JPH05145372A - ラダー型フイルタ - Google Patents

ラダー型フイルタ

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Publication number
JPH05145372A
JPH05145372A JP30089391A JP30089391A JPH05145372A JP H05145372 A JPH05145372 A JP H05145372A JP 30089391 A JP30089391 A JP 30089391A JP 30089391 A JP30089391 A JP 30089391A JP H05145372 A JPH05145372 A JP H05145372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type filter
ladder type
case
piezoelectric resonator
piezoelectric resonators
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30089391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Niimura
隆司 新村
Sukeaki Oyama
祐誠 尾山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP30089391A priority Critical patent/JPH05145372A/ja
Publication of JPH05145372A publication Critical patent/JPH05145372A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンピング抵抗を用いないで、群遅延特性が
良いラダー型フィルタを得る。 【構成】 等価回路で、入力端子10と出力端子11の
間に圧電共振子5,8が直列に接続し、圧電共振子6,
7が並列に接続している。そして、圧電共振子5〜8の
それぞれの一方の面の略全面に絶縁性樹脂膜17,1
8,19,20が塗布されている。これら樹脂膜17〜
20は、圧電共振子5〜8を機械的に拘束し、ダンピン
グする。従って、従来必要であったダンピング抵抗が不
要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機、携帯用無線
機、コードレス電話等に使用されるラダー型フィルタに
関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来より、本出願人は、群遅延特
性が良いラダー型フィルタ回路として、入力端子と出力
端子の間に直列に接続した圧電共振子にダンピング抵抗
を並列に接続し、入力端子と出力端子の間に並列に接続
した圧電共振子にダンピング抵抗を直列に接続したもの
を提案してきた。そして、この回路を備えたラダー型フ
ィルタの一種類として、圧電共振子と端子とダンピング
抵抗を略箱形状をなすケース内に収納する構造のものが
ある(特開昭61−95120号公報参照)。ところ
が、この種のラダー型フィルタはダンピング抵抗を内蔵
するため外形が大きくなる傾向にあった。
【0003】そこで、本発明の課題は、ダンピング抵抗
を用いないで、群遅延特性が良いラダー型フィルタを提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係るラダー型フィルタは、等価回路で、入
力端子と出力端子の間に複数の圧電共振子を交互に直列
接続、並列接続しているラダー型フィルタであって、略
箱形状をなすケースと、前記ケースに収納され、かつ、
少なくとも一方の側の面の略全面に絶縁性樹脂膜を設け
た圧電共振子と、前記ケースに収納され、かつ、外部接
続部が前記ケースから導出した端子とを備えたことを特
徴とする。
【0005】
【作用】以上の構成において、圧電共振子の少なくとも
一方の側の面の略全面に絶縁性樹脂膜を設けたため、圧
電共振子が機械的拘束力を受けて機械的品質係数Qmが
下がり、ダンピングされる。従って、ダンピング抵抗を
用いないで、ラダー型フィルタの群遅延特性が改善され
る。この結果、ダンピング抵抗を用いなくてすみ、フィ
ルタのサイズも小さくてすむ。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るラダー型フィルタの実施
例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図3に示
すように、ラダー型フィルタは、略箱形状のケース1と
4枚の圧電共振子5,6,7,8と、入力端子10及び
出力端子11と、中継端子12と、グランド端子14と
で構成されている。圧電共振子5,6,7,8はそれぞ
れ表裏面にAgからなる振動電極5a,5b、6a,6
b、7a,7b、8a,8bを設け、拡がり振動モード
を利用している。さらに、圧電共振子5〜8の一方の側
の面の略全面に絶縁性樹脂膜17,18,19,20を
設けている。
【0007】図2には圧電共振子8が代表例として示さ
れている。圧電共振子8の表裏面には振動電極8a,8
bが設けられ、さらに振動電極8a上には樹脂膜20が
後述の出力端子11の突起11eに接触しないように電
極8aの中央部分を残して設けられている。同様にし
て、圧電共振子5の振動電極5b上には樹脂膜17が後
述の中継端子の突起12fに接触しないように電極5b
の中央部分を残して設けられ、圧電共振子6の振動電極
6b上には樹脂膜18が後述のグランド端子14の突起
14dに接触しないように電極6bの中央部分を残して
設けられ、圧電共振子7の振動電極7a上には樹脂膜1
9がグランド端子14の突起14eに接触しないように
電極7aの中央部分を残して設けられている。樹脂膜1
7〜20の材料としては、エポキシ系樹脂又はシリコン
系樹脂等が用いられる。
【0008】入力端子10は接触片部10aと外部接続
部10bと突起10cを備え、突起10cが圧電共振子
5の上面の振動電極5aに圧接している。出力端子11
は接触片部11aと折り曲げて二重に重ね合わせた接触
片部11bと外部接続部11cと突起11d,11eを
備え、突起11dが圧電共振子7の下面の振動電極7b
に圧接し、突起11eが圧電共振子8の上面の振動電極
8aに圧接している。中継端子12は接触片部12a,
12bと折り曲げて二重に重ね合わせた接触片部12c
と中継片部12dと突起12f,12g,12hを備
え、突起12fが圧電共振子5の下面の振動電極5bに
圧接し、突起12gが圧電共振子6の上面の振動電極6
