JPH0620703Y2 - ガーニッシュの取付構造 - Google Patents

ガーニッシュの取付構造

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JPH0620703Y2
JPH0620703Y2 JP1987133755U JP13375587U JPH0620703Y2 JP H0620703 Y2 JPH0620703 Y2 JP H0620703Y2 JP 1987133755 U JP1987133755 U JP 1987133755U JP 13375587 U JP13375587 U JP 13375587U JP H0620703 Y2 JPH0620703 Y2 JP H0620703Y2
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JP
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garnish
retainer
door
plate
edge portion
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JP1987133755U
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JPS6437752U (ja
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常行 和田
邦道 小田垣
幸雄 吉田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はガーニッシュの取付構造に関し、特に合成樹脂
からなる着脱容易なガーニッシュの取付構造に関する。
〈従来の技術〉 近年、自動車のドアやサイドシルなどの車体外板に合成
樹脂からなるガーニッシュを取付ることにより、車体外
板を泥はねから守り防錆を向上するようにしたり、外観
上の見栄えを向上するようにしたものが知られている。
ところで、合成樹脂からなるガーニッシュにあっては、
鋼板に比べて温度変化による膨縮率が大きいため、その
膨縮による変形を生じないように取付ける必要がある。
例えば実開昭60−150173号公報には車体外板に
複数のクリップ部材を固着し、各クリップ部材に係合可
能な溝部を合成樹脂板に一体的に設けることにより、合
成樹脂板を固設するようにしたものが開示されている。
この合成樹脂板の組付構造にあっては、溝部により合成
樹脂板の長手方向の熱変位量を吸収するようにしてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、クリップを用いて合成樹脂からなるガー
ニッシュを固設する場合には外観上、クリップの頭部を
ガーニッシュの内部に隠すようにする必要があり、ガー
ニッシュのクリップとの係合位置を縁部に可及的に近付
けるようにすると、縁部の厚みが増して外板との段差が
大きくなり、外観上見栄が悪化するという問題がある。
段差を小さくするためには、クリップとの係合位置を縁
部から中心寄りに遠ざけることが考えられるが、熱変化
により膨縮した際に縁部が外板から浮き上がり易くなり
外観上好ましくない。
また、ガーニッシュを例えばブチル製などの両面テープ
を用いて外板に貼着するようにしたものもあるが、この
場合にはガーニッシュを脱着する際に、両面テープをは
がす時に外板を傷つける虞れが生じると共に、ガーニッ
シュを取付ける際に再び両面テープを貼付けなければな
らないなど、メンテナンス性が悪いという問題がある。
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的
は、合成樹脂からなるガーニッシュをその縁部の厚みを
薄くし、かつ確実に取付けると共に、着脱の容易なガー
ニッシュの取付構造に関する。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、板状体に固着され
る合成樹脂からなるガーニッシュの取付構造であって、
前記ガーニッシュが少なくとも一縁部に内向フランジ部
を有し、前記ガーニッシュを前記板状体に対して保持す
るためのリテーナが、前記内向フランジ部に係合する係
合部分と前記板状体に当接する当接部分とを有し、前記
板状体に設けられた取付孔に押し込まれることにより当
該取付孔に係止可能に前記リテーナの前記両部分間に位
置する中間部分に設けられたファスナを有し、前記ファ
スナを前記ガーニッシュの外部から押圧することによ
り、前記リテーナを弾性変形させて前記ガーニッシュを
弾発的に前記板状体に押圧固定することを特徴とするガ
ーニッシュの取付構造を提供することにより達成され
る。
〈作用〉 このようにすれば、ガーニッシュを外部から押すことに
よりファスナを取付孔に係止して、ガーニッシュの縁部
をリテーナの弾性変形による弾発付勢力をもって板状体
に押圧固定することができ、ガーニッシュの縁部の厚さ
を可及的に薄くすることができる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は、本考案に基づくガーニッシュの取付構造が適
