JPH08125477A - 圧電部品用リード端子の製造方法 - Google Patents

圧電部品用リード端子の製造方法

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JPH08125477A
JPH08125477A JP26254894A JP26254894A JPH08125477A JP H08125477 A JPH08125477 A JP H08125477A JP 26254894 A JP26254894 A JP 26254894A JP 26254894 A JP26254894 A JP 26254894A JP H08125477 A JPH08125477 A JP H08125477A
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JP
Japan
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electrode piece
lead terminal
terminal
vibration
piezoelectric component
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Application number
JP26254894A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagano
孝一 永野
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部からの衝撃や振動等に起因する出力波形
の変動が少ない圧電部品用リード端子を得る。 【構成】 金属素材21の表面に、振動吸収材25を所
定量付与する。次に、プレス機によって金属素材21に
リード端子11の形状に併せてカットライン17を入れ
る。リード端子11は第1電極片部11aと第2電極片
部11bを有している。次に、プレス機によって第2電
極片部11bを折り曲げて第1電極片部11aに重ね合
わせ、第1電極片部11aと第2電極片部11bの隙間
に振動吸収材25が配設されるようにする。ここに、振
動吸収材25としては、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、あ
るいは接着テープ等が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電部品の構成品であ
るリード端子、特に折曲げ加工して二重に重なり合った
電極片部を有している圧電部品用リード端子の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電部品に使用されるリード
端子として、第1電極片部と、折曲げて前記第1電極片
部に重ね合わされた第2電極片部と、この第1及び第2
電極片部のそれぞれに設けられた突起とを有したものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような折曲げ加工
された両面突起リード端子や圧電共振子等を重ねて略箱
形状をなすケースに収納した圧電部品に、外部から衝撃
や振動が加わると、出力波形が変動し易いという問題が
あった。出力波形が変動するのは、外部からの衝撃等に
よって圧電共振子に複数の寄生振動モードが発生し、こ
の複数の寄生振動モードが正規の振動モードと共にリー
ド端子を伝わって出力されるからであると考えられる。
【0004】そこで、本発明の目的は、外部からの衝撃
や振動等に起因する出力波形の変動を少なくすることが
できる圧電部品用リード端子の製造方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る圧電部品用リード端子の製造方法は、
(a)振動吸収材を金属素材の表面に付与する工程と、
(b)前記金属素材を折曲げ加工し、圧電部品用リード
端子の第1電極片部と第2電極片部の隙間に前記振動吸
収材が配置されるように、前記第1電極片部と第2電極
片部を重ね合わせる工程と、(c)前記電極片部を有し
た圧電部品用リード端子を、前記金属素材から切り出す
工程と、を備えたことを特徴とする。ここに、振動吸収
材としては、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、あるいは接着
テープ等が使用される。
【0006】
【作用】以上の方法において、圧電部品用リード端子の
第1電極片部と第2電極片部の隙間に容易に振動吸収材
が配設される。そして、このリード端子を備えた圧電部
品は外部からの衝撃や振動等によって圧電共振子に発生
した複数の寄生振動モードを出力しにくくなり、正規の
振動モードを主として出力することになる。これは、振
動吸収材が、圧電共振子からリード端子に伝わった寄生
振動モードは吸収するが、正規の振動は殆ど吸収しない
からであると考えられる。従って、従来のリード端子を
備えた圧電部品と比較して、出力波形の変動が抑制され
ることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る圧電部品用リード端子の
製造方法の一実施例について添付図面を参照して説明す
る。図1に示すように、帯状の金属素材21を、縁部に
設けた搬送用穴21aを利用して矢印Xの方向にステッ
プ送りする。金属素材21はリン青銅等からなる。この
金属素材21の表面に、供給ノズル23から液状の振動
吸収材25を所定量供給する。これにより、所望の位置
(にのみ)に容易かつ確実に振動吸収材が配置される。
この振動吸収材25としては、エポキシ樹脂、フッ素樹
脂等が使用される。
【0008】次に、プレス機を用いて金属素材21に端
子11の形状に合わせてカットライン17を入れた後、
プレス機によって電極片部11bを折り曲げて電極片部
11aに重ね合わせ、電極片部11aと11bの隙間に
振動吸収材25が配設されるようにする。このとき、振
動吸収材25も押し拡げられ、電極片部11aと11b
の隙間全体に振動吸収材25がゆきわたることになる。
この後、金属素材21から端子11が切り出される。な
お、プレス成形において、カットや曲げ加工等を行う際
に潤滑油が使用されるが、この潤滑油が金属素材21の
表面に残っていてもいなくてもかまわない。
【0009】図2及び図3に切り出された端子11が示
されている。すなわち、端子11は電極片部11a,1
1bと外部接続部11cと突起11d,11eを備えた
両面突起端子構造をしている。この方法は比較的安価な
エポキシ樹脂やフッ素樹脂を利用するので、安価な製造
コストで出力波形変動が少ない圧電部品用端子を製作す
ることができる。
【0010】以上の構成からなる端子11は、電極片部
