JPH06208482A - トレースデータ表示方式 - Google Patents

トレースデータ表示方式

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JPH06208482A
JPH06208482A JP4290754A JP29075492A JPH06208482A JP H06208482 A JPH06208482 A JP H06208482A JP 4290754 A JP4290754 A JP 4290754A JP 29075492 A JP29075492 A JP 29075492A JP H06208482 A JPH06208482 A JP H06208482A
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JP
Japan
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emulator
emulation
trace data
trace
program
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Application number
JP4290754A
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English (en)
Inventor
Satoshi Masuda
訓 増田
Toshiaki Nagasawa
俊明 長沢
Koji Yoneyama
浩司 米山
Hiroshi Takeyama
寛 竹山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数ビットからなる多値データの大きさや相
関関係を視覚的に直感的に把握しうるトレース表示方式
を提供する。これにより、エミュレーションシステム等
のデバッガによるプログラムの動作状況の判断を効率化
し、エミュレーションつまりはシステム開発に要する期
間を短縮する。 【構成】 エミュレータと、ビットマップディスプレイ
を含む市販のワークステーション等からなり上記エミュ
レータにLAN等の高速通信回線を介して結合されるホ
ストコンピュータとを含むエミュレーションシステムに
おいて、ホストコンピュータのエミュレーション動作を
制御するグラフィックインタフェースプログラムに、エ
ミュレータによって得られるアドレスバスABのアドレ
ス値等のトレースデータを折線グラフや棒グラフ等のい
わゆる多値図形に加工し、ビットマップディスプレイ上
に図形表示する機能を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トレースデータ表示
方式に関し、例えば、インサーキットエミュレータやソ
フトウエアシミュレータ等のデバッガによって得られる
トレースデータの表示方式に利用して特に有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサやその応用システム
等のハードウエア及びソフトウエアを効率的にデバッグ
し、その開発期間を短縮するために有効なエミュレータ
等の開発支援装置がある。エミュレータは、マイクロプ
ロセッサ又はこれと同等の機能を有する評価用マイクロ
プロセッサによってユーザプログラムを実行しながらシ
ステムバスに対するアクセス状態をモニタし、その内容
をトレースメモリに記録するいわゆるトレース機能を備
える。
【0003】一方、近年、市販のワークステーション等
をLAN(ローカルエリアネットワーク)等の高速通信
回線を介してエミュレータに結合して、効率的なデバッ
グを実現するためのホストコンピュータとして用いる方
法が採られつつある。このとき、ホストコンピュータと
なるワークステーション等は、ビットマップディスプレ
イ等の表示装置を備え、アプリケーションソフトウエア
の一環として用意される所定のグラフィックインタフェ
ースプログラムに従ってエミュレータから送られたトレ
ースデータを表示する機能を備える。
【0004】エミュレータについては、例えば、199
1年3月、株式会社日立製作所発行の『日立マイクロコ
ンピュータサポートハードウェア H8/510 AS
Emodel−II ユーザーズマニュアル』等に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワークステーション等
をホストコンピュータとする従来のエミュレーションシ
ステムにおいて、トレースデータの表示は、図7に例示
されるように、トレースメモリによって保持されるトレ
ースデータをそのまま文字又は記号によってキャラクタ
表示するか、図8に例示されるように、各信号ごとに2
値信号波形として図形表示する方法が採られる。このた
め、例えばアドレスバスABを介して伝達されるアドレ
ス信号等のように、複数ビットのディジタル信号からな
る多値データの大きさや相関関係を視覚的に捉えること
が困難であるとともに、システムの高性能化・多機能化
にともなって表示内容が複雑化せざるを得ない。この結
果、プログラムの動作状況を判断するために比較的長い
