JPH06209230A - ラダー型フィルタ - Google Patents

ラダー型フィルタ

Info

Publication number
JPH06209230A
JPH06209230A JP323593A JP323593A JPH06209230A JP H06209230 A JPH06209230 A JP H06209230A JP 323593 A JP323593 A JP 323593A JP 323593 A JP323593 A JP 323593A JP H06209230 A JPH06209230 A JP H06209230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bent
type filter
contact piece
ladder type
output terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP323593A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Baba
俊行 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP323593A priority Critical patent/JPH06209230A/ja
Publication of JPH06209230A publication Critical patent/JPH06209230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部からの衝撃や振動等によって生ずる出力
波形変動が小さいラダー型フィルタを得る。 【構成】 ラダー型フィルタの構成品である出力端子1
1は、折曲げ加工して二重に重ね合わされた構造をして
おり、非折曲げ電極111及び折曲げ電極112からな
る。接触片部11aの折曲げ部115は隙間がない状態
で折り曲げられ、折曲げ電極112と非折曲げ電極11
1が接触する面積は従来のラダー型フィルタより広くな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機、携帯用無線
機、コードレス電話等に使用されるラダー型フィルタに
関する。
【0002】
【発明の背景と課題】従来より、ラダー型フィルタの一
種類として圧電共振子や端子を重ねて略箱形状をなすケ
ースに収納する構造のものがある。このラダー型フィル
タには、図6に示すように、接触片部50aを折曲げ加
工して二重に重ね合わせ、非折曲げ電極51と折曲げ電
極52のそれぞれに突起50b,50cを有した出力端
子50が使用されている。
【0003】ところで、通常、折曲げ加工をすれば、折
曲げ部54において隙間55が形成される。このような
隙間55を有する出力端子50を備えたラダー型フィル
タに、外部から衝撃や振動等が加わると、出力波形が変
動し易いという問題があった。出力波形が変動するの
は、外部からの衝撃等によって圧電共振子に複数の寄生
振動モードが発生し、出力端子50が隙間55を有して
いると、この複数の寄生振動モードが正規の振動モード
と共に出力されるからであると考えられている。
【0004】そこで、本発明の課題は、外部からの衝撃
や振動等によって生ずる出力波形変動が少ないラダー型
フィルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係るラダー型フィルタは、(a)略
箱形状をなすケースと、(b)前記ケースに収納された
圧電共振子と、(c)接触片部を有し、少なくともこの
接触片部が前記ケース内に収納された入力端子と、
(d)折曲げ加工して二重に重ね合わせた接触片部を有
し、少なくともこの接触片部が前記ケースに収納された
出力端子とを備え、(e)前記出力端子の接触片部の折
曲げ部が、略隙間がない状態で折り曲げられているこ
と、を特徴とする。
【0006】以上の構成において、出力端子の接触片部
の折曲げ部を、略隙間がない状態で折り曲げたため、接
触した状態で重なり合った部分の面積が広くなり、外部
からの衝撃や振動等によって圧電共振子に発生した複数
の寄生振動モードが出力されにくくなり、正規の振動モ
ードが主として出力されることになる。従って、複数の
寄生振動モードが正規の振動モードと共に出力されてい
た従来のラダー型フィルタと比較して出力波形の変動は
抑制されることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るラダー型フィルタの一実
施例を添付図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、ラダー型フィルタは、略箱形状のケース1、4枚の
圧電共振子5,6,7,8、入力端子10、出力端子1
1、中継端子12及びグランド端子13で構成されてい
る。圧電共振子5,6,7,8はそれぞれ表裏面に振動
電極を設けた周知のものであり、拡がり振動モードにて
振動する。
【0008】ケース1は右側に開口部1aを有し、その
材料としては樹脂やセラミックス等が用いられている。
入力端子10は接触片部10aと外部接続部10bと突
起10cを備え、突起10cが圧電共振子5の下面に圧
接している。この圧接力は接触片部10aの下面側に配
設されたばね部材20が有する弾性力を利用することに
よって発生している。
【0009】出力端子11は接触片部11aと外部接続
部11bと突起11c,11dを備え、突起11cが圧
電共振子8の下面に圧接し、突起11dが圧電共振子7
の上面に圧接している。接触片部11aは、図2及び図
3に示すように、折曲げ加工して二重に重ね合わされた
構造をしており、非折曲げ電極111及び折曲げ電極1
12からなる。接触片部11aの折曲げ部115は隙間
がない状態で折り曲げられ、折曲げ電極112と非折曲
げ電極111が接触する面積は従来のラダー型フィルタ
より広くなっている。
【0010】折曲げ方法としては、図4に示すように、
出力端子11にプレス成型等の手段により突起11c,
11dを形成すると共に、折曲げ位置に凹部118を形
成しておく。そして、接触片部11aをこの凹部118
に沿って折り曲げれば、折曲げ部115は隙間がない状
態で折り曲げられることになる。中継電極12は接触片
部12a,12bと中継片部12cと突起12d,12
e,12fを備え、突起12dが圧電共振子8の上面に
圧接し、突起12eが圧電共振子6の下面に圧接し、突
起12fが圧電共振子5の上面に圧接している。接触片
部12bは、折曲げ加工して二重に重ね合わされた構造
をしており、非折曲げ電極121及び折曲げ電極122
からなる。接触片部12bは、前記出力端子11の場合
と異なり、通常の折曲げ方法で折り曲げられている。
【0011】グランド端子13は接触片部13aと外部
接続部13bと突起13c,13dを備え、突起13c
が圧電共振子8の下面に圧接し、突起13dが圧電共振
子6の上面に圧接している。接触片部13aは折曲げ加
工して二重に重ね合わされた構造をしており、非折曲げ
電極131及び折曲げ電極132からなる。接触片部1
3aは、前記出力端子11の場合と異なり、通常の折曲
げ方法で折り曲げられている。
【0012】以上の構造からなる圧電共振子5〜8及び
端子10〜13は、ケース1の開口部1aから挿入され
