアルデヒドグループはアミ
ン、イミンまたはヒドラジドグループと簡単に反応す
る。米国特許3,706,633には、ジアルデヒド澱
粉をアルキレンージアミンで濃縮して重合生成物を生成
し、その生成物を還元およびジアゾ化して重合性ポリジ
アゾミウム塩を生成し、さらにこの生成物を活性酵素に
結合させて生成した水溶性酵素活性組成物が開示されて
いる。
スユニットに対して2個のジアルデヒドグループがDA
Sに含まれている。これらジアルデヒドグループはアミ
ン、イミンまたはヒドラジドグループと簡単に反応す
る。米国特許3,706,633には、ジアルデヒド澱
粉をアルキレンージアミンで濃縮して重合生成物を生成
し、その生成物を還元およびジアゾ化して重合性ポリジ
アゾミウム塩を生成し、さらにこの生成物を活性酵素に
結合させて生成した水溶性酵素活性組成物が開示されて
いる。
【0006】DASは写真混合物にも利用されている。
米国特許3,284,204には写真フィルム中の疎水
性フィルム支持体と親水性エマルジョンを結合させる接
着液が開示されている。この接着液は、ゼラチン、ポリ
マンヌロン酸のアルキレングリコール誘導体、ジアルデ
ヒド澱粉、水、水混和性溶剤または溶剤混合物を成分と
する。
米国特許3,284,204には写真フィルム中の疎水
性フィルム支持体と親水性エマルジョンを結合させる接
着液が開示されている。この接着液は、ゼラチン、ポリ
マンヌロン酸のアルキレングリコール誘導体、ジアルデ
ヒド澱粉、水、水混和性溶剤または溶剤混合物を成分と
する。
【0007】Y.Ikada, H. Iwata,
T. Mita, S. Nagaokaらの論文「酸
化澱粉を用いてポリマー表面にタンパク質をグラフトす
る(grafting)方法」日本生化学物質研究会 13、 6
07−622頁 (1979)には、DASを用いて細
胞培養支持体材の表面を活性させる方法で、支持体を化
学変性させる別のアプローチが示されている。この方法
では、DASをPVAヒドロゲルとEVAフィルムにグ
ラフトする。PVAとEVAは水酸基を含有している。
DAS分子は、アルデヒドと水酸基の間で行われるアセ
タール化によりポリマーの表面にグラフトされる。次
に、生物学的活性分子が結合DASに付着する。DAS
コートが形成されたEVAフィルムの表面にグラフトさ
れているアルファアミラーゼは、アミロースおよび澱粉
の加水分解において顕著な酵素的活性を示すが、この酵
素活性はドラフトされていないもの、例えば、可溶性ア
ルファアミラーゼに比べて極めて低い。
T. Mita, S. Nagaokaらの論文「酸
化澱粉を用いてポリマー表面にタンパク質をグラフトす
る(grafting)方法」日本生化学物質研究会 13、 6
07−622頁 (1979)には、DASを用いて細
胞培養支持体材の表面を活性させる方法で、支持体を化
学変性させる別のアプローチが示されている。この方法
では、DASをPVAヒドロゲルとEVAフィルムにグ
ラフトする。PVAとEVAは水酸基を含有している。
DAS分子は、アルデヒドと水酸基の間で行われるアセ
タール化によりポリマーの表面にグラフトされる。次
に、生物学的活性分子が結合DASに付着する。DAS
コートが形成されたEVAフィルムの表面にグラフトさ
れているアルファアミラーゼは、アミロースおよび澱粉
の加水分解において顕著な酵素的活性を示すが、この酵
素活性はドラフトされていないもの、例えば、可溶性ア
ルファアミラーゼに比べて極めて低い。
【0008】Ikada et al.の方法によれ
ば、支持体材を化学的に変性することなくcap’sを
受取るよう特定の細胞培養支持体材を活性させることが
できるが、この方法では、DASと化学的に反応する水
酸基含有ポリマーだけが教示されている。これらEVA
やPVAのポリマーは、価格や加工の点で細胞培養支持
体材には適していない。最適に活性化された支持体表面
は、活性分子の活動をそれほど阻害することなく活性分
子と生物学的に結合する。
ば、支持体材を化学的に変性することなくcap’sを
受取るよう特定の細胞培養支持体材を活性させることが
できるが、この方法では、DASと化学的に反応する水
酸基含有ポリマーだけが教示されている。これらEVA
やPVAのポリマーは、価格や加工の点で細胞培養支持
体材には適していない。最適に活性化された支持体表面
は、活性分子の活動をそれほど阻害することなく活性分
子と生物学的に結合する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、化学的変性を
起こさず、また、付着する生物学的な活性分子の生物活
動に極めて有害な影響を与えることなく他の表面、特
に、ポリスチレンの表面へDASを付着させる方法が要
望されている。
起こさず、また、付着する生物学的な活性分子の生物活
動に極めて有害な影響を与えることなく他の表面、特
に、ポリスチレンの表面へDASを付着させる方法が要
望されている。
【0010】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は表面にジアルデヒド澱
粉を付着させる方法を提供することにある。
なされたものであり、その目的は表面にジアルデヒド澱
粉を付着させる方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、物質が結合可能な支
持体を提供することにある。すなわち、物質が結合可能
で、少なくとも一表面にジアルデヒド澱粉の分子が付着
していることを特徴とする支持体を提供することにあ
る。
持体を提供することにある。すなわち、物質が結合可能
で、少なくとも一表面にジアルデヒド澱粉の分子が付着
していることを特徴とする支持体を提供することにあ
る。
【0012】本発明のその他の目的は、特定物質を本発
明の支持体に結合させて生成した生成物を提供すること
にある。
明の支持体に結合させて生成した生成物を提供すること
にある。
【0013】さらに詳細には、本発明の第1の目的は、
取扱いが簡単で簡略なDAS表面付着方法を提供するこ
とにある。
取扱いが簡単で簡略なDAS表面付着方法を提供するこ
とにある。
【0014】第2の目的は、水酸基含有表面材料に限定
されないことを特徴とするDAS表面付着方法を提供す
ることにある。
されないことを特徴とするDAS表面付着方法を提供す
ることにある。
【0015】第3の目的は、DASと化学反応する化学
グループを含有する表面材料に限定されないことを特徴
とするDAS表面付着方法を提供することにある。
グループを含有する表面材料に限定されないことを特徴
とするDAS表面付着方法を提供することにある。
【0016】第4の目的は、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアロマー、セ
ルロースアセテート、ポリメチルペンテンからなる多数
の表面材料に適用可能であることを特徴とするDAS表
面付着方法を提供することにある。
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアロマー、セ
ルロースアセテート、ポリメチルペンテンからなる多数
の表面材料に適用可能であることを特徴とするDAS表
面付着方法を提供することにある。
【0017】第5の目的は、アミノシランコートガラス
に適用可能なDAS表面付着方法を提供することにあ
る。
に適用可能なDAS表面付着方法を提供することにあ
る。
【0018】第6の目的は、接着する生物学的活性分子
の活動に著しい悪影響を及ぼすことのないことを特徴と
するDAS表面付着方法を提供することにある。
の活動に著しい悪影響を及ぼすことのないことを特徴と
するDAS表面付着方法を提供することにある。
【0019】第7の目的は、物質が接合可能であり、D
ASコート面を少なくとも1面有し、前記コート面の材
料は水酸基含有材料に限定されないことを特徴とする支
持体を提供することにある。
ASコート面を少なくとも1面有し、前記コート面の材
料は水酸基含有材料に限定されないことを特徴とする支
持体を提供することにある。
【0020】第8の目的は、物質が接合可能であり、D
ASコート面を少なくとも1面有し、また、前記コート
面の材料はDASと化学反応する化学グループを含有す
る材料に限定されないことを特徴とする支持体を提供す
ることにある。
ASコート面を少なくとも1面有し、また、前記コート
面の材料はDASと化学反応する化学グループを含有す
る材料に限定されないことを特徴とする支持体を提供す
ることにある。
【0021】第9の目的は、物質が接合可能であり、D
ASコート面を少なくとも1面有し、前記コート面の材
料は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアロマー、セルロースアセテート、
ポリメチルペンテンから選択することが可能であること
を特徴とする支持体を提供することにある。
ASコート面を少なくとも1面有し、前記コート面の材
料は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアロマー、セルロースアセテート、
ポリメチルペンテンから選択することが可能であること
を特徴とする支持体を提供することにある。
【0022】第10の目的は、物質が接合可能であり、
DASコート面を少なくとも1面有し、前記コート面は
アミノシランコートガラスでも構わないことを特徴とす
る支持体を提供することにある。
DASコート面を少なくとも1面有し、前記コート面は
アミノシランコートガラスでも構わないことを特徴とす
る支持体を提供することにある。
【0023】第11の目的は、本発明の支持体のDAS
コート面に生物学的活性分子を結合させて生成した新規
な細胞培養生成物を提供することにある。
コート面に生物学的活性分子を結合させて生成した新規
