JPH0774587A - 圧電部品用端子 - Google Patents

圧電部品用端子

Info

Publication number
JPH0774587A
JPH0774587A JP21540093A JP21540093A JPH0774587A JP H0774587 A JPH0774587 A JP H0774587A JP 21540093 A JP21540093 A JP 21540093A JP 21540093 A JP21540093 A JP 21540093A JP H0774587 A JPH0774587 A JP H0774587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
vibration
bent
electrode piece
piezoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21540093A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nagano
孝一 永野
Atsushi Uno
淳 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP21540093A priority Critical patent/JPH0774587A/ja
Priority to US08/291,126 priority patent/US5616981A/en
Priority to MYPI94002177A priority patent/MY111607A/en
Priority to GB9416845A priority patent/GB2281440B/en
Publication of JPH0774587A publication Critical patent/JPH0774587A/ja
Priority to US08/523,282 priority patent/US5669126A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部からの衝撃や振動等に起因する出力波形
変動が少ない圧電部品用端子を得る。 【構成】 端子11は、折曲げ加工して二重に重ね合わ
された構造をしている。電極片部11aは非折曲げ部分
111及び折曲げ部分112からなり、非折曲げ部分1
11と折曲げ部分112の隙間には振動吸収材120が
配設されている。振動吸収材120としては、プレスオ
イル、プレスオイルの不揮発成分、シリコングリース、
ナイロン、紙、防錆剤、コーティング剤、シリコンゴム
等が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電部品の構成品であ
る端子、特に折曲げ加工して二重に重なり合った電極片
部を有している圧電部品用端子に関する。
【0002】
【発明の背景と課題】従来より、圧電部品に使用される
端子として、電極片部を折曲げ加工して二重に重ね合わ
せ、非折曲げ部分と折曲げ部分のそれぞれに突起を有し
たものが知られている。このような折曲げ加工された両
面突起端子や圧電共振子等を重ねて略箱形状をなすケー
スに収納した圧電部品に、外部から衝撃や振動が加わる
と、出力波形が変動し易いという問題があった。出力波
形が変動するのは、外部からの衝撃等によって圧電共振
子に複数の寄生振動モードが発生し、この複数の寄生振
動モードが正規の振動モードと共に端子を伝わって出力
されるからであると考えられている。
【0003】そこで、本発明の課題は、外部からの衝撃
や振動等に起因する出力波形の変動を少なくすることが
できる圧電部品用端子を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る圧電部品用端子は、(a)折曲
げ加工して二重に重ね合わせた電極片部と、前記電極片
部の折曲げ部分に設けた突起及び非折曲げ部分に設けた
突起と、前記電極片部に接続された外部接続部とを備
え、(b)前記電極片部の折曲げ部分と非折曲げ部分の
隙間に振動吸収材が配設されていること、を特徴とす
る。ここに、振動吸収材としては、プレスオイル、プレ
スオイルの不揮発成分、シリコングリース、ナイロン、
紙、防錆剤、コーティング剤、シリコンゴム等が使用さ
れる。
【0005】以上の構成において、電極片部の折曲げ部
分と非折曲げ部分の隙間に振動吸収材を配設したため、
この端子を備えた圧電部品は外部からの衝撃や振動等に
よって圧電共振子に発生した複数の寄生振動モードを出
力しにくくなり、正規の振動モードを主として出力する
ことになる。これは、振動吸収材が、圧電共振子から端
子に伝わった寄生振動モードを吸収し、正規の振動を殆
ど吸収しないからであると考えられている。従って、従
来の端子を備えた圧電部品と比較して、出力波形の変動
は抑制されることになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る圧電部品用端子の一実施
例を添付図面を参照して説明する。図1及び図2に示す
ように、端子11は電極片部11aと外部接続部11b
と突起11c,11dを備えている。この端子11は、
例えば金属素材からプレスカット法により切り出された
後、折曲げ加工することにより製作される。電極片部1
1aは、折曲げ加工して二重に重ね合わされた構造をし
ており、非折曲げ部分111及び折曲げ部分112から
なる。非折曲げ部分111と折曲げ部分112の隙間に
は振動吸収材120が配設されている。振動吸収材12
0としては、プレスオイル、プレスオイルの不揮発成
分、シリコングリース、ナイロン、紙、防錆剤、コーテ
ィング剤、シリコンゴム等が使用される。
【0007】以上の構成からなる端子11は、非折曲げ
部分111と折曲げ部分112の隙間に振動吸収材12
0を配設しているので、この端子11を備えた圧電部品
は、外部からの衝撃や振動等によって圧電共振子に発生
した複数の寄生振動モードを出力しにくくなり、正規の
振動モードを主として出力することになる。従って、従
来の端子を備えた圧電部品と比較して出力波形の変動を
小さくすることができる。
【0008】次に、この端子11を出力端子として使用
したラダー型フィルタを例にして、端子11の作用効果
を説明する。なお、この端子11を入力端子、グランド
端子あるいは中継端子等として使用してもよいし、2個
以上の端子に端子11を使用してもよい。ただし、出力
端子として使用するのが最も効果的である。図3に示す
ように、ラダー型フィルタは、略箱形状のケース1、4
枚の圧電共振子5,6,7,8、入力端子10、端子1
1、中継端子12、グランド端子13及びばね端子20
で構成されている。圧電共振子5,6,7,8はそれぞ
れ表裏面に振動電極を設けた周知のものであり、拡がり
振動モードにて振動する。
【0009】ケース1は右側に開口部1aを有し、その
材料としては樹脂やセラミックス等が用いられている。