11aと電極片部11bの隙間に振動吸収材25を配設
しているので、この端子11を備えた圧電部品は、外部
からの衝撃や振動等によって圧電共振子に発生した複数
の寄生振動モードを出力しにくくなり、正規の振動モー
ドを主として出力することになる。従って、従来の端子
を備えた圧電部品と比較して出力波形の変動を小さくす
ることができる。
【0011】具体的に、この圧電部品用端子11を出力
端子として使用したラダー型フィルタを例にして、端子
11の作用効果を説明する。図4に示すように、ラダー
型フィルタは、略箱形状のケース1,4枚の圧電共振子
5,6,7,8、入力端子10、端子11、中継端子1
2、グランド端子13及びばね20で構成されている。
圧電共振子5,6,7,8はそれぞれ表裏面に振動電極
を設けた周知のものであり、拡がり振動モードにて振動
する。
【0012】ケース1は右側に開口部1aを有し、その
材料としては樹脂やセラミックス等が用いられている。
出力端子として機能する端子11は、突起11dが圧電
共振子8の下面に圧接し、突起11eが圧電共振子7の
上面に圧接している。入力端子10は電極片部10aと
外部接続部10bと突起10cを備え、突起10cが圧
電共振子5の下面に圧接している。
【0013】中継端子12は電極片部12a,12b,
12cと中継片部12dと突起12e,12f,12g
を備え、突起12eが圧電共振子8の上面に圧接し、突
起12fが圧電共振子6の下面に圧接し、突起12gが
圧電共振子5の上面に圧接している。電極片部12c
は、折り曲げ加工して電極片部12bに重ね合わされた
構造をしており、電極片部12bと12cの隙間に振動
吸収材が配設されている。
【0014】グランド端子13は電極片部13a,13
bと外部接続部13cと突起13d,13eを備え、突
起13dが圧電共振子7の下面に圧接し、突起13eが
圧電共振子6の上面に圧接している。電極片部13bは
折曲げ加工されて電極片部13aに重ね合わされた構造
をしており、電極片部13aと13bの隙間に振動吸収
材が配設されている。
【0015】以上の圧電共振子5〜8及び端子10〜1
3は、ケース1に収容されている。ばね材20は、圧電
共振子5〜8と端子10〜13間に適度の圧接力を発生
させるべく、ケース1と端子10の間に挟まれている。
ケース1の開口部1aの段部には絶縁紙30がセットさ
れている。ケース1の開口部1aには樹脂等のシール材
31がポッティングされており、ケース1の内部を密閉
している。なお、各端子10,11,13の外部接続部
10b,11c,13cはシール材31の硬化後、ケー
ス1の側面及び底面に沿って折り曲げられ、表面実装タ
イプとしてもよい。
【0016】図5はこうして得られたラダー型フィルタ
の電気等価回路図である。入力端子10と端子11の間
に直列に接続した圧電共振子5,8と、並列に接続した
圧電共振子6,7とが交互に接続され、ラダー構造をな
している。端子11の電極片部11aと11bの隙間等
に振動吸収材25を配設しているので、外部からの衝撃
や振動等によって圧電共振子5〜8に発生した複数の寄
生振動モードが出力されにくくなり、正規の振動モード
が主として端子11から出力されることになる。従っ
て、従来の端子を備えたラダー型フィルタと比較して、
出力波形変動が小さいラダー型フィルタが得られる。
【0017】図6及び図7はラダー型フィルタの電気特
性を示すグラフである。図において、実線35,39は
減衰量を表示し、実線36は群遅延時間を表示してい
る。比較のため、出力端子に振動吸収材を配置していな
いラダー型フィルタの電気特性も併せて表示している
(点線37,38,40)。点線37,40は減衰量を
表示し、点線38は群遅延時間を表示している。
【0018】なお、本発明に係る圧電部品用リード端子
の製造方法は前記実施例に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変形することができる。リード端
子の電極片部を折り曲げる工程とリード端子を金属素材
から切り出す工程とを必ずしも連続させて行なう必要は
なく、別々に独立して行なってもよい。また、リード端
子の形状も前記実施例に限定されるものではない。さら
に振動吸収材として、接着テープ等を使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、第1電極片部と第2電極片部の隙間に振動吸収
材を配設したので、このリード端子を備えた圧電部品は
外部からの衝撃や振動等によって発生した複数の寄生振
動モードを出力しにくくなり、外部からの衝撃や振動等
に起因する出力波形の変動を少なくできる。そして、比
較的安価なエポキシ樹脂やフッ素樹脂を利用するので、
安価な製造コストで出力波形変動が少ない圧電部品用リ
ード端子を製作することができる。
【0020】また、帯状の金属素材を縁部に設けた搬送
用穴を利用してステップ送りし、この金属素材の表面に
供給ノズルから液状の振動吸収材を所定量供給すれば、
所望の位置(にのみ)に容易かつ確実に振動吸収材を配
置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電部品用リード端子の製造方法
の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に続く圧電部品用リード端子の製造方法を
示す斜視図。
【図3】図2のIII−III断面図。
【図4】図2に示した圧電部品用リード端子を備えたラ
ダー型フィルタの一部断面図。
【図5】図4に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図。
【図6】図4に示したラダー型フィルタの電気特性を示
すグラフ。
【図7】図4に示したラダー型フィルタの別の電気特性
を示すグラフ。
【符号の説明】
11…リード端子 21…金属素材 25…振動吸収材 11a…第1電極片部 11b…第2電極片部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動吸収材を金属素材の表面に付与する
    工程と、 前記金属素材を折曲げ加工し、圧電部品用リード端子の
    第1電極片部と第2電極片部の隙間に前記振動吸収材が
    配置されるように、前記第1電極片部と第2電極片部を
    重ね合わせる工程と、 前記電極片部を有した圧電部品用リード端子を、前記金
    属素材から切り出す工程と、 を備えたことを特徴とする圧電部品用リード端子の製造
    方法。
JP26254894A 1994-10-26 1994-10-26 圧電部品用リード端子の製造方法 Pending JPH08125477A (ja)

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