用された自動車のボディ側面の一部を示す図である。車
輌1のボディ側面の下方部には、フロントホイールハウ
ス2からリヤホイールハウス3に至る間に亘って、ボデ
ィ外板を泥はねによる傷付きを防止すると共に外観上の
見栄えを向上するために、それぞれ合成樹脂からなるフ
ェンダーガニッシュ4及びドアガーニッシュ5、サイド
シールガーニッシュ6がそれぞれ連続的に固着されてい
る。これらのガーニッシュは同様の取付構造により車輌
1の外板にそれぞれ固着されており、ドアガーニッシュ
5についてのみ以下に詳細に説明する。
第2図は第1図のII−II線について見た断面図であり、
第3図はドアガーニッシュの取付構造を示す模式的な分
解斜視図である。ドアガーニッシュ5の第2図に於ける
上方縁部8には、内側にかつ下方に向けて反転するよう
に曲折してなる内向フランジ部9が縁部8のほぼ全長に
亘って形成されており、内向フランジ部9とドアガーニ
ッシュ5の内面との間には内向フランジ部9と略等長の
長板状をなす例えばステンレスからなるリテーナ11の
係合部分としての上縁部12が没入している。尚、リテ
ーナ11にはその上方縁部12の近傍に長手方向に沿っ
て補強用の突条が形成されている。リテーナ11の当接
部分としての下縁部13が傷付け防止用のプロテクショ
ンラバー14を介してドア外板7に当接しており、その
当接部近傍には半円状をなす曲折部15が形成されてい
る。この曲折部15により、リテーナ11の上縁部12
が下縁部13を支点として好適に弾発力を生じることと
なる。
第3図によく示されるように、リテーナ11の両縁部1
2及び13の中間部30には長手方向に所定の間隔をも
って例えば5つの係合孔16が穿設されている。係合孔
16にはファスナとしての合成樹脂からなる上部クリッ
プ17が挿通されてその基端部を弾発的に係合して固着
されており、クリップ17の先端部がドア外板7に取付
孔として穿設された係止孔18に弾発的に係合して、ド
アガーニッシュ5が上部クリップ17によりリテーナ1
1を介してドア外板7に固設される。尚、ドアガーニッ
シュ5の上方縁部8のドア外板7側にはシールラバー1
9が固着されており、ドア外板7との当接部にしてい
る。このようにして、リテーナ11の下縁部13を支点
とした上部クリップ17による付勢力が上方縁部8に発
生し、ドアガーニッシュ5の上方縁部8がドア外板7に
押圧付勢されて固設される。このとき、リテーナ11の
中間部30がドア外板7に対して空隙をもって対峙して
おり、好適に弾性変形し得ることから、前記した曲折部
15の弾性変形と合わせたリテーナ11の弾性変形によ
る弾発付勢力をもってドアガーニッシュ5がドア外板7
に押圧固定される。
ドアガーニッシュ5の下方縁部21には、長手方向に所
定の間隔をもって例えば4箇所に係合孔22が一体成形
されている。係合孔22にはドア外板7の下端縁を弾発
的に挾持する合成樹脂製の下部クリップ23の遊端部が
弾発的に係合して、ドアガーニッシュ5の下側縁部21
が支持される。
第3図に示されるように、リテーナ11の両側方部近傍
にはそれぞれ一対の係止孔24が形成されていると共
に、リテーナ11の上縁部12には一対の係止孔24に
対応する位置に切除部25が形成されている。第4図は
第1図のIV−IV線に沿って見た断面図であり、第3図及
び第4図に示されるように係止孔24には、合成樹脂か
らなるホルダ26の基部に一体的に形成された一対の係
止片27が弾発的に係合して、ホルダ26がリテーナ1
1に固着されている。クランク状断面形状に形成された
ホルダ26の頭部28が、リテーナ11の切除部25か
ら上方に向けて臨いており、ドアガーニッシュ25の係
合片9に穿設された保持孔29に係合して、ホルダ26
によりリテーナ11がドアガーニッシュ5に保持され
る。このように、ドアガーニッシュ5をドア外板7に取
付ける前にあっては、リテーナ11とドアガーニッシュ
5とがホルダ26を介して互いに一体的に固着されてい
る。
ドアガーニッシュ5の取付けにあっては、先ずドアガー
ニッシュ5の下方縁部21を下部クリップ23によりド
ア外板7の下端縁に結合し、次にリテーナ11に組付け
られている上部クリップ17をドア外板7の係止孔18
に合わせ、ドアガーニッシュ5を外部から押圧すること
により上部クリップ17を係止孔18に係合させる。こ
のようにして、係止孔18に上部クリップ17が係止す
るとリテーナ11が弾性変形するため、その弾性変形に
よりドアガーニッシュ5がドア外板7に弾発的に押圧固
定されて取付けられる。
また本実施例にあっては、例えばメンテナンス時等にド
アガーニッシュ5を取り外す場合には、上下各クリップ
17及び23をドア外板7に取付けたままでドアガーニ
ッシュ5を取り外すことができる。この場合には、先ず
係合孔22と下部クリップ23との係合を解除してドア
ガーニッシュ5の下方縁部21を第2図の矢印Aの向き
に取外し、次に内向フランジ部9とリテーナ11の上縁
部12との係合を解除するべく、ドアガーニッシュ25
を第2図の矢印Bの向きである上方に向けて動かすこと
により、ドアガーニッシュ25をドア外板7から取外す
ことができる。尚、再度ドアガーニッシュ25をドア外
板7に取付る場合には、その上方縁部8の内向フランジ
部9をリテーナ11の上縁部12に係合し、下方縁部2