時間が必要となり、これによってエミュレーションつま
りはシステム開発に要する期間が増大する。
【0006】この発明の目的は、複数ビットからなる多
値データの大きさを視覚的に直感的に把握しうるトレー
スデータ表示方式を提供することにある。この発明の他
の目的は、デバッガによるプログラムの動作状況の判断
を効率化し、エミュレーションつまりはシステム開発に
要する期間を短縮することにある。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば次の
通りである。すなわち、エミュレータと、ビットマップ
ディスプレイを含む市販のワークステーション等からな
り上記エミュレータにLAN等の高速通信回線を介して
結合されるホストコンピュータとを含むエミュレーショ
ンシステムにおいて、ホストコンピュータのエミュレー
ション動作を制御するグラフィックインタフェースプロ
グラムに、エミュレータから送られたトレースデータを
折線グラフや棒グラフ等のようないわゆる多値図形に加
工しビットマップディスプレイ上に図形表示する機能を
持たせる。
【0009】
【作用】上記手段によれば、複数ビットのディジタル信
号からなる多値データの大きさや相関関係等を、視覚的
に直感的に把握することができる。この結果、デバッガ
によるプログラムの動作状況の判断を効率化し、エミュ
レーションつまりはシステム開発に要する期間を短縮す
ることができる。
【0010】
【実施例】図1には、この発明が適用されたトレースデ
ータ表示方式を採るエミュレーションシステムの一実施
例の接続図が示されている。同図により、まずこの実施
例のエミュレーションシステムの構成及び動作の概要に
ついて説明する。
【0011】図1において、この実施例のエミュレーシ
ョンシステムは、インサーキット型のエミュレータEM
Uをその基本構成とする。エミュレータEMUは、後述
するように、エミュレーションプロセッサECPUを含
み、そのエミュレーション動作は、エミュレーション制
御メモリECMに格納されたエミュレーションシステム
プログラムESPに従って制御される。
【0012】エミュレータEMUは、その一方におい
て、ローカルエリアネットワークLAN等の高速通信回
線を介してホストコンピュータのホストプロセッサHC
PUに結合され、その他方において、エミュレーション
バスEB及び内部バスIBを介してエミュレータポッド
EMPに結合される。
【0013】ここで、ホストプロセッサHCPUを含む
ホストコンピュータは、市販のワークステーションから
なり、ホストプロセッサHCPUに加えて、いわゆるマ
ンマシンインタフェースとしての入力手段となるキーボ
ードKB及びマウスMOと、出力手段となるビットマッ
プディスプレイBMDとを含む。ホストプロセッサHC
PUは、ローカルエリアネットワークLANを介してエ
ミュレータEMUに結合され、このエミュレータEMU
との間でエミュレーションのためのコマンドやトレース
データ等を高速裏にやりとりする。
【0014】一方、エミュレータポッドEMPは、後述
するように、エミュレーションの対象となるマイクロプ
ロセッサMPUあるいはこれと同等の機能を有する評価
用マイクロプロセッサ(エバリュエイションチップ)
と、ユーザインタフェース部UIFとを含む。マイクロ
プロセッサMPUの内蔵メモリあるいはユーザシステム
に含まれる外部メモリには、デバッグ対象となるユーザ
プログラムUPが格納され、ユーザインタフェース部U
IFは、ユーザシステムとエミュレーションシステムと
を結合するためのインタフェースとなる。
【0015】ところで、エミュレータEMUは、エミュ
レータポッドEMPに搭載されたマイクロプロセッサM
PU又はこれと同等の機能を有する評価用マイクロプロ
セッサによってユーザプログラムUPを実行しながらシ
ステムバスつまりはエミュレーションバスEBに対する
アクセス状態をモニタし、その内容をトレースメモリT
RMに記録するいわゆるトレース機能を備える。また、
ホストプロセッサHCPUは、アプリケーションプログ
ラムの一環として用意されかつその内蔵メモリ又は外部
メモリに格納されたグラフィックインタフェースプログ
ラムGIPに従って、エミュレータEMUによるエミュ
レーション動作を制御し、そのトレース結果等をビット
マップディスプレイBMD上に表示する。この実施例に
おいて、ビットマップディスプレイBMDによるトレー
スデータの表示は、後述するように、折線グラフや棒グ
ラフ等の多値図形を用いて行われる。これにより、ユー
ザプログラムUPの開発者は、多ビットのディジタル信
号からなる多値データの大きさや相関関係等を視覚的に
直感的に把握できるものとなる。
【0016】図2には、図1のエミュレーションシステ
ムに含まれるエミュレータEMU及びエミュレータポッ
ドEMPの一実施例のブロック図が示されている。これ
らの図をもとに、この実施例のエミュレータEMU及び
エミュレータポッドEMPの構成及び動作の概要につい
て説明する。
【0017】図2において、エミュレータEMUは、エ
ミュレーションバスEBに結合されるエミュレーション
制御部EMC及びエミュレーション制御メモリECMな