aに圧接し、突起12hが圧電共振子8の下面の振動電
極8bに圧接している。
【0009】グランド端子14は接触片部14aと折り
曲げて二重に重ね合わせた接触片部14bと外部接続部
14cと突起14d,14eを備え、突起14dが圧電
共振子6の下面の振動電極6bに圧接し、突起14eが
圧電共振子7の上面の振動電極7aに圧接している。圧
電共振子5,6,7,8、端子10,11,12,14
はケース1の開口部1a及び1bから挿入される。ケー
ス1の開口部1a,1bの段部には絶縁紙35,36が
セットされ、樹脂等のシールド材39,40がポッティ
ングされてケース1の内部を封止している。
【0010】各端子10,11,14の外部接続部10
b,11c,14cは、シールド材39,40の硬化
後、ケース1の側面及び底面に沿って折り曲げられ(図
3参照)、それぞれ表面実装タイプの形状とされる。図
4は、こうして得られたラダー型フィルタの等価電気回
路図である。入力端子10と出力端子11の間に圧電共
振子5,8が直列に接続され、圧電共振子6,7が並列
に接続されている。このフィルタは樹脂膜17〜20に
よって圧電共振子5〜8が機械的拘束力を受けるので、
機械的品質係数Qmが低くなる。表1には、樹脂膜17
〜20を圧電共振子5〜8に設けた場合のQmの測定値
が示されている。なお、表1には比較のため、樹脂膜を
圧電共振子5〜8に設けなかったときのQmの測定値も
合わせて示している。
【0011】
【表1】
【0012】樹脂膜17〜20が厚くなるにつれてQm
の値が低くなっている。このため、フィルタは群遅延特
性が平坦なものとなり、ダンピング抵抗を内蔵する必要
がなくなる。なお、本発明に係るラダー型フィルタは前
記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変形することができる。特に、前記実施例では、
各圧電共振子の一方の側の面にのみ絶縁性樹脂膜を設け
たが、必らずしもこれに限定されるものではなく、圧電
共振子の両面に絶縁性樹脂膜を設けてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、各圧電共振子の少なくとも一方の側の面の略全
面に絶縁性樹脂膜を設けたので、圧電共振子が機械的拘
束力を受けて機械的品質係数Qmが下がり、ダンピング
抵抗を用いないで、ラダー型フィルタの群遅延特性を改
善することができる。この結果、ラダー型フィルタはダ
ンピング抵抗を内蔵する必要がなくなり、フィルタのサ
イズも小さくできる。
【0014】また、本発明に係るラダー型フィルタの組
立ては従来のフィルタと略同じであるため、新たな設備
も必要なく、しかも自動化も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラダー型フィルタの一実施例を示
す組み立て時の分解斜視図。
【図2】図1に示したラダー型フィルタに用いられる圧
電共振子の斜視図。
【図3】図1に示したラダー型フィルタの一部垂直断面
図。
【図4】図3に示したラダー型フィルタの等価電気回路
図。
【符号の説明】
1…ケース 5,6,7,8…圧電共振子 10…入力端子 11…出力端子 14…グランド端子 17,18,19,20…絶縁性樹脂膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等価回路で、入力端子と出力端子の間に
    複数の圧電共振子を交互に直列接続、並列接続している
    ラダー型フィルタにおいて、 略箱形状をなすケースと、 前記ケースに収納され、かつ、少なくとも一方の側の面
    の略全面に絶縁性樹脂膜を設けた圧電共振子と、 前記ケースに収納され、かつ、外部接続部が前記ケース
    から導出した端子と、 を備えたことを特徴とするラダー型フィルタ。
JP30089391A 1991-11-16 1991-11-16 ラダー型フイルタ Pending JPH05145372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30089391A JPH05145372A (ja) 1991-11-16 1991-11-16 ラダー型フイルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30089391A JPH05145372A (ja) 1991-11-16 1991-11-16 ラダー型フイルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05145372A true JPH05145372A (ja) 1993-06-11

Family

ID=17890393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30089391A Pending JPH05145372A (ja) 1991-11-16 1991-11-16 ラダー型フイルタ

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JP (1) JPH05145372A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5525944A (en) * 1993-01-12 1996-06-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ladder filter with piezoresonators and folded electrode terminals stacked in a case
US6366181B1 (en) * 1999-04-26 2002-04-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. Adjusting method for group-delay characteristics of piezoelectric resonators

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5525944A (en) * 1993-01-12 1996-06-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ladder filter with piezoresonators and folded electrode terminals stacked in a case
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