JPH0620875Y2 - 遮光シート材 - Google Patents

遮光シート材

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JPH0620875Y2
JPH0620875Y2 JP10527890U JP10527890U JPH0620875Y2 JP H0620875 Y2 JPH0620875 Y2 JP H0620875Y2 JP 10527890 U JP10527890 U JP 10527890U JP 10527890 U JP10527890 U JP 10527890U JP H0620875 Y2 JPH0620875 Y2 JP H0620875Y2
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light
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sheet
shielding
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JP10527890U
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JPH0462891U (ja
Inventor
隆雄 坂野
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ヤマト化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はオフィスビル、ショーウインド、一般住宅な
どの窓ガラス、主とし自動車のリア窓ガラスら貼り付け
る遮光シートに関する。
(従来の技術) 従来この種の遮光シートは暗色のシートに多数の小孔が
穿設してあるものを用いており、この片面に接着材が塗
布してあるものや、遮光シート自体に接着剤が練り込ん
であるものが、特開昭59−48588号公報によって
知られている。
また遮光シート材自体には接着剤が施されてなく、この
遮光シート材周辺を別個の粘着テープで窓ガラスなどに
貼り付けることが特開昭55−57802号公報に記載
されている。
ところが前記従来の技術のうち前者のものは、遮光シー
ト全面が接着性を有するため、窓ガラスに貼り付ける作
業中に誤って接着面同士が接着すると、殆ど剥離不可能
であり、また貼り付け位置のずれや、一部に皺が出来た
ときに、一度剥離し再び、そのシートを貼ると接着力が
著しく低下し、以後の使用中に遮光シート材が窓ガラス
から剥離してしまうおそれがある。
また遮光シートを剥離すると接着剤の一部が窓ガラスに
付着して残り、これを除去するのは容易なことではな
い。
また前記後者の公知の技術においては、別に粘着テープ
を必要とするし、この粘着テープの取扱い及び遮光シー
トを皺無く、窓ガラスに貼り付けるのもなかなか熟練を
要する。
(考案が解決しようとする課題) この考案は遮光シートを窓ガラスに貼り易くするため
に、接着剤を全く使用せず、然もガラスとの接着性に優
れ、妄りに剥離せず、剥離後には接着剤などの付着乃至
痕跡が残らず、何度でも貼り付け可能な遮光シート材を
市場に提供することである。
特に窓ガラスに貼り付けたときに、内部の光を充分に反
射し、室内の照明を有効に利用出来る遮光シートを市場
に提供することを目的とする。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 前記課題を達成するために、この考案は貼り合わせ面が
鏡面の剥離シートの前記貼り合わせ面に、加熱溶融合成
樹脂を剥離可能に付着固化させて遮光シート層が形成し
てあり、これら剥離シート及び遮光シート層全面に一括
して多数の小孔が分布穿設して前記遮光シート層は前記
剥離シートの鏡面と接する側より第1層、第2層が順次
一体化した2層になっていて、前記第1層は黒色乃至暗
色の透明ないし半透明層としてあり、前記第2層は白色
乃至淡色の不透明乃至半透明層としてあることを特徴と
する遮光シートとする。
また前記課題を達成するためにこの考案の遮光シート材
の前記剥離シートは遮光シート層と非接着乃至非融着特
性を有する合成樹脂フイルム、遮光シート層と非接着乃