らびにトレースメモリTRMを備える。また、ストアド
プログラム方式のエミュレーションプロセッサECPU
を備え、内部バスIBを介してこのエミュレーションプ
ロセッサECPUに結合されるエミュレータシステムメ
モリESYM及びIOインタフェース部IOCならびに
LAN接続部LANCを備える。内部バスIBには、さ
らに上記エミュレーション制御部EMC及びエミュレー
ション制御メモリECMならびにトレースメモリTRM
が結合される。
【0018】エミュレータEMUを構成するエミュレー
ションプロセッサECPUは、エミュレータシステムメ
モリESYMに格納されたエミュレーションシステムプ
ログラムESPに従ってエミュレーション制御部EMC
を制御し、エミュレータEMUによるエミュレーション
動作を管理・統括する。このとき、エミュレーション動
作に必要な制御情報は、エミュレーション制御メモリE
CMに格納され、バスサイクルのモニタ結果は、トレー
スメモリTRMに格納される。IOインタフェース部I
OCは、ユーザシステムを構成する外部メモリ等に結合
され、LAN接続部LANCは、エミュレータEMUと
ローカルエリアネットワークLANつまりはホストプロ
セッサHCPUとの間のインタフェースとなる。
【0019】次に、エミュレータポッドEMPは、特に
制限されないが、前記エミュレーションバスEBを介し
てエミュレータEMUに結合されるマイクロプロセッサ
MPUと、同様にエミュレーションバスEBに結合され
るブレークコントローラBRC及びエミュレーションメ
モリEMMならびにユーザインタフェース部UIFを含
む。ブレークコントローラBRC及びエミュレーション
メモリEMMは、さらに内部バスIBを介してエミュレ
ータEMUに結合され、エミュレーションプロセッサE
CPUの制御を受ける。
【0020】マイクロプロセッサMPUは、前述のよう
に、エミュレーションの対象となるマイクロプロセッサ
あるいはこれと同等の機能を有する評価用マイクロプロ
セッサからなり、その動作は、内部メモリ又は外部メモ
リに格納されたユーザプログラムUPに従って制御され
る。一方、ブレークコントローラBRCは、システムバ
スつまりはエミュレーションバスEBを介して伝達され
るアドレス又はデータ等をモニタし、これらの内容と予
めブレーク条件として与えられたアドレス又はデータ等
とが一致したときブレークを発生させ、エミュレーショ
ン動作を中断させる。また、エミュレーションメモリE
MMは、任意のユーザ空間を与えられて各種のデータ及
びプログラム等を格納し、ユーザインタフェース部UI
Fは、エミュレーションバスEBとユーザシステムとの
間のインタフェースとなる。ユーザシステムは、外部メ
モリや各種の入出力装置を含む。
【0021】図3には、図2のエミュレータEMUのト
レースメモリTRMによって保持されるトレースデータ
の一実施例のデータ構成図が示されている。また、図4
ないし図6には、図1のエミュレーションシステムのビ
ットマップディスプレイBMDによって表示されるトレ
ースデータの第1ないし第3の表示内容図がそれぞれ示
されている。これらの図をもとに、この実施例のエミュ
レーションシステムのトレース表示方式の概要とその特
徴について説明する。
【0022】エミュレータEMUは、前述のように、エ
ミュレーションバスEBに対するアクセス状態をモニタ
し、その結果をトレースメモリTRMに記録するいわゆ
るトレース機能を備える。トレースメモリTRMには、
図3に示されるように、バスサイクルつまりはバスポイ
ンタBP0〜BP5等に対応して、エミュレーションバ
スEBのアドレスバスAB及びデータバスDBの内容
(AB)及び(DB)や割込み要求信号IRQ0〜IR
Q7等のコントロールバスならびにユーザシステムごと
に設定可能なプローブポイントPB1〜PB8のトレー
ス結果を格納しその所要サイクル数CLKを格納するた
めの領域が用意される。このうち、割込み要求信号IR
Q0〜IRQ7ならびにプローブポイントPB1〜PB
8等は、0及び1からなるいわゆる2値のディジタルデ
ータとされるが、アドレスバスABの内容(AB)及び
データバスDBの内容(DB)ならびに所要サイクル数
CLKは、それぞれが複数ビットのディジタル信号から
なるいわゆる多値データとされ、図3においては16進
又は10進表示される。
【0023】この実施例において、トレースメモリTR
Mに格納されるトレースデータは、内部バスIBからL
AN接続部LANCならびにローカルエリアネットワー
クLANを介してホストコンピュータのホストプロセッ
サHCPUに伝達され、ビットマップディスプレイBM
D上に表示される。このとき、ホストプロセッサHCP
Uは、グラフィックインタフェースプログラムGIPに
従って、多値のトレースデータを図4ないし図6に示さ
れる折線グラフ又は棒グラフ等の多値図形に加工して、
ビットマップディスプレイBMD上に図形表示する。
【0024】すなわち、図4において、画面の横方向に
は、バスポインタBP0〜BP5等が時系列的に示さ
れ、縦方向には、各バスサイクルにおけるアドレスバス
ABのアドレス値が折線グラフによって16進表示され
