JPH06208559A - 中国語漢字変換装置 - Google Patents

中国語漢字変換装置

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JPH06208559A
JPH06208559A JP5002784A JP278493A JPH06208559A JP H06208559 A JPH06208559 A JP H06208559A JP 5002784 A JP5002784 A JP 5002784A JP 278493 A JP278493 A JP 278493A JP H06208559 A JPH06208559 A JP H06208559A
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JP5002784A
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English (en)
Inventor
Keiken Hayashi
啓軒 林
Shinzai Ra
進財 羅
Kaka Chiyou
家華 張
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 他の変換候補がある変換結果を簡単に再変換
し、所望の変換結果にする。 【構成】 入力部1は中国語の入力コードとして読み記
号列、及び再変換要求等の操作を受け付ける。入力カー
ソル位置レジスタ4は最新に入力された入力コードに対
応する漢字のを示す入力カーソルの位置を格納する。変
換部5は、辞書部6を参照し漢字の文字、或いは単語に
変換する。修正カーソル位置決定部8は同音異義語の個
数、変換結果の字数の情報、及び修正可能区間を用いて
修正カーソルの位置を決定する。状態レジスタ9は、変
換結果の字数と変換結果に対応する同音異義語の個数が
それぞれ格納する。再変換制御部11は、変換部5に変
換結果に対応する同音異義語の候補集合を作製させ、ユ
ーザの所望の同音異義語が選択されると表示結果を修正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力コードを漢字に変
換する中国語漢字変換装置に関し、詳しくはその修正カ
ーソルの位置決定に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に従来の中国語漢字変換装置のブ
ロック図を示す。31は入力部であり、ユーザにより入
力された中国語の入力コードとして読み記号列を受け取
るものである。32は辞書部であり、入力コードである
読み記号列とこれに対応する文字列を対応付けて格納す
るものである。
【0003】33は変換部であり、辞書部32を検索す
ることによって、入力された読み記号列を対応する中国
語漢字に変換する。また、人工修正部の指示により、再
変換を行う文字列の入力コードを読み取り、現在の変換
結果以外で当該入力コードに対応する変換結果、即ち同
音異義語を辞書部32から検索し、次候補集合を作製す
るものである。
【0004】34は人工修正部であり、ユーザによって
再変換の指示行われると、ユーザの指定に応じて、カー
ソルを再変換を行う位置に移動し、変換部に指示し、再
変換を行なわせ候補集合を作製させ、後述する表示部3
5に表示する。35は表示部であり、変換結果、及び、
再変換の結果作製された候補集合を表示するものであ
る。
【0005】上記したような、従来の中国語漢字変換装
置は、以下のように動作する。先ず漢字への変換処理
は、ユーザが入力部31により入力コードとして読み記
号列を入力すると、変換部33は、入力された入力コー
ドに基づいて辞書部32を検索し漢字への変換を行い、
表示部35に変換結果を表示する。また、再変換を行う
場合は、ユーザによって再変換指示が入力され、再変換
を行う変換結果の位置が指示されると、人工修正部34
は、ユーザの指示に応じて入力位置にあったカーソル
を、当該ユーザに指示された再変換を行なおうとする変
換結果が存在する位置に移動する。次に、変換部33は
再変換を指示された文字列の入力コードを読み取り、当
該入力コードに対応する現在の変換結果の同音異義語を
辞書部32から検索し、次候補集合として表示部35に
出力する。表示部35に表示された次候補集合の中から
