JPH06206736A - 低温焼成基板用ガラス組成物およびそれから得られる基板 - Google Patents
低温焼成基板用ガラス組成物およびそれから得られる基板Info
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- JPH06206736A JPH06206736A JP5235437A JP23543793A JPH06206736A JP H06206736 A JPH06206736 A JP H06206736A JP 5235437 A JP5235437 A JP 5235437A JP 23543793 A JP23543793 A JP 23543793A JP H06206736 A JPH06206736 A JP H06206736A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C10/00—Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition
- C03C10/0054—Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition containing PbO, SnO2, B2O3
Abstract
組成物において、Ag、Ag−Pd、Au、Cu等の低
抵抗導体ペーストと同時焼成でき、高抗折強度(23kg
f/mm2 以上)でかつ低誘電率、低誘電正接等の物性を
有する基板用組成物の提供を目的とする。 【構成】熱処理することにより、ムライトを主結晶相と
し、フォルステライト、スピネル、サフィリンの内少な
くとも1種を副結晶相として析出するガラスであって、
重量%表示で、Al2 O3 が45〜58、SiO2 が2
0〜35、B2 O3 が5〜15、MgOが5〜20、ア
ルカリ金属酸化物が1〜4からなる。
Description
(L)、コンデンサー(C)、抵抗(R)等のチップ部
品等を搭載し、これらをAg、Ag−Pd、Au、Cu
等の低抵抗導体配線により相互接続することのできる低
温焼成多層基板用のガラス組成物に関する。
生機器等に使用される基板材料はAl2 O3 (アルミ
ナ)が一般的であったが、アルミナは焼結温度が約16
00℃と高く、同時焼成用配線導体にタングステン又は
モリブデン等の高融点金属材料を用いている。しかし、
これらの高融点金属材料では電気抵抗が比較的高いた
め、電気抵抗の低い、Ag、Ag−Pd、Au、Cu等
の使用が望まれていた。そこで、焼成温度が約850〜
約1050℃と低く、上記低抵抗導体が使用可能な、低
温焼成基板が各種提案されている。
セラミックス」では、CaO−B2O3 −SiO2 系ガ
ラス55〜60%とアルミナ等のフィラー40〜45%
とを混合し、750〜850℃の低温で焼成した基板が
報告されている。又、特開昭59−83957号公報
「結晶化ガラス体」では、重量%でSiO2 40〜5
2、Al2 O3 27〜37、MgO10〜20、B2 O
3 2〜8、CaO2〜8、ZrO2 0.1〜3からなる
結晶化ガラス成分を粉砕してフリット化し、成形後90
0〜950℃の低温で焼成した基板が報告されている。
しかし、前者はガラス自体の強度が弱いために、基板強
度は15〜19(kgf/mm2 )と低く、後者は、主結晶
相であるコージェライトそのものの強度が弱いために、
基板強度は17〜21(kgf/mm2 )と低い。このよう
に、従来の技術においては、ガラスセラミックスの強度
が弱く、多層基板とした場合に割れ易く、取り扱いに注
意を要する等の問題があった。
ふまえた上で開発された低温焼成基板用ガラス組成物に
関する。すなわち、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなり、熱処理することによ
ってムライトを主結晶相とし、フォルステライト、スピ
ネル及びサフィリンの内、少なくとも1種を副結晶相と
して析出するガラス組成物であることを特徴とする。
成物は、上記基本組成にさらに銅、バナジウム、鉄、ニ
ッケル、マンガン、コバルトの酸化物の内、少なくとも
1種を着色成分として加えることを特徴とし、上記基本
ガラス組成物または上記着色成分を加えたガラス組成物
を成形後、Ag、Ag−Pd、Auのいずれかを主成分
とする導体ペーストで配線を形成し、大気中で焼成する