る。これにより、ユーザプログラムUPの開発者は、ア
ドレスバスABに出力されるアドレス値の変化を視覚的
に直感的に捉えることができるものとなる。
【0025】一方、図5において、画面の縦方向には、
アドレスバスABのアドレス値が示され、横方向には、
マイクロプロセッサMPUによるバスサイクルの実行時
間の累積値が棒グラフで示される。これにより、ユーザ
プログラムUPの開発者は、所定数のアドレスに対応し
てバスサイクルの実行時間の累積値を視覚的に直感的に
捉え、プログラムの実行時間を類推することができる。
【0026】さらに、図6において、画面の横方向に
は、バスポインタBP0〜BP70等が示され、縦方向
には、各バスサイクルにおけるアドレスバスABのアド
レス値が折線グラフによって16進表示される。これに
より、ユーザプログラムUPの開発者は、アドレスバス
ABに出力されるアドレス値の変化を視覚的に直感的に
捉えることができるとともに、例えば同図の区間RPに
おいてループ構造のプログラムが実行中であることを容
易に識別することができる。
【0027】以上のように、この実施例のエミュレーシ
ョンシステムでは、アドレスバスAB等を介して伝達さ
れるアドレス信号等のように多ビットのディジタル信号
からなるいわゆる多値のトレースデータを、折線グラフ
や棒グラフ等の多値図形に加工し、ビットマップディス
プレイBMD上に図形表示する方法が採られ、ユーザプ
ログラムUPの開発者は、これらの多値データの大きさ
や相関関係等を視覚的に直感的に把握することができ
る。この結果、エミュレーションシステムによるプログ
ラムの動作状況の判断を効率化し、エミュレーションつ
まりはシステム開発に要する期間を短縮することができ
るものとなる。
【0028】以上の本実施例に示されるように、この発
明をトレース機能を有するエミュレーションシステム等
のトレースデータ表示方式に適用することで、次のよう
な作用効果を得ることができる。すなわち、 (1)エミュレータと、ビットマップディスプレイを含
む市販のワークステーション等からなり上記エミュレー
タにLAN等の高速通信回線を介して結合されるホスト
コンピュータとを含むエミュレーションシステムにおい
て、ホストコンピュータのエミュレーション動作を制御
するグラフィックインタフェースプログラムに、エミュ
レータによって得られるトレースデータを折線グラフや
棒グラフ等のいわゆる多値図形に加工し、ビットマップ
ディスプレイ上に図形表示する機能を持たせることで、
複数ビットのディジタル信号からなる多値データの大き
さや相関関係等を、視覚的に直感的に把握できるという
効果が得られる。 (2)上記(1)項により、エミュレーションシステム
によるプログラムの動作状況の判断を効率化することが
できるという効果が得られる。 (3)上記(1)及び(2)項により、エミュレーショ
ンつまりはシステム開発に要する期間を短縮することが
できるという効果が得られる。
【0029】以上、本発明等によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、エミュレータEMUとホストプロセ
ッサHCPUとの間を結合する通信回線としては、例え
ばRS−232Cを用いることができるし、その他の通
信回線を用いることもできる。また、グラフィックイン
タフェースプログラムGIPは、エミュレーション制御
のためのプログラムと図形加工のためのプログラムとに
分割してもよいし、トレースデータを多値図形に加工す
るための機能を、エミュレーションシステムプログラム
ESPに持たせることもできる。図2において、エミュ
レータEMU及びエミュレータポッドEMPの機能ブロ
ック分割は、この実施例による制約を受けないし、それ
ぞれのブロック構成は種々の実施形態を採りうる。図3
において、エミュレータEMUは、任意の情報をトレー
スすることができる。図4ないし図6において、トレー
スデータをもとに形成される多値図形の具体的な形式や
表示方法は、これらの実施例による制約を受けない。
【0030】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるイン
サーキット型のエミュレーションシステムに適用した場
合について説明したが、それに限定されるものではな
く、例えば、同様なトレース機能を有するソフトウエア
シミュレータや各種のデバッガならびにグラフィックイ
ンタフェースプログラムとして単体で製作されるアプリ
ケーションプログラムにも適用できる。この発明は、少
なくともトレース機能を有するデバッガならびにそのト
レースデータの表示方式として広く適用できる。
【0031】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、エミュレータと、ビットマ
ップディスプレイを含む市販のワークステーション等か
らなり上記エミュレータにLAN等の高速通信回線を介
して結合されるホストコンピュータとを含むエミュレー
ションシステムにおいて、ホストコンピュータのエミュ
レーション動作を制御するグラフィックインタフェース
プログラムに、エミュレータによって得られるトレース
データを折線グラフや棒グラフ等のようないわゆる多値