ユーザによって所望の候補が選択されると、現在の変換
結果を修正し、再度表示を行う。最後にユーザは次の入
力を行う為に、カーソルを入力位置に移動させる。
【0006】下記の中国語の読み記号列(外1)を「這
個程式寫得好」という文字列に変換するのを例として、
従来の漢字変換装置の誤変換修正動作を図15を参照し
ながら説明する。
【0007】
【外1】
【0008】尚、図15中、アンダーラインでカーソル
の位置を表示している。先ず、図15(a)〜(g)に
示すように、ユーザにより上記外1に示す読み記号列が
順に入力されると、変換部33は、それぞれ変換を連続
的に行い、変換結果として「這個城市寫得好」が表示部
35に表示される。この時カーソルは「好」という字の
後の漢字入力位置にある。この変換は、「這個城市寫得
好」ではなく「這個程式寫得好」と変換させたい場合な
ので、「城市」の誤変換を「程式」に再変換するため
に、ユーザにより人工修正部34に対して、再変換指示
が行われ、再変換する文字列の位置入力されるとこれに
応じて、図15(h)に示すように人工修正部34はカ
ーソルを第3字目に移する。変換部33は「城市」の同
音異義語を辞書部32から検索し、次候補集合として表
示部35に表示する。表示された次候補集合の中から、
ユーザによって所望の「程式」が選択されると、図15
(i)に示すように、表示結果が修正される。修正した
後は、図15(j)に示すようにユーザによってカーソ
ルが入力位置に戻され、入力が続行される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の漢
字変換装置では、表示されている変換結果を再変換する
場合、ユーザ自身が変換結果をチェックし、入力位置に
あるカーソルを一旦再変換を行なわせたい部分に移動さ
せ、再変換の指示を行い、修正した後、また元の入力位
置にカーソルを戻さなければ成らず、操作が煩雑になる
という問題を有していた。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みて、他の変換候
補がある変換結果を簡単に再変換し、所望の変換結果に
することのできる中国語漢字変換装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、入力コードを受け付ける入力手
段と、上記入力手段によって受け付けられた入力コード
を対応する中国語漢字に変換する変換手段と、上記変換
手段により変換された中国語漢字を表示する表示手段
と、最新に入力された入力コードに対応して表示画面に
表示された漢字の位置を示す入力カーソルの位置を決定
し、上記表示手段に表示させる入力カーソル位置決定手
段と、変換結果が幾つの漢字から成るかを示す次数を記
憶する字数フィールドと、上記表示手段に表示された変
換結果の再変換を行なう位置を示す修正カーソルの位置
を上記字数フィールドに記憶された字数に基づいて決定
し、上記表示手段に表示する修正カーソル位置決定手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の修正カ
ーソル位置決定手段が、修正カーソルの位置を、入力カ
ーソルの位置から一定の間隔をもって位置するように決
定することを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1
記載の修正カーソル位置決定手段が、変換結果が同音異
義語を有するかどうかを記憶する個数フィールドと、修
正カーソルの位置を、入力カーソルの位置から一定の間
隔をもって位置するように決定する間隔修正カーソル位
置決定部と、字数フィールドに記憶された変換結果が幾
つの漢字からなるかを示す字数に基づいて修正カーソル
の位置を決定する字数修正カーソル位置決定部と、現在
修正カーソルが存在する変換結果が同音異義語を持たな
い変換結果の場合、字数修正カーソル位置決定部の決定
した修正カーソルの位置を優先し、現在修正カーソルの
位置する変換結果が同音異義語を有する場合、間隔修正
カーソル決定部の決定した修正カーソルの位置を優先
し、修正カーソルと入力カーソルとの間が一定間隔をこ
えた時点で字数修正カーソル位置決定部の決定した修正
カーソル位置を優先させる修正カーソル位置優先判断部