ことにより白色あるいは着色した低温焼成基板を得るこ
とを特徴とする。
物は、上記基本組成にさらにモリブデン、タングステ
ン、鉄、ニッケル、マンガン、コバルトの酸化物の内、
少なくとも1種を着色成分として加えることを特徴と
し、上記基本ガラス組成物または上記着色成分を加えた
ガラス組成物を成形後、Cuを主成分とする導体ペース
トで配線を形成し、水素を含む還元性雰囲気中で焼成す
ることにより無着色又は着色した低温焼成基板を得るこ
とを特徴とする。
物は、上記基本組成にさらにバナジウム、モリブデン、
鉄の酸化物の内、少なくとも1種を着色成分として加え
ることを特徴とし、上記基本ガラス組成物または上記着
色成分を加えたガラス組成物を成形後、Ag、Ag−P
d、Au、Cuのいずれかを主成分とする導体ペースト
で配線を形成し、中性雰囲気(窒素等の不活性雰囲気)
中で焼成することにより白色あるいは着色した低温焼成
基板を得ることを特徴とする。
は、上記基本ガラス組成物に銅、バナジウム、鉄、ニッ
ケル、マンガン、コバルトの酸化物粉末、金属塩化合物
粉末、金属粉末の内、少なくとも1種を着色フィラ―と
して添加、混合することを特徴とし、それを成形後、A
g、Ag−Pd、Auのいずれかを主成分とする導体ペ
ーストで配線を形成し、大気中で焼成することにより着
色した低温焼成基板を得ることを特徴とする。
上記基本ガラス組成物にモリブデン、タングステン、
鉄、ニッケル、マンガン、コバルトの酸化物粉末、金属
塩化合物粉末、金属粉末の内、少なくとも1種を着色フ
ィラ−として添加、混合することを特徴とし、それを成
形後、Cuを主成分とする導体ペ−ストで配線を形成
し、水素を含む還元性雰囲気中で焼成することにより着
色した低温焼成基板を得ることを特徴とする。
上記基本ガラス組成物にバナジウム、モリブデン、鉄の
酸化物粉末、金属塩化合物粉末、金属粉末の内、少なく
とも1種を着色フィラ−として添加、混合することを特
徴とし、それを成形後、Ag、Ag−Pd、Au、Cu
のいずれかを主成分とする導体ペ−ストで配線を形成
し、中性雰囲気中で焼成することにより着色した低温焼
成基板を得ることを特徴とする。
23kgf/mm2 以上であることを特徴とする。
3 は結晶化ガラス中のムライト(3Al2 O3 ・2Si
O2 )、スピネル(MgO・Al2 O3 )及びサフィリ
ン(4MgO・5Al2 O3 ・2SiO2 )の構成成分
であり、又、残存ガラスの中間酸化物である。Al2 O
3 が45wt%未満では、ムライトの結晶化度が低く、
強度が23kgf/mm2 に達しない。逆に58wt%を越
えると溶融温度が高くなり、失透しやすくなる。
ォルステライト(2MgO・SiO2 )及びサフィリン
の構成成分であり、又、残存ガラスの骨格を形成する。
SiO2 が20wt%未満であると、これらの結晶が析
出しにくくなる。逆に35wt%を越えるとフォルステ
ライト相の代りにコージェライト相が生成し、強度が低
くなる。
未満では溶融温度が高くなりすぎる。逆に15wt%を
越えると結晶化度が下がり、強度が低下する。
とともに、結晶化ガラス中のフォルステライト、スピネ
ル及びサフィリンの構成成分であり、トータルの結晶化
度を高める働きをする。5wt%未満では、これらの結
晶相の析出量が少ないため強度が上らず、また、溶融温
度も高くなる。逆に20wt%を越えると分相領域に入
り、溶融時、失透してしまう。
等を総合的に勘案すると、上記成分中のAl2 O3 は4
7〜53wt%、SiO2 は24〜33wt%、B2 O
3は5〜15wt%、MgOは7〜14wt%であるこ
とが好ましい。
少なくとも2種必須)成分を添加することにより、高温
時におけるガラスの電気伝導度が大きくなるため、電気
溶融の適用が可能となり、クリーンな状態でガラスを溶
融することが可能となる。R2 O成分は、単独で用いる
と結晶化ガラス焼結体の誘電正接(tanδ)を増大さ
せ、絶縁抵抗を低下させる。しかし、2成分以上を同時
に添加し、混合アルカリ効果を利用するとtanδの増
大及び絶縁抵抗の低下を抑制することができる。R2 O
は合計で1wt%未満では、電気溶融時キャリアーとし
ての効果がない。逆にLi2 O、Na2 O、K2 Oのい
ずれかが2wt%を越えるか、その合計が4wt%を越
えると低温焼成基板のtanδの増大及び絶縁抵抗の低
下が起こるばかりでなく、熱膨張係数が大きくなりすぎ