至非融着処理を施した紙のうちの一種であることを特徴
とすることが好ましい。
(考案の作用) 請求項第1項記載の考案に於いて、先ずこれを使用する
には、遮光シート層を剥離シートから剥離すると、鏡面
の剥離シートと接していた遮光シート層は貼付面が鏡面
形状となった遮光シートとなる。
また剥離シートと共に穿孔されている多数分布している
各孔の鏡面形状の貼付面との縁は直角に夫れ夫れなる。
この遮光シートを表面平滑な窓ガラスに鏡面形状の前記
貼付面を密着させて皺が寄らないように拡げ、全面をガ
ラス面に圧着すると、ガラス面と遮光シート面との間の
空気は各孔から放出され、遮光シートの貼付面全面はガ
ラス面に完全に密着する。
剥離する時には、遮光シートの縁の一部を窓ガラスより
剥離し、静かにめくれば容易に全部の遮光シートを剥離
できる。再度貼り付けるときには前回と同様の手順で貼
り付ける。窓ガラスが埃で汚れているときは、充分に払
拭して清潔にし、また空気が乾燥しているときには、一
度ガラスを水で濡らすことが好ましい。
剥離シートから遮光シート層を剥離して、遮光シートと
して窓ガラスに貼り付けるときは、第1層を窓ガラス
に、白色乃至淡色の不透明乃至半透明の第2層が室内側
になるように窓ガラスの内側に貼り付ける。
このようにすると、室内の光線は内面の白色乃至淡色の
不透明乃至半透明層によって、室内に反射する。この
際、窓ガラスと密着した層の色彩が室外から見える。こ
の内面に柄模様のある場合は室外からこの柄模様が見え
る。
請求項第2項記載の考案のものに於いても全く同様の取
扱をする。
窓ガラスに貼り付け後は昼間屋外が明るいときは、室外
の光線はその殆ど遮光シートの孔のない部分に当り、こ
の部分で光は遮光吸収され、小孔部分はそのまま光が透
過し、外部の光量は制限される。室内が外部より明るい
ときにも同様に小孔部分だけの光は透過し、他の部分は
遮光シートによって光量は遮断される。
実施例 剥離シート 片面を鏡面11に成形した PET(ポリエチレンテレフタレート) 厚さ0.02mmにしたもの 遮光シート層組成物として、2種のものを用意する。
遮光シートの第1層の組織 PVC(塩化ビニル樹脂重合度1000) 100部 DOP 45〜55部 安定剤(Ba-Zn 系) 2.5〜3部 顔料(カーボン) 4〜5部 遮光シート層の第2層の組成 PVC(塩化ビニル樹脂) 100部 DOP 45〜55部 安定剤(Ba-Zn 系) 2.5〜3部 酸化チタン 10.0〜20部 遮光シート層の前記第1層及び第2層の組成物たる原料
を別々にカレンダー法、Tダイ法などによりフイルム化
し、剥離シート10の鏡面11上に、先ず第1層の組成
物よりなるフイルムを重ね、その上に第2層の組成物よ
りなるフイルムを重ね、これらを加熱圧着して、一枚の
シートとして、これら全面に一括して小孔20を分布穿
孔して遮光シート層15が第1層16よりなる暗色透明
層と、第2層17よりなる白色不透明層によって形成さ
れた製品としての遮光シート材A(第2図参照)を得
る。
前述のラミネート圧着時に第2層17の外面に梨地様絞
押し加工21を施すこともある。
その他の実施例 前述の実施例において、剥離シート10として紙12の
表面にポリエチレン13をコーテイング乃至ラミネート
し、その表面を鏡面11としたものを用いて実施例の遮
光シート層の組成中のPVCをPVCペーストレジンに
置き換え、これを剥離シート10の鏡面11上に塗布
し、加熱ゲル化後冷却して製品遮光シート材を得た(第
3図参照)。
また各実施例の遮光シート材Aより遮光シート層15を
剥離して形成された遮光シート18の縦横の収縮率は、
90℃の加熱1時間加熱後の収縮率が縦横共に1.5%
となるものとにした。
ハ.考案の効果 叙上のように構成し、作用をなす各請求項記載の考案の
ものにおいては、剥離シートより遮光シート層を剥離す
るときこの考案品のものは、多数の小孔が全面に分布さ
れているから縁が剥離すれば容易に剥離でき、剥離され
て形成された遮光シートは、剥離シートの鏡面が遮光シ
ートに写されて鏡面に形成され、かつ剥離シートによっ
て保護されていたからこの面に傷もない。
また各小孔の縁も直角で各小孔の縁まで遮光シートは平
坦な鏡面のものとなる。
従って、窓ガラスに密着させたときにも、各小孔の縁ま
で完全に密着し、妄りに剥離しない。
