JPH0620397U - 重量物の昇降装置とこれを利用した重量物搬送車 - Google Patents

重量物の昇降装置とこれを利用した重量物搬送車

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JPH0620397U
JPH0620397U JP1997292U JP1997292U JPH0620397U JP H0620397 U JPH0620397 U JP H0620397U JP 1997292 U JP1997292 U JP 1997292U JP 1997292 U JP1997292 U JP 1997292U JP H0620397 U JPH0620397 U JP H0620397U
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JP
Japan
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steel rope
lift
rope member
drum
heavy
Prior art date
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Pending
Application number
JP1997292U
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English (en)
Inventor
潤一 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 数トン乃至数十トンにも達するような重量物
Wを積載する大型で極めて重い昇降台4を、ワイヤロー
プ8,9で吊り下げるにあたり、それらで発生する伸び
量が異なると、昇降台4が水平バランスを崩して傾くお
それがあるので、このようなことが起こらないようにす
る。 【構成】 ワイヤロープ8及び9において、昇降台4を
吊り下げる作用部分と巻取ドラム16から巻き出された
瞬間の部分との間の有効繰出し長さが、互いに等しいも
のとなるように、ワイヤロープ9に対してだけ、複数が
重なって設けられた誘導滑車14(例えばa)から一旦
アイドルプーリ15を経由させ、更に誘導滑車14(例
えばb)を介して巻取ドラム16へ至るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、重量物の昇降装置とこれを利用した重量物搬送車に関する。
【0002】
【従来技術の背景】
従来、以下の如き技術は知られている。即ち、適宜工作機械の設置場所と被加 工物のストック場との間で、被加工物を無人搬送車等によって搬送するようにし た技術である。一般に、ストック場では上下・左右に複数の物品収納棚を有する ラック装置へ被加工物を分配収納するようになっていたため、上記無人搬送車等 としては、物品移載装置を有した昇降台がマストに沿って昇降自在となされたス タッカークレーンが利用されていた。なお、被加工物は、加工時の押さえとなる 治具を兼ねたパレットに固定されたままの状態で取り扱われるのが普通である。 ところで、被加工物及びパレットを合わせた重量が数トン乃至数十トンにも達 するような大型のもの(以下、両者を合わせて重量物と言う)に対して、上記の 搬送技術及び昇降技術を採用しようとすれば、当然の如く、普通サイズのスタッ カークレーンを利用することなどは到底不可能であり、その搬送車や昇降台も相 当に大型で、且つ極めて重いものとなる。
【0003】
【考案の目的】
上記したように大型で極めて重い昇降台(更に重量物が加わる)を昇降させる には、昇降台の両端寄りを2本の鋼索部材で吊り下げるような構造を採る必要が 生じるが、この考案は、各鋼索部材が、それぞれにおいて異なる伸びを生じて昇 降台の水平バランスを崩すようなことにならないようにした、重量物の昇降装置 と、これを利用した重量物搬送車とを提供することを目的とするものである。
【0004】
【前記目的を達成するための手段】
この考案は前記目的を達成するために以下の如き手段を採用した。 即ち、2本のマストと、マスト相互間に設けられた重量物積載用の昇降台と、 昇降台の両端寄りを吊り下げる2本の鋼索部材と、一方のマストの外側に設けら れた各鋼索部材の巻取ドラムとを有し、巻取ドラム寄りの昇降台端部を吊り下げ る鋼索部材はその途中が少なくとも1個のアイドルプーリに巻き掛けられて有効 繰出し長さが他方の鋼索部材と同じとなっているものである。
【0005】
【考案の作用】
この考案は以下の如き作用をなすものである。 いま、鋼索部材において、昇降台を吊り下げる作用部分と巻取ドラムから巻き 出された瞬間の部分との間の長さを「有効繰出し長さ」とすれば、この有効繰出 し長さは、巻取ドラムの設置位置と近接した昇降台端部を吊り下げるようになる 鋼索部材の方が、他方の鋼索部材に比して短くなるおそれが生じる。しかし、こ の短くなるおそれのある鋼索部材は、その途中部分がアイドルプーリに巻き掛け られるようになっており、その結果、双方の鋼索部材における有効繰出し長さが 等しくなされているので、それぞれに対して生じ得る伸びも等しくなる。
【0006】
【実施例】
以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。 図1の如く、重量物搬送車1は、レール20に沿って走行自在な台車2と、こ の台車2上に所定間隔をおいて立設された2本のマスト3,3と、これらマスト 3,3の相互間に設けられた昇降台4と、この昇降台4上に設けられた重量物W 用の受渡し装置5とを有している。そして昇降台4は、ワイヤロープなどを用い た2本の鋼索部材8,9により吊り下げられている。
