JPH06206238A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

Info

Publication number
JPH06206238A
JPH06206238A JP2064093A JP2064093A JPH06206238A JP H06206238 A JPH06206238 A JP H06206238A JP 2064093 A JP2064093 A JP 2064093A JP 2064093 A JP2064093 A JP 2064093A JP H06206238 A JPH06206238 A JP H06206238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert member
supply path
positioning means
cavity
insert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2064093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Iwahashi
哲雄 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sodick Co Ltd
Original Assignee
Sodick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sodick Co Ltd filed Critical Sodick Co Ltd
Priority to JP2064093A priority Critical patent/JPH06206238A/ja
Publication of JPH06206238A publication Critical patent/JPH06206238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】インサート成形品において射出時のインサート
部材の回転位置を規定すると共に不要な樹脂の付着を防
止する。 【構成】シュータ51からナットNの供給を受けた回転
シュータ55は、反時計回りの方向(図中矢印B2に示
す方向)に回転し、ナットNを縦供給路31b内に落下
せしめる。該ナットNは、板状部材62のところまで落
下し、該板状部材62によって横供給路31a内に保持
される。次に、ガイド部材32が矢印C1の方向へ移動
し、ピン部33がナットNの螺子部(不図示)に嵌挿さ
れる。この状態で板状部材62は下降し、ナットNはガ
イド部材32によってさらに矢印C1の方向へ移動す
る。そして、ナットNの頭部N2がガイド部材37の六
角穴37aに嵌挿され、かつナットNの一部がキャビテ
ィK内に露出した状態で保持され、位置決めが完了す
る。この状態で樹脂が射出されると、ナットNの一部分
のみが樹脂に覆われた成形品が完成する。射出後は可動
金型31が矢印A1方向に型開きされ、成形品は放出若
しくは取出し装置によって取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、キャビテ
ィ内にインサート部材を供給してインサート成形品を成
形する射出成形機に係り、詳しくはキャビティ内におけ
るインサート部材の位置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インサート成形品を成形する射出
成形機は種々提案されている。その一例としては、実公
昭53−48862号公報や特開昭61−149332
号公報に記載されたものがある。
【0003】これらの公報に記載されている技術は、例
えば図5(a) に示すように、内部に螺子部70を有する
インサート部材7を樹脂71中に埋め込むためのもの
で、成形が完了した状態では該螺子部70が外部空間M
と連通し外部からボルト(不図示)をねじ込めるように
なっている。このため、射出時においてインサート部材
7は、その端面7aが樹脂71の端面71aと一致する
ように保持される。
【0004】したがって、これらの公報に記載された射
出成形機は、可動金型と固定金型とを備えており、これ
らの金型にはインサート部材を供給するための供給路が
形成されている。また、可動金型と固定金型とによって
形成されるキャビティ内においてインサート部材の位置
決めを行う位置決め部材は、前記螺子部70に嵌挿され
るピンを有しており、該螺子部70内には樹脂が入らな
いようになっている。そして、射出時には、前記供給路
中を通ってキャビティ内に順次供給されたインサート部
材は、ピンによってその位置決めがなされ、射出が行わ
れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術の場合には、キャビティ内においてはインサート
部材はピンによってのみ保持されているため、該インサ
ート部材はその軸芯O(図5(a) 参照)を中心に回転自
由であり、したがって樹脂に対するインサート部材の回
転位置が規定できないという問題があった。このような
問題は、少なくとも上述のようにインサート部材7の螺
子部70のみを利用する場合には重要でないものの、イ
ンサート部材の形状や樹脂の形状によっては大きな障害
となっていた。図5(b) には、その一例として、ナット
Nの一部を樹脂から露出させたインサート成形品を示し
ている。
【0006】また、図5(b) に示すような成形品の場合
には、インサート部材の露出部(例えば、ナットの頭
部)への樹脂の付着を防止する必要もある。
【0007】そこで、本発明は、インサート部材の回転
位置も規定できると共に不必要な樹脂の付着を防止する
射出成形機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、金型(30,31)内にキャ
ビティ(K)と該キャビティ(K)に連通する供給路
(31a)とを形成し、該供給路(31a)を介して前
記キャビティ(K)内にインサート部材(N)を挿入し
てインサート成形品を成形する射出成形機(1)におい
て、前記インサート部材(N)が内部に空洞部(N1)
を有し、前記キャビティ(K)内における前記インサー
ト部材(N)の位置決めを行う第1の位置決め手段(3
2)及び第2の位置決め手段(37)を備え、かつ、前
記第1の位置決め手段(32)が前記インサート部材
(N)の空洞部(N1)に挿通されると共に、前記第2
の位置決め手段(37)が前記インサート部材(N)の
外形を把持してその回転位置を規定する、ことを特徴と
する。
【0009】この場合、前記金型(30,31)内に、
該金型(30,31)外部と前記供給路(31a)とを
連通する補助供給路(31b)を形成し、該補助供給路
(31b)の開口部の近傍に、前記インサート部材
(N)を該補助供給路(31b)内へ順次投入するイン
サート部材投入手段(55)を設け、前記補助供給路
(31b)内に、前記インサート部材(N)を同一姿勢
のまま前記供給路(31a)へ案内する案内手段(6
2)を設け、前記第1の位置決め手段(32)が、前記
案内手段(62)にて支持されたインサート部材(N)
を前記供給路(31a)に沿って移動して前記キャビテ
ィ(K)内に挿入し、かつ、前記インサート部材(N)
の前記第1の位置決め手段(32)による支持がなされ
た場合に、前記案内手段(62)による前記インサート
部材(N)の支持が解除される、ようにしてもよい。
【0010】
【作用】以上構成に基づき、インサート部材(N)は供
給路(31a)を通ってキャビティ(K)内に挿入され
る。このとき、第1の位置決め手段(32)は前記イン
サート部材(N)の空洞部(N1)に挿通され、また第
2の位置決め手段(37)は前記インサート部材(N)
の外形を把持してその回転位置を規定し、これら第1の
位置決め手段(32)及び第2の位置決め手段(37)
によって、前記キャビティ(K)内における前記インサ
ート部材(N)の位置決めがなされる。そして、該キャ
ビティ(K)内に溶融樹脂が射出され、インサート成形
品が成形される。なお、前記第1の位置決め手段(3
2)が挿通されている空洞部(N1)、及び前記第2の
位置決め手段(37)が把持している前記インサート部
材(N)の外形部分には樹脂は付着しない。
【0011】また、上述のように、補助供給路(31
b)、インサート部材投入手段(55)、案内手段(6
2)等を設けた場合には、まず前記インサート部材投入
手段(55)がインサート部材(N)を補助供給路(3
1b)内へ順次投入する。すると、該投入されたインサ
ート部材(N)は、案内手段(62)によって同一姿勢
を保持されたまま前記供給路(31a)へ案内される。
次に、第1の位置決め手段(32)は、前記供給路(3
1a)内を移動して、この案内手段(62)にて支持さ
れたインサート部材(N)を支持する。このように前記
インサート部材(N)の前記第1の位置決め手段(3
2)による支持がなされた場合には、前記案内手段(6
2)による前記インサート部材(N)の支持が解除され
る。さらに、該インサート部材(N)は、前記第1の位
置決め手段(32)にて前記供給路(31a)に沿って
移動され、前記キャビティ(K)内に挿入される。そし
て、このキャビティ(K)内において、前記インサート
部材(N)は前記第1の位置決め手段(32)及び第2
の位置決め手段(37)によって位置決めがなされる。
【0012】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照
するものであるが、何等本発明の構成を限定するもので
はない。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0014】まず、本実施例に係る射出成形機1の構造
について、図1乃至図3に沿って説明する。
【0015】射出成形機1は、図2に示すように、装置
本体1aの所定位置に取り付けられた射出装置2と金型
3とを備えており、射出装置2にて溶融された樹脂が金
型3内に射出されるように構成されている。
【0016】また、この射出装置2の上方にはナット供
給装置5が取り付けられている。このナット供給装置5
は、多数のナット(インサート部材)Nが投入されるバ
イブレーションフィーダ50を備えており、該バイブレ
ーションフィーダ50から金型3の近傍まではシュータ
51が延設されている。このシュータ51内は複数の板
状部材52,…によって仕切られており、ナットNの供
給路53,…が複数形成されている。そして、バイブレ
ーションフィーダ50は不図示の駆動装置によって振動
するようになっており、この振動によってバイブレーシ
ョンフィーダ50からシュータ51に順次ナットNが供
