JPH06206549A - ウレタン被覆ステアリングホイール - Google Patents
ウレタン被覆ステアリングホイールInfo
- Publication number
- JPH06206549A JPH06206549A JP1957593A JP1957593A JPH06206549A JP H06206549 A JPH06206549 A JP H06206549A JP 1957593 A JP1957593 A JP 1957593A JP 1957593 A JP1957593 A JP 1957593A JP H06206549 A JPH06206549 A JP H06206549A
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- JP
- Japan
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- polyurethane foam
- semi
- glyceride
- steering wheel
- polyol
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 芯金部と被覆部とからなるステアリングホイ
ールにおいて、被覆部が水発泡によるインテグラルスキ
ンを有する半硬質ポリウレタンフォーム又は革巻き半硬
質ポリウレタンフォームからなる場合、フォームが大気
中の湿気を吸うことによって硬度低下してくる。この問
題を解決する耐湿性のインテグラルスキンを有する半硬
質ポリウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタン
フォームで被覆部が形成されたステアリングホイールを
提供する。 【構成】 ステアリングホイールはその被覆部を形成す
るインテグラルスキンを有する半硬質ポリウレタンフォ
ーム又は革巻き半硬質ポリウレタンフォームが、使用す
るポリオール100重量部当たり炭素原子数10以上で
水酸基1個を含む不飽和脂肪酸のグリセライドを1〜4
0重量部添加し、発泡剤として水を使用することによ
り、目的とする耐湿性のポリウレタンフォームを得た。
ールにおいて、被覆部が水発泡によるインテグラルスキ
ンを有する半硬質ポリウレタンフォーム又は革巻き半硬
質ポリウレタンフォームからなる場合、フォームが大気
中の湿気を吸うことによって硬度低下してくる。この問
題を解決する耐湿性のインテグラルスキンを有する半硬
質ポリウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタン
フォームで被覆部が形成されたステアリングホイールを
提供する。 【構成】 ステアリングホイールはその被覆部を形成す
るインテグラルスキンを有する半硬質ポリウレタンフォ
ーム又は革巻き半硬質ポリウレタンフォームが、使用す
るポリオール100重量部当たり炭素原子数10以上で
水酸基1個を含む不飽和脂肪酸のグリセライドを1〜4
0重量部添加し、発泡剤として水を使用することによ
り、目的とする耐湿性のポリウレタンフォームを得た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯金部と被覆部とから
なり、被覆部がインテグラルスキンを有する半硬質ポリ
ウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタンフォー
ムからなるステアリングホイールに関する。
なり、被覆部がインテグラルスキンを有する半硬質ポリ
ウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタンフォー
ムからなるステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のステアリングホイールに
おける被覆部はインテグラルスキンを有する半硬質ポリ
ウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタンフォー
ムからなり、その発泡剤としてはインテグラルスキンを
有する半硬質ポリウレタンフォームにはフロンが、革巻
き半硬質ポリウレタンフォームには水が使用されてい
た。しかし近年フロンはオゾン層破壊物質としてその使
用が削減されつつある。そこで従来のフロン発泡のポリ
ウレタンフォームに替わるものとして、水発泡のポリウ
レタンフォームが採用されるようになりつつある。水発
泡のインテグラルスキンを有する半硬質ポリウレタンフ
ォームはフロン発泡のインテグラルスキンを有する半硬
質ポリウレタンフォームに比べてそのスキン層表面に気
泡(フォームセル)が多くなる。従来スキン層表面は大