る。上記の理由でR2 Oは1〜4wt%とするが、その
構成比は少なくとも2種が0.3wt%以上であること
が好ましい。また、R2 Oを2成分とする場合はどの2
種の組合せでも良いが、混合アルカリ効果が最も顕著に
現われるLi2 OとK2 Oの組合せが好ましい。R2 O
を3成分添加すると更に効果は著しい。
ス組成中に加えても良い。銅、バナジウム、鉄、ニッケ
ル、マンガン、コバルトの酸化物は大気中で焼成を行う
場合の着色成分である。銅、バナジウム、鉄、ニッケ
ル、マンガン、コバルトの酸化物の内、少なくとも1種
が0.1wt%未満では着色が不十分で外観上好ましく
ない。逆に5wt%を越えると焼結性が低下し、強度が
劣化する。
ッケル、マンガン、コバルトの酸化物は水素を含む還元
性雰囲気中で焼成を行う場合の着色成分である。モリブ
デン、タングステン、鉄、ニッケル、マンガン、コバル
トの酸化物の内、少なくとも1種が0.1wt%未満で
は着色が不十分で外観上好ましくない。逆に5wt%を
越えると焼結性が低下し、強度が劣化する。
物は中性雰囲気中で焼成を行う場合の着色成分である。
バナジウム、モリブデン、鉄の酸化物の内、少なくとも
1種が0.1wt%未満では着色が不十分で外観上好ま
しくない。逆に5wt%を越えると焼結性が低下し、強
度が劣化する。
焼成、中性雰囲気中焼成における着色成分については、
上述のようにガラスの成分として加えても、添加物(フ
ィラ−)として加えても、同様の効果が得られる。着色
成分をフィラ−として基本ガラス組成物の粉末に添加、
混合する場合は、酸化物粉末、炭酸塩、硫酸塩、水酸化
物等の金属塩化合物粉末、金属粉末のいずれを用いても
よい。
上のための合計で3wt%以下のCaO、BaO、Zn
O、結晶化促進剤としての合計で5wt%以下のZrO
2 、SnO2 、結晶化促進剤としての作用の他に融剤と
しての作用も持つ5wt%以下のF2 等を加えても良
い。
g、Ag−Pd、Au、Cu等の低抵抗導体材料と共に
約850〜約1050℃で焼成可能であり、焼成後ムラ
イトを主結晶相とし、副結晶相としてフォルステライ
ト、スピネル及びサフィリンの内少なくとも1種を有
し、抗折強度23kgf/mm2 以上の高強度基板が得られ
る。また、誘電率は7以下とアルミナに比べて低く、信
号ノイズの低減にも効果を有する。熱膨張係数は50〜
70×10-7/℃であり、アルミナに近く、半導体素子
やLCR等の部品搭載においても問題は生じない。ま
た、着色成分を使用した場合には、遮光性を有するため
半導体素子を光から保護すると共にアセンブル上の取扱
いが容易となる。
なるように各成分原料を適宜秤量、調合してバッチを調
製し、表中に示す溶融温度で2〜3時間溶解し、溶融ガ
ラスとする。この溶融ガラスを水冷ロールでフレーク状
に成形する。このガラスをボールミル等で微粉砕し、平
均粒径約2〜5μmのガラス微粉体とする。また、着色
成分をフィラ−として添加する場合には、このガラス微
粉体と混合し、本発明の低温焼成基板用組成物微粉体を
得る。
ルエン、エタノール等の溶剤と共にボールミル中で分散
した後、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸エステ
ル等のバインダー及びDBP、DOP等の可塑剤を加え
スラリー状にし、ドクターブレード法でグリーンシート
に成形する。これを切断・積層後、大気中、水素を含む
還元性雰囲気中もしくは中性雰囲気中で200℃/hの
昇温速度で850〜1050℃まで上げ、この焼成温度
で2時間保持し低温焼成基板を得、誘電率、誘電正接及
び絶縁抵抗を以下に示す方法で測定した。その結果を表
1乃至表6(実施例)及び表7乃至表8(比較例)に示
す。
数、結晶相、抗折強度については本実施例及び比較例で
得られた微粉体を用いて以下に示す方法で測定した。そ
の結果を表1乃至表6(実施例)及び表7乃至表8(比
較例)に示す。
25℃−60%RH、1MHzにおいてインピーダンス
メーターで測定した。
25℃−60%RH、50Vにおいて絶縁抵抗計で測定
した。
れ、室温から20℃/min の昇温速度で上昇させ、転移
点、軟化点、結晶化ピーク温度を測定した。
測定した結晶化ピーク温度まで200℃/hで昇温し、
その温度で2時間保持し焼結したサンプルを室温から1
0℃/min の昇温速度で上昇させ、熱膨張係数(30〜
400℃の平均値、単位:10-7/℃)を測定した。
た後、粉末X線回析により測定した。
