JPH06208309A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JPH06208309A
JPH06208309A JP5001969A JP196993A JPH06208309A JP H06208309 A JPH06208309 A JP H06208309A JP 5001969 A JP5001969 A JP 5001969A JP 196993 A JP196993 A JP 196993A JP H06208309 A JPH06208309 A JP H06208309A
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JP
Japan
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transfer
transfer material
carrier
perforated
image
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Pending
Application number
JP5001969A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Momotake
信男 百武
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転写材先端吸着部での転写材と転写材担持体と
の吸着力を損なうことなく、かつ、転写白抜けを防止す
る。 【構成】転写材を転写ドラム上の転写材担持体に担持
し、像担持体に形成されたトナー像を前記転写材上に静
電転写する方式の転写装置において、前記転写材担持体
31は、誘電体フィルムからなり、転写材先端吸着部に
形成される無孔領域31aと、転写材先端吸着部以外に
形成される有孔領域31bとを備え、転写材担持体31
への流れ込み電流が一定となるように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法を用いる複
写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置におい
て、転写材を転写ドラム上の転写材担持体に担持し、像
担持体に形成されたトナー像を前記転写材上に静電転写
する方式の転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、カラー電子写真複写機に
おいて、感光体上に順次、イェロー、シアン、マゼン
ダ、ブラックの潜像を形成し、それぞれの潜像をイェロ
ー、シアン、マゼンダ、ブラックの現像器で現像し、現
像されたトナー像を感光体に接して回転する転写ドラム
上の転写材に転写し、転写ドラムを4回回転させて4色
のトナー像を転写材上に重ね合わせて転写し、4色フル
カラーコピーを得る方式がある。
【0003】上記画像形成装置においては、一枚の転写
材に高精度で画像を重ね合わせるために、転写ドラム上
に誘電体フィルムからなる転写材担持体を固定し、この
転写材担持体に転写材を静電的に吸着させ、転写材を感
光体周面に密着させるようにしている。転写材担持体と
しては、PET、PVdF等の樹脂からなるフィルムや
メッシュ状のものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写材
担持体としてフィルムを用いる方式においては、転写材
との静電吸着力が強く、転写材のフィルムからの位置ず
れ等がなく色ずれの点で有利であるが、フィルム上に付
着したトナー、キャリアーその他の異物による転写白抜
けを発生させやすいという問題を有している。この問題
に関して実開平2−95055号公報においては、フィ
ルムの表面に粗面を形成させているが根本的な解決には
至っていない。また、1色目から4色目へと転写手段の
印加電圧を上昇させる必要があり、特にオーバーヘッド
プロジェクター用フィルム(OHPフィルム)使用時は
高い印加電圧となり、転写コントロン等のリーク発生等
の問題を有している。
【0005】一方、転写材担持体としてメッシュ状のも
のを用いる方式においては、担持体に付着したトナー、
キャリア、異物等はメッシュの繊維の間に入ってしまう
可能性が高く白抜けする可能性が低いという利点を有す
るが、静電吸着力が弱く、また、転写ドラム上にグリッ
パー等の先端把持手段を設け転写材を把持しないと搬送
できないという問題を有している。
【0006】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、転写材先端部での転写材と転写材担持体との吸着力
を損なうことなく、かつ、トナー、キャリア、異物の転
写材担持体への付着による転写白抜けを防止することが
できる転写装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の転写
装置は、転写材を転写ドラム上の転写材担持体に担持
し、像担持体に形成されたトナー像を前記転写材上に静
電転写する方式の転写装置において、前記転写材担持体
は、誘電体フィルムからなり、転写材先端吸着部に形成
される無孔領域と、転写材先端吸着部以外に形成される
有孔領域とを備え、転写材担持体への流れ込み電流が一
定となるように制御されることを特徴とする。なお、転
写ドラムの周方向で転写材担持体の一側端部に無孔領域
を形成してもよい。
【0008】
【作用】本発明においては、転写材担持体の無孔領域に
より、転写材先端部での転写材と転写材担持体との吸着
力を損なうことなく、また、転写材担持体の有孔領域に
おいて、付着物が転写ドラムのクリーニング時に孔から
抜けたり孔に入るとともに、付着物と有孔領域との付着