図形に加工してビットマップディスプレイ上に図形表示
する機能を持たせることで、複数ビットのディジタル信
号からなる多値データの大きさや相関関係等を、視覚的
に直感的に把握することができる。この結果、エミュレ
ーションシステム等のデバッガによるプログラムの動作
状況の判断を効率化し、エミュレーションつまりはシス
テム開発に要する期間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたトレースデータ表示方式
を採るエミュレーションシステムの一実施例を示す接続
図である。
【図2】図1のエミュレーションシステムに含まれるエ
ミュレータ及びエミュレータポッドの一実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のエミュレータのトレースメモリによって
保持されるトレースデータの一実施例を示すデータ構成
図である。
【図4】図1のエミュレーションシステムのビットマッ
プディスプレイによって表示されるトレースデータの第
1の実施例を示す表示内容図である。
【図5】図1のエミュレーションシステムのビットマッ
プディスプレイによって表示されるトレースデータの第
2の実施例を示す表示内容図である。
【図6】図1のエミュレーションシステムのビットマッ
プディスプレイによって表示されるトレースデータの第
3の実施例を示す表示内容図である。
【図7】従来のエミュレーションシステムのビットマッ
プディスプレイによって表示されるトレースデータの一
例を示す表示内容図である。
【図8】従来のエミュレーションシステムのビットマッ
プディスプレイによって表示されるトレースデータの他
の一例を示す表示内容図である。
【符号の説明】
HCPU・・・ホストプロセッサ、GIP・・・グラフ
ィックインタフェースプログラム、KB・・・キーボー
ド、MO・・・マウス、BMD・・・ビットマップディ
スプレイ、LAN・・・ローカルエリアネットワーク、
EMU・・・エミュレータ、ESP・・・エミュレーシ
ョンシステムプログラム、EMP・・・エミュレータポ
ッド、UP・・・ユーザプログラム。ECPU・・・エ
ミュレーションプロセッサ、EB・・・エミュレーショ
ンバス、IB・・・内部バス、EMC・・・エミュレー
ション制御部、ECM・・・エミュレーション制御メモ
リ、TRM・・・トレースメモリ、ESYM・・・エミ
ュレータシステムメモリ、LANC・・・LAN接続
部、IOC・・・IOインタフェース部、MPU・・・
・マイクロプロセッサ又は評価用マイクロプロセッサ、
BRC・・・ブレークコントローラ、EMM・・・エミ
ュレーションメモリ、UIF・・・ユーザインタフェー
ス部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹山 寛 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバッガにより得られるトレースデータ
    を多値図形として図形表示することを特徴とするトレー
    スデータ表示方式。
  2. 【請求項2】 上記デバッガは、エミュレータと、上記
    エミュレータに所定の通信回線を介して結合されるホス
    トコンピュータとを含むものであって、上記ホストコン
    ピュータは、ビットマップディスプレイを備えるもので
    あることを特徴とする請求項1のトレースデータ表示方
    式。
  3. 【請求項3】 上記エミュレータは、所定のエミュレー
    ションシステムプログラムに従ってトレース動作を行う
    ものであり、上記ホストコンピュータは、アプリケーシ
    ョンソフトウエアの一環として用意される所定のグラフ
    ィックインタフェースプログラムに従ってトレースデー
    タを上記多値図形に加工し上記ビットマップディスプレ
    イによって図形表示するものであることを特徴とする請
    求項2のトレースデータ表示方式。
JP4290754A 1992-10-05 1992-10-05 トレースデータ表示方式 Pending JPH06208482A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8250545B2 (en) 2002-06-25 2012-08-21 Fujitsu Semiconductor Limited Associated apparatus and method for supporting development of semiconductor device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8250545B2 (en) 2002-06-25 2012-08-21 Fujitsu Semiconductor Limited Associated apparatus and method for supporting development of semiconductor device

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