JPH0620958U - ファスナー式バックアップリング - Google Patents

ファスナー式バックアップリング

Info

Publication number
JPH0620958U
JPH0620958U JP1306292U JP1306292U JPH0620958U JP H0620958 U JPH0620958 U JP H0620958U JP 1306292 U JP1306292 U JP 1306292U JP 1306292 U JP1306292 U JP 1306292U JP H0620958 U JPH0620958 U JP H0620958U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
backup ring
female
male
fastener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1306292U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH083754Y2 (ja
Inventor
宣行 杉村
公久 吉川
茂 土屋
Original Assignee
宣行 杉村
日本アキュムレータ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宣行 杉村, 日本アキュムレータ株式会社 filed Critical 宣行 杉村
Priority to JP1992013062U priority Critical patent/JPH083754Y2/ja
Publication of JPH0620958U publication Critical patent/JPH0620958U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH083754Y2 publication Critical patent/JPH083754Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、容易に装着できてOリングのはみ
出し防止が確実に行われるバックアップリングを廉価に
製造する。 【構成】 Oリングに添えてこれのはみ出しを防止させ
るバックアップリング1の一端にファスナーの雄2を形
成し、他端に雌3を形成して、これら雄雌の掛け合わせ
により前記リングを開かないように結合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、製作並びに装着が容易で、Oリングのはみ出し防止が確実に行われ るファスナー式バックアップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
Oリングのはみ出し防止に使用するバックアップリングとして、その一部分に 厚さ方向にジクザク状の折り畳み部を形成し、そのバックアップリング全体を同 一厚さに形成する考案は、実公昭62−24867号公報により公知であり、こ のバックアップリングは、前記折り畳み部を広げると円周が伸びるため凹溝へ容 易に装着することができて、しかも前記折り畳み部は、装着後、畳み付けると他 の部分と同じ厚さになって溝壁とOリングに挟まれて広がらないため、Oリング の外周へ乗り上げてシール不良を起こすことがない特徴を有するものである。
【0003】 しかし、前記したバックアップリングは、一部分にジグザグ状の折り畳み部を 形成するもので、この折り畳み部の形成は極めて難しく、現状では市場性のある 価格で量産することはできないから、前述のような優れた特徴を有しながらも実 用化されない問題点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、凹溝への装着が容易で、装着後は安定して 、シール不良や破損を生じないバックアップリングを市場性がある価格で量産す ることはできない点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、Oリングに添えてこれのはみ出しを防止させるバックアップリング の一端にファスナーの雄を形成し、他端に雌を形成して、これら雄と雌の掛け合 わせにより前記リングを開かないように結合させた構成により課題の解決を行う ものである。
【0006】
【作用】
本考案に係るフアスナー式バックアップリングは、これに適した合成樹脂材料 を用いて公知の成形手段により成形した後、その一端と他端とに公知の剪断法に よりファスナーの雄と雌とを形成するものであるから、一般に市販されるバイア スカットのバックアップリング程度の価格で多量生産をすることができる。
【0007】 そして、このバックアップリングは、広げて挿入体の凹溝へ嵌め付けてから一 端のファスナーの雄と他端の雌とを図1及び図5に示すように掛け合わせれば、 バックアップリングは雄と雌の掛り合いによって直径方向へ開かないように結合 されるから、この状態においてバックアップリングを図9に示すように凹溝の一 側壁に当て、これと他側壁との間にOリングを嵌着すれば、前記バックアップリ ングはOリングと凹溝の壁とに挟み付けられて、挿入体をいずれの方向から外筒 へ嵌合する場合も、外れてOリングに乗り上げたり、挿入体と外筒に挟断された りすることなく装着状態のまま安定してOリングの確実な支持を行うから、Oリ ングがはみ出し現象を生じることなくシール機能を充分に果たすものである。
【0008】 又、このバックアップリングは、挿入体が両側から圧力を受ける場合は、図1 0に示すように凹溝の両側へそれぞれ1個を装着し、これらの間へOリングを嵌 着して、Oリングの両側を支持させるものであるが、この場合もバックアップリ ングの作用は前記した片側設置の場合と同様に果たされる。
【0009】 更に、このバックアップリングは、ファスナーの雄と雌を斜めに形成して、こ れらの掛け合わせを、図2及び図6に示すように各々の先端側から行えば、初め はバックアップリングの円周が図3、図7のように斜面の水平距離Lだけ長くな るため雄と雌とは容易に掛け合わされ、その後、掛け合わせを深くして行くとバ ックアップリングの円周は次第に短くなり、図4、図8のように完全に掛け合わ された時点で内周が凹溝の外周に密着する規定直径になるから、この構成によっ て凹溝へのバックアップリングの装着は非常に楽に行われて、バックアップリン グと凹溝との嵌合精度が高められるものである。
【0010】
【実施例】
以下に本考案に係るファスナー式バックアップリングの実施例を図面に基づい て説明する。
【0011】 図1はファスナーの雄、雌をほぞ溝式に形成した実施例の斜視図、図2は同上 におけるファスナーの雄、雌の掛け合わせ前を示す斜視図、図3は同上の掛け合 わせ始めにバックアップリングの円周が規定寸法より長くなった状態の縦断側面 図、図4は同上の掛け合わせ後に円周が規定寸法になった状態の縦断側面図、図 5はファスナーの雄、雌を相欠き式に形成した実施例の斜視図、図6は同上にお けるファスナーの雄、雌の掛け合わせ前を示す斜視図、図7は同上の掛け合わせ 始めにバックアップリングの円周が規定寸法より長くなった状態の縦断側面図、 図8は同上の掛け合わせ後に円周が規定寸法になった状態の縦断側面図、図9は Oリングの片側へバックアップリングを装着した凹溝の縦断側面図、図10はO リングの両側へバックアップリングを装着した凹溝の縦断側面図である。
【0012】 各図において1はバックアップリングで、衝撃に強くて、適当な硬度を有し、 摩擦が小さい四フッ化エチレン樹脂などを用いて1個所に斜めの切れ目を有する 環状に形成してあり、このバックアップリングの断面形状は図3、図4及び図7 、図8に示すような矩形状を呈する。