と、を有することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1、2、3記載
の中国語変換装置がさらに、ユーザの再変換指示に反応
して修正カーソルが位置する変換結果を上記変換手段を
用いて同音異義語に変換し、上記表示手段に表示させる
再変換制御手段を有していることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の中国語漢字変換装置によれば、入力
手段は、入力コードを受け付ける。変換手段は、上記入
力手段によって受け付けられた入力コードを対応する中
国語漢字に変換する。
【0015】表示手段は、上記変換手段により変換され
た中国語漢字を表示する。入力カーソル位置決定手段
は、最新に入力された入力コードに対応して表示画面に
表示された漢字の位置を示す入力カーソルの位置を決定
し、上記表示手段に表示させる。字数フィールドは、変
換結果が幾つの漢字から成るかを示す次数を記憶する。
【0016】修正カーソル位置決定手段は、上記表示手
段に表示された変換結果の再変換を行なう位置を示す修
正カーソルの位置を上記字数フィールドに記憶された字
数に基づいて決定し、上記表示手段に表示させる。請求
項2の中国語漢字変換装置によれば、請求項1記載の修
正カーソル位置決定手段が、修正カーソルの位置を、入
力カーソルの位置から一定の間隔をもって位置するよう
に決定する。
【0017】請求項3の中国語漢字変換装置によれば、
請求項1記載の修正カーソル位置決定手段において、個
数フィールドが、変換結果が同音異義語を有するかどう
かを記憶する。間隔修正カーソル位置決定部が、修正カ
ーソルの位置を、入力カーソルの位置から一定の間隔を
もって位置するように決定する。
【0018】字数修正カーソル位置決定部が、 字数フ
ィールドに記憶された変換結果が幾つの漢字からなるか
を示す字数に基づいて修正カーソルの位置を決定する。
修正カーソル位置優先判断部は、現在修正カーソルが存
在する変換結果が同音異義語を持たない変換結果の場
合、字数修正カーソル位置決定部の決定した修正カーソ
ルの位置を優先し、現在修正カーソルの位置する変換結
果が同音異義語を有する場合、間隔修正カーソル決定部
の決定した修正カーソルの位置を優先し、修正カーソル
と入力カーソルとの間が一定間隔をこえた時点で字数修
正カーソル位置決定部の決定した修正カーソル位置を優
先させる。
【0019】請求項4の中国語漢字変換装置によれば、
請求項1、2、3記載の中国語漢字変換装置が際変換制
御手段が、ユーザの際変換指示に反応して修正カーソル
が位置する変換結果を上記変換手段を用いて同音異義語
に変換し、上記表示手段に表示させる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の中国語漢字変換装置の一実施
例のシステムを示すブロック図である。図1において、
1は入力部であり、中国語の入力コードとして読み記号
列、および再変換要求等の操作を受け付けるものであ
り、キーボード等が用いられる。
【0021】2は入力コード処理部であり、入力部1か
ら入力された入力コードを辞書部6の検索のために用い
る検索コードに変換するものである。3は検索コード記
憶部であり、上記入力コード処理部2において変換され
た検索コードを記憶するものである。4は入力カーソル
位置レジスタであり、最新に入力された入力コードに対
応して表示部に表示された漢字の位置を示す入力カーソ
ルの位置を示す値を格納するものである。入力部1から
入力コードとして1つの読み記号列が読み込まれる毎
に、入力カーソル位置レジスタ4に格納された値に1が
加算され、格納内容が書き換えられる。
【0022】5は変換部であり、上記検索コード記憶部
3で記憶されている検索コードに基づいて、後述する辞
書部6を参照し対応する漢字の文字、或いは単語に変換
し、変換された文字列を一時記憶部7に出力する。但
し、本実施例でいう文字とは1つの漢字から構成された
変換結果のことを示す。また、変換結果の字数と変換結
果の同音異義語の個数を後述する状態レジスタ9に格納
する。なお、変換結果の同音異義語の個数は、辞書部6
を検索した際に、検索コードに対応する変換結果の候補
が複数存在した場合、変換結果として表示部12に出力
するものも含んだ全ての個数を同音異義語の個数とす