な細胞培養生成物を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表面へのジアルデヒド澱粉付着方法は、ジ
アルデヒド澱粉の少なくとも一部が表面に吸着されるよ
う前記表面にジアルデヒド澱粉の水性液を十分な時間載
置する段階と、該水性液を除去する段階と、前記表面を
約50℃から約150℃の温度で乾燥する段階とからな
ることを特徴とする。
に、本発明の表面へのジアルデヒド澱粉付着方法は、ジ
アルデヒド澱粉の少なくとも一部が表面に吸着されるよ
う前記表面にジアルデヒド澱粉の水性液を十分な時間載
置する段階と、該水性液を除去する段階と、前記表面を
約50℃から約150℃の温度で乾燥する段階とからな
ることを特徴とする。
【0025】本発明の支持体は、上記本発明の付着方法
で生成され、少なくとも1つの面にジアルデヒド澱粉を
付着させたものであることを特徴とする。
で生成され、少なくとも1つの面にジアルデヒド澱粉を
付着させたものであることを特徴とする。
【0026】本発明の生成物は、生物学的活性分子の生
物活動に著しい悪影響を及ぼすことなく本発明の支持体
に前記分子を結合させたものであることを特徴とする。
これらの生物学的活性分子は細胞付着タンパク質(CA
P’s)と細胞付着ペプチド(cap’s)からなる。
本発明の支持体のDASコート面にこれらの分子を結合
させることにより、新規な細胞培養生成物が生成され
る。
物活動に著しい悪影響を及ぼすことなく本発明の支持体
に前記分子を結合させたものであることを特徴とする。
これらの生物学的活性分子は細胞付着タンパク質(CA
P’s)と細胞付着ペプチド(cap’s)からなる。
本発明の支持体のDASコート面にこれらの分子を結合
させることにより、新規な細胞培養生成物が生成され
る。
【0027】本発明における生成物とは細胞培養生成物
に限られるものではなく、一または複数の物質を本発明
の支持体に結合させて生成された物質はいずれも含まれ
る。また、本発明は、ゼラチンフィルムを本発明の支持
体のDASコート面に結合させて生成した写真用フィル
ムの支持体も提供する。
に限られるものではなく、一または複数の物質を本発明
の支持体に結合させて生成された物質はいずれも含まれ
る。また、本発明は、ゼラチンフィルムを本発明の支持
体のDASコート面に結合させて生成した写真用フィル
ムの支持体も提供する。
【0028】本発明の方法及び生成物には、細胞培養支
持体材料として特に有用なポリマーを複数利用すること
ができる。例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリアロマー、セルロース
アセテート、ポリメチルペンテンなどである。さらに、
本発明の方法及び生成物は、アミノシランコートガラス
を利用できる。本発明の方法及び生成物で利用できるの
は、水酸基含有材料あるいはDASと化学反応する他の
化学グループに限られるものではない。
持体材料として特に有用なポリマーを複数利用すること
ができる。例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリアロマー、セルロース
アセテート、ポリメチルペンテンなどである。さらに、
本発明の方法及び生成物は、アミノシランコートガラス
を利用できる。本発明の方法及び生成物で利用できるの
は、水酸基含有材料あるいはDASと化学反応する他の
化学グループに限られるものではない。
【0029】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の好適
実施態様を詳細に説明する。
実施態様を詳細に説明する。
【0030】本発明の一実施態様において、まずペース
トを生成してDASの水溶液を準備する。このペースト
は、一定量配分したDASに少量の水を添加して作成す
る。酸化澱粉が完全に分散するよう還流用水が蓄えられ
た適当なフラスコにDASペーストを十分時間をかけて
添加する。澄んだDAS溶液を室温まで急速に冷却す
る。
トを生成してDASの水溶液を準備する。このペースト
は、一定量配分したDASに少量の水を添加して作成す
る。酸化澱粉が完全に分散するよう還流用水が蓄えられ
た適当なフラスコにDASペーストを十分時間をかけて
添加する。澄んだDAS溶液を室温まで急速に冷却す
る。
【0031】活性すべき表面に一定量のDAS溶液を載
置し、DAS溶液の少なくとも一部が表面に吸着される
よう十分な時間そのままにしておく。次にDAS溶液を
別の容器に移しかえ、生成物を約65℃から70℃の温
度で適当な時間乾燥させる。
置し、DAS溶液の少なくとも一部が表面に吸着される
よう十分な時間そのままにしておく。次にDAS溶液を
別の容器に移しかえ、生成物を約65℃から70℃の温
度で適当な時間乾燥させる。
【0032】本発明の方法で生成したDASコート面
に、当該技術分野に精通した者には周知な様々な表面結
合方法によってペプチドまたはタンパク質などの生物的
活性分子を結合することが可能である。好適な方法は、
還元剤と生物的活性分子と適当な緩衝剤を含有したpH
約7の水溶液を前記表面に載置する段階と、前記溶液で
コーティングされた表面を約20℃から約25℃の温度
で少なくとも2時間優しくシェイクする段階と、前記溶
液を除去する段階と、約35℃から約40℃の温度で約
30分間前記表面を乾燥する段階とからなる。
に、当該技術分野に精通した者には周知な様々な表面結
合方法によってペプチドまたはタンパク質などの生物的
活性分子を結合することが可能である。好適な方法は、
還元剤と生物的活性分子と適当な緩衝剤を含有したpH
約7の水溶液を前記表面に載置する段階と、前記溶液で
コーティングされた表面を約20℃から約25℃の温度
で少なくとも2時間優しくシェイクする段階と、前記溶
液を除去する段階と、約35℃から約40℃の温度で約
30分間前記表面を乾燥する段階とからなる。
【0033】DASの分解は複雑な工程であり、分散、
一次結合分離(primary bond scission) 、分子内反応を
必要とする。蒸気またはマイクロウェーブを用いた方法
を含めてDAS水溶液が得られる方法であればどのよう
な方法でも実施できる。しかしながら、還流を利用した
上記の方法のほうが好ましい。DASの量及び使用する
水の量は必要とするDASの濃度に応じて異なる。水
0.10mg/mlのDAS溶液(容積500ml)の
場合、澄みきった溶液ができるまで約30分間沸騰しな
くてはならない。
一次結合分離(primary bond scission) 、分子内反応を
必要とする。蒸気またはマイクロウェーブを用いた方法
を含めてDAS水溶液が得られる方法であればどのよう
な方法でも実施できる。しかしながら、還流を利用した
上記の方法のほうが好ましい。DASの量及び使用する
水の量は必要とするDASの濃度に応じて異なる。水
0.10mg/mlのDAS溶液(容積500ml)の
場合、澄みきった溶液ができるまで約30分間沸騰しな
くてはならない。
【0034】本発明はDASが様々なポリマーと強く結
合し、反応面を生成するといった発見に基づくものであ
る。DASを強力に結合するためには、2段階の工程が
必要である。まず、水分散性DASをポリマー表面に物
理的に結合させる。次に、DAS溶液を完全に除去した
後、この生成物を中温で乾燥する。酸性または中性水溶
液環境で安定な活性面を生成するには必要最小限の乾燥
を行う必要がある。DASコート面はpH値約8.5以
上で劣化する。
合し、反応面を生成するといった発見に基づくものであ
る。DASを強力に結合するためには、2段階の工程が
必要である。まず、水分散性DASをポリマー表面に物
理的に結合させる。次に、DAS溶液を完全に除去した
後、この生成物を中温で乾燥する。酸性または中性水溶
液環境で安定な活性面を生成するには必要最小限の乾燥
を行う必要がある。DASコート面はpH値約8.5以
上で劣化する。
【0035】化学的結合を必要とするIkada et
al.の方法で教示しているようなPVAまたはEV
AにDASをグラフトするのとは異なり、本発明で開示
しているように細胞成長面へのDASの結合は、物理的
結合、恐らくは疎水性及び酸/塩基相互作用の組み合わ
せによって発生する。つまり、Ikada et a
l.の方法では、DASが化学的に結合する面を含む水
酸基を提供するのに対して、本発明の方法ではDAS分
子を吸着する面を提供するものである。本発明の方法は
様々な表面材料に適用することが可能である。例えば、
ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアロマー、セルロースアセテート、ポリメ
チルペンテンなどである。ポリビニルクロライドとポリ
テトラフルオロエチレンの二つの表面材料は本発明の方
法で処理してもDASを吸着しないことが判明した。D
ASを吸着及び保持するには全体的に適当な極性を備え
ていなくてはならないことが分かる。
al.の方法で教示しているようなPVAまたはEV
AにDASをグラフトするのとは異なり、本発明で開示
しているように細胞成長面へのDASの結合は、物理的
結合、恐らくは疎水性及び酸/塩基相互作用の組み合わ
せによって発生する。つまり、Ikada et a
l.の方法では、DASが化学的に結合する面を含む水
酸基を提供するのに対して、本発明の方法ではDAS分
子を吸着する面を提供するものである。本発明の方法は
様々な表面材料に適用することが可能である。例えば、
ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアロマー、セルロースアセテート、ポリメ
チルペンテンなどである。ポリビニルクロライドとポリ
テトラフルオロエチレンの二つの表面材料は本発明の方
法で処理してもDASを吸着しないことが判明した。D