【0013】 2及び3は前記したバックアップリング1の一端と他端とに形成したファスナ ーの雄と雌で、公知の剪断加工法、特に剪断刃を振動さる方式によって簡単に正 確に形成するもので、図1〜図4に示す実施例では、雄2は円形断面のほぞに、 雌3は円形断面の溝に形成して、溝の雌3内へほぞの雄2を嵌合することにより 両者の掛け合わせを行い、図5〜図8に示す実施例では、雄2と雌3は同じ形の 段付き切り欠きを反対向きに形成したものであって、切り欠きの雄2と雌3の噛 み合いにより両者の掛け合わせを行って、バックアップリング1が開かないよう に結合するものであるから、図5〜図8に示す実施例では、段付き切り欠きの段 の部分を奥側が広がるように形成する。
【0014】 しかも前記したファスナーの雄2及び雌3は、バックアップリング1の側面に 対して、30〜45度傾くように形成すれば、雄2と雌3の掛け合わせを図3及 び図7に示すようにそれぞれ先端側から行うことにより、バックアップリング1 の円周が斜めの部分の水平距離Lだけ長くなるため、後記する移動体の凹溝内に おいてバックアップリング1の雄2と雌3との掛け合わせを行う場合でも掛け合 わせが至って簡単に行える。
【0015】 そして、雄2と雌3の掛け合わせを深くして行けば、これに応じてバックアッ プリング1の円周の長くなった部分は次第に減少し、図4及び図8に示すように 雄2と雌3の掛け合わせが完了した時点では、バックアップリング1の円周が規 定の寸法になって雄2と雌3の掛かり合いにより直径方向の広がりを完全に抑止 されて規定直径のバクアップリングになる。
【0016】 5は外筒6に嵌合した挿入体で、その外周に凹溝7を形成し、この凹溝7に対 して一方が加圧側になる場合は、図9に示すように非加圧側にバックアップリン グ1を装着し、加圧側にOリング8を嵌着して、前記バックアップリング1をO リング8と凹溝7の側壁とに挟ませ、凹溝7に対して両側が加圧側となる場合は 、図10に示すように凹溝7の両側にバックアップリング1,1を装着し、これ らリング1、1の間にOリング8を挟み込んで、2個のバックアップリング1、 1をOリング8と凹溝7の側壁との間に挟ませて、挿入体5を外筒6へ嵌合する 際にバックアップリング1が外れずに外筒内へ収まり、Oリング8をはみ出しを 生じないように支持する作用を確実に行わせるようにしてある。
【0017】
【考案の効果】
前述した通り本考案に係るファスナー式バックアップリングは、凹溝への装着 が簡単にできて、装着後はファスナーによる結合と、Oリングと凹溝壁とによる 挟み付けとで安定して、挿入体を外筒へ嵌合する際にも外れてOリングへ乗り上 げたり、挿入体と外筒とで挟断されたりすることもなく、Oリングを支持してそ のはみ出しを防止するから、Oリングによるシールが故障なく確実に行われて、 しかも、このファスナー式のバックアップリングは、ファスナーの雄と雌を公知 の剪断加工法により形成するから、製作費を一般的に使われるバイアスカットの バックアップリングと同程度に抑えて、充分実用に供し得るものとすることがで きる格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るファスナー式バックアップリング
のファスナーの雄、雌をほぞ溝式に形成した実施例の斜
視図である。
【図2】同上におけるファスナーの雄、雌の掛け合わせ
前を示す斜視図である。
【図3】同上の掛け合わせ始めにバックアップリングの
円周が規定寸法より長くなった状態の縦断側面図であ
る。
【図4】同上の掛け合わせ後に円周が規定寸法になった
状態の縦断側面図である。
【図5】同上のファスナーの雄、雌を相欠き式に形成し
た実施例の斜視図である。
【図6】同上におけるファスナーの雄、雌の掛け合わせ
前を示す斜視図である。
【図7】同上の掛け合わせ始めにバックアップリングの
円周が規定寸法より長くなった状態の縦断側面図であ
る。
【図8】同上の掛け合わせ後に円周が規定寸法になった
状態の縦断側面図である。
【図9】Oリングの片側へバックアップリングを装着し
た凹溝の縦断側面図である。
【図10】Oリングの両側へバックアップリングを装着
した凹溝の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 バックアップリング 2 ファスナーの雄 3 ファスナーの雌 7 凹溝 8 Oリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Oリングに添えてこれのはみ出しを防止
    させるバックアップリングの一端にファスナーの雄を形
    成し、他端に雌を形成して、これら雄雌の掛け合わせに
    より前記リングを開かないように結合させたことを特徴
    とするファスナー式バックアップリング。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファスナーの雄と雌を斜
    めに形成して、両者の掛け合わせを先端側から行わせる
    ことを特徴としたファスナー式バックアップリング。
JP1992013062U 1992-02-07 1992-02-07 ファスナー式バックアップリング Expired - Lifetime JPH083754Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013062U JPH083754Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 ファスナー式バックアップリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992013062U JPH083754Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 ファスナー式バックアップリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0620958U true JPH0620958U (ja) 1994-03-18
JPH083754Y2 JPH083754Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=11822655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992013062U Expired - Lifetime JPH083754Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 ファスナー式バックアップリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083754Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008054007A1 (fr) * 2006-11-01 2008-05-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Bague d'appui et réservoir la comprenant
JP2011153653A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Komatsu Ltd バックアップリング及びシール装置
CN102472388A (zh) * 2010-07-01 2012-05-23 伊格尔工业股份有限公司 挤压密封件
JP2019065978A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 イーグルブルグマンジャパン株式会社 密封装置及び密封構造

