JPH0620737Y2 - 簡易キャリアー - Google Patents
簡易キャリアーInfo
- Publication number
- JPH0620737Y2 JPH0620737Y2 JP1988162904U JP16290488U JPH0620737Y2 JP H0620737 Y2 JPH0620737 Y2 JP H0620737Y2 JP 1988162904 U JP1988162904 U JP 1988162904U JP 16290488 U JP16290488 U JP 16290488U JP H0620737 Y2 JPH0620737 Y2 JP H0620737Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- notches
- frame
- frame body
- transported
- simple carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
本考案は直方体状の比較的大型の荷物を、比較的短距離
持ち運ぶ時に使用する簡易キャリアーに関するものであ
る。
持ち運ぶ時に使用する簡易キャリアーに関するものであ
る。
比較的大型の内容物は、その持ち運びに際して持ち易
さ、重量の関係等から内容物を直接持ち運ぶことは少な
く、一般的には紙製またはプラスチック製の袋に入れて
持ち運ばれることが多い。
さ、重量の関係等から内容物を直接持ち運ぶことは少な
く、一般的には紙製またはプラスチック製の袋に入れて
持ち運ばれることが多い。
しかしながら、上記したような袋形態の簡易キャリアー
においては、箱の下方ほぼ全体を収納するに足る大きさ
が必要であり、また、内容物が缶ビール等のように重い
場合は強度的に不十分であり、底抜け、破袋と云うよう
な事故が多々発生していた。 したがって、小型でしかも可なりの重量物をも持ち運ぶ
ことの出来る簡易キャリアーの考案が求められていた。 この場合、枠体が被運搬物の胴部を支持するため、吊り
手の上部分は持ちやすく、吊り手の下部分は被運搬物と
より密着して安定的に挟持できるようにすることが必要
である。また、簡易キャリアーであるから複雑な部品を
必要とせずに吊り手の長さを調整できるようにすること
が必要である。
においては、箱の下方ほぼ全体を収納するに足る大きさ
が必要であり、また、内容物が缶ビール等のように重い
場合は強度的に不十分であり、底抜け、破袋と云うよう
な事故が多々発生していた。 したがって、小型でしかも可なりの重量物をも持ち運ぶ
ことの出来る簡易キャリアーの考案が求められていた。 この場合、枠体が被運搬物の胴部を支持するため、吊り
手の上部分は持ちやすく、吊り手の下部分は被運搬物と
より密着して安定的に挟持できるようにすることが必要
である。また、簡易キャリアーであるから複雑な部品を
必要とせずに吊り手の長さを調整できるようにすること
が必要である。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、被運搬物の胴部を支持する折り畳み可能な
枠体の水平断面が矩形であって、この枠体に対設された
１組の側板それぞれに左右２個の切り込みが並設され、
枠体の下方内側から切り込みに挿通された吊り手は上方
において同一側板側に反転して残余の切り込みに上方外
側から挿通され、下方においては対設された側板側に反
転して対峙する切り込みそれぞれに下方内側から挿通さ
れ、吊り手に設けた止め穴と枠体に設けた止め穴とを重
ね合わせ、止め具により挿通固定したことを特徴とする
簡易キャリアーを提供するものである。
れたもので、被運搬物の胴部を支持する折り畳み可能な
枠体の水平断面が矩形であって、この枠体に対設された
１組の側板それぞれに左右２個の切り込みが並設され、
枠体の下方内側から切り込みに挿通された吊り手は上方
において同一側板側に反転して残余の切り込みに上方外
側から挿通され、下方においては対設された側板側に反
転して対峙する切り込みそれぞれに下方内側から挿通さ
れ、吊り手に設けた止め穴と枠体に設けた止め穴とを重
ね合わせ、止め具により挿通固定したことを特徴とする
簡易キャリアーを提供するものである。
つぎに本考案を図示の一実施例に基づいて詳細に説明す
る。 図中１は水平断面が矩形の段ボール製の枠体であって、
対設された１個の側板１１と１２それぞれに左右２個の
切り込み１１ａと１１ｂ、および１２ａと１２ｂが対峙
して設けられている。 符号２は側板１１および１２の前記切り込み１１ａと１
１ｂ、および１２ａと１２ｂのそれぞれに挿通され、両
端部２１と２２とが止め具３によって連結された輪状の
プラスチック製帯状吊り手であって、上方に吊り手部２
３および２４が形成されている。一側板１１の左側に設
けられた切り込み１１ａに上方表面側から下方内面側に
挿通された吊り手２は、上方において同一側板１１側に
反転して吊り手部２３を形成し、残余の右側の切り込み
１１ｂに上方表面側から下方内面側に挿通されており、
対設された側板１２の側に切り込み１１ａ、１１ｂそれ
ぞれの下方において反転し、対峙する切り込み１２ａま
たは１２ｂにそれぞれ下方内面側から上方表面側に挿通
され、上方において互いに反転して吊り手部２４を形成
し連続している。この場合、吊り手２は表裏が逆転せず
に側板１１および１２それぞれの切り込みに挿通されて