給されるようになっている。なお、板状部材52,52
間の間隙は、ナットNの対辺距離(ナット頭部の六角形
状において、相対向する二辺(二面)のなす距離をい
う)よりも若干広い寸法であり、ナットNは自転せず同
じ姿勢のまま供給されるようになっている。
【0017】一方、このシュータ51の先端部51aに
対向するように回転シュータ(インサート部材投入手
段)55が配置されている。この回転シュータ55は、
図示のごとく、円柱部材を縦半分にしたような形状をし
ており、内部には溝部55aが形成されている(図1参
照)。なお、この溝部55aは、ナットNが1つだけ収
納されるような寸法であり、供給路53,…の数(例え
ば、4個)だけ形成されている。また、この回転シュー
タ55は、図2に示すように、ブラケット56,56
(片側のみ図示)を介して、固定金型30(詳細は後
述)に回転自在に取り付けられており、回転シュータ5
5の端部と射出成形機本体1aとの間にはエアシリンダ
57が取り付けられている。そして、このエアシリンダ
57の駆動に基づき、回転シュータ55は、図1に示す
ように、溝部55aが供給路53に対向して該供給路5
3からナットNを受け取る位置Hと、90度だけ反時計
回り(図中B2方向)に回転して溝部55aが下方を向
く位置Vとを選択的に取るようになっている。また、シ
ュータ51の先端部51aからは、回転シュータ55に
沿ってガイド部材58が延設されており、回転シュータ
55の回転中に溝部55aからナットNが落下しないよ
うになっている。したがって、この回転シュータ55
は、バイブレーションフィーダ50の振動に基づき溝部
55a内まで供給されたナットNを1個だけ保持し、反
時計回り(図中B2方向)に90度だけ回転して該ナッ
トNを下方に順次落下させて供給せしめるようになって
いる。
【0018】一方、金型3は、前記回転シュータ55を
支持する固定金型30を備えており、該固定金型30は
装置本体1aの固定プラテン6に固定されている。ま
た、該装置本体1aには可動金型31が可動プラテン
(不図示)に固定され、該可動プラテンの移動とともに
移動自在に支持されており、型締・型開閉手段(不図
示)によって図1の矢印A1,A2に示す方向に往復動
するように構成されている。したがって、この可動金型
31は、固定金型30に押し付けられた位置にて該固定
金型30と共にキャビティKを形成し(図4(a) (b) 参
照)、固定金型30から離れて型開きした状態ではイン
サート成形品が排出されるようになっている(図1参
照)。
【0019】また、この可動金型31内には、該金型3
1の移動方向に沿って水平に通路(供給路)31a(以
下、「横供給路31a」とする)が形成されており、可
動金型31の上下には、可動金型31外部と横供給路3
1aとを連通する通路(補助供給路)31b(以下、
「縦供給路31b」とする)が形成されている。このう
ちの横供給路31aにはガイド部材(第1の位置決め手
段)32が摺動自在に配設されており、該ガイド部材3
2の先端にはピン部33が形成されている。なお、この
ピン部33は、螺子部(空洞部)N1(図3参照)に嵌
装される小径部33aと、該螺子部N1の先端開口を閉
塞する大径部33bとを有している。そして、ナットN
をピン部33に嵌挿させた状態でガイド部材32を移動
することに基づき、ナットNが横供給路31a内を通っ
て搬送されるように構成されている。この横供給路31
aは固定金型30側に開口しキャビティK内に連通する
ようになっており、ガイド部材32はナットNをこのキ
ャビティK内に挿入すると共にその位置決めをも行うよ
うになっている。一方、固定金型30にも、横供給路3
1aに対応する位置に孔部35が形成されている。この
孔部35は、可動金型31側に形成された小径部35a
と、該小径部35aに連通する大径部35bとによって
形成されており、大径部35bは板部材36によって閉
塞されている。また、この小径部35a内にはガイド部
材(第2の位置決め手段)37が摺動自在に支持されて
おり、その端部は大径部35b内にて膨出して、ガイド
部材37の可動金型31側への所定量以上の移動を制限
している。さらに、ガイド部材37と板部材36との間
にはスプリング38が介装されており、ガイド部材37
を可動金型31の方(図1中右の方)へ付勢している。
またさらに、ガイド部材37の可動金型側端部には六角
穴37aが形成されており、供給されてきたナットNの
頭部N2を把持し、その回転位置決めを行うようになっ
ている。
【0020】一方、可動金型31の縦供給路31bは上
下に貫通して形成されており、縦供給路31bの上半分
には、図3に詳示するように、一対のガイド片60,6
0が取り付けられている。これらのガイド片60,60
によって形成される溝部60aの寸法は、板状部材5
2,…と同様に、ナットNの対辺距離よりも若干広い寸
法とされ、ナットNは自転せず同一姿勢のまま該溝部6
0a内を案内され落下するようになっている。また、こ
の縦供給路31bは、可動金型31が矢印A2方向へ移
動して固定金型30に押し付けられている位置にある場
合には、位置Vにある回転シュータ55の溝部55aの
位置と一致するようになっている。(図4(a) (b) 参
照)。したがって、回転シュータ55より落下したナッ
トNは、これらのガイド片60,60によって形成され
る溝部60a内をさらに落下するようになっている。ま