ASを吸着及び保持するには全体的に適当な極性を備え
ていなくてはならないことが分かる。
【0036】本発明の特徴の一つは、中温での加熱段階
後は殆ど不可逆的にDASはポリマーに接合する。ポリ
スチレンなどの非湿潤面をDAS溶液に暴露すると、わ
ずか数秒でDASが付着できるような湿潤性を有する。
しかしながら、この時、DASは洗浄によって落ち易
く、加熱処理を行わなければ前記面は再び非湿潤面にな
ってしまう。この処理面は約65℃から約75℃の温度
で乾燥するのが好ましい。
後は殆ど不可逆的にDASはポリマーに接合する。ポリ
スチレンなどの非湿潤面をDAS溶液に暴露すると、わ
ずか数秒でDASが付着できるような湿潤性を有する。
しかしながら、この時、DASは洗浄によって落ち易
く、加熱処理を行わなければ前記面は再び非湿潤面にな
ってしまう。この処理面は約65℃から約75℃の温度
で乾燥するのが好ましい。
【0037】本発明で使用するDASは酸化度が高い方
が好ましい。発明者らが行った実験では酸化度が73%
で水10%を含有したSIGMA(P9265)から得
たDASを利用したと報告されている。
が好ましい。発明者らが行った実験では酸化度が73%
で水10%を含有したSIGMA(P9265)から得
たDASを利用したと報告されている。
【0038】DASコート面の反応性アルデヒドグルー
プの表面濃度は、DAS溶液用比色法を一部修正した方
法で決定した。発色団と2,4−ジニトロフェニールヒ
ドラジン(DNPH)(SIGMA D−2630)を
0.25mg/ml(0.9mM)の濃度の1MのHC
lで分解し、暗がりで30分間DASコート面と反応さ
せる。DNPH溶液を移し替えて、約15分間蒸留水で
前記コート面を洗浄し、空気中で乾燥させる。0.1M
のNaOHを暗がりにて室温で5−10分間接触させて
DNPH−DAS錯体を可溶化する。NaOHに浸漬し
た後にpH値を2まで減少させた時、360nmの波長
での吸光度を読み取った。
プの表面濃度は、DAS溶液用比色法を一部修正した方
法で決定した。発色団と2,4−ジニトロフェニールヒ
ドラジン(DNPH)(SIGMA D−2630)を
0.25mg/ml(0.9mM)の濃度の1MのHC
lで分解し、暗がりで30分間DASコート面と反応さ
せる。DNPH溶液を移し替えて、約15分間蒸留水で
前記コート面を洗浄し、空気中で乾燥させる。0.1M
のNaOHを暗がりにて室温で5−10分間接触させて
DNPH−DAS錯体を可溶化する。NaOHに浸漬し
た後にpH値を2まで減少させた時、360nmの波長
での吸光度を読み取った。
【0039】還流DAS溶液のコーティング特性は図2
に示すように還流時間に応じて変化する。図2は、DA
Sコート面における360nmの波長でのDNPH吸光
度値と、面コーティング用DAS溶液の沸騰時間との関
係を示している。透明になった後、結合部位の数は時間
と共に減少するが、変化速度は大変小さくなっている。
DASコートポリスチレンの結合部位の再現性を良くす
るため、液が透明になった後に5分間DAS溶液を沸騰
させる。
に示すように還流時間に応じて変化する。図2は、DA
Sコート面における360nmの波長でのDNPH吸光
度値と、面コーティング用DAS溶液の沸騰時間との関
係を示している。透明になった後、結合部位の数は時間
と共に減少するが、変化速度は大変小さくなっている。
DASコートポリスチレンの結合部位の再現性を良くす
るため、液が透明になった後に5分間DAS溶液を沸騰
させる。
【0040】図3から、DAS溶液でコーティングし、
一定の温度で沸騰させたDASコートポリスチレンのバ
ッチを様々に変化させた時に360nmの波長で測定し
たDNPH吸光度値の変化は小さいということが分か
る。DAS溶液のA240の値(240nmでの吸光
度)から、図2に示すように沸騰時間に伴ってA240
の値が着実に増加するような場合でもDAS溶液の再現
性が優れていることが分かる。
一定の温度で沸騰させたDASコートポリスチレンのバ
ッチを様々に変化させた時に360nmの波長で測定し
たDNPH吸光度値の変化は小さいということが分か
る。DAS溶液のA240の値(240nmでの吸光
度)から、図2に示すように沸騰時間に伴ってA240
の値が着実に増加するような場合でもDAS溶液の再現
性が優れていることが分かる。
【0041】DASの濃度が高くなるにつれ、DASが
表面へ最大量吸着する速度が早くなっている。ポリスチ
レンにDASが吸着する速度は、吸着したDASのDN
PHアッセイによって決定される。図4には、0.10
mg/mlのDAS溶液の場合の結果が示されてい
る。平衡DNPH値を得るには最低約5分の吸着時間が
必要である。最小吸着時間は0.05 mg/ml D
AS濃度の場合に約15分間にまで増加する。平衡DN
PH値に到達するための最小吸着時間は使用する面によ
って異なる。
表面へ最大量吸着する速度が早くなっている。ポリスチ
レンにDASが吸着する速度は、吸着したDASのDN
PHアッセイによって決定される。図4には、0.10
mg/mlのDAS溶液の場合の結果が示されてい
る。平衡DNPH値を得るには最低約5分の吸着時間が
必要である。最小吸着時間は0.05 mg/ml D
AS濃度の場合に約15分間にまで増加する。平衡DN
PH値に到達するための最小吸着時間は使用する面によ
って異なる。
【0042】DASを水の中に分散した後は、周囲条件
に保ち滅菌された状態で溶液の有効寿命は約1ヶ月であ
る。滅菌および無菌DASコートポリスチレンプレート
の貯蔵安定度は、25℃の温度で相対湿度を30%、7
0%、90%にして決定する。その結果が図5及び6に
グラフとして示されている。図から、相対湿度30%の
時に結合部位(BS)は約10%失われ、1ヶ月後これ
より高い相対湿度ではもっと多くの部位が失われた。
に保ち滅菌された状態で溶液の有効寿命は約1ヶ月であ
る。滅菌および無菌DASコートポリスチレンプレート
の貯蔵安定度は、25℃の温度で相対湿度を30%、7
0%、90%にして決定する。その結果が図5及び6に
グラフとして示されている。図から、相対湿度30%の
時に結合部位(BS)は約10%失われ、1ヶ月後これ
より高い相対湿度ではもっと多くの部位が失われた。
【0043】一般的に使用される細胞培養支持体剤とし
てはポリスチレンなどのポリマーが最適であるが、場合
によってはより耐溶剤性の高い支持体が必要となる。ガ
ラスには耐溶剤性が必要な場合に表面材を理想的に成長
させる特性がある。しかしながら、DASはガラス支持
体の表面にはさほど吸着されない。本発明ではアミノシ
ランコートガラスの表面を活性化する方法を提供する。
アミノシランコートガラスは周知の方法で製造する。好
適な方法としては、約1Torrの気圧で酸素プラズマ
中にてガラスを約30秒間処理する段階と、約60℃か
ら80℃の温度で3ーアミノプロピルトリエトキシレン
10%と水から成る水溶液にガラスを約3時間浸漬する
段階とを備えている。次に、ガラスを水で洗浄し、約5
0℃から120℃の温度で約18−24時間硬化させ
る。本発明の方法を用いて、DASをポリマー面に塗布
するようにアミノシランコートガラスにDASを塗布す
る。表1は、DASコートとポリスチレン、DASコー
トガラス、アミノシランコートガラス表面のDASコー
トとを比較したものである。結合DASの量はDNPH
アッセイを用いて360nmの波長の吸光度で測定す
る。表から、未処理ガラスに比べてアミノシランコート
ガラスではもっと多量のDASが吸着しているのが分か
る。
てはポリスチレンなどのポリマーが最適であるが、場合
によってはより耐溶剤性の高い支持体が必要となる。ガ
ラスには耐溶剤性が必要な場合に表面材を理想的に成長
させる特性がある。しかしながら、DASはガラス支持
体の表面にはさほど吸着されない。本発明ではアミノシ
ランコートガラスの表面を活性化する方法を提供する。
アミノシランコートガラスは周知の方法で製造する。好
適な方法としては、約1Torrの気圧で酸素プラズマ
中にてガラスを約30秒間処理する段階と、約60℃か
ら80℃の温度で3ーアミノプロピルトリエトキシレン
10%と水から成る水溶液にガラスを約3時間浸漬する
段階とを備えている。次に、ガラスを水で洗浄し、約5
0℃から120℃の温度で約18−24時間硬化させ
る。本発明の方法を用いて、DASをポリマー面に塗布
するようにアミノシランコートガラスにDASを塗布す
る。表1は、DASコートとポリスチレン、DASコー
トガラス、アミノシランコートガラス表面のDASコー
トとを比較したものである。結合DASの量はDNPH
アッセイを用いて360nmの波長の吸光度で測定す
る。表から、未処理ガラスに比べてアミノシランコート
ガラスではもっと多量のDASが吸着しているのが分か
る。
【0044】 表 1 面 DNPHアッセイ値 (OD 360nm) ポリスチレン/DAS 0.050 ガラス/DAS 0.009 ガラス/アミノシラン/DAS 0.080 本発明のDASコート面に多数のペプチドを結合するこ
とが可能である。これらのペプチドには、Gly−Ar
g−Gly−Asp−Ser−Pro−Lys,Lys
−Gly,Gly−Gly−Tyr−Arg,Arg−
Lys−Asp−Val−Tyrといったペプチドが含
まれる。ポリスチレン面を用いた実験から、一般的に、
リシル残留物のペプチドアルファ−アミンまたはイプシ
ロン−アミンによってDASのアルデヒドグループにペ
プチドが結合することが分かった。いずれの場合も、窒
素結合用の安定した炭素を生成するには好ましくはNa
BH4 またはNaCNBH3 といった還元剤が必要であ
る。図7には、Gly−Arg−Gly−Asp−Se
r−Pro−Lys結合ペプチドを用いて得られた結果
が示されている。図において、ペプチドコート面は0.