出力端子として機能する端子11は、突起11cが圧電
共振子8の下面に圧接し、突起11dが圧電共振子7の
上面に圧接している。入力端子10は電極片部10aと
外部接続部10bと突起10cを備え、突起10cが圧
電共振子5の下面に圧接している。
【0010】中継電極12は電極片部12a,12bと
中継片部12cと突起12d,12e,12fを備え、
突起12dが圧電共振子8の上面に圧接し、突起12e
が圧電共振子6の下面に圧接し、突起12fが圧電共振
子5の上面に圧接している。電極片部12bは、折曲げ
加工して二重に重ね合わされた構造をしており、非折曲
げ部分121及び折曲げ部分122からなる。電極片部
12bには、非折曲げ部分121と折曲げ部分122の
隙間に、振動吸収材が配設されている。
【0011】グランド端子13は電極片部13aと外部
接続部13bと突起13c,13dを備え、突起13c
が圧電共振子7の下面に圧接し、突起13dが圧電共振
子6の上面に圧接している。電極片部13aは折曲げ加
工して二重に重ね合わされた構造をしており、非折曲げ
部分131及び折曲げ部分132からなる。電極片部1
3aには、非折曲げ部分131と折曲げ部分132の隙
間に、振動吸収材が配設されている。
【0012】以上の圧電共振子5〜8及び端子10〜1
3は、ケース1に収容されている。ばね端子20は、圧
電共振子5〜8と端子10〜13間に適度の圧接力を発
生させるべく、ケース1と端子10の間に挟まれてい
る。ケース1の開口部1aの段部には絶縁紙30がセッ
トされている。ケース1の開口部1aには樹脂等のシー
ル材31がポッティングされており、ケース1の内部を
密閉している。なお、各端子10,11,13の外部接
続部10b,11b,13bはシール材31の硬化後、
ケース1の側面及び底面に沿って折り曲げられ、表面実
装タイプとしてもよい。
【0013】図4はこうして得られたラダー型フィルタ
の電気等価回路図である。入力端子10と端子11の間
に直列に接続した圧電共振子5,8と、並列に接続した
圧電共振子6,7とが交互に接続され、ラダー構造をな
している。端子11の非折曲げ部分111と折曲げ部分
112の隙間等に振動吸収材120を配設しているの
で、外部からの衝撃や振動等によって圧電共振子5〜8
に発生した複数の寄生振動モードが出力されにくくな
り、正規の振動モードが主として端子11から出力され
ることになる。従って、従来の端子を備えたラダー型フ
ィルタと比較して、出力波形の変動が小さいラダー型フ
ィルタが得られる。
【0014】図5及び図6は振動吸収材120としてプ
レスオイルを使用した場合のラダー型フィルタの電気特
性を示すグラフである。図において、実線35,39は
減衰量を表示し、実線36は群遅延時間を表示してい
る。比較のため、出力端子に振動吸収材を配設していな
いラダー型フィルタの電気特性も併せて表示している
(点線37,38,40)。点線37,40は減衰量を
表示し、点線38は群遅延時間を表示している。
【0015】なお、本発明に係る圧電部品用端子は前記
実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変形することができる。前記実施例では、折曲げ
加工された両面突起端子のすべてに振動吸収材を配設し
ているが、必ずしも全ての両面突起端子に振動吸収材を
配設する必要はない。また、端子の形状も、前記実施例
の形状に限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、電極片部の折曲げ部分と非折曲げ部分の隙間に
振動吸収材を配設したので、この端子を備えた圧電部品
は、外部からの衝撃や振動等によって圧電共振子に発生
した複数の寄生振動モードを出力しにくくなり、外部か
らの衝撃や振動等に起因する出力波形の変動を少なくで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電部品用端子の一実施例を示す
斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1に示した圧電部品用端子を備えたラダー型
フィルタの一部断面図。
【図4】図3に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図。
【図5】図3に示したラダー型フィルタの電気特性を示
すグラフ。
【図6】図3に示したラダー型フィルタの電気特性を示
すグラフ。
【符号の説明】
11…端子 11a…電極片部 111…非折曲げ部分 112…折曲げ部分 120…振動吸収材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲げ加工して二重に重ね合わせた電極
    片部と、前記電極片部の折曲げ部分に設けた突起及び非
    折曲げ部分に設けた突起と、前記電極片部に接続された
    外部接続部とを備え、 前記電極片部の折曲げ部分と非折曲げ部分の隙間に振動
    吸収材が配設されていること、 を特徴とする圧電部品用端子。
JP21540093A 1993-08-20 1993-08-31 圧電部品用端子 Pending JPH0774587A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21540093A JPH0774587A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 圧電部品用端子
US08/291,126 US5616981A (en) 1993-08-20 1994-08-16 Terminal for a piezoelectric device
MYPI94002177A MY111607A (en) 1993-08-20 1994-08-19 Terminal for a piezoelectric device and manufacturing process thereof.
GB9416845A GB2281440B (en) 1993-08-20 1994-08-19 Terminal for a piezoelectric device and manufacturing process thereof
US08/523,282 US5669126A (en) 1993-08-20 1995-09-05 Process for manufacturing a terminal for a piezoelectric device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21540093A JPH0774587A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 圧電部品用端子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0774587A true JPH0774587A (ja) 1995-03-17