01に準じて加工し、3点曲げによりその強度を測定し
た。
て、多層配線基板を試作した。上記グリーンシートにパ
ンチングによりヴィアホールを形成し、Ag、Ag−P
d、Au、Cu等の低抵抗金属粉体からなるペーストを
スクリーン印刷法によりヴィアに充填、さらに所望のパ
ターンを印刷し、回路を形成する。次いで各層を熱圧着
法により積層し、切断後、焼成を行う。Ag、Ag−P
d、Au導体の場合は、大気中もしくは中性雰囲気中で
100〜200℃/hの昇温速度で850〜1000℃
まで上げ、この温度で1〜3時間保持し、多層基板を得
る。Cu導体の場合は、弱酸化性もしくは非酸化性雰囲
気で脱バインダーを完全に行った後、Cuの酸化防止の
ために水素を含む還元性雰囲気中もしくは中性雰囲気中
850〜1050℃で焼成を行う。こうして得られた多
層基板の配線抵抗は低く、導体層の接着強度も十分であ
った。また、導体層の半田濡れ性も良好であり、強固な
リード付が可能であった。
他に以下の着色成分をガラス組成中に加えても良い。
銅、バナジウム、鉄、ニッケル、マンガン、コバルトの
酸化物は大気中で焼成を行う場合の着色成分である。
銅、バナジウム、鉄、ニッケル、マンガン、コバルトの
酸化物の内、少なくとも1種が必要である。そしてその
合計量が0.1wt%未満では着色が不十分で外観上好
ましくない。逆にその合計量が5wt%を越えると焼結
性が低下し、強度が劣化する。
ッケル、マンガン、コバルトの酸化物は水素を含む還元
性雰囲気中で焼成を行う場合の着色成分である。モリブ
デン、タングステン、鉄、ニッケル、マンガン、コバル
トの酸化物の内、少なくとも1種が必要である。そして
その合計量が0.1wt%未満では着色が不十分で外観
上好ましくない。逆にその合計量が5wt%を越えると
焼結性が低下し、強度が劣化する。
物は中性雰囲気中で焼成を行う場合の着色成分である。
バナジウム、モリブデン、鉄の酸化物の内、少なくとも
1種が必要である。そしてその合計量が0.1wt%未
満では着色が不十分で外観上好ましくない。逆にその合
計量が5wt%を越えると焼結性が低下し、強度が劣化
する。
た後、粉末X線回折により測定した。
Claims (14)
- 【請求項1】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなる低温焼成基板用ガラス
組成物。 - 【請求項2】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須) 銅、バナジウム、モリブデン、タングステン、鉄、ニッ
ケル、マンガン、コバルトの酸化物の内少なくとも1
種:0.1〜5% からなる低温焼成基板用ガラス組成物。 - 【請求項3】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなる低温焼成基板用ガラス
組成物の粉末100重量部に対し、銅、バナジウム、モ
リブデン、タングステン、鉄、ニッケル、マンガン、コ
バルトの酸化物粉末、金属塩化合物粉末、金属粉末の内
少なくとも1種0.1〜5重量部をフィラ―として添
加、混合した低温焼成基板用組成物。 - 【請求項4】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなる低温焼成基板用ガラス
組成物の粉末を成形し、その上にAg、Ag−Pd、A
uのいずれかを主成分とする導体ペーストで配線を形成
した後、大気中もしくは中性雰囲気中で焼成して作製さ
れる低温焼成基板。 - 【請求項5】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなる低温焼成基板用ガラス
組成物の粉末を成形し、その上にCuを主成分とする導
体ペーストで配線を形成した後、水素を含む還元性雰囲
気中もしくは中性雰囲気中で焼成して作製される低温焼
成基板。 - 【請求項6】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須) 銅、バナジウム、鉄、ニッケル、マンガン、コバルトの
酸化物の内少なくとも1種:0.1〜5% からなる低温焼成基板用ガラス組成物の粉末を成形し、
その上にAg、Ag−Pd、Auのいずれかを主成分と
する導体ペーストで配線を形成した後、大気中で焼成し