る。辞書部6を検索した際に、検索コードに対応する変
換結果が1つしかない場合は個数は1として格納する。
【0023】また、変換結果の字数としては、文字に変
換された場合は1が、単語に変換された場合は単語を構
成する字の数が格納される。さらに、変換部5は、再変
換指示がユーザにより入力された場合、再変換制御部1
1の指示により、再変換を行なう位置を示す修正カーソ
ルが存在する変換結果の検索コードを読み出し、辞書部
6を検索し、同音異義語を検出し、次候補集合を作製し
て、表示部12に出力する。
【0024】6は辞書部であり、検索コードとこれに対
応する漢字が格納されているものである。尚、辞書部6
は一般の用語だけで構成してもよいし、ユーザが新しい
単語を登録したユーザ辞書、専門用語辞書を加えてもよ
い。7は、一時記憶部であり、変換部5の変換結果、修
正、及び入力カーソルの形、及び修正可能区間を記憶す
るものである。
【0025】尚、修正可能区間とは、例えば辞書部6に
格納されている単語の最大の長さにより決定された、入
力カーソルと修正カーソルとの間に存在する字の数のこ
とである。修正カーソルが存在している字が、同音異義
語を有する文字、或いは同音異義語を有する単語の先頭
の字の場合、修正カーソルと入力カーソルとの間の字数
が、当該修正可能区間の字数より大きくなると、修正カ
ーソルは自動的に次の同音異義語を有する文字、或いは
同音異義語を有する単語の先頭の字に移動される。
【0026】尚、本実施例では、修正可能区間を5文字
と指定することにするが、この字数は必ず辞書部6に格
納されている単語の差段お長さに限定する必要がなく、
中国語の特徴に依存する数値に基づき決定される合理的
な距離でよい。8は修正カーソル位置決定部であり、状
態レジスタ9に記憶されている同音異義語の個数、変換
結果の字数の情報、及び、一時記憶部7に記憶された修
正可能区間を用いて、変換結果中の修正カーソルの位置
を決定するものである。
【0027】9は状態レジスタであり、図4aに示すよ
うに、字数フィールドと、個数フィールドとを有してい
る。字数フィールドには変換結果の字数が、個数フィー
ルドには変換結果に対応する同音異義語の個数がそれぞ
れ格納される。11は再変換制御部であり、ユーザによ
り再変換指示が行われた場合、変換部5に指示して、再
変換を行う変換結果に対応する同音異義語の候補集合を
作製させ、ユーザにより次候補集合の中から所望の同音
異義語が選択されると表示結果を修正するものである。
【0028】10は修正カーソル位置レジスタであり、
修正カーソル位置決定部8により決定された修正カーソ
ルの位置を示す値を格納するものである。12は表示部
であり、変換部5の変換結果と、再変換指示がユーザか
ら入力された場合に、上記再変換制御部11の指示によ
り、変換部5が出力した同音異義語の次候補集合を受け
取り表示するものである。
【0029】図2は上記構成の中国語漢字変換装置にお
いて、漢字変換処理を示すフローチャートである。図2
により本発明の中国語漢字変換装置の基本的な処理動作
を以下に説明する。先ず、漢字変換処理動作について、
説明を行う。入力を開始するに際して、入力カーソル、
及び、修正カーソルの形を定義し(S1)、一時記憶部
7に記憶する。これと同時に、入力が始まる位置の初期
値を表わすため、この両カーソルのカーソル位置をゼロ
に設定し、それぞれ入力カーソル位置レジスタ4、修正
カーソル位置レジスタ10に格納する。
【0030】ユーザにより入力部1に入力がおこなわれ
ると(S2)、入力されたのが再変換の指示か、読み記
号列かを判断する(S3)。この場合は、読み記号列で
あるので、完全な読み記号列を1文字分づつ読み取る
(S4)。中国語の文字の発声記号には「韻母、声
調」、「介母、韻母、声調」、「声母、韻母、声調」、
「声母、介母、韻母、声調」、「声母、声調」の5種類
があり、入力された読み記号列がこの5種類のうちいず
れかの形態をとっていれば、読み記号列は完全であると
判断される。尚、声調が入力されたら一つの読み記号列
が入力し終わったことになる。一文字分の読み記号列を
読むごとに、入力カーソル位置レジスタ4に格納された
入力カーソルの位置は1づつ加算される(S5)。
【0031】次に、入力コード処理部2は入力された入
力コードである読み記号列を検索コードに変換し、検索