た、可動金型31の下面31cには、図1に示すよう
に、エアシリンダ61が取り付けられており、その出力
ロッド61aは縦供給路31bの下部に挿通されてい
る。さらに、この出力ロッド61aの上端には、U字型
開口62aをもつ板状部材(案内手段)62が取り付け
られており、縦供給路31b内を上下に駆動されるよう
になっている。なお、この板状部材62は、その上限位
置においてはU字型開口62aと溝部60aとが一致し
(図3参照)、その下限位置においては横供給路31a
よりも下方に位置するようになっている(図4(b) 参
照)。また、このU字型開口62aの幅もナットNの対
辺距離よりも若干広い寸法とされており、ナットNの回
転位置が規定されるようになっている。さらに、これら
の供給路31a,31b、ガイド部材32,37、エア
シリンダ61等は、各4つずつ設けられており、4個の
成形品が同時に製作できるようになっている。
【0021】ついで、上述実施例の作用について説明す
る。
【0022】本実施例に係る射出成形機1を用いてイン
サート成形を行う場合には、バイブレーションフィーダ
50に予め多数のナットN,…を供給しておく。そし
て、不図示の駆動装置を駆動すると、このバイブレーシ
ョンフィーダ50が振動し、該振動に伴ってナットN,
…は順次シュータ51内に移動する。次に、所定の操作
をしてエアシリンダ57を駆動し回転シュータ55を位
置Hまで回転する。この回転位置では回転シュータ55
の溝部55aがシュータ51に対向しているので、該シ
ュータ51からナットNが1個供給される。さらに、可
動金型31を図1矢印A2方向へ移動して、該可動金型
31を固定金型30に押し付ける。そして、回転シュー
タ55を反時計回りの方向(矢印B2の方向)へ回転し
て、溝部55aが下方を向くようにする。このとき、該
溝部55aはガイド部材58によって閉塞され、回転途
中でナットNは落下しない。そして、溝部55aが真下
を向いたとき(位置V)はガイド部材58による閉塞が
解除されるため、溝部55a内のナットNはそのまま落
下する。このとき、該溝部55aの下方には、可動金型
31の縦供給路31bが位置しているため、ナットNは
縦供給路31b内、すなわち溝部60a内を落下する。
【0023】一方、エアシリンダ61は駆動されて、板
状部材62は上昇して、そのU字型開口62aは溝部6
0aと連続している。したがって、溝部60a内を落下
してきたナットNはこのU字型開口62a内に落ち、そ
の位置に保持される(図4(a) )。この状態でガイド部
材32を矢印C1の方向へ移動せしめると、ピン部33
の小径部33aがナットNの螺子部N1に嵌装され、大
径部33bは該螺子部N1の端部開口を閉塞する。この
状態ではナットNはU字型開口62a内に保持されたま
まであり、したがってガイド部材32による矢印C1方
向への移動は阻止されている。しかし、エアシリンダ6
1を駆動して板状部材62を下降させ、その上端が横供
給路31aよりも下方になると、板状部材62による係
合は外れ、ナットNはガイド部材32と共に矢印C1の
方向へ移動する。すると、ナットNの頭部N2はガイド
部材37の六角穴37aに嵌装されると共に、ガイド部
材37をスプリング38の付勢力に抗してC1方向に移
動せしめる(図4(b) )。この状態では、ナットNのツ
バ部のみがキャビティK内に位置し、ナットNの頭部N
2はガイド部材37によって保持され、螺子部N1はガ
イド部材32によって閉塞されている。そして、射出装
置2を駆動して、このキャビティK内に溶融した樹脂を
射出せしめると、ナットNのツバ部のみが樹脂に覆われ
たインサート成形品(図5(b) 参照)が形成される。射
出後は、冷却のために一定時間その状態で保持し、図1
に示すように可動金型31を移動する。したがって、こ
れにより成形品が排出されて、新たな成形が可能な状態
となる。
【0024】これにより、本実施例においてガイド部材
37がナットNの頭部N2に嵌装されてナットNの位置
決めを行うため、回転位置まで規定することができる。
また、該頭部N2への樹脂の付着も防止できる。さら
に、ナットNの回転位置の規定は、シュータ51の板状
部材52,…や、縦供給路31b内の溝部60aにてナ
ットNの搬送中に効率的に行うことができる。またさら
に、本実施例によれば多数のナットNをシュータ51に
て連続的に送ることができ、かつ回転シュータ55によ
って射出時のタイミングに合わせて1個ずつ供給でき
る。また、板状部材62によって、ナットNの回転位置
を予め規定することができ、キャビティK内での回転位
置決めを円滑に行える。さらに、ガイド部材32はナッ
トNの搬送をも行うため、別途搬送手段を設ける必要も
ない。
【0025】なお、上述した実施例においては、ガイド
部材32,37等を各4つずつ設けて4個の成形品を同
時に製作するものとしたが、もちろんこれに限るもので
はなく、同時製作する成形品の数は4個より多くても、
或は少なくてもよい。また、上述実施例においては回転
シュータ55から横供給路31aまでは溝部60a内を
同一姿勢を保持したまま落下するようにしたが、もちろ
んこれに限るものではなく、板状部材62を回転シュー
タ55近傍まで上昇させ、ナットNを受け取るようにし
てもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第2の位置決め手段がインサート部材の外形を把持して