10 mg/mlのDAS溶液で生成したDASコート
ポリスチレン支持体上に形成されている。ペプチドを吸
着し、緩やかに吸着されたペプチドを洗浄した後に金ア
ッセイ法を実施する。当該アッセイには、コート面にコ
ロイド金溶液を付加する段階と当該溶液を室温で2ー4
時間そのままにしておく段階とからなる。使用済みの金
溶液を除去し、プレートを蒸留水で2度洗浄する。次
に、プレートをマイクロプレートリーダー(DYNAT
ECH MR5000)にて530nmの波長で読み取
る。この結果から、プラトーが溶液1ml当たり約20
0μgのペプチド濃度になるまでペプチド溶液の濃度の
増加に従い結合ペプチドの量も増加する。
とが可能である。これらのペプチドには、Gly−Ar
g−Gly−Asp−Ser−Pro−Lys,Lys
−Gly,Gly−Gly−Tyr−Arg,Arg−
Lys−Asp−Val−Tyrといったペプチドが含
まれる。ポリスチレン面を用いた実験から、一般的に、
リシル残留物のペプチドアルファ−アミンまたはイプシ
ロン−アミンによってDASのアルデヒドグループにペ
プチドが結合することが分かった。いずれの場合も、窒
素結合用の安定した炭素を生成するには好ましくはNa
BH4 またはNaCNBH3 といった還元剤が必要であ
る。図7には、Gly−Arg−Gly−Asp−Se
r−Pro−Lys結合ペプチドを用いて得られた結果
が示されている。図において、ペプチドコート面は0.
10 mg/mlのDAS溶液で生成したDASコート
ポリスチレン支持体上に形成されている。ペプチドを吸
着し、緩やかに吸着されたペプチドを洗浄した後に金ア
ッセイ法を実施する。当該アッセイには、コート面にコ
ロイド金溶液を付加する段階と当該溶液を室温で2ー4
時間そのままにしておく段階とからなる。使用済みの金
溶液を除去し、プレートを蒸留水で2度洗浄する。次
に、プレートをマイクロプレートリーダー(DYNAT
ECH MR5000)にて530nmの波長で読み取
る。この結果から、プラトーが溶液1ml当たり約20
0μgのペプチド濃度になるまでペプチド溶液の濃度の
増加に従い結合ペプチドの量も増加する。
【0045】DNPHアッセイで得られた値を用いてペ
プチドの質量を見積もる。図1は、0.10 mg/m
lのDAS溶液濃度における3BS/nm2 の表面濃度
を示している。DNPHと同様の反応性をペプチドが有
していると仮定した場合、ペプチド1μgの表面濃度を
くぼみ(well)単位(96くぼみ)で算出する。
プチドの質量を見積もる。図1は、0.10 mg/m
lのDAS溶液濃度における3BS/nm2 の表面濃度
を示している。DNPHと同様の反応性をペプチドが有
していると仮定した場合、ペプチド1μgの表面濃度を
くぼみ(well)単位(96くぼみ)で算出する。
【0046】本発明の好適生成物が細胞結合ペプチド
(cap’s)に結合した活性面である時、細胞結合タ
ンパク質(CAP’S)に結合した活性面も本発明に含
まれる。本発明のDASコート面の免疫グロブリン(I
gG)タンパク質に対する結合効果を調べる研究が行わ
れた。酵素免疫測定法(ELISA)用支持体として9
6くぼみプレート用コートを使用した。図13はDAS
コートポリスチレンに化学的に結合したIgGの抗原性
活動を決定して得られたデータのグラフである。図示さ
れている結果は、0.02 M NaCNBH3 [.0
2CN(O)]を用いてIgGに結合させた未処理ポリ
スチレンサンプルと、0.05 M NaCNB
H3 [.05CN(O)]を用いてIgGに結合させた
未処理ポリスチレンサンプルと、ガンマ線照射で処理し
0.05 M NaCNBH3 [.05CN(E)]を
用いてIgGに結合させたポリスチレンサンプルに関す
るものである。これらの結果は、標準CORNING
ELISAプレートに物理的に結合したIgGから得ら
れた信号のパーセントで表されている。DASコーティ
ングしたポリスチレンの最大応答は制御面すなわちガン
マ線照射処理したポリスチレンELISA面にほぼ等し
い。
(cap’s)に結合した活性面である時、細胞結合タ
ンパク質(CAP’S)に結合した活性面も本発明に含
まれる。本発明のDASコート面の免疫グロブリン(I
gG)タンパク質に対する結合効果を調べる研究が行わ
れた。酵素免疫測定法(ELISA)用支持体として9
6くぼみプレート用コートを使用した。図13はDAS
コートポリスチレンに化学的に結合したIgGの抗原性
活動を決定して得られたデータのグラフである。図示さ
れている結果は、0.02 M NaCNBH3 [.0
2CN(O)]を用いてIgGに結合させた未処理ポリ
スチレンサンプルと、0.05 M NaCNB
H3 [.05CN(O)]を用いてIgGに結合させた
未処理ポリスチレンサンプルと、ガンマ線照射で処理し
0.05 M NaCNBH3 [.05CN(E)]を
用いてIgGに結合させたポリスチレンサンプルに関す
るものである。これらの結果は、標準CORNING
ELISAプレートに物理的に結合したIgGから得ら
れた信号のパーセントで表されている。DASコーティ
ングしたポリスチレンの最大応答は制御面すなわちガン
マ線照射処理したポリスチレンELISA面にほぼ等し
い。
【0047】牛の血清アルブミンとゼラチン(牛の皮膚
から採取したSIGMA G1393 2% ゲル)を
本発明のDASコートポリスチレン面に結合させること
にも成功した。
から採取したSIGMA G1393 2% ゲル)を
本発明のDASコートポリスチレン面に結合させること
にも成功した。
【0048】連続または形質変換した細胞系統に応答が
類似しているかどうかを調べるため一次細胞研究を行っ
た。図8から12は、Gly−Arg−Gly−Asp
−Ser−Pro−Lys/DAS/ポリスチレン面表
面にて成長させた様々な一次細胞を用いて国立衛生研究
所が行った成長研究結果を示している。図において、図
8はラットの大動脈の平滑筋細胞に関する結果を、図9
は人の舌細胞に関する結果、図10は人の内皮細胞に関
する結果を示している。図には3つの面に関するデータ
が示されている。つまり、標準空気ープラズマまたはコ
ロナ放電処理したポリスチレン面(制御)、細胞結合ペ
プチドGly−Arg−Gly−Asp−Ser−Pr
o−Lys(.1 DAS/100R/G)を結合した
後に0.10 mg/ml溶液を用いてDASでコーテ
ィングし、1mMのジラード試薬で処理したポリスチレ
ン面と、細胞結合ペプチドGly−Arg−Gly−A
sp−Ser−Pro−Lys(.1 DAS/100
R/H)を結合した後に0.10 mg/ml溶液を用
いてDASをコーティングし、4ーヒドラジノベンゼン