る。ケース1の開口部1aの段部には絶縁紙30がセッ
トされている。ケース1の開口部1aには樹脂等のシー
ル材31がポッティングされており、ケース1の内部を
密閉している。なお、各端子10,11,13の外部接
続部10b,11b,13bはシール材31の硬化後、
ケース1の側面及び底面に沿って折り曲げられ、表面実
装タイプとしてもよい。
【0013】図5はこうして得られたラダー型フィルタ
の電気等価回路図である。入力端子10と出力端子11
の間に直列に接続した圧電共振子5,8と、並列に接続
した圧電共振子6,7とが交互に接続され、ラダー構造
をなしている。出力端子11の接触片部11aの折曲げ
部115を、隙間がない状態で折り曲げているので、外
部からの衝撃や振動等によって圧電共振子5〜8に発生
した複数の寄生振動モードが出力されにくくなり、正規
の振動モードが主として出力端子11から出力されるこ
とになる。従って、複数の寄生振動モードが正規の振動
モードと共に出力されていた従来のラダー型フィルタと
比較して出力波形の変動が小さいラダー型フィルタが得
られる。具体的には、3dB帯域内での波形変動が0〜
0.4dBであったラダー型フィルタが、折曲げ部11
5を隙間がない状態で折り曲げることによって波形変動
が0〜0.2dBまで改善された。
【0014】なお、本発明に係るラダー型フィルタは前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内
で種々に変形することができる。前記実施例では、折曲
げ部を隙間がない状態で折り曲げているが、必ずしもこ
れに限定されるものではなく、図3に示された寸法d
が、2t≦d≦2.1t(t:出力端子11の材厚)の
関係を満足するように折り曲げれば、同様の作用、効果
が得られる。
【0015】また、折曲げ加工して二重に重ね合わせた
接触片部を有する端子であれば、出力端子に限らず、入
力端子、グランド端子、中継端子等も、接触片部の折曲
げ部を略隙間がない状態で折り曲げてよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、出力端子の接触片部の折曲げ部を隙間がない状
態で折り曲げているので、外部からの衝撃や振動等によ
って圧電共振子に発生した複数の寄生振動モードが出力
端子から出力されにくくなり、出力波形の変動が小さい
ラダー型フィルタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラダー型フィルタの一実施例を示
す一部断面図。
【図2】図1に示したラダー型フィルタの構成品である
出力端子を示す斜視図。
【図3】図2のIII−III断面図。
【図4】図2に示した出力端子の折曲げ加工方法を説明
するための一部断面図。
【図5】図1に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図。
【図6】従来のラダー型フィルタの構成品である出力端
子を示す一部断面図。
【符号の説明】
1…ケース 5,6,7,8…圧電共振子 10…入力端子 10a…接触片部 11…出力端子 11a…接触片部 115…折曲げ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略箱形状をなすケースと、 前記ケースに収納された圧電共振子と、 接触片部を有し、少なくともこの接触片部が前記ケース
    内に収納された入力端子と、 折曲げ加工して二重に重ね合わせた接触片部を有し、少
    なくともこの接触片部が前記ケースに収納された出力端
    子とを備え、 前記出力端子の接触片部の折曲げ部が、略隙間がない状
    態で折り曲げられていること、 を特徴とするラダー型フィルタ。
JP323593A 1993-01-12 1993-01-12 ラダー型フィルタ Pending JPH06209230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP323593A JPH06209230A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 ラダー型フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP323593A JPH06209230A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 ラダー型フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06209230A true JPH06209230A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11551794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP323593A Pending JPH06209230A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 ラダー型フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06209230A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06209228A (ja) ラダー型フィルタ
US5565824A (en) Ladder filter having reduced size
JPH0818382A (ja) 圧電部品
US5426401A (en) Method of adjusting a frequency response in a ladder-type electric filter
JPH06209230A (ja) ラダー型フィルタ
JPS60137113A (ja) 圧電振動子
JP3214184B2 (ja) 圧電部品用リード端子の製造方法
JPH07170149A (ja) 圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィルタ
JPH08125477A (ja) 圧電部品用リード端子の製造方法
JPH0766667A (ja) 電子部品用端子
JPH06209229A (ja) ラダー型フィルタ
US5717366A (en) Ladder type piezoelectric filter including conductive rubber plates
JPH0774587A (ja) 圧電部品用端子
JP3319393B2 (ja) ラダー型圧電フィルタ
JPS6324660Y2 (ja)
JPH0758575A (ja) 圧電部品用リード端子
JP2669099B2 (ja) 3次高調波利用発振子およびその製造方法
JPH05145372A (ja) ラダー型フイルタ
JPH07142955A (ja) 圧電部品用端子
JPH0621753A (ja) ラダー型フィルタ
JP3400524B2 (ja) 梯子型電気濾波器
JP2509274Y2 (ja) 梯子型電気濾波器
JP3400523B2 (ja) 梯子型電気濾波器
JPH11136088A (ja) 梯子型電気濾波器
JPH06310977A (ja) ラダー型フィルタ