いるので、前記吊り手部２３および２４は略水平に形成
される。したがって、吊り下げるのに極めて好都合であ
る。 側板１１と１２の切り込みそれぞれの直下に設けられた
止め具３によって、枠体１と吊り手２とが一体化されて
いる。該止め具３は枠体１と吊り手２の対応する部位に
それぞれ設けられた止め穴１３と２５とに挿通して固定
されている。 上記構成の簡易キャリアーにおいて、缶ビールを収納し
た収納箱４を運搬する方法について概略説明すると、収
納箱４を吊り手２の平行に置かれた底部に積載した後、
上部の吊り手部２３と２４とを持ち上げて収納箱４を安
定させる。さらに収納箱４の上に収納箱４ａ、４ｂと所
望の数だけ積上げて行き、積載が完了すると前記吊り手
２の吊手部２３および２４を持って持ち上げ運搬する。
運転中の振動によって吊り手２は互いに接近しようとす
るが、枠体１の切り込み１１ａ、１１ｂ、１２ｂおよび
１２ｂによってガイドされているので、一定間隔より狭
まくなることがない。一方、枠体１によってガイドされ
ていない最下段の収納箱４、あるいは最上段の収納箱４
ｂには、これら収納箱の自重によって発生した吊り手２
の力が挟持する方向に作用するため安定して運搬するこ
とが出来る。 なお、枠体１の平面寸法は被運搬物である缶ビール等の
収納箱４の平面寸法より若干大きめとすると、積載し易
い上に安定して運搬し易い。また、吊り手２は一方の端
部２１側に一定の間隔で止め穴２５を設けておき、被運
搬物の積載量によって適宜長さの調節が可能としたもの
であっても良い。さらに、止め具３は４箇所全ての切り
込み近傍に設けても良いし、一箇所のみ設けても、ある
いは全く設けずに被運搬物の自重によって押し付けられ
る様にして保持するものであっても良いが、この場合は
枠体１とは無関係に吊り手２の両端部２１と２２とを連
結しておく必要があることは当然のことである。
る。 図中１は水平断面が矩形の段ボール製の枠体であって、
対設された１個の側板１１と１２それぞれに左右２個の
切り込み１１ａと１１ｂ、および１２ａと１２ｂが対峙
して設けられている。 符号２は側板１１および１２の前記切り込み１１ａと１
１ｂ、および１２ａと１２ｂのそれぞれに挿通され、両
端部２１と２２とが止め具３によって連結された輪状の
プラスチック製帯状吊り手であって、上方に吊り手部２
３および２４が形成されている。一側板１１の左側に設
けられた切り込み１１ａに上方表面側から下方内面側に
挿通された吊り手２は、上方において同一側板１１側に
反転して吊り手部２３を形成し、残余の右側の切り込み
１１ｂに上方表面側から下方内面側に挿通されており、
対設された側板１２の側に切り込み１１ａ、１１ｂそれ
ぞれの下方において反転し、対峙する切り込み１２ａま
たは１２ｂにそれぞれ下方内面側から上方表面側に挿通
され、上方において互いに反転して吊り手部２４を形成
し連続している。この場合、吊り手２は表裏が逆転せず
に側板１１および１２それぞれの切り込みに挿通されて
いるので、前記吊り手部２３および２４は略水平に形成
される。したがって、吊り下げるのに極めて好都合であ
る。 側板１１と１２の切り込みそれぞれの直下に設けられた
止め具３によって、枠体１と吊り手２とが一体化されて
いる。該止め具３は枠体１と吊り手２の対応する部位に
それぞれ設けられた止め穴１３と２５とに挿通して固定
されている。 上記構成の簡易キャリアーにおいて、缶ビールを収納し
た収納箱４を運搬する方法について概略説明すると、収
納箱４を吊り手２の平行に置かれた底部に積載した後、
上部の吊り手部２３と２４とを持ち上げて収納箱４を安
定させる。さらに収納箱４の上に収納箱４ａ、４ｂと所
望の数だけ積上げて行き、積載が完了すると前記吊り手
２の吊手部２３および２４を持って持ち上げ運搬する。
運転中の振動によって吊り手２は互いに接近しようとす
るが、枠体１の切り込み１１ａ、１１ｂ、１２ｂおよび
１２ｂによってガイドされているので、一定間隔より狭
まくなることがない。一方、枠体１によってガイドされ
ていない最下段の収納箱４、あるいは最上段の収納箱４
ｂには、これら収納箱の自重によって発生した吊り手２
の力が挟持する方向に作用するため安定して運搬するこ
とが出来る。 なお、枠体１の平面寸法は被運搬物である缶ビール等の
収納箱４の平面寸法より若干大きめとすると、積載し易
い上に安定して運搬し易い。また、吊り手２は一方の端
部２１側に一定の間隔で止め穴２５を設けておき、被運
搬物の積載量によって適宜長さの調節が可能としたもの
であっても良い。さらに、止め具３は４箇所全ての切り
込み近傍に設けても良いし、一箇所のみ設けても、ある
いは全く設けずに被運搬物の自重によって押し付けられ
る様にして保持するものであっても良いが、この場合は
枠体１とは無関係に吊り手２の両端部２１と２２とを連
結しておく必要があることは当然のことである。
以上説明したように、本考案になる簡易キャリアーは１
つの枠体と１本の吊り手とからなる簡単な構成であると
共に、使用材料も少ないために製造コストの低減が図れ
ることはもちろん、コンパクトであるので店頭等での保
管スペースを少なくすることが出来る。他方、使用材料
が少ないにもかかわらず枠体には告知スペースを有する
ので公告効果を有し、吊り手を丈夫な素材で作れば缶ビ
ール等の重量物の運搬にも充分対応することが出来る。
