JPH0827435A - ガラス板用粘着シート - Google Patents

ガラス板用粘着シート

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Publication number
JPH0827435A
JPH0827435A JP16106294A JP16106294A JPH0827435A JP H0827435 A JPH0827435 A JP H0827435A JP 16106294 A JP16106294 A JP 16106294A JP 16106294 A JP16106294 A JP 16106294A JP H0827435 A JPH0827435 A JP H0827435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sheet
sensitive adhesive
glass plate
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16106294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Akesato
秀昭 明里
Toshiyuki Miyake
敏之 三宅
Kenji Asada
健次 麻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16106294A priority Critical patent/JPH0827435A/ja
Publication of JPH0827435A publication Critical patent/JPH0827435A/ja
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写に際してアプリケーションシートとの接
着性がよく、ガラス板に貼り付けた後、汚れ難く、又、
汚れを落とし易いガラス板用粘着シートを提供する。 【構成】 合成樹脂シートとして、カレンダー法により
成形され、片面に深さ30μmの凹凸が一面に設けられ
た凹凸面11となされ、他の面が平滑面12となされた
塩化ビニル樹脂シート1(厚み120μm)の凹凸面1
1に、厚み50μmのアクリル系粘着剤層2がラミネー
トされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明ガラス板に隠蔽性
を付与したり、装飾を施したりするために用いるガラス
板用粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、透明ガラス窓等を隠蔽性にして透
視を妨げたり、装飾の目的で、着色或いは粗面加工した
合成樹脂の粘着シートを図形状に切り抜いて貼り付ける
ことが行われている。このような図形状に切り抜いた粘
着シートをガラス板に貼り付けるには、コンピューター
制御されたカッティングマシンにより、粘着シートを図
形状に切り抜き、図形以外の不要部分を除いた後、アプ
リケーションシートを用いてガラス板に転写する。
【0003】上記の用途に使用するものとして、実開平
3−67039号公報に、片面が凹凸面となされ、他の
面が平滑面となされた塩化ビニルフィルムの平滑面に耐
可塑剤性、耐溶剤性を有するフィルムを積層し、該フィ
ルム面に粘着剤層を設けたガラス板用粘着シートが記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載のもの
は、塩化ビニルフィルムの平滑面をガラス板側として貼
り付けるもので、ガラス板に転写するには、該フィルム
の凹凸面にアプリケーションシートを貼り付ける。しか
し、塩化ビニルフィルムの凹凸面とアプリケーションシ
ートの粘着剤層とは点接触となるので接着性が極めて低
くなり、塩化ビニルフィルムの粘着剤層が積層されてい
る剥離紙と該粘着剤層とが剥離できなかったり、剥離で
きてもガラス板に転写するまでに脱落することがある。
【0005】又、ガラス板に貼り付けられたあと、塩化
ビニルフィルムの凹凸面が露出した状態となるため、埃
や汚れが付き易く、且つ落ち難いので見苦しくなるとい
う問題がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解消し、転写
に際してアプリケーションシートとの接着性がよく、ガ
ラス板に貼り付けた後、汚れ難く、又、汚れを落とし易
いガラス板用粘着シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明ガラス板用粘着シ
ートは、片面に凹凸が形成され、他の面が平滑面となさ
れた合成樹脂シートの凹凸面に粘着剤層が設けられ、該
粘着剤層に剥離紙が積層されてなることを特徴とするも
のである。
【0008】本発明で使用する合成樹脂シートの材質と
しては、熱可塑性樹脂、特に成形加工性、耐候性、柔軟
性にすぐれた塩化ビニル樹脂製のものが適している。合
成樹脂シートの厚みは100〜150μmのものが好ま
しい。
【0009】上記合成樹脂シートの片面に形成する凹凸
は、艶消し状態として光線を屈折、散乱させ、透視性を
低下させるものである。凹凸を形成するには、該シート
を軟化状態としエンボスロールを通過させるなど従来の
加工方法を採用すればよい。凹凸の深さは5〜50μm
が好ましい。5μmよりも浅いと艶消し効果が低くて容
易に透視され、50μmを超えると粘着剤の充填が不完
全になり易い。
【0010】凹凸の形状は、凸部の頂点が平らなもの、
頂点が三角形に尖ったもの等種々のものが用いられる。
又、凹凸の密度はできるだけ密であることが艶消し効果
がよい。
【0011】上記凹凸面に粘着剤層を設けるには、粘着
剤を乾燥させるための熱を合成樹脂シートが受けるのを
避けるために、ロールコーター等従来の塗工装置を用い
て粘着剤を剥離紙に所定の厚みに塗布乾燥して粘着剤層
を形成し、これを合成樹脂シートの凹凸面にラミネート
することにより行う。粘着剤としては従来粘着テープに
使用されているもの、例えばアクリル系粘着剤を用いる
のが、透明性、耐候性等の面で好ましい。剥離紙上の粘
着剤層の厚みは凹凸の深さにより多少異なるが、凹凸の
深さの1.4倍以上あれば充分である。
【0012】剥離紙上の粘着剤層を合成樹脂シートの凹
凸面にラミネートするには、粘着剤層を凹凸に充分食い
込ませて投錨効果を得るために、40℃〜80℃、好ま
しくは50〜70℃の温度で、1〜4kg/cm2 、好
ましくは2〜3kg/cm2の圧力で行うのが好まし
い。
【0013】このような条件でラミネートすることによ
り、合成樹脂シートの凹凸面と粘着剤層とは強固に接着
積層される。しかし、上記の温度範囲及び圧力範囲にお
いて、高温度寄り及び高圧力寄りでラミネートを行う
と、合成樹脂シートの材質や凹凸の形状によっては凹凸
が変形を生じて艶消し状態にむらが生じることがある。
合成樹脂シート面の凹凸が変形するのを防止し、又、合
成樹脂シートの凹凸面と粘着剤層との接着性を更に向上
させるために、凹凸面に下塗剤を塗布しておくことが好
ましい。
【0014】下塗剤としてはアクリル系粘着剤と合成樹