力が弱いために、クリーニング時に付着物が取れやすく
なり、転写白抜けを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図4は本発明の転写装置をカラー電子写真複写
機に適用した例を示す構成図である。なお本発明は、こ
のようなカラー電子写真複写機に限定されるものではな
く、転写材を転写ドラム上の転写材担持体に担持し、転
写材上に像担持体に形成されたトナー像を静電転写する
方式の画像形成装置に適用できるものである。
【0010】カラー電子写真複写機は、自動原稿供給装
置1、画像入力部2、画像出力部3及び転写材供給部4
からなる。カラー原稿は、自動原稿供給装置1によりプ
ラテンガラス5上に載置される。画像入力部2は、イメ
ージングユニット6、該ユニットを駆動するためのワイ
ヤ7、駆動プーリ9等からなり、イメージングユニット
6内のCCDラインセンサ、カラーフィルタを用いて、
4色フルカラーの場合には、カラー原稿を光の原色であ
るB(青)、G(緑)、R(赤)毎に読みとり、デジタ
ル画像信号に変換した後、この信号をトナーの原色であ
るY(イェロー)、C(シアン)、M(マゼンダ)、K
(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度等の
再現性を高めるために、種々のデータ処理を施してカラ
ーの階調トナー信号をオン/オフの2値化信号に変換し
て画像出力部3に出力する。
【0011】画像出力部3は、スキャナ10、有機感光
体からなるドラム形状の像担持体11を有し、像担持体
11の周囲には、像担持体11に一様に帯電させるため
の帯電器12、静電潜像をトナー像に現像させるための
現像器ユニット13、トナー像を転写材に転写させるた
めの転写装置14、転写されなかった残留トナーを回収
するためのクリーナ16が配置され、像担持体11は電
動モータにより図示矢印の如く回転駆動される。
【0012】スキャナ10のレーザ出力部10aにおい
て、前記画像入力部2からの例えばイェローの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー10b、f/θレン
ズ10c及び反射ミラー10dを介して像担持体11上
に原稿画像に対応した潜像を形成させる。このイェロー
の潜像が現像を経て転写材に転写されれば、像担持体1
1はクリーナ16により残留トナーが除去された後、再
び帯電器12により帯電され、レーザ出力部10aは、
シアンの画像信号を出力する。以下、マゼンダ、ブラッ
クの各画像信号の潜像を順番に形成させる。
【0013】現像器ユニット13は、イェロー用現像器
13Y、シアン用現像器13C、マゼンダ用現像器13
M、ブラック用現像器13Kを有し、各現像器は回転軸
の周囲に配設されている。そして、例えばイェローのト
ナー像を形成するときは、図の位置でイェロー用現像器
13Yにより現像を行い、シアンのトナー像を形成する
ときは、現像器ユニット13を回転させて、像担持体1
1に接する位置にシアン用現像器13Cを配置させる。
マゼンダ、ブラックの現像も同様にして動作させる。
【0014】転写装置14を構成する転写ドラム15の
外周には、誘電体のフィルムからなる転写材担持体が張
られており、転写ドラム15は、専用の電動モータ或い
は像担持体11と歯車によって連結され、図示矢印の如
く回転駆動される。転写ドラム15の内部および外側周
囲には、転写コロトロン17、分離用コロトロン18、
トナー電荷制御用コロトロン19、剥離爪20、除電コ
ロトロン21、クリーナ22、押し付けロール23、吸
着コロトロン25が配置されている。
【0015】そして、転写材供給部4の給紙トレイ4a
〜4dから搬送ローラ26、給紙ガイド27およびレジ
ストローラ28を経て搬送、給紙される転写材は、吸着
コロトロン25のコロナ放電により前記転写材担持体に
吸着される。転写ドラム15は、像担持体11と同期し
て回転しており、例えばイェローで現像されたトナー像
は転写コロトロン17により転写材に転写され、さら
に、転写ドラム15の回転により順次他の色が転写され
る。
【0016】転写ドラムが4回転し4色の転写が終了す
ると、転写ドラム15の内側及び外側に設けられた分離
用コロトロン18によりAC除電され、転写材は剥離爪
20により分離され、搬送路29を経て定着器30に送
られトナー像が溶融定着され、コピーサイクルが終了す
る。
【0017】図1は、本発明に係わる転写材担持体の1
実施例を示し、一部を拡大して示す展開図、図2は本発
明に係わる転写材担持体の他の実施例を示す展開図であ
る。
【0018】図1において、転写材担持体31は、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)、PVdF(ポリフ
ッ化ビニリデン)等の樹脂からなる誘電体フィルムから
なり、プロセス方向Aに対して垂直な領域で形状を変え
るように、転写材先端吸着部には、吸着力の強い無孔領
域31aが形成され、転写材先端吸着部以外には、メッ
シュ状の有孔領域31bが形成される。本実施例におい
ては、転写材担持体31上に二つの無孔領域31aが形
成され、これを転写ドラムに固定した場合、A4サイズ
紙を横手方向に2枚静電的に吸着させるようにしてい
る。そして、転写材担持体31への流入電流を一定に制
御することにより、二つの領域31a、31bで転写電
界を一定とし、転写材担持体31の形状により転写性が
変わらないようにした上で、有孔領域31bの利点であ
る付着物による転写白抜けを防止するものである。有孔
領域31bが転写白抜けに対して有利な理由は、付着物
が転写ドラムのクリーニング時に孔から抜けたり孔に入
るとともに、付着物と有孔領域31bとの付着力が弱い
ために、クリーニング時に付着物が取れやすいことによ