サルホン酸で処理したポリスチレン面といった3面であ
る。この場合の結果から、3ー6日経過すると、Gly
−Arg−Gly−Asp−Ser−Pro−Lysペ
プチドが結合した面では制御面の場合のほぼ2倍の成長
があったことが分かった。制御面は標準空気ープラズマ
またはコロナ処理ポリスチレン組織培養面であった。
類似しているかどうかを調べるため一次細胞研究を行っ
た。図8から12は、Gly−Arg−Gly−Asp
−Ser−Pro−Lys/DAS/ポリスチレン面表
面にて成長させた様々な一次細胞を用いて国立衛生研究
所が行った成長研究結果を示している。図において、図
8はラットの大動脈の平滑筋細胞に関する結果を、図9
は人の舌細胞に関する結果、図10は人の内皮細胞に関
する結果を示している。図には3つの面に関するデータ
が示されている。つまり、標準空気ープラズマまたはコ
ロナ放電処理したポリスチレン面(制御)、細胞結合ペ
プチドGly−Arg−Gly−Asp−Ser−Pr
o−Lys(.1 DAS/100R/G)を結合した
後に0.10 mg/ml溶液を用いてDASでコーテ
ィングし、1mMのジラード試薬で処理したポリスチレ
ン面と、細胞結合ペプチドGly−Arg−Gly−A
sp−Ser−Pro−Lys(.1 DAS/100
R/H)を結合した後に0.10 mg/ml溶液を用
いてDASをコーティングし、4ーヒドラジノベンゼン
サルホン酸で処理したポリスチレン面といった3面であ
る。この場合の結果から、3ー6日経過すると、Gly
−Arg−Gly−Asp−Ser−Pro−Lysペ
プチドが結合した面では制御面の場合のほぼ2倍の成長
があったことが分かった。制御面は標準空気ープラズマ
またはコロナ処理ポリスチレン組織培養面であった。
【0049】図11は人内皮一次細胞(HEC)を用い
て行った成長研究を示している。図には3つの面に関す
る結果が示されている。すなわち、標準空気ープラズマ
またはコロナ放電処理したポリスチレン面(制御)、フ
ィブロネクチン層(フィブロネクチン)を有する標準空
気ープラズマまたはコロナ放電処理ポリスチレン面、細
胞結合ペプチドGly−Arg−Gly−Asp−Se
r−Pro−Lys(.1 DAS/100R/G)を
結合した後に0.10 mg/ml溶液を用いてDAS
でコーティングし、1mMのジラード試薬で処理したポ
リスチレン面の3面である。この場合、2日間成長させ
た後、制御用の標準空気ープラズマまたはコロナ処理ポ
リスチレン組織培養面よりも約50%以上の細胞がペプ
チド/DAS面に見られた。もっと重要なことは、本発
明のペプチドコート面が、従来技術のフィブロネクチン
層を備えた標準空気ープラズマまたはコロナ処理ポリス
チレン組織培養面に比べて約15%以上細胞成長を促進
している様子がこのグラフから分かるということであ
る。
て行った成長研究を示している。図には3つの面に関す
る結果が示されている。すなわち、標準空気ープラズマ
またはコロナ放電処理したポリスチレン面(制御)、フ
ィブロネクチン層(フィブロネクチン)を有する標準空
気ープラズマまたはコロナ放電処理ポリスチレン面、細
胞結合ペプチドGly−Arg−Gly−Asp−Se
r−Pro−Lys(.1 DAS/100R/G)を
結合した後に0.10 mg/ml溶液を用いてDAS
でコーティングし、1mMのジラード試薬で処理したポ
リスチレン面の3面である。この場合、2日間成長させ
た後、制御用の標準空気ープラズマまたはコロナ処理ポ
リスチレン組織培養面よりも約50%以上の細胞がペプ
チド/DAS面に見られた。もっと重要なことは、本発
明のペプチドコート面が、従来技術のフィブロネクチン
層を備えた標準空気ープラズマまたはコロナ処理ポリス
チレン組織培養面に比べて約15%以上細胞成長を促進
している様子がこのグラフから分かるということであ
る。
【0050】表IIは、本発明のGly−Arg−Gl
y−Asp−Ser−Pro−Lys/DAS/ポリス
チレン面表面で成長した様々な細胞の動作を制御面、標
準空気ープラズマまたはコロナ処理ポリスチレン組織培
養面の表面で見られた成長を百分率で表したものであ
る。
y−Asp−Ser−Pro−Lys/DAS/ポリス
チレン面表面で成長した様々な細胞の動作を制御面、標
準空気ープラズマまたはコロナ処理ポリスチレン組織培
養面の表面で見られた成長を百分率で表したものであ
る。
【0051】 表 II 細胞のタイプ 制御性能(%) 細胞系統 人の肺(MRC5) 93 犬の腎臓(MDCK) 93 マウスの神経芽細胞腫(Neuro−2A) 87 猿の腎臓(Vero) 67 人の卵巣の癌腫(PA−1) 68 マウスの結合組織(L929) 27 一次細胞 人のさい静脈内皮 1800−2500 ラットの大動脈 1700 人の舌 1400 これらのデータから、全体的な成長速度の点で連続細胞
系統培養よりもGly−Arg−Gly−Asp−Se
r−Pro−Lys/DAS/ポリスチレン面の方が一
次細胞より有効であることが分かる。
系統培養よりもGly−Arg−Gly−Asp−Se
r−Pro−Lys/DAS/ポリスチレン面の方が一
次細胞より有効であることが分かる。
【0052】図12に示すように、ペプチド面を用いる
と人の内皮細胞(HEC’S)の結合融合性単一層の生
存度が延びるといった実質的な利点がある。ペプチド面
をフィブロネクチンコート面と比較すると、20間の定
温放置の後は細胞成長媒質中では顕著な細胞分離は見ら
れず、くぼみ数も40%増加していた。なお、図12に
おいて、図には3つの面に関する結果が示されている。
すなわち、標準空気ープラズマまたはコロナ放電処理し
たポリスチレン面(制御)、フィブロネクチン層(フィ
ブロネクチン)を有する標準空気ープラズマまたはコロ
ナ放電処理ポリスチレン面、細胞結合ペプチドGly−
Arg−Gly−Asp−Ser−Pro−Lys(.
1 DAS/100R/G)を結合した後に0.10
mg/ml溶液を用いてDASでコーティングし、1m
Mのジラード試薬で処理したポリスチレン面の3面であ
る。
と人の内皮細胞(HEC’S)の結合融合性単一層の生
存度が延びるといった実質的な利点がある。ペプチド面
をフィブロネクチンコート面と比較すると、20間の定
温放置の後は細胞成長媒質中では顕著な細胞分離は見ら
れず、くぼみ数も40%増加していた。なお、図12に
おいて、図には3つの面に関する結果が示されている。
すなわち、標準空気ープラズマまたはコロナ放電処理し
たポリスチレン面(制御)、フィブロネクチン層(フィ
ブロネクチン)を有する標準空気ープラズマまたはコロ
ナ放電処理ポリスチレン面、細胞結合ペプチドGly−
Arg−Gly−Asp−Ser−Pro−Lys(.