コード記憶部3に記憶する(S6)。変換部5は検索コ
ード記憶部に記憶された検索コードに対応する単語があ
るか、辞書部6を検索する(S7)。対応単語がある場
合は、当該単語を変換結果として検出し、当該変換結果
を一時記憶部7に記憶する(S8)。これと同時に、変
換結果の単語の字数、及び変換結果の単語の同音異義語
の個数を状態レジスタ9に記憶する(S9)。尚、変換
結果の単語の同音異義語の個数は、辞書部6の検索の際
に検出され、検索の結果、対応する単語が一つしかない
場合、即ち同音異義語を有さない場合は1が記憶され
る。
【0032】また、上記のS7において、検索コードに
対応する対応単語が辞書部6に格納されていない場合
は、S10により入力された読み記号列に対応する文字
を検出して、一時記憶部7に記憶する。これと同時に上
記したのと同様に、変換結果の字数として1、及び変換
結果の文字の同音異義語の個数を状態レジスタ9に記憶
する(S11)。
【0033】なお、入力された読み記号列に対応する漢
字への変換は1つの完全な読み記号列が入力されると即
開始される。本実施例における漢字への変換方法は、最
長一致法が用いられており、本実施例の場合4文字前迄
さかのぼって変換は考慮されているものとする。また、
最長一致法を用いているため、一旦変換された変換結果
が変更される場合があるが、この際、画面の表示結果と
同時に状態レジスタ9の格納内容も変更される。
【0034】S9、またはS11の処理が終了し、変換
結果が決定すると、次に修正カーソルの位置を決定す
る。修正カーソルの位置決定の処理を図3に示すフロー
チャートにしたがって説明する。先ず、修正カーソル位
置決定部8は、修正カーソル位置レジスタ10と、状態
レジスタ9の格納内容を参照して、現在修正カーソルが
存在している文が、同音異義語を有する文字、或いは同
音異義語を有する単語の先頭の文であるかどうか判断す
る(S12)。
【0035】同音異義語がない場合は、現在修正カーソ
ルが存在する修正カーソル位置nに、現在修正カーソル
が存在している文に対応する字数フィールドに格納され
た字数の情報mを足し、このn+mの値が、現在入力カ
ーソルが存在するカーソル位置iより小さいかどうか判
断する(S13)。これにより、現在修正カーソルが存
在する文が、変換結果の最後尾に位置する文字或いは単
語であるかどうかを判断する。
【0036】S13の判断の結果iよりも小さくない場
合は、修正カールの位置は元のままで修正カーソル位置
レジスタ10の格納内容は修正されない。n+mの値が
iよりも小さい場合は、n+mのカーソル位置に存在す
る字が同音異義語を有する文字、或いは同音異義語を有
する単語の先頭の字であるかを状態レジスタ9の格納内
容を参照して判断する(S14)。
【0037】同音異義語を有する場合は、修正カーソル
の存在する位置をn+mとして、修正カーソル位置レジ
スタ10の格納内容を修正する(S16)。また、同音
異義語を有さない場合は、同音異義語を有する文字、或
いは単語の先頭の字を検出するか、あるいはn+mの値
がiと同じになるまで、S13〜S15の処理を繰り返
す。
【0038】また、S12で同音異義語があると判断さ
れると、修正カーソルと入力カーソルの間の文字数が変
換可能区間を超えるかどうかを判定する(S17)。超
えない場合は、修正カーソルの位置は変化しない(S1
8)。超える場合は、上記したS13〜S16の処理を
おこない修正カーソルの位置を決定する。
【0039】上記したように、変換結果が検出され、続
いて修正カーソルの位置が決定されると、変換結果と修
正カーソル、入力カーソルが表示部12に表示され、次
の入力を待機する状態になる。次に、変換結果を再変換
する方法を以下に説明する。ユーザにより入力部1に入
力がおこなわれると(S2)、入力されたのが再変換の
指示であるかを判断する(S3)。
【0040】再変換の指示であれば、再変換制御部11
は変換部5に指示し、変換部5は現在修正カーソルが位
置している字の字数フィールドの字数情報から、同音異
義語を有する文字、あるいは同音異義語を有する単語の
先頭の字であるか判断し、対応する検索コードを検索コ
ード記憶部3から検出する(S19)。上記のように検
出された検索コードに基づいて、辞書部6を検索し、当
該検索コードに対応する文字、または単語を検出し、同