て作製される低温焼成基板。 - 【請求項7】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須) モリブデン、タングステン、鉄、ニッケル、マンガン、
コバルトの酸化物の内少なくとも1種:0.1〜5% からなる低温焼成基板用ガラス組成物の粉末を成形し、
その上にCuを主成分とする導体ペーストで配線を形成
した後、水素を含む還元性雰囲気中で焼成して作製され
る低温焼成基板。 - 【請求項8】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須) バナジウム、モリブデン、鉄の酸化物の内少なくとも1
種:0.1〜5% からなる低温焼成基板用ガラス組成物の粉末を成形し、
その上にAg、Ag−Pd、Au、Cuのいずれかを主
成分とする導体ペーストで配線を形成した後、中性雰囲
気中で焼成して作製される低温焼成基板。 - 【請求項9】 熱処理することによりムライトを主結
晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリン
の内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラスで
あって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなる低温焼成基板用ガラス
組成物の粉末100重量部に対し、銅、バナジウム、
鉄、ニッケル、マンガン、コバルトの酸化物粉末、金属
塩化合物粉末、金属粉末の内少なくとも1種0.1〜5
重量部をフィラ―として添加、混合して成形し、その上
にAg、Ag−Pd、Auのいずれかを主成分とする導
体ペーストで配線を形成した後、大気中で焼成して作製
される低温焼成基板。 - 【請求項10】 熱処理することによりムライトを主
結晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリ
ンの内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラス
であって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなる低温焼成基板用ガラス
組成物の粉末100重量部に対し、モリブデン、タング
ステン、鉄、ニッケル、マンガン、コバルトの酸化物粉
末、金属塩化合物粉末、金属粉末の内少なくとも1種
0.1〜5重量部をフィラ―として添加、混合して成形
し、その上にCuを主成分とする導体ペーストで配線を
形成した後、水素を含む還元性雰囲気中で焼成して作製
される低温焼成基板。 - 【請求項11】 熱処理することによりムライトを主
結晶相とし、フォルステライト、スピネル及びサフィリ
ンの内少なくとも1種を副結晶相として析出するガラス
であって、酸化物の重量%表示で: Al2 O3 :45〜58% SiO2 :20〜35% B2 O3 : 5〜15% MgO : 5〜20% Li2 O : 0〜 2% Na2 O : 0〜 2% K2 O : 0〜 2% 但し、Li2 O+Na2 O+K2 O:1〜4% (少なくとも2種必須)からなる低温焼成基板用ガラス
組成物の粉末100重量部に対し、バナジウム、モリブ
デン、鉄の酸化物粉末、金属塩化合物粉末、金属粉末の
内少なくとも1種0.1〜5重量部をフィラ―として添
加、混合して成形し、その上にAg、Ag−Pd、A
u、Cuのいずれかを主成分とする導体ペーストで配線
を形成した後、中性雰囲気中で焼成して作製される低温
焼成基板。 - 【請求項12】 ガラスの熱処理後、抗析強度が23
kgf/mm2 以上であることを特徴とする請求項1または
2に記載の低温焼成基板用ガラス組成物。 - 【請求項13】 ガラスとフィラーの混合物の熱処理
後、抗析強度が23kgf/mm2 以上であることを特徴と
する請求項3に記載の低温焼成基板用組成物。 - 【請求項14】 抗析強度が23kgf/mm2 以上であ
ることを特徴とする請求項4乃至11のいずれかに記載
の低温焼成基板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23543793A JP3375181B2 (ja) | 1992-11-21 | 1993-08-26 | 低温焼成基板用ガラス組成物およびそれから得られる低温焼成基板 |
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