JPH0620696Y2 - 自動車の内装材用紙製段ボール基材 - Google Patents

自動車の内装材用紙製段ボール基材

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JPH0620696Y2
JPH0620696Y2 JP1987109752U JP10975287U JPH0620696Y2 JP H0620696 Y2 JPH0620696 Y2 JP H0620696Y2 JP 1987109752 U JP1987109752 U JP 1987109752U JP 10975287 U JP10975287 U JP 10975287U JP H0620696 Y2 JPH0620696 Y2 JP H0620696Y2
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JP
Japan
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liner
corrugated board
automobiles
liners
paper
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JP1987109752U
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JPS6414817U (ja
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菊池  健
宣直 内藤
毅 矢野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の内装材用紙製段ボール基材に関する。
従来の技術 自動車のルーフトリムやドアトリム等の内装材には、軽
量で、かつ、成形性に富む紙製段ボールを基材としたも
のが各種知られている。この紙製段ボール基材の構造を
第2図によって説明すると、段ボール基材1は波形中芯
2と、該波形中芯2の両側面に貼合したライナー3,3
とからなり、これら波形中芯2とライナー3,3とは、
ポリエチレンフイルム等の熱溶着フイルム4で接着して
ある。この段ボール基材1は図外の熱プレス装置で過
熱,加圧することにより、この熱プレス過程で熱溶着フ
イルム4が軟化,溶融し、型成形後に熱溶着フイルム4
が固化することによって所定形状を保つ。この段ボール
基材1はその車室内側に配置される一側面のライナー3
表面に表皮材5を貼合して内装材として用いられ、この
表皮材5は段ボール基材1の型成形と同時に、あるいは
型成形後に接着される。この類似構造は、例えば実開昭
59−87936号公報に示されている。
考案が解決しようとする問題点 自動車のルーフトリムやドアトリムとして供される場合
には、走行時の車体振動あるいは車体の捩れ現象によっ
て、背面側のライナー3が図外のパネル材を構成するル
ーフパネル,ルーフレインフオース,ピラーインナパネ
ル等と擦れると異音が生じるため、通常は第2図示のよ
うに段ボール基材1の型成形時に背面側となるライナー
3の表面に不織布等からなる吸音シート6を熱溶着フイ
ルム4により接着して、自動車の内装材用に供される場
合にあっても擦れ異音防止を行えるようにしている。こ
のため、コストアップが余儀なくされるばかりでなく、
厚み寸法が増大して薄肉,軽量が要求される内装材とし
て不利となってしまう。そこで、本考案は背面側のライ
ナーに専用の吸音材を配設しなくても、擦れ異音の発生
を抑制することができる内装材用紙製段ボール基材を提
供するものである。
問題点を解決するための手段 波形中芯を挟んで一対のライナーを熱溶着フイルムで接
着し、車室内側に配置される一方のライナーの表面に表
皮材が貼合される紙製段ボール基材において、前記一対
のライナーのうち車体パネル側である背面側に配置され
るライナーの表面に絞加工により絞模様の凹凸面を形成
してある。
作用 段ボール基材の背面が相手パネル材等と擦れる場合、ラ
イナー表面の凹凸面が相手パネル材等と点接触あるいは
線接触して接触面積が極めて小さくなることと併せて、
この絞加工によりライナーの柔らかな紙製が些かも変化
することなく、絞模様が施されているので、この絞模様
が伸縮する弾性作用が得られて擦れ異音の発生を抑制す
る。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1図において、波形中芯2を挟んで一対のライナー
3,3を熱溶着フイルム4で接着して段ボール基材1を
構成し、車室内側に配置される一方のライナー3の表面
に表皮材5を貼合するようにした基本的構造は前記従来
と同様である。ここで、段ボール基材1の車体パネル側
である背面側に配置されるライナー3の表面には、絞加
工によって微細な絞模様の凹凸面10を形成してある。
この絞模様の凹凸面10はライナー3と波形中芯2との
接着工程前に形成され、他側のライナー3表面に貼合さ
れる表皮材5は、図外の熱プレス装置による段ボール基
材1の型成形と同時に、あるいは段ボール基材1の型成
形後に接着される。
以上の実施例構造によれば、例えば自動車のルーフトリ
ム用として供される場合、絞模様の凹凸面10を形成し
たライナー3が図外の車体パネルとしてのルーフパネル
内面に近接もしくは接触状態で配置される。一方、車体
は走行時に振動し、また、コーナリング時等には車体が
微妙に捩れるため、前記ライナー3表面がルーフパネル
内面に擦れるが、該ライナー3表面の絞模様の凹凸面1
0がルーフパネル内面と点接触あるいは線接触して、接
触面積が極く僅かとなることと併せて、この絞模様の凹
凸面10は絞加工によって施されていて、ライナー3の
柔らかな紙質が些かも変化していないため、該凹凸面1
0でその絞模様が伸縮する弾性作用が得られるため、不
快な擦れ異音の発生を抑制することができるのである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、段ボール基材の車体パネ
ル側である背面側のライナー表面には絞加工により絞模
様の凹凸面が形成されていて、該ライナー表面が相手パ
ネル材と擦れる場合でも、前記絞模様の凹凸面により接
触面積を可及的に小さく止めることができることと併せ
て、絞加工によりライナーの柔らかな紙質が些かも変化
することなく絞模様の凹凸面が形成されるので、この凹
凸面で絞模様が伸縮する弾性作用が得られることから擦
れ異音の発生を抑制することができ、従って、従来擦れ
異音防止対策として吸音シートを貼合していたものと較
べて、部品点数を削減できてコストダウンに大きく寄与
できると共に、軽量化を実現できて、紙製段ボール基材
本来の効果を些かも損ねることがないという実用上多大
な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は従来
の構造を示す断面図である。 1…段ボール基材、2…波形中芯、3…ライナー、4…
熱溶着フイルム、10…凹凸面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢野 毅 東京都中央区銀座5丁目12番8号 本州製 紙株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−55108(JP,U) 実開 昭61−165819(JP,U) 実開 昭55−95972(JP,U) 特公 昭61−32181(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】波形中芯を挟んで一対のライナーを熱溶着
    フイルムで接着し、車室内側に配置される一方のライナ
    ーの表面に表皮材が貼合される紙製段ボール基材におい
    て、前記一対のライナーのうち車体パネル側である背面
    側に配置されるライナーの表面に絞加工により絞模様の
    凹凸面を形成したことを特徴とする自動車の内装材用紙
    製段ボール基材。
JP1987109752U 1987-07-17 1987-07-17 自動車の内装材用紙製段ボール基材 Expired - Lifetime JPH0620696Y2 (ja)

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JPS6414817U JPS6414817U (ja) 1989-01-25
JPH0620696Y2 true JPH0620696Y2 (ja) 1994-06-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5355108U (ja) * 1976-10-14 1978-05-11
JPS5595972U (ja) * 1979-12-28 1980-07-03
JPS6132181A (ja) * 1984-07-25 1986-02-14 Hitachi Ltd 伝票読取方式
JPS61165819U (ja) * 1985-04-05 1986-10-15

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