るものである。
【0019】図2は本発明に係わる転写材担持体の他の
実施例を示している。本実施例は、転写材の送り方式
が、転写材の一側の位置が一定にされるコーナーレジス
ト方式に適用されるもので、転写材先端吸着部以外に
も、転写ドラム周方向に転写材担持体の一側端部に無孔
領域31aが形成される。
【0020】次に、上記構成からなる本発明の転写装置
を使用した実験結果について説明する。厚さ100μm
のPETフィルムを図1に示すように、転写材先端相当
部を無孔領域31aとし、先端部以外を巾200μm×
200μmの孔を150μmの間隔をおいて有孔領域3
1bを形成したものを用いて、図4に示す装置でコピー
テストを実施した。装置のプロセススピードは160m
m/sec、転写コントロン17の開口巾は300mm
であり、転写材担持体31への流れ込み電流を25μA
とするように制御した。
【0021】ここでは転写材先端20mmに相当する部
分を無孔領域31aとしたが転写材の吸着性に問題なか
った。また、転写材担持体31への付着物による転写白
抜けの発生は従来のフィルムタイプを用いた時よりも大
幅に減らすことができた。さらに、無孔領域31aと有
孔領域31bでの転写性の差もみられなかった。
【0022】また、図1に示すような、転写材担持体3
1上に二つの無孔領域31aを形成して転写ドラムに取
り付け、A4サイズ紙を横手方向に2枚静電的に吸着さ
せて多重転写を行ったが、転写画質に問題なかった。こ
の場合も同様に転写材への付着物による転写白抜けは従
来のフィルムタイプに比べ大幅に減少した。
【0023】ここで転写コントロン17の出力制御を流
入電流一定タイプ電源から、一般に使われる全電流一定
タイプ電源としたところ、無孔領域31aと有孔領域3
1bで転写性の差がみられた、特にOHPフィルムを用
いた時に顕著であり、無孔領域31aで転写不良が発生
した。これは、無孔領域31aと有孔領域31bにおい
て転写領域での電流が異なるため、転写材の流入電流に
差が生じるためであり、流入電流を一定に制御すること
が必要であった。
【0024】図3は、転写材としてOHPフィルムを用
い、従来のフィルムBの場合と本発明の転写材担持体C
の場合とで、4色の多重転写を行ったときの転写コロト
ロンの印加電圧の実験結果を示している。本発明の転写
材担持体Cの場合には、有孔領域31bの存在のため、
多重転写時の印加電圧を低く押さえることが可能となっ
た。また、同様に普通紙のときも印加電圧は低下した。
さらに、感光体上のかぶりトナーの転写材担持体への付
着および転写の抑制により転写材裏面の汚れの改善効果
がみられた。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、転写材先端吸着部での転写材と転写材担持体と
の吸着力を損なうことなく、かつ、トナー、キャリア、
異物の転写材担持体への付着による転写白抜けを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる転写材担持体の1実施例を示
し、一部を拡大して示す展開図である。
【図2】本発明に係わる転写材担持体の他の実施例を示
す展開図である。
【図3】本発明の実験結果を説明するための図である。
【図4】本発明の転写装置をカラー電子写真複写機に適
用した例を示す構成図である。
【符号の説明】
11…像担持体、13…現像装置、15…転写ドラム、
17…転写コロトロン、31…転写材担持体、31a…
無孔領域、31b…有孔領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写材を転写ドラム上の転写材担持体に担
    持し、像担持体に形成されたトナー像を前記転写材上に
    静電転写する方式の転写装置において、前記転写材担持
    体は、誘電体フィルムからなり、転写材先端吸着部に形
    成される無孔領域と、転写材先端吸着部以外に形成され
    る有孔領域とを備え、前記転写材担持体への流れ込み電
    流が一定となるように制御されることを特徴とする転写
    装置。
  2. 【請求項2】転写ドラム周方向で転写材担持体の一側端
    部に無孔領域が形成されることを特徴とする請求項1に
    記載の転写装置。
JP5001969A 1993-01-08 1993-01-08 転写装置 Pending JPH06208309A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5001969A JPH06208309A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 転写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5001969A JPH06208309A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 転写装置

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JPH06208309A true JPH06208309A (ja) 1994-07-26

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ID=11516403

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JP5001969A Pending JPH06208309A (ja) 1993-01-08 1993-01-08 転写装置

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