その回転位置を規定することができる。また、第1の位
置決め手段が挿通されている空洞部、及び第2の位置決
め手段が把持している前記インサート部材の外形部分へ
の、樹脂の付着を防止できる。
【0027】一方、インサート部材投入手段を設けるこ
とにより、インサート部材の投入を射出時のタイミング
に合わせて行うことができる。また、案内手段を設ける
ことにより、該投入されたインサート部材は同一姿勢を
保持されたまま供給路へ案内され、前記インサート部材
の回転位置が前記第2の位置決め手段によって規定され
る前に予め規定できる。さらに、第1の位置決め手段に
よってインサート部材の搬送を行うため、別途搬送手段
を設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる射出成形機の金型部の詳細構
造を示す縦断面図。
【図2】本実施例にかかる射出成形機の全体構造を示す
斜視図。
【図3】図1のD−D矢視断面図。
【図4】(a) はナット供給時の作用を説明するための
図、(b) は射出時の作用を説明するための図
【図5】(a) は従来の射出成形機によって成形されたイ
ンサート成形品の構造を示す縦断面図、(b) は本実施例
に係る射出成形機によって成形されるインサート成形品
の構造を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 射出装置 3 金型 5 ナット供給装置 30 固定金型 31 可動金型 31a 供給路(横供給路) 31b 補助供給路(縦供給路) 32 第1の位置決め手段(ガイド部材) 33 ピン部 37 第2の位置決め手段(ガイド部材) 55 インサート部材投入手段(回転シュータ) 62 案内手段(板状部材) K キャビティ N インサート部材(ナット) N1 空洞部(螺子部) N2 頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内にキャビティと該キャビティに連
    通する供給路とを形成し、該供給路を介して前記キャビ
    ティ内にインサート部材を挿入してインサート成形品を
    成形する射出成形機において、 前記インサート部材が内部に空洞部を有し、 前記キャビティ内における前記インサート部材の位置決
    めを行う第1の位置決め手段及び第2の位置決め手段を
    備え、かつ、 前記第1の位置決め手段が前記インサート部材の空洞部
    に挿通されると共に、前記第2の位置決め手段が前記イ
    ンサート部材の外形を把持してその回転位置を規定す
    る、 ことを特徴とする射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記金型内に、該金型外部と前記供給路
    とを連通する補助供給路を形成し、 該補助供給路の開口部の近傍に、前記インサート部材を
    該補助供給路内へ順次投入するインサート部材投入手段
    を設け、 前記補助供給路内に、前記インサート部材を同一姿勢の
    まま前記供給路へ案内する案内手段を設け、 前記第1の位置決め手段が、前記案内手段にて支持され
    たインサート部材を前記供給路に沿って移動して前記キ
    ャビティ内に挿入し、かつ、 前記インサート部材の前記第1の位置決め手段による支
    持がなされた場合に、前記案内手段による前記インサー
    ト部材の支持が解除される、 ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
JP2064093A 1993-01-12 1993-01-12 射出成形機 Pending JPH06206238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2064093A JPH06206238A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 射出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2064093A JPH06206238A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 射出成形機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06206238A true JPH06206238A (ja) 1994-07-26

Family

ID=12032832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2064093A Pending JPH06206238A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 射出成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06206238A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102322271B1 (ko) * 2020-09-08 2021-11-04 김승현 인서트 부품이 자동 공급되는 사출 성형 시스템 및 이의 제어 방법