音異義語の候補集合を作製する(S20)。
【0041】作製した候補集合から所望の文字或いは単
語をユーザが選択できるように表示部12に表示する
(S21)。ユーザによって、所望の同音異義語が候補
集合から選択されると、表示画面を修正し(S22)、
新しい入力を待つようになる。次に下記に示す(外2)
という読み記号列を「這個程式寫得好極了」に変換する
場合を例として、本発明の中国語漢字変換装置の具体的
な処理動作を説明しようとする。
【0042】
【外2】
【0043】先ず、入力カーソルの形を「@」、修正カ
ーソルの形をアンダーラインと定義し、一時記憶部7に
記憶させる。また、両カーソルの初期位置を0としてそ
れぞれの位置を入力カーソル位置レジスタ4、修正カー
ソル位置レジスタ10に格納する(S1)。さらにこの
際、修正可能区間は例えば辞書部6に格納されている単
語の最大の長さ(文字数)より5と決定され、一時記憶
部7に記憶される。
【0044】先ず、ユーザによって、下記外3に示す第
1字目の読み記号列が入力され(S2)、読み込まれる
と(S4)、入力カーソル位置レジスタ4の値0に1が
加算される(S5)。
【0045】
【外3】
【0046】続いて、入力された読み記号列は入力コー
ド処理部2で検索コードに変換され、検索コード記憶部
3に記憶される(S6)。変換部5は、当該検索コード
に基づいて辞書部6を検索する。第一文字目なので、単
語はないので(S7)、入力された読み記号列に対応す
る文字の第一候補「浙」を検出し、一時記憶部7に記憶
する(S10)。更に、状態レジスタ9に対して、変換
結果の字数と、変換結果に対応する同音異義語の個数と
が格納される(S11)。この場合は、変換結果の字数
は1であり、また、変換結果に対応する同音異義語の個
数は11であるとすると、状態レジスタ9の記憶内容
は、図4aに示すようになる。修正カーソルが位置する
字は、同音異義語を有するが、修正カーソルの位置は変
換可能区間を超えないのでそのままの0の位置となり、
図4bのように変換結果の表示がおこなわれる。尚、こ
こで図4aの個数フィールド、及び字数フィールドの一
枡、図4bの表示結果の1つの漢字、修正カーソル、入
力カーソル、及び、カーソル位置はそれぞれ対応してい
る。これは、以下図5〜図13についても同様である。
【0047】続けて、ユーザが下記外4に示す第2字目
の読みを入力すると(S2〜S4)、入力カーソル位置
レジスタ4の値に1が加算され入力カーソル位置は2と
なる(S5)。
【0048】
【外4】
【0049】上記したように、本実施例の漢字変換方法
は最長一致法なので、変換部5は、上記外3、外4を組
み合わせた読み記号列に対応する単語「這個」を辞書部
6から検出し、一時記憶部7に記憶する(S8)。これ
と同時に、S9の処理によって状態レジスタ9に記憶さ
れた個数及び字数の情報は、図5aに示すように、それ
ぞれ1(単一の単語であるから)、2に変わる。
【0050】また、修正カーソル位置は、現在修正カー
ソルが存在する字は、同音異義語を有する文字、或いは
同音異義語を有する単語の先頭の字ではなく(S1
2)、n+m(現在n=0、m=2)の値が、入力カー
ソル位置i(現在i=2)より小さくないので(S1
3)、やはり0のままで、変換結果が表示される(図5
b参照)次に、下記外5に示す第3文字目の読みが入力
されると(S2)、入力カーソル位置は3となる(S
5)。また、変換部5による変換結果は「成」となり
(S10)、状態レジスタ9の記憶内容は図6aのよう
になる(S11)。
【0051】
【外5】
【0052】ここで、修正カーソル位置の決定を行な
う。現在修正カーソルが存在する字は同音異義語を有さ
ない単語の先頭の字なので(S12)、現在の修正カー
ソルの位置の0に字数の2を加える。2は現在入力カー
ソルが存在する位置3より小さく(S13)、この2の
位置にある文字「成」は状態レジスタ9の格納内容より
同音異義語を有していると判定されるので(S14)、
修正カーソルは2の位置に変更され、修正カーソル位置
レジスタ10に格納される(S16)。表示部12に表
示される変換結果は図6bのようになる。
【0053】次に、ユーザが、下記外6〜外8までの読
み記号列が入力されそれぞれ状態レジスタ9、及び、変
換結果は図7〜図9のように進んでゆく。
【0054】