また貼り付けるとき、特に遮光シートには接着剤を用い
てないから、遮光シートの添付面同士が接触しても強固
に接着はせず、窓ガラス面に皺の寄らないように伸延し
て、圧接すれば容易に貼り付けることができ、また剥離
も接着剤を用いていないから容易で窓ガラスに貼り付け
跡も残らず、また一度剥離後も遮光シートの密着力が低
下することがない。
更に白色乃至淡色の第2層表面において室内の光をより
反射し、室内の光源の光量が有効利用され、室外への漏
れが少なく室内照明の明度が同一であれば、遮光シート
が透明乃至黒色のものより室内が明るくなる。
また外部の光線は白色乃至淡色の第2層で反射し、遮光
シート自体に熱吸収する度合いが少ない。
室外が室内よりも明るいとき、外部からこの遮光シート
の貼り付けしてある窓ガラスをみると、窓ガラスと密着
した第1層の黒色乃至暗色の色に窓が見え、通常室内が
暗いときの窓ガラスと大差がなく、外観としての特異感
乃至違和感がない。
請求項第2項記載の考案の剥離シートを用いたものにお
いては、遮光シート層の剥離シートからの剥離が容易で
ある。
実施例固有の効果 各実施例においては請求項第1項及び第2項記載の考案
の効果を奏する他、遮光シート18自体の熱収縮率が前
述のように、90℃で一時間加熱したときの縦横共1.
5%であるから、窓ガラスに付着しているときは、遮光
シート18の内部歪として充分に吸収され、遮光シート
18が窓ガラスから剥離することがない。
また剥離シート10がPETであり遮光シート層15が
塩化ビニル樹脂であるから、これらは相溶性なくかつ可
塑剤に対しても相溶性がないから二つの層は付着はする
が、相互に溶着せず、更に剥離シート10を先に鏡面1
1に成形してあるから、これにラミネートされれた遮光
シート層15は確実に剥離シート10の鏡面11に倣い
鏡面形状の貼付面19となって定着しており貼付面19
が鏡面形状の遮光シート18が得られる。
また実施例のものにおいては、請求項第1項記載の考案
のものと同一の効果を奏するほか、第2層17の表面に
は梨地状の絞加工21が形成してあるから、反射光が散
光となり、眩しさがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部拡大断面図である。 第2図は他の実施例の一部拡大断面図である。 図中の主な符号 10……剥離シート、11……鏡面、 15……遮光シート層、 16……第1層、17……第2層、 18……遮光シート、19……貼付面、 20……小孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】張り合わせ面が鏡面の剥離シートの前記張
    り合わせ面に、加熱溶融合成樹脂を剥離可能に付着固化
    させて遮光シート層が形成してあり、これら剥離シート
    及び遮光シート層全面に一括して多数の小孔が分布穿設
    してあり、前記遮光シート層は前記剥離シートの鏡面と
    接する側より第1層、第2層が順次一体化した2層にな
    っていて、前記第1層は黒色乃至暗色の透明ないし半透
    明層としてあり、前記第2層は白色乃至淡色の不透明乃
    至半透明層としてあることを特徴とする遮光シート材。
  2. 【請求項2】前記剥離シートは遮光シート層と非接着乃
    至非融着特性を有する合成樹脂フイルム、遮光シート層
    と非接着乃至非融着処理を施した紙のうちの一種であっ
    て、遮光シート層との貼り合わせ面が鏡面であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の遮光シ
    ート材。
JP10527890U 1990-10-08 1990-10-08 遮光シート材 Expired - Lifetime JPH0620875Y2 (ja)

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JP2004149621A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Yoshino Kogyosho Co Ltd 接着テープ

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