KR102346454B1 (ko) * 2020-09-08 2021-12-31 김승현 인서트 부품이 자동 공급되는 사출 성형 장치

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5041121A (ja) * 1973-08-16 1975-04-15
JPS527530U (ja) * 1975-07-04 1977-01-19
JPS5311480U (ja) * 1976-07-14 1978-01-31
JPS5348862U (ja) * 1976-09-29 1978-04-25
FR2402041A1 (fr) * 1977-08-30 1979-03-30 Sogecan Perfectionnement aux dispositifs permettant la descente d'eaux usees et vannes dans une conduite unique
JPS5718014A (en) * 1980-07-08 1982-01-29 Fujitsu Ltd Magnetic head
JPS5718015A (en) * 1980-07-09 1982-01-29 Hitachi Ltd Production of magnetic head chip
JPS6021714A (ja) * 1983-07-18 1985-02-04 三菱バ−リントン株式会社 タイルカ−ペツト

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5041121A (ja) * 1973-08-16 1975-04-15
JPS527530U (ja) * 1975-07-04 1977-01-19
JPS5311480U (ja) * 1976-07-14 1978-01-31
JPS5348862U (ja) * 1976-09-29 1978-04-25
FR2402041A1 (fr) * 1977-08-30 1979-03-30 Sogecan Perfectionnement aux dispositifs permettant la descente d'eaux usees et vannes dans une conduite unique
JPS5718014A (en) * 1980-07-08 1982-01-29 Fujitsu Ltd Magnetic head
JPS5718015A (en) * 1980-07-09 1982-01-29 Hitachi Ltd Production of magnetic head chip
JPS6021714A (ja) * 1983-07-18 1985-02-04 三菱バ−リントン株式会社 タイルカ−ペツト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102322271B1 (ko) * 2020-09-08 2021-11-04 김승현 인서트 부품이 자동 공급되는 사출 성형 시스템 및 이의 제어 방법
KR102346454B1 (ko) * 2020-09-08 2021-12-31 김승현 인서트 부품이 자동 공급되는 사출 성형 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0342245A1 (en) Secondary injection molding machine for hollow molded articles
JPH06206238A (ja) 射出成形機
US6042757A (en) Injection-molding apparatus and method of injection-molding
US3137045A (en) Machine and method for automatically molding wheel weights and the like
JP2006320956A (ja) 成形品の切断方法及び切断装置
JP3320636B2 (ja) インサート成形機における引手付ファスナー用スライダーの引手挿入ユニット
KR100553611B1 (ko) 수직형 사출기의 회전장치
JPH07137083A (ja) 射出成形装置
JP3748992B2 (ja) 射出成形機
JPH07178772A (ja) インサート成型金型およびインサート金具装着装置
JP3560218B2 (ja) 成形装置
JPS62161451A (ja) 射出成形品のせき折り装置
JPH0558377B2 (ja)
JP3712331B2 (ja) コア圧縮射出成形機
JPH0617026B2 (ja) プラスチックの成形装置、成形方法および移送用治具
JP5150815B2 (ja) 射出成形機システム
JP2607361Y2 (ja) スプルーブッシュ
JPS61171317A (ja) 2重成形方法
JP5735295B2 (ja) 竪型射出成形機及びその制御方法
JPH0539856Y2 (ja)
JPH039869B2 (ja)
JPS63141708A (ja) 横型成型機のインサ−ト部品供給装置
JPH0298414A (ja) プラスチック成形物の成形方法および成形装置
JPH02122907A (ja) プラスチツク予備成形装置
JPS6213312A (ja) 射出成形金型