JP2002513829A - 充填ポリオール成分の粘度減少化 - Google Patents

充填ポリオール成分の粘度減少化

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JP2002513829A JP2000547149A JP2000547149A JP2002513829A JP 2002513829 A JP2002513829 A JP 2002513829A JP 2000547149 A JP2000547149 A JP 2000547149A JP 2000547149 A JP2000547149 A JP 2000547149A JP 2002513829 A JP2002513829 A JP 2002513829A
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マクファーランド,デイヴィッド
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ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、中程度の分子量のポリオール類を使用し、約1.5未満の比重と、25℃で約100,000センチポイズ未満の粘度とを有する充填ポリオール組成物に関する。本発明の充填ポリオール類は、充填ポリウレタン組成物の製造に特に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、充填ポリオール類(filled polyol)、充填ポリウレタン類及びそれ
らの製造法に関する。発明の背景 反応射出成形法(RIM)は、ポリウレタン成形部品の広く知られた製造法である
。RIM法では、硫酸バリウムまたは他の充填剤物質を充填したポリオール成分と
イソシアネート成分とを反応させて、充填ポリウレタンエラストマーを製造する
。充填ポリウレタン類は、自動車用の防音などの非常に多くの用途で使用するこ
とができる。防音用に使用する場合には、充填ポリウレタン類は少なくとも約1.
5の比重でなければならない。
【0002】 少なくとも約1.5の比重を有する充填ポリウレタン類を得る際に長い間未解決
であった問題は、この比重を与えるために十分量の充填剤を充填したポリオール
は、100,000センチポイズ(cps)を超える粘度をもつということである。これでは
、RIM法で充填ポリオールを使用することが非実用的即ち不可能になってしまう
【0003】 従って、RIM法で使用することができ、少なくとも約1.5の比重を有する充填ポ
リウレタンを提供し、且つ25℃における粘度が約100,000センチポイズ未満であ
る、充填ポリオールが求められている。発明の概要 本発明は、少なくとも約1.5の比重と25℃において約100,000センチポイズ未満
の粘度とを有する充填ポリオール類に関する。充填ポリオール類は、粉末化充填
剤物質を含んだ、低分子量ポリオール類、ポリテトラメチレングリコール類、中
程度の分子量のトリオール類及び中程度の分子量のジオール類、並びにそれらの
混合物の任意の少なくとも一種のポリオールを含むことができる。充填剤物質は
、少なくとも約1.5の比重と25℃において約100,000センチポイズ未満の粘度であ
るのに十分量で配合する。
【0004】 本発明はさらに、上記充填ポリオール組成物と、2.0以上の官能価を有する芳
香族イソシアネートまたは2.0以上の官能価を有する脂肪族イソシアネートとの
反応生成物である充填ポリウレタンに関する。
【0005】 本発明は、約100,000センチポイズ未満の粘度を有し、RIM法で使用して充填ポ
リウレタン類を製造することができる充填ポリオール類を都合良く提供する。 本発明は、100゜Fに加熱したアルミニウムプレート上で約15秒でタックフリー
状態に硬化する充填ポリウレタン類を都合良く製造することができる。本発明で
製造した充填ポリウレタン類の比重は、約1.5〜約10、好ましくは約1.6〜約3、
より好ましくは約1.7〜約2.0、最も好ましくは約1.8を変動することができる。
【0006】 表記発明について概説してきたが、以下の詳細な説明及び非限定的な実施例を
参照として以下に本発明を詳細に説明する。発明の詳細な説明 以下の商品名の物質について示す。
【0007】 アクロール(Acrol)LHT-240は、Lyondell Chemical製の数平均分子量700のプ
ロポキシル化グリセロールである。 アクロール(Acrol)LG 168は、Lyondell Chemical製の数平均分子量約1065の
グリセロール開始化全プロピレンオキシドトリオール(glycerol initiated al
l propylene oxide triol)である。
【0008】 アクロール(Acrol)PPG 425は、Lyondell Chemical製の数平均分子量約425の
ポリオキシプロピレンジオールである。 アクロール(Acrol)PPG 725は、Lyondell Chemical製の数平均分子量約760の
ポリオキシプロピレンジオールである。
【0009】 アンチブレーズ(Antiblaze)100は、Albright&Wilson Co.製の難燃剤である
。 バイリス(Baylith)L及びバイリス(Baylith)A4は、Bayer Chemical.製のモレ
キュラーシーブである。モレキュラーシーブはポリウレタンエラストマーを発泡
させるために水を存在させないようにするために使用する。
【0010】 ダブコ(Dabco)33 LVは、Air Products and Chemicals Co.製の三級アミ
ン触媒である。 ダブコ(Dabco)T 12は、Air Products and Chemicals Co.製の錫触媒であ
る。
【0011】 ダブコ(Dabco)8154は、Air Products and Chemicals Co.製の三級アミン
触媒である。 ダブコ(Dabco)Tは、Air Products and Chemicals Co.製の三級アミン触媒
である。
【0012】 ダブコ(Dabco)1027は、Air Products and Chemicals Co.製の三級アミン
触媒である。 デスモジュール(Desmodur)Wは、Bayer Chemical製の脂肪族イソシアネートで
ある。
【0013】 DETDAはAlbemarle Corporation製の一級アミンである。 ホムレツ(Fomrez)UL1は、Witco Chemical製の錫触媒である。 フィコール(Fycol)2は、AKZO chemical製の難燃剤である。
【0014】 フィコール(Fycol)6は、AKZO chemical製の難燃剤である。 フィコール(Fycol)CEFは、AKZO chemical製の難燃剤である。 グレートレイクス(Great Lakes)DE60Fは、Great Lakes Chemical Co.製の
難燃剤である。
【0015】 ジェファミン(Jeffamine)T403は、Huntsman Chemical製の一級トリアミン末
端基化ポリエーテルポリオールである。 ジェファミン(Jeffamine)D-230は、Huntsman Chemical製の一級ジアミン末端
基化ポリエーテルポリオールである。
【0016】 ジェファミン(Jeffamine)D-400は、Huntsman Chemical製の一級ジアミン末端
基化ポリエーテルポリオールである。 ポーラー(Polar)1065硫酸バリウムは、Polar Minerals製であり、約3〜4.5ミ
クロンサイズの粒径である。
【0017】 ポーラー(Polar)1075硫酸バリウムは、Polar Minerals製であり、約2ミクロ
ン〜約3ミクロンのメジアン粒径サイズである。 ポリキャット(Polycat)8は、Air Products & Chemicals Co.製のアミン
触媒である。
【0018】 ポリキャット(Polycat)77は、Air Products & Chemicals Co.製のアミン
触媒である。 ポリ(Poly)G 20-28は、Arch Chemical製の4000の分子量(MW)の全プロピレン
オキシドジオールである。
【0019】 ポリ(Poly)G-55-173は、Arch Chemical製の650の分子量(MW)のエチレンオキ
シドキャップ化ジオールである。 ポリ(Poly)G 30-56は、Arch Chemical製の3000の分子量(MW)の全プロピレン
オキシドトリオールである。
【0020】 ルビノール(Rubinol)F 428は、ICI America製の連鎖末端にエチレンオキシ
ドをもつ、2000当量のプロピレンオキシド、エチレンオキシドポリエーテルトリ
オールである。
【0021】 ルビナート(Rubinate)Mは、ICI America製のポリメリックジフェニルメタン
ジイソシアネートである。 ルビナート(Rubinate)1209は、ICI America製のウレトミン変性4,4'ジフェニ
ルメタンジイソシアネートのプレポリマーである。
【0022】 ルビナート(Rubinate)1680は、ICI America製の29〜30%NCOのウレトニミン変
性ピュア4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートである。 ルビナート(Rubinate)1790は、ICI America製の23%NCOの4,4'-ジフェニルメ
タンジイソシアネートイソシアネートプレポリマーである。
【0023】 ルビナート(Rubinate)1670は、ICI America製の4,4'ジフェニルメタンジイソ
シアネートのウレトニミン変性プレポリマーである。 ルビノール(Rubinol)XF 460は、ICI America製の分子量3740のエチレンオキ
シドキャップ化ジオールである。
【0024】 ルビノール(Rubinol)F 456は、ICI America製の分子量(MW)2000の全プロピ
レンオキシドトリオールである。 ステパノール(Stepanol)1752は、Stepan Chemical製の、水酸基価175、分子
量640の、オルトフタレート(orthophalate)及びジエチレングリコールをベース
とするポリエステルジオールである。
【0025】 TCPPは、Courtaulds Chemical製の難燃剤/可塑剤である。 ユニレッツ(Unirez)2115は、Union Camp Co.製の一級アミンである。 本明細書中で記載したように、分子量(MW)は数平均分子量を意味する。低分子
量とは、約62〜約460の分子量を意味するものとする。中程度の分子量とは、約4
25〜約1100の分子量を意味するものとする。
【0026】 本発明により、充填剤物質及び添加剤をポリオールと混合して、約1.5〜約10.
0の比重の充填ポリオール組成物を得る。本発明の充填ポリオールの粘度は、25
℃で約100,000cps未満であり、好ましくは25℃で90,000cps未満であり、より好
ましくは25℃で約60,000未満であり、最も好ましくは25℃で約20,000cps未満で
ある。充填ポリオールをイソシアネートと反応させて、充填ポリウレタンを製造
する。ポリオール類 種々のポリオール類を本発明で使用することができる。使用するポリオール類
は、分子量、官能価、及び組成をベースとして選択する。本発明で使用し得るポ
リオール類としては、それぞれが約1000以下の分子量をもつ低分子量ポリエステ
ルポリオール類及び低分子量ポリテトラメチレングリコール類、中程度の分子量
トリオールまたはジオール類、アクロール(Acrol)PPG-425、アクロール(Acrol)P
PG-725、プロピレンオキシドキャップ化及びエチレンオキシドキャップ化の中程
度の分子量ジオール類、好ましくはポリ(Poly)-G-55-173;中程度の分子量のジ
オール類、例えば、アクロール(Acrol)PPG 725とアクロール(Acrol)PPG 425と
のブレンド、エチレンオキシド(EO)キャップ化ジオール類、例えば、ポリ(Poly)
G-55-173と中程度の分子量のポリエーテルジオール類、例えば、アクロール(Acr
ol)PPG-425とのブレンド、中程度の分子量のトリオール類、例えば、アクロール
(Arcol)LHT-240及びアクロール(Acrol)LG-168、並びにこれらのジオール及びト
リオール類とのブレンドが挙げられる。本発明で使用し得る中程度の分子量のト
リオール類の例としては、約700〜約3000、好ましくは約500〜約900、より好ま
しくは約600〜約800の分子量をもつポリアルキレントリオール類及びトリオール
類のブレンドが挙げられる。トリオールの約80重量%〜約100重量%は約400〜約10
00の分子量であるのが好ましい。使用するポリオール類は中程度の分子量ジオー
ル類、例えば、アクロール(Acrol)PPG-425、アクロール(Acrol)PPG-725及びポリ
(Poly)G-55-173であるのが最も好ましい。添加剤 種々の添加剤物質を充填ポリオール組成物中に配合することができる。これら
の添加剤としては、単独、または組み合わせた、触媒、例えば、ダブコ(Dabco)3
3LV、スラッキング剤(slacking agent)、例えば、バイリス(Baylith)L、及び難
燃剤、例えば、TCPP、グレートレイクス(Great Lakes)DE60F、フィコール(Fyco
l)2、フィコール(Fycol)6、フィコール(Fycol)CEFまたはアンチブレーズ(Antibl
aze)100が挙げられる。充填剤物質 種々の不活性充填剤物質をポリオールと混合して、25℃において約100,000セ
ンチポイズ未満の粘度をもつ約1.5を越える比重の充填ポリオールを得ることが
できる。粉末状のこれらの充填剤物質としては、硫酸塩、例えば、硫酸バリウム
及び硫酸ストロンチウム;炭酸塩、例えば、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭
酸ストロンチウム、及び炭酸マグネシウム;酸化物、例えば、酸化鉄、アルミナ
、酸化タングステン、酸化チタン、珪灰石及び二酸化珪素;珪酸塩、例えば、ク
レー;金属充填剤、例えば、Bi及びPb、並びに炭素が挙げられるが、これらに限
定されない。充填剤は硫酸バリウムであるのが好ましい。
【0027】 充填剤の粒径は広範囲を変動し得る。しかしながら、粒径は、充填剤が充填ポ
リウレタンエラストマーから沈澱するほど大きくてはいけない。硫酸バリウム充
填剤の有用な粒径は、約2〜約4.5ミクロンであり、好ましくは約3〜約4.5ミクロ
ンである。炭酸カルシウムは約3.5〜約4.5ミクロンの粒径で使用することができ
、約44ミクロン未満の粒径のK-ライト(K-lite)ガラスビーズなどのガラスビーズ
を使用することができる。上記開示の他の充填剤の粒径は、当業者によって容易
に決定することができる。イソシアネート類 充填ポリオール類と反応させるイソシアネート類としては、2.0以上の官能価
、好ましくは約2.0〜約3.0の官能価、最も好ましくは約2.2〜約2.7の官能価の芳
香族または脂肪族イソシアネート類、例えば、ルビナート(Rubinate)1209、ルビ
ナート(Rubinate)M、ルビナート(Rubinate)1790、ルビナート(Ruminate)1670ま
たはデスモジュール(Desmodur)Wが挙げられ、ルビナート(Rubinate)1209が好ま
しい。イソシアネート類の例としては、トルエンジイソシアネート、トルエンジ
イソシアネートプレポリマー、4,4ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4'MDI)
、ポリメリック4,4'MDI、4,4'MDIモノマーと4,4'オリゴマーとのブレンド、ピュ
ア4,4'MDI及びその異性体が挙げられ、ポリメリック4,4'MDI MDIが好ましい。
これらのイソシアネート類は室温で液体であり、25℃において約2000センチポイ
ズ未満、好ましくは25℃において約1000センチポイズ未満、より好ましくは25℃
において約500センチポイズ未満の粘度を有する。好ましくは、イソシアネート
を使用する。充填ポリオール類の製造 以下の実施例において、充填ポリオール類は、高剪断混合下、室温でポリオー
ル類と種々の添加剤とを前混合することによって製造する。次いで充填剤物質を
高剪断混合下で、徐々に添加する。好ましい態様では、本発明の充填ポリオール
類は、以下のものを含む。
【0028】
【表1】
【0029】 好ましい上記ポリオール配合物において、ダブコ(Dabco)33LVを、アミン触媒、
例えば、ダブコ(Dabco)8154、ポリキャット(Polycat)8、ダブコ(Dabco)T、ダブ
コ(Dabco)1027またはポリキャット(Polycat)77で置き換えることができる。ホム
レズ(Fomrez)UL1は、単独または組み合わせて、金属触媒、たとえば、ジブチル
錫ラウレート、ホムレズ(Fomrez)UL-22、スタナスオクトエート、または酢酸錫
で置き換えることができる。バイリス(Baylith)L粉末は、酸化カルシウムなどの
スレーキング剤(slaking agent)で置き換えることができる。
【0030】 別の態様では、好ましい充填ポリオール配合物は、連鎖延長剤として、単独ま
たは組み合わせて1,4ブタンジオール、1,3ブタンジオール、ジエチレングリコー
ル、またはトリエチレングリコールを配合して、高い剛性の充填ポリウレタンフ
ォームを製造することができる。連鎖延長剤は、約10重量部以下の量の1,4ブタ
ンジオールであるのが好ましい。
【0031】 さらに別の態様では、好ましい充填ポリオール配合物は、垂直壁に噴霧する際
に、反応射出成形した充填ポリウレタンフォームが流れてしまうのを最小化する
ためにアミン末端基化ポリエーテルポリオールを配合して、充填ポリウレタン配
合物を迅速にゲル化させることができる。他のアミン末端基化物質、例えば、単
独またはジェファミン(Jeffamine)T-403と組み合わせた、例えば、DETDA、ユニ
レッツ(Unirez)2115、ジェファミン(Jeffamine)D-230、ジェファミン(Jeffamine
D-400)も使用することができる。好ましくは、約6重量部以下の量のジェファミ
ン(Jeffamine)T-403を使用することができる。
【0032】 さらに別の態様では、好ましい充填ポリオール配合物としては、いずれも連鎖
延長剤の、好ましくは1,4ブタンジオールと、アミン末端化ゲル化触媒、好まし
くはジェファミン(Jeffamine)T-403を配合することができる。
【0033】 最も好ましくは、充填ポリウレタン反応系は、ルビナート(Rubinate)1209イソ
シアネートと、
【0034】
【表2】
【0035】 とを有する充填ポリオール配合物を含む。ルビナート(Rubinate)1209は、インデ
ックス100に等しい、充填ポリオール配合物100部あたり約14.1部の量で好ましい
充填ポリオール配合物と反応させる。
【0036】 インデックス100で、25℃及び2000PSIのルビナート(Rubinate)1209と、49℃の
ポリオール配合物を2000PSIで衝突混合(impingement mix)すると、この好まし
い上記反応系から製造した充填ポリウレタン類は、以下の特性:
【0037】
【表3】
【0038】 を有する。 本発明の充填ポリオール類の粘度を表Iに示す。全ての量は重量部である。実
施例17〜19以外の表Iの全ての実施例において、硫酸バリウムはポーラー(Polar)
1065硫酸バリウムである。実施例17〜19では、ポーラー(Polar)1075硫酸バリウ
ムを使用する。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】
【表8】
【0044】 充填ポリウレタン類の製造 本発明で製造する充填ポリウレタン類は、ポリイソシアネート類と一緒に反応
射出成形して充填ポリウレタン類を製造する。反応射出成形の間、通常、約25℃
のイソシアネートを、通常約49℃の充填ポリオールと衝撃混合する。イソシアネ
ートと充填ポリオールは通常、反応時、それぞれ約2000PSIの混合圧である。
【0045】 製造した充填ポリウレタン類の特性を表IV及びVに示す。表IIに示されている
充填ポリウレタン類の分子量/架橋結合(Mc)は、以下のようにして計算する。Mc=
(最終正味ポリマー重量)/(官能価2.0以上のポリオールの総モル+化学量論的に
等価以上のイソシアネートのモル+官能価2.0以上のイソシアネートの総モル)
【0046】
【表9】
【0047】
【表10】
【0048】
【表11】
【0049】 充填ポリウレタン類はRIMにより製造するのが好ましい。本発明の充填ポリウ
レタン類を製造するための他の方法としては、逆ロールコーティング及びドクタ
ーブレーディングが挙げられる。本発明の充填ポリウレタン類は、自動車の防音
パッケージ、例えば、ダッシュインシュレーター上の内部層(mass layer)、カ
ーペット裏打ち、操舵室または、高比重エラストマーの必要な任意の用途で使用
することができる。充填ポリウレタン類の他の用途としては、機械、例えば、コ
ンプレッサ、工業用発電機、重装備若しくは重いトラックの防音が挙げられる。
非-自動車用途では、これらのポリウレタン類は、単独で、またはノイズを減ら
す為の金属構造体への用途のデカップラーと組み合わせて、及びオフィスの壁の
防音材として使用することができる。他の用途としてスピーカーのハウジングで
の使用が挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 4J002 CK041 DA016 DA066 DE236 DG046 DJ006 DL006 FD016 4J034 BA08 CA04 CC08 CD04 DG04 KA01 KD12 MA01 MA02 MA03 MA04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中程度の分子量のトリオール類、中程度の分子量のジオール類
    、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも一種のポリオールと
    粉末化充填剤物質とを含む、少なくとも約1.5の比重と25℃で約100,000センチポ
    イズ未満の粘度とを有する充填ポリオール組成物であって、少なくとも約1.5の
    比重と25℃で約100,000センチポイズ未満の粘度とをもつ前記組成物を得るのに
    十分な量で前記充填剤物質が配合されていることを特徴とする前記充填ポリオー
    ル組成物。
  2. 【請求項2】 前記中程度の分子量のトリオール類が約700の分子量のプロポ
    キシル化グリセロールと、約1065の分子量のグリセロール開始化全プロピレンオ
    キシドトリオールからなる群から選択され、前記中程度の分子量のジオール類が
    約425の分子量のポリオキシプロピレンジオール類、約760の分子量のポリオキシ
    プロピレンジオール類、及び650の分子量のエチレンオキシドキャップ化ジオー
    ル類からなる群から選択される、請求項1に記載の充填ポリオール組成物。
  3. 【請求項3】 前記粉末充填剤物質が、硫酸塩、炭酸塩、酸化物、珪酸塩、ガ
    ラス、金属及び炭素からなる群から選択される、請求項2に記載の充填ポリオー
    ル組成物。
  4. 【請求項4】 前記充填剤物質の粒径が約2〜約44ミクロンの範囲である、請
    求項3に記載の充填ポリオール組成物。
  5. 【請求項5】 三級アミン触媒をさらに含む請求項4に記載の組成物であって
    、前記充填剤物質が硫酸バリウムであり、前記ポリオールが分子量650のエチレ
    ンオキシドキャップ化ジオールである、前記組成物。
  6. 【請求項6】 約650の分子量の前記エチレンオキシドキャップ化ジオールを
    約90〜約100重量部で前記組成物に配合し、前記硫酸バリウムを約160〜約450重
    量部で前記組成物に配合する、請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記三級アミン触媒を約0.5〜約2.0重量部の量で配合する、請
    求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 1,4ブタンジオール、1,3ブタンジオール、ジエチレングリコー
    ル、トリエチレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される連
    鎖延長剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 一級トリアミン末端基化触媒をさらに含む、請求項1に記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 連鎖延長剤と一級トリアミン末端基化触媒をさらに含む、請
    求項1に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 分子量650のエチレンオキシドキャップ化ジオール約100部、
    アミン触媒約0.9部、錫触媒約0.3部、及び約3ミクロン〜約4.5ミクロンの粒径を
    持つ硫酸バリウム約350部を含む、少なくとも約1.5の比重と25℃で約100,000未
    満の粘度とを有する充填ポリオール組成物。
  12. 【請求項12】 一級ポリエーテルポリオール約2.0部をさらに含む、請求項
    11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 少なくとも約1.5の比重と25℃で約100,000センチポイズ未満
    の粘度とを持つ充填ポリオール組成物と、2.0以上の官能価を持つ芳香族イソシ
    アネートまたは2.0以上の官能価を持つ脂肪族イソシアネートとの反応生成物を
    含む充填ポリウレタンであって、前記ポリオール組成物は中程度の分子量トリオ
    ール類と中程度の分子量のジオール、それらの混合物からなる群から選択される
    少なくとも一種のポリオールと、少なくとも約1.5の比重と25℃で約100,000セン
    チポイズ未満の粘度とを有する前記組成物を得るのに十分量で配合される粉末化
    充填剤物質とを含むことを特徴とする、該充填ポリウレタン。
  14. 【請求項14】 前記中程度の分子量のトリオール類が、約700の分子量のプ
    ロポキシル化グリセロール類と約1065の分子量のグリセロール開始化全プロピレ
    ンオキシドトリオール類からなる群から選択され、前記中程度の分子量のジオー
    ル類が約425の分子量のポリオキシプロピレンジオール類、約725の分子量のポリ
    オキシプロピレンジオール類、及び650の分子量のエチレンオキシドキャップ化
    ジオール類からなる群から選択され、前記イソシアネートが約2.0〜約3.0の官能
    価をもつ、請求項13に記載の充填ポリオール組成物。
  15. 【請求項15】 前記粉末充填剤物質が、硫酸塩、炭酸塩、酸化物、珪酸塩、
    ガラス、金属及び炭素からなる群から選択され、前記イソシアネートが約2.2〜
    約2.7の官能価をもつ、請求項14に記載の充填ポリオール組成物。
  16. 【請求項16】 前記充填剤の粒径が約2〜約44ミクロンの範囲であり、前記
    イソシアネートが脂肪族イソシアネート、約75%のウレトニミン変性4,4'ジフェ
    ニルメタンジイソシアネートプレポリマーと約25%の鎖末端にエチレンオキシド
    が存在する2000当量のプロピレンオキシド、エチレンオキシドポリエーテルトリ
    オールとを有するイソシアネートプレポリマー、ポリメリック4,4'ジフェニルメ
    タンジイソシアネート、約23%の遊離NCO基をもつ4,4'ジフェニルメタンジイソシ
    アネートプレポリマー、及び4,4'メチレンジフェニルジイソシアネートのウレト
    ニミン変性プレポリマーからなる群から選択される、請求項15に記載の充填ポ
    リオール組成物。
  17. 【請求項17】 アミン触媒をさらに含む請求項16に記載の組成物であって
    、前記充填剤物質は硫酸バリウムであり、前記ポリオールは650の分子量のエチ
    レンオキシドキャップ化ジオールであり、前記イソシアネートは約75%のウレト
    ニミン変性4,4'ジフェニルメタンジイソシアネートプレポリマーと約25%の鎖末
    端にエチレンオキシドが存在する2000当量のプロピレンオキシド、エチレンオキ
    シドポリエーテルトリオールとを有するイソシアネートプレポリマーである、前
    記組成物。
  18. 【請求項18】 650の分子量の前記エチレンオキシドキャップ化ジオールが
    約90〜約100重量部で前記組成物中に配合され、前記硫酸バリウムが約160〜約45
    0重量部で前記組成物に配合されている、請求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記アミン触媒を約0.5〜約2.0重量部で配合する、請求項1
    8に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 1,4ブタンジオール、1.3ブタンジオール、ジエチレングリコ
    ール、トリエチレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される
    連鎖延長剤をさらに含む、請求項14に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 一級アミン末端基化ポリエーテルポリオールをさらに含む、
    請求項14に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 連鎖延長剤と一級アミン末端基化ポリエーテルポリオールを
    さらに含む、請求項14に記載の組成物。
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