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101145862B1 (ko) * 2010-04-05 2012-05-15 이병칠 반송롤러용 오링

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230623U (ja) * 1985-08-09 1987-02-24
JPS6420539U (ja) * 1987-07-27 1989-02-01

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230623U (ja) * 1985-08-09 1987-02-24
JPS6420539U (ja) * 1987-07-27 1989-02-01

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008054007A1 (fr) * 2006-11-01 2008-05-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Bague d'appui et réservoir la comprenant
JP2008115908A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Toyota Motor Corp バックアップリング及びこれを備えたタンク
JP2011153653A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Komatsu Ltd バックアップリング及びシール装置
CN102472388A (zh) * 2010-07-01 2012-05-23 伊格尔工业股份有限公司 挤压密封件
KR101453475B1 (ko) * 2010-07-01 2014-10-21 이구루코교 가부시기가이샤 스퀴즈 패킹
CN102472388B (zh) * 2010-07-01 2015-04-22 伊格尔工业股份有限公司 挤压密封件
JP2019065978A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 イーグルブルグマンジャパン株式会社 密封装置及び密封構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH083754Y2 (ja) 1996-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1056416A (en) Pipe joint locking ring and groove arrangement
US4818209A (en) Mould and sealing ring
US4923227A (en) Corrugated plastic pipe connector
JP2006046657A (ja) メス型留め具と、そのメス型留め具を備える閉鎖具
JPH0429184Y2 (ja)
JPH0620958U (ja) ファスナー式バックアップリング
US3403717A (en) Sealing and bonding device
US3936081A (en) Pipe joint and method of making same
JPH07794Y2 (ja) 管継手
JP2008089095A (ja) 管継手およびそれに用いられるバックアップリング
US20020084598A1 (en) Valve member with a crimped gasket, and a method of manufacturing such a member
US1268870A (en) Snap-fastener.
JPH0960771A (ja) 管継手用抜け防止リング
JPS6114736Y2 (ja)
JPS5824066Y2 (ja) ダクト管の接続装置
US1266583A (en) Fastener.
JPS5832660Y2 (ja)
JPS598065Y2 (ja) 超高圧流体継手
JPH0932833A (ja) 固定具
JPH0353113Y2 (ja)
JPS5817188Y2 (ja) 離脱防止管継手
KR100565954B1 (ko) 합성수지관의 편수관 연결구조
JPH0240372Y2 (ja)
JPH0227277Y2 (ja)
JPS5940633Y2 (ja) 離脱防止管継手