1 DAS/100R/G)を結合した後に0.10
mg/ml溶液を用いてDASでコーティングし、1m
Mのジラード試薬で処理したポリスチレン面の3面であ
る。
【0053】実 験 DAS分解 プラスチック計量ボート内で水約2 mlに約0.05
0gのDASを添加してペーストを生成した。DASペ
ーストを1000 ml沸騰フラスコに添加して、全体
量が約500 mlになるまで水を加えた。沸騰フラス
コに還流凝縮器を装着し、ホットプレート上で約53分
間加熱すると高硬化した。約25分間沸騰させた後で溶
液は透明になった(全体の加熱時間は約48分間)。次
に、フラスコを氷浴中で約15分間冷却した。
0gのDASを添加してペーストを生成した。DASペ
ーストを1000 ml沸騰フラスコに添加して、全体
量が約500 mlになるまで水を加えた。沸騰フラス
コに還流凝縮器を装着し、ホットプレート上で約53分
間加熱すると高硬化した。約25分間沸騰させた後で溶
液は透明になった(全体の加熱時間は約48分間)。次
に、フラスコを氷浴中で約15分間冷却した。
【0054】DASコートと乾燥 0.10 mg/mlのDAS水溶液を24くぼみポリ
スチレンプレートの各くぼみに約2 mlづつ添加し
て、この溶液をプレート内で室温にて約15分間そのま
まにした。次にこの溶液を移し替えた。アルミニウムプ
レートの表面にポリスチレンプレートを配置し、強制空
気炉(フィッシャー イソテンプ (Fisher Isotemp))
内で約15分間65℃の温度で乾燥した。
スチレンプレートの各くぼみに約2 mlづつ添加し
て、この溶液をプレート内で室温にて約15分間そのま
まにした。次にこの溶液を移し替えた。アルミニウムプ
レートの表面にポリスチレンプレートを配置し、強制空
気炉(フィッシャー イソテンプ (Fisher Isotemp))
内で約15分間65℃の温度で乾燥した。
【0055】ガラス表面の化学変性 2.54cm(1インチ) x 7.62cm(3イン
チ)のサイズの複数のソーダ石灰ガラス顕微鏡スライド
をプラスモッド(Plasmod) (マーチ インスツルメント
(MARCH INSTRUMENTS) )内にて約1Torrの気圧の酸
素中で約30秒間処理した。次に、濃度10%の3ーア
ミノプロピルトリエトキシレン(ペトラーチ システム
ズ社 A0750)水溶液内に前記スライドを約70℃
の温度で約18時間浸漬した。次にこれらのスライドを
水で洗浄し、約95℃の温度で約18時間硬化させた。
チ)のサイズの複数のソーダ石灰ガラス顕微鏡スライド
をプラスモッド(Plasmod) (マーチ インスツルメント
(MARCH INSTRUMENTS) )内にて約1Torrの気圧の酸
素中で約30秒間処理した。次に、濃度10%の3ーア
ミノプロピルトリエトキシレン(ペトラーチ システム
ズ社 A0750)水溶液内に前記スライドを約70℃
の温度で約18時間浸漬した。次にこれらのスライドを
水で洗浄し、約95℃の温度で約18時間硬化させた。
【0056】アミノシランコートガラスのDASコート 複数のチャンバースライド(ナンク(Nunc))表面のくぼ
みから壁(wall)を取り除き、上記引用したシランコート
スライド表面にこの壁を接着する。くぼみ内の各シラン
コートスライドの表面に0.10 mg/mlのDAS
水溶液を約2ml載置する。この水溶液を室温にて約1
時間前記スライド表面に放置する。次に溶液を移し替え
る。アルミニウムプレートの表面にスライドを載置し、
強制空気炉(フィッシャー イソテンプ)内で約65℃
の温度で約15分間乾燥させた。
みから壁(wall)を取り除き、上記引用したシランコート
スライド表面にこの壁を接着する。くぼみ内の各シラン
コートスライドの表面に0.10 mg/mlのDAS
水溶液を約2ml載置する。この水溶液を室温にて約1
時間前記スライド表面に放置する。次に溶液を移し替え
る。アルミニウムプレートの表面にスライドを載置し、
強制空気炉(フィッシャー イソテンプ)内で約65℃
の温度で約15分間乾燥させた。
【0057】DASコート面へのペプチドの結合 接着ペプチドGly−Arg−Gly−Asp−Ser
−Pro−Lys(テリオス社(TELIOS, INC.)を約10
0μg/ml含んだpH約7の100 mMMOPS、
20 mM NaCNBH3 水溶液を生成した。この
水溶液0.2mlを24くぼみプレートの各くぼみに添
加した。揺動シェーカーテーブルにこのプレートを載置
し、約22℃の温度で約18時間放置した。次に、この
溶液をピペットで除去した。pH7の燐酸塩緩衝塩水で
くぼみを洗浄した。さらに、このプレートを強制空気炉
(フィッシャー イソテンプ)内にて約30−35℃の
温度で約1時間乾燥させた。
−Pro−Lys(テリオス社(TELIOS, INC.)を約10
0μg/ml含んだpH約7の100 mMMOPS、
20 mM NaCNBH3 水溶液を生成した。この
水溶液0.2mlを24くぼみプレートの各くぼみに添
加した。揺動シェーカーテーブルにこのプレートを載置
し、約22℃の温度で約18時間放置した。次に、この
溶液をピペットで除去した。pH7の燐酸塩緩衝塩水で
くぼみを洗浄した。さらに、このプレートを強制空気炉
(フィッシャー イソテンプ)内にて約30−35℃の
温度で約1時間乾燥させた。
【0058】Lys−Gly(SIGMA),Gly−
Gly−Tyr−Arg(TELIOS,INC.),
Arg−Lys−Asp−Val−Tyrペプチドに
ついても同じ方法を実施した。
Gly−Tyr−Arg(TELIOS,INC.),
Arg−Lys−Asp−Val−Tyrペプチドに
ついても同じ方法を実施した。
【0059】DASコート面へのタンパク質の結合 IgGを0.10 mg/ml含んだpH約7の100
mM MOPS及び20mM NaCNBH3 とpH約
4.5の100mMアセテートの水溶液を生成した。2
4くぼみプレートの各くぼみに2mlの溶液を添加し
た。このプレートを揺動シェーカーテーブル上に載置
し、約22℃の温度で約18時間放置した。次に、この
水溶液をピペットで除去する。pH約7の燐酸塩緩衝塩
水でこのくぼみを洗浄した。強制空気炉(フィッシャー
イソテンプ)内にて約30−35℃の温度で約1時間
乾燥した。
mM MOPS及び20mM NaCNBH3 とpH約
4.5の100mMアセテートの水溶液を生成した。2
4くぼみプレートの各くぼみに2mlの溶液を添加し
た。このプレートを揺動シェーカーテーブル上に載置
し、約22℃の温度で約18時間放置した。次に、この
水溶液をピペットで除去する。pH約7の燐酸塩緩衝塩
水でこのくぼみを洗浄した。強制空気炉(フィッシャー
イソテンプ)内にて約30−35℃の温度で約1時間
乾燥した。
【0060】IgGの濃度を変化させてこの方法を繰り
返した。同じ濃度のアルブミンについても同じ方法を実
施した。
返した。同じ濃度のアルブミンについても同じ方法を実
施した。
【0061】細胞成長 上記Gly−Arg−Gly−Asp−Ser−Pro
−LysでコートされたプレートをVendorに送っ
て滅菌した。牛の血清アルブミン(BSA)3%と24
2μg/mlのグルタミン(DMEM)を追加したダル
ベッコ変性イーグル培地(Dulbeco's Modified Eagles M
edium)500μlを各くぼみに添加し、室温にて約30
分間定温放置する。ピペットで全てのくぼみから液体を
除去する。0.02%BSAと人のへその血管内皮細胞
懸濁液(HUVEC)200μlを加えた1mlのDM
EMを各くぼみに添加する。次に、くぼみを37℃の温
度で5%CO2 中にて定温放置を数回行う。定温放置
後、前記液体と未結合細胞をピペットでくぼみから除去
する。燐酸塩緩衝塩水(PBS)2mlを各くぼみに添
加し、次にくぼみを優しくシェイクする。くぼみから前
記液体を除去し、PBS洗浄ステップを繰り返す。次
に、各くぼみに0.1%トリプシン1mlを添加する。
10分後、クールター計数器で剥離した細胞をカウント
する。
−LysでコートされたプレートをVendorに送っ
て滅菌した。牛の血清アルブミン(BSA)3%と24
2μg/mlのグルタミン(DMEM)を追加したダル
ベッコ変性イーグル培地(Dulbeco's Modified Eagles M
edium)500μlを各くぼみに添加し、室温にて約30
分間定温放置する。ピペットで全てのくぼみから液体を
除去する。0.02%BSAと人のへその血管内皮細胞
懸濁液(HUVEC)200μlを加えた1mlのDM
EMを各くぼみに添加する。次に、くぼみを37℃の温
度で5%CO2 中にて定温放置を数回行う。定温放置
後、前記液体と未結合細胞をピペットでくぼみから除去
する。燐酸塩緩衝塩水(PBS)2mlを各くぼみに添
加し、次にくぼみを優しくシェイクする。くぼみから前
記液体を除去し、PBS洗浄ステップを繰り返す。次
に、各くぼみに0.1%トリプシン1mlを添加する。
10分後、クールター計数器で剥離した細胞をカウント
する。
【図1】未処理ポリスチレン(UTPS)表面コート用
DAS溶液の濃度と該コート面においてDNPHアッセ
イを用いて測定した360ナノメーター(nm)での吸光度
との関係を示したグラフ
DAS溶液の濃度と該コート面においてDNPHアッセ
イを用いて測定した360ナノメーター(nm)での吸光度
との関係を示したグラフ
【図2】還流DAS溶液の沸騰時間と該溶液の240n
mの波長での吸光度の関係と、前記沸騰時間とコート面
上においてDNPHアッセイを用いて測定した360n
mでの吸光度との関係も示したグラフ
mの波長での吸光度の関係と、前記沸騰時間とコート面
上においてDNPHアッセイを用いて測定した360n
mでの吸光度との関係も示したグラフ
【図3】バッチ数を変化させながら一定時間沸騰させた
DAS溶液と該溶液の240nmの波長での吸光度との
関係と、当該バッチと前記コート面上においてDNPH
アッセイを用い360nmで測定した吸光度との関係も
示したグラフ
DAS溶液と該溶液の240nmの波長での吸光度との
関係と、当該バッチと前記コート面上においてDNPH
アッセイを用い360nmで測定した吸光度との関係も
示したグラフ
【図4】0.10 mg/ml DAS溶液へのポリス
チレン表面の浸漬時間と、該表面において360nmの
波長で測定したDNPHアッセイ吸光度との関係を示し
たグラフ
チレン表面の浸漬時間と、該表面において360nmの
波長で測定したDNPHアッセイ吸光度との関係を示し
たグラフ
【図5】0.10 mg/ml DAS溶液を用いてD
ASで生成した未殺菌DASコートポリスチレン支持体
の相対湿度(RH)を30%、70%、90%とした場
合の数日間に及ぶ保存時間と、前記コート面上における
360nmの波長で測定したDNPHアッセイ吸光度と
の関係を示すグラフ
ASで生成した未殺菌DASコートポリスチレン支持体
の相対湿度(RH)を30%、70%、90%とした場
合の数日間に及ぶ保存時間と、前記コート面上における
360nmの波長で測定したDNPHアッセイ吸光度と
の関係を示すグラフ
【図6】0.10 mg/ml DAS溶液を用いてD