そして、吊り手の上に被運搬物を積載するだけで運搬可
能となるので作業能率も向上するなど、数々の優れた特
長を有する簡易キャリアーである。 更には、吊り下げ運搬時において、運搬中の振動により
吊り手が互いに接近しようとするが、吊り手が切り込み
の内側下方から外側上方に向かって挿通されているた
め、吊り手の上部分には吊り手を外側へ拡げる方向の力
が作用し、吊り手の下部分には吊り手を内側に狭める方
向の力が作用するので、これにより吊り手の上部分は持
ちやすくなるだけでなく、吊り手の下部分は被運搬物と
より密着して安定的に挟持することがでるという効果を
奏する。 また、吊り手の止め穴と枠体の止め穴とを重ね合わせ、
止め具により挿通固定しているため、複雑な部品を必要
とせず、簡単な止め具を容易するだけで吊り手の長さ調
整が簡単にできるという利点がある。
つの枠体と１本の吊り手とからなる簡単な構成であると
共に、使用材料も少ないために製造コストの低減が図れ
ることはもちろん、コンパクトであるので店頭等での保
管スペースを少なくすることが出来る。他方、使用材料
が少ないにもかかわらず枠体には告知スペースを有する
ので公告効果を有し、吊り手を丈夫な素材で作れば缶ビ
ール等の重量物の運搬にも充分対応することが出来る。
そして、吊り手の上に被運搬物を積載するだけで運搬可
能となるので作業能率も向上するなど、数々の優れた特
長を有する簡易キャリアーである。 更には、吊り下げ運搬時において、運搬中の振動により
吊り手が互いに接近しようとするが、吊り手が切り込み
の内側下方から外側上方に向かって挿通されているた
め、吊り手の上部分には吊り手を外側へ拡げる方向の力
が作用し、吊り手の下部分には吊り手を内側に狭める方
向の力が作用するので、これにより吊り手の上部分は持
ちやすくなるだけでなく、吊り手の下部分は被運搬物と
より密着して安定的に挟持することがでるという効果を
奏する。 また、吊り手の止め穴と枠体の止め穴とを重ね合わせ、
止め具により挿通固定しているため、複雑な部品を必要
とせず、簡単な止め具を容易するだけで吊り手の長さ調
整が簡単にできるという利点がある。
第１図は本考案になる簡易キャリアーの説明図である。 １……枠体、 １１……側板、 １１ａ、１１ｂ……切り込み、 １２……側板、 １２ａ、１２ｂ……切り込み、 １３……止め穴、 ２……吊り手、 ２３、２４……吊り手部、 ２５……止め穴、 ３……止め具、 ４、４ａ、４ｂ……収納箱。
Claims (1)
- 【請求項１】被運搬物の胴部を支持する折り畳み可能な
枠体の水平断面が矩形であって、この枠体に対設された
１組の側板それぞれに左右２個の切り込みが並設され、
枠体の下方内側から切り込みに挿通された吊り手は上方
において同一側板側に反転して残余の切り込みに上方外
側から挿通され、下方においては対設された側板側に反
転して対峙する切り込みそれぞれに下方内側から挿通さ
れ、吊り手に設けた止め穴と枠体に設けた止め穴とを重
ね合わせ、止め具により挿通固定したことを特徴とする
簡易キャリアー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988162904U JPH0620737Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 簡易キャリアー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988162904U JPH0620737Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 簡易キャリアー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0283809U JPH0283809U (ja) | 1990-06-28 |
| JPH0620737Y2 true JPH0620737Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31447156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988162904U Expired - Lifetime JPH0620737Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 簡易キャリアー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0620737Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS529148U (ja) * | 1975-07-08 | 1977-01-22 | ||
| JPH0245207Y2 (ja) * | 1984-12-28 | 1990-11-30 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP1988162904U patent/JPH0620737Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0283809U (ja) | 1990-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |