JPH06207000A - ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコールのオキソニウムカップリングを経由するブロックコポリエーテル - Google Patents

ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコールのオキソニウムカップリングを経由するブロックコポリエーテル

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JPH06207000A
JPH06207000A JP5267489A JP26748993A JPH06207000A JP H06207000 A JPH06207000 A JP H06207000A JP 5267489 A JP5267489 A JP 5267489A JP 26748993 A JP26748993 A JP 26748993A JP H06207000 A JPH06207000 A JP H06207000A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポリ(テトラメチレンエーテルグリコール)ブ
ロックとヒドロキシ化合物のカップリング反応を通し
て、ポリ(テトラメチレンエーテル)ブロックを製造す
るための方法を提供すること。 【構成】ポリ(テトラメチレンエ−テル)グリコールを
上昇する温度で酸触媒と処理し、分子量の急速な増加を
伴うチェーンカップリンをさせる。ジオール及びトリオ
ールを包含した種々のアルコールをポリ(テトラメチレ
ンエ−テル)グリコール骨格に取り込み、これにより修
正された性質と性能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温柔軟性を改善する
ため、親水性/疎水性の特性を改良するため、及び改質
PTMEGを混合することによって作成されるポリウレ
タン、ポリ尿素、ポリウレタン尿素、ポリエーテルエス
テルを含有した最終重合物の水蒸気透過性に影響を与え
るためのポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール
(PTMEG)の改質に関する。加えて、改質されたポ
リ(テトラメチレンエーテル)グリコールがより低融点
を有し、対応する分子量のPTMEGよりも低い粘度を
有し、これによってこれらの製造及び更なる反応におい
て、これらの物質の取り扱いが容易になる。
【0002】
【従来の技術】上昇する温度で酸とPTMEGを処理す
ると、テトラヒドロフラン(THF)の生成を伴ったP
TMEGの解重合が起こることが知られている(P.D
reyfuss,「Poly(Tetrahydrof
uran),Gorden&Breach,N.Y.,
1982;米国特許3,925,484、Du Pon
tのM.C.Baker)。
【0003】
【本発明の詳細な説明】本発明は、ポリ(テトラメチレ
ンエーテルグリコール)ブロックとヒドロキシ化合物の
カップリング反応を通して、ポリ(テトラメチレンエー
テル)ブロックコポリマーを製造するための方法に関す
る。このカップリング反応は、適切な触媒の存在下にポ
リ(テトラメチレンエーテル)グリコールの解重合ステ
ップにおいて生成される3級オキソニウムイオンの形成
を通して進行する。
【0004】
【化1】 3級のオキソニウムイオンは、アルコール、ジオール、
トリオール等の水酸基と迅速に反応し、置換したPTM
EGを生じる。
【0005】
【化2】
【0006】但し、Rはアルキル、アリール、ヒドロキ
シアルキル、ヒドロキシポリエーテル、ヒドロキシアリ
ール、ジヒドロキシアルキル、ポリヒドロキシサイクリ
ック等である。
【0007】この過程の繰り返しは、ジオール、トリオ
ール等によって結合したPTMEG鎖を与える。オキソ
ニウムイオンは、PTMEG分子の一端又は両端に生成
し、テトラヒドロフランを分離し、他の3級オキソニウ
ムイオンを生じるポリエーテル鎖を短くするか、又はジ
オール、トリオール等に存在する反応性の水素で停止反
応を受け、ポリウレタン、ポリウレタン尿素及びポリエ
ーテルエステルエラストマーのソフトセグメントとして
表わされるジ−、トリ−等のヒドロキシル官能価を有す
るカップリング改質生成物を与える。カップリング改質
生成物は、PTMEG部位に加えて、例えばエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,8−オクタンジオール、
又は1,10−n−デカンジオールから誘導されるセグ
メントを含有し、直鎖上に2つの末端水酸基を有しう
る。2官能性グリコールをトリメチロールプロパン又は
グリセリンに置き換えると、3官能性ポリエーテルにな
る。
【0008】本発明に従って、PTMEGのカップリン
グ改質反応は、以下の一般的なバッチ法によって行われ
得る。PTMEG及びPTMEGを基準にして0.1か
ら20重量パーセントの、2から40の炭素原子及び2
から6の水酸基を含有するジオール(混合するとすれば
トリオール若くは他の適切なカップリング剤)を強酸性
触媒、例えば硫酸と共に、好ましくは不活性ガスパージ
下、約90℃から150℃で約0.5から8時間、任意
に約1から150mmHg、好ましくは10から120mmHg
の減圧下で加熱する。これらの条件は、カップリング反
応で生成される水を効果的に除去し、無水の反応環境を
維持するために与えられるものである。
【0009】このような強酸触媒の例は、硫黄若くは燐
を含有する任意の酸及び反応条件下で3級のオキソニウ
ムイオンを生成できる任意の酸である。このカップリン
グ反応の条件下で、酸触媒のエステルが副生成物として
生成されうる。例えば、触媒が硫酸であれば、有機硫酸
塩が生成しうる。これらのエステルは、生成物の精製行
程で除去されなければならない。
【0010】ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコー
ルと他のジオール、トリオール及びポリオールとのオキ
ソニウムカップリングを経るブロックコポリマーの生成
に対するより低い閾値は、約85℃の反応温度である。
過剰の分解が150℃以上で起こる。好ましい温度範囲
は100から150℃であり、最も好ましい範囲は12
0から145℃である。出発混合物は一般に酸を加える
前に窒素でパージされる。
【0011】例えば粘度又は他の他の分析法(GPC)
によって決定された予め決められた段階のカップリング
が反応混合物で達成された後、縮合反応を水を加えるこ
とによって停止する。次に、これを還流下に約1時間加
熱し、任意のエステルを加水分解する。次いで、水層を
分離し、ポリマー層を水酸化カルシウムの様な塩基を加
えることによって中和する。これに続いて、ポリエーテ
ルを真空下(1mmHg)、120℃で少なくとも1時間乾
燥する。最後に、乾燥したポリエーテルをセライト濾過
助剤を通して濾過し、透明な明るい黄色のコポリエーテ
ルジオール(又はポリオール等)を得る。
【0012】カップリング改質プロセスは、一連の連続
反応によっても行われる。まず、反応容器に、PTME
G、ジオール、(又はポリオール等)及び強酸を導入す
るため、及び窒素のパージための管接続口を取り付け
る。この反応容器を、任意に、わずかな減圧下で130
℃に加熱し、揮発したTHF及び水を分液漏斗に集め
た。
【0013】第2の反応容器に第1の反応容器で得られ
たコポリエーテルの硫酸エステルが入り、反応生成物を
加水分解するための保持時間に適合した速度で水を加え
る。このとき反応容器を還流させておく。
【0014】第2の反応容器からの流出物は、セパレー
ターに送られ、ここで水層が分離される。コポリエーテ
ル層は、第3の反応容器に入れられる。第3の反応容器
では、コポリエーテル層は塩基(例えば水酸化カルシウ
ム)で中和される。コポリエーテルを少なくとも1時間
の滞留時間、1mmHg下、120℃で乾燥する。この容器
からの流出物を、好ましくは硅藻土濾過助剤を通して濾
過し、最終生成物を得る。
【0015】本発明に使用される出発のPTMFEG
は、一般に200から3,500の数平均分子量を有す
る。生成物であるブロックコポリマーは、一般に出発物
質PTMEGの数平均分子量の110%から600%の
数平均分子量を有する。
【0016】本発明の新規な方法は、適切にはTHFの
PTMEGへの重合が起こらない最高限度の温度である
約82.5℃以上の温度でPTMEGを用いて開始さ
れ、PTMEG残基に対応する量のオキソニウムイオン
を生成しながら、THFと水へのPTMEGの少量の触
媒的解重合が開始される。3級オキソニウムイオン種
は、迅速にジオール若くはポリオールと反応し、全分子
量を増加させ、修飾されたセグメント末端又はブロック
構造を与える。これらの新規なPTMEG修飾物には、
高性能なポリウレタン、ポリウレタン尿素、ポリエーテ
ルエステル及びポリ尿素の製造において、エラストマー
のソフトセグメントとしての適用が見い出されている。
本発明のブロックコポリマー及び芳香族性ジイソシアネ
ートから作成されるポリウレタンは、ジオール又はジア
ミンチェーンエクステンダー(chainextender)でキュ
アーされる。
【0017】
【実施例】 例1 200gのTERATHANE(登録商標)650ポリ
(テトラメチレンエーテル)グリコール(650の数平
均分子量のPTMEG、Du Pont社製)、及び2
0gのエチレングリコールの混合物をガラス反応容器に
充填した。これに4gの濃硫酸(96%)をゆっくり加
えた。この混合物を、撹拌し、わずかに減圧(120mm
Hg)して、125℃で1時間加熱した。集められた蒸留
物は67gの重量であり、THF中に12%の水を含有
していた。この時点で、水50mlを加えることにより反
応を停止し、ポリエーテルエステルを1時間還流下に加
熱することによって加水分解した。冷却後、下部の水層
を除去し、ポリエーテル層を、6gの水酸化カルシウム
を加えることによって中和した。次にコポリエーテルを
減圧下(1mmHg)下で1時間120℃で乾燥し、セライ
ト濾過助剤の層を通して濾過される。
【0018】回収された透明で、無色の最終物ポリエー
テルグリコールは155gの重量であり、以下の様に特
徴づけられる。 数平均分子量 1840 分子量比 1.87 40℃での粘度 9.08ポイズ オキシエチレン含量(NMRによる) 12モル% 比較として、2000の数平均分子量の市販のPTME