【0007】 昇降台4には、その両端部に立設された滑車台11,11上で回転自在に保持 されて、昇降台4と共に昇降動する動側滑車10,10が設けられている。また 、マスト3,3の上部端同士を接続する桁部12には、昇降台4の動側滑車10 ,10の直上位置に固定側滑車13,13が回転自在に設けられている。そして 、前記鋼索部材8及び9は、桁部12に対する各固定端8a,9aから、それぞ れ動側滑車10及び固定側滑車13を経るように巻き掛けられている。このよう な巻き掛けかたをしてあるため、鋼索部材8,9に作用する昇降台4及び重量物 Wの重量は、いわゆる動滑車の原理によって軽減されることとなる。本実施例で は、動側滑車10及び固定側滑車13をそれぞれ複数個(例えば3個)づつ重ね 合わせて、これら上下間で鋼索部材8,9を複数回掛けわたすようにし、その結 果、重量の軽減化も倍増されるようにした。
【0008】 台車2において、図1右側の端部にはマスト3の外側となる位置に、鋼索部材 8,9の他端を巻き取るための巻取ドラム16が設けられている。また、この直 上部となる位置には、桁部12が延長されて突出する部分に、回転自在な誘導滑 車14が設けられている。この誘導滑車14は、図2の如く、2個一組となるも の(14a,14b)と、これらとは別の単独のもの(14c)との計3個が共 通シャフト17に対して一軸配置されている。このうち、単独の誘導滑車14c は、昇降台4における図1左側の端部寄り(即ち、巻取ドラム16から遠い方) を吊り下げる鋼索部材8を巻取ドラム16へと誘導するためのものである。また 、2個一組となる誘導滑車14a,14bは、昇降台4における図1右側の端部 寄り(即ち、巻取ドラム16に近接した方)を吊り下げる鋼索部材9を、一方の 誘導滑車14aに巻き掛けた後、その下方に設けられたアイドルプーリ15(図 1参照)へ一旦巻き掛けるようにし、その後、他方の誘導滑車14bを介して巻 取ドラム16へと誘導するためのものである。このように鋼索部材9は、その途 中部分がアイドルプーリ15に巻き掛けられることで、誘導滑車14a,14b とアイドルプーリ15との上下間の2倍以上を余分に経由するものとなり、その 有効繰出し長さが、他方の鋼索部材8の有効繰出し長さと等しくなるように合わ される。なお、図示は省略するが、このアイドルプーリ15をマスト3に取り付 ける部分に、上下方向又は張出方向への位置調節構造を設けておくのが好ましい 。また、巻取ドラム16には、鋼索部材8及び9が互いに絡み合うのを防止し、 且つ、巻き取り状況が不規則に重なり合って巻取速度にムラが発生するのを防止 するため、鋼索部材8,9に対する巻取位置振り分け機構を設けておくのが好ま しい。
【0009】 ところで、昇降台4上に設けられる前記受渡し装置5は、図1の紙面に垂直な 方向に設けられた3本の重量物支承レール6,6,6と、重量物Wの下部となる ように配されたスライドフォーク7とを有している。このスライドフォーク7は 、ベースフォーク上で中間フォーク及び上部フォークが往復摺動自在に設けられ たものであって、適宜昇降機構(図示略)によりその全体が水平なまま昇降自在 となっている。また、上部フォークの上面には突起(図示略)が設けられており 、スライドフォーク7の上昇により、この突起が、重量物WにおけるパレットP の底面に設けられた凹部(図示略)に丁度嵌まり込むようになっている。従って 、この状態でのスライドフォーク7による往復摺動により、重量物Wを適宜工作 機械(図示略)などとの間で受渡しするものである。
【0010】
【実施例の作用】
昇降台4を吊り下げる鋼索部材8及び9は、それらの有効繰出し長さが等しく なっているため、ここにおいて発生する伸び量も同等となる。
【0011】
【考案の効果】
この考案は、前記した如き構成によって以下の如き効果を奏するものである。 昇降台をその両端寄りで吊り下げる2本の鋼索部材は、それらの有効繰出し長 さが等しく、ここにおいて発生する伸び量も同等となっているので、昇降台の水 平バランスが崩れて傾き、その昇降動に支障を来すようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る重量物搬送車を示す側面図であ
る。
【図2】図1のII−II線拡大正面断面図である。
【符号の説明】
1 重量物搬送車 2 台車 3 マスト 4 昇降台 5 受渡し装置 8 鋼索部材 9 鋼索部材 10 動側滑車 13 固定側滑車 14 誘導滑車 15 アイドルプーリ 16 巻取ドラム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のマストと、マスト相互間に設けら
    れた重量物積載用の昇降台と、昇降台の両端寄りを吊り
    下げる2本の鋼索部材と、一方のマストの外側に設けら
    れた各鋼索部材の巻取ドラムとを有し、巻取ドラム寄り
    の昇降台端部を吊り下げる鋼索部材はその途中が少なく
    とも1個のアイドルプーリに巻き掛けられて有効繰出し
    長さが他方の鋼索部材と同じとなっている重量物の昇降
    装置。
  2. 【請求項2】 レールに沿って走行自在な台車と、この
    台車上に立設された2本のマスト相互間に設けられた昇
    降台と、この昇降台に設けられた重量物の受渡し装置
    と、昇降台の両端寄りを吊り下げる2本の鋼索部材と、
    これら双方の鋼索部材をいずれか一方のマストの外側へ
    と導くために適所に配設された複数の滑車と、このマス
    トの外側に設けられた各鋼索部材の巻取ドラムとを有
    し、この巻取ドラムと近接した昇降台の端部を吊り下げ
    る鋼索部材はその途中部分がマストの上部又は外側に設
    けられた少なくとも1個のアイドルプーリに巻き掛けら
    れて巻取ドラムから昇降台へ至る有効繰出し長さが他方
    の鋼索部材の有効繰出し長さと等しくなされている重量
    物搬送車。
JP1997292U 1992-03-02 1992-03-02 重量物の昇降装置とこれを利用した重量物搬送車 Pending JPH0620397U (ja)

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