脂シート、特に塩化ビニル樹脂との接着性を向上させ得
るものであれば特に限定するものではなく、例えば、P
MMAにアミノエチル化樹脂をグラフト重合したもの
(一例として日本触媒社製,商品名:ポリメントNK3
50など)が挙げられる。下塗剤に着色剤として顔料や
染料を混合し、任意の色に着色されたガラス板用粘着シ
ートとすることもできる。
【0015】下塗剤を用いるには、例えばメイヤーバー
等を用いて凹凸面に直接塗布し、乾燥すればよい。その
後、剥離紙面に形成した粘着剤層をラミネートして合成
樹脂シートに粘着剤層を形成するのであるが、下塗剤を
用いた場合には、上記ラミネート条件は緩和される。即
ち、下塗剤を用いただけ接着力は大となるので、ラミネ
ート温度は50℃以下、ラミネート圧力は1〜2kg/
cm2 で行うことができる。
【0016】
【作用】合成樹脂シートの凹凸面に粘着剤層を設け、該
粘着剤層をガラス板に貼り付けるので、合成樹脂シート
の平滑面とアプリケーションシートの粘着剤層との接着
性がよく、従来どおりのアプリケーションシートにより
ガラス板に転写することができる。ガラス板に貼り付け
た後、合成樹脂シートは平滑面が外側となるので埃や汚
れが付き難く、又、埃などを洗い落とすことも容易であ
る。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明ガラス板用粘着シートの実施例を示す断面図であ
り、合成樹脂シートとして、カレンダー法により成形さ
れ、片面に深さ30μmの凹凸が一面に設けられた凹凸
面11となされ、他の面が平滑面12となされた塩化ビ
ニル樹脂シート1(厚み120μm)の凹凸面11に、
厚み50μmのアクリル系粘着剤層2がラミネートされ
てなる。アクリル系粘着剤層2は、上質紙の両面がポリ
エチレンラミネートされ、その片面にシリコーンにより
剥離処理された剥離紙3の剥離処理面にアクリル系粘着
剤を塗布乾燥して設けられ、剥離紙3とともに塩化ビニ
ル樹脂シート1にラミネートされたものである。
【0018】以下に、上記塩化ビニル樹脂シート1の凹
凸11面に温度と圧力の条件を変えて粘着剤層2をラミ
ネートした場合の実施例について述べる。 (実施例1〜14)塩化ビニル樹脂シートを繰り出し、
表1に示す温度とラミネート圧力で上記粘着剤層をラミ
ネートしてガラス板用粘着シートを得た。
【0019】(実施例15〜18)次に、合成樹脂シー
ト、粘着剤、剥離紙は実施例1と同じものを使用し、剥
離紙のシリコーン剥離処理面に、下塗剤として日本触媒
社製,商品名「ポリメントNK350」をメイヤーバー
を用いて塩化ビニル樹脂シートの凹凸面に3〜5g/m
2 で塗布、乾燥して下塗剤層を形成した。剥離紙に実施
例1と同様にして粘着剤層を形成し、該粘着剤層を上記
下塗剤層に表2に示す温度とラミネート圧力によりラミ
ネートしてガラス板用粘着シートを得た。
【0020】上記実施例1〜18のものにつき、外観を
観察し、しわの発生その他の状態を調べた。更にガラス
板に2kgの荷重で圧着し、1日後に手剥離で約50m
/分の速度で約140度方向に剥離し、ガラス板への糊
残りの有無により合成樹脂シートの凹凸面と粘着剤の投
錨性を評価した。その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1から明らかなように、実施例1〜14
のものは合成樹脂シートの凹凸面と粘着剤層との接着力
が大であるため、剥離してもガラス板に対して糊残りが
なく、該シートにしわの発生もなかった。
【0023】又、実施例15〜18のものは合成樹脂シ
ートの凹凸面に下塗剤を塗布したので、実施例1〜14
のものよりも低い温度、圧力でラミネートしても充分な
積層強度が得られた。
【0024】
【発明の効果】本発明ガラス板用粘着シートは以上の構
成であり、合成樹脂シートの平滑面とアプリケーション
シートの粘着剤層との接着性がよく、従来どおりのアプ
リケーションシートによりガラス板に容易に転写するこ
とができる。又、ガラス板に貼り付けた後、合成樹脂シ
ートに埃や汚れが付き難く、又、埃などが付いてもこれ
を洗い落とすことが容易である。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ガラス板用粘着シートの実施例を示す断
面図。
【符号の説明】 1:塩化ビニル樹脂シート 2:粘着剤層 3:剥離紙 11:凹凸面 12:平滑面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面が凹凸面となされ、他の面が平滑面
    となされた合成樹脂シートの凹凸面に粘着剤層が設けら
    れ、該粘着剤層に剥離紙が積層されてなるガラス板用粘
    着シート。
JP16106294A 1994-07-13 1994-07-13 ガラス板用粘着シート Pending JPH0827435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16106294A JPH0827435A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 ガラス板用粘着シート

Applications Claiming Priority (1)

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JP16106294A JPH0827435A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 ガラス板用粘着シート

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JPH0827435A true JPH0827435A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15727894

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JP16106294A Pending JPH0827435A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 ガラス板用粘着シート

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JP (1) JPH0827435A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196417A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 大日本印刷株式会社 粘着フィルム、粘着フィルムの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196417A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 大日本印刷株式会社 粘着フィルム、粘着フィルムの製造方法

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