Gは、40℃で12.0ポイズの粘度を有する。
【0019】例2 回転式撹拌器、加熱用マントル、蒸留物取り出し口、及
び窒素パージ口を取り付けたガラス反応容器に400g
のTERATHANE(登録商標)650(Du Po
nt社、数平均分子量650のPTMEG)及び数平均
分子量200の120gのポリエチレングリコール(P
EG200)を充填した。このポリエーテル混合物に、
10gの96%硫酸の20gテトラヒドロフラン溶液を
加えた。均一溶液を10mmHgの減圧下で120℃に加熱
し、水とTHFからなる蒸留物を冷却容器に集めた。
【0020】カップリング反応は、粘度の増加をチェッ
クすることでモニターした。約4時間後、8.5ポイズ
(40℃で)の粘度に達し、反応を600gの水を加え
ることによって停止した。約50mlの水が留去され、任
意の残留硫酸エステルの加水分解がなされた。反応マス
を分液漏斗に移した。層の分離は80℃で起こった。水
層を分離し、ポリエーテル層を3gの水酸化カルシウム
を加えることによって塩基性にした。次に、中和された
ブロックコポリエーテルグリコールを1mmHgの減圧下、
120℃で1時間乾燥した。セライト濾過助剤を通した
瀘液から、以下のように特徴づけられる320gの透明
なブロックコポリエーテルグリコールを得た。
【0021】 数平均分子量 2050 分子量比 1.50 40℃での粘度 7.23ポイズ オキシエチレン含量(NMRによる) 38.8モル% 比較として、改質されていない2000の数平均分子量
のPTMEGは、以下の性質を有する。 数平均分子量 2000 分子量比 2.0 40℃での粘度 12.0ポイズ 例3 100gのTERATHANE(登録商標)650及び
20gのネオペンチルグリコールをガラス反応容器中で
混合し、4gの96%硫酸の20gTHF溶液を加え
た。混合物は、減圧(80mmHg)下で2時間120℃に
加熱すると均一になった。66gの重量の水とTHFの
蒸留物を集めた。次に反応を150mlの水を加えること
によって停止し、加熱して硫酸エステルを加水分解し
て、150mlの追加の水で洗浄した。1gの水酸化カル
シウムで中和した後、コポリエーテルグリコールを12
0℃において減圧下に乾燥した。硅藻土のベッドを通し
て濾過した後、以下の性質を有する60gの最終のコポ
リエーテルグリコールを回収した。
【0022】 数平均分子量 1045 オキシ−2,2−ジメチル−プロピレン含量 17.0モル% (ネオペンチルグリコールから) コポリエーテルグリコールの融解温度 −9.3〜+10.0℃ 1000の数平均分子量の市販のPTMEGは33℃の
融解温度を有する。
【0023】例4 機械撹拌器、取り出し用のコンデンサー及び温度計を取
り付けたガラス反応容器中で、560gのネオペンチル
グリコール及び3250gのTERATHANE(登録
商標)1000を混合し、少なくとも1時間乾燥窒素を
流した。次に、激しく撹拌しながら210gの25%H
2 SO4 水溶液を触媒として加え、窒素を流しながら混
合物を135℃に加熱することによって反応を開始し
た。
【0024】反応の進行中に、水とTHFを受器に集め
た。3〜5時間の反応時間に全量で約1600mlの蒸留
物が集められた。反応の進行は、粘度をモニターする
か、又は分子量をゲル浸透クロマトグラフィーでチェッ
クすることで行った。所望の分子量に達したとき、10
00mlの熱水を加えて反応を停止した。
【0025】100℃のポット温度で1時間還流して加
水分解を行った。次に、500mlの追加の水を加え、反
応生成物を2液層に分離させた。下部の水層を除去し、
ポリマー層を水酸化カルシウムで中和した。中性の生成
物を減圧(15mmHg)下、120℃で乾燥し、濾過し
た。
【0026】生じたTerathaneのブッロクコポ
リマーは、1880の数平均分子量を有しており、23
%のネオペンチルグリコールユニットを含有していた。
このコポリマーは0℃以下の結晶性の融点を有してい
た。一方、同じ様な平均分子量のポリテトラメチレング
リコールホモポリマーは、約35℃の融解温度を有して
いる。
【0027】例5 コポリエーテルグリコールを、上記例2で説明した手順
を用いてPTMEG650とPEG200(例5A)か
ら、及びPTMEG1000とPEG200(例5B)
から調製した。このコポリエーテルグリコールは、例5
Aに対しては2092の数平均分子量を、例5Bに対し
ては2050の数平均分子量を有していた。市販のTE
RATHANE(登録商標)(例5C)は、参照用のポ
リオールとして与えられた。
【0028】外部ヒーター及び内部に温度計を、そして
撹拌機を取り付けた2lのフラスコに乾燥窒素を連続的
にパージし、コポリエーテルグリコールをポリウレタン
に変換するための反応容器として使用した。
【0029】例5A及び5C 反応容器に1モル(2092g)のコポリエーテルグリ
コール(例5A)(又は例5Cについては、2036g
のTERATHANE(登録商標)2000)、2モル
(180g)の1,4−ブタンジオール及び商業的に利
用可能なポリウレタン触媒である0.02%ポリキャッ
ト70(Polycat70)を充填した。この混合物
の温度を60℃に維持し、容器を真空脱気し、乾燥窒素