ASで生成したガンマ線照射殺菌処理したDASコート
ポリスチレン支持体の相対湿度(RH)を30%、70
%、90%とした場合の数日間に及ぶ保存時間と、36
0nmの波長で測定した前記コート面のDNPHアッセ
イ吸光度との関係を示すグラフ
ASで生成したガンマ線照射殺菌処理したDASコート
ポリスチレン支持体の相対湿度(RH)を30%、70
%、90%とした場合の数日間に及ぶ保存時間と、36
0nmの波長で測定した前記コート面のDNPHアッセ
イ吸光度との関係を示すグラフ
【図7】細胞付着ペプチドGly−Arg−Gly−A
sp−Ser−Pro−Lysを用いたペプチド懸濁液
の濃度と、ペプチドコート面上における530nmの波
長で測定した金アッセイ吸光度との関係を示すグラフ
sp−Ser−Pro−Lysを用いたペプチド懸濁液
の濃度と、ペプチドコート面上における530nmの波
長で測定した金アッセイ吸光度との関係を示すグラフ
【図8】ラットの大動脈の平滑筋細胞に関する結果を1
日の数分の1の成長時間と、表面上でカウントした特定
細胞の数で示したグラフ
日の数分の1の成長時間と、表面上でカウントした特定
細胞の数で示したグラフ
【図9】人の舌細胞に関する結果を1日の数分の1の成
長時間と、表面上でカウントした特定細胞の数で示した
グラフ
長時間と、表面上でカウントした特定細胞の数で示した
グラフ
【図10】人の内皮細胞に関する結果を1日の数分の1
の成長時間と、表面上でカウントした特定細胞の数で示
したグラフ
の成長時間と、表面上でカウントした特定細胞の数で示
したグラフ
【図11】数日に及ぶ成長時間と、表面上でカウントし
た人の内皮細胞の値との関係を示すグラフ
た人の内皮細胞の値との関係を示すグラフ
【図12】20日間の定温放置と、目立った細胞分離が
発生していない培養プレート内のくぼみ(wells) のパー
セントとの関係を示すグラフ
発生していない培養プレート内のくぼみ(wells) のパー
セントとの関係を示すグラフ
【図13】ポリスチレン支持体のコーティングに使用し
たDAS溶液の濃度(単位、mg/ml)と、DASコ
ートポリスチレン(DAS/PS)支持体に化学的に結
合した免疫グロブリン(Igs)の抗原性活動(標準C
ORNING ELISAプレートに結合した1.5μ
g/mlから得られた吸光度信号のパーセントで表示)
との関係を示すグラフ
たDAS溶液の濃度(単位、mg/ml)と、DASコ
ートポリスチレン(DAS/PS)支持体に化学的に結
合した免疫グロブリン(Igs)の抗原性活動(標準C
ORNING ELISAプレートに結合した1.5μ
g/mlから得られた吸光度信号のパーセントで表示)
との関係を示すグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レロイ エス ハーシュ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14870 ペインテッド ポスト ピーオーボック ス 449 (72)発明者 フランシス マリー スミス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14901 エルマイラ ウェスト フィフス スト リート 202
Claims (20)
- 【請求項1】 ジアルデヒド澱粉の少なくとも一部が表
面に吸着されるよう当該表面上にジアルデヒド澱粉の水
溶液を十分な時間載置する段階と、 該水溶液を除去する段階と、 約50℃から約150℃の温度で前記表面を乾燥させる
段階とからなることを特徴とする表面へのジアルデヒド
澱粉付着方法。 - 【請求項2】 前記ジアルデヒド澱粉水溶液は、 ペーストが生成されるようジアルデヒド澱粉の一部に水
を添加する段階と、 酸化澱粉細粒が水中に十分分散するまで前記ペーストを
水で還流させる段階と、 前記ジアルデヒド澱粉溶液を室温まで急速に冷却する段
階とからなる方法で生成することを特徴とする請求項1
記載のジアルデヒド澱粉表面付着方法。 - 【請求項3】 前記ジアルデヒド澱粉水溶液の濃度は少
なくとも0.05mg/mlであり、前記ジアルデヒド
澱粉水溶液に前記表面を少なくとも15分間暴露するこ
とを特徴とする請求項1記載のジアルデヒド澱粉表面付
着方法。 - 【請求項4】 前記ジアルデヒド澱粉水溶液の濃度は少
なくとも0.10mg/mlであり、前記ジアルデヒド
澱粉水溶液に前記表面を少なくとも2分間暴露すること
を特徴とする請求項1記載のジアルデヒド澱粉表面付着
方法。 - 【請求項5】 前記表面を約65℃から約75℃の温度
で乾燥させることを特徴とする請求項1記載のジアルデ
ヒド澱粉表面付着方法。 - 【請求項6】 前記表面は、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアロマー、セ
ルロース アセテート、ポリメチルペンテンからなるグ
ループから選択したポリマー面であることを特徴とする
請求項1記載のジアルデヒド澱粉表面付着方法。 - 【請求項7】 前記表面は実験器具コンテナーの内部に
配置することを特徴とする請求項6記載のジアルデヒド
澱粉表面付着方法。 - 【請求項8】 前記表面はアミノシランコートガラスで
あることを特徴とする請求項1記載のジアルデヒド澱粉
表面付着方法。 - 【請求項9】 前記アミノシランコートガラスは、 前記ガラスを酸素プラズマ中にて約1Torrの気圧で
約30秒間処理する段階と、 約10%の3−アミノプロピルトリエトキシレンの水溶
液中に前記処理を施したガラスを約60℃から約80℃
の温度で約3時間浸漬する段階と、 浸漬後前記ガラスを洗浄する段階と、 洗浄した前記ガラスを約50℃から120℃の温度で約
18ー24時間硬化させる段階とからなる方法で生成す
ることを特徴とする請求項8記載のジアルデヒド澱粉表
面付着方法。 - 【請求項10】 還元剤と生物的活性分子と適当な緩衝
剤を含有するpH約7の溶液を請求項1記載の方法で活
性させた表面の上に載置する段階と、 約20℃から約25℃の温度で前記溶液で全体をコート
した前記表面を少なくとも2時間優しくシェイクする段
階と、 前記溶液を除去する段階と、 約35℃から約40℃の温度で前記表面を乾燥させる段
階とからなることを特徴とする細胞成長用表面の生成方
法。 - 【請求項11】 前記生物活性分子は、Gly−Arg
−Gly−Asp−Ser−Pro−Lys,Lys−
Gly,Gly−Gly−Tyr−Arg,Arg−L
ys−Asp−Val−Tyrからなるグループから選
択したものであることを特徴とする請求項10記載の細
胞成長用表面の生成方法。 - 【請求項12】 ジアルデヒド澱粉の分子が吸着する面
を少なくとも1面備えていることを特徴とする物質結合
可能支持体。 - 【請求項13】 請求項1の方法で生成した面を少なく
とも1面備えていることを特徴とする物質結合可能支持
体。 - 【請求項14】 前記支持体は、請求項1の方法で生成
した内面を少なくとも1面備えているフラスコであるこ
とを特徴とする請求項13記載の支持体。 - 【請求項15】 前記ジアルデヒド澱粉コート面に結合
した生物活性分子をさらに具備していることを特徴とす
る請求項13記載の支持体。 - 【請求項16】 前記生物活性分子は細胞結合ペプチド
であることを特徴とする請求項15記載の支持体。 - 【請求項17】 前記細胞結合ペプチドは、Gly−A
rg−Gly−Asp−Ser−Pro−Lys,Ly
s−Gly,Gly−Gly−Tyr−Arg,Arg
−Lys−Asp−Val−Tyrからなるグループか
ら選択したものであることを特徴とする請求項16記載
の支持体。 - 【請求項18】 前記生物活性分子は細胞結合タンパク
質であることを特徴とする請求項15記載の支持体。 - 【請求項19】 前記細胞結合タンパク質は、免疫グロ
ブリン、牛の血清アルブミンからなるグループから選択
したものであることを特徴とする請求項18記載の支持
体。 - 【請求項20】 前記ジアルデヒド澱粉コート面に結合
したゼラチン膜をさらに具備していることを特徴とする
請求項13記載の支持体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/972,327 US5281660A (en) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | Method of attaching dialdehyde starch to a surface and products produced by that method |
US972327 | 1992-11-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06209759A true JPH06209759A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=25519524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5276686A Withdrawn JPH06209759A (ja) | 1992-11-05 | 1993-11-05 | ジアルデヒド澱粉の表面付着方法及びその生成物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5281660A (ja) |
EP (1) | EP0596315B1 (ja) |
JP (1) | JPH06209759A (ja) |
CA (1) | CA2108608A1 (ja) |
DE (1) | DE69316707T2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5931165A (en) * | 1994-09-06 | 1999-08-03 | Fusion Medical Technologies, Inc. | Films having improved characteristics and methods for their preparation and use |
US6391655B1 (en) * | 1997-07-30 | 2002-05-21 | Corning Incorporated | Oxidized styrenic polymers for DNA binding |
US6615842B1 (en) | 1998-02-13 | 2003-09-09 | Cerami Consulting Corp. | Methods for removing nucleophilic toxins from tobacco smoke |
AU759687B2 (en) * | 1998-07-21 | 2003-04-17 | Pharmexa A/S | Coating of solid surfaces with activated polyhydroxypolymers |
US7041506B2 (en) * | 2001-11-19 | 2006-05-09 | Becton Dickinson And Company | Peptides promoting cell adherence, growth and secretion |