Family

ID=16671703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21540093A Pending JPH0774587A (ja) 1993-08-20 1993-08-31 圧電部品用端子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0774587A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007103496A (ja) コンデンサおよび基板アセンブリ
JPH06209228A (ja) ラダー型フィルタ
US4287493A (en) Piezoelectric filter
JPH0774587A (ja) 圧電部品用端子
EP0884842A3 (en) Energy-trapped thickness extensional mode piezoelectric resonator
JP2885274B2 (ja) 圧電トランス装置
JP3214184B2 (ja) 圧電部品用リード端子の製造方法
KR940005372B1 (ko) 다전극 수정 진동자
JPH07142955A (ja) 圧電部品用端子
US6297581B1 (en) Piezoelectric element and electronic component including same
JPH08125477A (ja) 圧電部品用リード端子の製造方法
JP3248404B2 (ja) 圧電部品用端子
GB2281440A (en) Terminal for a piezoelectric device and manufacturing process thereof
EP0884841A3 (en) Energy-trapped type thickness extensional vibration mode piezoelectric resonator
JPH06209230A (ja) ラダー型フィルタ
JPH07170149A (ja) 圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィルタ
JPS6165615A (ja) 弾性表面波フイルタ装置
JP3146695B2 (ja) 厚み滑り振動モードを利用したセラミックフィルタ
JPH0766667A (ja) 電子部品用端子
JPH0758575A (ja) 圧電部品用リード端子
JPH06209229A (ja) ラダー型フィルタ
JP2570758Y2 (ja) ラダー型フィルタ
JPH0578033U (ja) 圧電部品
KR100292762B1 (ko) 압전부품용 단자
JPS6328113A (ja) 圧電振動部品