気中の湿気や人体の汗がフォームの内部へ侵入するのを
防ぐ等いわゆる表面材の役目をしていたが、その役目を
果たせなくなって来る。即ち、湿気や汗がフォームの中
へ入るとフォームは膨潤することによりその硬度低下等
ステアリングホイール被覆部の機能低下を起こす。又革
巻き半硬質ポリウレタンフォームの場合、ポリウレタン
フォームを成形した後、革を巻くまでの間に大気中の湿
気を吸うことによって、フォームが硬度低下する問題が
あった。
おける被覆部はインテグラルスキンを有する半硬質ポリ
ウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタンフォー
ムからなり、その発泡剤としてはインテグラルスキンを
有する半硬質ポリウレタンフォームにはフロンが、革巻
き半硬質ポリウレタンフォームには水が使用されてい
た。しかし近年フロンはオゾン層破壊物質としてその使
用が削減されつつある。そこで従来のフロン発泡のポリ
ウレタンフォームに替わるものとして、水発泡のポリウ
レタンフォームが採用されるようになりつつある。水発
泡のインテグラルスキンを有する半硬質ポリウレタンフ
ォームはフロン発泡のインテグラルスキンを有する半硬
質ポリウレタンフォームに比べてそのスキン層表面に気
泡(フォームセル)が多くなる。従来スキン層表面は大
気中の湿気や人体の汗がフォームの内部へ侵入するのを
防ぐ等いわゆる表面材の役目をしていたが、その役目を
果たせなくなって来る。即ち、湿気や汗がフォームの中
へ入るとフォームは膨潤することによりその硬度低下等
ステアリングホイール被覆部の機能低下を起こす。又革
巻き半硬質ポリウレタンフォームの場合、ポリウレタン
フォームを成形した後、革を巻くまでの間に大気中の湿
気を吸うことによって、フォームが硬度低下する問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ステアリングホイ
ールの場合、被覆部の水発泡によるインテグラルスキン
を有する半硬質ポリウレタンフォーム及び革巻き前の半
硬質ポリウレタンフォームが大気中の湿気を吸うことに
よって、フォームが硬度低下する問題がある。本発明は
この問題を解決する耐湿性の半硬質ポリウレタンフォー
ムで被覆部が形成されたステアリングホイールを提供す
ることである。
ールの場合、被覆部の水発泡によるインテグラルスキン
を有する半硬質ポリウレタンフォーム及び革巻き前の半
硬質ポリウレタンフォームが大気中の湿気を吸うことに
よって、フォームが硬度低下する問題がある。本発明は
この問題を解決する耐湿性の半硬質ポリウレタンフォー
ムで被覆部が形成されたステアリングホイールを提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るステアリングホイールはその被覆部を
形成するポリウレタンフォームは、使用するポリオール
100重量部当たり炭素原子数10以上で水酸基1個以
上含む不飽和脂肪酸のグリセライドを1〜40重量部好
ましくは5〜20重量部添加し、発泡剤として水を使用
することを特徴とする。その場合ポリイソシアネート成
分とポリオール成分(ポリオール、グリセライド、触
媒、水の混合液)とを混合して反応させる方法(ワンシ
ョット法)とポリイソシアネートとグリセライドとを予
め反応させてイソシアネートプレポリマーを作成した
後、このイソシアネートプレポリマー成分とポリオール
成分とを混合して反応させる方法(プレポリマー法)の
何れかの方法が採られる。
め、本発明に係るステアリングホイールはその被覆部を
形成するポリウレタンフォームは、使用するポリオール
100重量部当たり炭素原子数10以上で水酸基1個以
上含む不飽和脂肪酸のグリセライドを1〜40重量部好
ましくは5〜20重量部添加し、発泡剤として水を使用
することを特徴とする。その場合ポリイソシアネート成
分とポリオール成分(ポリオール、グリセライド、触
媒、水の混合液)とを混合して反応させる方法(ワンシ
ョット法)とポリイソシアネートとグリセライドとを予
め反応させてイソシアネートプレポリマーを作成した
後、このイソシアネートプレポリマー成分とポリオール
成分とを混合して反応させる方法(プレポリマー法)の
何れかの方法が採られる。
【0005】ステアリングホイールの芯金部は金型内に
取り付けられ、金型温度は40〜60℃に温調される。
ポリイソシアネート(又はイソシアネートプレポリマ
ー)成分とポリオール成分(ポリオール、グリセライ
ド、触媒、水の混合液)は各タンクに充填されて20〜
40℃に温調された後、ポリイソシアネート(又はイソ
シアネートプレポリマー)成分とポリオール成分は反応
射出成形機で上記金型内に注入される。注入量は被覆部
(半硬質ポリウレタンフォーム)の密度が0.30〜
0.70kg/klの所望の設定密度になるように決定
される。
取り付けられ、金型温度は40〜60℃に温調される。
ポリイソシアネート(又はイソシアネートプレポリマ
ー)成分とポリオール成分(ポリオール、グリセライ
ド、触媒、水の混合液)は各タンクに充填されて20〜
40℃に温調された後、ポリイソシアネート(又はイソ
シアネートプレポリマー)成分とポリオール成分は反応
射出成形機で上記金型内に注入される。注入量は被覆部
(半硬質ポリウレタンフォーム)の密度が0.30〜
0.70kg/klの所望の設定密度になるように決定
される。
【0006】使用されるグリセライドは他のポリオール
との相溶性も良く、安定性にも優れている。製造される
水発泡によるインテグラルスキンを有する半硬質ポリウ
レタンフォーム及び革巻き半硬質ポリウレタンフォーム
は疎水性が十分付与されて耐湿性が非常に優れたものと
なる。グリセライドの使用量が1重量部未満ではフォー
ムの耐湿性が不十分となり、40重量部超過ではフォー
ムの基本物性が不満足となる。
との相溶性も良く、安定性にも優れている。製造される
水発泡によるインテグラルスキンを有する半硬質ポリウ
レタンフォーム及び革巻き半硬質ポリウレタンフォーム
は疎水性が十分付与されて耐湿性が非常に優れたものと
なる。グリセライドの使用量が1重量部未満ではフォー
ムの耐湿性が不十分となり、40重量部超過ではフォー
ムの基本物性が不満足となる。
【0007】使用されるグリセライド等配合剤について
下記に説明する。
下記に説明する。
【0008】炭素原子数10以上で水酸基1個以上含む
不飽和脂肪酸としては、ヒドロキシウンデシレン酸、ヒ
ドロキシオレイン酸、ヒドロキシセトレイン酸、ヒドロ
キシリノール酸、ヒドロキシリノレイン酸、ヒドロキシ
アラキドン酸、ヒドロキシステアロール酸、ヒドロキシ
オクタデセン酸等のヒドロキシ不飽和脂肪酸及びその縮
合物、ヒドロキシ不飽和脂肪酸のマレイン酸等の付加
物、ヒドロキシ不飽和脂肪酸のエトキシレート、その他
ヒドロキシ不飽和脂肪酸の反応物等が挙げられる。
不飽和脂肪酸としては、ヒドロキシウンデシレン酸、ヒ
ドロキシオレイン酸、ヒドロキシセトレイン酸、ヒドロ
キシリノール酸、ヒドロキシリノレイン酸、ヒドロキシ
アラキドン酸、ヒドロキシステアロール酸、ヒドロキシ
オクタデセン酸等のヒドロキシ不飽和脂肪酸及びその縮
合物、ヒドロキシ不飽和脂肪酸のマレイン酸等の付加
物、ヒドロキシ不飽和脂肪酸のエトキシレート、その他
ヒドロキシ不飽和脂肪酸の反応物等が挙げられる。
【0009】ポリオールはポリエーテルポリオール、ポ
エステルポリオール及びポリマーポリオールから選ばれ
る。
エステルポリオール及びポリマーポリオールから選ばれ
る。
【0010】ポリエーテルポリオールとしては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、トリメチロールプロパン、トリエチレング
リコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサ
メチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、1,4ブ
チレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリエタノールアミン、マントール、ズ
ルシトール、テトラメチロールシクロヘキサン、エチレ
ンジアミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジア
ミン、ジエチレントリアミン、2,2,6,6−テトラ
キス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサノール、メチル
グルコシド、ネオペンチルグリコール、蔗糖等の夛価ア
ルコール類とエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドの付
加重合によって得られる化合物等のポリエーテルポリオ
ールが挙げられる。
ングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、トリメチロールプロパン、トリエチレング
リコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサ
メチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、1,4ブ
チレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリエタノールアミン、マントール、ズ
ルシトール、テトラメチロールシクロヘキサン、エチレ
ンジアミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジア
ミン、ジエチレントリアミン、2,2,6,6−テトラ
キス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサノール、メチル
グルコシド、ネオペンチルグリコール、蔗糖等の夛価ア
ルコール類とエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドの付
加重合によって得られる化合物等のポリエーテルポリオ
ールが挙げられる。
【0011】ポリエステルポリオールとしては、上記夛
価アルコール類とマレイン酸、琥珀酸、アジピン酸、セ
バシン酸、酒石酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の夛
塩基酸類との縮合反応により得られる化合物、ε−カプ
ロラクトン、γ−バレロラクトン等のラクトン類の開環
重合により得られる化合物等のポリエステルポリオール
挙げられる。
価アルコール類とマレイン酸、琥珀酸、アジピン酸、セ
バシン酸、酒石酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の夛
塩基酸類との縮合反応により得られる化合物、ε−カプ
ロラクトン、γ−バレロラクトン等のラクトン類の開環
重合により得られる化合物等のポリエステルポリオール
挙げられる。
【0012】ポリマーポリオールとしては、エチレン性
不飽和單量体、例えばアクリロニトリル、スチレン、メ
チルメタクリレート等の一種以上の混合物を前記ポリエ
ーテルポリオールと反応分散させて得られるポリマー分
散ポリオールが挙げられる。
不飽和單量体、例えばアクリロニトリル、スチレン、メ
チルメタクリレート等の一種以上の混合物を前記ポリエ
ーテルポリオールと反応分散させて得られるポリマー分
散ポリオールが挙げられる。
【0013】ポリイソシアネートとしては次のものが挙
げられる。 1.キシリレンジイソシアネート、ポリフェニルメタン
ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ナ
フタレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物、或はこれらの重合物の単独又は二種以上の混
合物。 2.上記イソシアネート化合物とポリオール化合物等の
活性水素化合物とを反応させて得られる末端にイソシア
ネート基を有するプレポリマー。 3.分子内にアロファネート結合、イソシアヌレート結
合、カルボジイミド結合等を含有し、末端にイソシアネ
ート基を有する化合物。
げられる。 1.キシリレンジイソシアネート、ポリフェニルメタン
ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ナ
フタレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物、或はこれらの重合物の単独又は二種以上の混
合物。 2.上記イソシアネート化合物とポリオール化合物等の
活性水素化合物とを反応させて得られる末端にイソシア
ネート基を有するプレポリマー。 3.分子内にアロファネート結合、イソシアヌレート結
合、カルボジイミド結合等を含有し、末端にイソシアネ
ート基を有する化合物。
【0014】発泡剤としては水が使用される。
【0015】触媒としては錫触媒又は/及びアミン触媒
が使用される。錫触媒としては、酢酸第一錫、オクタン
酸第一錫、ラウリン酸第一錫、オレイン酸第一錫等のカ
ルボン酸第一錫、ジブチルチンジアセテート、ジブチル
チンジラウレート、ジブチルチンマレエート、ジブチル
チンジ−2−エチルヘキソエート、ジラウリルチンジア
セテート、ジオクチルチンジアセテート等のカルボン酸
ジアルキル錫塩、水酸化トリオクチル錫、水酸化トリブ
チル錫、水酸化トリメチル錫等の水酸化トリアルキル
錫、酸化ジブチル錫、酸化ジオクチル錫、酸化ジラウリ
ル錫等の酸化ジアルキル錫、二塩化ジブチル錫、二塩化
ジオクチル錫等の二塩化ジアルキル錫等が挙げられる。
が使用される。錫触媒としては、酢酸第一錫、オクタン
酸第一錫、ラウリン酸第一錫、オレイン酸第一錫等のカ
ルボン酸第一錫、ジブチルチンジアセテート、ジブチル
チンジラウレート、ジブチルチンマレエート、ジブチル
チンジ−2−エチルヘキソエート、ジラウリルチンジア
セテート、ジオクチルチンジアセテート等のカルボン酸
ジアルキル錫塩、水酸化トリオクチル錫、水酸化トリブ
チル錫、水酸化トリメチル錫等の水酸化トリアルキル
錫、酸化ジブチル錫、酸化ジオクチル錫、酸化ジラウリ
ル錫等の酸化ジアルキル錫、二塩化ジブチル錫、二塩化
ジオクチル錫等の二塩化ジアルキル錫等が挙げられる。
【0016】アミン触媒としては、トリエチルアミン、
ベンジルジメチルアミン、トリエチレンジアミン、テト
ラメチルブタンジアミン、2−メチル−トリエチレンジ
アミン等の第三級アミン、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7及びそのフェノール塩、
ステアリン酸塩、オレイン酸塩、蟻酸塩等の1,8−ジ
アザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7の塩等が挙
げられる。
ベンジルジメチルアミン、トリエチレンジアミン、テト
ラメチルブタンジアミン、2−メチル−トリエチレンジ
アミン等の第三級アミン、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7及びそのフェノール塩、
ステアリン酸塩、オレイン酸塩、蟻酸塩等の1,8−ジ
アザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7の塩等が挙
げられる。
【0017】その他、必要に応じて整泡剤が添加され
る。整泡剤としては、ポリシロキサン/アルキレンオキ
サイド共重合体等が挙げられる。
る。整泡剤としては、ポリシロキサン/アルキレンオキ
サイド共重合体等が挙げられる。
【0018】
【実施例】以下本発明の効果を確認するために行った実
施例について、比較例と共に説明する。各例において、
必要な材料を25℃に温調した後、その配合比に従い、
まづポリオール、グリセライド、触媒、水を混合し、そ
の混合液にポリイソシアネートを添加してミキサーで7
秒間混合攪拌し、予め40℃に温調された金型に直ちに
注入し発泡硬化させた。予め硬度(JIS−C)を測定
した発泡成形品を30℃,40%RH及び30℃,90
%RHの各恒温恒湿相に24時間入れた後再び硬度を測
定し、硬度変化を算出した。本発明はこれらに限定され
るものではない。なお実施例及び比較例中における部は
すべて重量部で表した。
施例について、比較例と共に説明する。各例において、
必要な材料を25℃に温調した後、その配合比に従い、
まづポリオール、グリセライド、触媒、水を混合し、そ
の混合液にポリイソシアネートを添加してミキサーで7
秒間混合攪拌し、予め40℃に温調された金型に直ちに
注入し発泡硬化させた。予め硬度(JIS−C)を測定
した発泡成形品を30℃,40%RH及び30℃,90
%RHの各恒温恒湿相に24時間入れた後再び硬度を測
定し、硬度変化を算出した。本発明はこれらに限定され
るものではない。なお実施例及び比較例中における部は
すべて重量部で表した。
【0019】 比較例 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 配合ポリオール1 70部 70部 70部 70部 70部 70部 ポリオール2 26 26 26 26 26 26 ポリオール3 4 4 4 4 4 4 グリセライド1 − 5 10 20 30 40 触媒1 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 水(発泡剤) 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 イソシアネート1 10 10 10 10 10 10 イソシアネート2 40 40 40 40 40 40 フォーム密度(kg/kl) 150 155 160 175 190 200 フォーム硬度(JIS−C) 60 65 65 65 60 60 30゜C,40%RH,24Hr後の変化 +1 ±0 ±0 ±0 ±0 ±0 30゜C,90%RH,24Hr後の変化−13 −9 −5 −5 −10 −12
【0020】注)ポリオール1:住友バイエルウレタン
製SBUポリオール0319(ポリプロピレングリコー
ルのプロピレンオキサイドとエチレンオキサイド付加ポ
リエーテルポリオール) ポリオール2:三洋化成工業製サンニックスFA−72
8R(グリセリンのプロピレンオキサイドとエチレンオ
キサイド付加ポリエーテルをベースにアクリロニトリル
を反応させたポリマーポリオール) ポリオール3:エチレングリコール グリセライド1:12−ヒドロキシオクタデセン酸のグ
リセライド 触媒1:三共エヤープロダクツ製Dabco33LV
(トリエチレンジアミンの33%ジエチレングリコール
溶液) イソシアネート1:三菱化成ダウ製Isonate11
2(カルボジイミド変性プレポリマー) イソシアネート2:武田バディッシェウレタン製ルプラ