【外6】
【0055】
【外7】
【0056】
【外8】
【0057】尚、修正カーソルの位置は、現在修正カー
ソルが位置している文「城」が、同音異義語を有する単
語の先頭の文であり、且つ修正カーソルと入力カーソル
の間の字数が予め決めておいた変換可能区間の5を超え
ないので、2のままである。ここで、ユーザにより、再
変換キーが押されると(S2)、再変換制御部11は変
換部5に指示し、変換部5は、修正カーソルが存在して
いる字を先頭の文とする単語「城市」の検索コードを検
出する(S19)。続いて、この検索コードに対応する
単語を辞書部6を検索して検出し、同音異義語の候補集
合「程式」、「成事」を作製する(S20)。変換部5
は、この同音異義語の候補集合を表示部12に出力し、
表示部12はこれを表示する(S21)。表示された候
補の中からユーザが所望の単語「程式」を選択すると、
変換結果は、図10bのように修正される(S22)。
なお、このように、再変換を行なっても図10aに示す
ように状態レジスタ9の内容は、再変換前の状態レジス
タ9の格納内容と同じである。
【0058】続いて、下記外9、外10に示す読みが入
力されると、外10が変換された時点での修正カーソル
と入力カーソルの間の字数は、変換可能区間の5を超え
る。
【0059】
【外9】
【0060】
【外10】
【0061】S12〜S17の処理により、図11bに
示すように2の位置のあった修正カーソルは、修正カー
ソルの位置は4の位置に移動し、表示結果は図12bの
ようになる。さらに下記の示す外11の入力が行なわれ
最終的に図13に示す状態レジスタ9の格納内容と、表
示結果となる。
【0062】
【外11】
【0063】本発明は上記の実施例にのみ限らず、要旨
を変更しない範囲で適当変形して実施できる。例えば、
入力される記号は読み信号列に限定せず、簡易倉頡記号
でも結構である。簡易倉頡記号について、変換部5の変
換処理を修正すれば実施できる。また、入力カーソル及
び修正カーソルは本実施例の"@"とアンダーラインに限
定せず、いい表現の形であればどんな形でも構わない。
【0064】また、上記実施例に限らず、修正位置決定
手段は、同音異義語の情報は参照せず、入力カーソルの
位置と修正カーソルの位置とが一定の字数間隔を保つよ
うに修正カーソルの位置を決定するように構成してもよ
い。さらに、再変換を終えると、修正カーソルを次の同
音異義語を有する文字或いは単語の先頭の字に移動する
ように構成してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中国語漢
字変換装置によれば、修正位置決定手段により、修正カ
ーソルが自動的に再変換しやすい所に移されるため、よ
り楽に変換結果の再変換を行なうことができ、操作性が
向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る中国語変換装置のブロ
ック図である。
【図2】中国語変換装置の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図3】中国語変換装置の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図4】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カー
ソル位置とを対応付けて示す図である。
【図5】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カー
ソル位置とを対応付けて示す図である。
【図6】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カー
ソル位置とを対応付けて示す図である。
【図7】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カー
ソル位置とを対応付けて示す図である。
【図8】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カー
ソル位置とを対応付けて示す図である。
【図9】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カー
ソル位置とを対応付けて示す図である。