US7384742B2 (en) * | 2002-08-16 | 2008-06-10 | Decision Biomarkers, Inc. | Substrates for isolating reacting and microscopically analyzing materials |
WO2009111022A1 (en) * | 2008-03-07 | 2009-09-11 | Corning Incorporated | Hydrophobically modified cellulose ether derivatives for cell culture and release |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1447566C3 (de) * | 1963-03-06 | 1974-02-07 | Du Pont De Nemours (Deutschland) Gmbh, 4000 Duesseldorf | Verfahren zum Substrieren von Schichtträgern für fotografische Emulsionen |
US3495000A (en) * | 1968-01-26 | 1970-02-10 | Dart Ind Inc | Oral sustained release medicament matrix of dialdehyde starch admixed with ethyl cellulose,polyvinyl chloride or polyvinylpyrrolidone |
US3706633A (en) * | 1970-04-10 | 1972-12-19 | Monsanto Co | Preparation of water-insoluble enzyme derivatives |
DE2303703A1 (de) * | 1973-01-26 | 1974-08-01 | Boehringer Sohn Ingelheim | Backwaren mit neuartigem oberflaechenglanz und verfahren zur herstellung solcher backwaren |
US3983299A (en) * | 1974-03-04 | 1976-09-28 | Purdue Research Foundation | Bonded carbohydrate stationary phases for chromatography |
JPS5347433A (en) * | 1976-10-12 | 1978-04-27 | Mikasa Shigiyou Kk | Adhesive excellent in adhesive properties with high safety for animals and vegetables |
US4361635A (en) * | 1981-06-19 | 1982-11-30 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Photolithographic element containing a silver-receptive polyaldehyde-containing receiving layer |
EP0166998B1 (en) * | 1984-06-04 | 1991-05-08 | TERUMO KABUSHIKI KAISHA trading as TERUMO CORPORATION | Medical instrument and method for making |
US5306620A (en) * | 1987-07-08 | 1994-04-26 | The Scripps Research Institute | Antibodies that bind to a ligand-induced binding site on integrin and induce integrin activation |
AU3047989A (en) * | 1988-02-11 | 1989-09-06 | Cuno Incorporated | Affinity matrices of modified polysaccharide supports |
US5266328A (en) * | 1990-08-27 | 1993-11-30 | Regents Of The University Of Minnesota | Laminin a chain polypeptides from the carboxy terminal globular domain |
JPH05285217A (ja) * | 1992-04-08 | 1993-11-02 | Unitika Ltd | 抗感染性カテーテル |
US5308641A (en) * | 1993-01-19 | 1994-05-03 | Medtronic, Inc. | Biocompatibility of solid surfaces |
-
1992
- 1992-11-05 US US07/972,327 patent/US5281660A/en not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-10-18 CA CA002108608A patent/CA2108608A1/en not_active Abandoned
- 1993-10-19 DE DE69316707T patent/DE69316707T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-19 EP EP93116843A patent/EP0596315B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-11-05 JP JP5276686A patent/JPH06209759A/ja not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-01-21 US US08/184,666 patent/US5563215A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0596315B1 (en) | 1998-01-28 |
US5563215A (en) | 1996-10-08 |
DE69316707D1 (de) | 1998-03-05 |
EP0596315A3 (en) | 1994-07-20 |
CA2108608A1 (en) | 1994-05-06 |
EP0596315A2 (en) | 1994-05-11 |
US5281660A (en) | 1994-01-25 |
DE69316707T2 (de) | 1998-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1146855A (en) | Process of applying an adhesive water-based polymeric film to insoluble solid supports and attaching biomaterials thereto | |
US5470739A (en) | Cell culture support having patterned substance that influences cell adhesion | |
JP4198468B2 (ja) | 生細胞および有機分子をカプセル封入するための方法およびゲル組成物 | |
Slomkowski et al. | New types of microspheres and microsphere‐related materials for medical diagnostics | |
JP4689772B2 (ja) | 低結合性表面の作成方法 | |
JPS6159175B2 (ja) | ||
CN104262668A (zh) | 具有抗蛋白吸附和抗细胞黏附的聚氨酯材料及其制备方法 | |
US4504547A (en) | Process for producing supports for cell cultures and supports so obtained | |
US5494815A (en) | Immobilization of biochemical substances on a carrier containing a layer of an olefinic-unsaturated, epoxyfunctional polysiloxane | |
JPH06209759A (ja) | ジアルデヒド澱粉の表面付着方法及びその生成物 | |
JP3151331B2 (ja) | 生化学物質の固定化方法 | |
KR100244202B1 (ko) | 생물전자소자의 인터페이스 감지막 및 그 제조방법 | |
Iwasaki et al. | Selective biorecognition and preservation of cell function on carbohydrate-immobilized phosphorylcholine polymers | |
EP1137669A1 (en) | Squaric acid activated carrier usable for immobilisation of compounds containing amine groups | |
JPH01240188A (ja) | 機能性有機薄膜 | |
JPH0587520B2 (ja) | ||
US8865465B2 (en) | Polymer matrices for cell culture | |
Bergström et al. | Microemulsions as reaction media for immobilization of proteins to hydrophilized surfaces | |
EP1608972B1 (en) | Method for preparing photoreactive polymers for immobilizing biomolecules thereon | |
JPS63196273A (ja) | 細胞培養用基材 | |
JPH01235593A (ja) | 機能性有機薄膜 | |
JPH08317785A (ja) | 糖鎖の固定化法及びそれを用いた細胞培養基材 | |
JP2000351862A (ja) | 中性塗膜 | |
JPH01309682A (ja) | 動物細胞培養用基体 | |
JPH05344885A (ja) | 生理活性物質固定化材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |