JPH08198929A - 常温硬化性組成物 - Google Patents

常温硬化性組成物

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JPH08198929A
JPH08198929A JP7012100A JP1210095A JPH08198929A JP H08198929 A JPH08198929 A JP H08198929A JP 7012100 A JP7012100 A JP 7012100A JP 1210095 A JP1210095 A JP 1210095A JP H08198929 A JPH08198929 A JP H08198929A
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JP
Japan
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polyol
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cesium
polyoxyalkylene polyol
curable composition
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JP7012100A
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Ichiro Kamemura
一郎 亀村
Joichi Saito
譲一 斎藤
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Asahi Glass Co Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/26Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds
    • C08G65/2642Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds characterised by the catalyst used
    • C08G65/2645Metals or compounds thereof, e.g. salts
    • C08G65/2648Alkali metals or compounds thereof

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Abstract

(57)【要約】 【構成】セシウム系触媒を用いて製造されたポリオキシ
アルキレンポリオールを主成分とするポリオールと有機
ポリイソシアネートを反応させて得られるイソシアネー
ト基末端ポリウレタンプレポリマーを硬化成分とする常
温硬化性組成物、および該プレポリマーと硬化剤として
第2のポリオキシアルキレンポリオールを硬化成分とす
る常温硬化性組成物。 【効果】硬化物がピンホールがきわめて少なく外観に優
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は常温にて硬化し、仕上が
り外観に優れた、シーリング材、防水材、床材用途の常
温硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】末端にイソシアネート基を有するポリウ
レタンプレポリマーは、それ単独で大気中の水分と反応
し硬化する一液型組成物と活性水素化合物からなる硬化
剤と混合することにより硬化する二液型組成物に用いら
れている。これら一液ないし二液型の硬化性組成物は、
シーリング材、防水材、床材等の建築材料や土木材料等
の分野で幅広く利用されている。近年、材料への高信頼
性が求められるに伴い、硬化後にピンホール等の泡がよ
り少ない外観を示すシーリング材、防水材、床材が求め
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタン系硬化性
組成物においてピンホール等の泡が少なく、外観に優れ
た硬化物を得るためには、消泡剤を添加する方法、溶剤
を添加して初期粘度を下げる方法等がある。しかしいず
れもピンホールをなくし、満足しうる外観を得るのは困
難であった。
【0004】また、ジエチル亜鉛、塩化鉄、金属ポルフ
ィリン、複金属シアン化物錯体等を触媒に用いて得られ
る、低水酸基価、低不飽和度のポリオキシアルキレンポ
リオールを使用した硬化性組成物も提案されているが、
ピンホールの減少の効果はあまりなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決し、柔軟で高伸度であることを損なわずに、ピン
ホールのきわめて少ない硬化物を得ることを目的とする
下記の発明である。
【0006】セシウム系触媒を用いて製造されたポリオ
キシアルキレンポリオールを主成分とするポリオールと
有機ポリイソシアネートを反応させて得られるイソシア
ネート基末端ポリウレタンプレポリマーを硬化成分とす
る常温硬化性組成物。
【0007】セシウム系触媒を用いて製造された第1の
ポリオキシアルキレンポリオールを主成分とするポリオ
ールと有機ポリイソシアネートを反応させて得られるイ
ソシアネート基末端ポリウレタンプレポリマーと第2の
ポリオキシアルキレンポリオールの組み合わせを硬化成
分とする常温硬化性組成物。
【0008】本発明の常温硬化性組成物は、ポリウレタ
ンプレポリマー単独を硬化成分とする水分硬化性の一液
型硬化性組成物と、硬化剤としてポリオキシアルキレン
ポリオール等を用いる二液型硬化性組成物に分けること
ができる。
【0009】本発明ではセシウム系触媒を用いて製造さ
れたポリオキシアルキレンポリオールを使用する。セシ
ウム系触媒としては、たとえばセシウム金属、水酸化セ
シウム、セシウムメトキシド、セシウムエトキシド等の
セシウムアルコキシド、酢酸セシウム、安息香酸セシウ
ム、乳酸セシウム、炭酸セシウムを主成分とするものが
好ましい。特に水酸化セシウムを主成分とするものが好
ましい。
【0010】ポリオキシアルキレンポリオールは、触媒
の存在下、多官能の開始剤にモノエポキシドを反応させ
て製造される。
【0011】モノエポキシドは、エポキシ環を1個有す
る化合物であり、たとえばアルキレンオキシドやグリシ
ジルエーテル、グリシジルエステルなどがある。好まし
いモノエポキシドはエチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオ
キシド、スチレンオキシド、その他のアルキレンオキシ
ドであり、特にプロピレンオキシドやブチレンオキシド
が好ましい。
【0012】特に好ましいポリオキシアルキレンポリオ
ールは、プロピレンオキシドを主に用いて得られるプロ
ピレンオキシド残基(即ち、オキシプロピレン基)を7
0重量%以上のポリオキシプロピレン系ポリオールであ
る。
【0013】開始剤としては、ポリヒドロキシ化合物、
アミン化合物、ポリヒドロキシ化合物、およびこれらに
比較的少量のモノエポキシドやジエポキシドを反応させ
て得られる目的物よりも低分子量のポリオキシアルキレ
ンポリオールがある。好ましくは、多価アルコール、多
価フェノール、およびこれらに比較的少量のアルキレン
オキシドを反応させて得られる目的物よりも低分子量の
ポリオキシアルキレンポリオールである。
【0014】具体的には、エチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ブタンジオール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、デキスト
ロース、ビスフェノールA、ビスフェノールS、および
これらにプロピレンオキシドを反応して得られるポリオ
キシプロピレンポリオールがある。これら開始剤は2種
以上使用することもできる。
【0015】セシウム系触媒を用いて製造されたポリオ
キシアルキレンポリオールの水酸基価(OHV、単位:
mgKOH/g)は3.7〜37であることが好まし
い。特に好ましくは10〜30である。
【0016】該ポリオキシアルキレンポリオールの水酸
基数は、2〜8であることが好ましく、特に2〜6であ
ることが好ましい。硬化剤を使用しない場合は、平均し
て2を超えることが好ましい。特に、2.5以上、最も
好ましくは約3以上である。硬化剤を使用しない場合ポ
リオキシアルキレンポリオールの水酸基数が2であると
架橋部分がないためポリオキシアルキレンポリオールが
特に高分子量である場合に硬化物の強度が不充分となる
恐れがある。硬化剤を使用する場合硬化剤の官能基数が
2を超える場合は、該ポリオキシアルキレンポリオール
の水酸基数は2であってもよい。
【0017】ポリオキシアルキレンポリオールの総不飽
和度(USV、単位:meq/g)は式(1)を満たす
ことが好ましい。
【0018】
【数2】
【0019】特に、総不飽和度(USV、単位:meq
/g)は0.13以下が好ましい。また、ポリオキシア
ルキレンポリオールの分子量が比較的低い場合(たとえ
ば、水酸基価が28.05〜37.4の場合)、その総
不飽和度は0.05以下であることが好ましい。総不飽
和度が高い場合には、タックの増大や硬化速度の低下を
招く。
【0020】イソシアネート基含有ポリウレタンプレポ
リマーはポリオキシアルキレンポリオールと種々の有機
のポリイソシアネート化合物をポリイソシアネート化合
物過剰の条件で反応させて得られる。ポリオキシアルキ
レンポリオールは上記セシウム系触媒で製造されたポリ
オキシアルキレンポリオールが主として使用されるが、
場合により他のポリオキシアルキレンポリオールと併用
してもよい。
【0021】特に、n個の水酸基を有するポリオキシア
ルキレンポリオール1モルに0.6n〜nモルのポリイ
ソシアネート化合物を反応させて得られるイソシアネー
ト基含有ポリウレタンプレポリマーが好ましい。
【0022】なお、ポリイソシアネート化合物の使用量
は未反応物が残る量であってもよく、またその未反応物
の量が多すぎる場合は反応終了後未反応ポリイソシアネ
ート化合物を除去することもできる。得られるイソシア
ネート基含有ポリウレタンプレポリマーのイソシアネー
ト基含量は0.1〜5重量%が好ましい。
【0023】有機ポリイソシアネートとしてはイソシア
ネート基を2以上有する芳香族系、脂環族系または脂肪
族系のポリイソシアネート、それら2種類以上の混合
物、およびそれらを変成して得られる変成ポリイソシア
ネートがある。具体的にはたとえばトリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート(通称クルードMD
I)、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのポ
リイソシアネートやそれらのプレポリマー変性体、ヌレ
ート変性体、ウレア変性体、カルボジイミド変性体など
が挙げられる。
【0024】本発明の常温硬化性組成物は、上記ポリウ
レタンプレポリマー単独を硬化成分とする水分硬化性の
一液型硬化性組成物として使用することも、硬化剤とし
てポリオキシアルキレンポリオール等を用いる二液型硬
化性組成物として使用することもできる。
【0025】二液型硬化性組成物として使用する場合、
硬化剤としてのポリオキシアルキレンポリオールを使用
する。このポリオキシアルキレンポリオール(第2のポ
リオキシアルキレンポリオール)は、前記のセシウム系
触媒を用いて製造されるポリオキシアルキレンポリオー
ルであることが特に好ましい。しかし、セシウム系以外
のアルカリ触媒などで製造されたポリオキシアルキレン
ポリオールであってもよい。
【0026】また、第2のポリオキシアルキレンポリオ
ールの水酸基数は2〜8が好ましい。第1のポリオキシ
アルキレンポリオールの水酸基数が2を超える場合、第
2のポリオキシアルキレンポリオールの水酸基数は2で
あってもよい。第1のポリオキシアルキレンポリオール
の水酸基数が2である場合、硬化剤としての第1のポリ
オキシアルキレンポリオールの水酸基数は2を超えるこ
とが好ましい。
【0027】また、硬化剤として第2のポリオキシアル
キレンポリオールとともに、ポリアミンを使用してもよ
い。ポリアミンとしては芳香族ジアミンが好ましく、特
にハロゲンを含む芳香族ジアミンが好ましい。
【0028】一液型硬化性組成物と二液型硬化性組成物
に使用された全ポリオキシアルキレンポリオールのう
ち、前記のセシウム系触媒で製造されたポリオキシアル
キレンポリオールの割合は10重量%以上であることが
必要である。より好ましくは、30重量%〜全量であ
る。他のポリオキシアルキレンポリオールは低分子量で
あってもよく、通常の不飽和度を有するものであっても
よい。好ましい他のポリオキシアルキレンポリオール
は、水酸基価が70以下のおよび/または総不飽和度が
0.15以下の、前記のセシウム系触媒以外の触媒で製
造されたポリオキシアルキレンポリオールである。
【0029】硬化反応にあたっては、硬化促進触媒を使
用してもしなくてもよい。硬化促進触媒としてはアルキ
ルチタン酸塩、有機ケイ素チタン酸塩、オクチル酸錫お
よびジブチル錫ジラウレート等のようなカルボン酸の金
属塩、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエート等のよ
うなアミン塩並びに他の酸性触媒および塩基性触媒を使
用しうる。また安定剤や劣化防止剤等を併用すれば、さ
らにすぐれた耐候性や耐熱性を付与しうる。本発明の組
成物にはさらに必要であれば補強剤、充填剤、可塑剤、
顔料、タレ止め剤などを含ませてもよい。
【0030】補強剤としてはカーボンブラック、微粉末
シリカなどが、充填剤としては炭酸カルシウム、タル
ク、クレイ、シリカなどが、可塑剤としてはジオクチル
フタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルアジペー
ト、塩素化パラフィンおよび石油系可塑剤などが、顔料
には酸化鉄、酸化クロム、酸化チタンなどの無機顔料お
よびフタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンな
どの有機顔料が、タレ止め剤として有機酸処理炭酸カル
シウム、水添ひまし油、ステアリン酸アルミニウム、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、微粉末シリ
カなどがあげられる。
【0031】本発明の常温硬化性組成物はシーリング
材、防水材、床材などに使用することが好ましい。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。部は重量部を示
す。
【0033】実施例で用いたポリオールA〜Jの水酸基
数、水酸基価(単位:mgKOH/g)、総不飽和度
(単位:meq/g)を表1に示す。ポリオールA〜D
は水酸化セシウムを用いて、ポリオールEは亜鉛ヘキサ
シアノコバルテート錯体触媒を用いて、ポリオールF〜
Jはセシウム系触媒以外のアルカリ触媒を用いて、合成
したポリオキシプロピレンポリオールである。
【0034】ポリイソシアネートZは日本ポリウレタン
工業製のT−80(2,4および2,6−トリレンジイ
ソシアネートを80/20(重量比)で混合したもの)
である。
【0035】(実施例1)ポリオールA 100部にポ
リイソシアネートZ 5.3部を加え、反応容器中で1
00℃で5時間反応を行い、遊離イソシアネート基含量
1.2重量%のポリウレタンプレポリマーを得た。一
方、硬化剤としてはポリオールC 100部とジオクチ
ルフタレート35部、樹脂酸処理炭酸カルシウム203
部、酸化チタン9部、オクチル酸鉛(鉛含量20%、以
下同じ)1.5部の混合物をニーダーにて均一混合して
均質なペースト状分散物としたものを用いた。
【0036】このプレポリマーからなる主剤100部と
硬化剤426部を均一になるまでよく混合し、2mm厚
のシート状に成型し、25℃にて7日間硬化させた。物
性測定のためさらに50℃にて7日間養生して完全硬化
物とし、このシートの物性を測定した。
【0037】(実施例2)ポリオールA 100部にポ
リイソシアネートZ 5.3部を加え、反応容器中で1
00℃で5時間反応を行い、遊離イソシアネート基含量
1.2重量%のポリウレタンプレポリマーを得た。一
方、硬化剤としてはポリオールA 100部とジオクチ
ルフタレート42部、樹脂酸処理炭酸カルシウム198
部、酸化チタン11部、オクチル酸鉛2部の混合物をニ
ーダーにて均一混合して均質なペースト状分散物とした
ものを用いた。
【0038】このプレポリマーからなる主剤100部と
硬化剤321部を均一になるまでよく混合し、2mm厚
のシート状に成型し、25℃にて7日間硬化させた。物
性測定のためさらに50℃にて7日間養生して完全硬化
物とし、このシートの物性を測定した。
【0039】(実施例3)ポリオールB 100部にポ
リイソシアネートZ 5.3部を加え、反応容器中で1
00℃で5時間反応を行い、遊離イソシアネート基含量
1.2重量%のポリウレタンプレポリマーを得た。一
方、硬化剤としてはポリオールB 100部とジオクチ
ルフタレート42部、樹脂酸処理炭酸カルシウム203
部、酸化チタン10部、オクチル酸鉛2部の混合物をニ
ーダーにて均一混合して均質なペースト状分散物とした
ものを用いた。
【0040】このプレポリマーからなる主剤100部と
硬化剤315部を均一になるまでよく混合して2mm厚
のシート状に成型し、25℃にて7日間硬化させた。物
性測定のためさらに50℃にて7日間養生して完全硬化
物とし、このシートの物性を測定した。
【0041】(比較例1)ポリオールF 25部とポリ
オールG 75部の混合物にポリイソシアネートZ 1
3.1部を加え、反応容器中で100℃で5時間反応を
行い、遊離イソシアネート基含量2.8重量%のポリウ
レタンプレポリマーを得た。一方、硬化剤としてはポリ
オールG 100部とジオクチルフタレート41部、樹
脂酸処理炭酸カルシウム135部、酸化チタン11部、
オクチル酸鉛2部の混合物をニーダーにて均一混合して
均質なペースト状分散物としたものを用いた。
【0042】このプレポリマーからなる主剤100部と
硬化剤349部を均一になるまでよく混合して2mm厚
のシート状に成型し、25℃にて7日間、50℃にて7
日間養生したが、硬化物は軟弱で充分硬化せず実用に耐
えなかった。
【0043】(実施例4)ポリオールA 50部とポリ
オールC 50部の混合物にポリイソシアネートZ
4.4部を加え、反応容器中で100℃で5時間反応を
行い、遊離イソシアネート基含量1.0重量%のポリウ
レタンプレポリマーを得た。
【0044】このプレポリマー100部に対してジオク
チルフタレート50部、樹脂酸処理炭酸カルシウム50
部、酸化チタン10部を加え、ニーダーにて均一混合し
て均質な一液型ポリウレタン系硬化性組成物を得た。上
記組成物を空気中で7日以上湿気硬化させ、2mm厚の
完全硬化物を得た。このシートの物性を測定した。
【0045】(比較例2)ポリオールF 50部とポリ
オールH 50部の混合物にポリイソシアネートZ 1
7.4部を加え、反応容器中で100℃で5時間反応を
行い、遊離イソシアネート基含量3.6重量%のポリウ
レタンプレポリマーを得た。
【0046】このプレポリマー 100部に対してジオ
クチルフタレート50部、樹脂酸処理炭酸カルシウム5
0部、酸化チタン10部を加え、ニーダーにて均一混合
して均質な一液型ポリウレタン系硬化性組成物を得た。
上記組成物を湿気硬化させて2mm厚の完全硬化シート
を製造した。このシートの物性を測定した。
【0047】(実施例5)ポリオールA 100部とポ
リオールD 50部のポリイソシアネートZ 9.6部
を加え、反応容器中で100℃で5時間反応を行い、遊
離イソシアネート基含量1.5重量%のポリウレタンプ
レポリマーを合成し、これを主剤とした。一方硬化剤は
ポリオールI 40部、ポリオールJ 35部、4,
4’−メチレンビス(2−クロロアニリン)2部、カー
ボン60部、炭酸カルシウム35部、ジオクチルフタレ
ート24部およびオクチル酸鉛4部の混合物をニーダー
にて均一混合して均質なペースト状分散物を調整した。
【0048】この主剤100部と硬化剤81部を均一に
なるまでよく混合して2mm厚のシート状に成型し、2
5℃にて7日間、50℃にて7日間養生し、完全硬化物
を得た。このシートの物性を測定した。
【0049】(比較例3)ポリオールE 100部にポ
リイソシアネートZ 10.5部を加え、反応容器中で
100℃で5時間反応を行い、遊離イソシアネート基含
量2.3重量%のポリウレタンプレポリマーを得た。一
方、硬化剤としてはポリオールE 100部とジオクチ
ルフタレート28部、樹脂酸処理炭酸カルシウム131
部、酸化チタン7部、オクチル酸鉛0.8部の混合物を
ニーダーにて均一混合して均質なペースト状分散物とし
たものを用いた。
【0050】このポリウレタンプレポリマーからなる主
剤100部と硬化剤695部を均一になるまでよく混合
して2mm厚のシート状に成型し、25℃にて7日間硬
化させた。物性測定のためさらに50℃にて7日間養生
して完全硬化物とし、このシートの物性を測定した。
【0051】上記シートの物性および硬化特性を表2に
示す。なお50%モジュラスはM50(単位:kg/cm
2 )、破断時強度TS (単位:kg/cm2 )、破断時
伸びE(%)で示した。また、タックフリーはタックフ
リーまでの時間(単位:時間)を表す。表面タックは、
指触による触感法により◎、○、△、×の4段階で評価
した。ピンホールの有無は目視による観察法により○、
△、×の3段階で評価した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】セシウム系触媒を用いて製造されたポリ
オキシアルキレンポリオールを主成分とするポリオール
と有機ポリイソシアネートを反応させて得られるイソシ
アネート基末端ポリウレタンプレポリマーを含有する本
発明の常温硬化性組成物は、その硬化物がピンホールが
きわめて少なく外観に優れる。よって特にシーリング
材、防水材、床材に適する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セシウム系触媒を用いて製造されたポリオ
    キシアルキレンポリオールを主成分とするポリオールと
    有機ポリイソシアネートを反応させて得られるイソシア
    ネート基末端ポリウレタンプレポリマーを硬化成分とす
    る常温硬化性組成物。
  2. 【請求項2】セシウム系触媒を用いて製造された第1の
    ポリオキシアルキレンポリオールを主成分とするポリオ
    ールと有機ポリイソシアネートを反応させて得られるイ
    ソシアネート基末端ポリウレタンプレポリマーと第2の
    ポリオキシアルキレンポリオールの組み合わせを硬化成
    分とする常温硬化性組成物。
  3. 【請求項3】第2のポリオキシアルキレンポリオールが
    セシウム系触媒を用いて製造されたポリオキシアルキレ
    ンポリオールである、請求項2の常温硬化性組成物。
  4. 【請求項4】セシウム系触媒を用いて製造されたポリオ
    キシアルキレンポリオールが、水酸基価(OHV、単
    位:mgKOH/g)が3.74〜37.4である、請
    求項1〜3のいずれかの常温硬化性組成物。
  5. 【請求項5】セシウム系触媒を用いて製造されたポリオ
    キシアルキレンポリオールが、水酸基価(OHV、単
    位:mgKOH/g)が3.7〜37、総不飽和度(U
    SV、単位:meq/g)が式(1)を満足するポリオ
    キシアルキレンポリオールである請求項1〜3のいずれ
    かの常温硬化性組成物。 【数1】 USV≦(2.2/OHV)−0.02・・・(1)
  6. 【請求項6】セシウム系触媒が水酸化セシウムを主成分
    とする触媒である、請求項1〜5のいずれかの常温硬化
    性組成物。
  7. 【請求項7】シーリング材、防水材あるいは床材用途で
    ある請求項1〜6のいずれかの常温硬化性組成物。
JP7012100A 1995-01-27 1995-01-27 常温硬化性組成物 Pending JPH08198929A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998027138A1 (en) * 1996-12-19 1998-06-25 Basf Corporation Improved sealants using reduced unsaturation polyols
JPH1160669A (ja) * 1997-08-19 1999-03-02 Mitsui Chem Inc 一液湿気硬化性ウレタン組成物

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