【図10】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カ
ーソル位置とを対応付けて示す図である。
【図11】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カ
ーソル位置とを対応付けて示す図である。
【図12】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カ
ーソル位置とを対応付けて示す図である。
【図13】状態レジスタの格納内容と、表示結果と、カ
ーソル位置とを対応付けて示す図である。
【図14】従来の中国語変換装置のブロック図である。
【図15】従来の中国語変換装置の処理動作の模式図で
ある。
【符号の説明】
1 入力部 5 変換部 8 修正カーソル位置決定部 9 状態レジスタ 11 再変換制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羅 進財 台湾タイ・ペイ・シ・ター・アン・チー・ 10628・レン・アイ・ル・サン・トォア ン・136・ハオ・10・ロウ スン・シャ・ ティエン・チ・チ・シュー・カイ・ファ ー・クゥー・フェン・ユウ・シエン・コ ン・スー内 (72)発明者 張 家華 台湾タイ・ペイ・シ・ター・アン・チー・ 10628・レン・アイ・ル・サン・トォア ン・136・ハオ・10・ロウ スン・シャ・ ティエン・チ・チ・シュー・カイ・ファ ー・クゥー・フェン・ユウ・シエン・コ ン・スー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力コードを受け付ける入力手段と、 上記入力手段によって受け付けられた入力コードを対応
    する中国語漢字に変換する変換手段と、 上記変換手段により変換された中国語漢字を表示する表
    示手段と、 最新に入力された入力コードに対応して表示画面に表示
    された漢字の位置を示す入力カーソルの位置を決定し、
    上記表示手段に表示させる入力カーソル位置決定手段
    と、 変換結果が幾つの漢字から成るかを示す次数を記憶する
    字数フィールドと、 上記表示手段に表示された変換結果の再変換を行なう位
    置を示す修正カーソルの位置を上記字数フィールドに記
    憶された字数に基づいて決定し、上記表示手段に表示す
    る修正カーソル位置決定手段と、 を備えたことを特徴とする中国語漢字変換装置。
  2. 【請求項2】 上記修正カーソル位置決定手段が、修正
    カーソルの位置を、入力カーソルの位置から一定の間隔
    をもって位置するように決定することを特徴とする請求
    項1記載の中国語漢字変換装置。
  3. 【請求項3】 上記修正カーソル位置決定手段が、 変換結果が同音異義語を有するかどうかを記憶する個数
    フィールドと、 修正カーソルの位置を、入力カーソルの位置から一定の
    間隔をもって位置するように決定する間隔修正カーソル
    位置決定部と、 上記字数フィールドに記憶された変換結果が幾つの漢字
    からなるかを示す字数に基づいて修正カーソルの位置を
    決定する字数修正カーソル位置決定部と、 現在修正カーソルが存在する変換結果が同音異義語を持
    たない変換結果の場合、字数修正カーソル位置決定部の
    決定した修正カーソルの位置を優先し、現在修正カーソ
    ルの位置する変換結果が同音異義語を有する場合、間隔
    修正カーソル決定部の決定した修正カーソルの位置を優
    先し、修正カーソルと入力カーソルとの間が一定間隔を
    こえた時点で字数修正カーソル位置決定部の決定した修
    正カーソル位置を優先させる修正カーソル位置優先判断
    部と、 を有することを特徴とする請求項1記載の中国語漢字変
    換装置。
  4. 【請求項4】 上記中国語変換装置がさらに、ユーザの
    際変換指示に反応して、修正カーソルが位置する変換結
    果を上記変換手段を用いて同音異義語に変換し、上記表
    示手段に表示させる再変換制御手段を有していることを
    特徴とする請求項1、2、3記載の中国語漢字変換装
    置。
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