でパージした。次に、3モル(750g)の70℃で溶
融するMDI(メチレンジフェニルジイソシアネート)
を加えた。完全に混合した後、反応マスを、予め140
℃に加熱したスチールモールドに95℃であけた。ポリ
ウレタンを120℃で1時間キュアーし、100℃で1
6時間アフターキュアーした。
【0030】例5B MDI、及びポリオールとして3対1のモル比で”TE
RATHANE”1000/PEG200を使用し、触
媒を用いずに例5Bを行い、プレポリマーを作成した。
ポリオールの平均分子量は、2050であり、40℃で
の粘度は7.74ポイズであり、NMRによるオキシエ
チレンの含量は35モルパーセントであった。1,4−
ブタンジオール(2.0モル)を最終のポリウレタンの
チェーンエクステンダーとして使用した。キュアーの管
理は例5A及び例5Cと同様であった。 ポリウレタンの物理試験データ
【0031】
【表1】
【0032】例5Aのより多量の水蒸気透過性、及び改
質されていない例5Cに対する例5A及び例5Bの両方
で改善されたホットオイル中での膨張抵抗性は、シール
のような幾つかの最終用途に対して有用なものとして重
要視される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・バルドウイン・オスボーン アメリカ合衆国、ニューヨーク州 14120、 ノース・トナワンダ、メープルトン・ロー ド 3852

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロックコポリマーを製造するための方
    法であって、 (a)200から3,500の数平均分子量を有するポ
    リ(テトラメチレンエーテル)グリコールと、触媒量の
    強酸、及びポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール
    を基準にして0.1から20重量パーセントの、2から
    40の炭素原子及び2から6の水酸基を含有するポリオ
    ールとを、水及びテトラヒドロフランを留去しながら9
    0°から150℃の温度で0.5から8時間処理するこ
    と、 (b)存在する何れの中間のポリオールエステルをも対
    応するポリエーテルポリールに加水分解すること、 (c)有機層を水層から分離すること、 (d)ポリオール層を中和すること、 (e)ポリ(テトラメチレンエーテル)のブロック及び
    前記ポリオールから誘導されるブロックを含有するポリ
    エーテルポリオールを回収すること、を具備した製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、強酸が
    10から98wt%濃度の0.1から10wt%の硫酸
    である方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、出発材
    料のポリ(テトラメチレンエーテル)グリコールを基準
    にして、1から5wt%の硫酸が存在する方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法であって、テトラ
    ヒドロフランが窒素パージ下、又は1から760mmHgの
    圧力で留去される方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の方法であって、温度が
    110°から145℃である方法。
  6. 【請求項6】 40から95モルパーセントブロック
    の、200から3,500の数平均分子量を有するポリ
    テトラメチレンエーテル、及び60重量パーセントの、
    ランダムに分散したジオール又はトリオールから誘導さ
    れる(O−CnRn −R1 n −)y のポリアルキレンブロ
    ック若くは式−O−(−Cm2mO−)x −(ここで、
    mは2から13であり、xは1から40である。)の繰
    り返し単位を含むポリアルキレンエーテルブロックを含
    有する1,000から5,000の数平均分子量を有す
    るブロックコポリマーグリコール。
  7. 【請求項7】 ジオール又はジアミンチェーンエクステ
    ンダーとキュアーされる、本発明のブロックコポリマー
    及びジイソシアネートからのポリウレタン。
JP26748993A 1992-10-26 1993-10-26 ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコールのオキソニウムカップリングを経由するブロックコポリエーテル Expired - Lifetime JP3442833B2 (ja)

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US07/965,599 US5284980A (en) 1992-10-26 1992-10-26 Block copolyethers via oxonium coupling of poly(tetramethylene ether) glycols

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