1を下部クリップ23に係合することにより行なえる。
このようにクリップを用いて、ドア外板7に組付ける構
造のためその組付け作業が容易であると共に、前記した
ように取外しも容易である。更に、ドア外板7には上部
クリップ17用の係止孔18を設けるのみでよく、ドア
ガーニッシュ5を取付けない車種と共通のドア形状とす
ることができるため、部品コストを低廉化し得る。更
に、ドアガーニッシュ5の上方縁部8を略全長に亘って
リテーナ11により押圧付勢してドア外板7に固設する
ため、ドアガーニッシュ5が温度変化により膨縮しても
その縁部が板状体から離れることがなく、外観上見栄え
が悪化する虞れがない。
尚、本実施例にあっては、内向フランジ部9をドアガー
ニッシュ5の上方縁部8の略全長に亘って形成したが、
例えば所定の間隔をもって舌片状の係合舌片を設けても
良い。また、ドアガーニッシュ5の取付構造に限らず、
前記したようにフェンダーガーニッシュ4及びサイドシ
ルガーニッシュ6の取付構造、更に他のガーニッシュの
取付け構造としても適用可能である。
〈考案の効果〉 このように本考案によれば、ガーニッシュを外部から押
すのみで、ファスナを取付孔に係止してガーニッシュを
リテーナにより板状体に押圧固定することができ、取付
作業を容易に行い得る。また、板状体に固定するための
ファスナをガーニッシュの縁部から遠ざけた位置に設け
ることができ、ガーニッシュの縁部の厚さを可及的に薄
くすることができる。従って、ガーニッシュの縁部と板
状体との段差を小さくすることができ、外観上の見栄え
を向上することができる。また、リテーナの中間部を板
状体に対して空隙をもって対峙させることによりリテー
ナを弾性変形させることができ、ガーニッシュを弾発的
に板状体に押圧固定することができるため、リテーナを
板状体に係止するための部材に緩み止め手段を設ける必
要がなく、取付性を向上し得るなど、その効果は極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づくガーニッシュの取付構造が適用
された自動車のボディ側面の一部を示す図である。 第2図は、第1図のII−II線についてみた断面図であ
る。 第3図は、ドアガーニッシュの取付構造を示す分解斜視
図である。 第4図は第1図のIV−IV線に沿って見た断面図である。 1…車輌 2…フロントホイールハウス 3…リヤホイールハウス 4…フェンダーガーニッシュ 5…ドアガーニッシュ 6…サイドシールガーニッシュ 7…ドア外板、8…上方縁部 9…内向フランジ部、11…リテーナ 12、13…縁部、14…プロテクションラバー 15…曲折部 16…係合孔、17…上部クリップ 18…係止孔、19…シールラバー 21…下方縁部、22…係合孔 23…下部クリップ、24…係止孔 25…切除部、26…ホルダ 27…係止片、28…頭部 29…保持孔、30…中間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−150655(JP,U) 実開 昭56−111307(JP,U) 実公 昭55−38741(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状体に固着される合成樹脂からなるガー
    ニッシュの取付構造であって、 前記ガーニッシュが少なくとも一縁部に内向フランジ部
    を有し、 前記ガーニッシュを前記板状体に対して保持するための
    リテーナが、前記内向フランジ部に係合する係合部分と
    前記板状体に当接する当接部分とを有し、 前記板状体に設けられた取付孔に押し込まれることによ
    り当該取付孔に係止可能に前記リテーナの前記両部分間
    に位置する中間部分に設けられたファスナを有し、 前記ファスナを前記ガーニッシュの外部から押圧するこ
    とにより、前記リテーナを弾性変形させて前記ガーニッ
    シュを弾発的に前記板状体に押圧固定することを特徴と
    するガーニッシュの取付構造。
JP1987133755U 1987-09-01 1987-09-01 ガーニッシュの取付構造 Expired - Lifetime JPH0620703Y2 (ja)

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JPS6437752U JPS6437752U (ja) 1989-03-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5911854Y2 (ja) * 1978-09-04 1984-04-11 松下電器産業株式会社 パツキングケ−ス
JPS6032413Y2 (ja) * 1980-01-28 1985-09-27 三菱自動車工業株式会社 クリツプ装置
JPS59150655U (ja) * 1983-03-29 1984-10-08 橋本フオ−ミング工業株式会社 モ−ルデイング

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JPS6437752U (ja) 1989-03-07

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