ネートM20(ポリメチレンポリフェニレンポリイソシ
アネート)
製SBUポリオール0319(ポリプロピレングリコー
ルのプロピレンオキサイドとエチレンオキサイド付加ポ
リエーテルポリオール) ポリオール2:三洋化成工業製サンニックスFA−72
8R(グリセリンのプロピレンオキサイドとエチレンオ
キサイド付加ポリエーテルをベースにアクリロニトリル
を反応させたポリマーポリオール) ポリオール3:エチレングリコール グリセライド1:12−ヒドロキシオクタデセン酸のグ
リセライド 触媒1:三共エヤープロダクツ製Dabco33LV
(トリエチレンジアミンの33%ジエチレングリコール
溶液) イソシアネート1:三菱化成ダウ製Isonate11
2(カルボジイミド変性プレポリマー) イソシアネート2:武田バディッシェウレタン製ルプラ
ネートM20(ポリメチレンポリフェニレンポリイソシ
アネート)
【0021】
【発明の効果】本発明によるステアリングホイールは、
その被覆部を形成するインテグラルスキンを有する半硬
質ポリウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタン
フォームにおいて、その耐湿性が優れているので、大気
中の湿気によってフォームが硬度低下する問題を解決出
来た。
その被覆部を形成するインテグラルスキンを有する半硬
質ポリウレタンフォーム又は革巻き半硬質ポリウレタン
フォームにおいて、その耐湿性が優れているので、大気
中の湿気によってフォームが硬度低下する問題を解決出
来た。
Claims (2)
- 【請求項1】芯金部と被覆部とからなり、その被覆部が
インテグラルスキンを有する半硬質ポリウレタンフォー
ム又は革巻き半硬質ポリウレタンフォームからなり、そ
のポリウレタンフォームに使用するポリオール100重
量部当たり炭素原子数10以上で水酸基1個以上含む不
飽和脂肪酸のグリセライドを1〜40重量部添加し、発
泡剤として水を使用することを特徴とするウレタン被覆
ステアリングホイール。 - 【請求項2】炭素原子数10以上で水酸基1個以上含む
不飽和脂肪酸のグリセライドとポリイソシアネートとを
予め反応させて作成したイソシアネートプレポリマーを
使用する請求項1記載のウレタン被覆ステアリングホイ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1957593A JPH06206549A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ウレタン被覆ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1957593A JPH06206549A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ウレタン被覆ステアリングホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206549A true JPH06206549A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=12003087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1957593A Pending JPH06206549A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ウレタン被覆ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06206549A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023074676A1 (ja) * | 2021-11-01 | 2023-05-04 | 東ソー株式会社 | ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物 |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP1957593A patent/JPH06206549A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023074676A1 (ja) * | 2021-11-01 | 2023-05-04 | 東ソー株式会社 | ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物 |
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